JPS627308A - 電気軌道車の自動運転制御方法 - Google Patents

電気軌道車の自動運転制御方法

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JPS627308A
JPS627308A JP61078865A JP7886586A JPS627308A JP S627308 A JPS627308 A JP S627308A JP 61078865 A JP61078865 A JP 61078865A JP 7886586 A JP7886586 A JP 7886586A JP S627308 A JPS627308 A JP S627308A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、距離−速度パターンに従って走行距離に対応
した指令速度を与えながら自動運転する車上自動運転装
置を備えた電気自動車の自動運転における加減速制御方
法に関するものである。
(従来の技術および問題点) 一定の路面軌道を設け、この軌道に沿って電気自動車を
自動運転する新交通システムが最近提案されているが、
この種の電気自動車の自動運転においては、その加減速
時にカ行及び制動等の動作がモータ、ブレーキ装置等の
能力範囲内におさまるようにしつつ、所定距離の走行後
に所定の速度を得ることに加え、乗心地対策として、在
来の鉄道敷設路線にはなかった数十%、と云うような急
勾配を走行路に持つことを考慮し、乗客の体感加減速度
を一定かつ小さくするように車輌の加減速制御を行なう
ことが重要である。更に定位置停止制御については、上
記勾配条件が速度制御における外乱として働くことを考
慮してなお200m前後の距離走行後に±30cm程度
の停止精度を確保する必要がある。
従来は、このために軌道側で横方向加減速及びジャーク
対策としてカントの摺付けを行なったり、客室の懸架装
置にエアサスペンションを採用する策を講じているが、
これらは何れも乗心地対策という観点からだけ判断して
も、車輌進行方向に存在する軌道勾配に対する対策には
な得ない。そこで、速度制御における誤差吸収の目的も
あって、定速走行区間を何段階も長距離にわたって取る
ことが考えられるが、この方法は車輌の表定速度を下げ
ることになり好ましくない。
次に上記の目的を達成するために、軌道の勾配条件を加
味して加減速度を変えた距離−速度パターンを車上自動
運転装置内に予め何種類も用意しておき、車輌が勾配区
間に進入した場合、その勾配区間に対応した距離−速度
パターンを選び出し、それに従って加減速を行なう方法
が考えられる。
しかしながら、車上距離−速度パターンに従って制御さ
れる路線区間の勾配条件を全て含んだ何種類もの距離−
速度パターンを持つことは効率的とは云えない。また車
輌進入速度の変更、加減速動作開始位置の変更、加減速
動作終了位置の変更、駅の新設、路線の延長等に対して
適応性、柔軟性を有しているとは云い難い。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、斯る従来の問題点を解決するものであって、
車上自動運転装置には標準加減速度の1本若しくは若干
本の基準距離−速度パターンを備え、加減速動作開始点
以前で軌道勾配情報を検知し、この開始点からの車輌走
行距離を軌道勾配情報によって変換し、その作成走行距
離と前記基準距離−速度パターンより、等価的に路線と
して考えられる全ての勾配条件を考慮した距離−速度パ
ターンを有せしめ、車輌が勾配区間に進入した時に自動
的に最適のパターンが発生することにより乗心地及び制
御精度を向上させるようにしたものである。
(実施例) 以下、図示の実施例について本発明方法を詳述する。
第1図は本発明の詳細な説明図であって、縦軸は速度V
、横軸は距離Xを夫々示し、(イ)は加速度α、 、(
II)は加速度αz 、(ハ)は減速度α。
、(ニ)は減速度α4の夫々X−V平面上の点(Xo。
VO)を通る曲線である。曲線(イ)について点(Xo
、 VO)より点(X、、V、)まで増速する時の加速
度α、。
速度V、及びV、、距離X0及びX、、時間t、の関係
は次式の通りである。
α皇 0式を0式に代入して 曲線(ロ)にツイテ点(XoJo)より点(Xz、Vz
)まで増速する時の関係は次式となる。
α2 0式を0式に代入して 加速度α、により速度v0からV、まで増速した時の進
行距離をX、、加速度α2により速度v0からvlまで
増速した時の進行距離をX2とすると、0式と0式によ
り次式を得る。
上述と全く同様の関係が曲線(ハ)(ニ)についても成
立するので、減速度α3により速度v0からv2まで減
速した時の進行距離をX3+減速度α4により速度v0
からv2まで減速した時の進行距離をX4とすると、X
、とx4の間に次式が成立する。
■[相]式より明らかなように加減速度と進行距離との
間には反比例の関係が成立しており、このことから、加
速度の定まった1本の曲線から任意の異なった加速度を
持つ曲線を、また減速度の定まった1本の曲線から任意
の異なった減速度を持つ曲線を作図することができる。
例えば加速度がα1と定まった曲線(イ)があり、曲線
(ロ)に相当する加速度α2の値だけが判っている時に
曲線(II)を作図する方法について述べる。
X軸上に任意の距離Xn、を取り、距離Xn+を次式距
離Xntなる点よりX軸にたてた垂線と曲線(イ)との
交点の速度をVnとする。V軸上の速度シロなる点より
V軸にたてた垂線と、X軸上の距離Xnzなる点よりX
軸にたてた垂線と交点をAnとする。この操作を連続的
に行なうことによって距離−速度平面上に加速度α2の
曲線(ff)が描かれる。
