JPS627628A - 塩化第2鉄の再生を伴うチタン鉄質鉱石の2段階塩素化方法 - Google Patents

塩化第2鉄の再生を伴うチタン鉄質鉱石の2段階塩素化方法

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JPS627628A
JPS627628A JP17333585A JP17333585A JPS627628A JP S627628 A JPS627628 A JP S627628A JP 17333585 A JP17333585 A JP 17333585A JP 17333585 A JP17333585 A JP 17333585A JP S627628 A JPS627628 A JP S627628A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吏果上□□□且朋分国 本発明は鉄を含有するチタン鉄質原料、例えばイルメナ
イトまたは酸化チタン鉱滓などを多段階工程で塩素化す
る方法に関する。この発明は供給鉱石の一部を第1次の
塩素化器の中で塩素を使用して非選択的に塩素化し、4
塩化チタン(TiC14)と塩化第1鉄または塩化第2
鉄または第1、第2塩化鉄の混合物を生成し、鉱石の残
りを第2次の塩素化器の中で塩化第2鉄を使用して非選
択的に塩素化し、4塩化チタンと塩化第1鉄とを生成す
る方法を提供する。第2次の塩素化器と第1次の塩素化
器から(若干でも塩化第1鉄が生成する場合)生ずる塩
化第1鉄は、第2次の塩素化器内で塩素化剤として使用
される塩化第2鉄と酸化第2鉄とに転換される。
l米至技歪 本発明の背景と従来の技術についてのべれば、各種のチ
タン鉄質鉱石の中のチタン分を転換することはこれまで
に主として流動床の条件のもとで鉱石と炭素の混合物を
塩素化することで達成されて来た。普通には塩素化剤は
元素の塩素であった。
鉄を含有するチタン鉄質鉱石から生ずる副産物の塩(1
,鉄は廃棄処理に問題を生じ、貴重な塩素を〉良費する
。以前には、副産物の塩化鉄の中の塩素分は、空気また
は酸素を用いてそれを酸化第2鉄と塩素とに完全に酸化
することで回収していた。
本発明方法では、塩化第1鉄の部分酸化に・よって得ら
れる利点は従来の研究努力の中で考えられていた塩化第
1鉄−第2鉄の完全酸化に比べて顕著性がある。これま
でによ〈実施していたような単段の塩素化法ではなく、
本発明では2段階工程を意図している。第1段階では処
理すべき鉱石の大部分、即ち重量で60%から90%を
従来型の流動床反応器で塩素化し、4塩化チタンおよび
塩化第2鉄または塩化第1鉄またはその両者の混合物を
生成する。第2の鉱石の小部分、即ち重量で10%から
40%を粉砕(325メツシユ以下)し、希釈相反応器
の中で塩化第2鉄蒸気で塩素化する。塩化鉄の中の塩素
分は塩化第1鉄を塩化第2鉄と酸化第2鉄に部分酸化す
ることによって回収する。
塩化第1鉄または塩化第2鉄を酸化して塩素とすること
を志向した従来技術は沢山あって、この反応に固有の問
題を解決することを試みている。
希釈相または同伴流の塩素化に関する特許文献はそれほ
ど広汎ではない。本出願と所有者を同じくする米国特許
第4,183,899号と第4、343.7□5ツよ、
よ#、@ l、f、K LtゎIt、41;vf!  
 ”い。
塩化第1鉄と塩化第2鉄を完全酸化して塩素とするとき
の主な問題は、熱力学が有利にはたらく低温度では反応
が遅いことである。反応が実際向きの速度で進行する高
温度では、熱力学が不利でと第3,919,400号と
は触媒を使用して低温度での反応速度を上げ熱力学をよ
り有利にするはまた高温度で運転するシステムを提案し
、そこ号では、酸化域の排出部に非常に長い「ダクト管
」(flue pipe)を使用して排出部を低温度に
保持することも提案している。
塩化第1鉄と塩化第2鉄を酸化して塩素にするときのも
う一つのきびしい問題点は、反応器の内壁ことに酸化域
排出部の近傍に硬くて緻密な酸化号及び三菱の第4,0
73.874号の主題であった0 以下に、この分野の従来技術をより詳細に米国イルメナ
イトの鉱石を1250℃以上ただし1500℃以下の温
度に熱して鉱石からチタンを4塩化チタンの形で除去し
、同様に塩素を同温度に熱し、ついでこの塩素と鉱石を
一緒に反応室に導く。イルメナイト鉱石中の鉄の成分は
固体の残渣として除去され、一方Tick4は反応器外
へ蒸発ハロゲン化鉄を酸化して酸化鉄と塩素を生成する
方法で、塩化第2鉄と乾燥空気とを蒸気相で600℃か
ら800℃までの温度で反応させ、これを微細な酸化鉄
の触媒床を有する鉛直の反応域で、反応器の内壁面に反
応生成物がかなり蓄積すチタン鉄質の鉄鉱石から酸化鉄
と4塩化チタンとを生成する方法。この方法によると、
鉄を含有するチタン鉱石を粉砕し、炭素と混合し室に入
れる。この室に塩素と水分を含む空気とを導入し、高温
で実質的に4塩化チタンを含まない揮発性の塩化第2鉄
を生成する。加えられる塩素の量は鉄分と反応するに必
要な量であってチタン分との反応量ではない。水分を含
む空気も加えている。塩化第2鉄は揮発させられ、チタ
ン濃縮液から分離され、この塩化第2鉄は酸素と直ちに
反応して酸化第2鉄と塩素ガスを生成する。このように
