JPS6273424A - 磁気記録円板のバ−ニツシユ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 磁気ディスク装置の組立完了状態において、磁気記録円
板の回転数を定常回転より落とし、磁気ヘッドの浮上量
を低くして、サーボ情報により磁気ヘッドをシークし、
磁気記録円板上の摺動を行い、ゴミ、突起等を取除くよ
うにした磁気記録円板のバーニッシュ方法である。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、磁気ディスク装置に用いられる磁気記録円板
のバーニッシュ方法に関する。

磁気ディスク装置は、例えば第３図に示すように、ベー
スｌ上に複数の磁気記録円板２がスピンドルに保持され
、その下部に設けられたモータ４により高速に回転され
る。叉磁気記録円板２の情報をリード／ライトする為の
磁気ヘッド５が、磁気記録円板２に対向して配置され、
磁気ヘッド５はアクチュエータフにより駆動されるアー
ム６に固定される。なお、磁気ヘッド５と磁気記録円板
２との隙間は磁気特性上非常に狭いので、ゴミ等が入り
磁気ヘッド５、磁気記録円板２を傷めないようカバー８
で密閉されている。なお、Ｆは密閉内を清浄にする為の
フィルターである。

磁気ヘッド５の浮上量は非常に小さい為、磁気ヘッド５
浮上時にヘッドクラッシュを起こさないように、磁気記
録円板２上にはゴミ、突起がなく平滑であることが必要
とされる。

〔従来の技術〕

従来、磁気ディスク装置の磁気記録円板は、第４図に示
すようにアルミ基板９上に、アルマイト処理膜１０を形
成し、その処理膜１０上をポリッシュで平滑にし、その
上に磁性剤１１をコートし、その表面を焼き磁性膜を硬
化している。叉磁気記録円板２上を磁気ヘッドが摺動し
て浮上するので、磁気記録円板２上に潤滑剤１２を塗布
し、耐摩耗性を増している。

磁気ディスク装置の組立において、磁気記録円板２の単
体試験が行われる。単体試験としては、磁気記録円板上
のゴミ、突起等をバーニッシュにより取除き、タッチテ
スト装置により浮上マージンチェックを行い、さらにリ
ード／ライトの特性チェックを行っている。そして良品
のみを磁気記録円板駆動体に積層し、磁気ディスク装置
を組立てている。組立完成後の装置試験として、サーボ
情報を書き、磁気記録円板のチェックを行い、フォーマ
ット書きを行い、さらに、リード／ライトのチェックを
行っている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

磁気ディスク装置はクリーンルームに於いて組立られて
いるが、室内は完全にゴミがなくならず、微小なゴミが
存在する。その為、バーニッシュしてタッチテストと特
性チェックをした磁気記録円板２を磁気ディスク装置を
組立てる際、室内の微細なゴミが、磁気記録円板２は潤
滑剤が塗られている為、付着される。

従来磁気ヘッドの浮上量が０．３〜０．６μｍと大きか
ったので、上記のような微細なゴミは問題とならなかっ
たが、最近のような高密度記録化により磁気ヘッドの浮
上量も０．２〜０．３μｍと微小なり、ヘッドクラッシ
ュを起こし、磁気ヘッド及び磁気記録円板を傷めると云
う問題点があった。

また、装置内のゴミが磁気ヘッドのスライダーの前部、
或いは後部に付着し、リード／ライト出来ないと云う問
題点もあった。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図／／／　／ｄｌは本発明の詳細な説明する図であ
る。

図において、２は磁気記録円板を示し、単体試験が完了
し、磁気記録円板駆動体に積層し、磁気ディスク装置を
組立てた状態である。５は磁気ヘッドで、アクチュエー
タフにより駆動されるアーム６に固定された状態を示す
。

磁気ヘッド５は磁気記録円板２の回転により浮上する。

磁気記録円板２が定常回転数３６０Ｏｒｐｍで磁気ヘッ
ド５は０．２〜０．３μｍ浮上するが、これを定常回転
数以下例えば、１８００ｒｐｍとし、低浮上させる。磁
気ヘッド５ばサーボ信号により磁気記録円板２上をシー
クさせ、移動することによりバーニッシュを行う。

〔作用〕

即ち、第１図に示すように磁気記録円板２が、定常回転
数以下で回転することにより、磁気ヘッド５は低浮上す
る。この状態でサーボ信号により磁気ヘッド５が磁気記
録円板２上を移動する。これにより、磁気記録円板２上
の磁気へラド５の浮上量以上の大きさのゴミ、突起は、
磁気ヘッド５により除去される。この時、磁気記録円板
２上に潤滑剤で固着されたゴミ等も、磁気ヘッド５によ
るバーニッシュにより除去出来る。