以下に、定位置停止制御を行なうために本発明を応用し
た実施例について説明する。
第2図は本発明に係かる方法の一実施例としての定位置
停止制御装置のブロック回路図である。
第2図において、■は軌道側に設けられた定位置停止動
作開始点を示す地点信号発生装置からの信号を受信する
定位置停止信号受信器、2は軌道の勾配を検知する勾配
情報検知器で、その検知方法には車輌側自体で検知する
方法と、軌道側に設けられた勾配情報信号発生装置から
の信号で以って検知する方法とがある。3は車輌の走行
速度に応じた電圧若しくはパルスを発生する車輌速度検
出器で、モータ4の出力軸、車軸或いは遊動操向輪はシ
ャフトエンコーダと、波形整形されたパルスを発生する
回路等を含む。5は速度パルスを積算して走行距離を計
算する積算距離計、6は勾配情報検出器2からの信号で
以って積算距離を読み替える積算距離変換器、7は定位
置停止動作開始点からの車輌の進行距離に応じた指令速
度を発生するための定位置停止距離−速度パターン発生
器、8は指令速度と車輌速度との差、即ち速度偏差に応
じた演算を行なう比例演算回路、9は速度偏差について
の積分演算を行なう積算演算回路、10は比例演算回路
8の出力と積分演算回路9の出力の和に基いてカ行或い
はプレーキノフチを選択するノツチ選択回路、11はノ
ツチ選択回路10の出力を例えばリレー接点信号の形で
出力する出力変換回路である。、12はモータ4の界磁
及び電機子電流のオンオフや電流値制御を行なうモータ
制御回路であって、サイリスタレオナード装置やリレー
回路等を含んで構成される。13はブレーキ制御回路で
回生ブレーキについてのサイリスクレオナード装置の界
磁の正負切換論理回路や摩擦ブレーキの適用の段階を決
定するための空気弁、油圧弁の制御を行なうものである
。14は車輪を摩擦力で以って停止させるためのブレー
キ装置、15はパルス列を電圧に変換するf−V変換回
路である。なお、図中の点線で囲まれる各要素は車上自
動運転装置16の定位置停止にかかわる部分を構成して
いる。
次に上記構成の動作を第4図に示す動作原理説明図を参
照しながら説明する。第4図において、縦軸は速度V、
横軸は距離Xを示し、曲線Bo’ B+’Bt’  B
3’  Bt’  S’  は車上自動運転装置16内
の定位置停止−速度パターン発生器7の発生する一定減
速度2.5 kin/H/S  のパターンである。な
おこの値は成るシステムの設計値として与えられたもの
である。第4図の下部には、定位置停止動作区間内に登
り勾配区間と平坦区間とを持つような軌道断面を例示し
ている。
さて勾配区間に存在する車輌の乗客は、重力加速度g(
9,8m/S”)の勾配面と平行方向の加速度成分gθ
と、車輌の減速による減速度αの合成されたものを体感
加速度として惑じているので、平坦区間での車輌の基準
減速度を2.5 ko+/H/Sとすれば、その力の向
きまで考慮して、勾配区間も含め次式で決まる減速度で
以って車輌が制御されるのが乗心地上良好である。即ち
、減速度を、登り勾配減速時には標準減速度より大きく
、下り勾配減速時には標準減速度より小さく、また加速
度を、登り勾配加速時には標準加速度より小さく、下り
勾配加速時には標準加速度より大きくすることにより良
好な乗心地を保ちつつ、且つモータ4、ブレーキ装置1
4に対する能力要求仕様を小さくすることができる。
パターンの持つべき減速度= 2.5 +0−03528 G(km/[(/S)  
 ■但し、Gは軌道勾配を%。で表わしたもので、登り
勾配を正とする。
さてこの走行車輌が一定速度v0で以って勾配区間を走
行して八。地点に到達すると、軌道側に設けられた定位
置停止動作開始点を示す地点信号発生装置からの信号を
定位置停止信号受信器1が受信して出力を出す。八。地
点は軌道建設時に勾配を考慮した0式で決まる減速度で
車輌が初速度v0で走行して定位置停止点Sへ停止する
ように駒位置等により決まるSより逆算して決定する点
である。
積算距離計5は定位置停止信号受信器1からの出力を受
信すると、車輌速度検出器3からの出力パルスをカウン
トし始め、その積算値を出力する。
車輌速度検出器3からの出力パルスは、車輌の走行速度
に比例しているので、それを積分したものとなる積算距
離計5の出力カウント数は、車輌の走行距離に比例した
ものとなる。一方、車輌の走行部の軌道勾配Gが勾配情
報検出器2にて検出され、積算距離変換器6に入力され
る。積算距離変換器6は積算距離計5からの出力カウン
ト数である定位置停止動作開始点へ〇からの車輌の実走
行距離XAと勾配情報検出器2からの勾配情報Gとによ
り次式のような演算を行なって、車上での作成走行距離
XSに変換して出力する。
但し、XA、:n回目の演算時における実走行距離X、
、:n回目の演算結果として得られる作成走行距離 初期条件はn=oにてXAo、= X5o=0なお、こ
の演算は上記ハードウェア回路によって行ない得るだけ
てなく、例えばマイクロコンピュータ等を利用してソフ
トウェア的にも処理できることは云うまでもない。
また第2図に示す一点鎖線内の定位置停止信号受信器1
、勾配情報検出器2、積算距離計5、積算距離変換器6
が第3図の如く構成された場合についても上述と同様に
勾配情報でもって車輌の実走行距離を車上での作成走行
距離に変換できる。
即ち、第3図において、車輌の走行部の軌道勾配Gが勾
配情報検出器2にて検知され、積算距離変換器6に入力
される。積算距離変換器6は車輌速度検出器3からの出
力パルス数PAと勾配情報検出器2からの勾配情報Cと
により次式のように変換してPIIなるパルス数を出力
する。
積算距離計5は定位置停止信号受信器1がらの出力を受
信すると、積算距離変換器6からの出力パルスをカウン
