JPS6264875A - 水性インキ - Google Patents

水性インキ

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JPS6264875A
JPS6264875A JP60205845A JP20584585A JPS6264875A JP S6264875 A JPS6264875 A JP S6264875A JP 60205845 A JP60205845 A JP 60205845A JP 20584585 A JP20584585 A JP 20584585A JP S6264875 A JPS6264875 A JP S6264875A
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JP
Japan
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water
ink
dye
polyester resin
sulfonated polyester
Prior art date
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Application number
JP60205845A
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English (en)
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JPH0562633B2 (ja
Inventor
Takafusa Ando
安藤 孝房
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Pilot Ink Co Ltd
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は筆記具や記録計に適用されて耐水性の筆跡また
は記録を与える水性インキに関する。
従来の技術 一般に塩基性染料は少量の使用で濃くて鮮やかな色を呈
する点がインキ用着色剤として好ましいが、その筆跡ま
たは記録は耐水性の乏しいことが問題となる。この問題
点を解決する手段として、スチレン−マレイン酸共重合
体やスチレン−アクリル酸共重合体等のポリマーのカル
ボキシル基と塩基性染料を反応させて得られる着色生成
物を着色剤として用いることが特公昭40−6591号
公報に開示されている。
発明が解決しようとする問題点 前記開示のインキでは前記反応により、ポリマーの可溶
性基が塩基性染料により封鎖されるものであるから、前
記着色生成物を水に可溶状態にするためには塩基性染料
の化学当量に対してかなり過剰量のポリマーを添加しな
ければならない。このためインキとして充分な色の濃度
を出すだけの染料量を用いることは難しい。仮に充分量
の染料を使用すれば、添加するポリマー量は格段に多く
なり、従って生成されるインキは高い粘度を示すものと
なり、毛細管作用によりインキ貯蔵体からペン先へイン
キを供給する機構の筆記具や記録計への適用は困難とな
る。
問題を解決するための手段 本発明の水性インキは骨格がジカルボン酸とジオールの
線状ポリエステルであり、分子中にスルホン酸基が結合
した芳香族環が含まれ、前記ジオール成分の少なくとも
一部が繰り返しユニット数2乃至10のポリエチレング
リコールである部分スルホン化ポリエステル樹脂と塩基
性染料を水中で反応させて得られる着色液を含有してな
る組成である。
前記塩基性染料はCot、0111NIlFXの塩基性
染料に分類される染料から選ばれ、化学構造上ではチア
ゾール、ケトンイミン、アクリジン、メチン、シアニン
、モノアゾ、ジスアゾ、キサンチン、アジン、トリアリ
ールメタン、オキサジンまたはチアジン構造を有するカ
チオン性染料である。これら染料はインキ組成中全量の
0.1乃至10重量%、好ましくは0.5乃至7重量%
の範囲で用いられる。
前記部分スルホン化ポリエステル樹脂は骨格がジカルボ
ン酸とジオールの線状ポリエステルであり、ジカルボン
酸成分としてマロン酸、こはく酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、マレイン酸、フマール酸、シクロヘキサンジカル
ボン酸、フタール酸、ナフタレンジカルボン酸及びそれ
らの誘導体があげられ、ジオール成分としてはエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1.3−プロパン
ジオール、ポリエチレングリコール、シクロヘキサンジ
オール、ジヒドロキシベンゼン、メチレンジフェノール
