JPS626982Y2 - - Google Patents

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JPS626982Y2
JPS626982Y2 JP3605682U JP3605682U JPS626982Y2 JP S626982 Y2 JPS626982 Y2 JP S626982Y2 JP 3605682 U JP3605682 U JP 3605682U JP 3605682 U JP3605682 U JP 3605682U JP S626982 Y2 JPS626982 Y2 JP S626982Y2
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JP
Japan
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bearing
flange
frame
rotating shaft
shaft
Prior art date
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Expired
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JP3605682U
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English (en)
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JPS58138817U (ja
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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエレベータの非常止め装置などにお
ける回転軸用軸受装置の改良に関する。
まず、第1図〜第3図によつて従来の回転軸用
軸受をエレベータの非常止め装置に実施した例に
ついて説明する。同図において、1はエレベータ
昇降路、2は昇降路上部に設置された巻上機の綱
車3,そらせ車4に巻掛けされたロープ5に連結
されるかご、6は同じくロープ5の他端に連結さ
れた釣合おもり、7は上記かご2の下部に設けた
非常止め装置で、該非常止め装置7は引上げレバ
ー8を介して調速機ロープ9により駆動されるも
のであり、ロープ9はかご用調速機10と張り車
11間に巻掛けされている。また、12は上記レ
バー8が固定される回転軸で、該回転軸12は枠
体13に軸受14を介して両持ちで軸支され、こ
の回転軸12の中間部には作動レバー15を介し
て非常止め装置7の制動子16が固設されてい
る。
上記構成において、かご2が異常速度で下降し
たときは、かご調速機3が動作してロープ9が引
上げレバー8を引上げ、これに伴い軸12が回転
し、作動レバー15が制動子16を上昇させてレ
ール17を挾圧し、これによりかごの下降に対し
ブレーキをかける。ここで、軸受14は軸12が
スムーズに回転されるよう、また枠体13に対し
ガタ、セリのないよう固定状態に保持されてお
り、これにより、かご調速機10が作動し、ロー
プ9により引上げレバー8がスムーズに引上げら
れ、制動子16が正常に動作できるようになつて
いる。
しかし、従来のエレベータ用非常止め装置に使
用される軸12の軸受14は、第3図に示すよう
に、軸12に嵌合する円筒部14aと、この円筒
部14aの一端に連設され枠体13に係合して左
右方向の位置決めを行うフランジ14bとからな
り、そして、このような軸受14は、一般に丸棒
材からの切削加工または金属板から絞り加工によ
り成形される。このため、円筒部14aとフラン
ジ14bとの連結角部にアール18が生じてく
る。したがつて枠体13との遊び、セリの発生を
なくするためには、枠体13の軸受取付穴13a
の開口縁にアール18に合つた面取りを施し、軸
受14のアール18を逃がすようにしている。
しかし、このような面取り加工は煩雑で時間を
要し、量産化には不向であつた。
この考案は上記のような従来の欠点を解消した
もので、回転軸支持部材の軸受取付穴の面取り加
工を廃止し、これにより量産化を可能にした回転
軸用軸受装置を提供することを目的とする。
このために本考案は回転軸を支持する軸受のフ
ランジに支持部材の端面に係合する突起を設け、
この突起により軸受のフランジと軸承部との連結
部分に生じるアールを支持部材の軸受取付穴端縁
から離間するようにしたものである。
以下、この考案の具体的実施例を図面について
説明する。
第4図及び第5図はこの考案にかかる回転軸用
軸受装置の一例を示すもので、第2図及び第3図
と同一の部分には同一符号を付して述べる。即ち
枠体(支持部材)13は第2図の場合と同様にエ
レベータの非常止め装置の枠体であつて、これに
は軸受取付穴13aには軸受19を介して軸12
が回転可能に枢支されている。
上記軸受19は従来と同様に切削加工あるいは
絞り加工により成形されるもので、軸13と嵌合
