JPS6253566B2 - - Google Patents

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JPS6253566B2
JPS6253566B2 JP54008726A JP872679A JPS6253566B2 JP S6253566 B2 JPS6253566 B2 JP S6253566B2 JP 54008726 A JP54008726 A JP 54008726A JP 872679 A JP872679 A JP 872679A JP S6253566 B2 JPS6253566 B2 JP S6253566B2
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JP
Japan
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heating
workpiece
irradiation
irradiation pattern
pattern
Prior art date
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JP54008726A
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English (en)
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JPS55103290A (en
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Hiromichi Kawasumi
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加熱ビームと被加工物とを相対移動
させながら加熱する加熱方法および装置に関す
る。
レーザビーム、電子ビームとか一般の赤外線ビ
ームなどの加熱ビームにより被加工物を加熱する
場合に、被加工物表面に生じるエネルギー分布と
加熱ビームとの関係をレーザビームを例に略述す
ると、第1図イないしチに示すようになる。すな
わちイ図はビーム1の焦点を絞つた場合で、深い
とけこみの溶接や切断に用いられるもので、ビー
ムスポツトは極めて小さく、パワー密度が高い。
被加工物2の表面のエネルギー分布は、ロ図に示
すように、断面は中心部の高い正規分布に近い形
状となる。ハ図は上述の場合よりビーム1のスポ
ツト径が大きい場合で、エネルギー分布はニ図に
示すように、上述の場合に類似しているが、幅が
広くなる。ホ図はビーム1を一方向に振動させた
場合で、ヘ図に示すように、振動方向に直角な断
面ではほぼ正規分布に近い形状で、これが振動方
向に延在した形状となる。ト図に示すものはビー
ム1を直角な2方向に振動させ、低密度で高速熱
処理を行なうもので、矩形の照射パターンが得ら
れる。エネルギー分布はチ図に示すように全面が
ほぼ一様なエネルギー分布となる。
上述した様に、光束断面が円形のレーザビーム
1を線状に移動させて加熱した場合は、中心部は
両側部に対して著しく高温となり、均一な温度分
布が得られない不都合がある。また2方向にビー
ム1を振動させて面状に加熱する場合は、全加熱
面積に対しビーム1のスポツト径は少さいので、
上述の正規分布による影響が小さく、ほぼ均一な
温度分布が得られる。しかるに加熱処理能率の向
上や加熱面積の増大を計る場合には、被加工物2
を移動させて、加熱することが行なわれる。この
場合は上述の場合と異なり、均一な温度分布は得
られないのである。これについて詳述すると、第
2図は、鋼からなる被加工物2表面に、レーザビ
ーム6を照射してほぼ全面に均一なパワー密度を
もつた矩形の照射パターン7を形成させ、レーザ
ビーム6を矢印8方向に移動させながら加熱した
場合の、ある時点における温度分布を示すもので
ある。照射パターン7の移動により、これに被加
工物2が入つて来る側の照射パターン7の端部を
接近側端部9とし、被加工物2が照射パターン7
から出て行く側の端部を離間側端部10とする。
また両端部9,10の中央を通る中心線を縦中心
線Y、これと直角方向の中心線を横中心線Xとす
る。温度分布は横中心線Xに関してはほぼ対称
で、接近側端部9から離間側端部10に向つて
800℃,1000℃,1200℃と順次温度が高くなつて