、チオジフェノール、ビフェノール及びそれらの誘導一
体があげられるが、ジオール成分のうち少なくとも一部
は繰り返しユニット数2乃至10のポリエチレングリコ
ールである。また前記両成分のいずれかの一部はスルホ
ン酸基が結合した芳香族環を有するものである。これら
樹脂はインキ組成中全量の1乃至30重量%、好ましく
は5乃至20重量%の範囲で用いられる。
また染料と部分スルホン化ポリエステル樹脂の比率は染
料の化学当量が前記樹脂のスルホン酸当量と等量かそれ
以下となるよう用いられる。
その他、必要に応じてエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、グリセリン、2−ピロリドン、N−メチルピロ
リドン等から選ばれる保湿剤、疎水面への濡れ性、毛細
管路への浸透性等の物性を改良する界面活性剤、補色用
の染料、pH調節剤、防黴剤及び防腐剤等が添加される
作用 部分スルホン化ポリエステル樹脂はスルホン酸基とポリ
エチレングリコール成分の2種の親木部を有するので、
水中でカチオン性の塩基性染料とスルホン酸基が反応し
て、スルホン酸基が封鎖された形となっても熔解または
分散状態が維持される。従って前記反応によって生成し
た着色生成物を更に可溶化するための過剰の部分スルホ
ン化ポリエステル樹脂の添加を必要とせず、低粘度のイ
ンキの調製が可能となる。
一方、この水性インキにより形成される筆跡または記録
は着色剤である塩基性染料が部分スルホン化ポリエステ
ル樹脂と化学結合した状態にあるので、水に滲んだり、
流れ出したりすることがない。
用いられる染料種によっては前記樹脂との結合により、
耐光堅牢性が向上するものもある。
実施例 実施例インキを次のとおり調製した。
fil  部分スルボン化ポリエステル樹脂水性分散液
の調製 約90℃の熱水中に攪拌下、所定量の樹脂(必要に応じ
可塑剤も共に)を添加し、20〜40分攪拌して樹脂を
溶解、分散した後、放冷する。
以下の組成の3種の樹脂水性分散液を得た。
樹脂A水性分散液 部分スルホン化ポリエステル樹脂A  28重量%フタ
ール酸ジメチル(可塑剤)    3重量%水    
            69重量%樹樹脂水性分散液 部分スルホン化ポリエステル樹脂8 25重量%水  
               75重量%樹脂C水性
分散液 部分スルホン化ポリエステル樹脂C30重量%水   
             70重量%用いられた部分
スルホン化ポリエステル樹脂の特性は次のとおり。
樹脂A  樹脂B  樹脂C 分子鼠    約18,000  約18,000  
約14,000水酸基価    5.3   5.0 
  6.0酸価      <2    <2    
<2ガラス li(η点      55℃     
 38°C29°C(2)  インキの調製 所定量の染料、前記部分スルホン化ポリエステル樹脂水
性分散液、pl+調節剤、保湿剤及び残余の水を秤量、
混合し、約90℃に加熱しつつ攪拌機にて2時間攪拌し
、冷却後、濾紙(東洋濾紙階2)濾過して仕上げた。
次に比較例インキを次のとおり調製した。
所定量の染料、樹脂エマルション、保湿剤、pi(調整
剤及び水を秤量、混合し、約90゛Cに加熱しつつ攪拌
機にて2時間撹拌し、冷却後、濾紙濾過して仕上げた。
各インキの組成及び物性値を表1に記す。
表−1インキの&I]成及び閤生値  徹値ば重M合翫
 ()内団司形分〕表1の注番号の内容は以下のとおり
(1)C,、L 45160  (C,、l Ra5i
c Red 1 )+21  C,1,42040(C
,1,Ba5ic Green I )(31C,I、
48040  (C,r、 Ba5ic Orange
 22 )(41C,1,42535(C,1,Ba5
ic Violet 1 )+51  C91,451
70(C,l Ra5ic Violet 10 )(
6)、 fi+、 (817頁に記載の部分スルホン化
ポリエステル樹脂 (9)  スチレン−アクリル酸共重合体エマルション
固形分 38.8% +101 0 完全に溶解または分散状態△ わずかに
凝集物あり × 凝集状態 次に前記各インキについて以下の試験(1)乃至(3)
を行った。
各インキをアクリルせんい束樹脂加工体からなるペン先
を備えたマーキングベンに所定量充填して試料ペンとし
、筆記用紙A (JIS P320] )に3寵畠間隔
に直線2本を描き、40mm毎に切り取って各インキに
つき7部の試料片を作成する。
(1)各インキについて1部の試料片の線(筆記約10
分後)上にスポイトで水道水を滴下し、水滴が蒸発する
まで放置しておき、乾燥後水滴の部分の綿の状態を観察
する。
判定 ○ 変化なし △ わずかに滲み出がみられる × 著しい滲み出し く2)各インキについて1部の試料片(筆記約10分後