して生成された酸化第2鉄と塩素を分離し、塩素は戻さ
れて濃縮液中のチタン分と反応し、4塩化チタンを生成
する。これらの反応は個別の反応器中でイルメナイトの
ようなチタン酸鉄を流動床反応器中で塩素化する方法。
反応域から生ずるガス流中の未反応塩素を、そのガス流
に粒状のFeC1□を加えることによって固定(即ち通
常の固体の形態に転換)し、一方、このガス流はなおF
eCl2が適度の速度でFeCl□と反応するような温
度(即ち700℃以上)である。ここで生ずるFeCl
2は直ちに昇華し、排ガスと一緒になるが、この分離は
容易である。この方法は本発明の第1次の塩素化塩素化
域の中の原料床の中の金属を含む材料の塩素化の方法で
あって、この材料に対して不活性のガスの上向流中に懸
濁している塩素化すべき粉体状の材料について1対の流
動床を完成したことに改善がある。この流動床は上部水
位を有し、その上部水位の下方で連通している。第1床
の上部水位は1側では流動床で境界され、他側では不活
性の流動化ガスで境界された面を形成する。第2床の上
部水位は塩素化域と直接連通している。第1床には材料
の供給量をより多(しであるので、材料は第2床の方へ
流れ、ついでそこから上部氷揮発性のハロゲン化金属、
ことに4塩化チタンと塩化第2鉄を閉じた反応容器内で
高温で連続的に生成する方法をガス状のまたは微細に粉
砕した還元剤と、塩素と、イルメナイトまたはルチルの
ようなチタン鉄質原料の微細粉材料の流動床懸濁液との
存在のもとで行っている。流動床の温度と組成は最適の
操作条件とされ、その維持は反応体床の粒体の1部と、
制御下に維持されるかまたは非反応条件に規制される別
個の補助の流動床との連通で得られる粒体との間の力学
的相互交換によ式XFeC1,で示される溶融金属の錯
塩の流動方法で、Xはアルカリ金属であり、この流動は
酸素を含むガスと併流の不活性粒状材料の移動床上の薄
い膜として流れる。この方法は生成物としての存在下で
の鉱石の塩素化の方法を供給している。
塩素の量は塩化物を形成するのに最大の親和力を持つ金
属の塩化物を形成するに必要な化学量論の量に限られて
いる。このときの温度はそこでできる塩化物の蒸発温度
以上に維持されている。これによって、塩化物を形成す
る親和力の最も大きな金属のすべてをその鉱石から除去
する。生成された塩化物のガスは形成される塩化物のど
の不純物とも一緒に新しい鉱石上に移され、この鉱石は
炭素を含まず、その時点では塩化物の不純物は塩化物形
成の親和力の最大な金属の塩化物を得るのに好都合に除
去され、塩化物形成の親和力の最大な金属の純粋な塩化
物が得られる。ついでこの純粋な金属塩化物を還元して
0価の状態の金属を生成し、そのときには塩化物形成の
親和力の最大な金属を全く含まなくなった鉱石を処理す
ると同様に塩化物形成の親和力が次に大きい金属の塩化
物を収集することができる。この方法によってTiCl
4チタン鉄鉱石の希釈相の塩素化方法。ここではこの鉱
石は希釈相の反応器システム中で塩素及び炭素質の還元
剤と反応し、金属塩化物上として4ガス状の流れから2
段階で塩化鉄を凝縮する方法で、第1ステツプはガスを
約675℃に冷却してメII工鉄を液体に凝縮し残りの
気体の第1鉄を残し、ついで第2ステツプで塩素ガスと
塩化ナトリウム塩を個別に加える。ここで残りのFeC
l□はF13C13に酸化され、このものは最初からあ
るFeCl+とともにNaFeCl aに転換され、こ
の生成品を159℃以上の温度に冷却する。この方法は
廃棄ガスから塩化鉄を回収し空気の汚染を少くするの塩
化チタンが製造できる。その方法は粉末にしたイルメナ
イトあるいはチタン鉱滓を試薬と塩素ならびに石炭の燃
焼生成物の加熱ガス流とともに反4塩化チタンと鉱滓あ
るいはイルメナイトのような鉱石の中に含まれる鉄の酸
化物との間の1000℃の温度でのハロゲンと酸素の交
換による還元条件のもとで純粋な2酸化チタンの生産。
鉄と各種の不純物はハロゲン化物として揮発させられる
。固体のTiO□といくらかの不純物が残るが、不純物
は水または水溶液の酸もしくはアルカリで洗浄できる。
ついで気体のハロゲン化鉄は2酸化チタンのい(らかま
たは全部および還元剤とともに1550℃以上で反応し
、溶融金属鉄に還元され、気体のハロゲン化チタンを与
え、これは第1の反応器に送られる。補給用のハロゲン
を必要とチタン鉄鉱石を選鉱するときの塩化方法によっ
て得られる塩化鉄とその混合物とに、流動床の上方の空
間ガス中に酸素を注入することによって酸酸化によって
凝プルカイトを含む材料を生成し、この酸化生成物を還
元してその鉄含有分の少くとも4%を第2鉄の状態に転
換し、次に還元された材料を浸出させることによってイ
ルメナイト鉱石の選鉱をしている。選鉱物から流動床反
応の条件下で塩素化に適しており、TiCl4を生成す
る。
福島他の第3.925,057号の教示。
チタンを含有する酸化鉄鉱石の選択的塩素化処理の中で
塩素ガスをリサイクルし、Ti0zを濃縮した鉱石を得
るための方法。ここでは、塩素化反応中に導入される塩
素ガスは酸化鉄との反応によってかん薯2鉄に転換され
る。この44t、12鉄は酸化工程中の酸素との反応に
よって遊離塩素に再転塩素化剤としてのFeC1,と固
体の炭素質還元剤を使用してチタン鉄鉱石の鉄の成分を