トし始め、その積算値を出ノjする。
定位置停止信号受信器1からの出力を受けてからのパル
ス数PAの積算値ΣPAは、定位置停止動作開始点A。
からの車輌の実走行距離XAとなるが、積算距離変換器
6からの出力パルス数pHの積算値ΣP、は、勾配情報
を加味した車上での作成走行距離X、となる。即ち0式
に示した通りである。
なおこの演算も、前述同様にマイクロプロセッサ等を使
ってソフトウェア的に行なうことができる。
以上のように第2.3図に示される何れの回路において
も、定位置停止距離−速度パターン発生器7に対する走
行距離情報としては、勾配情報を加味した車上での作成
走行距離X、である。なお平坦部では何れの場合も変換
係数が1となることは明らかである。定位置停止距離−
速度パターン発生器7は、定位置停止信号受信器lより
積算距離計5に対して出力されると同じ定位置停止動作
開始点に車輌が到達したことを示す情報で以って、該発
生器7内に持っている標準減速度2.5 km/H/S
の基準パターンを発生し始める。即ち、定位置停止信号
受信器lからの出力が入った瞬間に、それまで阻止され
ていた出力が出始め、その瞬間の出力電圧値は、停止点
Sより加速度2.5 kn+/H/Sで距離したけ走行
した車輌が有する速度v0に対応している。また同時に
作成走行距離X、を照査するためのゲート回路が定位置
停止信号受信器1がらの出力で開かれ、以後は作成走行
距離X、の値により一義的に決まる指令速度を連続的に
出力する。
即ち第4図において、定位置停止動作開始点へ〇は車上
では停止位置S°からの距離がしてあるような地点B0
であると変換される。この点での指令速度VはVoであ
るから、実際には距離軸上へ〇”の点にいる車輌に対し
ての指令速度がvoということであリ、距離−速度平面
上に八〇”なる点が定まる。車輌が勾配区間を走行して
地点A、にきたとすると、実走行距離Ao AI””A
o’ A+’  =Ao” A−、”は、車上ではB。
B、  なる距離に変換され、この地点での指令速度が
vlであるから、実際には距離軸上A、″の点にいる車
輌に対しての指令速度がvlと云うことであり、距離−
速度平面上にA、”なる点が定まる。以下同様にしてA
2”+ A3“、^4′″なる点が求まり、これらの点
を接続した曲線A0”、 AI”+At ”A3−、 
A4”が結果として距離−速度平面上に描かれ、実際の
車輌はこの曲線に沿って後述の如くフィードバック制御
されることにより走行し、勾配G=0となる点で2.5
 km/H/Sの曲線に乗り移ることになる。曲線へ〇
”+ Al″+At ”+ A3”、 A4″″S′な
る減速度が0式に示したものと一致することは今迄述べ
て来たことから明らかであり、2.51ノH/Sと云う
1本の基準パターンから勾配条件を考慮した車輌走行距
離の変換を行なうことにより、0式で示されるパターン
を発生したことになる。
車輌の定位置停止動作区間内への進入速度がν。でなく
、例えばv2であっても、v2の値が車上での2.5k
m/H/Sの基準パターンにより与えられる指令速度よ
り低位である間は、即ち車上での作成走行距離で80よ
り藩なる距離だけ進む間は、速度v2による走行を優先
することによって、単に車輌が実際の定位置停止動作を
開始する点が軌道断面上の40点からA2点へ即ち距離
軸上のA。”点よりA2”点へ移動したと云うだけであ
って、その点以後の実際の減速制御を曲線A2”+ A
3”、八、” S″に従って行なうと云うことは、本発
明方法によって次の変更を加えることで容易に実現でき
る。つまりその変更は、進入速度v2が車上でのパター
ンにより与えられる指令速度と等しくなるまでは、定位
置停止距離−速度パターン発生器7から外部への出力を
させないように出力部に設けたゲートを閉じ、或いは該
発生器7からの出力を受取る部分に設けたゲートを閉じ
るようにするだけで良い。また重力加速度の勾配と平行
な成分のみを考慮したものである0式を、車輌の走行抵
抗、慣性、モータ、ブレーキ装置の能力等をも加味して
次式のように変更しても・軌道上の加減速開始点の位置
を対応して移設するだけで本発明の内容は容易に実現で
きる。
パターンの持つべき減速度= 2.5+0.03528KG(km/H/S)  @但
し、Kは車輌特性を考慮しり補正係数である。
定位置停止距離−速度パターン発生器7の指令速度に対
応する出力電圧からf−V変換回路15の車輌実速度に
対応する出力電圧の差、即ち速度偏差に対応した電圧は
、比例演算回路8及び積分演算回路9に入力される。積
分演算回路9は系の応答性を良くしかつ定常偏差をなく
するために設けられたものであって、速度制御精度が厳
しくないような応用の場合には省略することもできる。
ノツチ選択回路10は比例演算回路8及び積分演算回路
9の出力を加算したΔv + afΔvd t (aは
定数)なる入力に対応してカ行ノツチ指令、或いはブレ
ーキノツチ指令を出力する。ノツチ選択回路10の出力
は出力変換回路11を経由してモータ制御回路12或い
はブレーキ制御回路13に入力され、該モータ制御回路
12或いはブレーキ制御回路13によりモータ4の界磁
及び電機子電流のオンオフや電流値制御の信号、或いは
界磁の正負切換や、ブレーキ装置14を制御するための
信号が出力され、これによってモータ4の回転数、即ち
、車輌実速度が指令速度と一致するように連続的にフィ
ードバンク制御が行なわれる。
第5図は本発明方法の一応用例についての説明図であっ
て、縦軸Vは速度、横軸Xは距離、横軸X゛は実走行距
離、横軸X”は車上での作成走行距離を夫々示し、下部
には出発点より停止点までの軌道断面図を示す。出発点
へ〇より停止点A、。までの全区間の走行に対して車上
