JPS6252757B2 - - Google Patents

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JPS6252757B2
JPS6252757B2 JP2564379A JP2564379A JPS6252757B2 JP S6252757 B2 JPS6252757 B2 JP S6252757B2 JP 2564379 A JP2564379 A JP 2564379A JP 2564379 A JP2564379 A JP 2564379A JP S6252757 B2 JPS6252757 B2 JP S6252757B2
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Japan
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general formula
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JP2564379A
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Hiroshi Kodama
Masao Nakabayashi
Yoshifumi Nakajima
Takashi Nagai
Mikio Kawabata
Isao Myokan
Tetsuya Kajita
Masaaki Shibata
Kyoshi Goda
Takashi Sano
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Toyama Chemical Co Ltd
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Toyama Chemical Co Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式 〔式中、R1およびR2は同一もしくは異なつて
水素原子、ハロゲン原子もしくはシアノ基で置換
されていてもよいアルキル基、ホルミル基、ハロ
ゲン原子またはカルボキシルもしくは低級アルキ
ルアミノ基で置換されていてもよいアルキルカル
ボニル基、アルケニルカルボニル基、低級アルキ
ルアミノチオカルボニル基またはアリール基を;
R3およびR4は同一もしくは異なつて水素原子、
カルボキシル基、アルキル基またはアリール基
を;R5はアルキル基を;Aは酸素原子または硫
黄原子を;mは0,1または2を;およびnは2
または3を表わす。〕 で表わされる新規なホスホリン型化合物およびそ
の製造法並びにそれらを含有する抗腫瘍剤に関す
る。 本発明者等は、長年、抗腫瘍効果を有する物質
を見出すべく鋭意研究した結果、一般式〔〕で
表わされる全く新規なホスホリルコリン型化合物
が、生体内での不活化、殺細胞効果の低下をきた
すことなく、より強い抗腫瘍作用を発揮し、ま
た、免疫賦活作用をも発揮するという有用な性質
を有することを見出し本発明を完成するに至つ
た。 これら一般式〔〕で表わされる本発明化合物
について詳述する。 R1およびR2におけるアルキル基としては、た
とえば、C1-22アルキル基を、アルキルカルボニ
ル基としては、たとえば、C1-22アルキルカルボ
ニル基を、アルケニルカルボニル基としては、た
とえば、二重結合を2つ以上有してもよいC2-22
アルケニルカルボニル基を、アリール基として
は、たとえば、フエニルまたはナフチル基を、
R3およびR4におけるアルキル基としては、たと
えば、C1-22アルキル基を、アリール基として
は、たとえば、フエニルまたはナフチル基を挙げ
ることができる。R5におけるアルキル基として
は、たとえば、C1-7アルキル基を挙げることが
できる。 本発明化合物中、R1またはR2のいずれか一方
が炭素原子を14−20個有する基で、他方が炭素原
子を1−7個有する基、または水素原子である場
合が好ましく、更に好ましくはR1またはR5のい
ずれか一方がC14-20アルキル基である場合、他方
が水素原子、C1-7アルキル基またはC1-7アルキ
ルカルボニル基である場合が好ましく、さらに、
加わうるにm=0およびR5がメチルまたはエチ
ル基である場合が好ましい。 つぎに本発明化合物の製造法について述べる。 一般式〔〕で表わされる本発明化合物は、次
に示す方法(製造法−1)により製造することが
でき、更に製造法−2に記載した方法でも製造す
ることができる。また、一般式〔〕で表わされ
る化合物の塩は常法により製造することができ
