JP3888491B2 - 点火コイル - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、点火コイルに関し、特にプラグホールに直接搭載するスティック状の点火コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスティック状の点火コイルを図6および図7に示す。点火コイル100はエンジンブロックに形成されたプラグホールに直接搭載されているので、点火コイル100の外周近傍にエンジンブロックが位置している。ケース101は樹脂製であり、図示しない一次コイルおよび二次コイルを収容している。高圧ターミナル103は二次コイルの高電圧側と電気的に接続しており、スプリング104の一端104aが高圧ターミナル103と電気的に接続している。ゴムキャップ102はケース101の高電圧側端部に嵌合しており、ゴムキャップ102に点火プラグ110が嵌挿している。ゴムキャップ102に点火プラグ110が嵌挿するとスプリング104の他端104bと点火プラグ110のコイル側端子111とが接触してスプリング104が圧縮され、高圧ターミナル103と点火プラグ110とが電気的に接続する。ゴムキャップ102に点火プラグ110が嵌挿した状態において、スプリング104の他端104bはゴムキャップ102の内周部102aの先端102bよりもスプリング104の圧縮方向側に位置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
点火プラグ110から点火コイル100を例えば斜め方向に抜いたりする場合、図7に示すように、スプリング104の伸長に伴い内周部102aの先端102bにスプリング104の他端104bが引っ掛かることがある。このような状態でゴムキャップ102に点火プラグ110が嵌挿すると、スプリング104が折れ曲がった状態で押し込まれるので、スプリング104とエンジンブロックとが局部的に接近する。ゴムキャップ102の外周近傍にアース電圧に保持されたエンジンブロックが位置しているので、スプリング104が折れ曲がった状態でスプリング104に高電圧が印加されると、スプリング104とエンジンブロックとの局部的な接近箇所で絶縁破壊が起こりやすくなるので、所望の高電圧を点火プラグ110に印加できなくなるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、二次コイルの高電圧側と点火プラグとを電気的に接続する弾性部材が点火コイルの脱着に伴いゴムキャップの内周部に引っ掛かることを防止し、所望の高電圧を点火プラグに印加する点火コイルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の点火コイルによると、ゴムキャップに点火プラグが嵌挿した状態において点火プラグと電気的に接続する弾性部材の他端は、ゴムキャップに点火プラグが嵌挿する前の状態において内周部の先端よりも弾性部材の伸長方向側に位置し、ゴムキャップに点火プラグが嵌挿した状態において弾性部材の他端は内周部の先端よりも弾性部材の圧縮方向側に位置している。したがって、点火コイルの脱着に伴い弾性部材が伸縮すると、弾性部材の他端が内周部の先端を通過する。
【0006】
請求項1記載の点火コイルは弾性部材が伸縮する際に弾性部材を案内する案内部材を備えているので、点火プラグから点火コイルを抜く際に弾性部材が圧縮された状態から伸長しても、弾性部材が案内部材に案内されるので弾性部材が内周部に引っ掛からない。したがって、弾性部材が伸縮しても弾性部材の径方向位置は変化しないので、点火コイルの外周近傍に位置する低電圧部材に弾性部材が局部的に接近することを防止する。これにより、弾性部材と低電圧部材との絶縁が保持されるので、所望の高電圧を点火プラグに印加することができる。
【0007】
本発明の請求項2記載の点火コイルによると、案内部材がケースに一体に形成されているので、部品点数が減少し、点火コイルの組付けが容易になる。
本発明の請求項3記載の点火コイルによると、少なくとも内周部の先端位置と、ゴムキャップに点火プラグが嵌挿した状態における弾性部材の他端位置との間に案内部材が設けられている。したがって、弾性部材が内周部に引っ掛かることを確実に防止することができる。
【0008】
本発明の請求項4記載の点火コイルによると、内周部の内径をd1 、案内部材の内径をd2 とすると、案内部材はd2 ≦d1 となる部分を有する。したがって、弾性部材が内周部の内周面よりも径方向外側にずれることを防止するので、弾性部材が内周部に引っ掛かることを確実に防止することができる。
本発明の請求項5記載の点火コイルによると、案内部材は、ほぼ高圧ターミナルの弾性部材側端部から内周部の先端まで延びたリブで構成されている。したがって、高圧ターミナルと内周部の先端との間で弾性部材が折れ曲がることを防止できる。さらに、案内部材の肉圧を薄くすることができるので、案内部材を樹脂で成形する際の歪みや空洞の発生を低減することができる。
【0009】
