JPS628119Y2 - - Google Patents

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JPS628119Y2
JPS628119Y2 JP1977168981U JP16898177U JPS628119Y2 JP S628119 Y2 JPS628119 Y2 JP S628119Y2 JP 1977168981 U JP1977168981 U JP 1977168981U JP 16898177 U JP16898177 U JP 16898177U JP S628119 Y2 JPS628119 Y2 JP S628119Y2
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JP
Japan
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dielectric film
glass
frit glass
insulating plate
pbo
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JP1977168981U
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内部に放電ガス媒体をはさんだ対向電
極間に放電々圧を印加することにより対向電極間
でガス放電させるようにしたガス放電表示装置、
いわゆるプラズマ・デイスプレイ・パネル、とく
にその封止部構造に関する。
プラズマ・デイスプレイ・パネルとして知られ
ている従来の一例を第1図に示す。すなわちケイ
酸を主成分とする板硝子から成る一対の絶縁板1
1および12に電極13が設置される。通常、表
示側の絶縁板11には透明な電極13が他方の絶
縁板12には銀を主成分とする電極13が用いら
れる。前記電極上にPbO(酸化鉛)系ガラスを主
成分とする第一の誘電体膜14がプリントされ、
500℃以上の温度で焼成された後、酸化物から成
る第二の誘電体膜15が吹付法、蒸着法等により
形成される。これら両絶縁板11および12がス
ペーサー16によりガス空間18をはさんで各電
極13が相対するように対向され、かつ絶縁板1
1および12の端壁部を低融点フリツトガラスか
ら成る封止部17によつて気密封止されたもので
ある。
このようなプラズマ・デイスプレイ・パネルに
あつては封止部17を封着する工程において、絶
縁板11および12が変形したり、酸化物から成
る第二の誘電体膜15の二次電子放出特性が損わ
れないために封着温度は460℃以下程度に制限さ
れる。かかる条件から封止部はPbOを主成分とす
る封着温度が460℃以下の低融点フリツトガラス
が用いられる。この低融点フリツトガラスは絶縁
板11および12の外周にスクリーン印刷法によ
つてプリントされ、更に、絶縁板11および12
を対向させ、圧力を加えて加熱溶着されることに
より、低融点フリツトガラスは封止部17の形状
に圧延される。ケイ酸を主成分とする絶縁板11
および12とPbO系ガラスを主成分とする低融点
フリツトガラスとの接触角19が異質材料である
ため図示するように鈍角となりこの部分に歪が集
中する。封止部17の形成後、ガラス空間の排気
工程、熱処理工程において絶縁板11および12
の端壁部には張力が働き、前記歪を助長し接着面
端部(絶縁板11および12)でクラツクが起つ
たり、接着面にそつてのハガレによりリークが発
生する等の欠点があつた。
本考案の目的は、上述のようなクラツク・リー
ク等の発生を解消することができるプラズマ・デ
イスプレイ・パネルを提供することにある。すな
わち本考案の特徴はPbO系ガラスを主成分とする
第一の誘電体膜が少なくともPbO系ガラスを主成
分とする低融点フリツトガラスの封止部内まで延
長され、かつ一方の第一の誘電体膜が他方の絶縁
板の端部より延長されている構成とすることにあ
る。
以下実施例に基づき詳細に説明する。
第2図は本考案に基づき構成されたプラズマ・
デイスプレイ・パネルの一実施例を示す断面図で
ある。
ケイ酸を主成分とする透明な板硝子から成る絶
縁板21および22の表面に電極23が設置され
る。通常、表示側絶縁板21には透明な電極23
が設置され、他方の絶縁板22には銀を主成分と
する電極23が形成される。封止部27は低融点
フリツトガラスから成り、絶縁板21のように封
止部27が側面まで覆つているものは第一の誘電
体膜24を封止部27内まで延長され、絶縁板2
2のように側面まで延長しないものは第一の誘電
体膜24が封止部27外まで延長された構成とな
るべくスクリーン印刷法によりプリントされる。
PbO系ガラスを主成分とする第一の誘電体膜24
は絶縁板21および22と異質材料であるが530
〜550℃の温度で焼成されるため、第一の誘電体
膜24はぬれが十分となつている。
かかる第一の誘電体膜24の上に従来と同じく
第二の誘電体膜25が吹付法、蒸着法等により形
成される。更に絶縁板21および22の第一の誘
電体膜24を被覆した表面に低融点フリツトガラ
スが印刷法により300〜400μmの膜厚に形成され
た後、絶縁板21および22を対向させ、圧力を
加えた状態で430℃〜450の温度にて加熱溶着され
る。かかる封着を行なつた結果、図示する如く第
一の誘電体膜24と封止部27の低融点フリツト
