JPS6263605A - 高炉内溶銑温度の制御方法 - Google Patents

高炉内溶銑温度の制御方法

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JPS6263605A
JPS6263605A JP20300885A JP20300885A JPS6263605A JP S6263605 A JPS6263605 A JP S6263605A JP 20300885 A JP20300885 A JP 20300885A JP 20300885 A JP20300885 A JP 20300885A JP S6263605 A JPS6263605 A JP S6263605A
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coke
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blast furnace
raceway
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Mitsuhiro Fukuda
光弘 福田
Kouichirou Shibata
柴田 耕一朗
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高炉内溶銑温度の制御方法に関し、詳細には高
炉羽目付近におけるコークスの実測温度及び理論温度に
関連づけて高炉内の溶銑温度を高精度に制御する方法に
関するものである。
[従来の技術] 高炉操業における最近の課題は大lとの溶銑を安価に安
定供給する点にあり、高炉操業の高能率化が強力に推進
され、高炉操業技術の進歩は著しいものがある。高炉内
諸現象については不明な点が多く所謂ブラック−ボック
スとみなされていたのであるが、高炉の解体調査が次々
と実施され、高炉内諸現象が次第に明確にされつつある
。しかして高炉内諸現象を把握しながら高炉操業をどの
様に制御するかは、当今の鉄鋼業界における重大関心事
の1つであり5各製鉄所での研究成果は膨大なものとな
っている。
これらの研究は、方向的に見るならば(1)操業の現況
を正確に把握する為の技術と、(2)上記知見を基にし
操業の因子を夫々制御してaaの操業状態を得る為の技
術に大別できる。そして前述の研究成果は主として(2
)の方面で開花しており、(1)の方面においては、依
然として試行錯誤的な面があり、現在迄に知られている
ありとあらゆる計測技術の適用が検討されている。換−
5すれば、(2)の操業制御面ではかなりの技術的蓄積
が存在するのであるから、もしく1)の方面において現
況把握を高精度に行なうことができた場合には相当な自
由度と展開度によってその検出結果を(2)の方面へ利
用することができる様になっているのである。この様な
ところから、前提的条件とも言うべき(1)の方向にお
ける技術的確立即ち現況把握を高精度に行なうためには
どの様な現象からどの様な情報を如何に高精度に入手す
るかということが当面の課題となっている。
[発明が解決しようとする問題点] 現在までに高炉操業条件を制御する方法は種々開示され
ているが、いずれの方法においても若干の問題が残され
ている。或先行技術として例えば特公昭60−1872
1号公報には、数式モデルによって溶銑温度を予測して
高炉の現況を把握し、高炉操業条件を制御する方法が開
示されているが、溶銑温度の変動原因がまだ十分に解明
されていない為、推定精度に限界が認められ予測精度が
低いという難点がある点は台めないや他の先行技術とし
て例えば特開昭60−39107号公報には、高炉41
M部の装入物温度の測定によって高炉内溶銑温度を制御
する方法が開示されているが、該方法においてもゾンデ
挿入装置に代表される様な測定「段が高価であり、連続
的な測定が困難であると共に測定頻度に制約があり、時
々刻々変化する高炉内の現況が経時点に把握することが
できないという別の問題が認められる。
高炉操業の現況を知りたい場合、従来は鉱石関係を主な
対象としていたが、最近はコークスにつ・いても注目さ
れる様になっており、例えば炉心コークスの堆積形状や
コークスの挙動を解明しようという動きが活発になり一
つつある。このうちコークスの挙動については特に注目
が集まっており、例えば羽目覗き孔に高速度カメラ、高
