JPS6260895A - 着色ステンレス鋼材の製造方法 - Google Patents
着色ステンレス鋼材の製造方法Info
- Publication number
- JPS6260895A JPS6260895A JP20082385A JP20082385A JPS6260895A JP S6260895 A JPS6260895 A JP S6260895A JP 20082385 A JP20082385 A JP 20082385A JP 20082385 A JP20082385 A JP 20082385A JP S6260895 A JPS6260895 A JP S6260895A
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- JP
- Japan
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- electrolysis
- stainless steel
- colored
- counter electrode
- colored stainless
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は主要な用途が建材用である着色ステンレス鋼材
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
〈従来技術とその問題点〉
ステンレス鋼板の化学的着色法として、従来より（硫酸
＋クロム酸）混合液を用いたいわゆるＩＮＣ：Ｏ法が多
く用いられている。
＋クロム酸）混合液を用いたいわゆるＩＮＣ：Ｏ法が多
く用いられている。
化学着色ステンレス鋼板の主要な用途は建材用であるこ
とから、ステンレス鋼の基本的性質としての耐食性の他
に耐摩耗性が求められる。この点皮膜を硫醜とクロム酸
またはりん酸とクロム酸からなる電解液中で陰極電解す
ることによって耐摩耗性を向Ｉ―させる硬膜方法がｌＮ
Ｃ０社より開示されている（持分１沼５３−３１８１７
、特公昭５５−４６４７６）。
とから、ステンレス鋼の基本的性質としての耐食性の他
に耐摩耗性が求められる。この点皮膜を硫醜とクロム酸
またはりん酸とクロム酸からなる電解液中で陰極電解す
ることによって耐摩耗性を向Ｉ―させる硬膜方法がｌＮ
Ｃ０社より開示されている（持分１沼５３−３１８１７
、特公昭５５−４６４７６）。
このＩＮＧＯ法は、「着色」工程と「硬膜」工程の２工
程から成るもので、各々独立の溶液組成・温度・処理条
件で、当該工程を行うものであり、主としてバッチ方式
で単板の着色ステンレス鋼板の製造に用いられている。
程から成るもので、各々独立の溶液組成・温度・処理条
件で、当該工程を行うものであり、主としてバッチ方式
で単板の着色ステンレス鋼板の製造に用いられている。
化学着色ステンレス鋼材を安価に提供するには、工程の
省略化と単板処理によらない連続ライン化が必要となる
。ところで「着色］、「硬膜」という２工程では、その
連続化のためにはこの間で水洗参乾繰という操作が不可
欠であり、さらに「硬膜」工程において着色時の色調が
変化するため、その前の「着色」工程において最終的な
決った色調を得るためには、予めこの色調変化を見込ん
だ処理を行うという煩雑な操作を要する。
省略化と単板処理によらない連続ライン化が必要となる
。ところで「着色］、「硬膜」という２工程では、その
連続化のためにはこの間で水洗参乾繰という操作が不可
欠であり、さらに「硬膜」工程において着色時の色調が
変化するため、その前の「着色」工程において最終的な
決った色調を得るためには、予めこの色調変化を見込ん
だ処理を行うという煩雑な操作を要する。
行い得れば、工程が簡略化でき、連続ラインでの着色ス
テンレス鋼材の製造が容易に工業化可能となる。この簡
略化のため、発明者らが鋭意検討した結果−液中で陽極
電解（０，旧〜３．ＯＡ／ｄｍ’）と陰極電解（０，０
３〜５．ｏＡ／ａｒｎ’）を繰り返す（１００Ｈｚ以下
）交番電流電解着色法を発明し、先に出願した（特願昭
５９−２４７５４２）。