側で距離−速度パターンを持つことが無人電気自動車シ
ステムの簡易化の一方法として考えられる。この場合に
車輌速度を一定以下に抑えるために制限速度区間が存在
し、それに対応して定速走行区間が定まるが、それに加
えて軌道勾配をも考慮するとすれば、車輌は曲線(ア)
(イ)(つ)(1)(オ)(力)(キ)(り)(ケ)(
コ)(9)(シ)(ス)(セ)〔曲線■〕に従って走行
するように制御されねばならない。本発明による加減速
制御方法によれば、2このような実際の車輌の走行のた
めに必要な車上自動運転装置16内のパターン発生器か
らの出力は、車上での作成走行距離に対して曲線(7)
 (() (夕)(チ)(ツ)(テ)())(す)(ニ
)(ヌ)(ネ)())(ハ)(し) 〔曲線■〕 であ
る。曲線■は加減速度の種類という観点から見ると、一
定加速度αの曲線(7) Cイ) (夕)(チ)と曲線
(ツ)(テ)())(す)一定減速度βの曲線(ニ)(
ヌ)(ネ)())(ハ)(ヒ)、及び制限速度に対応し
た定速走行レベル直線(チ)(ツ)と直線(す)(ニ)
と云う3種類よりなっている。従って基本的には車上自
動運転装置16内には速度Oより最高制限速度までの加
速度αの基準パターン1本と、最高制限速度から速度O
までの減速度βの基準パターン1本と、必要な個数の定
速走行レベル1本とを持ち、これらを軌道側に設けられ
た加減速動作開始点及び加減速終了点を示す地点信号を
受信して切換え、かつ勾配条件により車輌実走行距離を
車上での作成走行距離に変換するだけで曲線Iを発生で
きることが容易に理解される。実走行距離軸上の点(7
) ’ (() ’ (つ)“(1) ’ C才)“(
力)°(キ)゛(り)°(ケ)゛())’(9)’(シ
)゛(ス)′(セ) は車上での作成走行距離上の点(
ア)′(イ)°(夕)°(チ)゛(ツ)゛(テ)′(ト
)″(す)゛(=)゛(ヌ)′(ネ)°())゛(ハ)
“(ヒ)“と 1 対 l に符号の順に対応しており
、実走行距離から作成走行距離への距離の変換率は、軌
道勾配をG%。とじ、Gの符号を登り勾配時に正となる
ようにとり、加減速度の単位をkm/11/Sとすると
、加速領域においては(α−0,03528KG) /
α、減速領域においてはぐβ十0.03528に’ G
) /βである。但し、K、 K″は車輌特性を考慮し
た補正係数である。
(発明の効果) 以上実施例に詳述したように本発明による電気自動車の
自動運転における加減速制御方法は、従来考慮されてい
なかった軌道勾配条件を車上の距離−速度パターン出力
に織込む場合、実走行距離を車上で軌道勾配条件を織込
んだ作成走行距離を使用するので、基本的には加速度α
の基準パターンど減速度βの基準パターンとの2本のみ
で全ての軌道条件を充足でき、特にハードウェア的にも
ソフトウェア的にも極めて簡単であるから、実施に際し
最も経済的である。加えて本発明方法は、車輌進入速度
の変更・加減速動作開始位置の変更、加減速動作終了位
置の変更、駅の新設、路線の延長等に対して極めて高い
適応性、柔軟性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の基本原理説明図、第2図は本発明
方法の一実施例を示すブロック回路図、第3図は本発明
方法の他の実施例を示すブロック回路図、第4図は第2
図Gごおける動作原理の説明図、第5図は本発明方法の
一応用例を示す説明図である。 1一定位置停止信号受信器、2−勾配情報検出器、3−
・−・車輌速度検出器、4−・モータ、5・・・積算距
離計、6−積算距離変換器、7・−・定位置停止距離−
速度パターン発生器、16−車上自動運転装置。 特 許 出 願 人  株式会社 神戸製鋼所第7図 第4の 手続補正書6.) 昭和61年4月30日 昭和61年4月5日提出の特許側 2、発明の名称 電気自動車の自動運転における加減速制御方法3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 (119)株式会社神戸製鋼所 4、代理人8577 大阪府東大阪市御厨1013番地ふ一ユニ昭和  年 
 月  日(自発) (2)  明細書の全文を別紙の通り訂正する。 訂正明細書 1、発明の名称 電気軌道車の自動運転制御方法 2、特許請求の範囲 法。 この−U離−゛東門パターンぶJ鴫i0L往距囚−3、
発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、1本の距離−速度パターンを備え、この距離
−速度パターンに従って走行距離に対応する指令速度を
順次与えながら軌道上を自動運転する電気軌道車の自動
運転制御方法に関するものである。 (従来の技術および問題点) 一定の路面軌道を設け、この軌道に沿って電気軌道車を
自動運転する新交通システムが最近提案されているが、
この種の電気軌道車の自動運転においては、その加減速
時にカ行及び制動等の動作がモータ、ブレーキ装置等の
能力範囲内におさまるようにしつつ、所定距離の走行後
に所定の速度を得ることに加え、乗心地対策として、在
来の鉄道敷設路線にはなかった数十%、と云うような急
勾配を走行路に持つことを考慮し、乗客の体感加減速度
を一定かつ小さくするように車輌の加減速制御を行なう
ことが重要である。更に定位置停止制御については、上
記勾配条件が速度制御における外乱として働(ことを考
慮してなお200m前後の距離走行後に±30cm程度
の停止精度を確保する必要がある。 従来は、このために軌道側で横方向加減速及びジャーク
対策としてカントの摺付けを行なったり、客室の懸架装
置にエアサスペンションを採用する策を講じているが、
これらは何れも乗心地対策という観点からだけ判断して
