JPS6251546B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6251546B2
JPS6251546B2 JP56081032A JP8103281A JPS6251546B2 JP S6251546 B2 JPS6251546 B2 JP S6251546B2 JP 56081032 A JP56081032 A JP 56081032A JP 8103281 A JP8103281 A JP 8103281A JP S6251546 B2 JPS6251546 B2 JP S6251546B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zero
signal
crossing wave
crossing
remote control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56081032A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57196652A (en
Inventor
Gichu Oota
Tooru Sanbe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8103281A priority Critical patent/JPS57196652A/ja
Publication of JPS57196652A publication Critical patent/JPS57196652A/ja
Publication of JPS6251546B2 publication Critical patent/JPS6251546B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/64Automatic arrangements for answering calls; Automatic arrangements for recording messages for absent subscribers; Arrangements for recording conversations
    • H04M1/65Recording arrangements for recording a message from the calling party
    • H04M1/652Means for playing back the recorded messages by remote control over a telephone line

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電話回線を介して送られてくる遠隔制
御信号を検出するための遠隔制御信号検出装置に
関するものである。
従来、遠隔制御信号を送ることにより制御する
ことのできる装置の一つに、遠隔制御機能を有す
る電話自動対応装置がある。この電話自動対応装
置は、通常、留守番電話装置と呼ばれている。周
知のように、この装置は使用者が遠隔地よりまず
本装置をダイアル信号により呼出し、次いで遠隔
操作をすべく、遠隔制御信号を電話回線を通じて
装置に送り、各種の動作すなわち顧客のメツセー
ジが録音されている用件メツセージ録音用テープ
を再生状態に切換えたり、顧客に対する応答用メ
ツセージを吹き替る等の操作ができるように構成
されている。
したがつて、このような数多くの操作を行う場
合には、遠隔制御信号として2種類以上の信号を
使用すれば比較的制御がやり易いが、検出回路が
複雑となり高価となるため、従来より遠隔制御信
号として単一周波を用い、その周波数を“鍵”と
して各種操作を行うような装置が多い。
しかし、単一周波による遠隔制御信号を検出す
るようにした装置では、雑音等による誤動作を防
止するために、遠隔制御信号を検出するために非
常にQの高いフイルタを使用したり、ある程度連
続して遠隔制御信号が入力されなければ動作しな
いようにしたり、遠隔制御信号を検出する時間を
応答メツセージ再生中または顧客の用件メツセー
ジを再生聴取中の時間以外に限定する必要があつ
た。
この検出時間の限定は、遠隔制御機能を有する
電話自動対応装置の使用効果を著しく減ずるもの
である。通常この種の電話自動対応装置はダイア
ル信号により起動され、まず応答メツセージを再