る。これらの塩としてはたとえば、−O−
CH2CH2N(R53基とヒドロキシル基またはハロ
ゲンイオン(Br-またはC1-等)とから成る第4
級アンモニウム塩、さらにたとえば
【式】基とMn+(Mn+はたとえば、C2+ ,Z2+ またはM2+ 等の金属原子イオンを
表わ
す)とから成る
【式】型の塩または一般 式〔〕で表わされる化合物がカルボキシル基等
の塩を形成できる基を有する場合、ナトリウム、
カリウム、カルシウム、マグネシウムもしくは亜
鉛等の金属原子のイオンとの塩またはトリエチル
アミン等の有機塩基との塩が挙げられる。また、
一般式〔〕で表わされる本発明化合物は、水和
物としても得ることができる。 (上記式中、R1,R2,R3,R4,R5,A,mお
よびnは前記した意味を有し、Y1およびY2はハ
ロゲン原子を表わす。) 本発明の製造方法を更に詳記する。 まず、本発明を実施するに当たり、原料となる
一般式〔〕で表わされる化合物は、自体公知の
方法により製造されるが、たとえば、m=0の場
合、エタノールアミン、N−メチルエタノールア
ミン、チオエタノールアミン、N−フエニルエタ
ノールアミン、セリン、システインもしくはN−
セチルエタノールアミンまたはそれらの置換体、
m=1の場合、プロパノールアミンもしくはチオ
プロパノールアミン、またはそれらの置換体、m
=2の場合、ブタノールアミンまたはその置換体
等の化合物等を原料にして製造される。 次いで製造法−1および製造法−2では一般式
〔〕で表わされる化合物に、有機塩基(たとえ
ばトリエチルアミンまたはピリジン等)の脱ハロ
ゲン化水素剤の存在下もしくは不存在下に、一般
式〔〕で表わされる化合物または一般式〔〕
で表わされる化合物をそれぞれ反応させて、一般
式〔〕で表わされる化合物または一般式〔〕
で表わされる化合物を得る。 用いられる一般式〔〕で表わされる代表的化
合物としては、たとえば、β−ブロモエチルジク
ロロホスフエート、β−クロロエチルジクロロホ
スフエートまたは2−クロロプロピルジクロロホ
スフエート(たとえば、2−クロロ−4−メチル
−1,3,2−ジオキサホスホランと塩素を反応
させて合成される)等が挙げられ、また、一般式
〔〕で表わされる代表的化合物としては、例え
ば、2−クロロ−1,3,2−ジオキサホスホラ
ン−2−オキサイド、2−クロロ−4−メチル−
1,3,2−ジオキサホスホラン−2−オキサイ
ドまたは2−クロロ−4−クロロメチル−1,
3,2−ジオキサホスホラン−2−オキサイド等
が挙げられる。これらの反応では特に溶媒を使用
する必要はないが、溶媒を使用する場合は反応に
関与しないもの、たとえばn−ヘキサンもしくは
シクロヘキサン等の炭化水素類、塩化メチレン、
クロロホルム、ジクロルエタンもしくは1,1,
2−トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンもしく
は、トリクロロベンゼン等のハロゲン置換されて
いてもよい芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサンもしく
はテトラヒドロフラン等のエーテル類、アセトン
もしくはメチルエチルケトン等のケトン類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド等ま
たはこれらの二種以上の混合溶媒を用いてもよ
い。製造法−1においては、この様にして得られ
た一般式〔〕で表わされる化合物を、水の存在
下に氷冷下もしくは常温下で加水分解させ、一般
式〔〕で表わされる化合物を得、更に、この物
質を常圧もしくは加圧下で一般式〔〕で表わさ
れるアミン類と反応させて、一般式〔〕で表わ
される化合物を得る。次いで炭酸銀もしくは酢酸
銀等の重金属塩を用いて、脱ハロゲン化水素反応
を行なつて目的とする一般式〔〕で表わされる
化合物を得る。 また、製造法−2においては、一般式〔〕で
表わされる化合物と、一般式〔〕で表わされる
アミン類を上記の製造法−1と同様に常圧もしく
は加圧下で反応させて目的とする一般式〔〕で
表わされる化合物を得る。そして、製造法−1お
よび製造法−2におけるコリン化反応では、特に
溶媒を使用する必要はないが、使用する場合は反
応に関与せず、原料化合物(一般式〔〕および
〔〕で表わされる化合物)は溶解するが反応生
成物(一般式〔〕および〔〕で表わされる化
合物)であるアンモニウム化合物は溶解しにくい
溶媒、たとえばアセトン、メチルエチルケトンも
しくはメチル−n−プロピルケトン等のケトン
類、ベンゼンもしくはトルエン等の芳香族炭化水
素類またはジエチルエーテル、ジオキサンもしく
はテトラヒドロフラン等のエーテル類等の使用が
