JPS627707Y2 - - Google Patents

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JPS627707Y2
JPS627707Y2 JP4899983U JP4899983U JPS627707Y2 JP S627707 Y2 JPS627707 Y2 JP S627707Y2 JP 4899983 U JP4899983 U JP 4899983U JP 4899983 U JP4899983 U JP 4899983U JP S627707 Y2 JPS627707 Y2 JP S627707Y2
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foundation
underground
underground structure
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buried
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JP4899983U
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JPS59156938U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は簡易な工事で埋設部分に作用する浮力
による浮上がりを防止できるようにした地下構造
物に関するものである。
近来、土地の有効利用を図るために、例えば台
所、リビングなどの床下からその地面下にかけて
埋設するようにした地下収納式の地下収納庫や地
下室等の地下構造物に関する提案が種々なされ、
またこの地下構造物自体の素材として、施工に長
時間を要していた従来のコンクリート造に比べ
て、工業生産化にとつて有利なFRP等の合成樹
脂や金属板等を用いることにより、現場施工の簡
易化や工期の短縮などを図るようにした提案もな
されている。
そして、この合成樹脂製や金属板等から構成さ
れた地下構造物の場合においては、合成樹脂製の
場合にはその素材自体の特性として、また金属板
製の場合は使用する鋼板等の肉厚が薄いので軽量
であり、この軽量となること自体は工業生産化に
とつては一般的には有利な条件ではあるが、地下
構造物においては地下水等による浮力を考慮しな
ければならないので、この点に対しては不利とな
るのである。
このような合成樹脂製や金属板等からなる比較
的軽量な地下構造物の場合には、従来第1図及び
第2図に示すように、地下収納庫や地下室等の地
下構造物1が埋設される根切り底に割栗石2を敷
いて突き固めた後、この上にコンクリートを打設
して地下水等による浮力に対抗するだけの基礎板
3を設け、この基礎板3中に埋設したアンカーボ
ルト4により固定用アングル5等を介して地下構
造物1を基礎板3に固定することにより地下構造
物1の浮上がりを防止する構造が採られている。
しかしながら、このように基礎板3の重量により
基礎板3上に固定した地下構造物1の地下水等に
よる浮上りを防止する構造では、浮力に対抗でき
る重量分の基礎板3を打設することになるので、
結果として基礎板3の高さを高くしなければなら
ないので根切り深さが深くなり、地下構造物1自
体を合成樹脂や金属板等で構成することによりプ
レハブ的手法を採り入れ短工期施工を期待してい
るにもかかわらず、現実には、前記割栗石2や基
礎板3施工のため、根伐後に、山留め工事、割栗
地業、型枠の組立、配筋、コンクリート打設等、
従来の基礎一体型の地下室等と変わりのない面倒
な作業が伴うことになるのである。
本考案は上記の点に鑑み、地下収納庫や地下室
等の地下構造物の地下水等による浮上りを簡易な
工事で防止できるようにしたものであり、以下に
本考案の実施例を第3図〜第8図及び第10図〜
第15図により説明する。
第3図は本考案による地下構造物の一実施例を
示し、この地下構造物が地上構造物の基礎の間に
位置して埋設された状態の斜視図、第4図は第3
図の側面図であり、10は地下収納庫や地下室等
の地下構造物であり、この地下構造物10は地上
構造物(図示せず)の基礎7の間に位置して配設
され、その一部または全部を地面下に埋設されて
いる。6は上記基礎7の下方に敷かれた割栗石で
ある。地下構造物10には、この地下構造物10
の両側に外側に張出すように山形鋼、ミゾ形鋼な
どのフレーム部材11が連結されて設けられてお
り、地下構造物10を埋設する時にこのフレーム
部材11の張出し部11aを前記地上構造物の基
礎7の下方にこの基礎7と接して埋設することに
より、地下構造物10に作用する地下水等の浮力
による力が、地下構造物10に設けたフレーム部
材11により地上構造物の基礎7に伝達され、地
上構造物及びこの地上構造物の基礎7の自重によ
つて、地下構造物10の地下水等による浮上りが
防止できるようになるのである。尚第3図及び第
4図に示した実施例では、フレーム部材11を地
下構造物10の下方から上方に延長させて張出し
部11aを形成し、この張出し部11aを地上構
造物の基礎7の下方に埋設させる形状としたが、
フレーム部材11の形状はこの形状に限らず、例
えば第5図及び第6図に示すように、直線状のフ
レーム部材11′とし、このフレーム部材11′を
地下構造物10の側面に連結して設け、フレーム
部材11′の両端の張出し部11′aを地上構造物
の基礎7の下方にこの基礎7と接して埋設するよ
うな形状とすれば、フレーム部材11′自体の構
造が簡単になると共に、フレーム部材11′の使
用量も少なくてすみ経済的である。また、第7図
及び第8図に示すように、フレーム部材11″を
地下構造物10の上面に連結して設けるように
し、このフレーム部材11″の両端を地上構造物
の基礎7の下方に延長させるような形状とすれ
ば、地上構造物及びこの基礎7の荷重が伝達する
フレーム部材11″により直接地下構造物10が
上方より押えられるので、地下構造物10へのフ
レーム部材11″の連結は簡単な方法で済むよう
になる。
次に地下構造物10へ前記フレーム部材11,
11′,11″を連結する構造について説明する
と、第11図に示すように、FRP等で構成され
た地下構造物10に固定用アングル12をFRP
オーバーレイ13により固定し、この固定用アン
グル12にフレーム部材11をボルト14、ナツ
ト15等により固定する構造、または第12図に
示すように、フレーム部材11を地下構造物10
にFRPオーバーレイ13により直接固定するよ
うにする構造などが考えられる。
第13図は前記フレーム部材11,11′,1
1″の張出し部11a,11′a,11″a部分を
着脱自在とする場合の実施例を示し、この場合
は、地下構造物10には張出し部のないフレーム
部材16を連結して設けておき、地下構造物10
の施工現場においてフレーム部材16にこのフレ