生し、使用者が留守であることを顧客等に知らせ
ることになつている。したがつて、使用者が自身
の電話自動応答装置を呼び出し、顧客等からの用
件メツセージを用件録音用テープを再生聴取しよ
うとした場合、応答メツセージ終了までの時間、
遠隔制御信号の送出を待たなければならない。こ
の間、電話回線は不必要に閉結され電話料金がか
さみ不経済であつた。また用件録音用テープを再
生聴取中に再生不要のための早送り、または再度
聴取したいがための巻戻しを行う場合にも現在再
生中のメツセージの終了をまつて遠隔制御信号を
送出しなければならず、この間、電話回線は不必
要に閉結され電話料金がかさむのみで不経済であ
つた。また遠隔制御信号発生器を、使用者は常に
携帯しなければならず不便である。
第1図は従来の遠隔制御機能を有する電話自動
対応装置である。第1図において、1は公衆電話
回線、2はライントランス、3は再生出力増幅の
ための増幅器、4は録音のための増幅器、5はマ
イクロホーク等による特定周波数信号のみを通過
させる狭帯域フイルタ、6は狭帯域フイルタの出
力信号を検出する遠隔制御信号検出回路、7は電
話自動対応装置の各種動作を制御する制御回路、
8は応答メツセージ用録音再生ヘツド切換スイツ
チ(以下SW1と呼ぶ。)、9は用件メツセージ用録
音再生ヘツド切換スイツチ(以下SW2と呼ぶ。)、
10は応答メツセージ用録音再生ヘツド(以下
RPH1と呼ぶ。)、11は用件メツセージ用録音再
生ヘツド(以下RPH2と呼ぶ。)である。第1図を
もちいて、遠隔制御により電話自動対応装置に顧
客からの用件が録音されているテープを再生聴取
する場合を説明する。電話自動対応装置の使用者
は、先の狭帯域フイルタの中心周波数信号を発振
する遠隔制御信号発生器を携帯している。まず、
使用者は自宅に電話することにより電話自動対応
装置はダイアル信号で起動される。電話自動対応
装置は通常の動作である応答メツセージ用テープ
を駆動してRPH1で再生し、SW1のP接点を通し
て増幅器3で増幅され、ライントランス2を介し
て、公衆電話回線1に送出し、使用者が留守であ
ることを知らせる。使用者は応答メツセージ再生
の終了を待つて、遠隔制御信号発生器を電話送話
器にあて特定周波数の遠隔制御信号を電話自動対
応装置に送出する。電話自動対応装置は公衆電話
回線1よりの遠隔制御信号と回線雑音をライント
ランス2を介して増幅器4で増幅し、狭帯域フイ
ルタ5により、遠隔制御信号以外の雑音を除去
し、遠隔制御信号のみをとり出す。そして遠隔制
御信号検出回路6で遠隔制御信号を検出し、呼出
者が使用者であることを認知し、制御回路7によ
り用件録音テープを駆動し、RPH2より顧客から
の用件メツセージを再生し、SW2のP接点を通し
て、増幅器3で増幅し、ライントランス2を介し
て公衆電話回線1に送出する。こうして使用者は
外出先から、公衆電話回線を通じて、顧客からの
用件メツセージを遠隔聴取することができる。
遠隔制御信号の周波数は公衆電話回線を通じて
送出するために可聴帯域300〜3000Hzに含まれね
ばならない。したがつて第1図において応答メツ
セージ再生中に遠隔制御信号を送出した場合、狭
帯域フイルタ5には応答メツセージ音声と遠隔制
御信号が混在して入力されている。音声は周知の
ように可聴帯域の種々の周波数成分の信号から成
り立つており、遠隔制御信号と同一周波数成分が
含まれる可能性は非常に高い。したがつてこれに
より遠隔制御信号検出回路6が誤動作する。この
誤動作を防ぐために従来の電話自動対応装置では
遠隔制御信号送出時間を約1秒程度の長時間にし
たり、応答メツセージ再生中では受け付けないよ
うにするなどして誤動作を防止してきた。
以上のように従来の遠隔制御機能を有する電話
自動対応装置は遠隔制御信号送出に際して種々の
制限を受けており、使いにくいものであつた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、遠隔制御機能を有する電話自動対応装置に
おいて、応答メツセージ用テープの再生中もしく
は用件録音用テープの再生中においても音声等に
よる遠隔制御信号を検出する信号検出装置を提供
するにある。
このため本発明は、遠隔制御機能を有する電話
自動対応装置において、応答メツセージもしくは
用件メツセージ音声の零交差波数と、電話回線か
らの音声等による遠隔制御信号と応答メツセージ
もしくは用件メツセージ音声の重畳された信号の