速度TV或は輝度計等を適用することにより、レースウ
ェイに対するコークスの供給機構、更にはレースウェイ
内での燃焼状況を調査し、その調査結果を制御因子とし
てフィードバックすることが行なわれている。しかし調
査結果の利用技術については、前述の如くかなり高度に
完成されている反面、情報入手方面の技術については十
分に満足し得る状態に至っていないというのが現状であ
る。
本発明者らはに記現状に鑑み、滴下帯でのコークスの温
度レベルを高精度に把握することのできる技術を確立す
ることを当面の課題とし、更にこれを制御因子として高
炉の制御に適用することを鋭意研究し、本発明を完成す
るに至った。
[問題点を解決する為の毛没] 本発明は、羽口前の放射エネルギーを分光法により測定
し、2色温度演算法で羽口前へ降下するコークスの実測
温度を求め、他方熱轡物質収支計算から求められるレー
スウェイにおけるガス温度に基づいてレースウェイにお
けるコークスの理論温度を算出し、次いで前記実測温度
と理論温度の差を用いて高炉内滴下帯におけるコークス
温度推移を導き、該コークス温度推移が予め定めた範囲
内に維持される様に操業条件を調整することにより溶銑
温度を制御する点に要旨を有するものである。
[作用] 本発明は既述した様に構成されるが、先ずレースウェイ
へ降下するコークス温度を実測、する必要がある。これ
は本出願人が既に出願した2色温度演算法(特願昭59
−107116号)によって容易に実現できる。該方法
の原理及び概要は下記の如くである。
高炉羽目部においてレースウェイの温度を実l11mす
るf一段については何ら制限されないが1分光分析器の
一例を挙げると第2図に示す様に構成される0例えば温
度の測定に際しては、分光分析器lにおいてハーフミラ
−2や集光レンズ(図示せず)等によって得た羽口3内
の光を光フアイバー4等で伝送し分光分析によって得た
幾つかの特長的な波艮の内の2つを用いて2色温度演算
を行なう、第3図には分光分析器1によるスペクトル分
tpの一例を示すが、例えばA点(波長λ1=550 
nm)及びB点(波長入2=660nm)の相対強度を
演算処理すれば良い、即ち、スペクトルにはガス、炎光
及び固体コークスの放、射光が測定されるが、400〜
800r+sの波長域では固体コークスから放射される
エネルギーが支配的である為、測定される温度はレース
ウェイへ降下するコークス温度を代表するものである。
尚事前に黒体炉による補正を加えておけばより高精度の
温度が得られる。
以上の様にして羽口前へ降下するコークスの温度Toが
求められるが、該コークスはレースウェイ近傍及び旋回
時にレースウェイで発生するボッシュガスによって加熱
される。しかしてレースウェイでの8書物質収支計算か
らレースウェイでのガス温度(羽口前における理論燃焼
温度)を求め、該ガス温度に基づいてレースウェイにお
けるコークスの理論温度Tt(ガス温度の75%)を算
出することができる。
炉内羽口前でのコークスの燃焼反応は下記の如く進行す
る。即ち炉内コークスは羽口前で約tooo℃の熱風(
湿分を含有する)によって燃焼し、高温コ元性のCo、
N2 、N2等からなる混合ガスとなる0羽口前のコー
クス充填層は、強い熱風の流れで疎になり、燃焼空間を
形成する。
熱風中の酸素とコークスの反応は下記(1)〜(3)式
に示す様に進行する。
C+  02 −+coz  +97.θ[KeaIL
/mojll    ・”(1)C+CO2”2CO−
38,8[Kcal/ yaol]・”(2)G+  
N2 0 −GO+H2−28,8[Keau/  m
ojL ]  ・”(3)羽目先端から遠ざかるにつれ
L記反応は下記の順で進行する。まず熱風中の02はコ
ークスと反応しく1)式で示す様にCO2を生成する。
(1)式による反応は発熱量が大きく、反応が進行する
につれてガス温度は上JJする。その結果、11#素濃
度は低下し、続いて(2)、(3)式の反応が進行し、
空間末端ではGo、N2.N2よりなる羽口ガスとなり
燃焼は完了する。
上記反応を考慮して、コークスの発熱m、、s風のWJ
熱、送風中の水分の顕熱等及びそれらの量を熱物質収支
計算の要素として適用することによりレースウェイでの
ガス温度を算出することができ高炉内溶銑温度を制御す
る為には、高炉内滴下帯におけるコークス温度推移を把
握する必要がある。コークス温度推移は、分光分析によ
