JPS625786A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はプリエンファシスおよびディエンファシス処
理により、映像信号のＳ／Ｎの改善を行なう映像信号記
録再生装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、この種の映像信号記録再生装置として、第３図に
示す回路構成のものがある。図において、（１）は映像
信号入力端子で、この端子（１）には輝度信号もしくは
色信号が印加される。（２）は加算回路、（３）は上記
入力信号を１水平操作期間遅延させる１水平期間遅延回
路（以下、ｒｌＨ遅延回路」と称する）　、　（４）は
帰還係数がＫ（Ｋく１）である第１の係数器、（５）は
帰還係数がＬ−にである第２の係数器、（８）は入力信
号と第２の係数器（５）の出力信号とを減算する減算回
路、（７）は帰還係数が１７にである第３の係数器、（
８）はリミット回路、（８）は記録時に加算、再生時に
減算動作する加減算回路、（１ｏ）は信号出力端子であ
る。

つぎに、第３図におけるＳ／Ｎを改善する動作について
説明する。第４図は第３図の各部における信号波形を示
す。

いま、映像信号入力端子（１）に印加される原信号ａが
、第４図（ａ）に示すように、たとえば高周波成分を多
く含む黒レベルから白レベルへ変化して立ち上る波形を
もった出力レベル１の輝度信号であるとき、加算回路（
２）の出力信号すは、ｌＨ遅延回路（３）の出力信号が
順次印加されることにより、第４図（ｂ）に示すような
、出力信号レベルが１／（１−Ｋ）である信号となる。

つまり、加算回路（２）の出力段における伝達関数Ｇは
、ライン相関の大きいテレビ信号を扱う場合、ｆｈ　＝
　１／ｆｈ　　（ｆｈはライン周波数）とすればよく、 と表わすことができ、上記加算回路（２）の出力信号す
は、ＩＨ遅延回路（３）の出力信号が順次印加されるこ
とにより、出力信号レベルが１／（１−Ｋ）である信号
となる。

上記出力信号すは第２の係数器（５）に印加され、この
係数器（５）の出力信号Ｃは、第４図（Ｃ）に示すよう
な、出力レベルが１である４３号となる。この出力信号
Ｃは、減算回路（６）に印加されて、上記入力信号ａの
減算がなされ、この減算回路（６）の出力信号ｄは、第
４図（ｄ）に示すような、出力レベルがＫである波形の
信号となる。

さらに、この信号ｄは第３の係数器（７）に印加され、
この係数器（７）の出力信号ｅは、第４図（ｅ）に示す
ような、出力レベルが１である信号となる。この出、力
信号ｅは、リミット回路（８）に印加されて、所定のレ
ベルＸに振幅制限された、第４図（ｆ）に示すような波
形の信号ｆが出力される。

記録動作時、加減算回路（１０）において、入力信号ａ
と信号ｆとが加算され、その信号出力端子（１０）には
、第４図（ｇｌ）に示すような、高周波成分の強調され
た波形の信号ｇ１が得られ、この信号ｇｌが周波数変調
を受けて記録媒体に記録される。

つまり、記録動作時、第３図の回路は、映像信号（輝度
信号）の高域成分を周波数変調する前に強調しておく高
域強調回路、すなわちプリエンファシス回路として働く
。

これに対し、再生動作時、記録媒体から読み出された信
号は周波数復調されて、上記入力端子（１）に印加され
、上述と同様の処理を受ける。この再生動作時に記録動
作時と異なる点は、入力端子（１）に印加される信号が
第４図（ａ）のような波形の信号ａであるとき、加減算
回路（９）において、入力信号ａから信号ｆが減算され
、高周波成分の抑制された、第４図（ｇ２）のような波
形の信号ｇ２が得られることである。

つまり、再生動作時、第３図の回路は、映像信号（輝度
信号）の高域成分を周波数復調した後に抑制する高域抑
制回路、すなわちディエンファシス回路として働く。

そのため、プリエンファシス回路で入力信号ａの高域成
分を周波数変調する前に、信号ｇｌのように強調してお
き、復調後に、第４図（ｇ２）で示したような上記プリ
エンファシス回路と逆特性をもったディエンファシス回
路で、上記信号ｇ１を元に戻すことにより、第４図（ｇ
３）のようなノイズ成分の除去された信号ｇ３が得られ
る。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記従来の回路において、映像信号の高域成分を低域成
分に比較して相対的にレベル減衰させてＳ／Ｎを改善し
、かつライン相関のない期間での波形歪を補なうために
は、入力端子（１）に印加された原信号ａを記録時と再
生時に切り換える切換回路（図示せず）が必要となり、
さらに、加減算器（９）を記録時と再生時に切り換える
切換回路（図示せず）が必要となり、その回路構成が複
雑である。

また、記録時にプリエンファシスをかけることは、Ｖ　
ＨＳ　（Ｖｉｄｅｏ　Ｈｏｍｅ　Ｓｙｓｔｅｍ　）方式
のフォーマット上、他のたとえばベータフォーマット方
式との互換性がとれなくなり、フォーマットの規格化や
互換性等に問題があった。

この発明はＬ記のような問題点を解消するためになされ
たもので、回路構成が簡単で、フォーマットの規格に影
響されないで互換性に優れ、しかもＳ／Ｎを改善するこ
とのできる映像信号記録再生装置を提供することを目的
としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明による映像信号記録再生装置は、再生時におい
てライン相関、たとえば垂直相関のない期間において、
映像信号の高域成分が低域成分に比較して相対的にレベ
ル減衰させるディエンファシス回路の動作を停止させる
ことを特徴とする。