ガラスとが同質材料であるため、相互のぬれが良
く、接着面は鋭角となり、歪も従来の1/2〜1/3程
度小さくなつている事が判明した。このことは
PbO系ガラスから成る第一の誘電体膜24が絶縁
板21および22と高温で十分に馴じみ、かつ同
質のPbO系からなる低融点フリツトガラスの流動
性を良好にさせるとともに、前記の絶縁板21お
よび22の熱膨張係数と封止部27に用いる低融
点フリツトガラスの熱膨張係数との中間値に当た
る80×10-7/℃の熱膨張係数を有する第一の誘電
体膜24が介在しているため応力の緩衝効果を有
し、歪を減少させることが出来る。
この結果、封止部27の形成後、特にガス空間
の排気工程、熱処理工程における絶縁板21およ
び22にクラツク、接着面にそつてのハガレ等は
皆無に等しい結果となつた。
以上述べた如く、大巾な構造の変更、または工
程の増加を必要とせず、PbO系ガラスから成る誘
電体膜が封止部内まですくなくとも延長され、か
つ一方の誘電体膜が他方の絶縁板の端部より外へ
延長されることにより、接着面積が増大し、強固
な封止ができてプラズマ・デイスプレイ・パネル
のクラツク、ハガレの原因を阻止することができ
る。また、本考案によるプラズマ・デイスプレ
イ・パネルにおいては封止部に位置する銀リード
線は高温で焼成される誘電体膜で被覆されている
ため、リード線間に発生するマイグレーシヨンが
低温で封止された場合より、著しく遅延される付
帯効果、および封止部の銀リード線が製造工程の
初期で被覆されるため、工程中のキズ等による不
良を改善する付帯効果をも有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプラズマ・デイスプレイ・パネ
ルの断面図であり、第2図は本考案によるプラズ
マ・デイスプレイ・パネルの断面図である。 11,12,21,22……絶縁板、13,2
3……電極、14,24……PbO系ガラスから成
る第1の誘電体膜、15,25……酸化物から成
る第2の誘電体膜、16,26……スペーサー、
17,27……封止部、18,28……ガス空
間、19,29……接触角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互に対向する絶縁板内面上に電極が形成さ
    れ、その電極上にPbO系ガラスを主成分とする第
    一の誘電体膜と酸化物から成る第二の誘電体膜と
    が順次施され、前記絶縁板の一方が他方よりも外
    側へ延在する一組の前記絶縁板の端壁部を封着材
    料によつて気密封止し、内部に放電ガスを封入し
    たプラズマ・デイスプレイ・パネルにおいて、前
    記封着材料としてPbO系ガラスを主成分とする低
    融点フリツトガラスを用い、前記第一の誘電体膜
    が少なくとも前記フリツトガラス内部まで延長さ
    れ、かつ前記一方の絶縁板上の前記第一の誘電体
    膜が前記他方の絶縁板端部より外へ延長され前記
    フリツトガラスのパネル内側に面する側面が前記
    第一誘電体膜と鋭角をなして密着し、前記フリツ
    トガラスのパネル外側に面する側面が前記他方の
    絶縁基板の端面に接触し、かつ前記一方の絶縁板
    上の第一の誘電体膜と鋭角をなして密着すること
    を特徴とするプラズマ・デイスプレイ・パネル。
JP1977168981U 1977-12-14 1977-12-14 Expired JPS628119Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977168981U JPS628119Y2 (ja) 1977-12-14 1977-12-14

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JP1977168981U JPS628119Y2 (ja) 1977-12-14 1977-12-14

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Publication Number Publication Date
JPS5493364U JPS5493364U (ja) 1979-07-02
JPS628119Y2 true JPS628119Y2 (ja) 1987-02-25

Family

ID=29170623

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JP1977168981U Expired JPS628119Y2 (ja) 1977-12-14 1977-12-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921059A (ja) * 1972-04-19 1974-02-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921059A (ja) * 1972-04-19 1974-02-25

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JPS5493364U (ja) 1979-07-02

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