るコークスの実測温度TOとコークスの前記理論温度T
tの差ΔTから判断することができる。従って前記コー
クス温度推移が一定範囲に維持される様に送風温度、送
風湿分等の操業条件を調整することによって高炉内の溶
銑温度を高精度に制御することができる。
[実施例] 次に本発明の代表的な実施例を示し、その構成を更に明
確にする。
第1図(1)〜(4)は羽口前コークス温度To。
溶銑温度、送風温度及び前記温度差ΔTの夫々の時間的
推移を示すグラフである。尚第1図(1)及び第1図(
0では、3箇所の羽目部において測定したものである。
第1図(1)、(4)を対比してみると1羽ロ前コーク
ス温度Toは徐々に変化するが、温度差ΔTは大きく変
動しているのが理解される。これはレースウェイにおい
て理論的に求められるコークス温度Ttは時々刻々と変
化していることを示唆している0本発明では、この様に
変化するコークス温度Ttを考慮し1羽口前コークス温
度TOによってこれを是正し最適な操業条件を適確に把
握するものであり、このことによって溶銑温度を高精度
に制御することができる。
また第1図(2)は溶銑温度の時間的推移を例示したも
のであるが、溶銑温度は1500〜1520℃の管理値
(予め定められる基準値)をはずれ、高炉操業としては
不十分である。これは溶銑温度が下降し始める20点で
送風温度を昇温し、及び溶銑温度が上昇した90点で送
風温度を減温した為である[第1図(3)参照]、第1
図(2)及びii図(4)を対比して考察すると、前記
温度差ΔTの推移は溶銑温度の推移に2〜3時間先行し
ているのが理解される。従って温度差ΔTの推移から判
断し、温度差ΔTが下降し始める21点で送風温度の上
昇を行ない、11つ温度差ΔTが極値に達して再び下降
し始める時点(Qi点)で送風温度の減温を行なえば、
溶銑温度の大幅な変動は確実に回避することができる。
尚制御因子としては前記送風温度のみに限らないのは勿
論である。
以上の様にして温度差ΔTを管理することによって、高
炉内溶銑温度の高精度制御が可能となる。
[発明の効果] 以上述べた如く本発明によれば、既述の構成を採用する
ことによって高炉内の溶銑温度の制御が可能となる。更
に分光分析を高炉の全羽目又は多数の羽口で実施するこ
とによって、炉内の周方向における変動状況を検知する
ことが可能となり、その結果高炉の全体的な操業管理が
図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図(1)は羽口前コークス温度の時間的推移を示す
グラフ、第1図(2)は溶銑温度の時間的推移を示すグ
ラフ、第1図(3)は送風温度の時間的推移を示すグラ
フ、第1図(4)は温度差ΔTの時間的推移を示すグラ
フ、第2図は分光分析!slの構成を示すブロック図、
第3図は分光分析器1によるスペクトル分布の一例を示
すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 羽口前の放射エネルギーを分光法により測定し、2色温
    度演算法で羽口前へ降下するコークスの実測温度を求め
    、他方熱・物質収支計算から求められるレースウェイに
    おけるガス温度に基づいてレースウェイにおけるコーク
    スの理論温度を算出し、次いで前記実測温度と理論温度
    の差を用いて高炉内滴下帯におけるコークス温度推移を
    導き、該コークス温度推移が予め定めた範囲内に維持さ
    れる様に操業条件を調整することにより溶銑温度を制御
    することを特徴とする高炉内溶銑温度の制御方法。
JP20300885A 1985-09-12 1985-09-12 高炉内溶銑温度の制御方法 Granted JPS6263605A (ja)

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JPS6263605A true JPS6263605A (ja) 1987-03-20
JPH0442445B2 JPH0442445B2 (ja) 1992-07-13

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Cited By (3)

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