JPS6270504A - 焼結鍜造部品の製造方法 - Google Patents

焼結鍜造部品の製造方法

Info

Publication number
JPS6270504A
JPS6270504A JP21080985A JP21080985A JPS6270504A JP S6270504 A JPS6270504 A JP S6270504A JP 21080985 A JP21080985 A JP 21080985A JP 21080985 A JP21080985 A JP 21080985A JP S6270504 A JPS6270504 A JP S6270504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preform
forging
forged parts
sintering
graphite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21080985A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Mizuno
水野 一也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP21080985A priority Critical patent/JPS6270504A/ja
Publication of JPS6270504A publication Critical patent/JPS6270504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は焼結鍛造部品の製造方法に関し、特に自動車の
オートマチック部品として使用されるブレーキギヤのよ
うな形状を有する部品に好適な製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、第2図に示すような、外周部にインボリュート平
歯車1を有し、内径面2がスプラグタイプのワンウェイ
クラッチのアウターレース面となるブレーキギヤ状部品
3は、焼結鍛造により製造されていた。
このブレーキギヤ状部品の製造は、第5図に示す工程に
より行われている。即ち、まず、低合金鋼粉末にグラフ
ァイトと潤滑剤を添加して混合しく混粉工程)、得られ
た混合粉末をプレス装置等を用いて圧粉成形してプリフ
ォームを形成する(成形工程)。このプリフォームを、
焼成炉に入れ、第7図に示すように、窒素ガス等の非酸
化性雰囲気中で1150℃で30分焼成し、焼結体を造
る(焼結工程)。続いて、1100℃以上で熱間鍛造を
行い、第6図に示すようなブレーキギヤ状粗形材4を得
る(鍛造工程)。次いで、常温まで放冷しく放冷工程)
、ショツトブラストを行って酸化スケールを除去する(
ショツトブラスト工程)。その後、ブレーキギヤ状粗形
材の内径面の荒加工と外周部のインボリュート平歯車の
加工を機械加工により行う(機械加工工程)。加工後、
処理炉中に入れ、浸炭雲間気中で940℃で7時間10
分保持し、次いで840℃で20分保持した後、130
℃で油焼入れを行う(浸炭焼入れ工程)。続いて、13
0℃で2時間加熱し、空冷して焼戻した後(焼戻工程)
、内径面を研削仕上げして最終的な製品とする(研削仕
上げ工程)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記ブレーキギヤ状部品の製造方法において
、焼結後、1000℃以上の高温で鍛造を行うため、酸
化スケールが発生し、かつ熱収縮により高精度な部品が
得られなかった。このため、酸化スケールの除去工程が
必要となり、また歯切り加工のための機械加工工程が必
要になる等、工程を複雑にし、製造時間の増大やコスト
高をもたらしていた。
なお、焼結後、1000℃より低い温度で鍛造を行う場
合には、第4図のCに示すように、変形抵抗が大きくな
り、密度があがらず、かつ変形能が低くて成形しに(い
という問題を生じる。
そこで、鍛造における精度の向上を図ることにより、製
造工程の簡略化並びにコスト低減を図る工夫が望まれて
いた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題は、次に述べる本発明の焼結鍛造部品の製造方
法によって解決される。
即ち、本発明の焼結鍛造部品の製造方法は、金属粉末を
主原料とする混合粉末を所定形状に圧粉成形してプリフ
ォームを形成し、このプリフォームを非酸化性雰囲気中
で800℃〜950℃に加熱し、所定の温度範囲に到達
後、直ちに熱間鍛造して製品形状とし、放冷後、浸炭焼
入れしながら焼結を完結させることを特徴としている。
本発明において、混合粉末の主原料としてはFe−(2
〜3)重量%Ni(以下、%はすべて重量%を示す)系
およびこれにM n % M oなどを僅かに添加した
低合金鋼を用いる。これに、炭素(C)を入れるために
1%以下のグラファイトを添加し、更に滑りをよくする
ためにステアリン酸亜鉛等の潤滑材を所定量(通常1%
以下)添加する。
混合粉末を圧粉成形してプリフォームをつくる工程は従
来と同じである。
このプリフォームを窒素ガス、アルゴンガス等の非酸化
性雰囲気中で、800℃〜950℃に加熱する。この加
熱は、プリフォーム中のステアリン酸亜鉛等の潤滑剤を
除去する(脱ろう)と共に、鍛造温度までプリフォーム
の温度を上昇させる意味を持つ、この加熱により、プリ
フォームは焼結が進行するが十分な焼結は行われていな
い。
続いて、直ちに鍛造を行う、このとき、グラファイトは
未拡散の状態にあるため、第4図のbに示すように、1
000℃より低い温度でも変形抵抗はそれ程大きくなく
、鍛造により十分な密度を得て精度を出すことができる
。鍛造後は、放冷するが、もし十分な精度が得られなか
った場合には、冷間コイニングにより精度を出す。
次いで、浸炭焼入れを行うが、このときの条件等は従来
と同じである。但し、本発明においては、浸炭焼入れ時
に未拡散であったグラファイトの拡散が行われ、焼結が
完結する。
その後、焼戻を行い、内径面の研削仕上げを行って、最
終製品とする。
〔作用〕
本発明の焼結鍛造部品の製造方法によれば、鍛造前に8
00℃〜950℃に加熱した後、直ちに鍛造を行うため
、未だグラファイトが拡散していない、従って、変形抵
抗は1000℃以上に加熱して熱間鍛造を行う場合と同
程度であり、十分な密度を得て精度を出すことができる
。この結果、鍛造温度が低いため酸化スケール等の除去
のためのシッットプラスト工程を省くことができ、また
