JPS627623B2 - - Google Patents

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JPS627623B2
JPS627623B2 JP52157904A JP15790477A JPS627623B2 JP S627623 B2 JPS627623 B2 JP S627623B2 JP 52157904 A JP52157904 A JP 52157904A JP 15790477 A JP15790477 A JP 15790477A JP S627623 B2 JPS627623 B2 JP S627623B2
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JP
Japan
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cassette
supply
tape storage
cam
gear
Prior art date
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Application number
JP52157904A
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English (en)
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JPS5492306A (en
Inventor
Shigeki Tamura
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Publication date
Application filed by Teac Corp filed Critical Teac Corp
Priority to JP15790477A priority Critical patent/JPS5492306A/ja
Publication of JPS5492306A publication Critical patent/JPS5492306A/ja
Publication of JPS627623B2 publication Critical patent/JPS627623B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は供給側収納部内の複数個のテープ収納
筐体の中から必要に応じて一個ずつ順次選出して
記録/再生部本体へ供給するテープ収納筐体自動
チエンジ装置に係り、特にモータ等により駆動さ
れる単一の作動機構により供給機構及びテープ収
納筐体を供給位置へ搬送させる搬送機構を順次作
動させる構成とすることにより、供給動作を誤動
作無く円滑且つ確実に行ないうるよう構成してな
るテープ収納筐体自動チエンジ装置を提供するこ
とを目的とする。
以下図面と共に本発明になるテープ収納筐体自
動チエンジ装置の1実施例について説明する。
第1図は本発明装置の1実施例の斜視図、第2
図は第1図中右側板を取り外して示すカセツトチ
エンジ機構の全体の側面図、第3図は第1図中上
板を取り外して示すカセツトチエンジ機構の全体
の平面図、第4図は第1図の装置を背板を取り外
して示す背面図である。
本発明になるテープ収納筐体自動チエンジ装置
は、記録及び/又は再生すべきカセツト群1が収
容される供給トレイ2を筐体3の上部、即ちカセ
ツトホルダ4の上側に配し、記録/再生済カセツ
ト群5を収容する排出トレイ6を筐体前面側、即
ちカセツトホルダ4の手前側に配した構成として
ある。こゝで、上記装置の動作を概略的に説明す
るに、まず、スタート操作等によりカセツト群1
中右端のカセツト1aが係止を解除されて落下し
てカセツトホルダ4内に収納され、次いでカセツ
トホルダ4が第4図に示すように傾斜してカセツ
ト1aが記録及び/又は再生用デツキ部7に装着
されて記録及び/又は再生が行なわれる。記録及
び/又は再生後、カセツトホルダ4が復帰してカ
セツト1aのデツキ部7に対する装着が解除さ
れ、引き続いてカセツト1aがカセツトホルダ4
の手前側に押し出されて排出トレイ6に到り、排
出トレイ6上に整列する。上記動作を繰り返えす
