JPS6262102B2 - - Google Patents

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JPS6262102B2
JPS6262102B2 JP55127462A JP12746280A JPS6262102B2 JP S6262102 B2 JPS6262102 B2 JP S6262102B2 JP 55127462 A JP55127462 A JP 55127462A JP 12746280 A JP12746280 A JP 12746280A JP S6262102 B2 JPS6262102 B2 JP S6262102B2
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JP
Japan
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circuit
output
transistor
frequency
synchronization
Prior art date
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Application number
JP55127462A
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English (en)
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JPS5752267A (en
Inventor
Nobukazu Hosoya
Yoshihiro Murakami
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP12746280A priority Critical patent/JPS5752267A/ja
Publication of JPS5752267A publication Critical patent/JPS5752267A/ja
Publication of JPS6262102B2 publication Critical patent/JPS6262102B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、テレビジヨン受像機の同期引込周波
数範囲切換回路に係り、特にVTR再生出力の如
く、ジツタを伴つたビデオ信号に対して引込周波
数範囲等を切換えて広範囲に対応して同期をとる
ための同期引込周波数(範囲)切換回路に関す
る。 VTR、ビデオデイスク等の通常再生出力の垂
直同期信号周波数Vは略2/525H(但し、H
水 平走査周波数)の関係に保たれている。しかし乍
ら、クイツクサーチ、スローモーシヨン、バツク
モーシヨン再生等の特殊再生時にはVが大巾に
乱れ同期乱れの原因となる。そのために、この種
の大巾のジツタを含むビデオ信号入力に対しては
水平AFC(或はAPC)の制御時定数及び或は感
度を変更すると共に、垂直同期回路の同期引込周
波数(範囲)を切換え、スキユー歪に対して追従
し且つ同期乱れを生じない配慮が必要となる。 ところで、従来のテレビジヨン受像機内に設け
られている垂直同期回路は、自励発振する垂直発
振器に垂直同期信号で直接トリガをかけるよう一
般に構成されているため、その自励発振周波数を
正規の垂直周波数よりも充分低く設定しておけ
ば、前述の如き特殊再生時の垂直同期信号に追随
させることができるので、同期引込周波数の切換
回路等は何等設けられていない。 しかしながら、水平周波数のパルス信号をカウ
ンタで分周して垂直パルスの作成を行なう所謂カ
ウントダウン方式の垂直同期回路では、ノイズに
よる誤動作を防止するために、リセツト信号とし
て使用する垂直同期信号を上記カウンタのカウン
ト値によつて決まる所定期間のみ開かれるゲート
を介して導入するようにしている。このため、先
の特殊再生時の垂直同期信号の入力時には上記ゲ
ートの開放期間を長くすることによつて、垂直同
期回路の同期引込範囲を広げる必要性が生じる。 本発明は、このような課題に対処し得る簡単で
信頼性に富み、且つIC化に適した同期引込周波
数(範囲)切換回路を提案するものである。 以下本発明の同期引込周波数(範囲)切換回路
の詳細を一実施例を参照しつつ説明する。以下の
説明は、水平同期回路(第1図、第2図を参
照)、垂直同期回路(第3図、第4図を参照)、同