零交差波数とを、一定時間毎に計数し、比較する
ことにより、電話回線からの音声等による遠隔制
御信号を検出することにある。
以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第2図は本発明を遠隔制御機能を有する電話自動
対応装置に使用した一実施例を示す。第2図にお
いて第1図と同一記号は同一物を示す。第2図に
おいて12,13は音声波形などの音圧零の点を
中心として上下にクリツピングを行つて、これを
矩形波パルス列すなわち零交差波に変換する零交
差波回路、14,15は一定時間間隔内の零交差
波数を計数する計数回路、16は各々の計数回路
の計数値を比較する比較回路である。第2図にお
いて、遠隔制御による顧客の用件メツセージの遠
隔再生聴取などの電話自動対応装置としての機能
は第1図と同一のため説明を省く。第2図を用い
て本発明により電話自動対応装置を遠隔制御する
方法を説明する。応答メツセージがRPH1で再生
され、SW1のP端子を通して増幅器3で増幅さ
れ、ライントランス2を介して公衆電話回線1に
送出されている場合を考える。この場合、電話公
衆回線1上に応答メツセージ再生信号以外の信号
が存在しないとすると、零交差波回路12,13
の入力端子には同一の応答メツセージ再生信号が
振幅、位相が多少異なる状態で入力されている。
したがつて零交差波回路12,13の出力波形は
多少位相は異なるがほぼ同一の矩形波パルス列と
なつている。つまり計数回路14,15の任意の
一定時間間隔内(数+ms)の計数値は各々等し
くなる。ここで使用者が公衆電話などを使用して
音声等の信号を電話自動対応装置に送出すると、
状況は異なる。今まで零交差波回路13の入力端
子には応答メツセージ再生信号のみであつたが、
今度は応答メツセージと公衆電話回線1からの音
声等の信号が重畳された信号が入力される。つま
り応答メツセージ再生中に、使用者が音声等を電
話自動対応装置に送出すると、零交差波回路12
には応答メツセージ再生信号、零交差波回路13
には応答メツセージ再生信号と使用者の音声等が
重畳された信号が入力される。したがつて、この
使用者の音声等が存在する時間内では、零交差波
回路12,13の出力波形が異なり、したがつて
計数回路14,15の計数値は大きく異なる。
我々の実験の結果を第3図に示す。第3図によ
れば使用者の音声が存在している時間では各々の
計数カウンタの計数値が大きく異なることがはつ
きり確認できる。したがつてこれを用いれば遠隔
制御を行うために使用者が公衆電話回線に送出す
る信号を検出することが可能である。
次に使用者が公衆電話回線を用いて、上述の検
出方法を用いて音声等の信号により遠隔制御信号
を構成し電話自動対応装置を遠隔操作する場合の
方法を述べる。
遠隔制御機能を有する電話自動対応装置は遠隔
制御を行うために大きく2つの音声等よりなる遠
隔制御信号を識別する機能が必要である。
それは第1に遠隔制御信号が使用者から発せら
れたものであるかを認知する機能、つまり“鍵”
となる遠隔制御信号の識別機能、第2の遠隔制御
信号がいかなる動作を電話自動対応装置になさし
めるものかを識別する機能、つまり電話自動対応
装置の機能動作を決定する遠隔制御信号の識別機
能である。
従来の第1図に示した遠隔制御機能を有する電
話自動対応装置は使用者の“鍵”として特定周波
数の遠隔制御信号を割り当て、機能動作決定には
この特定周波数の遠隔制御信号の送出回数、また
は送出時間長などを用いて識別するものであつ
た。このような装置では、使用者ごとに特定周波
数の異なる遠隔制御信号を割り当てる必要があ
り、使用者は常に遠隔制御信号発生器を携帯する
必要があり、不経済かつ不便である。
この欠点を除くために、音声等の信号によりそ
の信号回数または信号発生タイミングなどにより
符号化した遠隔制御信号を構成する方法が考えら
れている。第4図に音声等の信号により、遠隔制
御信号を符号化して構成する一方法を示す。これ
は電話自動対応装置から発声タイミング信号を可
聴音にて使用者に知らせ、使用者がその発声タイ
ミング信号に同期して発声するかまたは発声しな
いかで音声等の信号をたとえば第4図に示すよう
に“1010”という符号化された遠隔制御信号に変
換するものである。この符号化された遠隔制御信
号を“鍵”または機能動作を決定するために用い
れば、使用者は何ら特別な遠隔制御信号発生器を
携帯することなく、自らの音声等により電話自動
