JPS6266538A

JPS6266538A - シヤドウ・マスク型陰極線管

Info

Publication number: JPS6266538A
Application number: JP20731085A
Authority: JP
Inventors: Aaru Rasu Deyuuru; デユール・アール・ラス
Original assignee: Sony Tektronix Corp
Current assignee: Tektronix Japan Ltd
Priority date: 1985-09-19
Filing date: 1985-09-19
Publication date: 1987-03-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、シャドウ・マスク型陰極線管、特にこの陰極
線のフェースプレートにシャドウ・マスクを取付ける手
段に関する。

〔従来の技術及び問題点〕

従来のシャドウ・マスク凰カラー陰極線管（ＣＲＴ）は
、このＣＲＴのフェースプレートの内面上に設けられた
螢光体堆積物のモザイク・パターンから成る陰極発光表
示スクリーンを具えている。

一般的に、この堆積物は、３つ１組で配列されており、
「トライアト」と呼ばれている。また、その形状は１円
又は細°長い。便宜上、この堆積物を以下、「ドツト」
という。関連した走査システムによシ制御される複数の
電子銃は、これら電子銃及び表示スクリーン間に位置さ
れた多孔シャドウ・マスクを介して、対応する数の電子
ビームを表示スクリーンに向けて発射する。シャドウ・
マスクを介した各電子ビーム通路は、１種類のカラー螢
光体物質のみに衝突して励起させる。

シャドウ・マスクは、螢光体堆積物と同形状の開穴によ
る非常に近接したパターン配列を有する電子ビーム吸収
物質の薄膜から構成されている。

指定した螢光体に向かう特定のビームのみが通過するよ
うに１表示スクリーン上の対応するグループの螢光体ド
ツトに関して、これら開穴を正確に位置決めする必要が
ある。ドツト領域の外部に向かうビーム部分は、マスク
によシ阻止され、かつ吸収される。よって、シャドウ・
マスクを高精度“Ｋ製造し、ＣＲＴ内に非常な正確さで
位置決めする必要がある。

モザイク螢光体ドツト・パターンは１通常、直接写真印
刷工程で形成するが、その工程はおおよそ次の通シであ
る。即ち、まず、フェースグレートの内側表面のスクリ
ーン領域を、第１色の螢光体粒子を含む感光性スラリで
被覆する。次に、シャドウ・マスクを一時的にフェース
プレート上に配置し、関連する電子銃の対応位置に配置
した露光源からマスクの開穴を通過した紫外線により被
覆を露光する。シャドウ・マスクを次に取外し。

被覆を処理して露光されない部分を除去し、第１螢光体
カラーのドツト・パターンを残す。これらの工程を残り
の各色に対して繰返し、各マスク穴に対向するフェース
プレート上に、３組の、即ち。

赤、緑及び青の螢光体ドツトを堆積させる。この工程で
非常に重要なことは、シャドウ・マスクを取外す毎に、
フェースプレートに対して同位置に。

シャドウ・マスクを正確に再配置できることである。シ
ャドウ・マスク及びフェースプレート間の相対的位置の
変動により、螢光体ドツトが誤配置となシ１１表面像に
色誤差が生じる。

従来は、シャドウ・マスクを囲んで支持するフレームに
取付けられた複数のスプリング・クリップ締め具により
、シャドウ・マスクをＣＲＴ内圧取外し可能に取付けた
。適当な位置で、締め具を］！　初に締める前に、シャ
ドウ・マスク及びフェースプレート間にスペーサを配置
して、シャドウ・マスクをフェースプレートに対して適
切に位置決めする。この関係を維持している間に、クリ
ップをフェースプレートの受はスロットにかみ合せて。

マスク・フレームに接合する。よって、特定のスロット
によシ、各クリップが特定のフェースプレートに一致す
るように、各クリップをンヤドウ・マスクのフレームに
正確に配置する。スプリング・クリップは、ＣＲＴ処理
の間、マスク組立体を７エースプレートから取外し、そ
の後同じ位置に再配置可能である。

