JPS6259062B2 - - Google Patents

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JPS6259062B2
JPS6259062B2 JP54154585A JP15458579A JPS6259062B2 JP S6259062 B2 JPS6259062 B2 JP S6259062B2 JP 54154585 A JP54154585 A JP 54154585A JP 15458579 A JP15458579 A JP 15458579A JP S6259062 B2 JPS6259062 B2 JP S6259062B2
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JP
Japan
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glass tube
bending
bulb
valve
heater
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Application number
JP54154585A
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English (en)
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JPS5678435A (en
Inventor
Shizuyasu Yanagisawa
Hiroshi Nishimura
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP15458579A priority Critical patent/JPS5678435A/ja
Publication of JPS5678435A publication Critical patent/JPS5678435A/ja
Publication of JPS6259062B2 publication Critical patent/JPS6259062B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/04Re-forming tubes or rods
    • C03B23/06Re-forming tubes or rods by bending
    • C03B23/065Re-forming tubes or rods by bending in only one plane, e.g. for making circular neon tubes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はけい光ランプのバルブ等のガラス管を
曲成する装置に関する。
(従来の技術) 従来、曲管形けい光ランプ、たとえば環形けい
光ランプを製造するには直管形けい光ランプのバ
ルブ全体を加熱軟化し、この軟化したバルブを周
面に断面半円形の溝を有する成形ドラムに巻回し
て環形に曲成していた。しかし、このようなもの
ではバルブ全体を軟化させるので、大形の加熱炉
等を必要とし、装置全体が大規模になる不具合が
あつた。また、バルブ全体を加熱してから曲成す
るため加熱時間が長く、しかもバルブ内面に塗布
されたけい光体が劣化する等の不具合があつた。
また、曲成すべき形状に対応した成形型を必要と
するため多品種少量生産の場合には成形型のコス
トが割高になるとともに曲成形状も環形、U字形
等の比較的単純な形状に制限されてしまう不具合
があつた。
このような欠点を解消するため、本出願人は
「特開昭54−62213号公報」に開示されたようなガ
ラス管の曲成方法を提案した。このものは、バル
ブの一部分のみを局部的に加熱軟化する加熱機構
を通してバルブを順次引き出し、引き出されたバ
ルブ先端部をたとえば円弧状の軌跡を描くように
引き出してバルブの加熱軟化部に順次曲げを与え
て所定の形状に曲成する方法である。
このような方法によれば、バルブを任意の形状
に曲成し得るとともに加熱が短時間ですみけい光
体の劣化等が少なく、また成形型等を必要とせず
設備が小規模ですみ、多品種少量生産にも好適す
る等の利点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記公報に記載された技術であれば、バルブの
