JPS6251127B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6251127B2 JPS6251127B2 JP16808081A JP16808081A JPS6251127B2 JP S6251127 B2 JPS6251127 B2 JP S6251127B2 JP 16808081 A JP16808081 A JP 16808081A JP 16808081 A JP16808081 A JP 16808081A JP S6251127 B2 JPS6251127 B2 JP S6251127B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- sludge
- short fibers
- coarse
- cloth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000010802 sludge Substances 0.000 claims description 32
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 23
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- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 3
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 3
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 3
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は汚泥脱水用布に係り、特にベルトプ
レス形脱水機に使用される汚泥脱水用布であつ
て、汚泥を一対の布間に挾み、圧搾することに
より汚泥中の水分を除去するのに適した通水性を
有する織布の表面に短繊維を傾斜させて植毛した
構造を有する汚泥脱水用布に関する。
レス形脱水機に使用される汚泥脱水用布であつ
て、汚泥を一対の布間に挾み、圧搾することに
より汚泥中の水分を除去するのに適した通水性を
有する織布の表面に短繊維を傾斜させて植毛した
構造を有する汚泥脱水用布に関する。
従来、この種の布は比較的目の粗い網目状の
織布（基布）に繊維径が一定の短繊維を傾斜して
植毛したものである。このような布間に汚泥を
挾み、圧搾すると、短繊維が傾斜しているため、
この短繊維が汚泥により押倒され、互いに重なり
合つて基布の表面を緻密に覆うことになる。この
ため、汚泥が網目状基布から目洩れすることを防
止し、汚泥中の水分のみが基布の目を通過するこ
とができる。汚泥の目洩れを防止するためには汚
泥により短繊維が押倒されて互いに重なり合つた
状態で短繊維相互の間隔が十分に小さいことが必
要である。このために短繊維は通常20〜50デニー
ルのものが用いられている。
織布（基布）に繊維径が一定の短繊維を傾斜して
植毛したものである。このような布間に汚泥を
挾み、圧搾すると、短繊維が傾斜しているため、
この短繊維が汚泥により押倒され、互いに重なり
合つて基布の表面を緻密に覆うことになる。この
ため、汚泥が網目状基布から目洩れすることを防
止し、汚泥中の水分のみが基布の目を通過するこ
とができる。汚泥の目洩れを防止するためには汚
泥により短繊維が押倒されて互いに重なり合つた
状態で短繊維相互の間隔が十分に小さいことが必
要である。このために短繊維は通常20〜50デニー
ルのものが用いられている。
しかし、このような短繊維を植毛した布の場
合、汚泥を脱水するための圧搾力が増大すると、
重なり合つた短繊維群が汚泥からの押圧力に抗し
きれず、基布の網目間隙から外方にはみ出す現象
が起る。この結果、短繊維相互の間隙が押拡げら
れ、泥汚の目洩を防止することが困難となる。ま
た泥汚を脱水するための圧搾力が増大すると、植
毛短繊維の自由端は汚泥層中に深くくい込むよう
になり、脱水ケーキを布から剥離させる際に短
繊維が脱水ケーキ側に引張られて基布から引抜か
れる、いわゆる脱毛現象が顕著となり、布寿命
が短かくなる。
合、汚泥を脱水するための圧搾力が増大すると、
重なり合つた短繊維群が汚泥からの押圧力に抗し
きれず、基布の網目間隙から外方にはみ出す現象
が起る。この結果、短繊維相互の間隙が押拡げら
