JPS6255288B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6255288B2 JPS6255288B2 JP13949782A JP13949782A JPS6255288B2 JP S6255288 B2 JPS6255288 B2 JP S6255288B2 JP 13949782 A JP13949782 A JP 13949782A JP 13949782 A JP13949782 A JP 13949782A JP S6255288 B2 JPS6255288 B2 JP S6255288B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- series capacitor
- series
- voltage
- secondary coils
- discharge device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 46
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 10
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はき電線用直列コンデンサ設備に関す
る。
る。
電車のき電線に電圧を投入する場合、電源トラ
ンスの単相2次回路にオートトランスを接続し、
このオートトランスの2次電圧をき電線に投入す
るようにしたものが現今使用されている。この場
合電源トランスのリアクタンスを補償(キヤンセ
ル)し、電圧降下を軽減させるために電源トラン
スの2次回路に直列コンデンサを接続するように
している。
ンスの単相2次回路にオートトランスを接続し、
このオートトランスの2次電圧をき電線に投入す
るようにしたものが現今使用されている。この場
合電源トランスのリアクタンスを補償(キヤンセ
ル)し、電圧降下を軽減させるために電源トラン
スの2次回路に直列コンデンサを接続するように
している。
第1図はそのための回路構成を示し、1は電源
トランス、2はオートトランス、3はトロリー
線、4はフイーダ線、5は電車である。そして前
述のように電源トランス1の2次回路に直列コン
デンサ6を接続する。なお7はリアクトル8、抵
抗9からなる分数調波抑制回路、10は開閉器1
1、リアクトル12からなるバイパス回路(直列
コンデンサ6を人為的に短絡するときに使用す
る。)、13は保護用の放電装置であり、これらは
直列コンデンサ6に並列に接続されている。
トランス、2はオートトランス、3はトロリー
線、4はフイーダ線、5は電車である。そして前
述のように電源トランス1の2次回路に直列コン
デンサ6を接続する。なお7はリアクトル8、抵
抗9からなる分数調波抑制回路、10は開閉器1
1、リアクトル12からなるバイパス回路(直列
コンデンサ6を人為的に短絡するときに使用す
る。)、13は保護用の放電装置であり、これらは
直列コンデンサ6に並列に接続されている。
ところでこのような構成において、たとえば電
源トランス1の1次電圧を275KVとするとき、そ
の2次電圧を44KV又は60KVとするようにしてい
る。そのため直列コンデンサ6を含む変電所の変
圧器2次側の機器は、その対地絶縁電圧を40KV
は60KVとする必要がある。このような高絶縁と
するために必然的にこれらの機器が高価格とな
る。
源トランス1の1次電圧を275KVとするとき、そ
の2次電圧を44KV又は60KVとするようにしてい
る。そのため直列コンデンサ6を含む変電所の変
圧器2次側の機器は、その対地絶縁電圧を40KV
は60KVとする必要がある。このような高絶縁と
するために必然的にこれらの機器が高価格とな
る。
この発明はき電線用の直列コンデンサを、その
対地絶縁電圧が充分低くなるように構成すること
を目的とする。
対地絶縁電圧が充分低くなるように構成すること
を目的とする。
この発明の実施例を第2図によつて説明する。
なお第1図と同じ符号を附した部分は同一又は対
応する部分を示す。図示する実施例では、電源ト
ランス1の2次コイルを分割して2次コイル1
A,1Bを設け、その各一方の端部間にオートト
ランス2を接続するとともに、他方の各端部に直
列コンデンサ6A,6Bを接続する。両直列コン
デンサの合成容量は第1図の直列コンデンサ6の
容量に対応する。すなわち直列コンデンサ6を分
割して、2個の等容量の直列コンデンサ6A,6
Bとしているのである。このように直列コンデン
サ6を分割した等容量の直列コンデンサ6A,6
Bを使用することによつて、両2次コイル1A,
1Bの回路が平衡するようになる。両直列コンデ
ンサ6A,6Bは放電装置14を介して接地さ
れ、あるいは放電装置14を介さずレール16に
保護線17を介して接続されるようになつてい
る。分数調波抑制回路7、バイパス回路10、放
電装置14等の保護装置のうち、放電装置以外の
回路すなわち分数調波抑制回路7、バイパス回路
10は、2次コイル1A,1Bの、直列コンデン
サ6A,6Bが接続される端部間に接続される。
又各直列コンデンサ6A,6Bにそれぞれ保護装
置13A,13Bに接続される。
なお第1図と同じ符号を附した部分は同一又は対
応する部分を示す。図示する実施例では、電源ト
ランス1の2次コイルを分割して2次コイル1
A,1Bを設け、その各一方の端部間にオートト
ランス2を接続するとともに、他方の各端部に直
列コンデンサ6A,6Bを接続する。両直列コン