ことにより、供給トレイ2中のカセツト群1が右
端のカセツトより順次記録及び/又は再生され
る。なお、以下供給トレイ2の下側に配置される
デツキ部7及びカセツトホルダ4等を含めて記録
及び/又は再生部本体120と指称する。
次に上記動作を詳細に説明するに、カセツト群
1を構成するカセツト(テープ収納筐体)1a〜
1nは、ピンチローラ挿入窓を下にして、溝状の
供給トレイ2内に収容されている。第5図中、第
1のループ状チエーン9及び第2のループ状チエ
ーン10は、供給トレイ2の両側に相対向して平
行に、一方のスプロケツト11,12と他方のス
プロケツト(図示せず)との間に張架してある。
各チエーン9及び10は、第6図A及びBに示す
複数のチエーン部材13をその凹部13a内に軸
部13bをクリツク的に嵌合させて連鎖状に形成
してあり、チエーン部材13のT字状突出片13
cを夫々固定案内レール8a,8bに嵌合させて
直立状態に保持される。また各チエーン部材13
には、カセツトを挾持的に保持するための突片1
3d,13eが高さ方向を変えて形成してある。
カセツト1a〜1nは、その両端について下部と
略中央部とを隣接するチエーン部材13の突片1
3d及び13eにより挾持・遊嵌的に保持されて
転倒を防止された状態で、トレイ底部の2本のレ
ール2a上に整列配置してある。
第1の摺動板14は、特に第4図及び第7図に
示すように、トレイベース2b上に矢印A,B方
向に摺動可能に設けてあり、一対のスプリング1
5a,15bにより矢印B方向に移動してホルダ
4の真上位置の供給口2cを閉蓋して第1図中右
端(第4図中左端)のカセツト1aを載置保持し
ている。
第2の摺動板16は、第4図及び第8図に示す
ように、固定ベース19の下面に矢印A,B方向
に摺動可能に設けてあり、スプリング(図示せ
ず)の作用により矢印B方向に移動している。こ
の摺動板16の両端には、ラチエツト爪17a及
び17bが軸支してある。一方のラチエツト爪1
7aは、第8図中、スプリング18aに抗して反
時計方向には回動しうるも時計方向の回動を折曲
部16aにより制限され、他方のラチエツト爪1
7bは、スプリング18bに抗して時計方向には
回動しうるも反時計方向の回動を折曲部16bに
より制限される。
上記第1及び第2の摺動板14,16の間に
は、第1の摺動板14を作動させる第1の腕状カ
ム20、及び第2の摺動板16を作動させる第2
の腕状カム21が、段差をもたせて且つ回転方向
上180゜喰い違わせて設けてある。
こゝで、スタート操作等を行なうと、モータ2
2が駆動され、上記腕状カム20,21が1回転
され、カセツト1aのホルダ4内への落下挿入及
び供給トレイ2内のカセツト群の矢印A方向への
搬送動作が順次行なわれる。
モータ22が駆動すると、第2図及び第5図中
プーリ23の回転がベルト24、プーリ25、小
径歯車26、大径歯車27、小径歯車28を介し
て大径のカム駆動歯車29に減速されて伝達さ
れ、これが上記腕状カム20,21と共に第5図
中反時計方向に低速で回動する。
腕状カム20,21が回動すると、最初に、特
に第7図に示すように、第1の摺動板14がその
折曲部14aを第1の腕状カム20により係止さ
れてスプリングに抗して矢印A方向に二点鎖線で
示す位置まで摺動する。これにより、折曲腕部1
4bがスイツチSW1より離れてこれが閉成し、更
にはカセツト1aに対する係止が解除されると共
に供給口2cが開口する。カセツト1aは、幅広
側に対する係止を解除されると、供給口2cを通
して落下し、カセツトホルダ4内に収納される。
こゝで、摺動板14の移動時、カセツト1aは上
記突片13d,13eにより、摺動板14との摩
擦による同時移動を制限される。
カセツト1aがホルダ4内に収納されると、後
述するように、ホルダ4内でのカセツト1aの状
態が正常か異常か等を検知され、夫々に応じてデ
ツキ部7への装填動作又はホルダ4外への排出動
作が行なわれる。
腕状カム20,21が180゜回動すると(第7
図及び第8図中H位置)、第1の摺動板14はカ
ム20による作動を解除されてスプリング15
a,15bの作用により元の位置へ復帰し、供給
口2cが閉蓋され、スイツチSW1が開成する。
腕状カム20,21が更に回動すると、特に第
8図に示すように、第2の腕状カム21が第2の