れ、泥汚の目洩を防止することが困難となる。ま
た泥汚を脱水するための圧搾力が増大すると、植
毛短繊維の自由端は汚泥層中に深くくい込むよう
になり、脱水ケーキを布から剥離させる際に短
繊維が脱水ケーキ側に引張られて基布から引抜か
れる、いわゆる脱毛現象が顕著となり、布寿命
が短かくなる。
本発明の目的は、汚泥脱水のための圧搾力が増
大しても、汚泥の目洩れを防止し、かつ植毛短繊
維の脱毛現象の発生を少なくして布寿命を大巾
に延ばすことができる汚泥脱水用布を提供する
ことにある。
大しても、汚泥の目洩れを防止し、かつ植毛短繊
維の脱毛現象の発生を少なくして布寿命を大巾
に延ばすことができる汚泥脱水用布を提供する
ことにある。
本発明は、汚泥を脱水するための圧搾力に対抗
する植毛短繊維は比較的太い繊維径の粗繊維が有
効であり、これらの粗繊維が汚泥によつて押倒さ
れ、互いに重なり合つて生ずる粗繊維相互間の間
隙をより小径の細繊維で補うことにより、短繊維
全体の相互間隙を十分に小さくし、さらに脱毛し
やすい細繊維を減少させ、脱毛現象を防止したも
のである。
する植毛短繊維は比較的太い繊維径の粗繊維が有
効であり、これらの粗繊維が汚泥によつて押倒さ
れ、互いに重なり合つて生ずる粗繊維相互間の間
隙をより小径の細繊維で補うことにより、短繊維
全体の相互間隙を十分に小さくし、さらに脱毛し
やすい細繊維を減少させ、脱毛現象を防止したも
のである。
以下、添付図面によつて本発明の実施例を説明
する。
する。
第１図は本発明の一実施例を示す概略断面図で
あつて、緯糸１Ａと経糸１Ｂとからなる通水性を
有する織布１の片面に粗繊維２が一定方向に傾斜
して植毛されている。これらの粗繊維２の間隙に
粗繊維２より小径の細繊維３が粗繊維３と平行に
植毛されている。
あつて、緯糸１Ａと経糸１Ｂとからなる通水性を
有する織布１の片面に粗繊維２が一定方向に傾斜
して植毛されている。これらの粗繊維２の間隙に
粗繊維２より小径の細繊維３が粗繊維３と平行に
植毛されている。
織布１としてはナイロン、ポリエステル等の合
成繊維織布が好適であり、粗繊維２は長さ３〜20
mmで、50〜200デニールのナイロンなどの合成繊
維、細繊維３は長さ２〜20mmで、５〜20デニール
のナイロン等の合成繊維が好適である。
成繊維織布が好適であり、粗繊維２は長さ３〜20
mmで、50〜200デニールのナイロンなどの合成繊
維、細繊維３は長さ２〜20mmで、５〜20デニール
のナイロン等の合成繊維が好適である。
第２図は、第１図に示す布間に汚泥を挾み、
圧搾力を加えたときの短繊維の状態を示す説明図
である。第２図に示すように粗繊維２および細繊
維３は共に汚泥４による押圧力を受けて押倒され
るが、粗繊維２は織布１の緯糸１Ａに自由端が支
承され、かつ押圧力に対抗できる剛性を有するの
で織布１の網目より外方にはみ出すことはない。
一方、細繊維３は汚泥４による押圧力を受けて押
倒れるときに粗繊維３に支持され、織布１の網目
より外方にはみ出すことはない。したがつて汚泥
を脱水するための圧搾力が増大しても短繊維相互
の間隙は押拡げられないので汚泥の目洩れが防止
される。また脱毛しやすい細繊維３は、短繊維全
体の植毛量のほぼ半分に減少しているから、細繊
維３の脱毛の発生が防止される。
圧搾力を加えたときの短繊維の状態を示す説明図
である。第２図に示すように粗繊維２および細繊
維３は共に汚泥４による押圧力を受けて押倒され
るが、粗繊維２は織布１の緯糸１Ａに自由端が支
承され、かつ押圧力に対抗できる剛性を有するの
で織布１の網目より外方にはみ出すことはない。
一方、細繊維３は汚泥４による押圧力を受けて押
倒れるときに粗繊維３に支持され、織布１の網目
より外方にはみ出すことはない。したがつて汚泥
を脱水するための圧搾力が増大しても短繊維相互
の間隙は押拡げられないので汚泥の目洩れが防止
される。また脱毛しやすい細繊維３は、短繊維全
体の植毛量のほぼ半分に減少しているから、細繊
維３の脱毛の発生が防止される。
更に本発明の他の例として細繊維の長さを２〜
15mmとし、粗繊維の長さを５〜30mmの範囲内で細
繊維よりも長くすることが望ましい。この場合汚
泥による押圧力を受けて短繊維が押倒されると
き、汚泥と接触する面、すなわち植毛群の先端面
は粗繊維のみであるため、粗繊維のみが汚泥中に
くい込み、細繊維は汚泥中にくい込まない。この
ため、短繊維の脱毛現象を防止する効果が顕著と
なる。
15mmとし、粗繊維の長さを５〜30mmの範囲内で細
繊維よりも長くすることが望ましい。この場合汚
