JPS6259456B2 - - Google Patents
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- JPS6259456B2 JPS6259456B2 JP55189519A JP18951980A JPS6259456B2 JP S6259456 B2 JPS6259456 B2 JP S6259456B2 JP 55189519 A JP55189519 A JP 55189519A JP 18951980 A JP18951980 A JP 18951980A JP S6259456 B2 JPS6259456 B2 JP S6259456B2
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- lead wire
- capacitor element
- electrolytic capacitor
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- lead wires
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 55
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Landscapes
- Wire Processing (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電解コンデンサリード線の矯正方法
及び装置に係り、特に直径が3〜4mmの小形電解
コンデンサに好適なリード線の矯正方法及び装置
に関する。
及び装置に係り、特に直径が3〜4mmの小形電解
コンデンサに好適なリード線の矯正方法及び装置
に関する。
従来、直径が3〜4mmの小形電解コンデンサ1
にあつては、第1図に示すように、素子2の本体
2aの巻き上げが完了した状態においてはどうし
てもアルミタブ2bの間隔が広くなり、その結果
リード線2cの間隔Lはゴム3の挿入穴3aの心
間距離Cよりも広くなるのが避けられない。この
ような状態でゴム3をリード線2cに挿入する
と、第2図に示すように、ゴム3の挿入穴3aが
アルミタブ2bを中央に引き寄せる形となるた
め、リード線2cの先端は互いに交叉してしまう
ことが多く、このことによつてその後の自動組立
工程において種々の支障を来たし、特に正負の電
極表示が逆になつて不良品となり、製品の不良率
が高く、また自動組立機が停止することも多くな
るので稼動率が低下し、生産能率の著しい低下を
招いていたものである。
にあつては、第1図に示すように、素子2の本体
2aの巻き上げが完了した状態においてはどうし
てもアルミタブ2bの間隔が広くなり、その結果
リード線2cの間隔Lはゴム3の挿入穴3aの心
間距離Cよりも広くなるのが避けられない。この
ような状態でゴム3をリード線2cに挿入する
と、第2図に示すように、ゴム3の挿入穴3aが
アルミタブ2bを中央に引き寄せる形となるた
め、リード線2cの先端は互いに交叉してしまう
ことが多く、このことによつてその後の自動組立
工程において種々の支障を来たし、特に正負の電
極表示が逆になつて不良品となり、製品の不良率
が高く、また自動組立機が停止することも多くな
るので稼動率が低下し、生産能率の著しい低下を
招いていたものである。
また第2図のように交叉したリード線2cは、
単にリード線2cの交叉部を平行に引き揃えただ
けでは弾性変形の範囲内であるため力を抜けばす
ぐに交叉状態に戻つてしまうので、従来技術で
は、これを解決することは極めて困難であつた。
単にリード線2cの交叉部を平行に引き揃えただ
けでは弾性変形の範囲内であるため力を抜けばす
ぐに交叉状態に戻つてしまうので、従来技術で
は、これを解決することは極めて困難であつた。
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたものであつて、その目的とするところ
は、電解コンデンサ素子のリード線の間隔よりも
短い心間距離の挿入穴を持つたゴムをリード線に
挿入した場合において、該ゴムによりアルミタブ
が中央に引き寄せられることによつて生ずるリー
ド線の曲りを完全に矯正し、平行に引き揃えるこ
とができるようにすることである。また他の目的
は、これによつて特に小形電解コンデンサの極性
表示不良等の不良品の発生を減少させ、自動組立
機の稼動率を向上させ、生産能率の向上を図るこ
とである。
になされたものであつて、その目的とするところ
は、電解コンデンサ素子のリード線の間隔よりも
短い心間距離の挿入穴を持つたゴムをリード線に
挿入した場合において、該ゴムによりアルミタブ
が中央に引き寄せられることによつて生ずるリー