する円筒状の軸承部19aと、この軸承部19a
の一端に連設したフランジ19bを備え、そして
上記フランジ19bには枠体13の外側端面13
bに係合する複数個の突起20が形成されてい
る。
したがつて、フランジ19bに形成した突起2
0が枠体13の端面13bに係合された状態に軸
受19を枠体13の取付穴13aに装着すれば、
突起20によつてフランジ19bと枠体13間に
一定の間隙が形成されることになり、これにより
軸承部19aとフランジ19bとの連結部に生じ
るアール部19cが取付穴13aの開口端縁から
逃げ、取付穴13aを面取り加工しなくとも軸受
19の枠体13に対する左右方向の位置決めが可
能となり、かつそのガタ、セリの発生もなくな
る。
第6図及び第7図はこの考案にかかる回転軸用
軸受装置の他の実施例を示すもので、枠体13の
取付穴13aに装着された軸受19のフランジ1
9bと枠体13との間に一定の間隙を生じさせる
ために、フランジ19bの外周縁部を枠体13側
に折曲げることで突起21をリング状に形成した
ものである。
また、第8図及び第9図はこの考案にかかる回
転軸用軸受装置のさらに他の実施例を示すもの
で、枠体13の取付穴13aに装着された軸受1
9のフランジ19bと枠体13との間に一定の間
隙を生じさせるために、フランジ19bの外周縁
部の一部を枠体13側に折曲げ、これにより複数
の突起22を形成したものである。
このようにした各実施例においても上記第4
図、第5図の実施例と同様な作用効果が得られ
る。
以上述べたようにこの考案によれば、軸と嵌合
する軸受の軸承部の一端に連設したフランジに突
起を設け、この突起を軸受支持部材に係合するこ
とでフランジと支持部材との間に一定の間隙を持
させるようにしたので、軸承部とフランジとの連
結部分に生じるアール部を軸受取付穴端面より離
間させることができ、これに伴い軸受取付穴の面
取り加工が不要となつて量産化に適するととも
に、フランジを支持部材より離しても突起により
支持部材に対する軸受の左右方向の位置決めが可
能で、しかもガタ、セリも発生することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における回転軸用軸受装置を使用
したエレベータ用非止め装置の概略図、第2図は
第1図の−線に沿う拡大断面図、第3図は同
じく従来における軸受部分の拡大断面図、第4図
はこの考案における回転軸用軸受装置の一例を示
す断面図、第5図は第4図における軸受の正面
図、第6図はこの考案による回転軸用軸受装置の
他の実施例を示す断面図、第7図は第6図におけ
る軸受の正面図、第8図はこの考案による回転軸
用軸受装置のさらに他の実施例を示す断面図、第
9図は第8図における軸受の正面図である。 12……軸、13……枠体(支持部材)、13
a……軸受取付穴、19……軸受、19a……軸
承部、19b……フランジ、19c……アール
部、20,21,22……突起。なお、図中同一
符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸を支持する支持部材に嵌着される軸承部
    及びこの軸承部の一端に連設したフランジを有す
    る軸受において、上記フランジに上記支持部材と
    係合する突起を設け、この突起により上記フラン
    ジと支持部材間に一定の隙間を形成したことを特
    徴とする回転軸用軸受装置。
JP3605682U 1982-03-15 1982-03-15 回転軸用軸受装置 Granted JPS58138817U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3605682U JPS58138817U (ja) 1982-03-15 1982-03-15 回転軸用軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3605682U JPS58138817U (ja) 1982-03-15 1982-03-15 回転軸用軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58138817U JPS58138817U (ja) 1983-09-19
JPS626982Y2 true JPS626982Y2 (ja) 1987-02-18

Family

ID=30047505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3605682U Granted JPS58138817U (ja) 1982-03-15 1982-03-15 回転軸用軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58138817U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58138817U (ja) 1983-09-19

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