行く。そして離間側端部10の中央部近傍Aが
1400℃以上で、最も高温になつていて、離間側端
部10から遠ざかるに従つて1200℃,1000℃,
800℃と順次温度が下つて行くのである。
上述したようにA部は最高温度となるので、例
えばA部から離れている部分が焼入れに適した温
度に達したときは、A部は溶融する温度に達して
いるという大きな不都合がある。このためにレー
ザビームのような高速加熱焼入れに最適な加熱ビ
ーム6があつても、移動しながら行なう広い面積
の熱処理にこれを適用するには限界があつた。
本発明は、上述の事情にかんがみてなされたも
ので、加熱ビームと被加工物とを相対移動させな
がら加熱するとともに、加熱ビームの照射を制限
または欠除することにより作られた制御された照
射パターンで加熱することにより、被加工物の一
定領域内の温度分布を所望の分布にした加熱方法
およびこれを実施する装置である。
以下本発明の方法および装置の詳細を、図示の
実施例により説明する。
最初に本発明の装置につき説明し、その後その
作動とともに方法の一実施態様を説明する。
第1の実施例を第3図ないし第6図を参照して
説明する。本実施例は、加熱ビーム送出装置とし
ての連続レーザ発振装置11と、光学系12と、
制御部位形成体13と、移送機構14と受光体1
5などから構成されている。各部につき述べる
と、レーザ発振装置11はレーザビーム18を送
出する。これを受ける光学系12は、セグメント
ミラーなどを内蔵して、これによりレーザビーム
18をビーム断面が矩形である矩形レーザビーム
19として送出する矩形パターン形成装置20
と、この矩形レーザビーム19の光路19aを直
角に曲げる反射鏡21と、この直角に曲げられた
レーザビーム22を集束する集束レンズ23とか
ら構成されている。そしてこの光学系12はレー
ザビーム18を矩形断面の矩形レーザビーム19
に変換し、被加工物2の上に矩形の照射パターン
7aを形成する。制御部位形成体13は、上記の
反射鏡21に第4図に示す切欠き24を設けて構
成されていて、この反射鏡21に入射したレーザ
ビーム19の一部は切欠き24を通り光路19a
外に出る。移送機構14は、被加工物2を載置す
る移送テーブル25と、これに送りを与える駆動
機構(図示しない)例えばパルスモータ、送りね
じ、ナツトなどからなる機構とから構成されてい
る。これは加熱に際し適宜な速度で被加工物2を
移送する。受光体15は切欠き24を通つて入射
した一部のレーザビーム19を用いて発振状態を
検出するモニターとなつている。
次に本実施例の作動および本発明方法の実施態
様を説明する。
移送テーブル25が矢印26の方向に移動する
ことにより被加工物2が所定の位置に達すると、
レーザ発振装置11が作動し、レーザビーム18
が送出される。これは矩形パターン形成装置20
により、ビーム断面が矩形の矩形レーザビーム1
9に変えられて反射鏡21に入る。ここで切欠き
24により、その一部は反射しないで通過し、受
光体15に入る。一部欠除された矩形レーザビー
ム19は方向を直角に曲げられ、集束レンズ23
により被加工物2の加熱されるべき領域に第5
図、第6図に示す矩形の照射パターン7aを形成
する。これは上述の切欠き24により照射ビーム
の一部が欠除され、照射パターン7aの離間側端
部10に矩形の非照射部、すなわち制御部位28
が形成されている。これは被加工物2の被照射時
間を局部的に制御するもので、制御部位28を設
けることにより制御された照射パターン7aが形
成されるのである。このような照射パターン7a
の下を被加工物2は移動し、加熱される。上述の
制御された照射パターン7aによる加熱状態を第
6図により説明する。これは第2図で説明したも
のと同様な被加工物2を自冷焼入れする場合のも
のである。第2図と同一部分には同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。制御された照射パター
ン7aに対し、被加工物2は矢印26の方向に移
送されている。照射パターン7aの離間側端部1
0の中央部に、矩形状に切欠かれた部分は制御部
位28で、上述の切欠き24により照射が欠除さ
れて形成された部分である。照射パターン7a内
の温度分布は、第2図に示した場合に比べ、全体
として離間側端部10の方に寄つていて、最高温
度は溶融点以下で低く抑えられている。すなわち
被加工物2は順次接近側端部9から照射パターン