先端部を任意の方向に引き出すと加熱軟化部分に
上記引き出し方向の曲げを与えることができ、三
次元方向のいずれの方向であつても曲げることが
できるため三次元形状の曲管形バルブを得ること
が可能となる。
三次元形状のバルブを得るには、バルブの先端
部を水平回転機構および垂直回転機構を有する引
出機構によつて把持し、上記2軸方向の回転によ
りバルブ先端部を三次元方向に移動させて曲成加
工する手段が考えられる。
ところで、一般にガラス管の曲げ加工において
は、ガラス管の曲げ方向外側部分が内側部分より
も大きく引き伸ばされるものである。このため従
来、ガラス管の曲げ方向外側部分となる部分を内
側部分となる部分に比べて高温に加熱して軟化を
促す手段が知られている。
しかしながら、従来において上記ガラス管の加
熱分布を周方向に異ならせたものは、環形もしく
はU字形などのような二次元的なガラス管の曲げ
装置に適用されていたものであり、このため加熱
装置はガラス管の周方向の所定領域のみを強く加
熱するようにした固定方式のものであつた。
このような固定方式の加熱分布不均等形ヒータ
を前記三次元的な曲げ加工を行おうとする曲成装
置の加熱機構に適用した場合、ガラス管は三次元
的な任意の形状に曲げられるものであるのに対
し、上記ヒータは二次元的な曲げの不均等加熱を
行うのみであるから、三次元的形状の曲げに対応
することはできず、むしろヒータによる不均等加
熱がある方向の曲げに対しては不具合を生じるこ
とがある。
本発明は、三次元方向の曲げに対してどの方向
の曲げであつても必ずや曲げの外側となる部分を
内側となる部分に比べて強く加熱することがで
き、円滑な三次元曲げ加工が可能となるガラス管
の曲成装置を提供しようとするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、ガラス管の管軸方向の一部を局部的
に加熱する加熱機構を、上記ガラス管が挿通され
てこのガラス管の周壁を加熱する環形ヒータと、
ガラス管の先端部を三次元方向の任意の方向に引
き出す引出機構に連動しこの引出機構の移動によ
り上記ガラス管の軟化部が曲げられつつ引出され
る際に上記ガラス管の曲げ方向外側部分を内側部
分より高温に加熱するように上記環形ヒータをガ
ラス管の管軸方向と交差する平面内で二次元的に
移動させる温度分布可変機構とを備えたことを特
徴とする。
(作用) 本発明によると、ガラス管の周壁を加熱する環
形ヒータは、温度分布可変機構によつてガラス管
の管軸方向と交差する平面内で二次元的に移動さ
れるから、環形ヒータをガラス管に対して任意に
偏心させることができ、よつてガラス管の周方向
温度分布を変えることができる。しかも、上記温
度分布可変機構はガラス管の先端部を引き出す引
出機構の動きに連動してガラス管に与える曲げの
外側を強く加熱するように環形ヒータを移動させ
るものであるため、ガラス管が三次元のいづれの
方向に曲げられても必ずやその曲げの外側を強く
加熱することになり、したがつて円滑な曲げ加工
が可能になる。
(実施例) 以下本発明を図面に示す実施例にもとづき説明
する。
第1図ないし第11図は本発明の第1実施例を
示し、この第1実施例はガラス管、たとえばけい
光ランプのバルブを第6図に示す如く円弧と直線
を組合せた立体的な鞍形等の形状に曲成する装置
である。
図中1は基台であつて門形をなし、その前面上
部には曲成前の直管形のけい光ランプのバルブA
を送り出す送出機構2が設けられている。3はそ
の移動台であつて、基台1の上部に水平方向に沿
つて設けられた案内レール4によつて水平方向に
移動自在に案内されている。上記基台1の上部に
は無端状の駆動チエン5が水平方向に沿つて張設
され、この無端チエン5はパルスモータ6によつ
て走行される。この駆動チエン5には上記移動台
3が取付けられ、この移動台3は駆動チエン5を
介して水平方向に移動される。上記移動台3には
チヤツク機構7が設けられている。このチヤツク
機構7はエアシリンダ8によつて開閉され、けい
光ランプのバルブAの基端部を把持するように構
成されている。したがつてこのバルブAは移動台
3が移動することによつてその管軸方向に沿つて
水平に押されて送り出される。
上記基台1の上部には加熱機構9が設けられて
いる。この加熱機構9はコイル状のヒータ10を
有して周方向の発熱分布は均等とされており、こ
のヒータ10はアーム11の先端部に取付けられ
ている。このヒータ10内にはバルブAが挿通さ
れ、このバルブAは上記送出機構2によつてその