選択的に塩素化、する方法。このFeC1,はこの選択
的塩素化から生ずるFeCl2を酸化し、それによって
リサイク塩化第1鉄のみを使用し、または、塩素、塩化
水素もしくは塩化第2鉄などの他の塩素化材との組合わ
せを塩素化剤の1部または全部として使用して選択的な
塩素化をすること。この塩素化の間には、950℃ない
し1400℃の高温を維持している。
イルメナイトのようなチタン鉄質原料の処理の1950
℃のような高温で反応器を運転することを含む方法。こ
の反応器には鉄を含むチタン鉄鉱石、シリカ、アルカリ
金属またはアルカリ土類金属の塩化物及びコークスのよ
うな固体の還元剤の混合物が供給される。TiCl4が
生成される。
アダナ(定立、安達)他の第4.014.976号の教
示。
粒度150メツシユのTiO2の材料を粗い炭素質材料
の存在で希釈相の流動システム内イ°塩素と反イルメナ
イトのような鉄を含有するチタン鉄鉱石の中の鉄分とチ
タン分の同時塩素化。ここでは、イルメナイトは塩化第
1鉄に転換されるが、発生する廃ガスは4塩化チタンの
回収処理が困難である。排気中の鉄分は部分的Feze
sとFeC15に酸化され、それによって塩化第1鉄の
分圧を減少させ、一方で塩化第1鉄のいくらかの存在を
保持して塩素化段階から発生する塩素を純化(scav
enge)す奥手の第4,055,621号の教示。
チタン鉄質鉱石の塩素化で塩化鉄を得、塩化鉄に合計混
合物に対して重量で10%以上の酸化鉄を加え、この混
合物を流動焙焼炉に供給して酸化させることによって上
記塩化鉄から塩素を得る方法。余剰分は第2の反応器で
酸化される。このようにして得られた酸化鉄は第1次の
反応器にリサ鉄を含むチタン鉄質原料の塩素化で生成さ
れる塩化鉄から、ことに、たとえば2酸化チタンの顔料
を形成するいわゆる塩化ルートの第1段階であるような
イルメナイトの炭素−塩素化から得られる塩素分の回収
塩化第2鉄または塩化第1鉄である塩化鉄を還元と酸化
の反応をさせる。還元反応では塩化第2鉄は塩素化工程
にリサイクルするために塩化化合物を生成するのに適し
た還元剤によって脱塩素化して塩化第1鉄にする。酸化
反応では、塩化第1鉄を酸化して酸化第2鉄と塩化第2
鉄にし、この塩化第2鉄を還元反応にリサイクルする。
この方法により、塩素分は、塩化第2鉄と酸素との間の
むずかしい反応を避けて塩素と酸化第2鉄を生成するル
ートによって副産物の塩化鉄から回収され多段の再循環
流動床反応器の中で塩素と酸化鉄を生成するための改良
方法と装置。ここにおいて、蒸気相の塩化第2鉄が過剰
の酸素と550℃ないし800℃で反応する。改良点と
しては、最初の“濃密域”と下流の“希釈域”友含む反
応器を使用することにある。濃密域では、燃料を燃焼さ
せ、反応材と再循環の酸化鉄粒体が加熱され、塩化第2
鉄が蒸発し、塩化第2鉄の少(とも50%が塩素と酸化
鉄に変換される。下流の希釈域では、塩第4,183,
899号の教示。
鉄を含むチタン鉄質の原料を塩素を使って塩素化し、塩
化チタンと副産物の金属の鉄との生成流を一連のフロ一
工程で生成する。
第4,279.871号の教示。
塩素化したチタン鉄質材料中のバナジウムの不純物を、
その塩素化したチタン鉄質材料を高表面積の炭素と高温
中で反応させることによって除去する。高表面積の炭素
の製造方法の記載もある。
第4.310,495号の教示。
チタン鉄質材を流動床中で塩素化する低温度(800℃
以下)の方法。直径2ミリミクロン以下の微孔を有する
多孔性炭素の還元剤を在来品のチタン鉄質材と在来の塩
素源とともに使用して、本発明の低温度で反応を達成さ
せている。
第4,329,322号の共同の教示。
塩素化したチタン鉄質材料中のバナジウムの不純物を、
その塩素化したチタン鉄質材料を高表面積の炭素と反応
させて、塩素化の工程の間で除去する方法。
第4,343,775号の教示。
チタン鉄質材料の塩素化の流動式方法。こめ方法は、直
径2ミリミクロン以下の孔を有することを特徴とする特
別な微孔の多孔性炭素(無煙炭)を使用する。これによ
って反応速度が改善されるとともに反応の完結度が得ら
れる。
第4,442,076号の開示。
鉄を含む微細なチタン鉄質材料を塩素ガス及び/または
有機塩化物を使用して微孔質の石炭を基材とする還元剤
の粉体の存在のもとで下向流の非選択的な同伴流塩素化
を行う方法で、チタンおよび鉄の塩化物の生成物を得て
おり、ここで上記の混合の粉体を同伴し、少(とも約8
00℃の温度で塩素化域を通って下向きに流動する。本
発明の方法は類似の条件を使用しているが、塩素化剤は
塩素ガスまたは有機塩化物の代りにFeC1ユである点
で異なっている。(上記の第4,343,775号も参
照のこと) ■力稍ム しようとする間 ウ 上記の先行技術から理解されるように、チタン鉄質の原
料、例えばイルメナイト、ルチルおよびチタン鉄質の鉱
滓などを塩素化してTiCl4およびPeC1□または
FeCl xを生成するための各種の方法にあっては、
塩素化剤は一般に塩素であり、塩素はCI、またはFe
、0.への酸化によってFeC1,またはFeCl3か
ら回収する。
間 今を解決するための手 本発明の場合には、チタン鉄質原料の供給は2部分に分
割されており、各部が異った処理をされる。第1の部分