対応装置を遠隔制御することが可能となる。
たとえば電話自動対応装置が“鍵”として
“1010”という符号コードをもつていれば、使用
者が遠隔地より、公衆電話回線を通じて、装置を
起動し、応答メツセージの再生が終了した時点
で、第4図に示すごとく、装置からの発声タイミ
ング信号aに同期して、bに示すごとく発声すれ
ば、音声等による信号は符号化された遠隔制御信
号として“1010”を検出し、使用者であることを
識別し、顧客からの用件録音テープを駆動し、
RPH2で再生し、SW2のP接点を通じて、増幅器
3を通じて増幅し、ライントランス2を介して公
衆電話回線1を通じて、使用者に送出する。こう
して使用者は遠隔制御で用件録音テープを遠隔聴
取することができる。この場合、“鍵”である符
号コードは使用者が任意に変更することが可能で
ある方が好ましい。
発声タイミング信号の間隔内にある音声等を検
出し符号化するためには従来、第1図の増幅器4
の後に整流、平滑回路をもうけ、使用者の発声す
る音声の電力を検出し、電力があるしきい値以上
であれば“1”と符号化し、以下であれば“0”
と符号化する方法が用いられている。
しかし、このような方法は、ライントランス2
に接続されている公衆電話回線のインピーダンス
が変化すると、整流回路に入力する使用者の発声
音声の振幅すなわち電力が変化するため、しきい
値を固定した場合には誤検出を起こしやすい。
(公衆電話回線の線路インピーダンスは平均600Ω
とすると倍半分のインピーダンス変化があると言
われる。)またこの方法は公衆電話回線上の各種
雑音に対して弱い。さらに最大の欠点は、応答メ
ツセージが再生されている場合には、使用者の発
声する音声のみを抽出して検出することができな
いことである。このため遠隔制御信号の送出は応
答メツセージまたは用件メツセージ再生中以外で
なければならない。
第2図に示す本発明によれば、先に説明したご
とく、信号を零交差波に変換するため、振幅の変
動すなわち公衆電話回線線路インピーダンスの変
動の影響をうけることはない。また零交差波の一
定任意時間間隔内の計数の相違を検出するため突
発的な雑音に対しても強くなつている。さらに大
きな利点は、第3図に示したように応答メツセー
ジまたは用件メツセージを再生中においても使用
者の送出する音声等を検出することができること
である。第2図の本発明による検出方法を用い
て、先に第4図に説明したごとく音声等の発声に
より符号化された遠隔制御信号を構成すれば極め
て、経済的で便利である。
第2図において、零交差波回路12,13は演
算増幅器によるシユミツト回路として簡単に構成
できるものである。そしてこのシユミツト回路は
シユミツトレベルを音圧零のレベルよりも多少高
くとることにより不感帯をもたせ使用者の音声等
よりも振幅の小さな背景雑音には感応させないよ
うにすることにより検出をより確実にすることも
できる。
比較回路16はデイジタルコンパレータで構成
し、制御回路7に計数回路14,15の計数値の
大小関係のみを送出する構成でもよく、また減算
回路とコンパレータで構成し、計数値の差がある
しきい値以上である場合にそれを制御回路7に送
出するものでもよい。
制御回路7は、ランダムロジツクで構成しても
よいが、マイクロプロセツサーを用いても同様な
動作を行わせしめることが可能であることは明ら
かである。この場合、マイクロプロセツサーの演
算処理時間が許せば、計数回路14,15の計数
動作、比較回路16の比較動作等をマイクロプロ
セツサーのソフトウエアで行わせしめることが可
能なことも明らかである。
本発明は原理的に、理想的な零交差波回路を構
成できれば、零交差波回路12,13への入力信
号の振幅の相違には影響されないものである。つ
まり零交差波回路12,13が理想的なものであ
れば、応答メツセージ再生中であり、使用者から
の音声等の信号が公衆電話回線に送出されていな
い場合、計数回路14,15の計数値は同一であ
るはずである。しかし現実の零交差波回路では
種々の理由により計数値が異なり、これがもとで
誤つた検出結果をうる。零交差波回路12,13
を演算増幅器を用い極めて簡略に第5図aのよう
に構成した場合、この零交差波回路の入出力特性
は第5図bのようであり、入力電圧が微小振幅で
ある場合には図に示すごとく単なる有限の増幅度
をもつ増幅器として働く。第5図bには異なる開
ループ利得をもつ演算増幅器を用いた場合の入出
