JPS6260718B2 - - Google Patents

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JPS6260718B2
JPS6260718B2 JP10541882A JP10541882A JPS6260718B2 JP S6260718 B2 JPS6260718 B2 JP S6260718B2 JP 10541882 A JP10541882 A JP 10541882A JP 10541882 A JP10541882 A JP 10541882A JP S6260718 B2 JPS6260718 B2 JP S6260718B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nasal
circuit
envelope
output signal
laryngeal
Prior art date
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Expired
Application number
JP10541882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58223189A (ja
Inventor
Nobuhisa Kadowaki
Takeo Murata
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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Priority to JP10541882A priority Critical patent/JPS58223189A/ja
Publication of JPS58223189A publication Critical patent/JPS58223189A/ja
Publication of JPS6260718B2 publication Critical patent/JPS6260718B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鼻子音を含む単語からのみ鼻音を抽出
する鼻音抽出装置に関するものである。
従来、音声信号を分析して鼻音を確実に検出す
る方法は知られていない。
しかしながら、本発明者は鼻の振動、音声信号
及び喉頭の振動の3信号によつて鼻音区間を検出
できることを実験で確かめ、先に、鼻の振動、音
声信号及び喉頭の振動の3信号を利用し、鼻音区
間のみを確実、簡便、かつ、リアルタイムで検出
する鼻音検出装置を提供した。
以下、図面を参照しながら前記鼻音検出装置に
ついて説明する。
第1図は先に提供した鼻音検出装置の一実施例
のブロツク図を示すものである。第1図におい
て、1は鼻の振動を検出する鼻振動検出器で、発
話によつて生じる鼻振動を測定し、電気信号を出
力するものであり、例えば振動ピツクアツプ等で
構成される。2は鼻振動検出器1の出力信号の包
絡線を抽出する鼻エンベロープ回路で、例えば検
波平滑回路等で構成される。3は音声を検出する
マイクで、例えば低雑音接話型マイクロホン等で
構成される。4はマイク3の出力信号、すなわち
音声信号の2.5〜3.5〔KHz〕以下の信号を取除く
ハイパスフイルタ回路で、例えばアクテイブフイ
ルタ等で構成される。5はハイパスフイルタ回路
4の出力信号の包絡線を抽出する音声エンベロー
プ回路で、例えば検波平滑回路等で構成される。
6は喉頭の振動を検出する喉頭振動検出器で、発
話によつて生じる喉頭振動を測定し、電気信号を
出力するものであり、例えば振動ピツクアツプ等
で構成される。7は喉頭エンベロープ回路で、例
えば検波平滑回路等で構成される。8は喉頭エン
ベロープ回路7の出力信号の発生期間であつてか
つ音声エンベロープ回路5の不発生期間のみ、鼻
エンベロープ回路2の出力信号を検出するゲート
回路で、例えばアナログスイツチ回路、デイジタ
ルゲート回路等で構成される。
以のような構成の装置において、鼻音を含む単
語を発話した時、鼻音区間のみをゲート回路8よ
り検出することができる。しかしながら、発話の
仕方により、ときに、鼻音以外の非鼻音、多くは
鼻振動の大きく発生した有声破裂音の子音区間を
もゲート回路の出力から鼻音区間として検出する
ことがあり、鼻音区間のみを特異的に検出し、鼻
音として検出する妨げとなることが明らかとなつ
た。従つて、ゲート回路8の出力信号、すなわち
鼻音区間より鼻音を検出することが困難となるこ
とが明らかとなつた。
実験によれば、鼻子音を含む単語の発話時にお
ける鼻振動と鼻振動の大きく発生した有声破裂音
等の非鼻子音を含む単語の発話時における鼻振動
の関係は、鼻子音期間の鼻振動の大きさ(NC)