も、車輌進行方向に存在する軌道勾配に対する対策には
な得ない。そこで、速度制御における誤差吸収の目的も
あって、定速走行区間を何段階も長距離にわたって取る
ことが考えられるが、この方法は車輌の表定速度を下げ
ることになり好ましくない。 次に上記の目的を達成するために、軌道の勾配条件を加
味して加減速度を変えた距離−速度パターンを車上自動
運転装置内に予め何種類も用意しておき、車輌が勾配区
間に進入した場合、その勾配区間に対応した距離−速度
パターンを選び出し、それに従って加減速を行なう方法
が考えられる。 しかしながら、距離−速度パターンに従って制御される
路線区間の勾配条件を全て含んだ何種類もの距離−速度
パターンを持つことは効率的とは云えない。また運行速
度の変更、車輌進入速度の変更、加減速動作開始位置の
変更、加減速動作終了位置の変更、駅の新設、路線の延
長等がある場合、それに応じて全ての距離−速度パター
ンを修正変更することは非常に困難であり、何種類もの
距離−速度パターンがある場合には、運行条件に対する
適応性、柔軟性は殆んどない。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、斯る従来の問題点に鑑み、運行条件に応じて
、1本の距離−速度パターンに随時修正を加えながら、
それに従って車輌を自動運転できるようにするものであ
って、そのための第1の手段として、所定の加(減)速
度を持つ1本の基準距離−速度パターンを備え、この基
準距離−速度パターンに従って走行距離に対応する指令
速度を順次与えながら軌道上を自動運転する電気軌道車
の自動運転制御方法において、軌道車の所定位置から走
行する実走行距離を順次求めると共に、軌道車が実際に
走行すべき加(滅)速度を前記所定の加(減)速度で除
した値と、前記実走行距離とを乗じて軌道車の実走行距
離毎の作成走行距離を順次求め、この作成走行距離によ
って前記基準距離−速度パターンから該作成走行距離に
対応する各実走行距離での指令速度を得るものであり、
第2の手段として、平坦軌道で良好な乗心地となる基準
加減速度を持つ1本の基準距離−速度パターンを備え、
この基準距離−速度パターンに従って走行距離に対応す
る指令速度を順次与えながら、起伏のある軌道上を自動
運転する電気軌道車の自動運転制御方法において、軌道
勾配が所定量変化する都度、変化地点から軌道車が走行
する実走行距離を順次求めると共に、該軌道勾配の勾配
情報を得て重力加速度により勾配面と平行に作用する加
速度成分を求め、この加速度成分を勾配の方向に応じて
前記基準加減速度に加減算して該軌道区間における所定
の加減速度を求め、この所定の加減速度を前記基準減速
度で除した値と前記実走行距離とを乗じて軌道車の実走
行距離毎の作成走行距離を順次求め、この作成走行距離
によって前記基準距離−速度パターンから該作成走行距
離に対応する各実走行距離での指令速度を得るものであ
る。 (実施例) 以下、図示の実施例について本発明方法を詳述する。 第1図は本発明の詳細な説明図であって、縦軸は速度V
、横軸は距離χを夫々示し、(イ)は加速変可、(0)
は加速度αZ 、(A)−は減速度α5、(ニ)は減速
度α4の夫々X−シ平面上の点くxo。 VO) ヲ通る曲線である。曲線(イ)について点(X
o。 ν。)より点(Xl、L)まで増速する時の加速度α1
゜速度ν0及びVい距離x0及びX、、時間t、の関係
は次式の通りである。 α1 0式を■式に代入して 曲線(ロ)にライて点(xo、 vo)より点(Xz、
Vz)まで増速する時の関係は次式となる。 α2 0式を0式に代入して 加速度α1により速度V。からV、まで増速した時の進
行距離をXい加速度α2により速度V。がらνlまで増
速した時の進行距離をx2とすると、0式と0式により
次式を得る。 Xz    Xt−χ。   α皿 上述と全く同様の関係が曲線(ハ)(ニ)についても成
立するので、減速度α3により速度v0からv2まで減
速した時の進行距離をX3+減速度α4により速度v6
からv2まで減速した時の進行距離を×4とすると、x
3とX4の間に次式が成立する。 ■[相]式より明らかなように加減速度と進行距離との
間には反比例の関係が成立しており、このことから、加
速度の定まった1本の曲線から任意の異なった加速度を
持つ曲線を、また減速度の定まった1本の曲線から任意
の異なった減速度を持つ曲線を作図することができる。 例えば加速度がα1と定まった曲線(イ)があり、曲線
(ロ)に相当する加速度α2の値だけが判っている時に
曲線([りを作図する方法について述べる。 X軸上に任意の距離Xnzを取り、距離Xn、を次式α
i 距離XnI なる点よりX軸にたてた垂線と曲線(イ)
との交点の速度をVnとする。V軸上の速度Vnなる点
よりV軸にたてた垂線と、X軸上の距離Xnzなる点よ
りX軸にたてた垂線と交点をAnとする。この操作を連
続的に行なうことによって距離−速度平面上に加速度α
2の曲線(0)が描かれる。 従って、所定の加(滅)速度α、〔α3〕を持つ1本の
基準距離−速度パターン(イ)〔ハ〕を備え、このパタ
ーン(イ)〔ハ〕に従って実際の走行距離に対応する指
令速度を順次与えながら軌道上を走行する軌道車を自動
運転する場合、実際に走行すべき加(減)速度α2 〔
α4〕を設定すれば、前記パターンを修正しながら自動
運行することができる。つまり、第1図及び第0式から
も明らかなように、軌道車が実際に走行した実走行距離
(Xnz−Xo)を順次求めると共に、設定された加(
滅)速度α2 〔α4〕をパターン(イ)〔ハ〕の加(
減)速度α、〔α3〕で除した値と、前記実走行距離(
X112− Xo)とを乗じて、軌道車の実走行距離(
Xn、 −Xo)毎の見掛は上の走行距離、即ち、作成