ド線の曲りを完全に矯正し、平行に引き揃えるこ
とができるようにすることである。また他の目的
は、これによつて特に小形電解コンデンサの極性
表示不良等の不良品の発生を減少させ、自動組立
機の稼動率を向上させ、生産能率の向上を図るこ
とである。
要するに本発明方法は、電解コンデンサ素子の
リード線の間隔よりも短い心間距離の挿入穴を持
つたゴムを前記リード線に挿入した場合におい
て、前記ゴムの挿入後リード線の中間部分をクラ
ンプ治具で挾持し、該リード線の間隔よりも広幅
のリード線拡開部材を該リード線の根元付近に挿
入してリード線を拡開して塑性変形させ、しかる
後に該拡開部材を下方に押し下げ、前記クランプ
治具でリード線をしごきながら矯正して他の箇所
に電解コンデンサ素子を搬送することを特徴とす
るものであり、また本発明装置は、ゴム入れ工程
を終了した電解コンデンサ素子のリード線の中間
部分を所定の間隔となるように挾持するクランプ
治具と、該クランプ治具にリード線を挾持された
前記電解コンデンサのリード線の根本付近に挿入
され、該リード線を拡開して塑性変形させ、その
後該コンデンサ素子のリード線が前記クランプ治
具から引き抜かれる方向に該コンデンサ素子を押
圧しつつ前記クランプ治具で該リード線をしごい
て矯正するようにしたリード線拡開部材と、2分
割されており互いに接近しまた離反するように構
成されかつ中央部に前記電解コンデンサ素子を収
容する凹部と下部に該コンデンサ素子の本体を案
内し他の所定箇所に該本体を導くようにした案内
穴を備えかつ前記リード線拡開部材の移動を許容
しまた該部材をリード線間に押圧挿入させる溝部
を備えた案内部材とから成ることを特徴とするも
のである。
リード線の間隔よりも短い心間距離の挿入穴を持
つたゴムを前記リード線に挿入した場合におい
て、前記ゴムの挿入後リード線の中間部分をクラ
ンプ治具で挾持し、該リード線の間隔よりも広幅
のリード線拡開部材を該リード線の根元付近に挿
入してリード線を拡開して塑性変形させ、しかる
後に該拡開部材を下方に押し下げ、前記クランプ
治具でリード線をしごきながら矯正して他の箇所
に電解コンデンサ素子を搬送することを特徴とす
るものであり、また本発明装置は、ゴム入れ工程
を終了した電解コンデンサ素子のリード線の中間
部分を所定の間隔となるように挾持するクランプ
治具と、該クランプ治具にリード線を挾持された
前記電解コンデンサのリード線の根本付近に挿入
され、該リード線を拡開して塑性変形させ、その
後該コンデンサ素子のリード線が前記クランプ治
具から引き抜かれる方向に該コンデンサ素子を押
圧しつつ前記クランプ治具で該リード線をしごい
て矯正するようにしたリード線拡開部材と、2分
割されており互いに接近しまた離反するように構
成されかつ中央部に前記電解コンデンサ素子を収
容する凹部と下部に該コンデンサ素子の本体を案
内し他の所定箇所に該本体を導くようにした案内
穴を備えかつ前記リード線拡開部材の移動を許容
しまた該部材をリード線間に押圧挿入させる溝部
を備えた案内部材とから成ることを特徴とするも
のである。
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明す
る。図面において、本発明装置は、クランプ治具
4(第5図、第6図、第9図)と、リード線拡開
部材5(第3図、第4図、第5図、第7図、第8
図、第9図、第10図)と、案内部材6(第8
図、第9図、第10図)とから成つている。
る。図面において、本発明装置は、クランプ治具
4(第5図、第6図、第9図)と、リード線拡開
部材5(第3図、第4図、第5図、第7図、第8
図、第9図、第10図)と、案内部材6(第8
図、第9図、第10図)とから成つている。
まずクランプ部材4について説明すると、第5
図、第6図、第8図において、基板9には固定押
圧板10がねじ11により固着され、またガイド
板12が2つ固着されており、該ガイド板に案内
されて移動押圧板13が摺動自在に取り付けられ
ている。該移動押圧板の先端13aには、リード
線2cを所定の間隔となるように押圧挾持するた
めのV字形の2つの溝13bが形成されており、
図示しない駆動機構により所定のタイミングでリ
ード線2cの中間部分を挾持し、ターンテーブル
(図示せず)と共に歩進するように構成され、該
ターンテーブル上に複数設けられている。
図、第6図、第8図において、基板9には固定押
圧板10がねじ11により固着され、またガイド
板12が2つ固着されており、該ガイド板に案内
されて移動押圧板13が摺動自在に取り付けられ
ている。該移動押圧板の先端13aには、リード
線2cを所定の間隔となるように押圧挾持するた
めのV字形の2つの溝13bが形成されており、
図示しない駆動機構により所定のタイミングでリ
ード線2cの中間部分を挾持し、ターンテーブル
