JPS626373B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS626373B2 JPS626373B2 JP52096933A JP9693377A JPS626373B2 JP S626373 B2 JPS626373 B2 JP S626373B2 JP 52096933 A JP52096933 A JP 52096933A JP 9693377 A JP9693377 A JP 9693377A JP S626373 B2 JPS626373 B2 JP S626373B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- base station
- station
- satellite
- communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000006854 communication Effects 0.000 claims description 22
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 21
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 19
- 230000007175 bidirectional communication Effects 0.000 claims 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 17
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 1
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Radio Relay Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は通信衛星の中の単1のトランスポンダ
を用いて、基地局と多数の小容量の地球局の間に
双方向回線を設定する通信方式において、衛星に
搭載したトランスポンダの局部発振器の周波数変
動を基地局のみで補償する方法に関する。
を用いて、基地局と多数の小容量の地球局の間に
双方向回線を設定する通信方式において、衛星に
搭載したトランスポンダの局部発振器の周波数変
動を基地局のみで補償する方法に関する。
衛星通信方式は広大なサービスエリア内におい
て任意に回線を設定し、均一な伝送を行うことが
できる特徴を持つている。この特徴を生かして山
間僻地や離島との通信、あるいは孤立防止無線等
の比較的小容量で且つ簡単に地球局を設定できる
通信方式が考えられる。第1図は、このような小
容量衛星通信方式の概念図である。1は衛星、2
は基地局、3は小容量局である。基地局2は原則
として1局であるが小容量の子局3は複数局もう
けられる。
て任意に回線を設定し、均一な伝送を行うことが
できる特徴を持つている。この特徴を生かして山
間僻地や離島との通信、あるいは孤立防止無線等
の比較的小容量で且つ簡単に地球局を設定できる
通信方式が考えられる。第1図は、このような小
容量衛星通信方式の概念図である。1は衛星、2
は基地局、3は小容量局である。基地局2は原則
として1局であるが小容量の子局3は複数局もう
けられる。
したがつて子局3の構成は、できるだけ簡略化
することが方式の経済性の上で重要である。回線
設定形態としては、多数の小容量局3と一つの基
地局との間に、トラフイツクに応じてそのつど回
線を設定するデマンドアサインメント方式を考え
る。デマンドアサインメントの方式には種々の方
式が考案されており、各局の回線接続を時分割で
行うTDMA方式(Time Division Multiple
Access)や周波数分割によつて行うFDMA方式
(Frequency Division Multiple Access)等が考
えられている。それらの方式は種々の得失を持つ
ているが、基地局2から小容量局3への回線を
TDMA方式としてトランスポンダの出力電力を
有効に使用すると共に、小容量局3から基地局2
への回線はFDMA方式として地球局設備をでき
るだけ簡単な構成とするのが現在のハードウエア
の技術水準等を考慮した場合、最も実現性の高い
方式である。各小容量局は電話1チヤンネル程度
の伝送を行い、1搬送波に回線1チヤンネルを対
応させたSCPC(Single Channel Per Carrier)
方式とすることが提案される。