は塩素または塩素を多く含むガスを塩素化剤として使用
する任意の在来方法によって塩素化されてFeCl2ま
たはFeC1,とTiC1mを生成する。第2の少ない
方の部分は希釈相の反応器中で第1段階からのおよび/
または部分酸化ステップから回収されるFeC15を使
用してTiCl4及びFeCl2に塩素化され、ここで
塩素化の両段階から生ずる副産物のFeCl2は部分酸
化されてPeC1:+およびFezO,となる。この方
法においては、塩素骨はすべてTiCl4の生成に使用
されている。
本発明はTiCIaを造る方法であって、鉄を含むチタ
ン鉄質の原料の60%ないし90%を、第11の塩素化
域7・f: (!: 、t tri i素及5炭素0還
元剤8       )使用し、非選択的な塩素化条件
のもとで塩素化してTiCl4、塩化鉄及び酸化炭素を
生成し;この固体の塩化鉄をTiC1,と酸化炭素とか
ら分離する。
上記鉄を含むチタン鉄質の原料の10%ないしイ乙 40%を、第2の隔離した塩iで塩化第2鉄の塩素化剤
と炭素の還元剤を使用し、非選択的に塩素化してTlC
14、塩化第1鉄及び酸化炭素を含む第2の流れを生成
し;この固体の塩化第1鉄を上記第2の塩素化域からの
TiC1a及び酸化炭素とから分離し;この固体の塩化
第1鉄を分子状の酸素を使用してFeCl2の溶融点以
下の温度で酸化することによってFeCl1の蒸気とF
ezO:+を生成、シ;この塩化第1鉄の蒸気の少くと
も1部を第2の独立の塩素化域にリサイクルし、そして
第1と第2の塩素化域からの生成TiCl4を合流させ
る、ことを要旨としている。
本発明のさらに具体的な説明では、第1の塩素化域にお
ける塩素化は、在来の流動床塩素化条件のもとで塩素を
使用して約800℃ないし1100℃、好ましくは10
00℃で実施し、第2の塩素化域における塩素化は同伴
流塩素化条件のもとで(塩素化剤を除いては前記第4,
343,775号参照) 、FeC1,を使用して約9
00℃ないし1400℃、好ましくは1150℃で実施
する。流動床塩素化用には鉱石の粒度は比較的粗くてよ
く、即ち一20+40メツシュ(米国の標準ふるい規格
)である。
第2の独立の反応器内の同伴流の条件では、鉱石の粒度
は非常に微細なものが望ましく、−325メツシュ即ち
10ないし40ミクロンである。
本明細書中の記載では「生成物」の語による7iCLは
各種のガス流を急冷するのに使用される液体のTiCl
4と区別して、本発明の方法で生成されるTiCl4と
して理解すべきものであり急冷用のTiCIa自体は本
発明の方法中でまたはそれに従ってその前に生成された
ものであって別のものを表現する。
務朋 この分野のf通の方法は、単独の反応器(流動床、同伴
流、または他の型式)の中でC1gまたはChを含む混
合ガスを使用して、鉄を含むチタン鉄質の原料を塩素化
することを含んでいるけれども、本発明の方法は予め定
めた量の鉱石を2段階に塩素化する点で先行研究とは異
っている。即ち、(a)鉱石の60%ないし90%をC
I□を唯一のまたは主たる塩素化剤として使用して、従
来の方法で塩素化し;ついで(b)その鉱石の10%な
いし40%をFeCl3の蒸気を塩素化剤として使用し
て第2の独立の希釈相反応器の中で塩素化する。このF
eC15は主としてFeC1,をFeCl3及びFe2
O3に部分酸化して得ちれている。従来の塩素化法とF
eC1゜による塩素化法の化学的な比較は、TiCl4
を形成するのに使用されない塩素がすべて塩素化剤とし
てリサイクルできて回収される点である。鉄の不純物は
廃棄処理の容易な材料CFetOyt )として回収さ
れる。
第1図及び第2図中の各反応器30と10への鉱石の相
対供給量は、その鉱石中のFe対Tiの原子比で決定さ
れる。第4図には鉱石の成分と、第1次反応器中に塩素
化される鉱石量との関係を示している。曲線のAは第1
段塩素化器30内で生成される塩化鉄がFeC1□ (
第1図)であるときに得られたものであり、曲線のBは
第1段塩素化器10内で生成される塩化鉄がFeC1:
+  (第2図)であるときのものである。実際の運転
のためには、第3図で例示するように、2曲線AとBと
の間で行われて、FeCl2とFeC1,の両者が生成
される。
典型的な鉄を含むチタン鉄質の鉱石はFe対Tiの原子
比が0.56のものであって、Fe/Tiの比は、Ti
Cl4とFeC1□を生成する流動床中の第1段階の塩
素化には、そのうちの78モル%が砂粒大(−20+1
40メソシユ)であることが必要である。
残りの22モル%は塩素化剤としてFeCl2を使用す
る第2段階の同伴流塩素化のために一325メツシュに
微粉砕される。
例えば0.78モル部の多者の方は第1段階域で非選択
的に塩素化されてTiCL 、CO□、CO及び塩化第
1鉄を生成し、そのときの排気中には多くとも数%の塩
化第2鉄しか含まれない。好ましくは気体の塩素とでき
るだけ安価な炭素(本発明では石油コークス)を従来型
の流動床塩素化話中に使用する。
第1段塩素化器(若干の同伴鉱石と固形炭素を含む)の
上方から液体のTiCl4を使用して約500〜600
℃に急冷し、塩化第1鉄を多く含む雪のような粒体に凝
縮する。この現象を「スノウ・アウト(snow ou
