JPH0644695Y2 - ドツトインパクトプリンタ用印字ハンマ - Google Patents

ドツトインパクトプリンタ用印字ハンマ

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JPH0644695Y2
JPH0644695Y2 JP1989086501U JP8650189U JPH0644695Y2 JP H0644695 Y2 JPH0644695 Y2 JP H0644695Y2 JP 1989086501 U JP1989086501 U JP 1989086501U JP 8650189 U JP8650189 U JP 8650189U JP H0644695 Y2 JPH0644695 Y2 JP H0644695Y2
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JP
Japan
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printing
hammer
leaf spring
shim
print
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JP1989086501U
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JPH0326550U (ja
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龍彦 北村
量正 溝口
Original Assignee
株式会社ワイ・イー・データ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、印字行に沿って所定間隔で設けられた複数の
印字ハンマを有するハンマバンクを、印字行に沿って往
復移動させ、この往復移動時に、印字するドットインパ
クトプリンタに使用される、印字ハンマに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
この様なドットインパクトプリンタにおいて、高速印字
を可能とするために、印字ピンを、印字行方向と直角方
向に、例えば1ドットライン分ずつずらして装着し、n
個の印字ハンマを、一組として、これによりnドットラ
インを同時に印字する方法が提案されている。
この印字ハンマの一例を、第4図に示す。
板ばね、11,12,13,14,の上端に印字ピン2が装着された
印字ハンマは、永久磁石5により、ポールコア3にたわ
んた状態で吸引保持されている。この状態からコイル4
を励磁し、永久磁石5の吸引力を、相殺することによ
り、板ばねの復元力で、印字ピンを、共に、図示しない
インクリボン,用紙を介して、これも図示しないプラテ
ンと、衝突させることにより、用紙上に、ドットを印字
している。
〔考案が解決しようとする課題〕
この様な印字ハンマは、第5図に示すように、印字ピン
2が、所定距離δずつずらして装着されている。すなわ
ち、各印字ハンマの板ばね、11,12,13,14の長さは各々
異なる。このため各印字ハンマの印字ピン部からみた等
価質量me、および各印字ハンマのばね定数kは、各印字
ハンマごとに異なる。
その結果、各印字ハンマの固有振動数fn も異なることとなる。
そして印字ハンマの印字周期は、固有振動数fnが最小の
印字ハンマに合せて決定されるので、他の印字ハンマ
は、その特性を有効に活用する事が出来ない。
そのため、印字の高速化が充分に出来ないという問題点
があった。
この問題を解決する方法として、全印字ハンマの固有振
動数が等しくなるように、印字ハンマの形状を変える方
法、又は印字ハンマの根元の幅を変える方法が提案され
ているが(実開昭63-88440号公報)、前者の方法はその
形状の決定が難かしいことと、素材が変った場合の微調
整が難かしく、また後者の方法は、ドットライン数が多
い場合は根元が隣接印字ハンマに接触してしまい間隔を
とることが困難になり実用化ができないという欠点があ
る。
そこで、本考案は、上記問題点を、解決する新しい構造
の印字ハンマを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために、本考案は次のような構成
としている。
すなわち、板ばねと、その上端に装着された、印字ピン
からなる印字ハンマと、各印字ハンマの固有振動数がほ
ぼ一定になるように計算された形状を有する調整板(以
後シムという)と、それらの固定部である、バックプレ
ートを備え、印字ハンマと、バックプレートの間にシム
を挾み、印字ハンマと、シムとを一緒にバックプレート
に固定したものである。
〔作用〕
バックプレートに固定された板ばねは、片持梁と考える
事が出来るので、板ばねと、バックプレートの間に(n
−1)枚のシムを挾んだ場合は、第3図のようなモデル
として考える事が出来る。
このような片持梁の、ばね定数kは、次式により、求め
ることが出来る。
k=6EIn/(l3 n・K) λi=li/ln Ii=Wi×t3 i/12 但し、各記号は、次の通りである E:板ばね、およびシムの縦弾性係数(ヤング率) Ii:バックプレート側よりi番目のシム、 または、板ばねの断面2次モーメント li:バックプレート側よりi番目のシム、 または、板ばねの長さ Wi:バックプレート側よりi番目のシム、 または、板ばねの幅 ti:バックプレート側よりi番目のシム、 または、板ばねの板厚 つまり板ばねの長さlが長くなれば、そのばね定数kは
小さくなり、また各印字ピンにおける等価質量meは大き
くなる。
これを、補正し、k/me=一定となるように、各シムの
幅、もしくは、長さ或いはシムの重ね枚数を変えてkを
決定し固有振動数がほぼ一定となるようにするものであ
る。
〔実施例〕