民生用カラーＣＲＴにおいて、シャドウ・マスクの取付
けにはスプリング・クリップ締め具で充分であり、この
締め具の使用が長い間、標準の取付は方法であった。し
かし、振動の激しい所や。

カラー精度の要求が非常に高い特定の分野では不満足で
あった。この−例としては、航空電子工学で用いるＣＲ
Ｔである。ＣＲＴ　Ｋ表示された飛行情報の正確さ及び
読みやすさは、安全操縦にとりて本質的なことであり、
航空機の振動による表示ひずみは最少にするか又はなく
さなければならない。スプリング・クリップは振動に対
して本質的に敏感であシ、シャドウ・マスク及び表示ス
クリーン間で相対的移動が生じるので、かかる分野で用
いるＣＲＴには、スプリング・クリップの使用を避ける
のが好ましい。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は、シ
ャドウ・マスクをフェースプレートから取外し、取外す
前の同じ位置に正確に再配置が可能であり、フェースプ
レート及びこのフェースプレートに支持された螢光体表
示スクリーンとの関係を維持する。更に本発明は９部品
をがん丈に固着して、シャドウ・マスク及びフェースプ
レート間の相対的移動を防止し、振動（で対する敏感さ
を減らすか又はなくす。

要約すれば１本発明の好適な実施例では１表示スクリー
ンの観察領域のすぐ外側のＣＲＴフェースプレートに、
ねじ山を有するインサート（取付は手段）を埋める。最
初のマスク／フェースプレート組立て工程では、シャド
ウ・マスクをフェースプレートに対する適切な位置に配
置して、その位置に確実にクランプする。次に、／ヤド
ウ・マスク取付はフレームに溶接するのに適したブラケ
ットをねじ（取付は手段）でインサートに取付けて、フ
レームに溶接する。クランプを外した後。

ブラケットをインサートに保持しているねじを外すこと
によシ、ンヤドウ・マスクをフェースグレートから簡単
に取外すことができる。／ヤドウ・マスク及びフェース
プレートを再組立てすると。

このマスクはフェースプレートに対して正確に再配置さ
れ、螢光体堆積物がＣＲＴの表示スラリ・−ンを形成す
る。

〔実施例〕

第１図は０本発明の好適な実施例によるＣＲＴの断面図
である。シャドウ・マスク型カラーＣＲＴ１０は、複数
の電子ビーム源（図示せず）用の空間１６を収容するネ
ック部１４を有する排気された管球１２を具えている。

本発明の主要部ではないが、この電子ビーム源は、好適
にはＣＲＴの長軸の周囲に３角又はデルタ形状に配置さ
れた３個の電子銃から成る。外部電磁偏向ヨークを含む
関連した走査ンステム（図示せず）を設けて、ＣＲＴフ
ェースプレート２２の内面上の表示スクリーン２０を横
切るように電子ビームを走査する。好適にはガラスで形
成したフェースプレート２２は。

周辺フランジ２４を有しており、このフランジ２４は管
球１２の本体、即ちファネル部と一致させて。

気密にする。後述する如く、シャドウ・マスク組立体２
６をフェースプレート２２の内側表面に取付けるが、こ
の組立体２６は非常に堅固なフレーム３０に確実に取付
けられたマスク膜２８を具えている。

第２及び第５図は第１図の部分的拡大図である。

フレーム３０の周辺フランジ３１からの突起は。

複数の堅固な管状ポスト３２であり、各ポスト３２は、
矩形つげ（ｃｏｌｌａｒ　）部３４を有している。２個
のかかるポストを、フレームの４つの側部の各々に設け
る。Ｌ形プラケット３６により、ポスト３２を７ランジ
３１に堅固に固着させる。各ブラケット３６の一方の脚
をつば部３４の側部に溶接し９他方の脚を堅固なスペー
サ・バー３８に溶接し。

