JPS6258735B2 - - Google Patents

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JPS6258735B2
JPS6258735B2 JP55100882A JP10088280A JPS6258735B2 JP S6258735 B2 JPS6258735 B2 JP S6258735B2 JP 55100882 A JP55100882 A JP 55100882A JP 10088280 A JP10088280 A JP 10088280A JP S6258735 B2 JPS6258735 B2 JP S6258735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
blood flow
test site
light source
detection tip
Prior art date
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Expired
Application number
JP55100882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5725835A (en
Inventor
Kazuhisa Ootani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPS5725835A publication Critical patent/JPS5725835A/ja
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は生体組織内の血液の流速を測定する生
体組織内の血流測定装置に関する。
従来、生体組織内の血流を測定する方式には、
(イ)交差型熱電対を使用する方法、(ロ)電磁カラーテ
ル法、(ハ)干渉性放射線のドツプラー効果を利用す
る方法、(ニ)水素クリアランス法などの方法が知ら
れている。これらの方法に共通する欠点として
は、測定に際して何らかの形で危険を伴うことで
ある。すなわち、(イ)と(ロ)の方法は血流中にセンサ
ー部分を留置しなければならないので、その血管
内にセンサーを挿入し、または穿刺させる必要が
あり、出血等の危険があり、しかも被検者の苦痛
は避けられない。また、(ハ)の方法はたとえ微量で
あつても放射線を用いる以上、生体組織に与える
悪影響を考えれば望ましいものではない。(ニ)の方
法は被検者に水素を吸引させて毛細血管から出て
くる水素の量を測定するものであるが、その水素
が爆発をしないように厳重な火気の管理を必要と
する。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは光音響効果とドツプラー
効果を利用して生体組織内の血流の速度を安全に
測定することができる生体組織内の血流測定装置
を提供することにある。
まず、本発明の利用する光音響効果について説
明しておく。一般に、物質(生体)に光を照射す
ると、反射、散乱および透過する光以外の光エネ
ルギは何らかの形態でその物質に透過吸収され
る。一旦吸収された光エネルギの一部は発光、螢
光およびりん光などの光エネルギとして放出され
るが、それ以外の光エネルギは物質内の分子の並
進、回転あるいは振動となり、また固体では格子
振動などに転化され、最終的には局所的なエネル
ギとなつて散逸する。この場合、局所的エネルギ
は物質中で局所的な熱膨張を引き起し圧て力波あ
るいは音波となつて伝搬する。これが光音響効果
である。
以下本発明の一実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図中1は血流測定装置のプローブ本体であ
り、このプローブ本体1の先端には検出先端部2
が設けられている。検出先端部2の先端面3には
その中央に位置して光出射端4が形成されてい
る。この光出射端4には、プローブ本体1および
検出先端部2内に挿入配置された、たとえば光学
繊維束からなる導光系5の先端が光学的に接続さ
れていて、後述する光源装置部6からの強力なパ
ルス光をその導光系5によつて導びき、光出射端
4から出射するようになつている。さらに、検出
先端部2の先端面3には、上記光出射端4の周囲
に複数、たとえば6個の受信素子7…が配置され
ている。また、各受信素子7…は光出射端4から
それぞれ等距離に配置され、かつ、互いにも等間
隔で配置されている。さらに、各受信素子7…は
光音響効果によつて発生する圧力波あるいは音波
を検出し、これを電気信号に変換できる、たとえ
ばマイクロホン、ピエヅ圧電素子あるいは圧力ト
ランスジユーサなどによつて構成されている。
また、上記検出先端部2には光出射端4および
受信素子7…を含む先端面3全体を覆う状態で柔
軟で透光性のある袋8が密に被着されている。そ
して、密閉された袋8の内部にはたとえば水など
の音響インピーダンスの良好な物質(図示しな
い)が充填されている。また、この物質には光透
過性のよいものが選ばれている。
一方、上記各受信素子7…はそれぞれ個別的に
信号線9…を介して外部の電気装置部10に接続
されるようになつている。なお、この信号線9…
はプローブ本体1内に挿入配置することが望まし
い。そして、上記電気装置部10には各受信素子
7…で受けたそれぞれの検出信号を処理する信号
処理装置部11と、上述した光源装置部6が設け
られている。上記光源装置部6は単色光を出射す
る光源12と、この光源12からの単色光を数+
Hz程度のパルス光にするチヨツパ13からなり、
上記パルス光を上述した導光系5に送り込むよう
になつている。なお、上記光源12は発振光の波
長を可変できる色素レーザやキセノンランプなど
が用いられ、特にキセノンランプなどを用いる場
合にはこれに分光器を組み込み、出射する光の波
長を選択できるようにする。
また、信号処理装置部11は上記チヨツパ13
と同期をとつて動作するロツクインアンプなどの
増幅器14と、信号処理回路15とからなり、受
信素子7…から信号線9…を介して送られてくる
検出信号のうち、増幅器14においてチヨツパ1
3と同期したもののみを増幅して取り出し、さら
に信号処理回路15において周波数の差の最大の
ものを選び出し、血液の流速を演算するようにな
つている。そして、この結果は記録装置16にお
いて記録されるようになつている。
なお、上記血流測定装置を生体腔内の被検部位
17についての測定を行なう場合には、上記プロ
ーブ本体1および検出先端部2を生体腔内に導入
できるように構成する。たとえば内視鏡の挿通チ
ヤンネルに挿入できるようにして、その内視鏡に
