JPS626860Y2 - - Google Patents

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JPS626860Y2
JPS626860Y2 JP1980151378U JP15137880U JPS626860Y2 JP S626860 Y2 JPS626860 Y2 JP S626860Y2 JP 1980151378 U JP1980151378 U JP 1980151378U JP 15137880 U JP15137880 U JP 15137880U JP S626860 Y2 JPS626860 Y2 JP S626860Y2
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JP
Japan
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centrifugal force
movable contact
fixed
motor
switch
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JP1980151378U
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JPS5774680U (ja
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はいずれの方向の速度も一定にすること
ができるオートリバース式テープレコーダ用モー
タに関する。
一般に、テープレコーダ用モータは回転速度が
常に一定になるように構成される必要がある。そ
こで、モータの回転軸に第1図に示すような遠心
力スイツチ(いわゆる機械式ガバナ)を取付ける
ことが従来より行なわれている。すなわち、第1
図は1対の遠心力スイツチ1A,1Bを共通の基
板2上に取付けたもので、各スイツチは、一端を
基板2に固定された弾性可動接片3A又は3B
と、基板2の一部に螺合された先端を固定接点と
するねじ部材4A又は4Bとからなり、各可動接
片の回動端部を固定接点に圧接させている。基板
2の中心には回転軸5に嵌合する孔6があけてあ
る。また各スイツチの可動接片には重り7A又は
7Bが固定され、両スイツチ1A,1Bの位置関
係は、孔6に対して(すなわち回転中心に対し
て)点対称となつている。そして、これらのスイ
ツチ1A,1Bは、孔6と回転軸5との嵌合によ
り回転軸5に取付けられ、電機子巻線の回路中
に、例えば第2図のように介挿される。なお、第
2図は2極3スロツトの電機子巻線回路中に介挿
した例を示すもので、一方のスイツチ1Aは第
1、第2の巻線8A,8B間に介挿され、他方の
スイツチ1Bは第1、第3の巻線8A,8C間に
介挿されている。
そこで電機子巻線8A,8B,8Cに一定方向
の電流を流して回転軸5を図中矢印9方向へ回転
すると、両スイツチの可動接片3A,3Bにはそ
の回転速度に応じた遠心力が作用する。そして回
転速度が一定値を越えると両可動接片3A,3B
は自己の弾力に抗して回動し、それぞれに対応す
る固定接点より開離して電機子巻線8A,8B,
8Cへの電流を断ち、それによつて回転速度が減
少すると再び固定接点に接触するようになるので
ある。
しかしながら、この種の従来のモータにあつて
は、矢印9と反対の方向へ回転する際には空気抵
抗が可動接片3A,3Bに対してこれらの開動作
を妨げる方向に作用してチヤタリングを生じた
り、回転速度を一定に制御することができない難
があり、この種のモータはいずれの方向へも一定
速度で回転させるべき用途には不向きであつた。
ところで、オートリバース式テープレコーダで
はテープの走行方向を適宜切換える必要があるの
で、第1図及び第2図で説明した従来のモータを
使用する場合は、モータは常に一定の方向へのみ
回転させるものとして、回転力伝達機構部におい
てテープの走行方向を切換える手段を講じなけれ
ばならず、その結果、回転力伝達機構部の構成が
複雑になる欠点があつた。なお、別の対策として
電気的ガバナを有するモータを使用すれば、この
種のモータはいずれの方向へ回転する場合でもそ
の回転速度を一定に制御できるのでオートリバー
ス式テープレコーダにおける回転力伝達機構部を
簡単に構成することができるわけであるが、実際
には、電気式ガバナを設けると負荷特性、電圧特
性、温度特性等が低下するので好ましくないので
ある。
本考案はこのような事情を考慮してなされたも
ので、その目的は、簡単な構成の遠心力スイツチ
(機械式ガバナ)を備えて、しかもいずれの方向
へも一定の速度で回転することができるオートリ
バース式テープレコーダ用モータを提供すること
にある。
第3図及び第4図に一実施例を示す。
第3図中11A,11Bは1対の遠心力スイツ
チ(機械式ガバナ)で、各スイツチは、基板12
上に一端を固定された弾性(板ばね製)可動接片
13A又は13Bと、基板12の一部に螺合され
たねじ部材14A又は14Bとからなり、各ねじ
部材の先端は可動接片の回動端部を圧接させる固
定接点となつている。また基板12の中心には回
転軸15に嵌合する孔16があり、この孔16を
回転軸15に嵌合させると両スイツチの可動接片
13A,13Bがいずれも回転軸15に直交する
同一平面上に延在するようになつている。更に両
スイツチ11A,11Bは回転中心に直交する直
線lに対して対称となる位置関係にあり、その結
果、回転軸15が矢印19A方向へ回転するとき
は一方の可動接片13Aが開動作し、回転軸15
が反対方向(矢印19B方向)へ回転するときは
他方の可動接片13Bが開動作するようになるも
のである。なお、各可動接片13A,13Bには
従来のもの(第1図のもの)と同様に重り17
A,17Bが固定され、各可動接片に強力な遠心
力が作用するように構成されている。
以上の遠心力スイツチ11A,11Bは、電機
子巻線の回路中に介挿されるが、第4図に2極3
スロツトの電機子巻線の回路中に介挿した例を示
す。すなわち第1の整流子及びこれに接続する巻
線を二つに分割してその一方の巻線18A−
第2の巻線18B、他方の巻線18A−と第3
の巻線18Cをそれぞれ接線するとともに、その
分割した互いの巻線18A−,18A−
(すなわち第2、第3の巻線18B,18C間)