t) Jという。この粒体(同伴固形物があれば一緒に
)を残りの蒸気流から分離するとついで残りの蒸気流か
ら組成材のTiCIaが凝縮される。
第2段の塩素化域は好ましくは同伴流塩素化(E F 
C)運転がよ(、この中では、この工程の後段から出る
塩化第2鉄は供給鉱石の少量の方すなわち残りの部分(
22%)のための気体状塩素化剤を構成する。EFCの
排出生成物はTiCl4、CO□、CO及び塩化第1鉄
である。ここで加えられる炭素は反応性(多孔性)のも
のが有利である(有用な多孔性炭素の検討については米
国特許第4.329,322号参照)。このEFC排出
物は液体のTiCl4のスプレィで約500℃ないし6
00℃に急冷し、固相の塩化第1鉄に凝縮し部分酸化に
供される。こうして生じた塩化第1鉄の粒体を残りの蒸
気から分離する。次にこの蒸気にさらに液体のTiC1
,を加えて約350℃に再冷却し、TiCl4と酸化炭
素の蒸気を固形廃材から分離すると、これらは全く鉄を
含んでいない。次に組成材のTiC1,を残りの蒸気流
から凝縮する。
第1と第2の段階の塩素化の際に凝縮されるFeCl3
を伴うまたは伴わない塩化第1鉄は、ついで分子状の酸
素で部分酸化され、固体の酸化第2鉄と塩化第2鉄の蒸
気となる。酸化第2鉄は分離して集められ、塩化第2鉄
の蒸気は第2段塩素化にリサイクルされ、塩素化用剤の
一部とされる。
この例の代表的な化学式は次のようになる。
第1段塩素化 (1)  a  2FeTiOz+6C1z  +3C
−2TiCl4+ 3 COz + 2 FeCIz(
i) b  2FeTi02+7CIz +3G −2
TiC14+ 3COZ + 2FeCl2(II) 
a  2FeTiQ、+ 6Ch + 6C−2TiC
1s + 6 Co + 2 FeCl2(ff) b
  2FeTiOz+ 7C12+ 6C→2 TiC
l4+ 6 Co + 2 FeC1=第2段塩素化 (In)   2FeTiOs+12FeC1x + 
3C−”2TiC14+ 3CO2+14FeCIz(
IV)   FeTiO3+ 6PeC13+ 3C−
TiC14+ 3CO+ 7FeCIz塩化第1鉄の酸
化 (V)   12PeC1,+ 3CO,−”2Fez
O,+ 8FeC1゜第1図は第1次塩素化における塩
化鉄生成物がFeCl2であるときの本発明を実施する
装置を概略で示すフロー図である。化合物に与えられた
数値はモルを単位としている。図示の工程で使用されて
いる鉄を含むチタン鉄質の鉱石はオーストラリア産のイ
ルメナイト鉱である。この鉱石の分析値は経験式でFe
e−sh Ti0□、8に相当する。この鉱石は砂粒大
の材料(産出時−40+140メツシユ)として得られ
る。この鉱石の最初の装荷供給量を2部に分割する。チ
タン鉄質鉱石、Feo、 sb Ti0z、 sの0.
78モル部と石油コークス(または褐炭もしくは無煙炭
、−6+40メツシユ)の1.1モル部とを流動床条件
のもとで950℃とした塩素化器30に供給する。塩素
化ガスの希釈剤として窒素を使用してもよい。塩素ガス
2モル部を導入し、従来方式で塩素化を行う。頂部ガス
流32は0.78モルの生成物TiCl4.0.44モ
ルのFeCl2及び1.1モルのC(hとして表示した
酸化炭素とからなる。このガス流32は後述するように
34の点でさらにTiCl4 + FeCl2を加えら
れ、ついで液体のTiC1mのスプレィで冷却(急冷)
36され、約600℃になってFeCl2を「スノウア
ウト」し、一方、TiC1,は蒸気状態に保たれている
。サイクロンセパレータ38では固相と気相の分離が行
われる。合流生成物のTiC1,の量は1.0モルであ
り、C(hとしての酸化炭素は1.4モルである。つい
でこのTiCl4は冷却され、その後在来方法によって
純粋にされる。
TiCl4のガス流から分離された固体の〜C1,は酸
化器40に導かれ、ここで0.42モル部の02または
均等量の空気を用いて部分酸化される。この反応は完全
に近く処理可能のFezes O−28モル部と蒸気と
してのFeCl2 1.12モル部を生成する。
このFeC1+はダクト42を通って希釈相の同伴流塩
素化器44の頂部に供給され、ここで−325メツシユ
に微粉砕したイルメナイト鉱石の0.22モル部(即ち
最初の鉱石の1モルの残り)と接触し、同伴流塩素化条
件のもとで、例えば石油コークスのような同様の粒度の
炭素と、約1100ないし1300℃例えば1150℃
で塩素化される。
ガス状の生成物は0.22モル部のTiC1,,1゜2
4モル部の気体のFeCl2及びCO□として計算され
る酸化炭素0.3モルからなり、導管46によって前記
34の点に導かれ、そこで流動床塩素化器30からの排
出ガスと上述したように混合され、処理される。
FeCIzとFeC1,の混合物が第1塩素化器で生成
されるときには、フロー図は第3図のようになるが、以
下の点を除いては第1図のフロー図と類似している。
1)第1塩素化器に供給される鉱石の量はFeCIz/
FeCl2の比に左右される。たとえば、50対50の
モル比のときには第4図の2曲線の中間点にあたる。第
1図、第2図に使用した組成(Feo、 5iTiO2
,s)を有する鉱石にあっては、第1塩素化器には 7
4.5モル%の鉱石を供給し、第2塩素化器には25.