そしてこのバー３８を７ランジ３１に溶接する。

これら溶接を、第５図において参照番号４０で示す。矩
形つば部３４の平たん側部により、このつばの側部に対
してブラケット３６の脚を平らに置き、一層確実に溶接
ができる。第２スペーサ・バー４２をフレーム３０の底
面に溶接し、第５図に示す如く、ポスト３２の垂直アラ
イメントを正確に維持する。

各ポスト３２に対向して、ねじ山を有するインサート４
４（取付は手段）をフェースプレート２２に埋める。各
インサート４４の開放端を斜めに切り、ポスト３２の同
様に斜めに切った端部を受ケるので、ポストをフェース
プレート２２内の対応するインサートにすえ付けると、
これらは軸的に一線状になる。これら部品（ポスト及び
インサート）の斜めに切った表面を参照番号４６で示す
。管状ボストの中心を介してねじ４８（これらポスト及
びねじは取付は手段である）を挿入して。

インサート４４のねじ山にかみ合せ、ポストの斜めに切
った端部をインサートの斜めに切った表面４６と一致さ
せて、インサートにポストをすえ付ける。

上述の如く、シャドウ・マスク組立体及びＣＲＴのフェ
ースプレートを組立てると、この／ヤドウ・マスク組立
体はフェースプレートに対し正確に位置決めされる。こ
の位置決めを行なうのに本発明では、マスク締め具の構
成部分の１つ、即ちインサート４４をフェースプレート
の裏側の適切な位置に固定し、他の構成部分、即ちポス
ト３２と一致させる。次に、シャドウ・マスク組立体を
フェースプレートに隣接した適切な位置に配置し。

ポストをシャドウ・マスク・フレームに固定して。

シャドウ・マスク及びフェースプレート間の関係を維持
する。

第３図は、インサート４４をフェースプレート２２に取
付ける過程を示す拡大図である。スクリーン２０の観察
領域（第１図）の外側の予め選択した位置で、フェース
プレートの内側表面に複数の穴５０を設ける。これら穴
は、エツチング、研摩、モールディング又は他の適当な
方法で形成できる。矩形シャドウ・マスクの各側部に１
対ずつで、４対の穴を設ける。絶対的な要求ではないが
。

穴の位置は±０．０１インチ以内の精度であるのが好ま
しい。

次に、インサートを穴内に正確に位置決めし。

その位置に溶融する。インサートをねじ４８の突出部に
突き通して９位置決めを正確に行なう。このねじは、テ
ンプレート５４に設けた対応するポスト３２を介して挿
入する。フェースプレート表面内のインサートの所望配
置に対応する位置で。

ポストをテンプレート内に設定する。テンプレート５４
は、ガラスと同様な熱膨張係数を有する二ロン（Ｎ１ｒ
ｏｎ　）の如き合金で形成する。図示の如くテンプレー
ト５４及びインサート４４間に配置したシールド板５６
ば、インサートを取付ける間。

ガラス・フェースプレートからテンプレートを離す。

穴５０にインサートを確実に配置するため、各穴に所定
量のガラス質を奪ったガラス・７リノトを設ける。次に
、テンプレート５４０所定位置に取付けたインサートを
穴の開口に挿入し、矢印５８の方向に圧力を加え、フリ
ットが溶けるには充分であるが、フェースプレート２２
が柔らかくならない温度で、全組立体を炉の中で加熱す
る。フリットが溶は始めると１圧力によりフリットがイ
ンサートの周囲に流れ出し、インサートは、シールド５
６の厚さで決まる深さだけ穴の中に移動する。

そして組立体を炉から取出し、冷却する。その後。

ねじ６８を取外し、テンプレート及びシールドをフェー
スプレートから分離して、インサート４４をその位置に
固定する。

テンプレートの熱膨張率がフェースプレート・ガラスの
熱膨張率と一致しているので、フリットの加熱工程によ
りインサートの相対的間隔が変化しない。シールドは、
熱膨張率が著しく異なる物質であるが９組立体を炉から
取出して冷却する際。