と非鼻子音期間の鼻振動の大きさ(nc)比と、
鼻子音後続母音期間の鼻振動の大きさ(NV)と
非鼻子音後続母音期間の鼻振動の大きさ(nV)
比とを比べると、後続母音期間の鼻振動比の方
が、子音期間の鼻振動比に対して著しく大きく検
出されることが確かめられた。
NC/nc<NV/nV 従つて、子音期間の鼻振動の大きさでもつて前
記鼻音区間信号を鼻音と非鼻音とに区分するより
も、母音期間の鼻振動の大きさでもつて鼻音区間
信号を鼻音と非鼻音とに区分して抽出することが
確実であることが確かめられた。
さらに実験によれば、子音期間の鼻振動の大き
さでもつて前記鼻音区間信号を鼻音と非鼻音とに
区分するよりも、子音期間の鼻振動の大きさと母
音期間の鼻振動の大きさとでもつて鼻音区間信号
を鼻音と非鼻音とに区分して抽出することがより
確実であることが確かめられた。本発明はこれを
利用するものである。
本発明の目的は発話の仕方にかかわらず、鼻音
信号を確実、かつ簡便に抽出する鼻音抽出装置を
提供するものである。
以下、本発明の実施例について図面とともに説
明する。
第2図は本発明の一実施例における鼻音抽出装
置のブロツク図を示すものである。第2図におい
て、1は鼻振動検出器、2は鼻エンベロープ回
路、3はマイク、4はハイパスフイルタ回路、5
は音声エンベロープ回路、6は喉頭振動検出器、
7は喉頭エンベロープ回路、8はゲート回路で、
以上は第1図に示した鼻音検出装置の構成と同じ
ものである。9はゲート回路8の出力信号を遅延
する遅延回路で、例えばBBD等の電荷転送素子
等で構成される。10は鼻エンベロープ回路2の
出力信号を積分する積分回路で、例えば、抵抗、
コンデンサ等で構成される。11は積分回路10
の出力信号の大きさが大なる時、遅延回路9の出
力信号を大きくする処理回路で、例えばアナログ
掛算器等で構成される。
第3図イ〜ワ及び第4図イ〜ワは、第2図に示
して鼻音抽出装置における「いに(ini)」及び発
話の仕方により、鼻振動の大きく発生した非鼻音
「いで(ide)」とそれぞれ発話した場合の構成各
部の信号波形を示すものであり、以下第3図、第
4図を参照して鼻音抽出装置の動作を説明する。
第3図及び第4図におて、波形A,aはマイク
3で検出した音声信号を示すものであり、波形
B,bはハイパスフイルタ回路4の出力信号を示
すものである。波形C,cは鼻振動検出器1で検
出した鼻振動の信号を示すものであり、波形D,
dは喉頭振動検出器6で検出した喉頭振動の信号
を示すものである。波形E,eは音声エンベロー
プ回路5の出力信号であり、ハイパスフイルタ回
路4の出力信号B.bの包絡線を抽出したものであ
る。波形F,fは鼻エンベロープ回路2の出力信
号であり、鼻振動検出器1の出力信号C,cの包
絡線を抽出したものである。波形G,gは喉頭エ
ンベロープ回路7の出力信号であり、喉頭振動検
出器6の出力信号D,dの包絡線を抽出したもの
である。波形H,hは音声の包絡線信号E,eの
不発生期間を検出した音声ゲート信号を示し、ま
た波形I,iは喉頭振動の包絡線信号G,gの発
生期間を検出した喉頭ゲート信号を示したもの
で、これら音声ゲート信号H,h、喉頭ゲート信
号G,gはゲート回路8内部で生成される。波形
J,jはゲート回路8の出力信号を示し、喉頭ゲ
ート信号I,i及び音声ゲート信号H,hの発生
期間のみ鼻振動の包絡線信号F,fを検出したも
のである。すなわちゲート回路8では、音声包絡
線信号E,eの0レベルでトリガされ、音声包絡
線信号E,eの不発生期間を表わす音声ゲート信
号H,hを発生するとともに喉頭包絡線信号G,
gの0レベルでトリガーされ、喉頭包絡線信号
G,gの発生期間を表わす喉頭ゲート信号I,i
を発生する。さらにゲート回路は喉頭ゲート信号
I,iの発生期間内で、かつ音声ゲート信号H,
hの発生期間のみ、鼻包絡線信号F,fを出力す
る。したがつて単語「ini」から鼻音区間Tの鼻
音区間信号Jを、単語「ide」から鼻音区間tの
鼻音区間信号jをそれぞれ検出する。従つて、前
記したように発話の仕方により、鼻振動の大きく
発生した非鼻音を含む単語「ide」のゲート回路
8の出力信号jは、鼻音を含む単語「ini」のゲ
ート回路8の出力信号Jに類似し、ゲート回路8
の出力信号J,jの大きさそのもので鼻音と非鼻
音とを区分することは難しくなる。
一方、波形K,kは遅延回路9の出力信号を示
し、鼻音区間信号J,jを遅延量αだけ遅延した
ものである(破線は遅延前の信号を示す)。波形
L,iは積分回路10の出力信号を示し、鼻包絡
線信号F,fを積分したものである。すなわち鼻
音あるいは非鼻音の後続母音期間で、鼻音を含む
単語の鼻振動が非鼻音を含む単語の鼻振動に比べ
て大きい為に、鼻包絡線信号Fの積分回路10の
出力信号Lの大きさは鼻包絡線信号fの積分回路
10の出力信号1に比べてはるかに大きい。従つ