好ましい。また、これらのコリン化反応は、常温
から150℃までの反応温度で加圧下に行なうのが
好ましく、更に一般式〔〕で表わされる化合物
がたとえばトリメチルアミン等の如く常温で気体
である場合は、その取り扱いが困難なので塩酸等
との鉱酸塩として使用し、トリエチルアミン等の
有機塩基による塩交換で目的とするアンモニウム
化合物と反応させて目的物を得ることもできる。 尚、本発明方法を実施するに当つて、原料が反
応に無関係な箇所に活性基、たとえばアミノ基、
カルボキシル基もしくはヒドロキシル基等を有す
る場合は、反応を行なう前に当該分野で常用され
る保護基で該活性基を保護しておき、反応終了
後、常套手段により保護基を脱離することができ
る。 次に本発明における代表的化合物の抗腫瘍効果
および免疫賦活効果について詳説する。 (A) イン・ビトロ(in vitro)における試験 主な本発明化合物の抗腫瘍作用(癌細胞傷害
試験)および最小発育阻止濃度(MIC)につい
て検討した。 (イ) 癌細胞傷害試験(CIR) 試験方法 エールリツヒ腹水癌細胞および洗浄懸濁液
を種々の濃度の被検薬剤溶液と混合し、37℃
で1時間振盪させ、癌細胞が破壊されること
によつて細胞内容物が溶出するので、その反
応液の遠沈上清について260mμにおける吸
光度を測定し、破壊の程度を知るという方法
により試験した。尚、完全に癌細胞を破壊し
その内容物を溶出させることで知られている
塩化第二水銀125μg/ml生理食塩水溶液
を、被検薬剤溶液と同様に処理し、得られた
吸光度の増加分を100%とし、被検薬剤溶液
の癌細胞傷害作用の50%の傷害の場合の被検
薬剤の濃度をもつて癌細胞傷害作用の程度の
指標とした。 試験結果を表−1に示す。 (ロ) 細胞最小発育阻止濃度(MIC) 試験方法 ヒーラ(Hela)S3株およびエールリツヒ
腹水癌細胞を各々2×104個/mlを用いて次
の条件で、被検薬剤の抗腫瘍効果を測定し
た。 (i) 培養液 イーグル(Eagie′s)MEM+20
%牛胎児血清 (ii) マイクロプレート法 (microplate
assay) 1000μg/mlより12段階希釈 (iii) 培養時間 120時間 (iv) 判定 Giemsa染色 50%以上細胞増殖が抑制され
た薬剤濃度とする(MIC) 試験結果を表−2に示す。 (B) イン・ビボ(in vivo)における試験 動物移植癌における治療実験をエーテルリツ
ヒ腹水癌およびザルコーマ180を用いて行なつ
た。 (イ) エールリツヒ腹水癌に対する効果 試験方法 エールリツヒ腹水癌細胞1×106個をddN
系雄性マウスの腹腔内に接種し、24時間後に
被検薬剤40mg/Kgを腹腔内に投与した、癌接
種後10日目に腹水癌細胞容積を測定した、コ
ントロール群の平均腹水癌細胞容積を100%
とし、これに対して被検薬剤投与群の平均腹
水癌細胞容積の割合を算定し、活性を次の如
く表示する。 T/C(%)100〜66%(−)40〜11%(+
+)65〜41%(+)10〜0%(++
+) 尚、※印を付してある被検薬剤は、7日間
連続投与した。 試験結果を表−3に示す。 (ロ) ザルコーマ180固型癌に対する効果 試験方法 ザルコーマ180癌細胞1×106個をddN系マ
ウス(体重18〜20g)の鼠蹊部に接種し、24
時間後より1日1回7日間腹腔内に連続投与
し、癌接種後14日目に腫瘍重量を測定した。 試験結果を表−4に示す。 (ハ) エールリツヒ腹水癌に対する前投与効果 試験方法 ddN系雄性マウス癌接種前1,4または7
日前に被検薬剤20または40mg/Kgを腹腔内に
1回投与しておき、次いでエールリツヒ腹水
癌1×106個を腹腔内に投与した、癌接種後
10日目に腹水癌細胞容積を測定した、コント
ロール群の平均腹水癌細胞容積を100%と
し、これに対して被検薬剤投与群の平均腹水
癌細胞容積の割合を算定し、活性を次の如く
表示する。 T/C(%)100〜66%(−)40〜11%(+
+)65〜41%(+)10〜0%(++
+) 試験結果を表−5に示す。 (C) 急性毒性試験 一群5匹のddyマウス(雄、4週齢)に、生
理食塩水に溶解させた被検化合物をそれぞれ腹
腔内に1回投与した。投与後7日目にマウスの
生死を判別し、LD50を算出した。試験結果を
表−6に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
〔薄層板:メルク社 アルミナ F−254(typeE)〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1およびR2は同一もしくは異なつて