本発明の請求項6記載の点火コイルによると、二次コイルの高電圧側と点火プラグとを電気的に接続する弾性部材の他端は、ゴムキャップに点火プラグが嵌挿した状態において内周部の先端よりも弾性部材の伸長方向側に位置している。したがって、点火コイルの脱着に伴い弾性部材が伸縮しても弾性部材の他端は内周部の先端を通過しないので、弾性部材が内周部に引っ掛かることを確実に防止することができる。したがって、点火コイルの外周近傍に位置する低電圧部材に弾性部材が局部的に接近することを防止するので、弾性部材と低電圧部材との絶縁が保持され、所望の高電圧を点火プラグに印加することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例による点火コイルを図1、図2および図3に示す。
図3に示す点火コイル10は、図示しないエンジンブロックの上部に気筒毎に形成されたプラグホール内に収容され、図示しない点火プラグと図1の下方で電気的に接続している。
【0012】
点火コイル10のケース11は第1ケース12および第2ケース13からなり、樹脂材料により円筒状に形成されている。第1ケース12は、中心コア16、磁石17、18、二次スプール20、二次コイル21、二次コイル21と電気的に接続しているターミナルプレート40、一次スプール23、一次コイル24、外周コア25等を収容している。第2ケース13は高電圧部としての高圧ターミナル41およびスプリング42を収容している。ケース11内に充填されたエポキシ樹脂26は点火コイル10内の各部材間に浸透し、樹脂絶縁材として部材間の電気絶縁を確実なものとしている。第2ケース13の高電圧側端部にゴムキャップとしてのプラグキャップ14が嵌合している。プラグキャップ14の一方の端部内に点火プラグが嵌挿することにより、弾性部材としてのスプリング42が二次コイル21の高電圧側と点火プラグとを電気的に接続する。
【0013】
円柱状の中心コア16は薄い珪素鋼板を横断面がほぼ円形となるように径方向に積層して組立てられている。コイルにより励磁されて発生する磁束の方向とは逆方向の極性を有する磁石17、18はそれぞれ中心コア16の軸方向両端に装着されている。また、中心コア16の外周を絶縁材としてゴム材19が覆っている。
【0014】
二次スプール20はゴム材19の外周に配設されており、樹脂材料で成形されている。二次コイル21は二次スプール20の外周に巻回されており、二次コイル20の高電圧側にさらにダミーコイル22が一重巻き程度に巻回されている。ダミーコイル22は二次コイル21とターミナルプレート40とを電気的に接続している。単線ではなくダミーコイル22で二次コイル21とターミナルプレート40とを電気的に接続することにより、二次コイル21とターミナルプレート40との電気的接続部の表面積を大きくし、電気的接続部への電界集中を避けている。
【0015】
一次スプール23は二次コイル21の外周に配設されており、樹脂材料で成形されている。一次コイル24は一次スプール23の外周に巻回されている。
外周コア25は一次コイル24のさらに外側に装着されている。外周コア25は、薄い珪素鋼板を筒状に巻回し巻回開始端と巻回終了端とを接続していないので軸方向に隙間が形成されている。外周コア25は磁石17の外周位置から磁石18の外周位置にわたる軸方向長さを有する。
【0016】
制御信号入力用のコネクタ部30はプラグホールから突出するように二次スプール20の低電圧側端部に設けられており、このコネクタ30にイグナイタ32と電気的に接続したり、二次コイル21および一次コイル24のアース側と接続する複数のターミナル31がインサート成形されている。イグナイタ32は一次コイル24に制御信号を供給する。
【0017】
高圧ターミナル41は第2ケース13にインサート成形されている。ターミナルプレート40の中央部は高圧ターミナル41を挿入する方向に折り曲げられた爪部を構成している。この爪部に高圧ターミナル41の先端が挿入することにより、高圧ターミナル41はターミナルプレート40と電気的に接続している。ダミーコイル22の高電圧端の線材は、フュージングまたははんだ付け等でターミナルプレート40に電気的に接続されている。
【0018】
プラグキャップ14に点火プラグが嵌挿する前の図1に示す状態において、スプリング42の他端42bは内周部15bの先端15dよりもスプリング42の伸長方向側に位置している。スプリング42の一端42aは高圧ターミナル41と電気的に接続している。点火コイル10に点火プラグが嵌挿すると、スプリング42の他端42bは点火プラグと電気的に接続するので、スプリング42は高圧ターミナル41と点火プラグとを電気的に接続する。イグナイタ32から一次コイル24に制御信号を供給すると二次コイル21に高電圧が発生し、この高電圧がダミーコイル22、ターミナルプレート40、高圧ターミナル41、スプリング42を介して点火プラグに印加される。
【0019】
次に、第2ケース13とプラグキャップ14との嵌合部について詳細に説明する。
図1に示すように、プラグキャップ14と嵌合する第2ケース13の外周壁に環状の突部13aが形成されている。突部13aは第2ケース13に嵌合したプラグキャップ14の抜けを防止するために形成されている。第2ケース13の内周壁に、ほぼ高圧ターミナル41のスプリング42側端部からプラグキャップ14の内周部15bの先端15dまで図2に示すように6個のリブ13bが形成されている。図1に示すように、リブ13bは高圧ターミナル41にスプリング42を組付ける作業を容易にするために点火プラグ側から高圧ターミナル41に向けて縮径するテーパ状に形成されている。