することが方式の経済性の上で重要である。回線
設定形態としては、多数の小容量局3と一つの基
地局との間に、トラフイツクに応じてそのつど回
線を設定するデマンドアサインメント方式を考え
る。デマンドアサインメントの方式には種々の方
式が考案されており、各局の回線接続を時分割で
行うTDMA方式(Time Division Multiple
Access)や周波数分割によつて行うFDMA方式
(Frequency Division Multiple Access)等が考
えられている。それらの方式は種々の得失を持つ
ているが、基地局2から小容量局3への回線を
TDMA方式としてトランスポンダの出力電力を
有効に使用すると共に、小容量局3から基地局2
への回線はFDMA方式として地球局設備をでき
るだけ簡単な構成とするのが現在のハードウエア
の技術水準等を考慮した場合、最も実現性の高い
方式である。各小容量局は電話1チヤンネル程度
の伝送を行い、1搬送波に回線1チヤンネルを対
応させたSCPC(Single Channel Per Carrier)
方式とすることが提案される。
第2図は、この方式の概略を示した図である。
基地局から小容量局への回線は第2図Aのごとく
a局b局c局……………の順に時分割的に設定さ
れる。a,b,cの各バースト中には局識別信号
を有し小容量局では、この局識別信号を検知し自
局あての情報のみをとりこむ。小容量局から基地
局への回線は第2図Bのごとく各バーストに対応
した周波数fa,fb,fc,……………を小容量
局の送信周波数として割りあてる。基地局では受
信したfa,fb,fc……………をフイルタを用
いて分離し復調する。
基地局から小容量局への回線は第2図Aのごとく
a局b局c局……………の順に時分割的に設定さ
れる。a,b,cの各バースト中には局識別信号
を有し小容量局では、この局識別信号を検知し自
局あての情報のみをとりこむ。小容量局から基地
局への回線は第2図Bのごとく各バーストに対応
した周波数fa,fb,fc,……………を小容量
局の送信周波数として割りあてる。基地局では受
信したfa,fb,fc……………をフイルタを用
いて分離し復調する。
このSCPC方式では伝送する伝送速度が電話1
チヤンネル程度を伝送できるスピードであればよ
いので、伝送所要帯域幅は搬送波周波数にくらべ
て非常に狭くすることができる。ところが、衛星
に搭載されるトランスポンダの局部発振周波数は
宇宙の過酷な環境条件およびトランスポンダ自体
を出来るだけ軽量化した構造とするため構成上高
い周波数安定度を維持することは困難な場合が多
い。そこで伝送所要帯域幅がSCPC用に比べて非
常に広い信号用に設計された従来のトランスポン
ダをそのまま小容量局通信に適用した場合にはト
ランスポンダの局部発振器の周波数変動のために
基地局で受信した小容量局の信号の周波数が規定
の周波数からずれて、極端な場合には目的の信号
が受信されなかつたり、他のチヤンネルに誤つて
伝送される場合が発生する。このような欠点をさ
けるため、ある規準局(たとえば基地局)からパ
イロツト信号が送出しその信号を小容量局で受信
しAFC回路を用いて小容量局の受信局部発振器
を制御するとともに、これに対応して小容量局の
送信周波数を制御する方法が考えられる。ところ
が、この方法では小容量局の装置が複雑となる欠
点があり、小容量局の数が非常に多いことを考慮
すると、システム全体の経済性から好ましい方式
ではない。
チヤンネル程度を伝送できるスピードであればよ
いので、伝送所要帯域幅は搬送波周波数にくらべ
て非常に狭くすることができる。ところが、衛星
に搭載されるトランスポンダの局部発振周波数は
宇宙の過酷な環境条件およびトランスポンダ自体
を出来るだけ軽量化した構造とするため構成上高
い周波数安定度を維持することは困難な場合が多
い。そこで伝送所要帯域幅がSCPC用に比べて非
常に広い信号用に設計された従来のトランスポン
ダをそのまま小容量局通信に適用した場合にはト
ランスポンダの局部発振器の周波数変動のために
基地局で受信した小容量局の信号の周波数が規定
の周波数からずれて、極端な場合には目的の信号
が受信されなかつたり、他のチヤンネルに誤つて
伝送される場合が発生する。このような欠点をさ
けるため、ある規準局(たとえば基地局)からパ
イロツト信号が送出しその信号を小容量局で受信
しAFC回路を用いて小容量局の受信局部発振器
を制御するとともに、これに対応して小容量局の
送信周波数を制御する方法が考えられる。ところ
が、この方法では小容量局の装置が複雑となる欠
点があり、小容量局の数が非常に多いことを考慮
