JPS6251460A - 印字ヘツド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はドツト式インパクトプリンタにおける印字装置
に関し、更に詳しくは板ばねの弾力性で印字ハンマピン
が衝撃されることにより印字されるものにおける板ばね
の形状に係るものである。

従来の技術 ドツトインパクト式プリンタにおいては、ドツトマトリ
クス型の文字が記録されるが、このパターンは制御回路
に内蔵されたキャラクタ・ゼネレータからの信号によっ
て形成される。

プリンタは印字ハンマを横一列に並べたハンマパンク、
それを一定の振幅で左右に揺動させるシャトル機構と、
永久磁石、ヨーク及び消磁コイルより成る吸引機構など
から構成されている。ハンマパンクが揺動する間に、消
磁コイルにパルス電流が流され、永久磁石によってヨー
クに吸引、たわまされていた印字ハンマが開放され、一
定間隔で点を衝撃印字する。したがって片道動作で横一
列にドツトの列ができるが、折り返すときの記録紙が僅
かに送られて、次のドツト列が印刷される。

従来の印字ヘッド部は第５〜７図に示すものであった。

１１はヨーク、１２は永久磁石、１３はノ・ンマバンク
（支持体）、１４は消磁コイル、１５は板ばね、１６は
ハンマピン、１７は板ばね押え、１９は止めねじ、また
第４図で、２３はプラテン、２２は記録紙、２１はイン
クリボンである。ハンマパンク１３がシャトル機構（図
示せず）によって揺動する間に、ハンマパンク内の印字
ハンマが作動し、板ばね１５の先端部に固定されたハン
マピン１６によシブラテン２３上の記録紙２２にインク
リボン２１を通して文字が印字される。

板ばね１５は、第５図に示す様に、ハンマパンク１３に
板ばね押え１７を介して固定される板ばね基板１８と、
この基板１８に対し直角に所定間隔で延びた複数の可動
部１５ａ、１５ａ・・・とより成る。ハンマー　　　　
　　　ピン１６は可動部１５ａ、１５ａ・・・の各自由
端部に固定される。

発明が解決しようとする問題点 このスプリングチャージ式のプリンタの印字速度などの
性能は、この印字ハンマによって左右される。よシ印字
速度を高速にする為には、板ばね１５の固有振動数を大
きくしなければならない。

固有撮動数は一般的には次式で表わされる。

Ｋはばね定数であり、ばね定数を大きくするか、等価マ
スを小さくすれば、印字速度を高速にする事が可能とな
る。

しかし、ばね定数を大きくする事はその分、永久磁石１
２に強力なものを使用しなくてはならず、フェライト磁
石では形状が大きく重量が増し、ハンマパンクの揺動の
際に振動が大きくなる。希士マスを小さくすると板ばね
中を流れる磁束が飽和してしまい、いくら永久磁石を強
力なものにしても板ばねをたわませ吸着させる事が出来
ない。

この吸着量（ギャップ）ｇｌ（第３図）とげね定数はプ
リンタの印字濃度に影響をおよぼす。一般的には Ｆ＝Ｋｘ であシ、Ｆは印字力であシ、Ｘが前記ギャップｇ１であ
る。Ｋが大きければ、ギャップは小さくても適当な印字
濃度を得る事が出来しかも印字速度も速く出来るが、実
際の印字ではプラテンと印字ハンマピンの間には記録紙
、インクリボンが介在し、しかもインクリボンは刻々と
移動している為、ギャップが小さいとインクリボンがハ
ンマピンにひっかかってしまう。

問題点を解決するための手段 本発明はかかる点に鑑み提案されたもので、板ばね中の
磁束が飽和している為に十分な吸引ギャップを得る事が
出来ない板ばねの両脇にダミーの板ばねを設置し、板ば
ね中の磁束をダミーの板ばねに逃がし、吸引力を大きく
シ、前記ギャップを大きくする事が可能にした。

作用 ダミーの板ばねを設置する事によって板ばねに流れる磁
束は、板ばね周辺の漏れ磁束が増大し、その分板ばね中
を流れる磁束が増加する。磁束が増加すれば吸引力は大
きくなり、ギャップを広げることか可能となる。

実施例 本発明の実施例を第１図に示す。１６はハンマピン、２
０がダミー板ばねである。ダミー板ばね２０は、第２図
にも示す様に、ハンマピンの付いた板ばね１５と同じ共
通基板１８を有し、ヨーク櫛状部１１ａとそのとなシの
ヨーク櫛状部１１ａの間に設置され、ヨーク吸着面１１
ｂに接する事はない。また、ダミー板ばね２０と印字ハ
ンマ付板ばね１５ａとの間の距離は短い方が良く実用上
は約１ｍｍ程度である。また、本発明は第１．２図の実
施例に限るものではなく、たとえば第３図のような板ば
ね形状、あるいは第４図のようにヨーク１１；ｂ？１本
であるものにも適用される。

発明の効果 本発明により、従来のヨーク、永久磁石を用いた場合、
本発明によるダミー板ばねを設置した方が約１０チはど
吸引量は増加する。この為、板ばねの板厚を増すなどで
ばね定数を高め、固有振動数を増加させることが可能と
なり、従来のヨーク、永久磁石を用いて印字速度を上げ
る事が可能となる。

また、これによって従来の永久磁石を小さくしても必要
な吸引ギャップを得る事が出来、印字速度が従来と同じ
でも、小型軽量とする事が出来る。

また本発明は従来のものにダミーの板ばねを設置するだ
けであるのでコストアップはほとんどダミーの板ばねの
素材費だけでる。

またヨーク中を流れる磁束量はほとんど変化しない為、
開放電流値も大きくならない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の部分破断斜視図、第２図は
第１図の板ばねの概略形状を示す平面図、第３図は本発
明の他の実施前の板ばねにおける平面図、第４図は本発
明の他の実施例のヨークを示す断面図、第５図は従来例
のハンマ部の部分破断斜視図、第６図は従来例のハンマ
部とプラテン部の部分破断面図、第７図は従来の板ばね
の概略形状を示す平面図である。 １１はヨーク、１１ａはヨーク櫛状部、ｌｌｂはヨーり
吸引面、１２は永久磁石、１３はハンマパンク、１４は
消磁コイル、１５は板ばね、１６はハンマピン、１７は
板ばね押え板、１８は板ばね基板、１９は止めねじ、２
０はダミー板ばね、２１がインクリボン、２２が記録紙
、２３がプラテンである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 永久磁石とヨーク及び消磁コイルで吸引機構部を構成し
   、前記ヨーク先端に印字ハンマピンを有する板ばねの一
   端を前記永久磁石の磁力で吸着させ、前記板ばねの他端
   を前記ヨーク面から所定距離だけ離れた位置でハンマパ
   ンクに支持させ、前記消磁コイルに電流を流すことによ
   って前記ヨーク面から前記板ばねの一端を解放させ、前
   記印字ハンマピンが前記板ばねに生じた歪みエネルギに
   よって衝撃印字するスプリングチャージ式のドットイン
   パクト印字ヘッドにおいて、前記板ばねの両側に印字ハ
   ンマピンの無いダミーの板ばねを設置して前記印字ハン
   マピンの付いた板ばねの吸引距離を大きく取る事が可能
   にしたことを特徴とする印字ヘッド装置。