【0020】
プラグキャップ14の他方の端部に形成された嵌合部15は第2ケース13と嵌合しており、それぞれ筒状に形成された外周部15aおよび内周部15bを有する。外周部15aと内周部15bとの間に形成された環状隙間15cに第2ケース13の高電圧側端部が嵌合している。内周部15bは、第2ケース13の高電圧側端部の内周壁面に当接しており、プラグキャップ14に点火プラグが嵌挿した状態において点火プラグの点火コイル側端子と、点火コイルの外周近傍に位置しているアース電圧に保持された低電圧部材としてのエンジンブロックとの絶縁沿面距離を確保するために設けられている。プラグキャップ14と第2ケース13との嵌合を容易にするため、内周部15bは絶縁沿面距離を確保できる範囲内で外周部15aよりも軸方向長さが短くなっている。
【0021】
次に、点火コイル10を脱着する際の点火コイル10の作動について説明する。
(1) 図1に示す状態の点火コイル10に点火プラグが嵌挿するとスプリング42は圧縮され、スプリング42の他端42bは先端15dよりもスプリング42の圧縮方向側に位置する。
【0022】
(2) 点火プラグから点火コイル10を抜く際、例えば斜め方向に点火コイル10を抜こうとすると点火プラグから点火コイル10が抜けるにしたがいスプリング42が径方向にずれリブ13bに接触することがある。しかしながら、リブ13bの内径d2 は内周部15bの内径d1 以下であるから、スプリング42がリブ13bに接触してもリブ13bに案内されることによりスプリング42の他端42bは内周部15bの先端15dに引っ掛かることなく図1に示す状態に戻る。
【0023】
第1実施例では、高圧ターミナル41のスプリング側端部から内周部15bの先端15dまでリブ13bが連続して形成され、リブ13bの内径d2 が内周部15bの内径d1 以下であるから、点火プラグから点火コイル10を抜いてもスプリング42が内周部15bに引っ掛かることを確実に防止する。
さらに、リブ13bの肉厚が薄いので第2ケース13とともにリブ13bを樹脂で一体成形しても、リブ13bが歪んだりリブ13bに空洞が発生することを低減できる。
【0024】
また、第2ケース13にインサート成形する高圧ターミナル40の端部から開口端に向けて拡径するようにリブ13bがテーパ状に形成されているので、第2ケース13の型成形が可能である。
第1実施例では、高圧ターミナル41のスプリング側端部から内周部15bの先端15dまで延びるリブ13bを第2ケース13の内周壁に案内部材として形成したが、圧縮時におけるスプリング42のばねピッチよりも軸方向長さが長く、かつスプリング42の伸縮を案内しスプリング42が内周部15bに引っ掛かることを防止できるのであれば、リブに限らず、例えば円形状に案内部材を形成してもよい。また、第2ケースの周方向に凹凸を形成することなくd2 ≦d1 を満たすように内周壁面の断面を円形状に形成した案内部材を用いてもよい。また第1実施例では、リブ13bの内径d2 はすべてd2 ≦d1 を満たすように形成されているが、一部だけがd2 ≦d1 を満たすように形成してもよい。
【0025】
(第2実施例)
本発明の第2実施例による点火コイルを図4に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
プラグキャップ51と嵌合する第2ケース50の嵌合箇所の内周壁はほぼ同一径に形成されている。第2ケース50と嵌合するプラグキャップ51の嵌合部52は、外周部52aおよび内周部52bを有し、外周部52aと内周部52bとの間に形成された環状隙間52cに第2ケース50の高電圧側端部が嵌合している。外周部52aおよび内周部52bはほぼ同じ長さで延びている。
【0026】
図4に示す状態の点火コイルのプラグキャップ51に点火プラグが嵌挿しても、スプリング42の他端42bは内周部52bの他端52dよりもスプリング42の伸長方向側に位置する。したがって、点火コイルの脱着に伴いスプリング42が伸縮してもスプリング42の他端42bは常に内周部52bの先端52dよりもスプリング42の伸長方向側に位置しているので、点火コイルの脱着に関わらずスプリング42が内周部52bに引っ掛かることを防止する。
【0027】
(第3実施例)
本発明の第3実施例による点火コイルを図5に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
プラグキャップ56と嵌合する第2ケース55の嵌合箇所の内周壁はほぼ同一径に形成されている。第2ケース55と嵌合するプラグキャップ56の嵌合部57は、外周部57aおよび内周部57bを有し、外周部57aと内周部57bとの間に形成された環状隙間57cに第2ケース55の高電圧側端部が嵌合している。
【0028】
点火プラグから点火コイルを抜いた図5に示す状態において、スプリング42の他端42bは内周部57bの先端57dよりもスプリング42の圧縮方向側に位置している。したがって、点火コイルの脱着に伴いスプリング42が伸縮してもスプリング42の他端42bは常に内周部57bの先端57dよりもスプリング42の圧縮方向側に位置しているので、点火コイルの脱着に関わらずスプリング42が内周部57bに引っ掛かることを防止する。