ーム部材16とは別体の張出し部材17を固定プ
レート18によりボルト14、ナツト15等で接
合するようにすれば、地下構造物10の輸送時に
張出し部が邪魔にならないので輸送に便利となる
効果がある。
尚、第3図〜第8図に示した実施例において
は、フレーム部材11,11′,11″の張出し部
11a,11′a,11″aを地上構造物10の基
礎7の下方にこの基礎7と接して埋設することに
より、地下構造物10の地下水等による浮上がり
を防止する場合の実施例を示したが、第14図及
び第15図に示すように、地上構造物の基礎7に
あらかじめアンカーボルト19を埋込んでおき、
このアンカーボルト19にフレーム部材11,1
1′,11″の張出し部11a,11′a,11
a″を連結して地上構造物の基礎7にフレーム部材
11,11′,11″を連結する構造によつても、
地下構造物10の浮上がりが防止でき、このよう
な構造を採れば、上部構造物の基礎7を打設した
後にフレーム部材11,11′,11″を基礎7に
連結固定できるので、位置、レベル出しが容易と
なる効果がある。
本考案は上記の如く、地上構造物の基礎の間に
位置して配設され、その一部または全部を地下に
埋設してなる地下構造物において、該地下構造物
に該地下構造物の両側に張出すフレーム部材が設
けられ、該フレーム部材の張出し部を前記地上構
造物の基礎の下方に該基礎と接して埋設、または
該基礎と連結した地下構造物であり、地下構造物
に設けられたフレーム部材の張出し部を地上構造
物の基礎の下方にこの基礎と接して埋設、または
基礎と連結しているので、地下構造物に作用する
地下水等による浮力が地上構造物の基礎に伝達さ
れ、地上構造物及びこの地上構造物の基礎の自重
により地下構造物の浮上がりが防止できるように
なる。従つて、第9図に示す従来における根切り
底の割栗石2及び基礎板3等の施工が不要となつ
て根切り底は簡単なレベル出しだけでよく、根切
りの深さが浅くなるので地下水位のことを考慮す
る上で有利となると共に、前記割栗石及び基礎板
3の施工に伴つて発生する割栗地業、型枠の組
立、配筋、コンクリート打等の面倒な工程を除く
ことができて簡単な工事で地下構造物の浮上がり
が防止できるので、短工期施工が可能となる効果
があるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の地下構造物の埋設状態を示す斜
視図、第2図は第1図の側面図である。第3図は
本考案による地下構造物の一実施例を示す埋設状
態の斜視図であり、第4図は第3図の側面図であ
る。第5図は第3図とは別の実施例を示す斜視図
であり、第6図は第5図の側面図である。第7図
は第3図及び第5図とは別の実施例を示す斜視図
であり、第8図は第7図の側面図である。第9図
は従来の地下構造物の埋設状態を示す側面図であ
り、第10図は本考案による地下構造物の埋設状
態を示す側面図であり、従来の地下構造物と本考
案による地下構造物との根切り深さを比較した図
面である。第11図及び第12図は本考案による
地下構造物とフレーム部材との連結構造の一実施
例を示す要部断面図であり、第13図は地下構造
物に設けたフレーム部材に張出し部材を着脱自在
に取付けられるようにする場合の実施例を示す要
部斜視図である。第14図及び第15図は第3図
〜第8図とは別の実施例を示し、フレーム部材の
張出し部と上部構造物の基礎との連結構造の実施
例を示す斜視図である。 符号の説明、1……地下構造物、1a……開口
部、2……割栗石、3……基礎板、4……アンカ
ーボルト、5……固定用アングル、6……割栗
石、7……基礎(地上構造物の)、8……地面、
10……地下構造物、10a……開口部、11,
11′,11″……フレーム部材、11a,11′
a,11″a……張出し部、12……固定用アン
グル、13……FRPオーバーレイ、14……ボ
ルト、15……ナツト、16……フレーム部材、
17……張出し部材、18……固定プレート、1
9……アンカーボルト、D1……根切り深さ(従
来)、D2……根切り深さ(本考案)、D3……本考
案と従来との根切り深さの差。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 地上構造物の基礎の間に位置して配設され、
    その一部または全部を地下に埋設してなる地下
    構造物において、該地下構造物に該地下構造物
    の両側に張出すフレーム部材が設けられ、該フ
    レーム部材の張出し部を前記地上構造の基礎の
    下方に該基礎と接して埋設、または該基礎と連
    結してなることを特徴とする地下構造物。 (2) 合成樹脂材からなるものであることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の地下
    構造物。 (3) 合成樹脂材がFRPであることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第2項記載の地下構造
    物。
JP4899983U 1983-04-04 1983-04-04 地下構造物 Granted JPS59156938U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4899983U JPS59156938U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 地下構造物

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JP4899983U JPS59156938U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 地下構造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59156938U JPS59156938U (ja) 1984-10-22
JPS627707Y2 true JPS627707Y2 (ja) 1987-02-23

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ID=30179514

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JP4899983U Granted JPS59156938U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 地下構造物

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JPS59156938U (ja) 1984-10-22

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