精度向上により歯切り加工等の機械加工工程を省略する
ことができる。
また、従来のように、高温(約1150℃)で長時間焼
成を行い焼結させる必要がなく、−担800℃〜950
℃に加熱するだけでよいため、炉の稼動費の低減が図れ
ると共に、製造サイクルが大幅に短縮される。
この結果、高精度な焼結鍛造部品を従来よりも簡単な工
程で、効率よく、かつ低コストで製造することができる
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面を参考にして説明する。
ここで、第1図は本発明の実施例に係る焼結鍛造部品の
製造方法の各工程を示す工程図、第2図は本発明の実施
例で得られた焼結鍛造部品を示す概略構成図、第3図は
本発明の実施例における加熱、鍛造、放冷の温度パター
ンを示すグラフ、第4図は鍛造面圧と密度の関係を示す
グラフである。
まず、原料としてFe−2%Ni−0,5%MOからな
る低合金鋼粉末に、グラファイトを0.45%、潤滑剤
としてステアリン酸亜鉛を0.6%添加して混合する(
混粉工程)、続いて、プレスにより4トン/dの圧力で
圧粉成形し、ブレーキギヤ形状のプリフォームを成形す
る(成形工程)、このプリフォームを炉内に入れ、非酸
化性雰囲気中で、第3図に示すように、約12分で室温
から900℃まで加熱する(加熱工程)。この工程でス
テアリン酸亜鉛が飛散、除去される。900℃に到達後
、直ちに炉内から取り出し、平均約100kg/IIm
”の圧力でブレーキギヤ形状に鍛造する(鍛造工程)、
その後、第3図に示すように、常温まで放冷する(放冷
工程)。
続いて、鍛造品を浸炭炉に入れ、RXガスを用いて94
0℃で7時間10分ガス浸炭を行う、その後、840℃
で20分保持したのち、130℃の油中に浸漬し、焼入
れを行った(浸炭焼入れ工程)、更に、130℃で2時
間加熱したのち、空冷して焼戻しを行った(焼戻工程)
、そして、最後に内径面の研削加工を行い、第2図に示
す最終製品を得た。
本実施例で得られたブレーキギヤ形状の焼結鍛造部品は
、外周に形成した平歯車がJISで5級の精度を維持し
ており、十分に使用条件を満足する状態であった。また
、本実施例で得られた焼結鍛造部品の歯元疲労強度を調
べたところ、従来品が83kg/m”であったのに対し
、82kg/1m”と略同じ値を示した。
本実施例では、鍛造温度を950℃以下としたため、従
来のように剥離する程の厚いスケールは発生せず、せい
ぜい50μm程度の酸化層が発生するのみであり、鍛造
後の歯車精度は5級を確保できる。そして、この酸化層
は浸炭焼入れ時に還元、浸炭され表面異常層は消失する
。この結果、従来のショツトブラスト工程と機械加工工
程が廃止でき、大幅に焼結鍛造サイクルの短縮を図るこ
とができた。
また、鍛造前に完全に焼結を完結させることなく、プリ
フォームを950℃の温度に加熱後、直ちに鍛造を行う
ため、従来焼結工程で要していた時間(30分以上)の
短縮が図れ、より効率化が図れる。また、第4図にbで
示すように、グラファイト未拡散のため、鍛造で十分に
密度を向上させることができる。
更に、従来のように、焼結のために1150℃近傍まで
加熱する必要がなく、950℃程度まででよいため、加
熱に要する費用の低減を図ることができ、かつ炉の耐久
性を向上させることができる。
以上、本発明の特定の実施例について説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲内において種々の実施態様を包含するものである。
例えば、゛実施例では鍛造、放冷後に浸炭焼入れをする
例を示したが、焼入れ歪により歯車の精度、がJISで
6級となる場合もある。このような場合には、放冷後、
冷間コイニングを施せば、十分に5級を確保することか
できる。
また、実施例では焼結鍛造部品としてブレーキギヤ形状
のものを例にあげて説明したが、他の形状のものでも適
用することができる。
〔発明の効果〕
以上より、本発明の焼結鍛造部品の製造方法によれば、
以下の効果を奏する。
(イ)焼結工程が簡略化され、かつショツトブラスト工
程と機械加工工程を省略することができるため、製造工
程が簡単になり、製造サイクル時間の短縮による効率化
および大幅なコスト低減が図れる。
(ロ)!2造前の加熱が従来の焼結に比べ800’C〜
950℃と低いため、炉の稼動費の低減が図れ、更に炉
の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る焼結鍛造部品の製造方法
の各工程を示す工程図、 第2図は本発明の実施例で得られた焼結鍛造部品を示す
概略構成図、 第3図は本発明の実施例における加熱、鍛造、放冷の温
度パターンを示すグラフ、 第4図は鍛造面圧と密度の関係を示すグラフ、第5図は
従来の焼結鍛造部品の製造方法の各工程を示す工程図、 第6図は従来の鍛造工程で得られたブレーキギヤ状粗形
材を示す概略構成図、 第7図は従来の焼結鍛造工程における加熱、鍛造、放冷
の温度パターンを示すグラフである。 1・−一一一一・・インボリュート平歯車2・−一−−
−−−内径面 3・−一一一一−−ブレーキギヤ状部品(焼結鍛造部品
)4・・−・−ブレーキギヤ状粗形材 第1図 第3図 第4図 妖遣面反(K8扇譜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属粉末を主原料とする混合粉末を所定形状に圧
    粉成形してプリフォームを形成し、このプリフォームを
    非酸化性雰囲気中で800℃〜950℃に加熱し、所定
    の温度範囲に到達後、直ちに熱間鍛造して製品形状とし
    、放冷後、浸炭焼入れしながら焼結を完結させることを
    特徴とする焼結鍛造部品の製造方法。
JP21080985A 1985-09-24 1985-09-24 焼結鍜造部品の製造方法 Pending JPS6270504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21080985A JPS6270504A (ja) 1985-09-24 1985-09-24 焼結鍜造部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21080985A JPS6270504A (ja) 1985-09-24 1985-09-24 焼結鍜造部品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6270504A true JPS6270504A (ja) 1987-04-01