［作用］ この発明においては、垂直方向のディエンファシスを動
作させ、かつライン相関のない期間においてその動作を
停止させるものであるから、波形歪を生じることなく、
Ｓ／Ｎを改善することができる。

また、ライン相関信号の検出により、入力信号からの減
算をその期間カットオフするように構成したから、再生
側のみの動作で信号の劣化が少なくなり、従来のように
記録側で補正することが不要となり、回路構成が簡弔で
、フォーマットの規格に影響されず、互換性に優れてい
る。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図において、第３図と同一符号は同一部分を示し、
（１）は映像信号入力端子、（２）は加算回路、（３）
はＩＨ遅延回路、（４）は第１の係数器、（５）は第２
の係数器、（６）は減算回路、（７）は第３の係数器、
（８）はリミッタ回路、（１０）は信号出力端子、（１
３）は減算回路である。

（１１）はゲート回路で、このゲート回路（１１）は第
３の係数器（７）と減算回路（１３）との間に介挿され
ている。（１２）はゲートパルス発生回路で、このゲー
トパルス発生回路（１２）は、減算回路（６）の出力信
号ｄを受けてゲートパルスｈを発生させ、上記ゲート回
路（１１）を開ぐものである。

つぎに、第１図におけるＳ／Ｈの改善動作について説明
する。第２図は第１図の各部における信号波形を示す。

第１図の回路は、記録動作を行なわないで、再生動作の
みを行なうものである。この再生時において、第２図の
信号ａないしｅを発生する動作は、第３図および第４図
について説明した動作と同様であるから、その詳しい説
明を省略する。

つまり、従来の記録手段で記録された原信号ａは、映像
信号入力端子（１）に印加され、第３図および第４図に
ついて説明した動作で、減算回路（８）から第２図（ｄ
）に示す信号ｄが出力される。

ゲートパルス発生回路（１２）は、この出力信号ｄヲ受
けて、所定のスレッショルド以上のライン相関信号が存
在する場合、第２図（ｈ）に示すようなゲートパルスｈ
を発生する。ゲート回路（１１）はＦ記ゲートパルスｈ
によって動作し、ライン相関のない期間Ｔのみ、減算回
路（６）からの出力信号ｄがカットオフされる。その出
力信号ｆは第２図（ｆ）に示すように、ライン相関のな
い期間Ｔ以外においてノイズ成分を有し、ゲート回路（
１１）の通過で平均化されてノイズ成分の抽出された信
号となる。

上記出力信号ｆは減算回路（１３）において原信号ａの
減算が行なわ机、第２図（ｇ）に示すような信号ｇが出
力端子（１０）に生起される。この出力信号ｇは、ライ
ン相関のない期間Ｔにおいてノイズ成分を有しているけ
れども、テレビジョン信号の大部分のように、ライン相
関のある期間においてノイズ成分が除去されているから
、これによって、ライン相関がある場合、出力波形の劣
化が少なくなり、画質を劣化させることなく、Ｓ／Ｎを
改善することができる。

また、入力端子（１）に印加された原信号ａを切り換え
る切換回路を従来のように必要とせず、さらに、減算器
（１３）の切換回路も必要としないから、その回路構成
が複雑である。

さらに、記録時にプリエンファシスをかけないから、Ｖ
　ＨＳ　（Ｖｉｄｅｏ　）ｔｏｍｅ　Ｓｙｓｔｅｍ　）
方式のフォーマット上、他のたとえばベータフォーマッ
ト方式との制約を受けず、フォーマットの規格化や互換
性に何ら制約を受けない。

なお、上記実施例では、ゲート回路（１１）を係数回路
（７）の出力段に接続したけれども、他の回路に接続し
てもよく、また、ライン相関信号の検出を減算回路（６
）の出力信号ｄによって行なっているけれども、その検
出も減算回路（６）の出力信号ｄに限定されるもので１
才ない。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、ライン相関信号の検
出により、入力信号からの減算をその期間カットオフす
るように構成したから、再生側のみの動作で信号の劣化
が少なくなり、従来のように記録側で補正することが不
要となり、回路構成を簡単にすることができ、フォーマ
ットの規格に影響されないで互換性に優れた映像信号記
録再生装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による映像信号記録再生装置の実施例
を示すブロック図、第２図は第１図の動作を説明するた
めの波形図、第３図は従来の映像信号記録再生装置を示
すブロック図、第４図は第３図の動作を説明するための
波形図である。 （１）・・・映像信号入力端子、（２）・・・加算回路
、（３）・・・ＩＨ遅延回路、（４）・・・第１の係数
器、（５）・・・第２の係数器、（６）・・・減算回路
、（７）・・・第３の係数器、（１０）・・・信号出力
端子、（目）・・・ゲート回路、（１２）・・・ゲート
パルス発生回路、（１３）・・・減算回路。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）プリエンフアシス回路を通した映像信号を周波数
   変調して得た被変調波を記録媒体に記録し、この記録媒
   体から再生した被変調波を周波数復調したのち、デイエ
   ンフアシス回路を通して再生信号を得る記録再生装置に
   おいて、上記デイエンフアシス回路は映像信号の高域成
   分が低域成分に比較して相対的にレベル減衰させる構成
   であつて、ライン相関のない期間において上記第デイエ
   ンフアシス回路の動作を停止させることを特徴とする映
   像信号記録再生装置。