に前記1対の遠心力スイツチ11A,11Bを直
列に介挿し、更に各スイツチに対してそれぞれ高
抵抗20A,20Bを並列に接続しているもので
ある。
このような構成であると、回転軸15が矢印1
9A方向へ回転するとき、一方の可動接片13A
に対しては空気抵抗がこの接片13Aの開動作を
助ける方向に作用するが、他方の可動接片13B
に対しては空気抵抗がこの接片13Bの開動作を
妨げる方向に作用する。逆に、回転軸15が矢印
19B方向へ回転するときは、空気抵抗が一方の
可動接片13Aの開動作を妨げ、他方の可動接片
13Bの開動作を助ける方向に作用する。従つ
て、このように構成されたモータは、いずれの方
向へ回転する場合でもいずれか一方の遠心力スイ
ツチが速度制御機能を発揮するので、常に一定の
速度で回転することができる。
そこで、このモータをオートリバース式テープ
レコーダのテープ駆動用として用いると、モータ
の回転方向を切換えることによつてテープの走行
方向を切換えることができ、回転力伝達機構部を
簡単な構成にすることができる効果が得られる。
また電気式ガバナを使用した場合のように負荷特
性、電圧特性、温度特性等が低下することもない
ので、信頼性の向上が図られる。更に、遠心力ス
イツチ11A,11Bの可動接片13A,13B
は回転軸15に直交する平面上に延在しているの
で、これらのスイツチを設けても軸方向の寸法は
殆んど大きくする必要がなく、全体の小形化を図
る上できわめて有利である。また、特に各遠心力
スイツチ11A,11Bの各固定接点を進退調整
可能なねじ部材14A,14Bの先端部に形成し
ているので、組立て時に両スイツチ11A,11
Bの開動作回転数が異なつていても上記ねじ部材
14A,14Bの進退調整を行なうことによつて
簡単に開動作回転数を一致させることができ、し
かも開動作回転数の変更も容易に行なうことがで
きる。
以上、実施例にもとづいて説明したように、本
考案によれば、簡単な構成の遠心力スイツチを備
えて、しかもいずれの方向へも一定の速度で回転
することができ、そのうえ速度の変更も容易で、
また全体の大形化を招く虞れもないので、オート
リバース式テープレコーダのテープ駆動用として
望ましいモータを提供することができる。
なお、本考案のモータは必ずしも実施例に示し
た構成に限定されず、種々変形して実施すること
ができる。例えば第3図では2つの可動接片13
A,13Bの交角をほぼ直角として例を示した
が、この交角は全体の重量バランスを考慮して適
宜変化させることができる。但し、2本のねじ部
材14A,14Bの基端にドライバ用溝を設けて
ドライバでこれらのねじ部材を回転することによ
り各スイツチの接点圧の調整を図る構成とした場
合には、前記交角をあまり小さくすると両ねじ部
材14A,14Bの基端同志が接近しすぎてドラ
イバを使用できなくなるので、前記交角は60゜前
後が望ましいようである。また、第4図では各ス
イツチ11A,11Bに対して並列に高抵抗20
A,20Bを接続し、いずれかのスイツチが開放
しても各巻線間に少量の電流が流れるようにして
スイツチの開閉時における火花等の発生を抑える
ものとしたが、これらの抵抗も本考案において特
に限定するものではない。更に電機子巻線の結線
方向なども種々変形可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例を示すもので、第1
図はスイツチ部分の構成を示す平面図、第2図は
結線図、第3図及び第4図は本考案の一実施例を
示すもので、第3図はスイツチ部分の構成を示す
平面図、第4図は結線図である。 11A,11B……遠心力スイツチ、13A,
13B……弾性可動接片、14A,14B……先
端を固定接点とするねじ部材、15……回転軸、
18A−,18A−,18B,18C……電
機子巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータ本体と、このモータ本体の回転軸に固定
    された基板と、この基板上で前記回転軸と直交す
    る平面上に上記回転軸を互いで取り囲むように固
    定され前記モータ本体の電機子巻線回路に直列に
    介挿された第1および第2の遠心力スイツチとを
    具備し、前記第1および第2の遠心力スイツチ
    は、前記平面上に進退調整可能に設けられたねじ
    部材の先端部に形成されてなる固定接点と、前記
    平面上に一端固定状態に設けられ前記固定接点に
    対して遊端側が遠心力に応じて接離する弾性可動
    接片と、この弾性可動接片に取付けられた重りと
    で構成され、かつ前記第1の遠心力スイツチと前
    記第2の遠心力スイツチとは前記回転軸の中心を
    通り上記回転軸と直交する線を境にして対称関係
    に設けられていることを特徴とするオートリバー
    ス式テープレコーダ用モータ。
JP1980151378U 1980-10-23 1980-10-23 Expired JPS626860Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980151378U JPS626860Y2 (ja) 1980-10-23 1980-10-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980151378U JPS626860Y2 (ja) 1980-10-23 1980-10-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5774680U JPS5774680U (ja) 1982-05-08
JPS626860Y2 true JPS626860Y2 (ja) 1987-02-17

Family

ID=29510715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980151378U Expired JPS626860Y2 (ja) 1980-10-23 1980-10-23

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JPS5774680U (ja) 1982-05-08

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