    水素原子、ハロゲン原子もしくはシアノ基で置換
    されていてもよいアルキル基、ホルミル基、ハロ
    ゲン原子またはカルボキシルもしくは低級アルキ
    ルアミノ基で置換されていてもよいアルキルカル
    ボニル基、アルケニルカルボニル基、低級アルキ
    ルアミノチオカルボニル基またはアリール基;
    R3およびR4は同一もしくは異なつて水素原子、
    カルボキシル基、アルキル基またはアリール基
    を;R5はアルキル基を;Aは酸素原子または硫
    黄原子を;mは0,1または2を;およびnは2
    または3を表わす。〕 で表わされるホスホリルコリン型化合物およびそ
    れらの塩並びにそれらの水和物。 2 一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5およびnは前記
    した意味を有する。〕 で表わされる特許請求の範囲第1項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびそれらの塩並びにそれ
    らの水和物。 3 一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4およびR5は前記した
    意味を有する。〕 で表わされる特許請求の範囲第2項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびそれらの塩並びにそれ
    らの水和物。 4 一般式 〔式中、R1,R5およびmは前記した意味を有
    し、R7は水素原子またはハロゲン原子またはカ
    ルボキシルもしくはアルキルアミノ基で置換され
    ていてもよいアルキル基を表わす。〕 で表わされる特許請求の範囲第1項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびそれらの塩並びにそれ
    らの水和物。 5 式 で表わされる特許請求の範囲第4項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびその塩並びにそれらの
    水和物。 6 式 で表わされる特許請求の範囲第4項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびその塩並びにそれらの
    水和物。 7 式 で表わされる特許請求の範囲第4項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびその塩並びにそれらの
    水和物。 8 式 で表わされる特許請求の範囲第4項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびその塩並びにそれらの
    水和物。 9 式 で表わされる特許請求の範囲第4項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびその塩並びにそれらの
    水和物。 10 式 で表わされる特許請求の範囲第4項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびその塩並びにそれらの
    水和物。 11 式 で表わされる特許請求の範囲第3項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびその塩並びにそれらの
    水和物。 12 式 で表わされる特許請求の範囲第3項記載のホスホ
    リルコリン型化合物およびその塩並びにそれらの
    水和物。 13 (a) 一般式 〔式中、R1およびR2は同一もしくは異なつ
    て水素原子、ハロゲン原子もしくはシアノ基で
    置換されていてもよいアルキル基、ホルミル
    基、ハロゲン原子またはカルボキシルもしくは
    低級アルキルアミノ基で置換されていてもよい
    アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル
    基、低級アルキルアミノチオカルボニル基また
    はアリール基を;R3およびR4は同一もしくは
    異なつて水素原子、カルボキシル基、アルキル
    基またはアリール基を;Aは酸素原子または硫
    黄原子を;mは0,1または2を;およびnは
    2または3を表わす。〕 で表わされる化合物と、一般式 Y1(CH2)nOP(0)Y 〔〕 〔式中、Y1およびY2はハロゲン原子を、n
    は2または3を表わす。〕 で表わされる化合物を、脱ハロゲン化水素剤の