摺動板16の折曲部16cに衝合し、これがスプ
リングに抗して矢印A方向に摺動し、折曲腕部1
6cがスイツチSW2より離れてこれが閉成する。
上記カム20,21が270゜回動すると、第2の
摺動板16は第8図中二点鎖線に示す位置まで摺
動し、更に360゜回動すると、上記摺動板16は
B方向へ摺動して元の位置へ復帰し、スイツチ
SW2が開成してモータ22が停止する。
第2の摺動板16が矢印A方向へ摺動すると
き、一対のラチエツト爪17a,17bが回動を
制限された状態でチエーン部材13の軸部13b
に衝合し、両側のチエーン9,10が矢印A方向
へ略一のチエーン部材13の長さlだけ間歇的に
移動される。チエーン9,10の上記移動によ
り、カセツト1b〜1nが夫々チエーン部材13
の突片13d,13eにより挾持的に保持された
状態で供給トレイ2の長手方向(矢印A方向)に
搬送され、第9図に示すように、最左端のカセツ
ト1bが第1の摺動板14に乗り供給口2cに対
応する位置に到る。これにより、カセツト1bは
落下供給待機状態となる。上記摺動板16が矢印
B方向に復帰するときには、ラチエツト爪17
a,17bは逃げ方向に回動してチエーン9,1
0とは独立で移動し、次のチエーン部材を係止す
る状態となる。
なお、上記のカセツト搬送動作と並行して、後
述するカセツト装填動作が行なわれる。
カセツトホルダ4は、第10図に示すように、
底板部材41と一対の上板42,43とを組合せ
てなり、上側にカセツト受入口44、側方にカセ
ツト排出口45を形成して大略構成してある。な
お、カセツトホルダ4は、第4図に示すように下
端部を軸51に軸支されており、後述するカセツ
ト受入・排出モード時には垂立してカセツト受入
口44が上記供給口2cに対向している。
底板部材41は第11図A乃至Dに示す構成と
され、その上面にはカセツト幅広部を案内する段
部41a,41bが形成してあり、その一側は開
放され、他側壁には後述するカセツト排出アーム
99が嵌入する溝部41c、及び透孔41dが形
成してある。上記段部41aは、正常な姿勢のカ
セツト及び上下逆転した姿勢のカセツトの排出を
考慮して形成してある。透孔41d内には掛止ピ
ン46が設けてある。また上記部材41の一端に
は、同図Cに示すようにローラ47を保持した屈
曲弾性アーム48が固着してある。また、開放側
には、案内部材49が、ばね50により反時計方
向の回動力を附与された状態で、回転可能に設け
てある。
上板42,43は、上記溝部41cに対応させ
て互いに離間して取付けてある。一方の上板42
には、第10図Dに示すように、カセツト幅広部
を案内する段部42a,42bが形成してある。
他方の上板43には、弾性腕部43a,43b、
各弾性腕先端側の半球状部43c,43d、及び
折曲係止腕部43e,43f,43gが形成して
ある。
上記摺動部材14の矢印A方向への後退により
落下するカセツト1aは、まず、幅方向端部を案
内部41e及び案内部材49に係止案内されてカ
セツトホルダ4の受入口44に導かれる。更にカ
セツト1aはその両面の幅厚部を夫々段部41
a,41b、及び段部42a,42bにより案内
されて、傾斜を矯正されてホルダ4内を垂直に落
下する。これにより、カセツトがずれて落し込ま
れたりする事故が完全に防止される。カセツト1
aは更に半球状部43c,43dに案内されて、
開口端面を係止腕部43e,43f,43gに係
止される位置に到り、第10図A及びBに示すよ
うにホルダ4内に受入保持される。
また、底板部材41には、第11図に示すよう
に、受光素子であるホトトランジスタ30,31
を保持するプリント基板32が埋設してあり、上
板42には、第10図に示すように、発光素子で
ある発光ダイオード33,34を埋設してなるプ
リント基板35が埋設してある。ホトトランジス
タ30と発光ダイオード33は、上下逆転した状
態でホルダ内に挿入されたカセツト1a(第10
図及び第11図中一点鎖線で示す)の位置決めピ
ン挿入用孔1a-1に相対向するように配置してあ
り、別のホトトランジスタ31と発光ダイオード
34は、カセツト1aの供給側スプールの近傍位
置で相対向するように配置してある。上記ホトト
ランジスタ30と発光ダイオード33は、ホルダ
4内のカセツト1aが正常な状態か或は上下逆転