Family

ID=16595490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21080985A Pending JPS6270504A (ja) 1985-09-24 1985-09-24 焼結鍜造部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6270504A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007537359A (ja) * 2004-05-12 2007-12-20 ホーガナス エービー 焼結金属部品とその製造法
JP2012077348A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 焼結部材の製造方法
JP2012255183A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Toyota Central R&D Labs Inc 浸炭焼結体およびその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007537359A (ja) * 2004-05-12 2007-12-20 ホーガナス エービー 焼結金属部品とその製造法
JP2012077348A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 焼結部材の製造方法
US9566639B2 (en) 2010-09-30 2017-02-14 Hitachi Powdered Metals Co., Ltd. Production method for sintered member
JP2012255183A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Toyota Central R&D Labs Inc 浸炭焼結体およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100391659C (zh) 生产表面致密的粉末金属部件的方法
WO2013146217A1 (ja) 焼結部材およびスタータ用ピニオンギヤ並びにそれらの製造方法
US5562786A (en) Process for producing heat-treated sintered iron alloy part
US7722803B2 (en) High carbon surface densified sintered steel products and method of production therefor
JP3869620B2 (ja) 合金鋼粉成形素材と合金鋼粉加工体及び合金鋼粉成形素材の製造方法
JPS6270504A (ja) 焼結鍜造部品の製造方法
US4018632A (en) Machinable powder metal parts
JP3517916B2 (ja) 熱処理鉄系焼結合金部品の製造方法
KR19980018521A (ko) 냉간가공된 분말금속에 의한 단조품 형성방법
US8444781B1 (en) Method of strengthening metal parts through ausizing
KR19980066538A (ko) 금형용강의 열처리방법
KR100966266B1 (ko) 소결경화된 분말금속부품의 제조방법
JPS6184302A (ja) 焼結鍛造部品の製造方法
KR100263956B1 (ko) 열처리 소결된 철 합금 부품의 제조방법
JP7356035B2 (ja) 鍛造用材料、鍛造部材およびその製造方法
KR20120102915A (ko) 온간다이 고 밀도 성형후 소결경화된 분말금속부품의 제조방법
JP4184147B2 (ja) 窒化した工具、金型およびその製造方法
JP2018127650A (ja) 鉄系粉末冶金部材およびその製造方法
JPS6044362B2 (ja) 完全に緻密で加炭した低合金鉄粉末金属部品を得る方法
JP2878331B2 (ja) 窒化鋼部材の製造方法
JPH0680164B2 (ja) 焼結鍛造品の製造方法
JPS6120602B2 (ja)
KR20110054426A (ko) 변속기용 소결기어 제조 방법
JPH0663080B2 (ja) 細粒組織を有する浸炭部品の製造方法
JPS6157362B2 (ja)