期検出回路(第5図、第6図を参照)の順に行
う。 第1図に図示せる水平同期回路HSは、セラミ
ツクフイルタ(cf)を備え、基本的に中心周波数
32H(但しHは水平発振周波数)で発振する可
変発振回路VCOと、該回路の出力を32逓降する
カウントダウン回路CD及び位相比較回路PDとで
構成される。 前記カウントダウン回路CDは、カスケード接
続された5つのフリツプフロツプ回路F1乃至F
5で構成されてなり、32HのVCO出力をF1の
トリガ入力として、F5のQ出力にデユーテイ50
%、周波数Hの水平同期パルスを生じる。 前記位相比較回路PDは、前記フリツプフロツ
プ回路F5の出力を入力としその反転出力Q
(第2図○ロ)を発生するトランジスタQ25と、
その反転出力(第2図○ハ)を発生するトランジ
スタQ26及び両トランジスタQ25とQ26の
コレクタに各々複合ビデオ信号から分離された水
平同期信号(第2図○イ)を同極性で加えるための
回路Q22を備え、両トランジスタQ25,Q2
6のコレクタに、それぞれのコレクタ出力と水平
同期信号との論理積出力(○ニ,○ホ)を一種の誤差
信号として発生する。前記トランジスタQ25の
コレクタに生ずる論理積出力は、充電制御回路cc
に、トランジスタQ26のコレクタに生ずる論理
積出力は、放電制御回路DCに制御入力として印
加され、コンデンサCoの充電量即ち端子電圧を
制御する。水平同期信号が位相進みの状態となつ
たときには、トランジスタQ25,Q26のコレ
クタ出力は水平同期信号○イに対して○ト,○チの如き
関係となり、論理積出力は○リ,○ヌの如くなる。又
水平同期信号が位相遅れの状態となり、トランジ
スタQ25,Q26のコレクタ出力が○ル,○ヲの如
き関係となると、論理積出力は○ワ,○カの如き関係
となる。従つて各々の論理積出力によつて充、放
電が制御される前記コンデンサCoの端子電圧
は、上記可変発振回路VCOを制御してVCOの出
力の周波数及び位相を入力ビデオ信号の水平同期
信号の中心点に合致するように制御する。 第3図に一実施例を図示せる垂直同期回路VS
は、ダウンカウンタDV、引込周波数範囲設定回
路TF及びリセツト回路RTで構成される。 前記ダウンカウンタDVは、カスケード接続さ
れる9ケのT−フリツプフロツプ回路F6−F1
4で構成され、インバータトランジスタQ106
を介して印加される前記水平同期回路HSの出力
をカウント入力として、順次デユーテイ50%のパ
ルスに分周して行く。 本実施例においては、垂直発振周波数の引込範
囲を次のように選定している。 方式 放送受信時 VTR再生時 NTSC 57.846〜61.461Hz 54.632〜65.558Hz PAL 48.828〜51.398Hz 44.389〜54.253Hz その際、各周波数に相当するダウンカウンタ
DVのカウント数は、次の如くである。 NTSC方式 周波数(Hz) カウント数 54.632 288(=28+25) 57.846 272(2=+24) 61.461 256(=28) 65.588 240(=27+26+25+24) 59.939(中心周波数)262.5 PAL方式 周波数(Hz) カウント数 44.389 352(=28+26+25) 48.828 320(=28+26) 51.398 304(=28+25+24) 54・253 288(=28+25) 50.000(中心周波数)312.5 前記ダウンカウンタDVは、後述する引込周波
数(範囲)設定回路TF及びリセツト回路RTの働
きにより、引込周波数範囲〔VTR再生時NTSC方
式の場合には、288から240のカウント数の範囲、
PAL方式の場合には352から288のカウント数の
範囲〕〔放送受信時、NTSC方式の場合、272から
256のカウント数の範囲、PAL方式の場合、320
から304のカウント数の範囲〕内に、垂直同期信
号が存在する場合には、その垂直同期信号に同期
してリセツトされ、存在しない場合には、VTR
再生時、放送受信時の夫々に、NTSC,PALの各
放送方式に応じて設定される最小引込周波数に応
じたカウント数まで、即ち、 NTSC方式 PAL方式 VTR再生時 288 252 放送受信時 272 320 の各カウント数までカウントした時点で自動的に
リセツトし、再び0からカウントを開始する。 次に前記引込周波数(範囲)設定回路TFにつ
いて説明する。前記ダウンカウンタDVを構成す
る各フリツプフロツプ回路のQ出力と、上記各引
込周波数(相当のカウント数)との関係は、次の