しているかを検出する機能を有し、別のホトトラ
ンジスタ31と発光ダイオード34とは磁気テー
プが供給側スプールに巻回されているか否かを検
出する機能を有する。
前記摺動板14の摺動により、カセツト1aは
供給口2cを通してホルダ4内に落下し、その下
面で第2図に示す検知レバー52のピン53を押
し、スイツチSW3が閉成する。こゝで、スイツチ
SW3と前記スイツチSW1とが共に閉成している約
1秒間に亘つて、上記発光ダイオード33,34
が発光する。こゝで、磁気テープが供給側スプー
ルに巻回されているカセツト1aが、その幅広部
を下側としてホルダ4内に挿入されたとすると、
発光ダイオード33及び34よりの光は夫々カセ
ツト筐体及びテープ巻回体により遮られてホトト
ランジスタ30,31に到らない。これにより、
ホトトランジスタ30,31を含む制御機構は動
作せず、スイツチSW3の閉成により単一のモータ
54が単に起動する。このとき、第2図に示すよ
うに、切換ギア55は第1のカム板歯車56に噛
合しており、且つ、ブレーキシユ57が歯車56
より離れている。モータ54の回転はベルト58
を介してプーリ59に伝達され、更にギア60,
61,62を介して減速されてギア55に伝達さ
れ、第1のカム板歯車56が軸56aに関して反
時計方向に回転する。
歯車56には、その外側面に略140゜に亘る同
一高さの自己保持用カム63が形成してあり、そ
の内側面には、装填用カム64が同心円的に形成
してある。上記カム64は、第12図に展開して
示すカム形状を有する。
歯車56が回転すると、スイツチSW4がカム6
3より閉成され、モータ54が自己保持されて回
転を継続する。歯車56が更に回転すると、ロー
ラ47が装填用カム64の傾斜面64aに案内さ
れ、第3図中矢印B方向に変位する。これによ
り、カセツトホルダ4がアーム48を介して軸5
1に関して第4図中時計方向に回動する。カセツ
トホルダ4は、スプリング(図示せず)に抗して
同図中二点鎖線で示す位置まで回動し、この内部
のカセツト1aがデツキ部7に装填される。カム
板歯車56が約1/2回転したときに、即ち、ロー
ラ47が第10図中範囲68を相対的に移動した
ときに、ローラ47はカム64の頂面部64bに
よりなおも案内されており、カセツトホルダ4は
上記装填位置に保持される。なお、カム板歯車5
6が1/2回転すると、スイツチSW4が自己保持用
カム63による係止を解除されて開成し、モータ
の自己保持が解除され、モータ54が停止する。
上記カセツト1aのデツキ部7への装填動作は、
カセツト1b〜1nの供給トレイ2内での搬送動
作中に行なわれる。これにより、スタート操作に
より、カセツト1aが落下待機位置へ搬送され、
次いでカセツト1aが落下する方式に比べて、カ
セツト1aのデツキ部7への装填が短時間に迅速
に行なわれ、動作上の無駄時間が無く、一のカセ
ツトに対する記録再生終了後より次のカセツトへ
の記録再生動作開始時までの空白時間が極く短く
なる。
これに引き続いて、デツキ部7の動作によりカ
セツト1aのテープに情報信号が記録され、又は
テープより情報信号が再生される。
カセツト1aの記録再生が終了すると、終了信
号が発せられ、これよりモータ54が再度起動さ
れる。モータ54により、カム板歯車56が更に
反時計方向に回動すると、ローラ47がカム64
の傾斜面64cにより案内され、カセツトホルダ
4はスプリング(図示せず)により反時計方向に
回動して垂直位置に到り、カセツト1aがデツキ
部7より離脱される。
なお、カム板歯車56の後半の1/2回転時、ロ
ーラ47は第12図中範囲73を相対的に移動す
る。また、カム板歯車56の後半1/2回転時、ス
イツチSW5がカム63によりレバー75を介して
閉成されて、モータ回路が前記の場合と同様に自
己保持される。
カセツトホルダ4が垂直位置に復帰すると第3
図中スイツチSW6が元の状態に切り換り、第2図
に示す切換用ブランジヤソレノイド80が作動す
る。ソレノイド80の作動により、回動レバー8
1がピン83に係止されて第2図中軸82に関し
て反時計方向に二点鎖線で示す位置に回動する。
これにより、切換ギア55を保持している切換ア
ーム84が、ピン85を係止されてスプリング8
6に抗して軸87に関して時計方向に回動し、切