て、積分信号が大きい時には遅延回路9の出力信
号を大きくする処理回路11で、遅延した鼻音区
間信号K,kを処理すれば、鼻振動を大きく発生
した非鼻音を含む単語に対して、処理回路11の
出力は波形mに示すように小さくなり、鼻音を含
む単語に対しては波形Mに示すように十分大きな
鼻音を表わす信号を得ることができる。ここで遅
延回路9を構成する電荷転送素子の段数及びクロ
ツク周波数は、遅延後の鼻音区間信号が積分回路
10の出力信号の最大値に合うような遅延量を与
えるように設定されている。
なお、処理回路11の出力に閾値回路を与え、
鼻音、非鼻音に応じて“1”,“0”の信号を出す
ようにしても良い。
また処理回路11として、積分信号が所定値以
上のときのみ遅延回路の出力信号を出力するよう
に構成しても良い。
以上のように本発明の鼻音抽出装置は、鼻の振
動を検出する鼻振動検出器と、鼻振動検出器の出
力信号の包絡線を抽出する鼻エンベロープ回路
と、音声を検出するマイクと、このマイクの出力
信号をろ波するハイパスフイルタ回路と、ハイパ
スフイルタ回路の出力信号の包絡線を抽出する音
声エンベロープ回路と、喉頭の振動を検出する喉
頭振動検出器と、喉頭振動検出器の出力信号の包
絡線を抽出する喉頭エンベロープ回路と、喉頭エ
ンベロープ回路の出力信号の発生期間内で、かつ
音声エンベロープ回路の出力信号の不発生期間の
み、鼻エンベロープ回路の出力信号を抽出するゲ
ート回路と、ゲート回路の出力信号を遅延する遅
延回路と、鼻エンベロープ回路の出力信号を積分
する積分回路と、積分回路の出力の大きさに応じ
て遅延回路の出力の大きさを制御する処理回路で
構成したので、発話の仕方にかかわらず、鼻音に
対応する信号を確実、かつ簡便に抽出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明者が先に提案した鼻音検出装置
のブロツク図、第2図は本発明の一実施例におけ
る鼻音抽出装置のブロツク図、第3図イ〜ワ,第
4図イ〜ワは同装置の構成各部の信号波形図であ
る。 1……鼻振動検出器、2……鼻エンベロープ回
路、3……マイク、4……ハイパスフイルタ回
路、5……音声エンベロープ回路、6……喉頭振
動検出器、7……喉頭エンベロープ回路、8……
ゲート回路、9……遅延回路、10……積分回
路、11……処理回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鼻の振動を検出する鼻振動検出器と、前記鼻
    振動検出器の出力信号の包絡線を抽出する鼻エン
    ベロープ回路と、音声を検出するマイクと、前記
    マイクの出力信号を3波するハイパスフイルタ回
    路と、前記ハイパスフイルタ回路の出力信号の包
    絡線を抽出する音声エンベロープ回路と、喉頭の
    振動を検出する喉頭振動検出器と、前記喉頭振動
    検出器の出力信号の包絡線を抽出する喉頭エンベ
    ロープ回路と、前記喉頭エンベロープ回路の出力
    信号の発生期間内で、かつ、前記音声エンベロー
    プ回路の出力信号の不発生期間のみ前記鼻エンベ
    ロープ回路の出力信号を抽出するゲート回路と、
    前記ゲート回路の出力信号を遅延する遅延回路
    と、前記鼻エンベロープ回路の出力信号を積分す
    る積分回路と、前記積分回路の出力の大きさに応
    じて前記遅延回路の出力の大きさを制御する処理
    回路とを備えたことを特徴とする鼻音抽出装置。
JP10541882A 1982-06-21 1982-06-21 鼻音抽出装置 Granted JPS58223189A (ja)

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JP10541882A JPS58223189A (ja) 1982-06-21 1982-06-21 鼻音抽出装置

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JP10541882A JPS58223189A (ja) 1982-06-21 1982-06-21 鼻音抽出装置

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Publication Number Publication Date
JPS58223189A JPS58223189A (ja) 1983-12-24
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JP10541882A Granted JPS58223189A (ja) 1982-06-21 1982-06-21 鼻音抽出装置

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