JPS6251679B2 - - Google Patents

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JPS6251679B2
JPS6251679B2 JP54081313A JP8131379A JPS6251679B2 JP S6251679 B2 JPS6251679 B2 JP S6251679B2 JP 54081313 A JP54081313 A JP 54081313A JP 8131379 A JP8131379 A JP 8131379A JP S6251679 B2 JPS6251679 B2 JP S6251679B2
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JP
Japan
Prior art keywords
sludge
oil
polymer flocculant
solid content
deodorant
Prior art date
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Expired
Application number
JP54081313A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS567696A (en
Inventor
Asao Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP8131379A priority Critical patent/JPS567696A/ja
Publication of JPS567696A publication Critical patent/JPS567696A/ja
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  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は汚泥脱水剤、特に有機性汚泥の脱水
剤に関するものである。 下水、し尿の濃縮汚泥その他の有機性汚泥の脱
水剤として高分子凝集剤が使用されているが、こ
のような脱水剤により脱水した場合、汚泥の悪臭
はひどく、環境汚染の原因となるとともに、作業
性を悪くしていた。 この発明は従来の汚泥脱水剤の欠点を改善し、
脱水とともに汚泥の消臭を行うことのできる汚泥
脱水剤を提供することを目的とする。 この発明は有機性汚泥の脱水剤であつて、汚泥
の固形分を凝集させる粉末高分子凝集剤と、汚泥
の固形分に吸着されかつ凝集の際汚泥固形分に抱
きこまれた形でフロツクを形成する油性消臭剤
と、油性消臭剤を乳化させる界面活性剤とを10:
0.2〜2:0.01〜0.4の重量比で配合したことを特
徴とする汚泥脱水剤である。 汚泥を消臭するには汚泥の脱水前または脱水後
に消臭剤を汚泥に混合または散布する方法が考え
られるが、このうち脱水前の汚泥に消臭剤を加え
る方法は大量の汚泥を処理する必要があり効率が
悪く、また脱水操作により消臭効果が失われる場
合がある。また脱水後に消臭剤を散布する方法は
消臭剤が脱水汚泥と完全に混合しないため消臭効
果が期待できない。 一般に汚泥の臭気は汚泥全体に分散していると
考えられており、この考え方からすると、汚泥全
体を消臭しなければ完全な消臭を行うことができ
ない。従来、凝集剤と消臭剤を配合した水処理剤
が知られているが、消臭剤は水性のものが使用さ
れているため、これを汚泥脱水に使用すると、前
述の脱水前の汚泥に消臭剤を加える方法と同様
に、大量の消臭剤を必要とする。 本発明が汚泥の臭気について検討したところ、
汚泥の臭気成分は汚泥全体に分散しているが、大
部分が凝集によりフロツクに抱きこまれた形で固
形分側に移行することがわかつた。このため、本
発明では汚泥固形分に吸着されて、凝集の際汚泥
固形分に抱きこまれた形でフロツクを形成する油
性の消臭剤を配合することにより、消臭と脱水と
が同時に行えるとともに、脱水剤である高分子凝
集剤が汚泥の固形分を凝集する際、消臭剤を汚泥
固形分に均一に混入させることができ消臭効果を
上げることができる。 消臭剤としては水性のものと油性のものがある
が、水性のものは脱水に際して液側に移行し脱
水汚泥の消臭効果は少ない。これに対し油性のも
のは有機汚泥に対する親和性から汚泥固形分に吸
着されやすく、高分子凝集剤により汚泥固形分が
凝集される際、これに抱きこまれた形でフロツク
を形成し、脱水汚泥側に均一に混入した形で移行
し消臭効果を発揮する。また水性消臭剤は高分子
凝集剤と混合すると、水分のため、ポリマーがゲ
ル化するなど経時変化して有効成分が減少する
が、油性消臭剤にはこのようなことは起こらな
い。 このような油性の消臭剤としては、常温で液状
のものはそのまま使用できるが、固形のものはそ
のまま汚泥に添加しても分散せず、消臭効果が低
いから、予じめ溶媒に溶かしたものを汚泥に添加
する。この場合溶媒として油性のものを使用する
と汚泥固形分への吸着がよくなり、また油性の消
臭剤を溶媒として使用すると消臭効果の増大が期
待できる。 このような油性の消臭剤はそのまま汚泥に添加
しても分散しないため、これを界面活性剤ととも
に添加することにより汚泥中への分散を可能に
し、汚泥固形分に吸着しやすくする。これらの消
臭剤、界面活性剤は粉末高分子凝集剤に配合して
脱水剤とする。粉末高分子凝集剤は移送時あるい
は溶解時に発塵するが、消臭剤、界面活性剤を配
合することにより発塵は防止できる。 粉末高分子凝集剤としては通常有機汚泥の脱水
剤として使用されているものが使用できるが、特
にカチオン性のものがよく、例えばN―ジアルキ
ルアミノアルキル(メタ)アクリレートのホモポ
リマーもしくは他のビニル系単量体とのコポリマ
ーの酸付加物または4級化物、ポリアクリルアミ
ドのマンニツヒ変性物、キトザンなどが挙げら
れ、これらのうち1種を単独で使用したり、ある
いは2種以上を配合することもできる。 油性消臭剤としては木タール、精油、精油から
留出したモノテルペンなどが使用でき、精油には
樹木精油、果実精油などがあり、樹木精油として
は例えばパイン油、果実精油としては例えばライ
ム油などが挙げられ、モノテルペンとしては例え
ばメントール、ゲラニオール、シヨウノウなどが
挙げられる。このうち木タール、精油のように常
温で液状のものはそのまま使用できるが、メント
ールなどのように固形のものは溶媒に溶解して使
用する。これらの油性消臭剤も1種または2種以
上を配合することができるが、この場合固形のも