(図示せず)と共に歩進するように構成され、該
ターンテーブル上に複数設けられている。
次にリード線拡開部材5について説明すると、
第3図〜第10図において、該リード線拡開部材
5は、クランプ治具4にリード線2cを挾持され
た電解コンデンサ1のリード線2cの根元付近に
挿入され、該リード線を拡開して塑性変形させ、
その後該コンデンサ素子2のリード線2cがクラ
ンプ治具4から引き抜かれる方向に該コンデンサ
素子を押圧しつつクランプ治具4のV字形溝13
bでリード線2cをしごいて矯正するようにした
ものである。先端部5aは鋭利に形成され、その
幅は第3図、第4図、第7図に示すように、コン
デンサ素子2のリード線2cの根元付近の間隔よ
りも広くしてあり、該拡開部材がリード線2c間
に挿入されるとリード線2cは弾性変形の範囲を
超えて双方が外側に押し曲げられて塑性変形させ
られるようになつている。
第3図〜第10図において、該リード線拡開部材
5は、クランプ治具4にリード線2cを挾持され
た電解コンデンサ1のリード線2cの根元付近に
挿入され、該リード線を拡開して塑性変形させ、
その後該コンデンサ素子2のリード線2cがクラ
ンプ治具4から引き抜かれる方向に該コンデンサ
素子を押圧しつつクランプ治具4のV字形溝13
bでリード線2cをしごいて矯正するようにした
ものである。先端部5aは鋭利に形成され、その
幅は第3図、第4図、第7図に示すように、コン
デンサ素子2のリード線2cの根元付近の間隔よ
りも広くしてあり、該拡開部材がリード線2c間
に挿入されるとリード線2cは弾性変形の範囲を
超えて双方が外側に押し曲げられて塑性変形させ
られるようになつている。
該リード線拡開部材5は、またL字形に曲げら
れており、その上部5bは昇降部材14にねじ1
5により枢着されており、ばね16に第9図中反
時計方向の付勢されており、該昇降部材の上下動
につれて上下動するようになつている。角部5c
は後記する案内部材6の溝17により図中左方に
押圧されるように構成されている。
れており、その上部5bは昇降部材14にねじ1
5により枢着されており、ばね16に第9図中反
時計方向の付勢されており、該昇降部材の上下動
につれて上下動するようになつている。角部5c
は後記する案内部材6の溝17により図中左方に
押圧されるように構成されている。
次に案内部材6について説明する。第8図、第
9図、第10図において、該案内部材は第1部材
18及び第2部材19に2分割されており、これ
らの部材18,19は互いに接近しまた離反する
ように構成されかつ中央部に電解コンデンサ素子
2を収容する凹部20と下部に該コンデンサ素子
の本体2aを案内し、他の箇所、例えばメインタ
ーンテーブル21のチヤツク22に該本体を導く
ようにした案内穴23を備えかつリード線拡開部
材5の昇降移動を許容し、また該部材5をリード
線2c間に押圧挿入させる溝部17を備えてい
る。凹部20は、2つのV字形で形成され、コン
デンサ素子2の本体2aよりも相当広く形成さ
れ、その下部20aは漏斗状とされ下方に行くに
従い次第に細められて案内穴23に連続してい
る。
9図、第10図において、該案内部材は第1部材
18及び第2部材19に2分割されており、これ
らの部材18,19は互いに接近しまた離反する
ように構成されかつ中央部に電解コンデンサ素子
2を収容する凹部20と下部に該コンデンサ素子
の本体2aを案内し、他の箇所、例えばメインタ
ーンテーブル21のチヤツク22に該本体を導く
ようにした案内穴23を備えかつリード線拡開部
材5の昇降移動を許容し、また該部材5をリード
線2c間に押圧挿入させる溝部17を備えてい
る。凹部20は、2つのV字形で形成され、コン
デンサ素子2の本体2aよりも相当広く形成さ
れ、その下部20aは漏斗状とされ下方に行くに
従い次第に細められて案内穴23に連続してい
る。
第2部材19の上部には樹脂製の押圧部材24
がねじ25により固着されている。また第1部材
18には断面四角形の送り杆26がねじ27によ
り固着され、該送り杆26の一部にはラツク26
aが形成され、基台28に摺動自在に嵌挿されか
つ該基台に回動自在に支持されたピニオン29に
ラツク26aが噛合している。そして該送り杆2
6にはカム等の駆動機構(図示せず)が連結さ
れ、所定のタイミングで矢印30のように左右に
動くリンク31に連結部材32を介して連結され
ている。連結部材32はねじ33により送り杆2
6に固着されている。基台28の蓋部材34には
連結部材32の動きを許容するための長穴34a
が設けられている。
がねじ25により固着されている。また第1部材
18には断面四角形の送り杆26がねじ27によ
り固着され、該送り杆26の一部にはラツク26
aが形成され、基台28に摺動自在に嵌挿されか
つ該基台に回動自在に支持されたピニオン29に