力特性を各々示す。このような場合は使用演算増
幅器の部分バラツキとして通常起りうるものであ
る。
第6図に同一の第5図aに示す零交差波回路に
異なる振幅の同一信号を入力した場合の出力波形
を示す。図に示すように微小振幅での出力波形が
異なるため、たとえば出力波形を整流し、C−
MOSのカウンタで計数する場合、計数できる波
数は図で斜線を施したものであり、計数値が異な
つてしまう。
第7図に本発明の他の一実施例を示す。第7図
において第2図と同一符号は同一物を示す。17
は増幅器である。第7図の基本的動作は第2図と
同様であるため説明は省く。増幅器17は、応答
メツセージまたは用件メツセージ再生信号が零交
差波回路12,13へほぼ同一振幅で入力される
ように挿入したものである。第2図においては、
零交差波回路12への入力は再生信号がそのまま
であるのに対し、零交差波回路13への入力は再
生信号が増幅器3,4で増幅されたものである。
したがつて零交差波回路12,13への入力振幅
が異なり第6図の説明の理由により誤動作を起こ
しやすかつた。増幅器17は上記誤動作を減少す
るために挿入されたものである。増幅器17は自
動的に零交差波回路12,13への入力振幅がほ
ぼ同一となるように自動利得調整機能をもつたも
のが望ましいが、利得固定のものでもかまわな
い。
第8図に同一信号を、異なる開ループ利得をも
つた演算増幅器で第5図aに示した構成でつくら
れた零交差波回路に各々入力した場合の出力波形
を示す。図に示すように開ループ利得の違いによ
り微小振幅での出力波形が異なるため、計数回路
の計数値が異なる。このような状況は演算増幅器
のバラツキでよく起ることである。
第9図に本発明の他の一実施例を示す。第9図
において第7図と同一符号は同一物を示す。1
8,19は信号を零にするミユーテイング回路、
20は整流回路、21は平滑回路、22は任意の
電位を発生するしきい値電位発生回路、23は平
滑回路21の出力信号としきい値電位発生回路2
2の電位とを比較し、ミユーテイング信号を出力
するミユーテイング信号出力回路である。第9図
の本発明は、第6図に示すように零交差波回路へ
の入力振幅の相違、第8図に示すように零交差波
回路の特性の相違によらず、応答メツセージまた
は用件メツセージ再生中であり、公衆電話回線か
ら使用者の音声等が送出されていない場合には常
に計数回路14,15の計数値を常に等しくし、
使用者が音声等により遠隔制御を行う場合には遠
隔制御信号の検出をより確実に行なわせしめるよ
うにしたものである。
整流回路20は信号を整流し、次の平滑回路2
1により信号の包絡を近似する信号に変換され
る。この信号はミユーテイング信号出力回路23
でしきい値電位発生回路22のしきい値電位と比
較される。包絡を近似する信号がしきい値電位よ
り小であるとき、ミユーテイング信号出力回路2
3はミユーテイング信号をミユーテイング回路1
8,19に送り、零交差波回路12,13への信
号入力を零とする。第10図に、上記動作を行わ
せた時の零交差波回路12,13の出力波形を示
す。図に示すように信号の微小振幅部分をミユー
テイングすることにより、信号振幅の相違、零交
差波回路の特性の相違にかかわらず、計数回路1
4,15の計数値を同一にすることができる。
第11図に本発明の他の一実施例を示す。第1
1図において第9図と同一符号は同一物を示す。
第11図はミユーテイング回路18,19を零交
差波回路12,13と計数回路14,15の間に
挿入したものである。動作は第9図と同一である
ため省く。
第12図に本発明の他の一実施例を示す。第1
2図において第11図と同一符号は同一物を示
す。基本的動作は第11図と同様なため説明を省
く。第12図で24,25はバンドパスフイルタ
ーである。このバンドパスフイルターは通常の可
聴帯域300Hz〜3000Hzの信号を通過させるもので
あり、これにより音声以外の雑音が零交差波回路
12,13で零交差波に変換されるのを防ぎ、音
声等による遠隔制御信号検出の誤りを減少させる
ものである。
以上、本発明の説明は遠隔制御機能を有する電
話自動対応装置での使用例をもとに行つたが、他
の装置でも本発明による検出装置を適用できるの
はもちろんである。
本発明によれば、遠隔制御機能を有する電話自
動対応装置において、特殊な遠隔制御信号発振器
を携帯することなく、自らの音声等により応答メ
ツセージまたは用件メツセージ再生中において
も、遠隔制御が可能となり、不必要な電話回線閉