デンサの合成容量は第1図の直列コンデンサ6の
容量に対応する。すなわち直列コンデンサ6を分
割して、2個の等容量の直列コンデンサ6A,6
Bとしているのである。このように直列コンデン
サ6を分割した等容量の直列コンデンサ6A,6
Bを使用することによつて、両2次コイル1A,
1Bの回路が平衡するようになる。両直列コンデ
ンサ6A,6Bは放電装置14を介して接地さ
れ、あるいは放電装置14を介さずレール16に
保護線17を介して接続されるようになつてい
る。分数調波抑制回路7、バイパス回路10、放
電装置14等の保護装置のうち、放電装置以外の
回路すなわち分数調波抑制回路7、バイパス回路
10は、2次コイル1A,1Bの、直列コンデン
サ6A,6Bが接続される端部間に接続される。
又各直列コンデンサ6A,6Bにそれぞれ保護装
置13A,13Bに接続される。
上記の構成によれば、直列コンデンサ6A,6
Bの対地絶縁電圧は両直列コンデンサ6A,6B
と大地との間に接続されてある放電装置14の放
電開始電圧、あるいはレール16の電位によつて
決定される。すなわち直列コンデンサ6A,6B
の大地に対する電圧が放電装置14の放電開始電
圧以上となれば、放電装置14が放電するように
なる。したがつて直列コンデンサ6A,6Bの対
地電圧は直列コンデンサ6A,6Bの端子電圧と
放電装置14の放電開始電圧(あるいはレール1
6の電位)を加えた値以上とはならない。ここで
放電装置14の放電開始電圧を充分低く設定する
かあるいはレール16に保護線17を介して接続
することによつて、直列コンデンサ6A,6Bの
対地絶縁電圧を第1図の構成に比較して充分低く
することができるようになる。このように対地絶
縁電圧が低くてよいことはこの種直列コンデンサ
設備を低価格かつ小型に製作することができるよ
うになるのである。
Bの対地絶縁電圧は両直列コンデンサ6A,6B
と大地との間に接続されてある放電装置14の放
電開始電圧、あるいはレール16の電位によつて
決定される。すなわち直列コンデンサ6A,6B
の大地に対する電圧が放電装置14の放電開始電
圧以上となれば、放電装置14が放電するように
なる。したがつて直列コンデンサ6A,6Bの対
地電圧は直列コンデンサ6A,6Bの端子電圧と
放電装置14の放電開始電圧(あるいはレール1
6の電位)を加えた値以上とはならない。ここで
放電装置14の放電開始電圧を充分低く設定する
かあるいはレール16に保護線17を介して接続
することによつて、直列コンデンサ6A,6Bの
対地絶縁電圧を第1図の構成に比較して充分低く
することができるようになる。このように対地絶
縁電圧が低くてよいことはこの種直列コンデンサ
設備を低価格かつ小型に製作することができるよ
うになるのである。
具体的には、電源トランス1の1次電圧を
275KV、2次電圧を44KV(したがつて各2次コ
イル1A,1Bの誘起電圧はそれぞれ22KV)と
した場合、各直列コンデンサ6A,6Bの端子電
圧は約2KVであり、このような仕様においては放
電装置14の放電開始電圧は約15KVでよい。す
なわち電源トランス1の2次電圧より充分低い電
圧でよいことになる。この例で言えば各直列コン
デンサ6A,6Bの対地絶縁電圧は6KV程度、高
くても10KV程度でよいことになる。この例から
しても第1図の構成に比較すれば、直列コンデン
サの対地絶縁階級を充分低くすることができるこ
とが理解されよう。
275KV、2次電圧を44KV(したがつて各2次コ
イル1A,1Bの誘起電圧はそれぞれ22KV)と
した場合、各直列コンデンサ6A,6Bの端子電
圧は約2KVであり、このような仕様においては放
電装置14の放電開始電圧は約15KVでよい。す
なわち電源トランス1の2次電圧より充分低い電
圧でよいことになる。この例で言えば各直列コン
デンサ6A,6Bの対地絶縁電圧は6KV程度、高
くても10KV程度でよいことになる。この例から
しても第1図の構成に比較すれば、直列コンデン
サの対地絶縁階級を充分低くすることができるこ
とが理解されよう。
なお、コンデンサの対地絶縁階級を低くするた
めに電源トランス1の中点を放電装置14を介し
て接地あるいは直接レール16に接続する方式も
考えられるが、直列コンデンサをこの発明のよう
に分割せずに一方のみとすると、前記中点の電位
が移動して放電装置14が放電し、あるいはレー
ル1を介して環流電流が流れ、運転不可能とな
る。これは第1図の回路についても同様であり、
これを防ぐためには直列コンデンサ6を分割して
電源トランス1の他端の高圧端子側にも接続しな
ければならず、これによれば、直列コンデンサ6
及び保護装置として高電圧のものが2系列必要と
なる不都合があり好ましくない。
めに電源トランス1の中点を放電装置14を介し
て接地あるいは直接レール16に接続する方式も
考えられるが、直列コンデンサをこの発明のよう
に分割せずに一方のみとすると、前記中点の電位
が移動して放電装置14が放電し、あるいはレー
ル1を介して環流電流が流れ、運転不可能とな
る。これは第1図の回路についても同様であり、
これを防ぐためには直列コンデンサ6を分割して
電源トランス1の他端の高圧端子側にも接続しな
ければならず、これによれば、直列コンデンサ6
及び保護装置として高電圧のものが2系列必要と
なる不都合があり好ましくない。
一方前記のように直列コンデンサを分割した場
合、保護装置は各直列コンデンサ6A,6Bにそ
れぞれ別個に接続することが必要である。この場
合図に示すように2次コイル1A,1Bの一方の