換ギア55が同図中二点鎖線で示すように上記カ
ム板歯車56より外れて第2のカム板歯車88に
新たに噛合する。これにより、第1のカム板歯車
56が停止し、第2のカム板歯車88が軸88a
に関して反時計方向に回転し始める。
また、回動レバー81の上記回動により、第1
及び第2のブレーキアーム89及び90が同様に
回動し、ブレーキシユ91が第2のカム板歯車8
8より離れ、別のブレーキシユ57が第1のカム
板歯車56に圧接する。これにより、歯車88の
ブレーキが解除され、歯車56にブレーキが作用
する。こゝで、一方のブレーキアーム90がスプ
リング材で構成してあるため、両カム板歯車5
6,88に対するブレーキ作用及び解除が確実に
行なわれる。
なお、第1のブレーキアーム89はスプリング
89aにより時計方向に回動付勢されており、第
2図中実線で示す状態において、ブレーキシユ9
1はスプリング89aの作用により第2のカム板
歯車88に制動力を附与している。
カム板歯車88には、その外側面の一部にカセ
ツト押出カム92が形成してあり、このカム92
は第13図に展開して示すカム形状を有する。ま
た、カム板歯車88には、ピン93が植立してあ
り、ピン93は第14図に示すように歯車88の
真下位置において軸94に軸支してある作動アー
ム95の長溝95aに嵌合している。
また第14図中、カセツト排出部材96は、平
行に装架してある二本のレール97a,97bに
摺動可能に嵌合しており、ピン98を上記長溝9
5aの延長として形成してある長孔95bに嵌合
して復帰位置にある。上記部材96に設けてある
カセツト排出アーム99は前記溝部41c内に位
置している。
カム板歯車88が反時計方向に回動すると、ピ
ン93が長溝95a内を移動し、作動アーム95
が第13図中反時計方向に回動する。作動アーム
95の回動により、カセツト排出部材96がピン
98を長孔95bに案内されてレール97a,9
7bに沿つて矢印C方向に移動する。これによ
り、カセツト1aはその一側面をアーム99に係
止されてカセツトホルダ2よりその側方のカセツ
ト排出口45を通して外部に排出される。このと
き、アーム99は一対の上板42,43の間を移
動し、案内部材49はカセツト1aに押されてば
ね50に抗して回動する。
上記カム板歯車88が角度βに亘つて略3/4回
転すると、作動アーム95、カセツト排出部材9
6は矢印C方向に移動して夫々第14図中二点鎖
線で示す位置に到り、カセツト1aはカセツト排
出口45、ゲート32を通つて第3図中二点鎖線
で示すように排出トレイ6の一端側に送り出され
る。カム板歯車88が更に角度γに亘つて略1/4
回転し元の位置に到る間に、作動アーム95が時
計方向に回動し、部材96が矢印D方向に移動し
て同図中実線で示す位置に復帰する。これによ
り、部材96の復帰は素早く行なわれ、従つてカ
セツトホルダ4は無駄時間なく次のカセツト1b
を受け入れる待機状態となる。また、カセツト排
出動作時、作動アーム95は軸94より離れた位
置をピン93により案内されるため、アーム95
は比較的大なる回動力を附与されて比較的緩慢に
回動する。これにより、カセツト1aは不要な衝
撃を作用されずに確実に排出される。また更に
は、カセツト1aが横方向に移動して排出される
ため、後述するように排出後のカセツトが簡単な
機構により整列されうる。
また上記カム板歯車88が略1/4回転すると
き、第3図中カセツト押出レバー100の一端に
設けてあるローラ101が上記カム92の傾斜面
92aに案内され、レバー100が軸102に関
して時計方向に回動する。レバー100が回動す
ると、押圧板103がレバー100の他端側のロ
ーラ104に押されてスプリング105に抗して
矢印B方向に移動し、カセツト1aが押圧板10
3に押されて同方向に所定距離d移動する。
このとき、排出トレイ6内の受け板部材106
は、予め矢印A方向に終端位置に移動してある。
部材106は、第15図A乃至Cに示す形状をな
し、その底部両端側の円弧状遊嵌部106a,1
06bを排出トレイ6の断面円形状の中央レール
107に遊嵌させ、弾性片106c,106dを
溝部108の両側壁に当接させて、排出トレイ6
内に嵌合してある。これにより、受け板部材10
6は、受け板106eをカセツトに押されるとき