先端部から上記ヒータ10を通して順次送り出さ
れる。そして、このヒータ10が通電発熱される
とこのヒータ10内に挿通されているバルブAの
管軸方向の一部を局部的に加熱し、この部分のみ
を加熱軟化する。また、この加熱機構9には温度
分布可変機構12が設けられている。すなわち、
13,14はそのエアシリンダであつて、これら
エアシリンダ13,14によつて上記アーム11
の先端部が上下および左右方向に変位されるよう
になつており、このアーム11の先端部に取付け
られているコイル状のヒータ10はバルブAに対
して偏心、すなわちバルブAの管軸方向に対して
交差する平面内で二次元的に移動されるように構
成されている。そして、たとえば第3図に示す如
くバルブAを下方に曲げる場合にはヒータ10が
下方に偏心移動されてバルブAの上面すなわち曲
げ方向外側面を高温となるように強く加熱し、ま
た第4図に示す如くバルブAを右側に曲げる場合
には右方に偏心移動されて左側面、すなわち曲げ
方向外側面をより高温に加熱するようになつてお
り、したがつてバルブAの周方向の加熱温度分布
を可変できるように構成されている。
また、この加熱機構9のヒータ10よりもバル
ブAの基端部側に寄つた近傍には、案内部材15
が設けられている。この案内部材15は上記基台
1から突出され、その先端部には案内孔16が形
成されている。この案内孔16はバルブAの外径
よりわずかに大きな径を有し、かつその内面は両
側に円滑に拡径している。そしてバルブAはこの
案内部材15の案内孔16内に挿通され、軸方向
に円滑に摺動自在に案内され、このバルブAが所
定の姿勢を維持するように構成されている。
上記加熱機構9の下方には引出機構17が設け
られている。この引出機構17は上記加熱機構9
のヒータ10を通して送り出されたバルブAの先
端部を所定の軌跡を描くように引き出し、上記加
熱機構9によつて加熱軟化されている部分に曲げ
を与え、このバルブAを所定の形状に曲成するも
のである。18は引出機構17を構成する水平回
転移動機構であつて、垂直方向の回転軸19を中
心として水平面内で回転する回転アーム20を備
え、この回転アーム20はパルスモータ21によ
つて回転駆動されるようになつている。そしてこ
の回転アーム20の回転中心は上記加熱機構9の
ヒータ10を通り、バルブAの管軸と垂直な平面
上に位置し、かつヒータ10に対し水平方向に曲
成すべき曲げ半径に等しい距離だけずれている。
また、この回転アーム20の先端部には直線移動
機構22が設けられている。この直線移動機構2
2は上記回転アーム20と直交する水平方向に摺
動自在に案内された移動台23を備えており、こ
の移動台23は回転アーム20に固定されたエア
シリンダ24によつて往復移動されるように構成
されている。そして、この移動台23からは取付
板40が上方に立設されている。この取付板40
の上端部には垂直回転機構25が設けられてい
る。26はその回転軸であつて、上記取付板40
の上端部から横方向に水平に突設され、回転自在
に支承されている。この回転軸26の先端部には
チヤツク機構27が設けられ、このチヤツク機構
27はエアシリンダ28によつて開閉されるよう
になつており、上記バルブAの先端部を把持す
る。また上記回転軸26はパルスモータ29によ
つて回転されるように構成されている。そして、
上記回転軸26は上記加熱機構9のヒータ10を
通りバルブAの管軸と垂直な平面内に位置し、か
つヒータ10の中心から曲成すべき曲げ半径に等
しい距離だけ下方にずれている。
また、30はマイクロコンピユータ等の制御機
構であつて、この制御機構30によつて上記送出
機構2、加熱機構9、引出機構17等の作動時期
および作動速度等が規制されるようになつてい
る。そして、第5図に示す如くバルブAを曲成す
る際に引出機構17によつて引き出されるバルブ
Aの加熱軟化部の中心の引出速度をV1、曲げ方
向内側表面の引出速度をV2、送出機構2の送出
速度をV3としたとき、 V1>V3>V2 となるように、引出機構17のパルスモータ2
1,29および送出機構2のパルスモータ6の回
転速度が設定されている。
さらにバルブAの排気管Bは可撓性のホース3
1を介して加圧機構32に接続されている。この
加圧機構32は高圧空気供給源33からの高圧空
気を減圧して上記ホース31を介してバルブA内
に供給し、このバルブA内の圧力をたとえば大気
圧より5mmAq程度高くなるように維持するもの
である。
以上の如く構成された本発明の第1実施例装置
を用いてけい光ランプのバルブを、たとえば第6