泥による押圧力を受けて短繊維が押倒されると
き、汚泥と接触する面、すなわち植毛群の先端面
は粗繊維のみであるため、粗繊維のみが汚泥中に
くい込み、細繊維は汚泥中にくい込まない。この
ため、短繊維の脱毛現象を防止する効果が顕著と
なる。
以上のように本発明によれば、汚泥脱水のため
の圧搾力が増大しても短繊維は織布の網目から外
方にはみ出すことがなく、短繊維相互の間隙を小
さく維持できるので汚泥の目洩れを防止でき、ま
た短繊維中には脱毛しにくい粗繊維を分散した状
態で植毛されているので脱毛の発生を防止して
布の寿命を延ばすことができる。
の圧搾力が増大しても短繊維は織布の網目から外
方にはみ出すことがなく、短繊維相互の間隙を小
さく維持できるので汚泥の目洩れを防止でき、ま
た短繊維中には脱毛しにくい粗繊維を分散した状
態で植毛されているので脱毛の発生を防止して
布の寿命を延ばすことができる。
第１図は本発明の一例を示す概略断面図、第２
図は第１図に示す布の汚泥脱水中の状態を示す
説明図である。 １……織布、２……粗繊維、３……細繊維、４
……汚泥。
図は第１図に示す布の汚泥脱水中の状態を示す
説明図である。 １……織布、２……粗繊維、３……細繊維、４
……汚泥。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 通水性を有する織布の表面に短繊維を傾斜し
た状態で植毛した汚泥脱水用布において、前記
短繊維は粗繊維とこの粗繊維より小径の細繊維と
からなり、これらの粗繊維および細繊維がほぼ均
一に分散されていることを特徴とする汚泥脱水用
布。 ２ 前記粗繊維は50〜200デニールであり、前記
細繊維は５〜20デニールである特許請求の範囲第
１項記載の汚泥脱水用布。 ３ 前記細繊維は、前記粗繊維よりも短かくされ
ている特許請求の範囲第１項記載の汚泥脱水用
布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16808081A JPS5870813A (ja) | 1981-10-21 | 1981-10-21 | 汚泥脱水用濾布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16808081A JPS5870813A (ja) | 1981-10-21 | 1981-10-21 | 汚泥脱水用濾布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5870813A JPS5870813A (ja) | 1983-04-27 |
| JPS6251127B2 true JPS6251127B2 (ja) | 1987-10-28 |
Family
ID=15861468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16808081A Granted JPS5870813A (ja) | 1981-10-21 | 1981-10-21 | 汚泥脱水用濾布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5870813A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162299A (ja) * | 1985-01-10 | 1986-07-22 | Ebara Infilco Co Ltd | 含水物の脱水処理装置 |
| JPS61270931A (ja) * | 1985-05-25 | 1986-12-01 | Matsushita Electric Works Ltd | 光伝送信号確認装置 |
| JPH0215535Y2 (ja) * | 1985-07-22 | 1990-04-26 | ||
| KR20040007967A (ko) * | 2002-07-15 | 2004-01-28 | 김창균 | 여재가 장착된 용기를 이용한 슬러지의 탈수 장치 및 이를이용한 탈수 방법 |
-
1981
- 1981-10-21 JP JP16808081A patent/JPS5870813A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5870813A (ja) | 1983-04-27 |
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