結時間を短縮できるため経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の遠隔制御機能を有する電話自動
対応装置の回路図、第2図は本発明による遠隔制
御機能を有する電話自動対応装置の第一実施例回
路図、第3図は本発明による検出装置の実験結果
を示す図、第4図は音声等の信号により符号化さ
れた遠隔制御信号を構成する波形図、第5図aは
零交差波回路の一回路図、第5図bはその入出力
特性図、第6図は第5図aに示す零交差波回路に
異なる振幅信号を入力した場合の出力波形図、第
7図は本発明による遠隔制御機能を有する電話自
動対応装置の第2実施例回路図、第8図は異なる
開利得をもつ演算増幅器を用いた第5図aに示す
構成の零交差回路に同一振幅の信号を入力した場
合の出力波形図、第9図は本発明による遠隔機能
を有する電話自動対応装置の第3実施例回路図、
第10図はミユーテイング回路を零交差波回路の
前に施けた場合の零交差波回路の出力波形図、第
11図は本発明による遠隔制御機能を有する電話
自動対応装置の第4実施例回路図、第12図は本
発明による遠隔制御機能を有する電話自動対応装
置の第5実施例回路図である。 12,13……零交差波回路、14,15……
計数回路、16……比較回路、17……増幅器、
18,19……ミユーテイング、20……整流回
路、21……平滑回路、22……しきい値電位発
生回路、23……ミユーテイング信号出力回路、
24,25……バンドパスフイルター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 応答メツセージあるいは用件メツセージのい
    ずれか一方の再生出力信号の信号振幅零の点を中
    心として上下にクリツピングを行い信号を零交差
    波に変換する第1の零交差波手段と、公衆電話回
    線上の信号の信号振幅零の点を中心として上下に
    クリツピングを行い信号を零交差波に変換する第
    2の零交差波手段と、第1の零交差波手段に接続
    され第1の零交差波手段による零交差波数を計数
    する第1の計数手段と、第2の零交差波手段に接
    続され第2の零交差波手段による零交差波数を計
    数する第2の計数手段と、該第1の計数手段によ
    る計数値と該第2の計数手段による計数値とを比
    較判断する比較判断手段とを具備し、両計数値が
    不一致時に遠隔制御信号を検出することを特徴と
    する信号検出装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の信号検出装置に
    おいて、前記第1および第2の計数手段を任意の
    一定時間毎にリセツトする手段を有し、前記比較
    判断手段が該一定時間毎に比較判断することを特
    徴とする信号検出装置。 3 特許請求の範囲第2項記載の信号検出装置に
    おいて、前記第1の零交差波手段と前記第2の零
    交差波手段とに入力される信号をおよそ等振幅に
    なるように制御する手段を有することを特徴とす
    る信号検出装置。 4 特許請求の範囲第3項記載の信号検出装置に
    おいて、前記第1の零交差波手段に接続され少な
    くとも前記第1の零交差波手段への入力もしくは
    出力信号を零にする第1のミユーテイング手段
    と、前記第2の零交差波手段に接続され少なくと
    も前記第2の零交差波手段への入力もしくは出力
    信号を零にする第2のミユーテイング手段とを有
    することを特徴とする信号検出回路。 5 特許請求の範囲第4項記載の信号検出回路に
    おいて、公衆電話回線上に存在する信号の包絡を
    近似する信号を発生する手段と、任意のしきい値
    を発生する手段と、前記しきい値と前記包絡近似
    信号とを比較判断し前記ミユーテイング手段を駆
    動する信号を発生するミユーテイング信号発生手
    段とを有し、前記ミユーテイング信号発生手段と
    前記第1および第2のミユーテイング手段とを接
    続したことを特徴とする信号検出装置。 6 特許請求の範囲第5項記載の信号検出回路に
    おいて、前記第1の零交差波手段の前に信号の任
    意の周波数帯域成分のみを通過させうる第1の帯
    域通過手段と、前記第2の零交差波手段の前に信
    号の任意の周波数帯域成分のみを通過させうる第