ラツク26aが噛合している。そして該送り杆2
6にはカム等の駆動機構(図示せず)が連結さ
れ、所定のタイミングで矢印30のように左右に
動くリンク31に連結部材32を介して連結され
ている。連結部材32はねじ33により送り杆2
6に固着されている。基台28の蓋部材34には
連結部材32の動きを許容するための長穴34a
が設けられている。
一方第2部材19にはねじ35により送り杆3
6が固着され、該送り杆は同様に基台28に摺動
自在に嵌挿され、その一部にはラツク36aが形
成され、ピニオン29と噛合している。また第2
部材19と基台28間には圧縮ばね37が内蔵さ
れていて、第2部材19が基台28から図中左方
に突出するように付勢している。蓋部材34はね
じ38により基台28に締め付け固定されてい
る。
6が固着され、該送り杆は同様に基台28に摺動
自在に嵌挿され、その一部にはラツク36aが形
成され、ピニオン29と噛合している。また第2
部材19と基台28間には圧縮ばね37が内蔵さ
れていて、第2部材19が基台28から図中左方
に突出するように付勢している。蓋部材34はね
じ38により基台28に締め付け固定されてい
る。
本発明は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。電解コンデンサ1の
素子2は、ゴム3をリード線2cに挿入されて、
該リード線の中間部分がクランプ治具4の固定押
圧板10と移動押圧板13のV字形の溝部13b
により押圧挾持されてターンテーブルにより送ら
れて来て、リード線拡開部材5の位置に停止す
る。このときはまだリード線2cは第2図に示す
ようにクランプを外せばすぐに交叉状態に戻るよ
うに曲げ応力が働いている状態にある。
その作用について説明する。電解コンデンサ1の
素子2は、ゴム3をリード線2cに挿入されて、
該リード線の中間部分がクランプ治具4の固定押
圧板10と移動押圧板13のV字形の溝部13b
により押圧挾持されてターンテーブルにより送ら
れて来て、リード線拡開部材5の位置に停止す
る。このときはまだリード線2cは第2図に示す
ようにクランプを外せばすぐに交叉状態に戻るよ
うに曲げ応力が働いている状態にある。
またこの場合案内部材6は、リンク31が第9
図中左方に動いて連結部材32が送り杆26を基
台28から図中左方に突出させ、ピニオン29が
第10図において反時計方向に回転し、第1部材
18は左方に、第2部材19はばね37に抗して
送り杆36により右方に移動し、互いに離反し、
この結果溝部17もリード線拡開部材5の角部5
cから退いているので、該部材5はばね16の復
元力により第9図に仮想線で示すように後退し、
その先端5aもコンデンサ素子2の経路から後退
している。
図中左方に動いて連結部材32が送り杆26を基
台28から図中左方に突出させ、ピニオン29が
第10図において反時計方向に回転し、第1部材
18は左方に、第2部材19はばね37に抗して
送り杆36により右方に移動し、互いに離反し、
この結果溝部17もリード線拡開部材5の角部5
cから退いているので、該部材5はばね16の復
元力により第9図に仮想線で示すように後退し、
その先端5aもコンデンサ素子2の経路から後退
している。
かくしてクランプ治具4がコンデンサ素子2を
挾持して所定の位置、即ちメインターンテーブル
21のチヤツク22の真上にコンデンサ素子2が
来る位置に停止すると、リンク31に対する駆動
力が消失し、ばね37が復元し、第1部材19が
第10図中左方に押し出され、これによつて送り
杆36が同様に左方に動き、ピニオン29が時計
方向に回転し、送り杆26が右方に動き、第1部
材18が右方に動いて、案内部材6の第1部材1
8と第2部材19とは互いに接近し、第9図及び
第10図に示す態勢となる。そしてこのとき押圧
部材24の溝部17がリード線拡開部材5の角部
5cを押圧し、該拡開部材はその先端5aがリー
ド線2cの根元付近に挿入され、該リード線2c
をその弾性変形域を超えて拡開し、これを塑性変
形させる。これが第3図に示す状態である。
挾持して所定の位置、即ちメインターンテーブル
21のチヤツク22の真上にコンデンサ素子2が
来る位置に停止すると、リンク31に対する駆動
力が消失し、ばね37が復元し、第1部材19が
第10図中左方に押し出され、これによつて送り
杆36が同様に左方に動き、ピニオン29が時計
方向に回転し、送り杆26が右方に動き、第1部
材18が右方に動いて、案内部材6の第1部材1
8と第2部材19とは互いに接近し、第9図及び
第10図に示す態勢となる。そしてこのとき押圧
部材24の溝部17がリード線拡開部材5の角部
5cを押圧し、該拡開部材はその先端5aがリー
ド線2cの根元付近に挿入され、該リード線2c
をその弾性変形域を超えて拡開し、これを塑性変