すると、システム全体の経済性から好ましい方式
ではない。
従つて本発明は従来の技術の上記欠点を改善す
るもので、その目的は、基地局と複数の小容量局
を結ぶ衛星通信システムを経済的に提供すること
にある。この目的を達成するための本発明の特徴
は送信および受信周波数の制御を基地局のみで行
い、小容量局においては水晶発振器のような高い
周波数安定度を持つ局部発振器を有しておりさえ
すれば、衛星に搭載したトランスポンダの局部発
振周波数変動に拘らず規定の周波数で通信が可能
にしたことにある。
るもので、その目的は、基地局と複数の小容量局
を結ぶ衛星通信システムを経済的に提供すること
にある。この目的を達成するための本発明の特徴
は送信および受信周波数の制御を基地局のみで行
い、小容量局においては水晶発振器のような高い
周波数安定度を持つ局部発振器を有しておりさえ
すれば、衛星に搭載したトランスポンダの局部発
振周波数変動に拘らず規定の周波数で通信が可能
にしたことにある。
以下図面により本発明の実施例を説明する。
第3図は本発明による衛星通信システムのブロ
ツクダイヤグラムで、21は基地局のアンテナ、
31は小容量局のアンテナである。鎖線で囲まれ
た部分は基地局の通信設備を示し、4は送受分波
器、5は周波数変換器、6は局部発振器、7は搬
送波抽出回路、8は基準周波数発生器、9は位相
比較器、10はA/D変換器、11は論理変換回
路、12は送信周波数変換器、13は発振周波数
が外部からのデイジタル信号で制御可能なシンセ
サイザ方式の発振器、14は受信周波数変換器、
15は発振周波数が外部からのデイジタル信号で
制御可能なシンセサイザ方式の局部発振器、16
は小容量局から基地局への回線の基地局の受信中
間周波(IF)出力端、17は基地局から小容量
局への回線の基地局中間周波(IF)信号入力端
である。地球局用設備として、この他に低雑音増
幅器、大電力増幅器等が必須となるが、本件の動
作には本質的な関連がないため省略する。
ツクダイヤグラムで、21は基地局のアンテナ、
31は小容量局のアンテナである。鎖線で囲まれ
た部分は基地局の通信設備を示し、4は送受分波
器、5は周波数変換器、6は局部発振器、7は搬
送波抽出回路、8は基準周波数発生器、9は位相
比較器、10はA/D変換器、11は論理変換回
路、12は送信周波数変換器、13は発振周波数
が外部からのデイジタル信号で制御可能なシンセ
サイザ方式の発振器、14は受信周波数変換器、
15は発振周波数が外部からのデイジタル信号で
制御可能なシンセサイザ方式の局部発振器、16
は小容量局から基地局への回線の基地局の受信中
間周波(IF)出力端、17は基地局から小容量
局への回線の基地局中間周波(IF)信号入力端
である。地球局用設備として、この他に低雑音増
幅器、大電力増幅器等が必須となるが、本件の動
作には本質的な関連がないため省略する。
次にこの動作を説明する。小容量局に対して伝
送するTDM波は端子17から入力され送信周波
数変換器12に入つて所要の送信周波数に変換さ
れ、送受分波器4およびアンテナ21を通して通
信衛星1に向けて発射される。衛星1では周波数
変換及び増幅が行われ、衛星からの中継電波は小
容量局3で受信されると共に基地局でも受信する
ことが出来る。今入力端子17に入る信号の搬送
波周波数をfIFtとし、局部発振器13の発振周
波数をfltとすると基地局の送信周波数fntは fnt=flt〓fIFt (1) となる。送信周波数を局部発振周波数の上側に選
ぶと fnt=flt+fIFt (1a) となる。衛星に搭載されるトランスポンダの局部
発振周波数をflsとすると、衛星1の出力周波数
fsは fs=fnt〓fls (2) 局部発振周波数を衛星入力周波数の下側に設定す
ると fs=fnt−fl (2a) となる。ここでトランスポンダの局部発振周波数
がfls0からfls0+Δflsに変化したとする。但し
fls0はトランスポンダの局部発振周波数の規定値
である。このときの衛星1の出力周波数は fs=fnt−fls0−Δfls (2b) となる。すなわち地球局での受信周波数は規定値
に対しΔflsだけ低くなる。衛星からの周波数fs
は基地局においても受信される。基地局での受信
信号は分波器4を介して2つの受信周波数変換器
5及び14に導かれる。局部発振器6の出力周波
数flr1は水晶発振器等の非常に高い安定度を持つ
ものを使用し衛星のトランスポンダの出力周波数
fsが規定の値fs〓のときに、周波数変換器5の
出力において規定の受信中間周波数fIFr1〓を与
えるごとくなつている。すなわち flr1=fIFr1〓+fs〓 (3) ただし(3)式は受信局部発振器6の発振周波数を受