如くなる。
【表】 前記引込周波数(範囲)設定回路TFは、上述
の引込周波数の上限周波数に相当するカウント数
を後に例示説明するデコーダで取り出し、その出
力でR−Sフリツプフロツプ回路FS1をセツト
し、該フリツプフロツプ回路のセツト出力と、入
力垂直同期信号、若しくは後に例示説明する下限
周波数検出用のデコーダのいづれかの出力をベー
ス入力をするトランジスタQ64の出力との
AND出力をとり、該出力をリセツト回路RTを構
成するDフリツプフロツプ回路F15にD入力と
して印加する回路構成を採つている。 次に各引込周波数設定用のデコーダの構成を
NTSC方式の場合を例にとつて説明する。 VTR再生時の下限引込周波数54.632Hz(カ
ウント数288=28+25)用デコーダDVL このデコーダDVLは、フリツプフロツプ回
路F11の出力をベース入力とするトランジ
スタQ101と、該トランジスタに順次カスケ
ード接続されるトランジスタQ102,Q10
3と、フリツプフロツプ回路F14の出力を
ベース入力とするトランジスタQ105及びト
ランジスタQ103とQ105のコレクタ出力
のAND出力を入力するトランジスタQ58で
構成される。前記トランジスタQ58は、Q5
9と相俟つてNTSC−PALの受像モード切換ス
イツチとしても働く。図中はNSC受像モー
ドで動作し、はPAL受像モードで動作する
ことを示す。(以下同じ) 放送受信時の下限引込周波数57.846Hz(カウ
ンタ数272=28+24)用デコーダDBL、このデコ
ーダDBLは、フリツプフロツプ回路F10の
出力をベース入力とするトランジスタQ97
とフリツプフロツプ回路F14のQ出力をベー
ス入力とするトランジスタQ108と該トラン
ジスタに縦続接続されるトランジスタQ109
及び該トランジスタQ97のコレクタ出力との
AND出力をベース入力とするトランジスタQ
61とで構成されている。 前記トランジスタQ61は、Q62と相俟つ
てNTSC−PAL受像モード切換スイツチとして
働く。 放送受信時の上限引込周波数61.461Hz(カウ
ント数256=28)用デコーダDBU このデコーダDBUは、フリツプフロツプ回
路F14の出力を反転するトランジスタQ1
05と該出力をベース入力とするトランジスタ
Q72とで構成される。前記トランジスタQ7
2は、Q71と相俟つてNTSC−PAL受像モー
ド切換スイツチとしても機能し、その出力でR
−SフリツプフロツプFS1をセツトする。 VTR再生時の上限引込周波数65.558Hz(カ
ウント数240=27+26+25+24)用デコーダDVU このデコーダDVUは、フリツプフロツプ回
路F10の出力をベース入力とするトランジ
スタQ97と、該トランジスタのコレクタ出力
と、フリツプフロツプ回路F11,F12,F
13の各Q出力のAND出力をベース入力とす
るトランジスタQ68とで構成される。前記ト
ランジスタQ68は、NTSC−PAL受像切換ス
イツチとしても機能し、その出力でR−Sフリ
ツプフロツプ回路FS1をセツトする。PAL方
式の場合も基本的に同じであるので、説明を割
愛する。 上記リセツト回路RTは、上記R−Sフリツプ
フロツプ回路FS1の出力(トランジスタQ66
のコレクタ出力)と、トランジスタQ64のコレ
クタ出力、若しくはトランジスタQ61(NTSC
放送受信時)、或はQ58(NTSC VTR再生時)
の各コレクタ出力のAND出力をD入力とし、上
記水平同期回路HSのダウンカウンタを構成する
Tフリツプフロツプ回路F1〜F5のうちF4の
Q出力をC入力とするD−フリツプフロツプ回路
F15と、該回路のQ出力と前記フリツプフロツ
プ回路F4の出力とのANDをとるAND接続回
路A及び縦続トランジスタQ107,T165と
で構成され、前記トランジスタT165の出力
で、ダウンカウンタDVの全てのフリツプフロツ
プF6〜F14をリセツトする。前記トランジス
タT165に生じるリセツト出力は、必要に応
じ、バツフア或はインバータトランジスタを介し
て垂直同期信号として垂直ドライブ回路(図示せ
ず)に加えられる。 次に、AFC回路、バーストゲート作成回路、
直流再生パルス作成回路及び同期検出回路等の複
合同期信号入力を、前後の等化パルス区間を含む
垂直同期信号区間中削除、或はマスキングするた
めのマスキングパルス発生回路MPの詳細につい
て説明する。 このマスキングパルス発生回路MPは、R−S
フリツプフロツプ回路FS2及びセツトパルス用
デコーダDSN,DSP及びリセツト用デコーダDR