7a内に入つて行き、次第に高温になるが、従来
は溶融点以上に達していた部分Aは、溶融温度に
達する前に、制御部位28に入り、照射されなく
なるため、昇温が抑えられて溶け込み状態になら
ない中に照射パターン7aから離間して行くため
である。従つて被加工物2内に、溶融温度にある
部分のような大きな熱エネルギーをもつた部分が
ないため、離間後の冷却速度も従来のものに比べ
速くなり、温度分布も均一となる。
第7図ないし第9図は、本発明の装置の第2の
実施例を示す。本実施例は、詳細は後述するが反
射鏡31,32の振動により矩形の照射パターン
7aを得て、レンズを使用せずに固定曲面反射鏡
21aにより被加工物2にレーザビーム18aを
集束している点と、制御部位形成体13とが第1
の実施例と相違していて他は同様である。すなわ
ち、光束断面が円形なレーザビーム18aは、互
に直角な方向に振動する第1反射鏡31および第
2反射鏡32に順次入射し、反射して、第1反射
鏡31に入射した方向と平行な方向にレーザビー
ム19bとなつて出て行く。この光路上には凹面
をもつた固定曲面反射鏡21aが設けられてい
て、光路はこれにより直角に曲げられ、被加工物
2上に集束し、2方向の振動により矩形の照射パ
ターン7a(第8図参照)を形成する。以上が光
学系12の説明である。上記の固定曲面反射鏡2
1aには、第1の実施例の反射鏡21の切欠24
に相当する部位に、制御部位形成体13として第
9図に示すように、他の部分より反射率の低い低
反射部24aが設けられていて、これにより矩形
の照射パターン7aに照射の一部制限により矩形
状の制御部位28aが形成される。
次に第3の実施例につき第10図および第11
図を参照して説明する。本実施例の装置は、光束
断面形状が円形のレーザビームを使用した場合の
例で、線状に移動して加熱し、被加工物上の熱エ
ネルギー分布が、第1図ヘのようになる場合に中
心部の温度を制御するのに有効である。第10図
において、レーザビーム18bは、固定反射鏡2
1bにより直角に光路が曲げられ、集束レンズ2
3により被加工物2上に集束され、第11図に示
す円形の照射パターン7bを形成する。反射鏡2
1bには、制御部位形成体13として第1の実施
例と同様な切欠き24bが設けられていて、照射
パターン7bに制御部位28bが形成されてい
る。これにより中心部の温度が低く保たれる。
第12図および第13図は第4の実施例の装置
の一部を示すもので、装置としては第3の実施例
の制御部位形成体13が相違するのみで他は同様
である。すなわち第12図に示すように反射鏡2
1bの中心に透孔24cが貫通していて、第13
図に示すように、円形照射パターンの中心に制御
部位28cが設けられた照射パターン7cが形成
される。
以上詳述したように、本発明の加熱方法は、加
熱ビームと被加工物とを相対移動させながら加熱
するとともに、照射の一部を制限または欠除する
ことにより制御された照射パターンを形成し、こ
れにより加熱するように構成したので、被加工物
の最高温度、温度分布が適宜制御されるので、加
熱面積の増大、移送の高速化ができる結果、加熱
能率を著しく向上させることができる。また最高
温度の制御により被加工物の熱的悪影響も防止さ
れる。さらにまた、直接被加工物に接触して温度
制御するのと異り、無接触で制御するので、高温
における温度制御においても何ら不都合を生じな
いなどのすぐれた効果を奏するものである。
なお、第1および第2の実施例におけるよう
に、照射パターンを矩形に形成して加熱する場合
は、被加工物の照射に対する条件をほぼ一様にで
きるので、本発明方法の制御の効果は最もよく発
揮され、特に制御部位28を離間側端部10に設
けた場合は、この部位は温度が高くなる箇所に当
るので作用がもつとも顕著である。
次に本発明の装置の効果について述べると、制
御部位の形成を、加熱ビームの送出装置とは別個
に設けた制御部位形成体により行なうので、これ
を交換することにより制御部位の形状、位置を変
えることが容易であり、実用上すぐれた効果を奏
するものである。また各実施例におけるように反
射鏡に制御部位形成体を設けたものは、特に交換
が容易である。さらにまた第1および第3の実施
例におけるように、反射鏡に設けた切欠きで制御
部位形成体を構成したものは、製作が容易で、し
かも熱的損傷を受けることが少なく、これを通る
加熱ビームをモニターなど別途有効に利用でき
る。さらにまた第2の実施例におけるように、反