信周波数fsの上側に設定した場合である。
送するTDM波は端子17から入力され送信周波
数変換器12に入つて所要の送信周波数に変換さ
れ、送受分波器4およびアンテナ21を通して通
信衛星1に向けて発射される。衛星1では周波数
変換及び増幅が行われ、衛星からの中継電波は小
容量局3で受信されると共に基地局でも受信する
ことが出来る。今入力端子17に入る信号の搬送
波周波数をfIFtとし、局部発振器13の発振周
波数をfltとすると基地局の送信周波数fntは fnt=flt〓fIFt (1) となる。送信周波数を局部発振周波数の上側に選
ぶと fnt=flt+fIFt (1a) となる。衛星に搭載されるトランスポンダの局部
発振周波数をflsとすると、衛星1の出力周波数
fsは fs=fnt〓fls (2) 局部発振周波数を衛星入力周波数の下側に設定す
ると fs=fnt−fl (2a) となる。ここでトランスポンダの局部発振周波数
がfls0からfls0+Δflsに変化したとする。但し
fls0はトランスポンダの局部発振周波数の規定値
である。このときの衛星1の出力周波数は fs=fnt−fls0−Δfls (2b) となる。すなわち地球局での受信周波数は規定値
に対しΔflsだけ低くなる。衛星からの周波数fs
は基地局においても受信される。基地局での受信
信号は分波器4を介して2つの受信周波数変換器
5及び14に導かれる。局部発振器6の出力周波
数flr1は水晶発振器等の非常に高い安定度を持つ
ものを使用し衛星のトランスポンダの出力周波数
fsが規定の値fs〓のときに、周波数変換器5の
出力において規定の受信中間周波数fIFr1〓を与
えるごとくなつている。すなわち flr1=fIFr1〓+fs〓 (3) ただし(3)式は受信局部発振器6の発振周波数を受
信周波数fsの上側に設定した場合である。
このような局部発振器6を用い基地局から発射
された電波を再び基地局で受信した場合、周波数
変換器5の出力周波数fIFr1は次式となる。
された電波を再び基地局で受信した場合、周波数
変換器5の出力周波数fIFr1は次式となる。
fIFr1=flr1−fs=flr1−(fnt−fls〓
−Δfls) (4)
(4)式に(1a)式を代入すると
fIFr1=flr1−(flt+fIFt−fls〓−Δfls)
(4a) ここでfIFtは一般に送受信周波数にくらべて低
い周波数であるので非常に周波数安定度の高いも
のを用いることができるのでその周波数変動は問
題とならない。fltの規定周波数をflt〓、これか
らの周波数偏移量をΔfltとすると(4a)式は fIFr1=flr1−(flt〓+Δflt+fIFt−fls〓−Δfls)=flr1−(flt〓+fIFt−fls〓)−Δflt +Δfls=fIFr1〓−Δflt+Δfls (4b) となる。
(4a) ここでfIFtは一般に送受信周波数にくらべて低
い周波数であるので非常に周波数安定度の高いも
のを用いることができるのでその周波数変動は問
題とならない。fltの規定周波数をflt〓、これか
らの周波数偏移量をΔfltとすると(4a)式は fIFr1=flr1−(flt〓+Δflt+fIFt−fls〓−Δfls)=flr1−(flt〓+fIFt−fls〓)−Δflt +Δfls=fIFr1〓−Δflt+Δfls (4b) となる。
従つて搬送波抽出回路7の出力には周波数fIF
r1が発生し、この周波数は位相比較器9に印加さ
れる。位相比較器9は基準発振器8の基準周波数
fIFr1〓と前述のfIFr1の位相差を検出し誤差信
号をA/Dコンバータ10に送る。従つて誤差信
号はデイジタル化されて、fIFr1がfIFr1〓に等
しくなるように基地局の局部発振周波数fltが制
御される。すなわちΔfltがΔflsに等しくなる
ごとく制御されると、ΔfltとΔflsとが相殺さ
れ衛星の出力周波数は fs=fIFt+flt0−fls0 (5) となる。すなわち小容量局での受信周波数はトラ
ンスポンダの周波数変動とは無関係となる。
r1が発生し、この周波数は位相比較器9に印加さ
れる。位相比較器9は基準発振器8の基準周波数
fIFr1〓と前述のfIFr1の位相差を検出し誤差信
号をA/Dコンバータ10に送る。従つて誤差信
号はデイジタル化されて、fIFr1がfIFr1〓に等
しくなるように基地局の局部発振周波数fltが制
御される。すなわちΔfltがΔflsに等しくなる
ごとく制御されると、ΔfltとΔflsとが相殺さ
れ衛星の出力周波数は fs=fIFt+flt0−fls0 (5) となる。すなわち小容量局での受信周波数はトラ
