JPS627691Y2 - - Google Patents

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JPS627691Y2
JPS627691Y2 JP16697781U JP16697781U JPS627691Y2 JP S627691 Y2 JPS627691 Y2 JP S627691Y2 JP 16697781 U JP16697781 U JP 16697781U JP 16697781 U JP16697781 U JP 16697781U JP S627691 Y2 JPS627691 Y2 JP S627691Y2
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valve
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【考案の詳細な説明】 本考案は、異常高水位を感知し、ゴムの堰の如
き可撓性膜堰内の気体を自動的に排出させて、可
撓性膜堰を倒伏させる装置に関するものである。
流水を堰止める堰においては、例えば集中豪雨
等により堰上流側の水位が異常に高くなつた場合
に、その異常水位に対応して直ちに堰高を調整
し、堰を通過する水量を増大させないと、堰上流
側域に甚大な水害をもたらす惧れがある。
しかるに、従来の可撓性膜堰の倒伏装置では、
第1図に示される様に、ゴム堰01に送風機02
により空気を供給し、かつ排出する給排気系03
に給気バルブ04と排気バルブ05とが介装さ
れ、ゴム堰01よりも河川上流側で仕切壁06に
より、操作室07が仕切られ、水位が異常に高く
なつてゴム堰01を自動的に倒伏させなければな
らぬ自動倒伏計画水位Hの高さで、前記仕切壁0
6を貫通して操作室07内に突出する様に導水管
08が付設され、同導水管08の先端下方にバケ
ツト09が位置する様に、前記排出バルブ05の
開閉操作レバー010の先端にワイヤー011を
介してバケツト09が垂設されていた。
前記従来のゴム堰倒伏装置においては、ゴム堰
01で堰止められた水の水位が、集中豪雨等によ
り上昇して自動倒伏計画水位に達すると、導水管
06よりバケツト09に注水が行われ、同バケツ
ト09の重量増加により開閉操作レバー010が
下方へ揺動されて排気バルブ05が開放され、ゴ
ム堰01内の封入空気が大気中に放出され、ゴム
堰01が自動的に倒伏される。
ところが、前記装置における導水管08として
は、口径25〜100m程度の鋼管を利用する事が多
く、子供のいたずらによる閉塞、鼠、蛙、蛇
等の小動物が配管内で死んだ場合の閉塞、雑
草、ゴミ等による閉塞、土砂の堆積による閉塞
等、種類の原因によつて閉塞が生じ易いため、自
動倒伏装置としての信頼性に欠けていた。
本考案は、かゝる問題に対処したもので、その
目的とする処は、可撓性膜堰の上流側水位が所定
水位に達した時には、確実に動作する自動倒伏装
置を提供する点にある。
すなわち、本考案は、気体の送入により起立
し、排出により倒伏する可撓性膜堰の自動倒伏装
置において、自動倒伏計画水位に対応して、可撓
性膜堰の片側、または両側の法部に形成された区
画室と、同区画室の開放口に張設され、かつ多数
の連通口を有する異物遮蔽体と、一端部が可撓性
膜堰の河床法面部に接触する部分に連結され、他
端部が前記区画室内に開放された排気用配管と、
前記区画室内において前記配管に付設された開閉
弁と、前記区画室内に配設されるとゝもに、前記
開閉弁を動作することが可能な水位従動フロート
より成り、可撓性膜堰の上流水位が前記計画水位
に達した時に、可撓性膜堰が自動倒伏する様に構
成したことを特徴としており、排気用配管の排気
口が異物遮蔽体を張設した前記区画室内に配置さ
れ、かつ前記配管は可撓性膜堰本体から上方に立
上つているため、前記の様な各種原因による配管
の閉塞は発生せず、自動倒伏装置としての信頼性
が極めて高い。
また、前記開閉弁、および水位従動フロート
は、自動倒伏計画水位位置にある前記区画室内に
配設されているため可撓性膜堰上流側水位が前記
計画水位に達すれば、水位従動フロートが動作さ
れ、開閉弁が開放されて、膜堰内の気体が放出さ
れ、倒伏が行われる。
さらに、前記開閉弁は、単に水位従動フロート
によつて動作されるに過ぎないため、機構が簡単