とで構成される。 前記R−Sフリツプフロツプ回路FS2は、一
対のトランジスタQ53,Q54及び交叉接続で
構成されており、NTSC受像モードの時には、ト
ランジスタQ57のコレクタ出力で、PAL受像
モードの時にはトランジスタQ56のコレクタ出
力でそれぞれセツトされ、いずれの受像モードの
場合にもトランジスタQ55のコレクタ出力でリ
セツトされる。マスキングパルスPmは、前記ト
ランジスタQ54及びQ53のコレクタから取り
出され、前者はスイツチングトランジスタT17
0(第1図)を付勢して水平同期分離回路HSの
水平同期信号出力端子を接地し、後者は、上記水
平同期回路HSに接続されるバーストゲートパル
ス発生回路BP(第1図)中のトランジスタQ3
のベースに加えられ、マスキングパルス印加区間
中前記トランジスタQ3をカツトオフする。 R−Sフリツプフロツプ回路FS2のNTSC受
像モードの場合のセツト用デコーダDSNは、上
記フリツプフロツプ回路F14のQ出力を導出す
る一対の縦続接続トランジスタQ108,Q10
9,F8の出力を導出するトランジスタQ9
4,Q95,F7のQ出力を取り出すカスケード
接続トランジスタQ91,Q92及び垂直帰線区
間前記セツト用トランジスタQ57をオフするべ
く、垂直ブランキングパルスでオンとなるトラン
ジスタQ84とで構成される。このような構成で
あれば、上記セツト用トランジスタQ57は、
(タイムチヤート 第3図参照)各フリツプフロ
ツプ回路F14のQ出力○ヨがH(高レベル)、F
8のQ出力○リがL(低レベル)、F7のQ出力○チ
がHの各状態を維持しており、且つトランジスタ
Q84のコレクタ出力○タがHのタイミングでハイ
となり、上記R−Sフリツプフロツプ回路FS2
をセツトする。 同様にPAL受信モードにおけるセツト用デコ
ーダDSPはフリツプフロツプ回路F14のQ出力
を導出するトランジスタQ108,Q109,Q
83,Q82,F11の出力を反転してQ出力
として供給するトランジスタQ101,Q102
及びQ103,Q83,Q82,F8の出力を
反転して導出しQ出力として供給するトランジス
タQ94,Q95,Q96及びF6のQ出力を導
出するQ89,Q79、前記トランジスタQ84
で組み合せた形で接続形成される。そしてPAL
受像モードにおいて上記セツト用のトランジスタ
Q56のベースに対し各フリツプフロツプ回路F
14のQ出力がH,F11のQ出力がH,F8の
Q出力がH,F6のQ出力がHの各状態を維持し
ており且つトランジスタQ84のコレクタがHの
タイミングでHパルスを供給しQ56をオンとし
て上記R−Sフリツプフロツプ回路FS2をセツ
トする。次にリセツトパルス用デコーダDRの詳
細を説明する。 リセツトパルス用デコーダDRはフリツプフロ
ツプ回路F8の出力を反転して取り出すトラン
ジスタQ94,F6のQ出力を導出するトランジ
スタQ89,Q79、トランジスタQ84及びQ
48とを備えており両フリツプフロツプ回路F8
及びF6がF8のQ出力○トがH,F6のQ出力○ホ
がHでトランジスタQ84のコレクタ出力○タがH
即ち垂直ブランキングパルス不存在の区間で且つ
Q48のコレクタがH即ちダウンカウンタDVの
リセツトパルスでセツトされ第22ラインセレクタ
パルス(後述)でリセツトされるR−Sフリツプ
フロツプ回路FS3(トランジスタQ44,Q4
5で構成)の出力でオン・オフ制御されるトラン
ジスタQ48のコレクタ出力がHの各タイミング
でリセツト用トランジスタQ55をオンとしR−
Sフリツプフロツプ回路FS2をリセツトする。 リセツトパルス用デコーダDRは、NTSC,
PALの両受像モードに兼用される。 このようなタイミングで且つ等化パルス及び垂
直同期信号区間を殆んどカバーするマスキングパ
ルスPmを用いて、AFC回路の入力信号及び或い
はバーストゲートパルス作成回路BPの出力信号
等にマスキングをかけ、等化パルス区間を含む垂
直同期信号区間の信号を削除すれば、垂直走査始
端の像曲り、垂直同期信号区間近傍即ち画面の上
方の輝度むら、色再生系のS/N比の劣化及び水
平同期検出回路の感度の低下等の画像劣化要因を
悉く改善することが出来る。 また次述する同期検出回路SDの水平同期信号
入力にマスキングをかけることにより、マスキン
グパルス区間における感度の低下を避けられる。 次に同期検出回路について第5図を参照し乍ら
説明する。この回路は、水平同期信号とフライバ
ツクパルスの一致を検出するように働く。即ち、