ンスポンダの周波数変動とは無関係となる。
第3図で、A/Dコンバータ10の出力は、論
理変換回路11に印加される。又A/Dコンバー
タ10の出力から局部発振器13が規定の周波数
からどれだけ偏移しているかを検出することが出
来る。次に10の出力を11により論理変換し
て、局部発振器15の周波数flr2を規定値flr1よ
りΔflsだけ低くなるように制御する。ここで局
部発振器13と15は同一構成のものが用いられ
るが、13と15では周波数の変化の方向が逆に
制御するように、論理変換回路11により制御信
号の論理変換が行われる。
理変換回路11に印加される。又A/Dコンバー
タ10の出力から局部発振器13が規定の周波数
からどれだけ偏移しているかを検出することが出
来る。次に10の出力を11により論理変換し
て、局部発振器15の周波数flr2を規定値flr1よ
りΔflsだけ低くなるように制御する。ここで局
部発振器13と15は同一構成のものが用いられ
るが、13と15では周波数の変化の方向が逆に
制御するように、論理変換回路11により制御信
号の論理変換が行われる。
すなわち、
flr2=flr1−Δfls (6)
一方、n局の小容量局からは各々規定の送信周
波数fp1、fp2、……………、fpoで衛星に向け
送信される。これらの周波数は衛星1で周波数偏
移が生じそれぞれ、f′p1−Δfls、f′p2−Δfls、
……………、となる。ただしf′piは衛星に規定の
周波数fpiを入力し、トランスポンダ局部発振器
周波数が規定値であるときの出力周波数でその関
係は次式で表わされる。
波数fp1、fp2、……………、fpoで衛星に向け
送信される。これらの周波数は衛星1で周波数偏
移が生じそれぞれ、f′p1−Δfls、f′p2−Δfls、
……………、となる。ただしf′piは衛星に規定の
周波数fpiを入力し、トランスポンダ局部発振器
周波数が規定値であるときの出力周波数でその関
係は次式で表わされる。
f′pi=fpi−fls〓 (7)
(i=1、2、……………、n)
これらの信号が基地局の受信周波数変換器14
に入るとその中間出力周波数fIFr2は fIFr2=fpi−(fls〓+Δfls)−(flr1 −Δfls)=fpi−fsl〓−flr1 (8) (i=1、2、……………、n) となり、fIFr2にはトランスポンダの周波数変動
を含まなくなる。
に入るとその中間出力周波数fIFr2は fIFr2=fpi−(fls〓+Δfls)−(flr1 −Δfls)=fpi−fsl〓−flr1 (8) (i=1、2、……………、n) となり、fIFr2にはトランスポンダの周波数変動
を含まなくなる。
以上の説明はトランスポンダの局部発振器の周
波数が入力信号周波数より低く、基地局の送信周
波数変換器用局部発振器13の発振周波数が基地
局送信周波数より低い場合、及び、2つの基地局
用受信周波数変換器5,14の局部発振周波数が
受信周波数より各々高い場合および低い場合につ
いて述べたが要は、基地局から発射されトランス
ポンダで周波数変換された後小容量局に到達する
信号の周波数が規定の周波数になるように基地局
の送信周波数を制御するとともに、送信周波数を
規定値より偏移させた分だけ受信局部発振器の周
波数を偏移させ、小容量局からの信号がすべて規
定の中間周波数になるようにするものであつて、
局部発振周波数と信号周波数の関係に応じて周波
数の変化方向は変えればよい。また、送信周波数
の制御は位相同期方式でもAFC方式でも周波数
が実用上精度よく制御できれば、その方式は問わ
ない。さらに、周波数が実用上精度よく制御でき
れば局部発振器13,15はシンセサイザ方式の
デイジタル制御形でも、VCOのようなアナログ
制御形でもその構成は問わない。
波数が入力信号周波数より低く、基地局の送信周
波数変換器用局部発振器13の発振周波数が基地
局送信周波数より低い場合、及び、2つの基地局
用受信周波数変換器5,14の局部発振周波数が
受信周波数より各々高い場合および低い場合につ
いて述べたが要は、基地局から発射されトランス
ポンダで周波数変換された後小容量局に到達する
信号の周波数が規定の周波数になるように基地局
の送信周波数を制御するとともに、送信周波数を
規定値より偏移させた分だけ受信局部発振器の周
波数を偏移させ、小容量局からの信号がすべて規
定の中間周波数になるようにするものであつて、
局部発振周波数と信号周波数の関係に応じて周波
数の変化方向は変えればよい。また、送信周波数
の制御は位相同期方式でもAFC方式でも周波数