図に示す如き形状に曲成するには、まず曲成すべ
き直管形のバルブAの先端部を案内部材15の案
内孔16および加熱機構9のヒータ10内に挿通
し、このバルブAの基端部を送出機構2のチヤツ
ク機構7に把持させ、また先端部を引出機構17
のチヤツク機構27に把持させる。そして、排気
管Bにホース31を接続し、バルブA内を大気圧
より5mmAq程度高い圧に加圧する。
制御機構30を作動させると、まず加熱機構9
のヒータ10に通電がなされ、このヒータ10が
通電発熱してこのヒータ10内に挿通されている
部分のバルブAを局部的に加熱軟化する。
次に送出機構2の移動台3が移動してバルブA
を押し出すとともに、引出機構17の垂直回転移
動機構25のパルスモータ29の作動により回転
軸26が180゜回転する。したがつて、バルブA
の先端部は半円形の軌跡を描いて移動する。この
ため、バルブAの先端側部分は順次加熱軟化され
ながら引出されるとともに、加熱機構9のヒータ
10から引出された部分は冷却して硬化するの
で、バルブAの加熱軟化部分には連続的に一定の
曲率で曲げが与えられ、第7図に示す如く垂直方
向にU字状に曲成される。
次に引出機構17の直線移動機構22のエアシ
リンダ24が作動して移動台23が前進し、一定
長さだけバルブAを引出し、直線部分を形成す
る。
次に引出機構17の水平回転移動機構18のパ
ルスモータ21の作動により回転アーム20が
180゜回転し、第8図に示す如くバルブAを水平
方向にU字状に曲成する。
次に直線移動機構22のエアシリンダ24によ
つて移動台23が移動されバルブAを曲げずに引
出し、直線部分を形成する。この場合水平回転移
動機構18の回転アーム20は180゜回転されて
いるので、この回転アーム20上の直線移動機構
22は前後が反対になつているため、この直線移
動機構22がバルブAの引出方向に移動すると前
の移動方向とは逆方向に移動することになり、こ
の移動台23上に設けられている垂直回転移動機
構25は元の位置に復帰し、垂直回転移動機構2
5の回転軸26はヒータ10を通りバルブAの管
軸と垂直な平面内に位置する。
次に垂直回転移動機構25の回転軸26が前と
反対方向に180゜回動する。この場合、水平回転
移動機構18の回転アーム20が180゜回転さ
れ、垂直回転移動機構25の回転軸26は最初の
状態とは反対方向を向いているので、バルブAの
先端部は最初の場合と同方向に垂直面内で回動
し、バルブAは下方に曲成され、第9図に示す如
き形状に曲成される。
そして、この第1実施例のものはバルブAを曲
成する際に第10図に示す如くバルブAの先端部
の回動中心Oが常にヒータ10すなわちバルブA
の加熱軟化部を通りバルブAの未曲成の部分の管
軸と垂直な平面P内にあるので、バルブAの曲成
部の断面形状等が不所望に変形するようなことが
ない。すなわち、コイル状のヒータ10から引出
された部分は冷却して硬化するのでこの部分は剛
体となるから、この部分より先端部の回動中心O
が第10図に示す如く上記の平面P内にあれば、
加熱軟化部分が曲げられつつ引出される軌跡の接
線が未曲成部分の管軸と一致する。したがつて、
この加熱軟化部分には単純な曲げ変形のみが生
じ、バルブAの断面形状の不所望な変形は生じな
いものである。これに対し第11図の如くバルブ
Aの先端部の回動中心Oが上記の平面P内にない
場合には、バルブAの加熱軟化部分の引出し軌跡
の接線が未曲成部分のバルブAの管軸と一致しな
くなるため、加熱軟化部分には曲げ変形の他にバ
ルブAの管軸と直交する方向のずれ変形が生じ、
バルブAの断面形状が楕円形等に不所望に変形し
てしまうものである。
また、この第1実施例は引出機構17がバルブ
Aの先端部を円弧状の軌跡を描いて回動させる水
平回転移動機構18、垂直回転移動機構25およ
び直線移動機構22の組合せで構成されているの
で、その構成が比較的単純であり、しかも円弧と
直線の組合せだけでも実用上は充分な曲成形状を
選択し得るものである。
さらに、この第1実施例は、送出機構2および
引出機構17の制御にマイクロコンピユータ等の
電子計算機を用いているので、電子計算機のプロ
グラムを変更するだけで曲成形状や曲成条件を簡
単に変更することができ、多品種少量生産に好適
する。
また、上述の如くバルブAを曲成する際には加
熱機構9の温度分布可変機構12が作動してたと
えば第3図に示す如くバルブAを下方に曲げる場
合には、ヒータ10をバルブAに対して下方に偏
心させ、また第4図に示す如くバルブAを右方に