走行距離(Xn (−Xo)を順次求める。そして、こ
の作成走行路fi(Xn+  Xo)によって前記パタ
ーン(イ)〔ハ〕から該距離に対応する各実走行距離(
Xnz  Xo)での指令速度を求めると、あたかもパ
ターン(ロ)〔二〕を具備するかの如く加(減)速度α
2 〔α4〕で運行することができるのである。 以下に、定位置停止制御を行なうために本発明を応用し
た実施例について説明する。 第2図は本発明に係かる方法の一実施例としての定位置
停止制御装置のブロック回路図である。 第2図において、1は軌道側に設けられた定位置停止動
作開始点を示す地点信号発生装置からの信号を受信する
定位置停止信号受信器、2は軌道の勾配を検知する勾配
情報検知器で、その検知方法には車輌側自体で検知する
方法と、軌道側に設けられた勾配情報信号発生装置から
の信号で以って検知する方法とがある。3は車輌の走行
速度に応じた電圧若しくはパルスを発生する車輌速度検
出器で、モータ4の出力軸、車軸或いは遊動操向輪等の
何れかに取付けられたタコジェネレータ或いはシャフト
エンコーダと、波形整形されたパルスを発生する回路等
を含む。5は速度パルスを積算して走行距離を計算する
積算距離計、6は勾配情報検出器2からの信号で以って
積算距離を読み替える積算距離変換器、7は定位置停止
動作開始点からの車輌の進行距離に応じた指令速度を発
生するための定位置停止距離−速度パターン発生器・8
は指令速度と車輌速度との差、即ち速度偏差に応じた演
算を行なう比例演算回路、9は速度偏差に・ついての積
分演算を行なう積算演算回路、10は比例演算回路8の
出力と積分演算回路9の出力の和に基いてカ行或いはブ
レーキノツチを選択するノツチ選択回路、11はノツチ
選択回路10の出力を例えばリレー接点信号の形で出力
する出力変換回路である。12はモータ4の界磁及び電
機子電流のオンオフや電流値制御を行なうモータ制御回
路であって、サイリスクレオナード装置やリレー回路等
を含んで構成される。13はブレーキ制御回路で回生ブ
レーキについてのサイリスクレオナード装置の界磁の正
負切換論理回路や摩擦ブレーキの適用の段階を決定する
ための空気弁、油圧弁の制御を行なうものである。14
は車輪を摩擦力で以って停止させるためのブレーキ装置
、15はパルス列を電圧に変換するf−V変換回路であ
る。なお、図中の点線で囲まれる各要素は車上自動運転
装置16の定位置停止にかかわる部分を構成している。 次に上記構成の動作を第4図に示す動作原理説明図を参
照しながら説明する。第4図において、縦軸は速度v5
横軸は距離Xを示し、曲4% B OoB 、 18t
’  B3’  B4’  S” は車上自動運転装置
16内の定位置停止−速度パターン発生器70発生する
一定減速度2.5 km/)I/S  の基準距離−速
度パターンである。なおこの値は成るシステムの設計値
として与えられたものである。第4図の下部には、定位
置停止動作区間内に登り勾配区間と平坦区間とを持つよ
うな軌道断面を例示している。 さて勾配区間に存在する車輌の乗客は、重力加速度g(
9,8m/S”)の勾配面と平行方向の加速度成分gθ
と、車輌の減速による減速度αの合成されたものを体感
加速度として感じているので、平坦区間での車輌の基準
減速度を2.5 km/H/Sとすれば、その力の向き
まで考慮して、勾配区間も含め次式で決まる減速度で以
って車輌が制御されるのが乗心地上良好である。即ち、
減速度を、登り勾配減速時には標準減速度より大きく、
下り勾配減速時には標準減速度より小さくし、また加速
度を、登り勾配加速時には標準加速度より小さく、下り
勾配加速時には標準加速度より大きくすることにより良
好な乗心地を保ちつつ、且つモータ4、ブレーキ装置1
4に対する能力要求仕様を小さくすることができる。 パターンの持つべき減速度− 2,5+0.03528 G(kIl/H/S)   
@但し、Gは軌道勾配を−で表わしたもので、登り勾配
を正とする。 0、03528 (km /H/S)は、重力の加速度
1g−9,8(a+/Sリ −9,8(m/H/S)を
1000テ割った値である。 さてこの走行車輌が一定速度v0で以って勾配区間を走
行してへ〇地点に到達すると、軌道側に設けられた定位
置停止動作開始点を示す地点信号発生装置からの信号を
定位置停止信号受信器1が受信して出力を出すe ao
地点は軌道建設時に勾配を考慮した0式で決まる減速度
で車輌が初速度v0で走行して定位置停止点Sへ停止す
るように駅位置等により決まるSより逆算して決定する
点である。 積算距離計5は定位置停止信号受信器1からの出力を受
信すると、車輌速度検出器3からの出力パルスをカウン
トし始め、その積算値を出力する。 車輌速度検出器3からの出力パルスは、車輌の走行速度
に比例しているので、それを積分したものとなる積算距
離計5の出力カウント数は、車輌の走行距離に比例した
ものとなる。一方、車輌の走行部の軌道勾配Gが勾配情
報検出器2にて検出され、積算距離変換器6に入力され
る。積算距離変換器6は積算距離計5からの出力カウン
ト数である定位置停止動作開始点へ〇からの車輌の実走
行距離XAと勾配情報検出器2からの勾配情報Gとによ
り次式のような演算を行なって、車上での作成走行路j
iIxsに変換して出力する。 但し、xA、、=n回目の演算時における実走行距離X
□:n回目の演算結果として得られる作成走行距離 初期条件はn=0にてXao −Xso = 0即ち、
0式は0式においてα、−2.5・α2=2.5 +0
.03528Gとした場合に相当するものであり、基準
パターンの基準減速度2.5 km/El/Sと、勾配
区間でのパターンの持つべき所定減速度2.5 +0.