この収縮の差により／−ルドがフェースプレートに付着
するのを防止する。

第４図は、シャドウ・マスク締め具を組立てる前の拡大
断面図である。シャドウ・マスク３０を設け、そのフラ
ンジ３１の開孔６２内にポスト３２を収容する。これら
開孔６２は、ポストが所定範囲で横に移動できる程度に
大きく、フェースプレート２２内のインサート４４の位
置におおよそ一致する。ポストをフレームの所望位置に
正確に締めつけるには、切欠き領域６４を有するスペー
サ６０を、インサート４４がこの切欠き領域で露出する
ようにフェースプレート２２上に配置する。シャドウ・
マスク・フレーム３０と、第１及び第２スペーサ板３８
．４２の複数組（１線が各１対のインサート用である）
とから成る組立体を。

スペーサ６０上に配置し、第４図に示す如く、フランジ
開孔６２と第１及び第２スペーサ板の一線上になった開
孔とを介してポスト３２を挿入する。

再び、ねじ４８をロック・ワノ／ヤ７２と共に管状ポス
ト３２内に挿入し、ポストの下にある各インサート内に
通す。ねじを締めつけてポストを引っばって各インサー
トと確実に結合しくクランプ又は他の適当な手段によシ
、ツヤドウ・マスク組立体をその位置に保持し）た後に
、スペーサ３８及び・１２をフランジ３１に溶接する。

次に第５図に示すようにＬ形ブラケット３６をポストの
両側に配置し、ポストつば３４及びスペーサ板３８の両
方に溶接する。すべてのポストをシャドウ・マスクに取
付けた後、ねじを取外し、ンヤドウ・マスクをフェース
プレートから持ち上げる。次に上述ノ如＜、　モザイク
螢光体ドツト・パターンをスクリーン表面に設ける。ね
じ山のあるインサートはフェースプレートの所定位置に
常設してあり。

また一致ガイド・ポスト３２も同様に／ヤドウ・マスク
・フレームに固定しであるので、マスク組立体をフェー
スプレートに再取付けする際に、同じ各位置に確実に再
配置できる。これにより、カラー螢光体ドツトの異なる
組を正確に堆積でき。

ドツトの誤配置による色誤差を大巾に除去できる。

スクリーンをフェースプレートの内側表面上に形成した
後、／ヤドウ・マスクを最終的に取付ける。特に完成し
たＣＲＴが試験や実用において激しい振動を受けるなら
ば、第５図に示すように。

ストラップ７０をねじの頭及びブラケットに溶接してそ
の位置にねじをロックするのが望ましい。

〔発明の効果〕

上述の如く本発明によれば、シャドウ・マスク・フレー
ム及びフェースプレートの内側表面には取付は手段が固
定されており、これら取付は手段は取外し可能に結合で
きる。よって、シャドウ・マスクをフェースプレートに
取付け、取外した後に再び取付けても、その位置は正確
に維持される。

よって、カラー螢光体ドツトを正確な位置知堆積でき１
色誤差を防止できる。また、振動に対しても、７ヤドウ
・マスクとフェースプレートの位置関係が変動すること
がなく、常に情報を正確に表示できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の好適な実施例の断面図、第２図は第１
図の部分的拡大図、第３図及び第４図は本発明の組立て
過程を示す拡大断面図、第５図は第２図の線５−５に沿
う断面図である。図において、２２はフェースプレート、３０はシャドウ
・マスク・フレーム、３２及び６８は第１取付は手段、
４４は第２取付は手段である。特許出願人　　ソニー・テクトロニクス株式会社Ｆ　Ｉ
　Ｇ、　３

Claims

【特許請求の範囲】

フェースプレートと、シャドウ・マスク・フレームと、
上記フェースプレートの内側表面の複数の位置に固定さ
れた第１取付け手段と、該第１取付け手段の上記位置に
対応する上記シャドウ・マスク・フレームの複数の位置
に固定され、上記第１取付け手段と取外し可能に結合す
る第２取付け手段とを具えたシャドウ・マスク型陰極線
管。