射鏡の反射率を一部低下させて制御部位形成体を
構成したものはわずかな制御を行なう場合に有効
である。
なお本実施例においては、加熱ビームとしてレ
ーザビームにつき記載したが、電子ビーム、一般
の赤外線など加熱に利用されるビームならよく、
また鋼の加熱につき記載したが、被加工物を移動
しながら加熱乾燥する場合でもよく、制御部位形
成体は反射鏡以外の光学系中に設けてもよい。
さらにまた照射パターンの矩形とは、正方形、
矩形の角部を切欠したものなど矩形と実用上同様
の作用効果を奏する形状を含むものである。さら
にまた制御部位形成体はフイルター、遮光体など
により構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図イないしチはレーザビームによつて被加
工物表面に生じるエネルギー分布を説明する斜視
図、第2図は被加工物と加熱ビームとを相対移動
しながら加熱した場合の温度分布説明図、第3図
は本発明装置の第1の実施例の構成図、第4図は
同じく第1の実施例の要部正面図、第5図は同じ
く第1の実施例における照射パターン説明斜視
図、第6図は同じく第1の実施例による加熱の温
度分布説明図、第7図は同じく第2の実施例の装
置の要部構成図、第8図は同じく第2の実施例の
照射パターン説明図、第9図は同じく第2の実施
例の要部正面図、第10図は同じく第3の実施例
の装置の要部構成図、第11図は同じく第3の実
施例の照射パターン説明図、第12図は同じく第
4の実施例の照射パターン説明図、第13図は同
じく第4の実施例の要部正面図である。 2……被加工物、7a,7b,7c……照射パ
ターン、11……加熱ビーム送出装置、12……
光学系、13……制御部位形成体、14……移動
機構、18,18a,18c……加熱ビーム、2
1,21a,21b……反射鏡、24,24b…
…切欠き。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被加工物を加熱ビームに対し相対移動させて
    上記被加工物の一定領域を上記加熱ビームにより
    加熱する加熱方法において、上記加熱ビームが上
    記被加工物上に形成する照射パターンは上記加熱
    ビームの照射の1部を制限または欠除することに
    より制御された照射パターンを作りこの制御され
    た照射パターンにより上記被加工物の上記一定領
    域の温度を制御することを特徴とする加熱方法。 2 特許請求の範囲第1項に記載の加熱方法にお
    いて、照射パターンは矩形であることを特徴とす
    る加熱方法。 3 特許請求の範囲第1項に記載の加熱方法にお
    いて、加熱ビームはレーザビームであることを特
    徴とする加熱方法。 4 特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の加熱方法において、照射を制限または
    欠除された制御部位は相対移動の方向と直角な方
    向に対し照射パターンの中央部に設けられている
    ことを特徴とする加熱方法。 5 特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の加熱方法において、照射を制限または
    欠除された制御部位は照射パターンと被加工物と
    が相対移動により離間する側の上記照射パターン
    端部近傍に設けられていることを特徴とする加熱
    方法。 6 加熱ビーム送出装置と、上記加熱ビーム送出
    装置から送出される加熱ビームを被加工物上に導
    き上記被加工物を加熱する照射パターンを形成す
    る光学系と、上記加熱ビームの光路中に設けられ
    上記加熱ビームの一部を制限または欠除する制御
    部位形成体と、上記被加工物および上記照射パタ
    ーンの少なくともいずれか一方を移動させる移動
    機構とを具備したことを特徴とする加熱装置。 7 特許請求の範囲第6項に記載の加熱装置にお
    いて、加熱ビーム送出装置はレーザ発振装置であ
    ることを特徴とする加熱装置。 8 特許請求の範囲第7項に記載の加熱装置にお
    いて、制御部位形成体は光学系の反射鏡にレーザ
    ビームを通す切欠きを設けて構成されていること
    を特徴とする加熱装置。
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