曲げる場合には、ヒータ10をバルブAに対して
右方に偏心させ、常にバルブAの曲げ方向外側面
が曲げ方向内側面より高温に加熱されるような温
度分布を与える。したがつてバルブAは曲げ方向
外側面が内側面よりも軟化具合が促される。そし
てバルブAを曲成する場合、曲げ方向外側面の部
分は引伸ばされ、また曲げ方向内側面の部分は圧
縮されるものであり、内側面の圧縮によつてバル
ブAの変形が生じやすい。しかし、この第1実施
例は曲げ方向外側面の部分がより軟化しているの
で、内側面での圧縮が比較的少なく、外側面の部
分がより大きく引伸ばされて曲げられることにな
るので、曲げ方向内側のバルブAの壁部が波形に
屈曲される等の不所望な変形が防止される。
また、この第1実施例のものは加熱機構9のヒ
ータ10の近傍に案内部材15が設けられ、バル
ブAを案内しているので曲成形状が正確になる。
すなわち、このような装置ではバルブAの加熱軟
化している部分はヒータ10内に挿通されている
部分のみであり、バルブAの先端部が所定の軌跡
を描いて引出されることによりこの加熱軟化部分
に連続的に曲げが与えられてバルブAを所定の形
状に曲成するものであるから、バルブAの未曲成
の部分が変位してしまうと加熱軟化部分に不所望
な曲げが与えられ、曲成形状が不正確となるもの
である。しかるに上記の如き案内部材15によつ
てバルブAを案内することによりバルブAの未曲
成の部分の変位が防止されるから、加熱軟化部分
には不所望な変形が生じることはなく、曲成形状
が正確になるものである。
また、この第1実施例のものはバルブAの加熱
軟化部分の中心部の引出速度をV1、加熱軟化部
分の曲げ内側表面の引出速度をV2、送出機構2
の送出速度をV3としたとき、 V1>V3>V2 となるように送出機構2および引出機構17の作
動速度を規制したので、曲成部分の不所望な変形
が防止できる。すなわち、このようにバルブAの
基端部および先端部をそれぞれ別々に引出機構2
と引出機構17とによつて送出および引出すよう
に構成すれば、両機構の作動速度の差によつて加
熱軟化部に引伸しあるいは圧縮を積極的に与える
ことができる。そして、送出速度と引出速度を種
種変えて実験をおこなつた結果、両速度の関係が
上記の如き関係の場合に曲成部分の不所望な変形
が生じ難いことが判明したものである。
また加圧機構32によつてバルブA内を正圧に
維持しているので、曲成部分の潰れ等が防止さ
れ、曲成部分の不所望な変形が一層確実に防止さ
れるものである。
なお、上記第1実施例の装置は制御機構30の
プログラムを変えることにより、第6図に示す如
き形状以外の形状たとえば環形、U字形、C字
形、L字形等にバルブAを曲成可能である。
また、本発明は上記の第1実施例には限定され
ない。
たとえば第12図には本発明の第2実施例を示
す。この第2実施例はバルブAの管軸方向、垂直
方向、水平方向の互に直交する3方向に移動自在
なアーム34を備えた引出機構35を設け、この
引出機構35を電子計算機36によつて制御して
バルブAの先端部を任意の軌跡を描いて移動させ
るようにしたものである。このような点以外はこ
の第2実施例は前記第1実施例と同様の構成で、
第12図中第1実施例に対応する部分には同符号
を附してその説明を省略する。そしてこの第2実
施例はバルブAの先端部の描く軌跡はその曲線部
分の任意の微小部分の法線と加熱機構9のヒータ
10すなわちバルブAの加熱軟化部分を通りバル
ブAの管軸と垂直な平面との交点から上記微小部
分までの距離が、上記微小部分の曲率半径と等し
くなるように設定してある。したがつてバルブA
の描く軌跡の任意の微小部分を円弧に近似させた
ときその円弧の中心がバルブAの加熱軟化部分を
通りバルブAの管軸と垂直な平面内に位置するこ
とになるから、バルブAの加熱軟化部分の引出軌
跡の接線が未曲成部分のバルブAの管軸と一致す
ることになり、バルブAの加熱軟化部分には単純
な曲げ変形のみが与えられ、この部分が不所望に
変形することが防止される。そしてこの第2実施
例のものは第1実施例の如く円弧と直線の組合せ
だけでなく、任意の形状にバルブAを曲成できる
ものである。
また、本発明は回転移動機構の軸方向に移動す
る直線移動機構を備えていてもよく、このように
すれば回転移動機構と直線移動機構を同時に作動
させることによつて、バルブを螺旋状に曲成する
などの加工もでき、また回転移動機構の回転半径
を可変できるようにすれば渦巻状にバルブを曲成
することもできる。
さらに、引出機構の構成は必らずしも上記のも
のに限定されず、カム、リンク等を用いたもので