に応じて矢印B方向に移動し、複数のカセツトを
下記の爪部材109,110と協働して排出トレ
イ6中に垂立させて保持する機能を有する。
なお一本のレール107に遊嵌部106a,1
06bが遊嵌しているため、受け板106eにカ
セツトが倒れようと力が加わつても受け板106
eは倒れず、第3図中A方向に附勢するバネを設
ける必要はない。
可撓性を有する爪部材109,110は夫々排
出トレイ6の外側にネジ止めしてあり、爪部10
9a,110aが開口部を通して排出トレイ6の
両側よりその内部に突出して相対向している。
カセツト1aが押圧板103の作用により移動
するとき、カセツト1aはその両端部で爪部10
9a,110aの傾斜面を係止し爪部109a,
110aを押しのけて、更には受け板部材106
を押しつゝ移動する。これにより、カセツト1a
は、第3図中実線で示すように受け板部材106
と復帰して突出した爪部109a,110aとで
挾持されて一対のレール115上に垂立状態に保
持される。カム板歯車88が元の位置に復帰し、
ローラ101のカセツト押出カム92による案内
が解除されると、押圧板103はスプリング10
5により矢印A方向に移動し、カセツト1aが排
出される空間111が再び形成される。
また、カム板歯車88が1回転し、カセツト排
出部材96が実線で示す位置に復帰すると、スイ
ツチSW7がその作動片を部材96の傾斜面に係止
されて切り換わる。スイツチSW7が切り換わる
と、モータ54が停止すると共にソレノイド80
が消磁され、切換ギア55がカム歯車88より外
れカム歯車56に噛合し、カム歯車88にブレー
キが作用し、別のカム歯車56に対するブレーキ
が解除される。
これにより、一連のサイクルが終了し、自動カ
セツトチエンジ装置は元の状態となる。
また、スイツチSW7が切り換わると、モータ2
2が作動し、再び上記サイクルが開始し、カセツ
ト1bの供給、カセツト1bに対する記録再生、
カセツト1bの排出動作が行なわれる。なお、供
給トレイ2内のカセツト群は、チエーン9,10
が間歇的に距離l宛走行するに伴ない、同様に矢
印A方向に間歇的に搬送される。
上記サイクルを繰り返えすことにより、供給ト
レイ2内のカセツト群1の各カセツトが一個ずつ
順次記録/再生され、排出トレイ6中に排出され
る。こゝで、排出トレイ内のカセツトは、受け板
部材106と爪部材109,110の作用によ
り、開口部の下側とし垂立した状態で整列してい
るため、記録/再生済カセツト群5をそのまゝ長
期に放置していても、テープ露出窓を通してカセ
ツト内にゴミ等が進入する不都合が発生せず、更
には開口部側は幅厚としてあるため、より安定に
保持される。また、受け板部材106には戻しば
ねが設けていないため、排出トレイ6内に整列し
たカセツト群5は受け板部材106を押さえるこ
となく容易に取り出される。
また、上記サイクルが多数回繰り返えされ排出
トレイ6内に所定数のカセツトが整列されると、
第3図中二点鎖線で示すように最初に排出された
カセツト1aが検知レバー112を押す。これに
より、スイツチSW8が切り換わり、例えば装置の
電源回路が開路されて少なくともカセツト排出動
作が中断される。
次に供給トレイ2内に整列しているカセツト群
中カセツト1aが上下逆転している場合の動作に
ついて説明する。この場合にも、カセツト1aは
第1の摺動板14の摺動により供給口2cを通し
て同様にホルダ4内に落下挿入し、スイツチSW3
を閉成させる。カセツト1aが第10図及び第1
1図中一点鎖線で示すように幅広部を上側として
挿入されると、その位置決めピン挿入用孔1a-1
がホトトランジスタ30と発光ダイオード33と
の間に位置する。これにより、発光ダイオード3
3よりの光が上記孔1a-1を通つてホトトランジ
スタ30により受光され、カセツト1aが上下逆
転状態であることが検出され、制御機構が動作
し、プランジヤソレノイド80が作動する。これ
により、スイツチSW3の閉成によるモータ54の
回転は、カム板歯車56ではなく第2のカム板歯
車88に伝達される。この歯車88の1回転によ
り、カセツト1aは直ちにホルダ4外に排出さ
れ、排出トレイ6内に整列する。この上下逆転し
たカセツト1aは、幅広部が第11図及び第12
図中段部41a,42aの上側を通過することに