5モル%を供給する。
2)液体のTiC1aの急冷36は、32と46の合流
ガスを150ないし300℃に冷却し、FeCl2とF
eCl2の両者を凝縮させる。
3) ついで部分酸化器40に供給される固体のFeC
1,は蒸発し、新たに生成したFeCl3蒸気を伴い、
これら両者は管42を通って第2塩素化器に運ばれる。
実運転の面から見ると、第3図に示した構成は任意のF
e/Ti比に対して使用できる。従って、流動床塩素化
の生成物が第1図のようにFeCl2であるか、または
、FeCl3もしくはFeC1gとFeCl5の混合物
であるかに拘わらず、固体の塩化鉄のすべてを都合よく
部分酸化装置に供給することができる。第4図の曲線A
または曲線Bにそって正確に運転するための正確な制御
法はまだ実現されていない。
第2図を参照して、ここでは、第1の塩素化でFeCl
2が生成する場合の本発明を実施するに好ましい態様の
フローシート図を示している。
在来型の流動床反応器10の側面から0.71モル部を
石油コークス、無煙炭または褐炭(−6ないし+40メ
ツシユ)とともに導入する。炭素の量は化学量論よりも
幾分か過剰とする量が望ましく、この量は、所望の最終
生成物がCOかCO□かまたはCOとC(hの混合物で
あるかどうかに左右される(前記の式I及び■参照)。
反応器10の底部のところから2モル部の塩素ガスを導
入し、供給速度を、鉱石中の金属分の流動化と完全な非
選択的塩素化のために調節する。反応温度は800〜1
100℃、例えば1000℃である。
気体の反応生成物は図中では適宜の導管12によって液
体のTtCl、のスプレィ冷却器13に運ばれ、ここで
ガスの温度は例えば250℃に十分下げられてPeC1
2が凝縮し固体の粒体となり、一方TiCl4と酸化炭
素は気体状に保たれている。これらの混合物はサイクロ
ン・セパレーター14中で分離される。ここで0.71
モルのTiC1a蒸気、0.39モルのFeCl2固体
及び1.0モルの酸化炭素(c02として)が得られる
。スプレィと生成物のTiCl4の合流物は頂部からと
り出され後述する第2段中の鉱石の第2部分から生成す
るTiC1,に合流する。
鉱石の残り部分(0,29モル部)は10ないし40ミ
クロンの平均粒度まで微粉砕され、同様の粒度の炭素粉
(10ないし40ミクロン)とともに下向き方向の同伴
流反応器16に導入されて、以後の酸化ステップからの
蒸気のFeC1,と前段の塩素化ステップから回収され
た「スノウアウト」した固体のFeC1,とを使って塩
素化される。炭素の量は所望の最終生成物がCOかCO
□かCOとCO’zの混合物であるかどうかによって化
学量論より僅かに過剰の量とする(前記の式■及び■参
照)。この運転によって0.29モル部のTiCl4 
と1.68モル部のFeCl2と酸化炭素が生成される
。塩素化器16からのこのガス状の流出物は18の点で
液体のTiCl4のスプレィを用いて約500℃ないし
600℃に冷却され、ガス流からはFeCl2が「スノ
ウアウト」され、粉塵の固体となる。固相と気相とは適
宜のサイクロン・セパレータ20で分離される。
気体のTiC1aは22の点で液体のTiC1nを使用
してさらに冷却され、ガスと固体の廃物はサイクロン・
セパレータ24中で分離される。このセパレータ24か
ら排出されたTiCl4の粗生成物は塩素化器10から
の生成物のTiCl4と合流して1,0モル部のTiC
l4粗生成物と冷却Tit:Ia と酸化炭素を生成す
る。
同伴流塩素化器16からの固体のFeC1,はついで酸
化器26に導入されここで部分酸化される(「部分」と
いうのは酸素が限定されているので、C1□への完全酸
化は達成されない)。この部分酸化によって0.28モ
ル部のFe403と1.12モル部のFeC1,が生成
する。酸素または空気を適当な反応器26の底部に導入
し、次式に従う酸化を行う。
12FeCl2 (s) + 30.−+ 8 FeC
1,(v) + 2 Fe203(s)この酸化段階で
は、Fe2O3とFeCl2蒸気を生成するだけの空気
が使用され、市販の大きさの酸化器中で余剰の熱が必要
なときに炭素を燃焼させてCO□とするのに必要な分を
加えるだけでよい。この点は大がいの従来技術の方法で
CI□とFe2O3を生成するのに強制的に酸化を完成
させるのと対照的な点である。FecIxとFe、O,
とはサイクロン・セパレータ27中で約600℃で分離
される。
FeCl2の酸化は600℃の近辺では比較的早く、F
eCl3とFe2CIbの酸化は遅い。実施例1.2及
び3について第1表に示したデータがら、FeCl z
の酸化は600℃において僅が2.4秒で本質的に完結
することが予測できる。
熱力学の予測では、FeCl2の酸化は350〜650
℃の範囲で極めて容易であることが分かり、反応は本質
的に完結する。
また、酸化反応によって生成される塩化第2鉄蒸気は単
量体(FeC1:+ )であるよりはむしろ主として二
量体であることもわかる。600’CではFe (I[
I) (D 80 モ/l/%は二量体テアリ、400
 ”Cでは約98%である。したがって酸化方程式をよ
り正確に記すと: 12FeCl2(s) + 30z= 4 FezCI
h(v)  + 2 FezO3であり、 12FeCl2(s) +30z−8FeC13(v)
 + 2 FezO:+が寄与する部分はごく小部分で
ある。
酸化反応は長さ122fl、内径約20mの石英のたて
型反応管内で行われ、ガスの取入口は底部、取出口は頂
部についている。この反応管はその長さの60鰭を電気