あつてもよい。
また、加熱機構は必らずしも電熱式のものに限
らず、バルブの外周に向つて炎を噴出する環状の
ガスバーナを用いたものでもよい。また環状のヒ
ータは径方向に分割し、これを衝合して環形とし
たものであつてもよい。
また、案内部材は必らずしも上記のものに限定
されず、要はバルブを管軸方向に摺動自在に案内
するものであれば、どのような機構を用いてもよ
い。
さらに本発明はけい光ランプのバルブに限ら
ず、その他ガラス管の曲成装置一般に適用し得る
ものである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によると、ガラス管
を挿通してこの挿通箇所を加熱する環形のヒータ
を温度分布可変機構により、上記ガラス管の先端
部が引き出される引出機構と連動ししかもこの引
出機構により曲げられるガラス管の曲げ方向外側
部分が内側部分よりも強く加熱されるように移動
させるので、三次元的に複雑な形状の曲げ加工で
あつても、必ずやその曲げ部では外側部分が強く
加熱されることになり、よつて円滑な三次元曲げ
加工が可能となつて良好な形状の成品が得られ
る。しかも引出機構が三次元方向の移動をするの
に対して環状ヒータはガラス管と直交する平面内
で二次元的移動をすればよいので温度分布可変機
構の構成は比較的簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本発明の第1実施例を
示し、第1図は全体の斜視図、第2図は要部のみ
を示す正面図、第3図および第4図は加熱機構と
バルブの関係を示す横断面図、第5図は曲成状態
の説明図、第6図ないし第9図はバルブの曲成形
状および曲成工程を示す斜視図、第10図および
第11図はバルブ先端部の回動中心と曲成状態と
の関係を示す説明図である。また第12図は本発
明の第2実施例の正面図である。 1……基台、2……送出機構、3……移動台、
7……チヤツク機構、9……加熱機構、10……
ヒータ、11……アーム、12……温度分布可変
機構、13,14………エアシリンダ、15……
案内部材(案内機構)、17……引出機構、18
……水平回転移動機構、21……パルスモータ、
22……直線移動機構、24……エアシリンダ、
25……垂直回転移動機構、29……パルスモー
タ、35……引出機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス管の管軸方向の一部を局部的に加熱軟
    化する加熱機構と、上記ガラス管の基端部を把持
    しこのガラス管をその管軸方向に沿つて移動させ
    上記加熱機構を通過して押し出す送出機構と、上
    記加熱機構から導出された上記ガラス管の先端部
    を把持しこの先端部を水平回転機構および垂直回
    転機構により曲成すべき三次元形状に対応した軌
    跡を描いて移動させる引出機構とを具備したガラ
    ス管の曲成装置において、 上記加熱機構は、上記ガラス管が挿通されてこ
    のガラス管の周壁を加熱する環形ヒータと、上記
    引出機構と連動しこの引出機構の移動により上記
    ガラス管の軟化部が曲げられつつ引出される際に
    上記ガラス管の曲げ方向外側部分を内側部分より
    高温に加熱するように上記環形ヒータをガラス管
    の管軸方向と交差する平面内で二次元的に移動さ
    せる温度分布可変機構とを備えたことを特徴とす
    るガラス管の曲成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138310A (ja) * 1974-09-17 1976-03-31 Jeimusu Ee Joburingu Ando Co L Garasumagesochi
JPS5462213A (en) * 1977-10-27 1979-05-19 Tokyo Shibaura Electric Co Method of bending glass tube

Patent Citations (2)

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JPS5462213A (en) * 1977-10-27 1979-05-19 Tokyo Shibaura Electric Co Method of bending glass tube

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