テンレス鋼材の製造が容易に工業化可能となる。この簡
略化のため、発明者らが鋭意検討した結果−液中で陽極
電解（０，旧〜３．ＯＡ／ｄｍ’）と陰極電解（０，０
３〜５．ｏＡ／ａｒｎ’）を繰り返す（１００Ｈｚ以下
）交番電流電解着色法を発明し、先に出願した（特願昭
５９−２４７５４２）。
交番電流電解着色法においては電解着色処理する鋼板に
対する対極として、通常安定な金属（例えば、Ｃ，Ｐｔ
、Ｐｂ、Ｔｉ等）を用いて着色を行う°ものである。交
番電流電解法の場合対極においても被着色材と同様に陽
極電解と陰極電解が繰り返し行われるという特徴を有す
るので、同一材ネ１を対極として用いた場合、対極での
交番電流電解を有効に利用でき、生産の効率向上を図る
ことが可能となる。
対する対極として、通常安定な金属（例えば、Ｃ，Ｐｔ
、Ｐｂ、Ｔｉ等）を用いて着色を行う°ものである。交
番電流電解法の場合対極においても被着色材と同様に陽
極電解と陰極電解が繰り返し行われるという特徴を有す
るので、同一材ネ１を対極として用いた場合、対極での
交番電流電解を有効に利用でき、生産の効率向上を図る
ことが可能となる。
〈発明の目的〉
したがって１本発明の目的は、電解着色処理を行う鋼材
に対する対極をも鋼材とし、交番電流電解着色法の生産
性の向上を図ることができる着色ステンレス鋼材の製造
方法を提供しようとするにある。
に対する対極をも鋼材とし、交番電流電解着色法の生産
性の向上を図ることができる着色ステンレス鋼材の製造
方法を提供しようとするにある。
〈発明の構成〉
上記目的は下記の発明によって達成される。
すなわち、本発明は、交番電流電解法を用いて着色ステ
ンレス鋼材を製造する方法において、交番電流電解槽の
対極にステンレス鋼材を用いることを特徴とする着色ス
テンレス鋼材の製造方法を提供するものである、 以下に本発明の着色ステンレス鋼材の製造方法を詳細に
説明する。
ンレス鋼材を製造する方法において、交番電流電解槽の
対極にステンレス鋼材を用いることを特徴とする着色ス
テンレス鋼材の製造方法を提供するものである、 以下に本発明の着色ステンレス鋼材の製造方法を詳細に
説明する。
ここでいうステンレス鋼材とは、線材、管材、板材、塊
、異形断面材、粉粒体など任意の形状でよいが、以下の
説明では代表的に鋼板について行う。
、異形断面材、粉粒体など任意の形状でよいが、以下の
説明では代表的に鋼板について行う。
化学着色法においてステンレス鋼板表面に生成する酸化
皮膜は、Ｃｒ２０３主体のもので、電気化学的には陽極
電解を行うことにより得られる。また、硬膜処理は１着
色とは逆に陰極電解を施すことにより、多孔質なＣｒ２
０３皮膜を封孔して強固にしている。交番″Ｒ，Ｉ＆電
解とは陽極電解と陰極電解を交〃に行う方法で、陽極電
解電気量と陰極電解電気量を最適に組合せることにより
ｌ液ｌ工程で耐摩耗性に優れた着色ステンレス鋼板を製
造できるものであり、通常２モル以上の６価クロムと２
．５モル以上の硫酸を含む混合溶液中において、陽極電
流密度０．０１〜３．ＯＡ／ｄゴ、陰極電流密度０．０
３〜５．ＯＡ／ｄｍ″、繰り返し数１０（）Ｈｚ以下の
交番電流電解条件で行われる。
皮膜は、Ｃｒ２０３主体のもので、電気化学的には陽極
電解を行うことにより得られる。また、硬膜処理は１着
色とは逆に陰極電解を施すことにより、多孔質なＣｒ２
０３皮膜を封孔して強固にしている。交番″Ｒ，Ｉ＆電
解とは陽極電解と陰極電解を交〃に行う方法で、陽極電
解電気量と陰極電解電気量を最適に組合せることにより
ｌ液ｌ工程で耐摩耗性に優れた着色ステンレス鋼板を製
造できるものであり、通常２モル以上の６価クロムと２
．５モル以上の硫酸を含む混合溶液中において、陽極電
流密度０．０１〜３．ＯＡ／ｄゴ、陰極電流密度０．０
３〜５．ＯＡ／ｄｍ″、繰り返し数１０（）Ｈｚ以下の
交番電流電解条件で行われる。
しかし、この方法は対極に別の金属（例えば、Ｃ，Ｐｔ
、Ｐｂ、Ｔｉ等）を用いて行っているため、対極板上で
起きている交番電流電解反応を有効に利用していない、
そこで本発明においてはこの反応を有効利用する為、対
極にもステンレス鋼を用いる。対極として用いたステン