    2の帯域通過手段とを有することを特徴とする信
    号検出装置。
JP8103281A 1981-05-29 1981-05-29 Signal detecter Granted JPS57196652A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8103281A JPS57196652A (en) 1981-05-29 1981-05-29 Signal detecter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8103281A JPS57196652A (en) 1981-05-29 1981-05-29 Signal detecter

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57196652A JPS57196652A (en) 1982-12-02
JPS6251546B2 true JPS6251546B2 (ja) 1987-10-30

Family

ID=13735116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8103281A Granted JPS57196652A (en) 1981-05-29 1981-05-29 Signal detecter

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57196652A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55162657A (en) * 1979-06-07 1980-12-18 Pioneer Answerphone Mfg Corp Automatic answering telephone unit

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55162657A (en) * 1979-06-07 1980-12-18 Pioneer Answerphone Mfg Corp Automatic answering telephone unit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57196652A (en) 1982-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3896400B2 (ja) デジタル信号を記憶要素に記録する方法及びシステム
CA2022106C (en) Voice responsive remote-controllable system
JP2551050B2 (ja) 有音無音判定回路
JPH02181559A (ja) 電話装置
US4640990A (en) Telephone answering apparatus having two integrators of different time constants
JPS6251546B2 (ja)
JPS60239166A (ja) 音声信号記録再生システム
JPS6139756A (ja) 留守番電話システム
US6181779B1 (en) Rationalized automated answering machine
JPH08172480A (ja) 留守番電話機
JP2929676B2 (ja) 留守番電話装置
JPS6345950A (ja) 対話形音声応答装置
JPS59198057A (ja) 発呼者識別留守番電話装置
JPH01103064A (ja) テレコントロール受信装置
JP2636002B2 (ja) 対話型留守番電話機
JP2552379B2 (ja) 留守番電話機
JP2635970B2 (ja) 留守番電話機
JPH0738661B2 (ja) 自動音声返送電話機
JPH03276947A (ja) 対話型留守番電話機
JPH0358221B2 (ja)
JPS59196659A (ja) 会議電話装置
JPS6020670A (ja) 留守番電話装置
JPH05176060A (ja) 音声蓄積装置
JPH0275258A (ja) 留守番電話機
JPS62285558A (ja) 留守番電話装置とそこに用いられる個別音声周波信号検出手段