03528G Km/H/Sがわかれば、第1図の説明
からも明らかなように実走行距離XAに対する作成走行
距離χ6、つまり実走行距離XAに勾配条件を加味した
見掛上の距離を求めることができる。 なお、この演算は上記ハードウェア回路によって行ない
得るたけてなく、例えばマイクロコンピュータ等を利用
してソフトウェア的にも処理できることは云うまでもな
い。 また第2図に示す一点鎖線内の定位置停止信号受信器1
、勾配情報検出器2、積算距離計5、積算距離変換器6
が第3図の如く構成された場合についても上述と同様に
勾配情報でもって車輌の実走行距離を車上での作成走行
距離に変換できる。 即ち、第3図において、車輌の走行部の軌道勾配Gが勾
配情報検出器2にて検知され、積算距離変換器6に入力
される。積算距離変換器6は車輌速度検出器3からの出
力パルス数PAと勾配情報検出器2からの勾配情報Gと
により次式のように変換してPBなるパルス数を出力す
る。 積算距離計5は定位置停止信号受信器lからの出力を受
信すると、積算距離変換器6からの出力パルスをカウン
トし始め、その積算値を出力する。 定位置停止信号受信器1からの出力を受けてからのパル
ス数PAの積算値ΣP、は、定位置停止動作開始点へ〇
からの車輌の実走行距離XAとなるが、積算距離変換器
6からの出力パルス数P、の積算値ΣPgは、勾配情報
を加味した車上での作成走行距離X、となる。即ち[相
]式に示した通りである。 なおこの演算も、前述同様にマイクロプロセッサ等を使
ってソフトウェア的に行なうことができる。 以上のように第2.3図に示される何れの回路において
も、定位置停止距離−速度パターン発生器7に対する走
行距離情報としては、勾配情報を加味した車上での作成
走行距離X11である・なお平坦部では何れの場合も変
換係数が1となることは明らかである。定位置停止距離
−速度パターン発生器7は、定位置停止信号受信器Iよ
り積算距離計5に対して出力されると同じ定位置停止動
作開始点に車輌が到達したことを示す情報で以って、該
発生器7内に持っている標準減速度2.5 km/H/
Sの基準パターンを発生し始める。即ち、定位置停止信
号受信器1からの出力が入った瞬間に、それまで阻止さ
れていた出力が出始め、その瞬間の出力電圧値は、停止
点Sより加速度2.5 km/H/Sで距離したけ走行
した車輌が有する速度v0に対応している。また同時に
作成走行距離Xaを照査するためのゲート回路が定位置
停止信号受信器1からの出力で開かれ、以後は作成走行
距離X、の値により一義的に決まる指令速度を連続的に
出力する。 即ち第4図において、定位置停止動作区間内八〇は車上
では停止位置S゛からの距離がLであるような地点B0
であると変換される。この点での指令速度Vはvoであ
るから、実際には距離軸上A。″の点にいる車輌に対し
ての指令速度がvoということであり、距離−速度平面
上に八〇”なる点が定まる。車輌が勾配区間を走行して
地点へ、にきたとすると、実走行距離A。A I= ’
A。”A、’ =A。”八、”は、車上ではB。B、 
 なる作成走行距離に変換され、この地点での指令速度
がV、であるから、実際には距離軸上へ、”の点にいる
車輌に対しての指令速度がvIと云うことであり、距離
−速度平面上にA1”なる点が定まる。以下同様にして
A2”+ A3″、A4′″なる点が求まり、これらの
点を接続した曲線Ao−。 八、”+A2°r A3”、 Aa″が結果として距離
−速度平面上に描かれ、実際の車輌はこの曲線に沿って
後述の如くフィードバック制御されることにより走行し
、勾配G=Oとなる点で2.5 km/11/Sの曲線
に乗り移ることになる。曲線へ。”+ AI”、A2′
″。 A、、八、” S゛なる減速度が0式に示したものと一
致することは今迄述べて来たことから明らかであり、2
.5 k+a/H/Sと云う1本の基準パターンから勾
配条件を考慮した車輌走行距離の変換を行なうことによ
り、0式で示されるパターンを発生したことになる。車
輌の定位置停止動作区間内への進入速度がvoでなく、
例えばv2であっても、Vtの値が車上での2.5 k
m/H/Sの基準パターンにより与えられる指令速度よ
り低位である間は、即ち車上での作成走行距離で80よ
り「[なる距離だけ進む間は、速度■2による走行を優
先することによって、単に車輌が実際の定位置停止動作
を開始する点が軌道断面上の10点からA2点へ即ち距
離軸上の八。”点よりA2”点へ移動したと云うだけで
あって、その点板後の実際の減速制御を曲線42″′Δ
3” A4”S゛に従って行なうと云うことは、本発明
方法によって次の変更を加えることで容易に実現できる
。 つまりその変更は、進入速度v2が車上でのパターンに
より与えられる指令速度と等1. くなるまでは、定位
置停止距離−速度パターン発生器7から外部への出力を
させないように出力部に設けたゲートを閉じ、或いは該
発生器7からの出力を受取る部分に設けたゲートを閉じ
るようにするだけで良い。 また重力加速度の勾配と平行な成分のみを考慮したもの
である0式を、車輌の走行抵抗、慣性、モータ、ブレー
キ装置の能力等をも加味して次式のように変更しても、
軌道上の加減速開始点の位置を対応して移設するだけで
本発明の内容は容易に実現できる。 パターンの持つべき減速度= 2.5+0.03528KG(ko+/H/S)  @
但し、Kは車輌特性を考慮しり補正係数である。 定位置停止距離−速度パターン発生器7の指令速度に対
応する出力電圧からf−V変換回路15の車輌実速度に
対応する出力電圧の差、即ち速度偏差に対応した電圧は
、比例演算回路8及び積分演算回路9に入力される。積
分演算回路9は系の応答性を良くしかつ定常偏差をなく
するために設けられたものであって、速度制御精度が厳
しくないような応用の場合には省略することもできる。 ノツチ選択回路10は比例演算回路8及び積分演算回路
9の出力を加算したΔν+a/Δvd t (aは定数
)なる入力に対応してカ行ノツチ指令、或いはブレーキ
ノツチ指令を出力する。ノツチ選択回路10の出力は出
力変換回路11を経由してモータ制御回路12或いはブ
レーキ制御回路13に入力され、該モータ制御回路12
或いはブレーキ制御回路13によりモータ4の界磁及び
電機子電流のオンオフや電流値制御の信号、或いは界磁
の正負切換や、ブレーキ装置14を制御するための信号
が出力され、これによってモータ4の回転数、即ち、車
輌実速度が指令速度と一致するように連続的にフィード
バック制御が行なわれる。 第5図は、平坦軌道で良好な乗心地となる基準加減速度
α、βを持つ1本の基準距離−速度パターン(曲線■)
を備え、この基準距離−速度パターンに従って走行距離
に対応する指令速度を順次与えながら、起伏のある軌道
上を全区間にわたって自動運転するに際し、軌道勾配が