レス鋼もまた被着色材と同様の着色ステンレスとなり、
かつ、得られた２枚の着色ステンレス鋼板は色調および
耐摩耗性に差がないことが判明した。
、Ｐｂ、Ｔｉ等）を用いて行っているため、対極板上で
起きている交番電流電解反応を有効に利用していない、
そこで本発明においてはこの反応を有効利用する為、対
極にもステンレス鋼を用いる。対極として用いたステン
レス鋼もまた被着色材と同様の着色ステンレスとなり、
かつ、得られた２枚の着色ステンレス鋼板は色調および
耐摩耗性に差がないことが判明した。
本発明方法は、バッチ式にも連続式に適用できこれを１
セット以上セットとして処理することができる。連続式
では、２枚以上の鋼板を対向して流すことによって処理
することができる。
セット以上セットとして処理することができる。連続式
では、２枚以上の鋼板を対向して流すことによって処理
することができる。
〈実施例〉
本発明に係る交番電流電解による着色ステンレス鋼板の
製造方法を実施例につき具体的に説明す−る。
製造方法を実施例につき具体的に説明す−る。
下記の溶液の中に５ＵＳ３０４ＢＡ （光輝焼鈍材）２
枚を向かい合せに浸漬し、種々の条件で交番電解を行っ
た。
枚を向かい合せに浸漬し、種々の条件で交番電解を行っ
た。
硫酸 ４９０ｇ／文
無水クロム酸 ２５０ｇ／見
温度 ６０℃
処理時間 ２０分
ｐｔを対極に用いた場合と本発明のように対極にも鋼板
を用いた場合の色調及び耐摩耗性の結果を第１表に示す
。
を用いた場合の色調及び耐摩耗性の結果を第１表に示す
。
更に、上述の例と同様の方法で、溶液は次の２組成のも
のを用いて種々の条件で交番電解を行った。
のを用いて種々の条件で交番電解を行った。
リン酸 ２５０ｇ／又
Ａ 無水クロム酸 ２５０ｇ／交液 温度
６０℃ 処理時間 ２０分 リン酸 １０ｇ／ｆＬ Ｂ 硫酸 ４５０ｇ／又液 無水クロム
酸 ２５０ｇ／交温度 ６０℃ 処理時間 ２０分 Ｐｔを対極に用いた場合と本発明のように対極にも鋼板
を用いた場合の色調及び耐摩耗性の結果を第２表に示す
。
６０℃ 処理時間 ２０分 リン酸 １０ｇ／ｆＬ Ｂ 硫酸 ４５０ｇ／又液 無水クロム
酸 ２５０ｇ／交温度 ６０℃ 処理時間 ２０分 Ｐｔを対極に用いた場合と本発明のように対極にも鋼板
を用いた場合の色調及び耐摩耗性の結果を第２表に示す
。
色差はスカ試験機製カラーメーターを、耐摩耗性はスガ
試験機製庁耗試験機Ｉ ＳＯ−１型に酸化クロムの研摩
紙を取り付け５００ｇｆの荷重を付加し、ステンレス鋼
の素地表面が完全に現われるまでの摩擦回数をΔ１６定
した。
試験機製庁耗試験機Ｉ ＳＯ−１型に酸化クロムの研摩
紙を取り付け５００ｇｆの荷重を付加し、ステンレス鋼
の素地表面が完全に現われるまでの摩擦回数をΔ１６定
した。
色差は、ＣＩＥ（国際照明委員会）１９７６年推奨の方
法により、 ｌ ＯｃｍＸ １０ｃ＋ｓの中央部の１
点を１枚毎測定した。同一条件で３枚側色し、そのうち
任意に■、■、■と並べて■（白金の対極）を基準に（
０と（２）及び■との色差を第１表に、）′Ｉｌ！ＪＬ
回数とともに示した。
法により、 ｌ ＯｃｍＸ １０ｃ＋ｓの中央部の１
点を１枚毎測定した。同一条件で３枚側色し、そのうち
任意に■、■、■と並べて■（白金の対極）を基準に（
０と（２）及び■との色差を第１表に、）′Ｉｌ！ＪＬ
回数とともに示した。
色差は対極の違いで０．５以内に入っており、色の違い
は感知できなかった。さらに、摩耗回数も対極に依らず
耐摩耗性も良好であった。
は感知できなかった。さらに、摩耗回数も対極に依らず
耐摩耗性も良好であった。
第１表及び第２表から白金対極の場合と本発明のように
２枚の鋼板を向い合わせた場合とはほとんど差がないこ
とが明らかである。
２枚の鋼板を向い合わせた場合とはほとんど差がないこ
とが明らかである。
〈発明の効果〉
交番電流電解着色により１液処理が可能となりＭ’ｔｈ
ＪＬす一νｅ’ａ”Ｊ−ｔＪ＋ノｆｉ＋Ｊ−ユｔｒｔｃ
＋ｖｒ上１昼Ｊ＋１４−．：ｊ＋！！色できなかった０
本発明法を用いると一度に２枚以上着色でき、２倍以上
の作業効率が得られ、また同じ電気量で２倍の着色材を