形させる。これが第3図に示す状態である。
次に昇降部材14が、このままの状態で下降を
開始するので、第4図及び第5図に示すように、
リード線拡開部材5が下降して、そのままコンデ
ンサ素子2を押し下げ、案内穴23に沿つて該素
子の本体2aは下降し、第9図に示すように、チ
ヤツク22内に押し込まれ、この下降中におい
て、中間部から上のリード線2cはクランプ治具
4によつてしごかれ、その曲りや捩れが矯正され
る。そしてチヤツク22に把持されて、リード線
2cのクランプが解除された後においても、もは
や該リード線2cは第2図に示すような交叉状態
に戻ることはなく、正しく平行な形に成形された
ままとなる。
開始するので、第4図及び第5図に示すように、
リード線拡開部材5が下降して、そのままコンデ
ンサ素子2を押し下げ、案内穴23に沿つて該素
子の本体2aは下降し、第9図に示すように、チ
ヤツク22内に押し込まれ、この下降中におい
て、中間部から上のリード線2cはクランプ治具
4によつてしごかれ、その曲りや捩れが矯正され
る。そしてチヤツク22に把持されて、リード線
2cのクランプが解除された後においても、もは
や該リード線2cは第2図に示すような交叉状態
に戻ることはなく、正しく平行な形に成形された
ままとなる。
以上のことが繰り返されて、本発明方法及び装
置では、小形の電解コンデンサであつてもリード
線が完全に矯正されて次工程に搬送されるもので
ある。
置では、小形の電解コンデンサであつてもリード
線が完全に矯正されて次工程に搬送されるもので
ある。
本発明は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、電解コンデンサ素子のリード線の
間隔よりも短い心間距離の挿入穴を持つたゴムを
リード線に挿入した場合において、該ゴムにより
アルミタブが中央に引き寄せられることによつて
生ずるリード線の曲りを完全に矯正し、平行に引
き揃えることができる効果が得られる。またこれ
によつて特に小形電解コンデンサの極性表示不良
等の不良品の発生を減少させることができ、自動
組立機の稼動率を向上させ、生産能率の向上を図
ることができる効果が得られるもので、産業上そ
の効果の極めて大きい発明である。
のであるから、電解コンデンサ素子のリード線の
間隔よりも短い心間距離の挿入穴を持つたゴムを
リード線に挿入した場合において、該ゴムにより
アルミタブが中央に引き寄せられることによつて
生ずるリード線の曲りを完全に矯正し、平行に引
き揃えることができる効果が得られる。またこれ
によつて特に小形電解コンデンサの極性表示不良
等の不良品の発生を減少させることができ、自動
組立機の稼動率を向上させ、生産能率の向上を図
ることができる効果が得られるもので、産業上そ
の効果の極めて大きい発明である。
第1図は電解コンデンサ素子とゴムの拡大図で
あつて、リード線の間隔よりもゴムの挿入穴の心
間距離の方が短かい状態を示す部分断面正面図、
第2図は電解コンデンサ素子のリード線が交叉し
ている状態を示す拡大正面図、第3図はクランプ
治具に挾持されたリード線間にリード線拡開部材
が挿入されてリード線の間隔を拡げている状態を
示す拡大部分断面正面図、第4図は第3図の状態
からリード線拡開部材が下降してクランプ治具で
リード線をしごいている状態を示す拡大部分断面
正面図、第5図は第4図と同じ状態を示す斜視
図、第6図はクランプ治具の部分平面図、第7図
は第5図の−矢視部分断面平面図、第8図は
リード線拡開部材と案内部材の斜視図、第9図は
本発明装置の全体を示す側面図、第10図は第9
図の−矢視部分断面平面図である。 1は電解コンデンサ、2は電解コンデンサ素
子、2aは素子の本体、2cはリード線、3はゴ
ム、3aは挿入穴、4はクランプ治具、5はリー
ド線拡開部材、6は案内部材、17は溝部、20
は凹部、23は案内穴、Cはゴムの挿入穴の心間
距離、Lはリード線の間隔である。
あつて、リード線の間隔よりもゴムの挿入穴の心
間距離の方が短かい状態を示す部分断面正面図、
第2図は電解コンデンサ素子のリード線が交叉し
ている状態を示す拡大正面図、第3図はクランプ
治具に挾持されたリード線間にリード線拡開部材
が挿入されてリード線の間隔を拡げている状態を
示す拡大部分断面正面図、第4図は第3図の状態
からリード線拡開部材が下降してクランプ治具で
リード線をしごいている状態を示す拡大部分断面
正面図、第5図は第4図と同じ状態を示す斜視
図、第6図はクランプ治具の部分平面図、第7図
は第5図の−矢視部分断面平面図、第8図は
リード線拡開部材と案内部材の斜視図、第9図は
本発明装置の全体を示す側面図、第10図は第9
図の−矢視部分断面平面図である。 1は電解コンデンサ、2は電解コンデンサ素
子、2aは素子の本体、2cはリード線、3はゴ