【0029】
以上説明した本発明の上記複数の実施例では、点火コイルの脱着を繰り返してもスプリング42がプラグキャップに引っ掛からないので、アース電圧に保持された点火コイルの外周近傍に位置するエンジンブロックに高電圧部材であるスプリング42の一部が局部的に接近することを防止する。したがって、スプリング42とエンジンブロックとの間で絶縁破壊が生じることを防止できるので、点火プラグに所望の高電圧を印加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による点火コイルの高電圧側を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】第1実施例による点火コイルを示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例による点火コイルの高電圧側を示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施例による点火コイルの高電圧側を示す断面図である。
【図6】従来の点火コイルと点火プラグとの接続状態を示す断面図である。
【図7】点火プラグから従来の点火コイルを抜いた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 点火コイル
11 ケース
12 第1ケース
13 第2ケース
13b リブ(案内部材)
14 プラグキャップ(ゴムキャップ)
15 嵌合部
15a 外周部
15b 内周部
15c 環状隙間
15d 先端
16 中心コア
20 二次スプール
21 二次コイル
23 一次スプール
24 一次コイル
40 ターミナルプレート
41 高圧ターミナル
42 スプリング(弾性部材)
42a 一端
42b 他端
50、55 第2ケース
51、56 プラグキャップ(ゴムキャップ)
52、57 嵌合部
52a、57a 外周部
52b、57b 内周部
52c、57c 環状隙間
52d、57d 先端

Claims (6)

  1. 内燃機関の点火プラグに印加する高電圧を発生するスティック状の点火コイルであって、
    一次コイルおよび二次コイルと、
    前記両コイルを収容する筒状のケースと、
    一方の端部内に前記点火プラグが嵌挿し、前記ケースの高電圧側端部と嵌合する嵌合部を他方の端部に有し、前記高電圧側端部の内周壁面に当接する内周部を前記嵌合部が有するゴムキャップと、
    前記二次コイルの高電圧側と一端が電気的に接続しており、前記ゴムキャップに前記点火プラグが嵌挿することにより前記点火プラグと他端が接触して圧縮され、前記二次コイルの高電圧側と前記点火プラグとを電気的に接続する弾性部材であって、前記ゴムキャップに前記点火プラグが嵌挿する前の状態において前記弾性部材の前記他端は前記内周部の先端よりも前記弾性部材の伸長方向側に位置し、前記ゴムキャップに前記点火プラグが嵌挿した状態において前記弾性部材の前記他端は前記内周部の前記先端よりも前記弾性部材の圧縮方向側に位置している弾性部材と、
    前記弾性部材が伸縮する際に前記弾性部材を案内する案内部材と、
    を備えることを特徴とする点火コイル。
  2. 前記案内部材は前記ケースと一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の点火コイル。
  3. 少なくとも、前記内周部の前記先端位置と前記ゴムキャップに前記点火プラグが嵌挿した状態における前記弾性部材の前記他端位置との間に前記案内部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の点火コイル。
  4. 前記内周部の内径をd1、前記案内部材の内径をd2とすると、前記案内部材はd2≦d1となる部分を有することを特徴とする請求項1、2または3記載の点火コイル。
  5. 前記二次コイルの高電圧側と前記弾性部材の前記一端とを電気的に接続する高圧ターミナルを備え、前記案内部材は、ほぼ前記高圧ターミナルの前記弾性部材側端部から前記内周部の前記先端まで延びているリブであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の点火コイル。
  6. 内燃機関の点火プラグに印加する高電圧を発生するスティック状の点火コイルであって、
    一次コイルおよび二次コイルと、
    前記両コイルを収容する筒状のケースと、
    一方の端部内に前記点火プラグが嵌挿し、前記ケースの高電圧側端部と嵌合する嵌合部を他方の端部に有し、前記高電圧側端部の内周壁面に当接する内周部を前記嵌合部が有するゴムキャップと、
    前記二次コイルの高電圧側と一端が電気的に接続しており、前記ゴムキャップに前記点火プラグが嵌挿することにより前記点火プラグと他端が接触して圧縮され、前記二次コイルの高電圧側と前記点火プラグとを電気的に接続する弾性部材とを備え、
    前記弾性部材の前記他端は、前記ゴムキャップに前記点火プラグが嵌挿した状態において前記内周部の先端よりも前記弾性部材の伸長方向側に位置していることを特徴とする点火コイル。
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