正極性のフライバツクパルスPfをベース入力とす
るトランジスタT187がオンとなつている間
に、縦接続されるトランジスタQ184のベース
に正極性の水平同期信号Hが印加されると、Q1
84もオンとなり、抵抗H216の端子電圧が降
下する。それに伴つてトランジスタQ188は導
通してコンデンサC4を充電する。コンデンサC
4の端子間電圧が上昇すると差動対を形成するト
ランジスタT189も導通し、順にスイツチング
トランジスタT194,T195,T196及び
T197をオンにする。水平同期信号或はフライ
バツクパルスのいずれか一方のみが存在している
時点では、抵抗R216,R217、トランジス
タT184のコレクタ・エミツタ路及びトランジ
スタT187のコレクタ・エミツタ路の電流路が
形成されず、トランジスタT188のベース電位
がVccに保たれたまゝとなるために、トランジス
タT188はオフのまゝ維持され同期検出出力は
生じない。また、第5図の回路には、ノイズによ
る誤動作を防止するための回路を付加されてい
る。この誤動作防止のための回路は縦接続され、
ノイズ到来時に上記コンデンサC4の放電路を形
成する一対のトランジスタT185及びT186
で形成される。後者のトランジスタT186は、
PNP型であり、フライバツクパルスがベースに印
加されるとオフとなるので、前者のトランジスタ
T185のベースに水平同期信号が印加されても
その間前記放電路は形成されない。 しかし乍ら、フライバツクパルス期間以外に
は、トランジスタT186はオンとなるので、も
しトランジスタT185及びT184のベース入
力端子にノイズが入り、トランジスタT185が
オンとなると、トランジスタT85とT186に
よる放電路が形成されるので、仮にノイズによつ
てトランジスタT188がオンとなり、コンデン
サC4が充電されても、その電荷は直ちに放電さ
れ、同期検出エラーを生じることはない。前記同
期検出出力で作動する前記トランジスタT194
のオンに伴つて一斉にオンに転ずるスイツチング
トランジスタT195,T196及びT197の
うち、T196は、第1図の水平同期回路HSの
AFC回路を形成するトランジスタのうち、T2
22をオフとし、トランジスタT219及びT2
20の共通エミツタ抵抗R251に並列接続され
たR250を切離して、結果的にトランジスタT
216及びT219の電流利得を下げてAFC制
御感度を低下せしめる。又、前記トランジスタT
197は、その導通に伴いコンデンサC5に接地
電位点との間に直列に接続された抵抗R5と並列
に抵抗R6を接続し、コンデンサC5の充電電流
対端子電圧比を小さくして実質的にAFC制御時
定数を長くしたのと同等にする。即ち、非同期状
態においては、逆に前記両トランジスタT19
6,T197は共にオフとなるから、AFC回路
の制御感度は同期時に比して向上し、その制御時
定数は比較的に短くなるので、スイツチオン時或
はチヤンネル切換時における同期引込を早くす
る。 次にVTR或はビデオデイスクの再生出力等の
如く、その再生モードによつては、大巾にジツタ
を含み、更にV=2/525の関係が保持されな
いビ デオ信号を入力とする場合の構成、動作について
説明する。 このように受像機からみて特殊な信号(以下
VTR信号と称す)を再生するモードにおける同
期引込範囲切換電圧(以下引込切換電圧と略す)
を発生のための回路を、前記水平同期回路の制御
感度等を切換えるためのスイツチング素子T19
5,T196,T197の制御信号源である前記
同期検出回路SDに関連づけて構成する。すなわ
ち、VTR信号再生モードにおいて、スイツチ
Vswで同期検出回路SDの出力コンデンサC4を
短絡すべく接続すると共に、トランジスタダイオ
ードT193で固定ベースバイアスされ且つエミ
ツタに抵抗負荷R167を備えるトランジスタT
192のコレクタも同時に接地する。 前記スイツチVswが閉路されると、トランジス
タT189はオフとなるから、各スイツチングト
ランジスタT195,T196及びT197はオ
フとなり、水平AFC回路を非同期動作状態とす
る。 また、前記トランジスタT192は逆トランジ
スタとして動作し、上記抵抗R167の端子に引
込切換電圧を発生する。逆トランジスタとして動
作せしめることによつて、前記コンデンサC4の
端子電圧がVccから接地電位まで変動しても、こ
のトランジスタT192のVBEO(通常7V)をオ
ーバするという問題が解消する。因みにT192
のVCBOは30Vである。 もし、トランジスタT192を逆トランジスタ