より、つかえることなくホルダ4外に円滑に排出
される。
この結果、上下逆転したカセツト1aがデツキ
部7に無理に装填されようとしてこの際にカセツ
ト自体がデツキ部7よりのキヤプスタン、リール
軸等の突出部材と衝合し、カセツト筐体或はキヤ
プスタン等が損傷される事故が未然に防止され
る。
なお、カセツト1aが上下逆転しているか否か
は、カセツト1aの挿入方向幅の中心線L(第1
6図及び第17図参照)に関して非対称位置にあ
る貫通孔又は透明窓等を利用して検出することが
出来る。従つて、上記実施例の他に、第16図に
示すように、巻芯軸挿入用孔1a-2を利用し、カ
セツト1aの逆転状態において、上記孔1a-2
相対向する位置にホトトランジスタ36と発光ダ
イオード37を配置した構成とすることも出来、
更には、第17図に示すように、キヤプスタン挿
入孔1a-3を利用し、カセツト1aの逆転状態に
おいて上記孔1a-3に相対向する位置にホトトラ
ンジスタ38と発光ダイオード39を配置した構
成とすることも出来る。
更には、カセツト1aが上下逆転状態でホルダ
4内に保持された場合にも、カセツト供給・搬
送・装着・記録再生・排出の一連の繰り返し動作
が停止されずに引き続いて継続して行なわれるた
め、特に操作者が傍にいず異常を発見してこれを
補正することが困難である遠隔操作により動作さ
せる装置に適用して優れた効果を呈する。
また、上記カセツト1aがA面とB面とを逆に
して整列してあり、磁気テープが巻取側スプール
に巻回してある場合には、カセツト1aがホルダ
4内に挿入されたときに、ホトトランジスタ31
が発光ダイオード34より透明窓を通して到る光
を受光する。これにより、ホルダ4内のカセツト
1aのA面、B面が逆であることが検出され、上
記制御機構が動作してソレノイド80が作動す
る。この結果、上記カセツト1aはデツキ部7に
無駄に装填されることなく、上記の場合と同様
に、ホルダ4外に直ちに排出されトレイ6内に整
列する。
また、上記構成の装置においては、第1図に示
すように供給トレイ2及び排出トレイ6を平行に
配し、供給トレイ2内のカセツト群1が矢印A方
向に移動し、排出トレイ6内のカセツト群5が矢
印Aとは逆の矢印B方向に移動する構成としてあ
るため、装置全体が最小の大きさとされ、小型化
がはかられている。また、排出トレイ6は装置前
側に配してあるため、操作者は排出されたカセツ
ト群5の整理、チエツクを容易に行なうことが出
来る。
また、カセツトは垂直方向に落下してカセツト
ホルダ4内に供給され、横方向に移動してホルダ
4外に排出されるように構成してあるため、カセ
ツトをカセツト供給側に移動させて排出する場合
に比べて、カセツトチエンジ動作が円滑且つ迅速
に行なわれる。なお、カセツトをカセツト供給側
に移動させてホルダより排出する構成とすると、
カセツトチエンジ動作が面倒となり、このための
機構も複雑となり、更には排出されたカセツトの
整理が困難となるものである。
また、上記構成装置において、第2図に示すよ
うに、カセツト群1を収容し、モータ22等が固
定してある供給トレイ2は、デツキ部7の真上位
置において軸113に軸支されて筐体3に開閉可
能に取付けてある。このため、供給トレイ2を軸
113に関して時計方向に回動させて開くことに
より、デツキ部7が露出され、操作者はデツキ部
7等の保守管理を容易に行なうことができる。
なお、上記実施例は、コンパクトカセツトをチ
エンジ動作する場合についてであるが、本発明
は、これに限ることはなく、マイクロカセツト
(ミニカセツト)、カートリツジ等のテープ収納筐
体をチエンジ動作する構成とすることもできるの
は勿論である。
上述の如く、本発明になるテープ収納筐体自動
チエンジ装置によれば、供給機構の動作完了に引
き続いて搬送機構が動作する構成であるため、次
に供給されるべきテープ収納筐体は供給待機状態
とされ、然して再生終了後テープ収納筐体の再生
部よりの排出に続いて直ちに次のテープ収納筐体
を再生部に供給されることが可能となり、これに
より、テープ収納筐体の交換を時間的無駄なく迅
速に行なうことが出来、また供給機構と搬送機構
とを一の作動機構により順次作動させる構成とし
ているため、順次作動する複数の作動機構を設け
た構成に比べて、上記の供給機構と搬送機構とを