で、故障の惧れも少ない。
以下、第2図におよび第3図に示された本考案
の一実施例について具体的に説明する。
可撓性膜堰の一種たるゴム堰1は、綿、合成繊
維等からなる一枚の帯状織布を二つ折りに重ね合
せた状態で、同織布に生ゴムを含浸し、これを加
硫成形した帯状ゴムシートを主要構成部材とし、
その折り重ね側縁を上流側に位置させたまゝ、図
示されない押え金および適当な碇着具により河床
コンクリート2の頂面3およびその河川両岸に隣
接した法面4とに亘り、気水密に固着され、気密
な可撓性袋体に構成されている。
また、操作室5内に配設された送風機6からゴ
ム堰1に亘つて給排気管8が布設され、同給排気
管8には給気弁7が介装されている。
さらに、河床コンクリート2の両法部におい
て、可撓性膜堰1の上方位置に、所定大きさの排
気用区画室9が形成され、同区画室9の開放口に
は全面に亘つてグレーチングメタル10が張設さ
れている。
さらにまた、ゴム堰1の河床法面部に接触する
部分1aの上方位置から前記区画室9に亘つて排
気管11が配設され、その排気口12が下方に向
けて開口されている。
前記区画室9内において、排気管11に排気弁
13(例えば、バタフライバルブ、ボールバルブ
等)が介装され、同排気弁13は、ハンドル15
を介してフロート14の上下動によつて開閉され
るようになされ、しかも、ゴム堰1の上流側水位
が計画水位に達した時に、排気弁13が動作する
様に、各部材13,14,15が配位されてい
る。
前記構成において、給気弁7を開放し、送風機
6を稼動させると、給排気管8を通じてゴム堰1
内に給気が行われ、ゴム堰1が膨張、起立する。
このように、ゴム堰1が起立した状態におい
て、河川の水位が異常に上昇し、ゴム堰倒伏計画
水位(警戒水位)迄達すると、前記区画室9内に
も河川水が進入し、フロート14が浮上してハン
ドル15によつて排気弁13が開放され、ゴム堰
1内の封入空気が大気中に放出され、ゴム堰1は
自動的に収縮倒伏され、水位が低下するため、水
害が未然に防止される。
本実施例においては、排気用区画室9の開放口
に比較的広い有効連通面積を有するグレーチング
メタル10が張設されているため、連通部が全面
閉塞される惧れはほとんどなく、河川水は、確実
に排気用区画室9内に進入し得る。
また、排気弁13、フロート14、ハンドル1
5より構成される自動排気装置が、河川両岸の法
部に配設されているので、自動倒伏装置としての
信頼性が向上する。
さらに、排気管11が、ゴム堰1の上部より上
方に向つて延設されているため、管内にドレーン
等が溜まる惧れが無く、しかも排気口12が下向
きに開口されているので異物が浸入し難い。
なお、前記実施例においては、自動倒伏装置を
河川両岸に設置したが、必ずしも両岸に設ける必
要は無く、片側だけに設置しても良い。
なおまた、前記実施例におけるグレーチングメ
タル10に代えて、多数の連通口を有するその他
の部材を使用することもできる。
前記実施例における自動倒伏装置では、排気弁
13を動作させるために、フロート14、および
ハンドル15を使用したが、第4図、および第5
図に示される様な構成にしても良い。
すなわち、排気用区画室9内に、多数の開口1
7が形成されるとゝもに、上部に仕切壁18が配
設された筒状体16が立設され、前記仕切壁18
の中央開口に、Oリングを介して、複数の上部開
口20、下部開孔21が形成され内部にスプリン
グ23によつて付勢されたボール22を有する排
気弁19が配設され、さらに、筒状体16内にロ
ツド25を有するフロート24が配置され、前記
ロツド25の上端部は前記排気弁19の下部開孔
21と係合さられている。
また、前記第2図、および第3図に示された実
施例と同様にゴム堰1に連接された排気管11の
開放端部は、仕切壁18に形成された開口に気密
に連結されている。
前記構成において、河川の水位が異常上昇し、
ゴム堰倒伏計画水位(警戒水位)に達すると、フ
ロート24が浮上し、その浮力によつてロツド2
5を介してスプリング23に付勢されたボール2
2が上方に変位せしめられ、また、フロート24
の浮上量が大なる場合にはロツド25に付設され
た係合片26によつて排気弁19全体が押上げら
れる。
かくして、排気弁19の下部開孔21、ないし
は仕切壁18の中央開口が連通状態になされ、ゴ