抵抗ヒーターによって所望の温度に維持されていた。反
応管の底部には粗いシリカの砂の層をおきその60mの
高温域内にFecIx粉のベッドを支えるようにしであ
る。
FeC1gの粉(平均径175ミクロン)のベッドを反
応管に投入し、1000cm”/分のN、を上向きに管
内に吹込み、高さ1鰭あたり2.0ないし263gのF
eCItを含む約28wのFeC1,のベッドを得た。
この反応器をN2を吹込みつづけて所望の温度に熱した
。所望温度に達したのちN、流を停止し、反応器頂部の
ガス取出口にテフロン製のガス捕集の袋をとりつけ、つ
いで0!を注入した。
0□の流入速度は管内を上向きに見かけの速さで調節し
、実施例1.2及び3では毎秒10B、実施例4では毎
秒51mとした。(空積の反応管を仮定して計算したが
温度補正は加味した)。15gないし17gのFeC1
g  (ベッドの高さで約7.6龍に相当)と反応する
に必要な量の02が加えられたのち、0□流を止め、0
□と同一速度でN2を入れた。未反応の0□といくらか
のCIgを取除いてガス捕集の袋に追い出すに十分な量
を加えたところでNz流を止めた。
ガス捕集袋の内容物をガスクロマトグラフィーによって
N2.0□及びCI□の百分比(炭素を含めばCO及び
CO2も共に)を分析した。これらの結果とテフロン袋
に測られたN2の体積とから、0□とCI□ (及び炭
素を含む場合にはCOとCO2も)の体積を計算した。
FeCIzの実験の反応量を計算したのち、新たなPe
C1,の粉体をこの量だけ前記と同じようにN2ととも
にFeCl2のベッドの上に加えた。さらに15ないし
17gのFeCl2が反応し、この操作をくり返した。
FeCIzベッドの下方部分にFe2O3が蓄積したと
きには、反応管をヒーターの中で下降させ、未反応Fe
C]zのベッドを加熱域内に保つようにした。
Fe、C1,の蒸気がヒーターと捕集袋との間の反応管
の冷たい部分で凝縮した。このものは管を閉塞しないよ
うに時折除去した。
このベッド上の置換2.3回(120ないし200gの
FeCl2 )の反応(及び追加)ののち、実験を停止
した。ついでFeCl2の追加分ごとから得られた結果
を平均した。
FeCl2ベツドの平均の高さは24酊であり、見かけ
の酸素の平均の接触時間は実施例1.2及び3では2.
4秒、実施例4ではt8秒であった。
尖施拠 実施例1 この実験では反応は490℃で行われた。
諸条件と結果を表1に示す。
実施例2 この実験では反応は525℃で行われた。
諸条件と結果を表1に示す。
実施例3 この実験では反応は600℃で行われた。
諸条件と結果を表Iに示す。
実施例4 本発明を実施するために、目下最良の態様の1つと考え
られるこの実験では、FeCl2の装荷供給には炭素を
加え反応は600℃で行った。各8モルのFeCIzご
とに1モルの炭素を加えた。諸条件と結果を表Iに示す
。炭素は褐炭の炭であって粒径75ミクロン以下に微粉
砕してあり、比表面積は320m”/gであった(米国
特許第4.329.322号参照)。
本実施例を説明すると、充填床反応器では粒体が0□ま
たは空気の上向きの対向流に対して下向きに移動する。
実際の運転装置では、Fe2O3の粉体が連続的に星形
弁を使って底部から排出される。
FezO□粉の平均の粒度は約10ミクロンでにぶ灰色
の光沢のない粉体である。FeCl3は酸化器から蒸気
として流出する。
0□とPeC1□との反応は高温では本質的に完結する
ことに留意されたい。この結果はOx/FeCl2の反
応が早< 、FeCl2に関して選択的であることを示
す。
表■中の実施例3と4を比較すると、実施例4中の炭素
の存在はFe、C1,と反応する酸素の量を1.1%か
ら0.16%に減少させ、未反応酸素を0、3%からo
、 OL%に減少させていることがわかる。
この例のイルメナイト塩素化法のFeCl2をPeCl
3に酸化するステップは充填床型の反応器には限定され
ず、他の形式の反応器で固体のFeC1□を酸化するの
に適当なものを使用することもできる。この実施例の充
填床型装置を使用したことは、酸化反応器中の酸素に対
して大量の過剰の固体のF−eclzがあるときのOx
/FeCl2の反応の効率がよいことの説明となる。こ
の改良された酸化方式は、程に使用するためには、Fe
Cl2の酸化を添加炭素の存在のもとで行うのがよ(、
ことに商業規模の装置ではこの吸熱反応に内部の熱を与
えるのが好ましい。このような熱は小規模反応器では外
部熱源から与えることができる。炭素の量は装置の規模
に左右されるが、反応温度を525℃ないし600°C
の好ましい範囲に保つような量であればよい。
紅 □ No、上I主↓ 温度      °c    490 525 600
 600反応器内径   an   2.25 2.2
5 1.93 2.250□流速    47分 92
0 882 598 404流人時間    秒   
53  53  72 20202全量    cff
l    810 7B7 712 135ON2流速
    47分 920 882 598 404流人
時間    秒   211 214 179 309
N2全量    cd   3239 3146 17
79 2082N2平均体積%    94.6 98
.2 99.0 81.50z   ”       
 3.9 0.61 0.11 0.01C1z   
〃0.34 0.51 0.84 0.17CO〃3.
6 Cot   〃14.6 0□平均体積  cIi1134.0 19.9 2.
2 0.3Ch   〃crA   11.3 16.