確実に所定のタイミングで動作させることが出
来、また、上記作動機構をカム板により構成する
ことにより、上記供給及び搬送動作を円滑に行な
うことが出来るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるテープ収納筐体自動チエ
ンジ装置の1実施例の斜視図、第2図は第1図中
右側板を取り外して示すテープ収納筐体チエンジ
装置の全体を示す一部切截側面図、第3図は第1
図中上板及び供給トレイを取り外して示すチエン
ジ装置の一部切截平面図、第4図は第1図中背板
を取り外して示すチエンジ装置の背面図、第5図
は第1図中供給トレイ内のテープ収納筐体供給・
搬送機構を固定ベースを省略して示す平面図、第
6図A及びBは夫々第5図中チエーンの一構成部
材を異なる方向よりみた斜視図、第7図は第5図
中下側の摺動板とこれと協働するカムを示す図、
第8図は第5図中上側の摺動板、カム、チエーン
等を示す図、第9図は背板を取り外してカセツト
供給・搬送後の状態を示す図、第10図A,B,
Cは夫々カセツトホルダの正面図、左側面図、及
び右側面図、同図Dは第10図A中D−D線に沿
う断面図、第11図A,B,Cは夫々カセツトホ
ルダ底板の正面図、左側面図及び右側面図、同図
Dは第11図A中D−D線に沿う断面図、第12
図は装填用カムの展開図、第13図はカセツト押
出カムの展開図、第14図はカセツト排出機構を
示す図、第15図A,B,Cは夫々受け板部材の
平面図、正面図、及び側面図、第16図及び第1
7図は夫々カセツトの上下逆転状態を検出する別
の実施例を模式的に示す図である。 1……カセツト群、2……供給トレイ、2a…
…供給口、3……筐体、4……カセツトホルダ、
5……記録/再生済カセツト群、6……排出トレ
イ、7……デツキ部、9,10……ループ状チエ
ーン、13……チエーン部材、13d,13e…
…突片、14……第1の摺動板、14a……折曲
部、16……第2の摺動板、16c……折曲部、
17a,17b……ラチエツト爪、20……第1
の腕状カム、21……第2の腕状カム、22……
モータ、29……カム駆動歯車、56,88……
カム板歯車、99……カセツト排出アーム、10
6……受け板部材、120……記録及び/又は再
生部本体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 供給側収納部内に収容された複数個のテープ
    収納筐体の中から必要に応じて一個ずつ順次選出
    して記録及び/又は再生部本体へ供給するテープ
    収納筐体自動チエンジ装置において、一方向に動
    作して該供給側収納部中供給位置にあるテープ収
    納筐体を記録及び/又は再生部本体へ供給し、復
    帰して上記供給位置をテープ収納筐体受け入れ可
    能となつて動作を完了する供給機構と、一方向に
    動作して該供給側収納部内のテープ収納筐体を供
    給位置に搬送させ、復帰して動作を完了する搬送
    機構と、記録及び/又は再生後に上記テープ収納
    筐体を上記記録及び/又は再生部本体より上記テ
    ープ収納筐体が供給される方向とは異なる方向に
    排出する機構と、モータ等により駆動されて上記
    供給機構と搬送機構とを夫々動作完了まで順次作
    動させる一の作動機構と、排出機構を作動させる
    別の作動機構と、よりなることを特徴とするテー
    プ収納筐体自動チエンジ装置。 2 該一の作動機構は該モータ等により一回転さ
    れるカム板であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の装置。 3 該一の作動機構はその一周期運動により該供
    給機構と該搬送機構とを順次独立に作動させる構
    成としてなることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の装置。
JP15790477A 1977-12-29 1977-12-29 Device for automatically changing tape container Granted JPS5492306A (en)

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