端部間に接続するようにすれば、1組の保護装置
を両直列コンデンサ6A,6Bに共用できるよう
になる。すなわち2組の直列コンデンサを設置し
ても、分数調波抑制装置7、バイパス回路10は
1組でよいことになり、したがつてこの種保護装
置を複雑化することはない。
合、保護装置は各直列コンデンサ6A,6Bにそ
れぞれ別個に接続することが必要である。この場
合図に示すように2次コイル1A,1Bの一方の
端部間に接続するようにすれば、1組の保護装置
を両直列コンデンサ6A,6Bに共用できるよう
になる。すなわち2組の直列コンデンサを設置し
ても、分数調波抑制装置7、バイパス回路10は
1組でよいことになり、したがつてこの種保護装
置を複雑化することはない。
以上詳述したようにこの発明によれば、き電線
に使用する直列コンデンサ設備において、その直
列コンデンサの対地絶縁階級を低くすることがで
き、したがつてこの種直列コンデンサを小型かつ
低価格で製作できるとともに、保護装置の複雑化
が併せて回避できるといつた効果を奏する。
に使用する直列コンデンサ設備において、その直
列コンデンサの対地絶縁階級を低くすることがで
き、したがつてこの種直列コンデンサを小型かつ
低価格で製作できるとともに、保護装置の複雑化
が併せて回避できるといつた効果を奏する。
第1図は従来例の回路図、第2図はこの発明の
実施例を示す回路図である。 1……電源トランス、1A,1B……2次コイ
ル、3……トロリー線、4……フイーダ線、5…
…電車、6A,6B……直列コンデンサ、7……
分数調波抑制回路、10……バイパス回路、14
……放電装置。
実施例を示す回路図である。 1……電源トランス、1A,1B……2次コイ
ル、3……トロリー線、4……フイーダ線、5…
…電車、6A,6B……直列コンデンサ、7……
分数調波抑制回路、10……バイパス回路、14
……放電装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電源トランスの2次コイルを2組とし、各2
次コイルの各一方の端部をトロリー線及びフイー
ダ線側に接続するとともに、前記各2次コイルの
各他方の端部にそれぞれ直列コンデンサの一端を
接続し、前記各直列コンデンサの他端を一括し
て、低電圧で放電を開始する放電装置を介して大
地にあるいは保護線を介してレールに接続してな
るき電線用直列コンデンサ装置。 2 電源トランスの2次コイルを2組とし、各2
次コイルの各一方の端部をトロリー線及びフイー
ダ線側に接続するとともに、前記各2次コイルの
各他方の端部にそれぞれ直列コンデンサの一端を
接続し、前記各直列コンデンサの他端を一括し
て、低電圧で放電を開始する放電装置を介して大
地にあるいは保護線を介してレールに接続してな
り、かつ前記2次コイルの各他方の端部間に、直
列コンデンサ保護のための保護回路を接続してな
るき電線用直列コンデンサ設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13949782A JPS5929411A (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | き電線用直列コンデンサ設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13949782A JPS5929411A (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | き電線用直列コンデンサ設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5929411A JPS5929411A (ja) | 1984-02-16 |
JPS6255288B2 true JPS6255288B2 (ja) | 1987-11-19 |
Family
ID=15246646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13949782A Granted JPS5929411A (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | き電線用直列コンデンサ設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5929411A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09147538A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-06 | Nec Shizuoka Ltd | フロッピィディスク |
-
1982
- 1982-08-11 JP JP13949782A patent/JPS5929411A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09147538A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-06 | Nec Shizuoka Ltd | フロッピィディスク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5929411A (ja) | 1984-02-16 |
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