ム、3aは挿入穴、4はクランプ治具、5はリー
ド線拡開部材、6は案内部材、17は溝部、20
は凹部、23は案内穴、Cはゴムの挿入穴の心間
距離、Lはリード線の間隔である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電解コンデンサ素子のリード線の間隔よりも
短い心間距離の挿入穴を持つたゴムを前記リード
線に挿入した場合において、前記ゴムの挿入後リ
ード線の中間部分をクランプ治具で挾持し、該リ
ード線の間隔よりも広幅のリード線拡開部材を該
リード線の根元付近に挿入してリード線を拡開し
て塑性変形させ、しかる後に該拡開部材を下方に
押し下げ、前記クランプ治具でリード線をしごき
ながら矯正して他の箇所に電解コンデンサ素子を
搬送することを特徴とする電解コンデンサリード
線の矯正方法。 2 ゴム入れ工程を終了した電解コンデンサ素子
のリード線の中間部分を所定の間隔となるように
挾持するクランプ治具と、該クランプ治具にリー
ド線を挾持された前記電解コンデンサのリード線
の根元付近に挿入され、該リード線を拡開して塑
性変形させ、その後該コンデンサ素子のリード線
が前記クランプ治具から引き抜かれる方向に該コ
ンデンサ素子を押圧しつつ前記クランプ治具で該
リード線をしごいて矯正するようにしたリード線
拡開部材と、2分割されており互いに接近しまた
離反するように構成されかつ中央部に前記電解コ
ンデンサ素子を収容する凹部と下部に該コンデン
サ素子の本体を案内し他の所定箇所に該本体を導
くようにした案内穴を備えかつ前記リード線拡開
部材の移動を許容しまた該部材をリード線間に押
圧挿入させる溝部を備えた案内部材とから成るこ
とを特徴とする電解コンデンサリード線の矯正装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55189519A JPS57113212A (en) | 1980-12-31 | 1980-12-31 | Method and device for correcting electrolytic condenser lead wire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55189519A JPS57113212A (en) | 1980-12-31 | 1980-12-31 | Method and device for correcting electrolytic condenser lead wire |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57113212A JPS57113212A (en) | 1982-07-14 |
JPS6259456B2 true JPS6259456B2 (ja) | 1987-12-11 |
Family
ID=16242635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55189519A Granted JPS57113212A (en) | 1980-12-31 | 1980-12-31 | Method and device for correcting electrolytic condenser lead wire |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57113212A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4726648A (en) * | 1985-02-13 | 1988-02-23 | Siemens Aktiengesellschaft | Optoelectronic module |
CN104465132B (zh) * | 2014-10-28 | 2017-08-04 | 昆山明创电子科技有限公司 | 一种电容弯角治具 |
JP7354723B2 (ja) * | 2019-09-25 | 2023-10-03 | オムロン株式会社 | 線状部材整形装置および線状部材整形方法 |
CN110802187B (zh) * | 2019-10-11 | 2021-03-30 | 东北石油大学 | 用于金属橡胶自动成型系统中的定距拉伸装置 |
-
1980
- 1980-12-31 JP JP55189519A patent/JPS57113212A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57113212A (en) | 1982-07-14 |
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