〔実施例〕

本発明の実施例を第３図に示す磁気ディスク装置を用い
て説明する。

本発明の磁気記録円板のバーニッシュ方法は、磁気ディ
スク装置の組立後に、磁気ディスク装置を用い、磁気記
録円板を低速回転させ、磁気ヘッドによりバーニッシュ
する低速回転バーニッシュである。それは、まず磁気デ
ィスク装置の磁気記録円板２を定常回転（実施例では３
６００ｒｐｍ　）よりも低回転にしく実施例では例えば
１５００ｒｐｍ　）　、ｆａ気ヘッド５を低浮上させ、
磁気ヘッド５をサーボ信号によりシークし、磁気記録円
板２上を摺動するように移動させ、磁気記録円板２の情
報面上のゴミ、突起等を除去し清浄にする。

第２図は低速回転バーニッシュデータであって、バーニ
ッシュ効果のチェック回転数は３６２０ｒｐｍで行った
ものである。図（イ）は低速バーニッシュをしない初期
状態で、磁気記録円板２を３６２Ｏｒｐｍ（定常回転）
で回転させ、磁気ヘッド５をサーボ１８号で移動した場
合のタッチ頻度である。

図（ロ）は該磁気記録円板２を１５００ｒｐｍで低速回
転し、磁気ヘッド５をサーボ信号によりシークした磁気
記録円板２を、２４００ｒｐｍで回転させ、磁気ヘッド
５のタッチ頻度を示したもの。

図（ハ）は上記低速バーニッシュした磁気記録円板２を
１８０Ｏｒｐｍで回転させ、磁気ヘッド５のタッチ頻度
を示したもの。

図（ニ）は上記低速バーニッシュした磁気記録円板を１
５００ｒｐｍで回転させ、磁気ヘッド５のタッチ頻度を
示したもの。

実施例の磁気ディスク装置は磁気記録円板２の定常回転
は３６００ｒｐｍで、磁気ヘッド５の浮上が０゜２μｍ
であり、図（ロ）の磁気へフド５の浮上量は、０．２μ
ｍより低いので、定常回転でのタッチ頻度は少なくなる
。実験ではゴミ、突起は殆ど問題とならないタッチであ
った。図（ハ）の磁気ヘッド５の浮上量はざらに低くな
るので、定常回転でのへソドタッチはなく、マージンが
大きくとれる。図（ニ）の磁気ヘッド５の浮上量はもっ
と低いので、定常回転でのヘッドタッチは全くなく、さ
らに大きなマージンとなる。

以上のように磁気記録円板２を定常回転より低速に回転
させ、磁気ヘッド５の浮上量を低くし、サーボ信号によ
り磁気記録円板２上を摺動するようにシークさせる低速
回転ハーニ・７シユにより、磁気ヘッド浮上量より大き
い磁気記録円板２上のゴミ、突起は、磁気へフド５で除
去される。

従って、磁気ディスク装置の組立において、磁気記録円
板２にゴミ、突起等の付着があっても、本発明の低速回
転バーニッシュを行うことにより清浄化され、ヘッドク
ラッシュを起こしたり、或いはゴミによるリード／ライ
ト特性を悪くすると云うことがなくなる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、磁気ディスク装置
の組立後に、低速回転バーニッシュを行うことにより、
組立時に付着した磁気記録円板上のゴミ、突起が除去さ
れ、ヘッドクラッシュやゴミによるリード／ライト特注
の劣化を防ぐことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明する図、 第２図（イ）〜（ニ）は本発明の低速回転バーニッシュ
データ　を説明する図、 第３図は磁気ディスク装置を説明する図、第４図は磁気
記録円板を説明する図である。 図において、 ２は磁気記録円板、 ５は磁気ヘッド、 ６はアーム、 ７はアクチュエータを示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気記録円板（２）のバーニッシュ方法であって、 磁気ディスク装置の組立て完了状態において、磁気記録
   円板（２）を定常回転数以下に回転させ、磁気ヘッド（
   ５）の浮上量を低くし、該磁気ヘッド（５）をサーボ信
   号により該磁気記録円板（２）上を移動させ、該磁気記
   録円板（２）のバーニッシュを行なうことを特徴とする
   磁気記録円板のバーニッシュ方法。