が実用上精度よく制御できれば、その方式は問わ
ない。さらに、周波数が実用上精度よく制御でき
れば局部発振器13,15はシンセサイザ方式の
デイジタル制御形でも、VCOのようなアナログ
制御形でもその構成は問わない。
以上説明したように、本方式は基地局において
送信局部発振器および、受信局部発振器の発振周
波数を制御することによつて、トランスポンダの
局部発振器の周波数変動を補償し、小容量局の送
信周波数、受信周波数がトランスポンダ局部発振
器の周波数変動に関係なく一定であれば通信が行
なえる。したがつて、1局の基地局と多数の小容
量局の間に通信回線を設定するような場合、小容
量局にはAFC回路のような周波数制御回路が不
用となりシステム全体の経費を低下することがで
きる利点がある。
送信局部発振器および、受信局部発振器の発振周
波数を制御することによつて、トランスポンダの
局部発振器の周波数変動を補償し、小容量局の送
信周波数、受信周波数がトランスポンダ局部発振
器の周波数変動に関係なく一定であれば通信が行
なえる。したがつて、1局の基地局と多数の小容
量局の間に通信回線を設定するような場合、小容
量局にはAFC回路のような周波数制御回路が不
用となりシステム全体の経費を低下することがで
きる利点がある。
第1図は小容量通信方式の概念図、第2図は小
容量方式の多元接続方法の説明図、第3図は本発
明による衛星通信方式のシステム構成例である。 1……通信衛星およびトランスポンダ、2……
基地局、3……小容量局、4……送受分波器、5
……受信周波数変換器、6……局部発振器、7…
…搬送波再生回路、8……基準周波数発振器、9
……位相比較器、10……A/D変換器、11…
…論理変換回路、12……送信周波数変換器、1
3……シンセサイザ方式局部発振器、14……受
信周波数変換器、15……シンセサイザ方式局部
発振器、16……受信中間周波信号出力端子、1
7……送信中間周波信号入力端子、21……基地
局アンテナ、31……小容量局アンテナ。
容量方式の多元接続方法の説明図、第3図は本発
明による衛星通信方式のシステム構成例である。 1……通信衛星およびトランスポンダ、2……
基地局、3……小容量局、4……送受分波器、5
……受信周波数変換器、6……局部発振器、7…
…搬送波再生回路、8……基準周波数発振器、9
……位相比較器、10……A/D変換器、11…
…論理変換回路、12……送信周波数変換器、1
3……シンセサイザ方式局部発振器、14……受
信周波数変換器、15……シンセサイザ方式局部
発振器、16……受信中間周波信号出力端子、1
7……送信中間周波信号入力端子、21……基地
局アンテナ、31……小容量局アンテナ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 通信衛星の単一のトランスポンダによりひと
つの基地局と複数の子局との間に双方向通信回線
を設定する通信方式において、 基地局は自局より送信した電波が通信衛星で周
波数変換され通信衛星から子局へ送信される信号
を受信し、該信号から抽出された搬送波周波数が
一定の周波数になるように基地局の送信局部発信
周波数を制御すると共に、 上記送信局部発振周波数の制御量と同一周波数
だけ基地局の受信局部発信周波数を制御すること
により基地局における小局からの受信電波の中間
周波数を一定にできることを特徴とする衛星通信
における送受信周波数制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9693377A JPS5431216A (en) | 1977-08-15 | 1977-08-15 | Transmission/reception frequency control system for satellite communication |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9693377A JPS5431216A (en) | 1977-08-15 | 1977-08-15 | Transmission/reception frequency control system for satellite communication |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5431216A JPS5431216A (en) | 1979-03-08 |
JPS626373B2 true JPS626373B2 (ja) | 1987-02-10 |
Family
