JPS6271444A - 界磁巻線の極間接続線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は界磁巻線の極間接続線に係シ、特に、極間接続
部を遠心力によシミ気的に接続する極間接続線の改良に
関する。

〔発明の背景〕

一般に、タービン発電機はボディに複数個のスロットを
放射状に設けてあシ′、このスロットに界磁巻線を収納
する。エンド部では第３図に示すように、ボディ６よシ
出た界磁巻線４は保持環７によシ保持され、保持ＪＩ７
と界磁巻線４との絶縁の目的で胴張絶縁５が設置されて
いる。高速回転する回転子の界磁巻線は回転中の遠心力
及び熱伸びにより伸ばされ、又、停止時には元に戻る。

この繰返しにより、界磁巻線の極間接続線が疲労破断に
到ることがある。

害開昭５５−８２０４２号に記載の極間接続線は第６図
及び第７図に示すように胴張絶縁に接続線を涯込み回転
による遠心力を利用して界磁巻線と電気的接続を行″う
、このため機械の運転停止による繰返し疲労によって極
間接続線が破断しない構造となっていた。しかし、第８
図に示すように。

極間接続線８の厚みＴ＋　と胴張絶Ｉｔ＆６の穴の深さ
Ｔ！との関係がＴ　Ｉ＞　Ｔ　ｚ　　となったときは、
界磁巻線４と絹張絶縁５との間に隙間が生じ、界磁巻線
に曲げ応力が働き繰返し疲労の末、破断に到る恐れがあ
る。また、第９図に示すように、’ｒ、＜Ｔ、となった
ときは極間接続線８と界磁巻線４の間に前記と同様に、
ＰＪ間が生じ曲げ応力が働くという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、極間接続部に内径側が開く台形状の極
間接続線を設けることによシ、界磁巻線の疲労破断の恐
れのない信頼性の高い極間接続線を提供することにある
。

〔発明の概要〕

本発明の要点は、界磁巻線を絹張絶縁に密着させ、界磁
巻線最上ターンの極間接続部の外径側が突き出るように
勾配をもった突起を設け、この突起にできた台形状の空
間に突起の先端の勾配に合った外径を小さくした極間接
続線を嵌合させ、さらに台形状の極間接続線の内径側に
バネを設けたことによシ、界♂巻線が疲労破断しないよ
うにしたことにある。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図から第５図によシ説明
する。第３図は回転子の軸方向断面を示−シ、第４図は
第３図の断面ＩＶ−ＩＶを示す。回転子のボディ６よシ
出た径方向の最外周には界磁巻線４を保持する保持１ｊ
１７をもち、その下に界磁巻線４と保持環７を電気的に
絶縁する絹張絶縁５が設置される。第１図、８５図に示
すボディよシ出た界磁巻線４ａ、４ｂの最上ターンには
軸方向に沿って、界磁巻線４ａ、４ｂ間の隙間に向う突
起を設ける。突起は外径側に行くに従い、突き出すよう
な勾配をつけ、その長さは組立時に界磁巻線４゛ａ、４
ｂ閣の隙間の半分以下が最大となるようにする。これは
互いに隣接する界磁巻線４ａ、４ｂの最上ターンの突起
が互いに干渉しないようにするためである。さらに、突
起の先端にできた台形状の空間に突起の先端の勾配に合
った外径側を小さくした台形状極間接続線を配置嵌合す
る。界磁巻線４ａ、４ｂ間の隙間には極間接続線の落下
防止および界磁巻線の突起干渉を防止するため、絶縁物
３を挿入する。そして、極間接続線を外径側に押すため
に極間接続線と絶縁物の間にバネ２を配置する。

まず、７４１図は停止時の極間接続部を示している。遠
心力が働かない停止状態では界磁巻線４ａと４ｂの突起
間の間隔が小さいため台形状極間接続線ｌを内径側に押
込む力と台形状極間接続線１の内径側に取付けであるバ
ネ２によシ台形状極間接続線１を押し上げる力がバラン
スし一定の接触面圧を与えている。

第２図は、外部エネルギにより回転子を回転させると、
界磁巻線４ａと４ｂ間の隙間が保持環７の伸びに伴ない
局方向に広がった時の状態を示す。

高速回転中の界磁巻線４ａと４ｂ間の隙間が同方向に広
がっていくにつれ遠心力で極間接続線１は外径側へ押し
出される。

第２図の状態でも、界磁巻線４ａ、４ｂと極間接続線１
との面圧は充分確保できる。１＋、回転子の回転数が下
るにつれ、ピース１は第１図ニ示す元の状態に戻る。ま
た、第１図、第２図に示す極間接続線ｌのテーパは計算
式により容易に求まる。

本実施例によれば、高速回転中、ボディ６より出た界磁
巻線４と極間接続線ｌは絹張絶縁５の内径側表面に密着
し１曲げ応力のかからない長寿命の界磁巻線の極間接続
線を得ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、界磁巻線が絹張絶縁の内周面に密着し
た構造にでき、このため、発電機の回転中、及び起動停
止によって、界磁巻線に作用していた繰返し曲げ応力が
なくなるので、これに起因した界磁巻線の疲労破断がな
くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の極間接続部の断面図、第２図、は運転
時の１ｌＥ１図の極間接続部の断面図、第３図は回転子
の軸方向断面図、第４図は第３図の断面■−■矢視断面
図、第５図は本発明の斜視図、第６図は従来の極間接続
線構造を示す斜視図、第７図は従来構造の取付を示す斜
視図、第８図は従来構造の極間接続部の正面図、第９図
は従来構造の極間接続部の正面図である。 １・・・台形状極間接続線、２・・・％Ａ、４−界磁巻
線、５・・・絹張絶縁、７・・・保持環、８・・・極間
接続線。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数層巻回した界磁巻線、この界磁巻線を保持する
   保持環、この保持環と前記界磁巻線を絶縁する胴張絶縁
   、互いに隣接する前記界磁巻線の極同士を電気的に接続
   する極間接続線をもつ構造において、 前記保持環下の前記界磁巻線の最上ターンは互いに隣接
   する前記界磁巻線間の隙間に向つて外径側に行くに従い
   突き出るような勾配を持つた突起をもち、前記界磁巻線
   の最上ターンの突起の勾配に合つた外径側が小さくなる
   ようにした台形状前記極間接続線を嵌合し、さらに前記
   台形状の極間接続線の内径側にバネを設けたことを特徴
   とする界磁巻線の極間接続線。