)を水道水を流しつつ溢れ出させたバット中に1時間浸
漬した後、ひきあげて乾燥させる。線の状態の変化を未
試験の試料片の線と比較する。
判定 ○ 変化なし Δ わずかに滲み出がみられる × はとんど流出 (3)各インキについて4部の試験片をカーボンアーク
フェードメータにかけ、それぞれ1,3.5および8時
間露光後、グレースケールを使用して未試験の試料片と
比較した。それぞれの露光時間での蛯色はブルースケー
ルの1級、2級、3級および4級に対応する。
結果を表2に示す。
表−2試験の結果 注)比較例2のインキは他のインキに比較して粘度が高
い(表1参照)ので、その試料ペンでの描線は通常の速
度では線がかすれ気味となる。試験には極低速で描いた
線の試料片を用いた。
発明の効果 前述のとおり、塩基性染料と部分スルホン化ポリエステ
ル樹脂の水中での反応生成物は沈澱または凝集すること
なく、水中に溶解または分散状態にあるので、前記先行
技術のインキの場合のように反応生成物を可溶化するた
めに大過剰の樹脂を添加する必要はない。これにより、
塩基性染料を用いて耐水性の筆跡または記録をもたらす
低粘度の水性インキを調製することができた。
また前記反応生成物を用いたインキの筆跡は染料種によ
っては耐光堅牢性が対応する染料自体のそれと比較して
かなり向上しているものもみられた。(実施例2及び3
のインキと比較例3及び4のインキの筆跡の耐光堅牢1
’IQ)、lt較)このように本発明の水性インキは耐
水性の筆跡または記録をもたらし、lっ低粘性が維持さ
れるので、インキ貯蔵体から毛細管作用によりペン先に
インキが供給される機構の筆記具や記録計に好適に用い
られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 必須成分として全量の0.1乃至10重量%の塩基性染
    料及び1乃至30重量%の骨格がジカルボン酸とジオー
    ルの線状ポリエステルであり、分子中にスルホン酸基が
    結合した芳香族環が含まれ、前記ジオール成分の少なく
    とも一部が繰り返しユニット数2乃至10のポリエチレ
    ングリコールである部分スルホン化ポリエステル樹脂を
    含有してなる水性インキ。
JP60205845A 1985-09-18 1985-09-18 水性インキ Granted JPS6264875A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60205845A JPS6264875A (ja) 1985-09-18 1985-09-18 水性インキ

Applications Claiming Priority (1)

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JP60205845A JPS6264875A (ja) 1985-09-18 1985-09-18 水性インキ

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Publication Number Publication Date
JPS6264875A true JPS6264875A (ja) 1987-03-23
JPH0562633B2 JPH0562633B2 (ja) 1993-09-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0573762A2 (de) * 1992-05-11 1993-12-15 BASF Aktiengesellschaft Rhodaminderivate
EP0769537A2 (en) 1995-10-18 1997-04-23 Seiko Epson Corporation Ink composition having excellent waterfastness

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0573762A2 (de) * 1992-05-11 1993-12-15 BASF Aktiengesellschaft Rhodaminderivate
EP0573762A3 (ja) * 1992-05-11 1994-03-09 Basf Ag
EP0769537A2 (en) 1995-10-18 1997-04-23 Seiko Epson Corporation Ink composition having excellent waterfastness

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