ID=14178132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9693377A Granted JPS5431216A (en) | 1977-08-15 | 1977-08-15 | Transmission/reception frequency control system for satellite communication |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5431216A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5852142B2 (ja) * | 1980-08-08 | 1983-11-21 | 日東工器株式会社 | 太陽熱利用の温水生成取出し方法及び装置 |
JPH02181526A (ja) * | 1989-01-06 | 1990-07-16 | Toshiba Corp | 衛星通信用基準局 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4938047A (ja) * | 1972-08-24 | 1974-04-09 |
-
1977
- 1977-08-15 JP JP9693377A patent/JPS5431216A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4938047A (ja) * | 1972-08-24 | 1974-04-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5431216A (en) | 1979-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4633510A (en) | Electronic circuit capable of stably keeping a frequency during presence of a burst | |
US4456988A (en) | Satellite repeater | |
EP0538322A1 (en) | Satellite mobile communication system for rural service areas | |
EP0732814A3 (en) | Bidirectional satellite communication system with sharing of a same frequency band through superposition of signal frequencies | |
US4002980A (en) | Relay station in a telecommunications transmission system | |
EP1835639B1 (en) | Synchronization of terminals in a radio link system | |
US4509200A (en) | Satellite telecommunications system | |
JPS626373B2 (ja) | ||
JPH0754920B2 (ja) | 衛星通信の自動周波数制御装置 | |
JPS6157741B2 (ja) | ||
JPS6366095B2 (ja) | ||
JPS6362422A (ja) | 強制停波方式 | |
JPS6014541A (ja) | 時分割多元接続通信方式 | |
JPH02181526A (ja) | 衛星通信用基準局 | |
US6098189A (en) | Relay station for wireless communication traffic | |
JP2595801B2 (ja) | 自動周波数制御方法及びその装置 | |
JPS637694B2 (ja) | ||
JPS634734B2 (ja) | ||
KR940007720B1 (ko) | 인공위성을 이용한 물체 추적장치 | |
JPH0537554Y2 (ja) | ||
JPH05191370A (ja) | バースト信号復調装置および復調制御方法 | |
JPS60106235A (ja) | 衛星通信方式の無瞬断クロツクタイミング制御方式 | |
JPH06125286A (ja) | 無線中継装置 | |
JPH07120927B2 (ja) | 無線伝送装置 | |
JPS62281526A (ja) | 無線中継システム |