3 15.1 4.4Co    〃cffl    
        90.0COz   〃crl   
         380.0尖施炭     No、
    1   2   3   4非反応o、   
     L6.5 2.5 0.3 0.02炭素と
の反応              31.502% 1 次式による0、1モルに必要の各2モルのC172
FezC1,+ 30.−’6C1,+ 2Fe、O。
互 差引差 イルメナイトの第2段階の塩素化を説明するために、第
2段の運転を実施するパイロットプラントを使用した。
その構成の3つの主要部はa)塩化第2鉄発生器 b)塩素化器(同伴流型) C)洗浄装置 イルメナイトの第2段の塩素化は竪形のムライト(34
1z03−2SiO□)製の反応管内で行った。
この管は長さ2800鰭、内径160鶴で頂部に取入装
置、底部に取出口を有する。所望の温度で反応を持続す
るのに必要な熱は外部の電気炉によって与えられていた
気体のFeC15は反応器の頂部から微粉体のイルメナ
イトと石丞とN、(固体の担持体として及びコン制御器
を使用して定常流で行った。
この研究の便宜のためには、塩化第2鉄は塩素を鉄に作
用(公知の反応に従って)によって2室反応器中で発生
させた。FeCl3の発生速度はCI。
の流速で制御した。
chとN2の流れはともに流速計によって制御した。
この反応の気体の生成物は未反応のイルメナイト及び石
炭とともに洗浄器に入れられ、そこで0、INの水溶液
のIh5O,で洗浄した。
洗浄溶液を未反応FeC13(Fe″″)について分析
し反応の完結度を表示した。
この実験ではオーストラリア産のイルメナイト褐炭の炭
とを使用した。イルメナイトと石炭とは重量比で50 
: 50にまず混合し、−緒にして粒度の中央値10.
9ミクロンに微粉砕した。
4回の実験の条件と結果を表Hに記載した。全実験での
近似の保持時間は30秒であった。
実験例     NO,1234 温度      ℃t250 1150 1050 1
250固体供給速度 kg/時 0.86 0.68 
0.86 0.86FeC1i(気体>   17分 
 4.7 4.7 4.7 4゜7流速 N2流速(全)17分 4.17 4.8 5.8 5
.8反応%     %  100 92.6 96.
6 96.25上記の実験例においてFeC1:+は表
記のように発生していたが、この実験の第2段の塩素化
がら回収されるFeC1,はFeC1:+に酸化され、
その結果のFeCl3蒸気は上述したような形で第2段
の扱作にリサイクルされる。
光訓Iパ九果 本発明は触媒で及び触媒自体として、あるいは高純度の
顔料縁の2酸チタンの前駆体として有用な生成品のTi
Cl4を生成するための改良方法を提供するものであり
、しかもPeC12またはFeC1+のような副産物の
処理に伴う問題が回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置を概略的に示すフ
ロー図、第2図は他の実施例、第3図はさらに他の実施
例、第4図はチタンに対する鉄の原子比と第1次の塩素
化器への供給材料の重量%との関係を示すグラフである
。 10.30・・・・・・第1段塩素化器(流動床型)1
3.18.22.36・・・・・・液体TtC14のス
プレィ 34・・・・・・合流点 14.20,24.27.38・・・・・・セバレータ
26.40・・・・・・酸化器 16.44・・・・・・第2段塩素化器(同伴流型)4
6・・・・・・導管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄を含むチタン鉄質の鉱石から4塩化チタンを製
    造する方法であって、 (a)炭素の存在のもとで従来型の流動床塩素化器を使
    用し、従来型の流動床塩素化条件下に、800℃ないし
    1100℃の温度で塩素を用いて上記鉱石の60%ない
    し90%を非選択的に塩素化し、生成物の4塩化チタン
    と酸化炭素との第1次の気体流及び塩化鉄を生成させ、 (b)上記(a)から生じた第1次の気体流を、675
    ℃以下でしかも生成物である4塩化チタンを蒸気状態に
    保持しながら上記4塩化チタンを含む気体流と固体状の
    塩化鉄とを分離するのに十分な温度に冷却し、 (c)上記固体の塩化鉄が塩化第1鉄を含む場合には、
    上記(b)から得られた固体の塩化第1鉄を325℃な
    いし675℃の温度で分子状の酸素で部分酸化させて、
    Fe_2O_3と塩化第2鉄の蒸気とに転換し、その塩
    化第2鉄の蒸気を上記Fe_2O_3から分離し、 (d)少くとも1部は上記(c)ステップから得たか、
    または、上記(b)ステップの固体生成物がFeCl_
    2を含まない塩化鉄である場合には、上記(b)ステッ
    プから得られた塩化第2鉄の存在のもとで、900℃な
    いし1400℃で前記鉱石の残りの10%ないし40%
    を非選択的に塩素化し、上記塩素化は同伴流の塩素化条
    件のもとで行われて、生成物の4塩化チタンと酸化炭素
    と塩化第1鉄との第2次の気体流を生成させ、 (e)上記(d)から生じた第2次の気体流を675℃
    以下でしかも4塩化チタンを蒸気状態に保持しながら上
    記4塩化チタンを含む第2次の気体流と塩化第1鉄とを
    分離するのに十分な温度に冷却し、 (f)(e)ステップから得られた上記固体の塩化第1
    鉄を375℃ないし675℃の温度で分子状の酸素で部
    分酸化させて、Fe_2O_3と塩化第2鉄の蒸気とに
    転換し、その蒸気から塩化第2鉄を得るステップからな
    ることを特徴とするチタン鉄質鉱石から4塩化チタンを
    製造する方法。
  2. (2)分子状の酸素は空気の成分の酸素である特許請求
    の範囲第1項に記載の4塩化チタンの製法。
  3. (3)4塩化チタンを含む生成物の第1次及び第2次の
    気体流を液体の4塩化チタンを用いてそれぞれ塩化鉄が
    沈澱するのに十分な温度に急冷することによってその気
    体流から固体の塩化鉄を分離するものである特許請求の
    範囲第1項または第2項に記載の4塩化チタンの製法。
  4. (4)(b)ステップで得られる塩化第1鉄を含む塩化
    鉄を(e)ステップで得られる塩化第1鉄と合流させ、
    ついでこれらのステップで得られる上記固体の第1塩化
    鉄を375℃ないし675℃の温度で分子状の酸素で部
    分酸化させて、Fe_2O_3と塩化第2鉄とに転換す
    る特許請求の範囲第1、第2または第3項のいずれか1
    項に記載の4塩化チタンの製法。
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