    存在下または不存在下に反応させ、一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4,A,Y1,Y2,m
    およびnは前記した意味を有する。〕 で表わされる化合物を得、ついで (b) 一般式〔〕で表わされる化合物を加水分解
    させて、一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4,A,Y1,mおよ
    びnは前記した意味を有する。〕 で表わされる化合物を得、さらに、 (c) 一般式〔〕で表わされる化合物と一般式 N(R53 〔〕 〔式中、R5はアルキル基を表わす。〕 で表わされるアミン類を反応させ、一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5A,Y1,mお
    よびnは前記した意味を有する。〕 で表わされる化合物を得、しかる後、 (d) 一般式〔〕で表わされる化合物を、脱ハロ
    ゲン化水素反応に付して、一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,A,mおよ
    びnは前記した意味を有する。〕 で表わされるホスホリルコリン型化合物および
    それらの塩並びにそれらの水和物の製造法。 14 (a) 一般式 〔式中、R1およびR2は同一もしくは異なつ
    て水素原子、ハロゲン原子もしくはシアノ基で
    置換されていてもよいアルキル基、ホルミル
    基、ハロゲン原子またはカルボキシルもしくは
    低級アルキルアミノ基で置換されていてもよい
    アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル
    基、低級アルキルアミノチオカルボニル基また
    はアリール基を;R3およびR4は同一もしくは
    異なつて水素原子、カルボキシル基、アルキル
    基またはアリール基を;Aは酸素原子または硫
    黄原子を;およびmは0,1または2を表わ
    す。〕 で表わされる化合物を、脱ハロゲン化水素剤の
    存在下または不存在下に、一般式 〔式中、Y1はハロゲン原子を;およびnは
    2または3を表わす。〕 で表わされる化合物を反応させ、一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4,A,mおよびn
    は前記した意味を有する。〕 で表わされる化合物を得、ついで (b) 一般式〔〕で表わされる化合物を、一般式 N(R53 〔〕 〔式中、R5はアルキル基を表わす。〕 で表わされるアミン類と反応させ、一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,A,mおよ
    びnは前記した意味を有する。〕で表わされる
    ホスホリルコリン型化合物およびそれらの塩並
    びにそれらの水和物の製造法。 15 一般式 〔式中、R1およびR2は同一もしくは異なつて
    水素原子、ハロゲン原子もしくはシアノ基で置換
    されていてもよいアルキル基、ホルミル基、ハロ
    ゲン原子またはカルボキシルもしくは低級アルキ
    ルアミノ基で置換されていてもよいアルキルカル
    ボニル基、アルケニルカルボニル基、低級アルキ
    ルアミノチオカルボニル基またはアリール基を;
    R3およびR4は同一もしくは異なつて水素原子、
    カルボキシル基、アルキル基またはアリール基
    を;R5はアルキル基を;Aは酸素原子または硫
    黄原子を;mは0,1または2を;およびnは2
    または3を表わす。〕 で表わされるホスホリルコリン型化合物もしくは
    それらの塩またはそれらの水和物を含有する抗腫
    瘍剤。 16 一般式 〔式中、m,R1,R2およびR5は前記した意味
    を有する。〕 で表わされる特許請求の範囲第15項記載のホス
    ホリルコリン型化合物もしくはそれらの塩または
    それらの水和物を含有する抗腫瘍剤。 17 一般式 〔式中、R1およびR2は前記した意味を有す
    る。〕 で表わされる特許請求の範囲第16項記載のホス
    ホリルコリン型化合物もしくはそれらの塩または
    それらの水和物を含有する抗腫瘍剤。 18 注射剤形態にある特許請求の範囲第15〜
    17項いずれかの項記載のホスホリルコリン型化
    合物もしくはそれらの塩またはそれらの水和物を
    含有する抗腫瘍剤。
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