第1図は、本考案の第1の実施例の斜視図で、11,12,1
3,14は、板ばねから成る印字ハンマ、2は印字ピン、3
はポールコア、4はコイル、5は永久磁石、6はバック
プレート、711,721,731,741は、シムである。
この実施例は、各印字ハンマに、板厚一定で、幅が板ば
ねと同じシムを各1枚づゝ取り付け、シムの長さによ
り、ばね定数kを変えて、各印字ハンマの固有振動数fn
が、ほぼ一定となるようにした例である。
ここで、最短の印字ハンマ11の印字ピンでの等価質量を
me1、板ばねの長をL1、そのばね定数をk1、前記印字ハ
ンマよりも、δだけ長い印字ハンマの印字ピンにおける
等価質量をme2とすると、そのδだけ長い印字ハンマに
取り付けられるシムの長さl2は、前記式を変形した次式
を、解くことにより求める。
l3 2-3L2l2 2+3L2 2l2-{L3 2+(E×W×me1×t6)/(2
×k1×me2×t′3)}×(t3+t′3)=0 L2=L1+δ t:板ばねの厚さ t′:シムの厚さ E:板ばねとシムの縦弾性係数 W:板ばねとシムの幅 第2図は、この考案の第2の実施例の斜視図で、この場
合は、各印字ハンマに、板厚一定で幅が印字ハンマと同
じシムを各2枚ずつ取り付け、その2枚のシムの長さに
より、板ばねのばね定数kを変えて、各印字ハンマの、
固有振動数fnがほぼ一定となるようにした例である。
これは、第1の実施例と比較して、次のような利点があ
る。
ばね定数の調整幅が大きくとれる。
第1の実施例では、シムの長さは、各印字ハンマの等
価質量meと、ばね定数kにより一義的に決まってしまっ
たが、第2の実施例では、シムが2枚あるので、その関
係により、シムの長さの自由度は比較的に大きくなって
いる。
〔発明の効果〕
以上、述べたように、本考案によれば、各印字ハンマの
固有振動数が、ほぼ一定となるようにしたものであるか
ら、各印字ハンマの特性を有効に活用出来るため、印字
の高速化が計れるという効果がある。
また、固有振動数不揃の調整のためにシムの長を変える
方法は、ハンマの根元の幅を変える方法に比し、ドット
ライン数の多いハンマバンクの実現に有用な考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す斜視図、第2図
は、第2実施例を示す斜視図、第3図は、本考案の原理
説明図、第4図は従来例の斜視図、第5図は従来例のハ
ンマの長さとハンマピンの位置関係を示す平面図であ
る。 11〜14……板ばね 2……印字ピン 3……ポールコア 4……コイル 5……永久磁石 6……バックプレート 711〜741,712〜742……シム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板ばねの先端に印字ピンを設けた印字ハン
    マを、印字行に沿って所定間隔で並べ、かつ前記印字ピ
    ンを印字行と直角方向に所定距離ずつ離して設けるよう
    にしたドットインパクトプリンタにおいて、 前記、板ばねと、その板ばねを固定する台であるバック
    プレートの間に、適数枚の調整板を挾み、板ばねと共に
    固定し、前記印字ピンの高さに対応して、この調整板の
    形状を変えることにより、全印字ハンマの、固有振動数
    がほぼ一定となるようにした事を特徴とする、ドットイ
    ンパクトプリンタ用印字ハンマ。
JP1989086501U 1989-07-25 1989-07-25 ドツトインパクトプリンタ用印字ハンマ Expired - Lifetime JPH0644695Y2 (ja)

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JP1989086501U JPH0644695Y2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 ドツトインパクトプリンタ用印字ハンマ

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JP1989086501U JPH0644695Y2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 ドツトインパクトプリンタ用印字ハンマ

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Publication Number Publication Date
JPH0326550U JPH0326550U (ja) 1991-03-18
JPH0644695Y2 true JPH0644695Y2 (ja) 1994-11-16

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ID=31636053

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JP1989086501U Expired - Lifetime JPH0644695Y2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 ドツトインパクトプリンタ用印字ハンマ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0440933Y2 (ja) * 1986-11-28 1992-09-25
JPH0452055Y2 (ja) * 1987-03-20 1992-12-08

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JPH0326550U (ja) 1991-03-18

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