よる観察および操作によつて生体腔内の被検部位
17にその検出先端部2を誘導できるように構成
する。
次に、上記血流測定装置の使用方法とその動作
について説明をする。
まず、検出先端部2を被検者の被検部位17に
導びき、その先端面3を被検部位17に対向させ
るとともに、袋8をその被検部位17の表面に押
し当てる。しかして、検出先端部2の光出射端4
および受信素子7…は、その袋8内の物質、たと
えば水を介して被検部位17に対向する。つま
り、空気層などを介することなく対向させること
ができる。
そこで、外部の電気装置部10を作動させる。
すなわち、光源装置部6からは強力なパルス光が
発振し、これは導光系5を通じて上記光出射端4
に導びかれ、その出射端4から被検部位17に向
けて出射し、その被検部位17に照射する。この
ようにしてパルス光を照射された被検部位17内
の血流では、その波長における光吸収係数に応
じ、光音響効果によつて圧力波あるいは音波を発
する。そして、この圧力波あるいは音波は袋8お
よびその内部に入つた物質を介して各受信素子7
…に受信される。なお、袋8およびその内部に入
つた物質を介して伝達するため、インピーダンス
結合の整合がよく、減衰がきわめて少ない。
また、圧力波あるいは音波を発する血流部分を
その源とすると、その源の進む側にある受信素子
7…と、遠ざかる側にある受信素子7…とではド
ツプラー効果により血流の速度に応じてその受け
る圧力波あるいは音波の周波数が異なる。そし
て、これら各受信素子7…での検出信号は信号線
9を介して外部の電気装置部10における増幅器
14に入り、上記チヨツパ13と同期する信号成
分のみを増幅して取り出す。このためSN比を向
上させることができる。また、信号処理回路15
においては増幅器14を通して入つてくる信号の
周波数の差のうち最大のものを選び出し、これを
利用して血流の流速を演算するそして、この結果
を記録装置16に入れるものである。
以上説明したように本発明は、被検部位にパル
ス光を照射してその被検部位の血流に光音響効果
による圧力波あるいは音波を発生させるととも
に、その血流中から発生する圧力波あるいは音波
を光出射端を対称としてその周囲に複数の対から
なる受信素子で検出し、上記血流の速度に応じて
起るドツプラー効果を測定してその血流の速度を
測定するものである。したがつて、本発明によれ
ば生体組織を傷付けることなく、安全に血流の速
度を測定できる。特に、複数の受信素子を光出射
端の周囲に設けたから、その光出射端を通る多く
の方向についての血液の流れも高精度に測定でき
る。また、これに伴い被検者に苦痛を与えること
ない。さらに、測定のための前処置も特別必要で
なく、簡単に測定することができる。しかも、光
音響効果とドツプラー効果を利用する測定方式で
あるため、放射線などを利用するものとは異な
り、生体に悪い影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
はその血流測定装置の概略的な構成を示す図、第
2図は同じすそのシステムを概略的に示す図であ
る。 1…プローブ本体、2…検出先端部、4…光出
射端、5…導光系、6…光源装置部、7…受信素
子、9…信号線、11…信号処理装置部、12…
光源、13…チヨツパ、15…信号処理回路、1
7…被検部位。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パルス光を発振する光源装置部と、この光源
    装置部で発振するパルス光を検出先端部に導びく
    導光系と、上記検出先端部に設けられ上記導光系
    によつて導びかれたパルス光を被検部位に出射す
    る光出射端と、この光出射端を対称としてその周
    囲に設けられ被検部位の血液中から光音響効果に
    よつて生じる圧力波あるいは音波のドツプラー効
    果を受けものをそれぞれ検出する複数の対からな
    る受信素子と、少なくとも一対の受信素子で受け
    たそれぞれの検出信号を利用して血液の流速を演
    算するための信号処理装置部とからなる生体組織
    内の血流測定装置。
JP10088280A 1980-07-23 1980-07-23 Measuring device for bloodstream in bio-tissue Granted JPS5725835A (en)

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JP10088280A JPS5725835A (en) 1980-07-23 1980-07-23 Measuring device for bloodstream in bio-tissue

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JPS5725835A JPS5725835A (en) 1982-02-10
JPS6258735B2 true JPS6258735B2 (ja) 1987-12-08

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ID=14285693

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JP10088280A Granted JPS5725835A (en) 1980-07-23 1980-07-23 Measuring device for bloodstream in bio-tissue

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4656809B2 (ja) * 2002-12-24 2011-03-23 オリンパス株式会社 光音響信号検出ヘッドとこれを備えた検出装置
JP4643153B2 (ja) 2004-02-06 2011-03-02 株式会社東芝 非侵襲生体情報映像装置
JP4723006B2 (ja) * 2009-03-18 2011-07-13 オリンパス株式会社 光音響信号検出ヘッドとこれを備えた検出装置
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JPS535429U (ja) * 1976-06-30 1978-01-18
JPS54103386A (en) * 1978-01-31 1979-08-14 Akimitsu Wada Extinction coefficient measuring device

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