として付勢せずに、代替回路を使用するとする
と、第6図のようになると考えられる。即ち、前
記トランジスタT192をダーリントン接続トラ
ンジスタT292,T392とすると共に、コン
デンサC4接地時におけるT392のコレクタ電
位VCE(飽和レベルにはならない)と後続段との
DCレベルマツチングのための、レベルシフト回
路TLSが不可欠となる訳であるが、上述の構成で
回路構成が著しく単純になる他、後続のI2L回路
に直結し得るので、IC化が容易となる。 次に、第3図の回路を併せ参照しつつ、VTR
信号再生時の同期引込周波数範囲の切換回路接続
について説明する。 前記トランジスタT192のエミツタと抵抗R
167との接続点は、I2Lトランジスタで構成さ
れるトランジスタQ60のベースに直結されてい
る。従つてスイツチVsw閉路時、トランジスタQ
60はオフとなり、ベースがそのコレクタに直結
されている後続のトランジスタQ63をオンとし
て、TV放送受信時デコーダDBLの出力で引込下
限周波数を規定するトランジスタQ61,Q62
を共にオフとし、VTR信号再生時デコーダDVL
の出力をベース入力とし下限引込周波数を規定す
るトランジスタQ58,Q59(但し前者は
NTSC方式受像モード、後者はPAL方式受像モー
ドで動作)を動作(オン)可能状態とする。又、
前記トランジスタQ60のコレクタは、デコーダ
VUの出力をベース入力として引込上限周波数を
規定するトランジスタQ67,Q68を共にオン
とし、動作可能な状態とする。この場合も同様
に、NTSC受像モードではQ68のみが、PAL受
像モードではQ67のみがオンとなり、それぞれ
のモードにおいて、上限周波数を規定する。 要するに、VTR信号再生時、スイツチVswを
閉路すると、NTSC受像モードでは、トランジス
タQ58及びQ68のみが動作状態となり、Q5
9,Q61,Q62,Q67はいずれも不動作状
態となるので、R−Sフリツプフロツプ回路FS1
は上記デコーダDVUの出力でオンとなるトランジ
スタQ68のコレクタ出力でセツトされる。又ト
ランジスタQ58は、上記デコーダDVLの出力で
オンとなり、トランジスタQ64を付勢しオンと
する。 従つて、VTR信号再生時、NTSC受像モードで
は、垂直同期回路VSの同期引込周波数範囲は、
54.632Hz〜65.558Hz(カウント数288〜240)とな
る。PAL受像モードにおいても同様の動作で、
引込周波数範囲は、44.389Hz〜54.253Hz(カウン
ト数352〜288)に設定される。 以上の如く本発明によれば、簡単で信頼性に富
み、且つIC化に適した同期引込周波数範囲切換
回路を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明に係り、第1図は水平同
期回路を示す回路図、第2図はその動作波形説明
図、第3図は垂直同期回路を示す回路図、第4図
はその動作波形説明図、第5図は同期検出回路を
示す回路図、第6図は第5図の回路の効果を説明
するための回路図である。 HS…水平同期回路、VS……垂直同期回路、
SD……同期検出回路、Vsw……VTR信号再生モ
ードスイツチ、FT……同期引込周波数切換回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水平同期信号とフライバツクパルスとの論理
    積出力により水平同期回路の同期状態を検出する
    同期検出回路を備え、この検出回路の出力によつ
    て上記水平同期回路内のAFC回路の制御感度を
    切換えると共に、上記水平同期回路から出力され
    る水平周波数のパルス信号を分周する垂直パルス
    作成用のカウンタを備え、該カウンタの所定カウ
    ント出力に対応するデコーダの出力によつて一定
    期間開かれるゲートを介して垂直同期信号を導入
    し、この垂直同期信号で上記カウンタをリセツト
    するようにしたテレビジヨン受像機に於いて、大
    きいジツタ成分を含むビデオ信号の受像時に上記
    検出回路の出力端子を短絡することにより上記制
    御感度を向上させると共に、上記短絡に応動する
    スイツチング素子によつて前記デコーダを切換え
    ることにより前記カウンタの同期引込範囲を広げ
    るようにしたことを特徴とする同期引込周波数切
    換回路。
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