所定量変化する都度、変化地点から軌道車が走行する実
走行距離を順次求めると共に、該軌道勾配の勾配情報を
得て重力加速度により勾配面と平行に作用する加速度成
分を求め、この加速度成分を勾配の方向に応じて前記基
準加減速度に加減算して該軌道区間における所定の加減
速度を求め、この所定の加減速度を前記基準減速度で除
した値と前記実走行距離とを乗じて軌道車の実走行距離
毎の作成走行距離を順次求め、この作成走行距離によっ
て前記基準距離−速度パターンから該作成走行距離に対
応する各実走行距離X、での指令速度を得て、曲線Iに
従って運行する場合を示す。 即ち、第5図において、縦軸Vは速度、横軸Xは距離、
横軸X゛は実走行距離、横軸X”は車上での作成走行距
離を夫々示し、下部には出発点より停止点までの軌道断
面図を示す。出発点へ〇より停止点A1゜までの全区間
の走行に対して車上側で基準距離−速度パターンを持つ
ことが無人電気自動車システムの簡易化の一方法として
考えられる。この場合に車輌速度を一定以下に抑える為
に制限速度区間が存在し、それに対応して定速走行区間
が定まるが、それに加えて軌道勾配をも考慮するとすれ
ば、車輌は曲線(ア)(イ)(つ)(:c)(オ)(力
)(キ)(り)(ケ)(コ)(す)(シ)(ス)(セ)
〔曲線I〕に従って走行するように制御されねばならな
い。本発明による加減速制御方法によれば、このような
実際の車輌の走行のために必要な車上自動運転装置16
内のパターン発生器からの出力は、車上での作成走行距
離に対して曲線(ア)(イ)(夕)(ヂ)(ツ)(テ)
()) (す)(ニ)(ヌ)(ネ)())(ハ)(ヒ)
 (曲線■〕である。曲線■は加減速度の種類という観
点から見ると、一定加速度αの曲線(ア)(イ)(夕)
(チ)と曲線(ツ)(テ)())(す)−足載速度βの
曲線(=) (ヌ) ($) (1) (ハ)(ヒ)、
及び制限速度に対応した定速走行レベル直線(チ)(ツ
)と直線(す)(ニ)と云う3種類よりなっている。従
って基本的には車上自動運転装置16内には速度0より
最高制限速度までの加速度αの基準パターン1本と、最
高制限速度から速度0までの減速度βの基準パターン1
本と、必要な個数の定速走行レベル1本とを持ち、これ
らを軌道側に設けられた加減速動作開始点及び加減速終
了点を示す地点信号を受信して切換え、かつ勾配条件に
より車輌実走行距離を車上での作成走行距離に変換する
だけで曲線Iを発生できることが容易に理解される。実
走行距離軸上の点(ア)′(イ)′(つ)′(1)゛(
才)°(方)°(キ)°(り)゛(ケ)゛(コ)゛(す
)゛(シ) ’ (ス) ’ (t)は車上での作成走
行距離上の点(ア)′(イ)°(夕)゛(チ)゛(ツ)
゛(テ)”()) ’ (す)゛(=)゛(ヌ)゛(ネ
)゛())。 (ハ)°(ヒ)“と1対1に符号の順に対応しており、
実走行距離から作成走行距離への距離の変換率は、軌道
勾配をOff、とじ、Gの符号を登り勾配時に正となる
ようにとり、加減速度の単位を−/Hasとすると、加
速領域においては(α−0゜03528KG) /α、
減速領域においてはぐβ十0.03528に’ G) 
/βである。但し、K、に゛は車輌特性を考慮した補正
係数である。 (発明の効果) 以上実施例に詳述したように第1の発明によれば所定の
加(減)速度を持つ1本の基準距離−速度パターンを備
え、この基準距離−速度パターンに従って走行距離に対
応する指令速度を順次与えながら軌道上を自動運転する
電気軌道車の自動運転制御方法において、軌道車の所定
位置から走行する実走行距離を順次求めると共に、軌道
車が実際に走行すべき加(減)速度を前記所定の加(減
)速度で除した値と、前記実走行距離とを乗じて軌道車
の実走行距離毎の作成走行距離を順次求め、この作成走
行距離によって前記基準距離−速度パターンから該作成
走行距離に対応する各実走行距離での指令速度を得るの
で、軌道の勾配条件、運行速度等に応じて実際に走行す
べき加(減)速度を任意に変更し設定することによって
、1本の基準距離−速度パターンを修正しながら自動運
転することができる。従って、制御装置を大巾に簡単に
できると共に、運行条件の変更に対する適応性、柔軟性
にすぐれ、その実用的価値は極めて大である。 また第2の発明によれば、平坦軌道で良好な乗心地とな
る基準加減速度を持つ1本の基準距離−速度パターンを
備え、この基準距離−速度パターンに従って走行距離に
対応する指令速度を順次与えながら、起伏のある軌道上
を自動運転する電気軌道車の自動運転制御方法において
、軌道勾配が所定量変化する都度、変化地点から軌道車
が走行する実走行距離を順次求めると共に、該軌道勾配
の勾配情報を得て重力加速度により勾配面と平行に作用
する加速度成分を求め、この加速度成分を勾配の方向に
応じて前記基準加減速度に加減算して該軌道区間におけ
る所定の加減速度を求め、この所定の加減速度を前記基
準減速度で除した値と前記実走行距離とを乗じて軌道車
の実走行距離毎の作成走行距離を順次求め、この作成走
行距離によって前記基準距離−速度パターンから該作成
走行距離に対応する各実走行距離での指令速度を得るの
で、軌道の勾配が変わる都度、1本の距離−速度パター
ンを順次修正しながら全区間運転することができる。従
って、起伏の多い軌道条件であっても、常に体感加減速
度を一定に保ちながら良好な乗心地で全区間運行できる
と共に、軌道条件が変わる場合でも、それに対する適応
性、柔軟性にすぐれたものとなる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明方法の基本原理説明図、第2図は本発明
方法の実施例を示すブロック回路図、第3図は本発明方
法の他の実施例を示すブロック回路図、第4図は第2図
における動作原理の説明図、第5図は本発明方法の応用
例を示す説明図である。 ト一定位置停止信号受信器、2−勾配情報検出器、3・
−車輌速度検出器、4−モータ、5−積算距離計、6−
・・積算距離変換器、7一定位置停止距離−速度パター
ン発生器、16・・−車上自動運転装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)距離−速度パターンに従って走行距離に対応した
    指令速度を与えながら自動運転する車上自動運転装置を
    備えた電気自動車において、加減速動作開始点以前で軌
    道勾配情報を検知し、該開始点からの車輌走行距離を軌
    道勾配情報によって変換し、その作成走行距離と基準距
    離−速度パターンに基いて勾配条件に適した距離−速度
    パターンを作成することを特徴とする電気自動車の自動
    運転における加減速制御方法。
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