ム堰1内の封入空気は、排気管11から排気弁1
9の上部開口20、さらには下部開孔21(ない
し排気弁19と仕切壁18の中央開口との隙
間)、筒状体16の開口17を通じて大気中に放
出される。
したがつて、ゴム堰1は収縮倒伏され、それに
伴つて河川水位が低下すれば、フロート24が下
がり、スプリング23に付勢されたボール22に
よつて排気弁19の下部開孔21が閉鎖されて、
ゴム堰1の倒伏が停止される。
以上の様に、河川水位が自動調整されるため、
水位の異常上昇による水害が未然に防止される。
また、本実施例においても、グレーチングメタ
ル10、および筒状体16の有効連通面積が大で
あるため、それ等の連通口が全面閉塞される心配
は無く、フロート24は、常時確実に動作し得
る。
以上、本考案を図面に示された実施例、および
図面に示されない実施例について説明したが、本
考案はこのような実施例に限定されることなく、
本考案の精神を逸脱しない範囲内で必要に応じて
適宜自由に設計の改変を施しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来公知の可撓性膜堰の自動倒伏装置
の概略説明図、第2図は本考案の一実施例に係る
自動倒伏装置を備えた可撓性膜堰の概略説明図、
第3図は同要部拡大説明図、第4図は本考案の他
の実施例に係る自動倒伏装置を備えた可撓性膜堰
の概略説明図、第5図は同要部拡大説明図であ
る。 1……ゴム堰、2……河床コンクリート、3…
…頂面、4……法面、5……操作室、6……送風
機、7……給気弁、8……給排気管、9……排気
用区画室、10……グレーチングメタル、11…
…排気管、12……排気口、13……排気弁、1
4……フロート、15……ハンドル、16……筒
状体、17……開口、18……仕切壁、19……
排気弁、20……上部開口、21……下部開孔、
22……ボール、23……スプリング、24……
フロート、25……ロツド、26……係合片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気体の送入により起立し、排出により倒伏する
    可撓性膜堰の自動倒伏装置において、自動倒伏計
    画水位に対応して、河川の一方の岸、または両岸
    の法部に形成された区画室と、同区画室の開放口
    に張設され、かつ多数の連通口を有する異物遮蔽
    体と、一端部が可撓性膜堰の河床法面部に接触す
    る部分に連結され、他端部が前記区画室内に開放
    された排気用配管と、前記区画室内において前記
    配管に付設された開閉弁と、前記区画室内に配設
    されるとゝもに、前記開閉弁を動作することが可
    能な水位従動フロートより成り、可撓性膜堰の上
    流水位が前記計画水位に達した時に、可撓性膜堰
    が自動倒伏する様に構成したことを特徴とする自
    動倒伏装置。
JP16697781U 1981-11-11 1981-11-11 可撓性膜堰の自動倒伏装置 Granted JPS5872222U (ja)

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JPS5872222U JPS5872222U (ja) 1983-05-16
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JP2013253438A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Ube Techno Enji Kk ゲート装置
JP2014001498A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Ube Techno Enji Kk ゲート装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61169512A (ja) * 1985-01-19 1986-07-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 空気膨張式可撓性膜製起伏堰

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