製造することができる。 − バッチの単材処理方式では、同時に２枚を組み合せるこ
とを１セツトとして基本的に、これを複数個セットして
同時に処理することができる。
ＪＬす一νｅ’ａ”Ｊ−ｔＪ＋ノｆｉ＋Ｊ−ユｔｒｔｃ
＋ｖｒ上１昼Ｊ＋１４−．：ｊ＋！！色できなかった０
本発明法を用いると一度に２枚以上着色でき、２倍以上
の作業効率が得られ、また同じ電気量で２倍の着色材を
製造することができる。 − バッチの単材処理方式では、同時に２枚を組み合せるこ
とを１セツトとして基本的に、これを複数個セットして
同時に処理することができる。
連続ラインにおいても２枚の鋼材を向かいあわせて流す
ことによって着色することが可能である。
ことによって着色することが可能である。
Claims (1)
- 交番電流電解法を用いて着色ステンレス鋼材を製造する
方法において、交番電流電解槽の対極にステンレス鋼材
を用いることを特徴とする着色ステンレス鋼材の製造方
法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20082385A JPS6260895A (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 着色ステンレス鋼材の製造方法 |
| DE8585905888T DE3583142D1 (de) | 1984-11-22 | 1985-11-22 | Verfahren zur herstellung gefaerbter rostfreier stahlmaterialien und vorrichtung zu deren kontinuierlichen herstellung. |
| EP85905888A EP0204846B1 (en) | 1984-11-22 | 1985-11-22 | Method of manufacturing colored stainless steel materials and apparatus for continuously manufacturing same |
| PCT/JP1985/000647 WO1986003229A1 (en) | 1984-11-22 | 1985-11-22 | Method of manufacturing colored stainless steel materials and apparatus for continuously manufacturing same |
| US06/887,020 US4859287A (en) | 1984-11-22 | 1985-11-22 | Method for producing colored stainless steel stock |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20082385A JPS6260895A (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 着色ステンレス鋼材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6260895A true JPS6260895A (ja) | 1987-03-17 |
Family
ID=16430797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20082385A Pending JPS6260895A (ja) | 1984-11-22 | 1985-09-11 | 着色ステンレス鋼材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6260895A (ja) |
-
1985
- 1985-09-11 JP JP20082385A patent/JPS6260895A/ja active Pending
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