のの溶媒として液状のものを使用することもでき
る。 界面活性剤としては高分子凝集剤の溶解時に油
性消臭剤を乳化する作用のあるものであればよい
が、汚泥脱水剤に用いる高分子凝集剤は通常カチ
オン性のものを使用するため、界面活性剤として
はノニオン性またはカチオン性界面活性剤が好ま
しく、形態としては粉末のものが好ましい。ノニ
オン性界面活性剤としてはエーテル型のもの(例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル)、ア
ルキルフエノール型のもの(例えばポリオキシエ
チレンアルキルフエノールエーテル)、エステル
型のもの(例えばポリオキシエチレンアルキルエ
ステル)、プルロニツク型のもの(例えばエチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドとのブロツ
クポリマー)などが挙げられる。カチオン性界面
活性剤としてはアミン塩型のものまたはアンモニ
ウム塩型のもの(例えばアルキルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド)などが挙げられる。 配合比は粉末高分子凝集剤:消臭剤:界面活性
剤=10:0.2〜2:0.01〜0.4とし、消臭剤として
2種以上使用することもできる。 配合の方法としては消臭剤と界面活性剤とを混
合し、この混合物を粉末ポリマーと混合するのが
好ましいが、三者を同時に混合してもよい。 このように配合された汚泥脱水剤は水に溶解し
汚泥に添加するが、溶解に際しては油性消臭剤が
均一に分散するように十分撹拌し乳化させる。こ
うして生成した汚泥脱水剤の乳液は通常の汚泥脱
水剤と同様に汚泥に添加し、混合撹拌してフロツ
クを形成させ、プレスフイルター、遠心脱水機な
どの脱水機により脱水を行う。 油性消臭剤は有機性汚泥に対する親和性がよい
ため、汚泥に均一に吸着された形で凝集されて脱
水汚泥側に移行し、脱水汚泥ケーキ全体が消臭さ
れ、消臭効果は持続する。 以上の通りこの発明の汚泥脱水剤は、粉末高分
子凝集剤を配合するため油性消臭剤と分離せず、
また粉末高分子凝集剤は油性消臭剤および界面活
性剤と配合するため移送時あるいは溶解時に発塵
を抑制できるとともに、高分子凝集剤と消臭剤と
を同一溶解槽で溶解できるため設備が簡単とな
る。さらに油性消臭剤は有機汚泥との親和性がよ
く、これが高分子凝集剤の凝集力と相乗的に作用
して脱水汚泥に均一に混入し、脱水汚泥全体の消
臭効果が発揮されるとともに、汚泥脱水剤に配合
された状態で粉末高分子凝集剤に悪影響を与えな
い。 実施例 高分子凝集剤としてN―ジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレートのホモポリマーの4級
化物を使用し、界面活性剤としてアルキルジメチ
ルベンジルアンモニウムクロライドを使用し、油
性消臭剤として(1)広葉樹木精油(ブナ、カエデ、
サクラから得たものの混合物)を使用した場合、
(2)前記(1)の広葉樹木精油とパイン油を1:1の割
合で使用した場合、(3)メントールとパイン油を
1:1の割合で使用した場合について、高分子凝
集剤:油性消臭剤:界面活性剤の配合比が10:
1:0.1で、下水処理汚泥の脱水を行つた結果を
第1表に示す。比較のため(4)メントールをメタノ
ールに溶解し活面活性剤を使用することなく添加
した場合、(5)油性消臭剤の代りに水性消臭剤であ
る木酢液を使用した場合、および(6)のブランクに
ついての結果も併記する。 なお第1表中臭気強度は感能試験により、次の
基準により測定者5人の平均値で示した。 0:全く感知できない 1:やつと感知できるにおい 2:何のにおいであるか分るにおい 3:楽に感知できるにおい 4:強いにおい 5:強烈なにおい
【表】 第1表の結果より、消臭剤の有無により脱水効
果は変らず、油性消臭剤を使用した場合に脱水ケ
ーキの消臭効果が認められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機性汚泥の脱水剤であつて、汚泥の固形分
    を凝集させる粉末高分子凝集剤と、汚泥の固形分
    に吸着されかつ凝集の際汚泥固形分に抱きこまれ
    た形でフロツクを形成する油性消臭剤と、油性消
    臭剤を乳化させる界面活性剤とを10:0.2〜2:
    0.01〜0.4の重量比で配合したことを特徴とする
    汚泥脱水剤。 2 粉末高分子凝集剤はカチオン性のものである
    特許請求の範囲第1項記載の汚泥脱水剤。 3 油性消臭剤は木タール、精油、精油から留出
    したモノテルペンから選ばれる1ないし数種のも
    のである特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の汚泥脱水剤。 4 界面活性剤はカチオン性またはノニオン性の
    ものである特許請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれかに記載の汚泥脱水剤。
JP8131379A 1979-06-29 1979-06-29 Sludge dehydrating agent Granted JPS567696A (en)

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JP8131379A JPS567696A (en) 1979-06-29 1979-06-29 Sludge dehydrating agent

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JP8131379A JPS567696A (en) 1979-06-29 1979-06-29 Sludge dehydrating agent

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JPS567696A JPS567696A (en) 1981-01-26
JPS6251679B2 true JPS6251679B2 (ja) 1987-10-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0512840Y2 (ja) * 1987-05-28 1993-04-05
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JPS567696A (en) 1981-01-26

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