JPS6250729A - 音響・光変調器 - Google Patents

音響・光変調器

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JPS6250729A
JPS6250729A JP61191206A JP19120686A JPS6250729A JP S6250729 A JPS6250729 A JP S6250729A JP 61191206 A JP61191206 A JP 61191206A JP 19120686 A JP19120686 A JP 19120686A JP S6250729 A JPS6250729 A JP S6250729A
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JP
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acoustic
optical
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Application number
JP61191206A
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アラン・ジョン・フォックス
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/11Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on acousto-optical elements, e.g. using variable diffraction by sound or like mechanical waves

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、変調される光放射に対して透明な材料からな
り、それぞれ前記光放射のビームに対し入力面および出
力面を提供する光学的性質を有する対向する側面と、前
記入力面と前記出力面との間に前記光放射ビームの相互
作用領域を形成するよう音波ビームを前記ブロック中の
伝播軸線に沿って進めるための電気音響変換器手段を設
けた端面とを有するブロックを備え、ブラッグの関係に
従った光学的媒体中における音波との相互作用によって
前記光放射ビームを変調させる音響・光変調器に関する
ものである。
上述の種類の変調器の作動は、例えば、「ブロク。アイ
イーイーイー(Proc、 IEEE) J第54巻。
1966年10月、第1391〜1401頁中にイ、ア
イ、ゴートン(E、1. Gordon)によって説明
されている。かかる変調器の作動原理を第1図について
説明する。
平らな電気音響変換器2は圧電ウェハー3の形態であり
、例えばニオブ酸リチウムの単結晶から作られていて、
上側および下側の金属化電極4および5を備える。この
変換器2は光学的に透明な材料、例えばゲルマニウム単
結晶からなるブロック1の一方の端面6の上に取り付け
られている。変換器2は適当な高周波例えば数MHzの
高周波で付勢され、平行線7で示される対応する規則正
しく連続する平行な波面を、ブロック中に、例えば、矢
8で示す方向に縦方向の音波速度VLを有する縦方向の
波の乱れを伝播させる。ブロック媒体中で局部的な応力
の変動が組み合わされ、その結果対応する局部的変動が
屈折率に生じ、かくして方向8の音波伝播路9に沿って
伝播する対応する回折構造が形成する。
変調される光放射のビーム10は、この場合にはレーザ
ー(図示せず)によって放出されるコヒーレント放射で
あり、ビーム10はレンズ11およびブロック1の光学
的側面12を通り、相互作用領域13において伝播する
音波7に対してブラッグ角θ。
をなして伝播する音波7の通路を横切って進んで、回折
ビーム14を生じ、回折ビーム14は相互作用領域13
における入力ビーム10の方向に対しブラッグ角θ、の
2倍の傾斜をする。回折ビーム14の振幅は音波7の振
幅によって左右され、従って反対側の光学的側面15を
通ってブロック1から出た後に変調ビームを生成するの
に使用される。かかる変調器は、非コヒーレント光放射
を使用した場合でも、ブラッグの回折条件が満たされて
いる限り、全く同様に良好に作用することができる。
かかる形態の変調器における難点は、音波7がブロック
の遠い端面16に到達した際に、音波7が反射する傾向
があり、そこで音響エネルギーのある部分が矢17で示
されるように変換器2に向けて逆反射路に沿って戻るこ
とがあることである。光放射ビーム10が横切っている
相互作用領域13をこの反射波が逆方向に通過する際に
、弱い回折ビームが生じることがあるが、対応する音響
回折構造の運動方向が光ビームに対して逆になり、当初
のブラッグ角の関係が正しく満たされなくなる。しかし
、反射波は変換器面6に到達するまで伝播1し続け、こ
こで音響エネルギーのある部分が矢18で示されるよう
に反射してブラッグの関係が正しくあてはまる当初の伝
播方向に戻り、再び相互作用領域13を通過する際に対
応する遅延変調信号が変調ビーム14に作用し、その振
幅は反射音波の振幅によって左右される。この遅延信号
における遅延は音波が種々の反射点を通って往復するこ
とによる遅延である。かかる遅延信号の存在は望ましく
なく、変調器の性能、特にデーター伝送性能およびデー
ターレンジング(ranging)性能に悪影響を及ぼ
す。
上述の報文には、反射を減少するためにブロックの遠い
端部の横壁に吸音材の層を設けた変調器が示されている
。第1図ではこの吸音材の層を符号19で示す。ゲルマ
ニウムブロックの場合には適当な吸音材の例はインジウ
ムおよび鉛であるが、いずれも音響インピーダンスがゲ
ルマニウムと同じでなく、かかるインピーダンスの不一
致によって有意な反射信号が生じ、インジウムの場合に
はこの信号が一層大きくなる。
遠い端面からの直接のミラー反射を減少するために、こ
の端面を音波面に対して傾斜させて音波をブロックの非
光学的側面に向けて反射させ、この非光学的側面にも吸
音材例えばインジウム層を被着させておくことが提案さ
れている。かかるくさび形の端部を形成する場合には、
45°の傾斜角すなわちくさび角を避けるのが普通であ
り、傾斜角が45°である場合には反射した入射音波は
側面において垂直方向に進むので、望ましくないリター
ン反射を生ずるのに理想的な逆反射条件が提供さると考
えられた。従って、実際にはくさび角を約30°にして
、傾斜面上の吸音層によって吸収されなかった音響エネ
ルギーがブロックの側面で多重吸収反射をして消滅する
ようにする。
かかる配置によって若干の改善が達成されたが、残留す
る望ましくない遅延変調信号をある用途に必要である程
度まで減少させることができないことが分った。
本発明の目的は音波のリターン反響およびこれによって
生ずる望ましくない遅延変調信号を一次変調信号に対し
て極めて低い振幅にすることができる優れた音響・光変
調器を提供することにある。
本発明は前記ブロックの他方の端面を、入射音波に対す
る最適反射面を形成するよう自由な状態にし、かつ前記
変換器から前記他方の端面に直接入射する当初の伝播音
響ビームに対して傾斜させ、この際この傾斜角を入射伝
播モードのほとんどすべての音響エネルギーが異なる伝
播モードの反射音9ビームエネルギーに変りかつ前記ブ
ロックの前記傾斜端面に入射する前記当初の伝播音響ビ
ームに関して実質的に逆反射しないように前記ブロック
の少くとも一方の側面に向って進ような角どしたことを
特徴とする上述の種類の音響・光変調器を提供する。
本発明を実現する過程において、望ましくない反射した
音響信号エネルギーの問題が起るのは、一部には傾斜端
面に被着されているインジウム層のような吸音層に散乱
中心が存在し、これにより音響エネルギーの直接反射が
相互作用領域および変換器に向けて戻るように起るから
であり、さらに一部には固体の物体中で所定の伝播モー
ドを有する音波、例えば、縦波が傾斜境界面で反射した
際に普通音響エネルギーのある部分が他のモードに変わ
って例えばせん断波を生成するからであることを確かめ
た。モードが異なるとこれに対応して異なる速度で伝播
するので2つの波の反射角が異なり、従って有意量の音
響エネルギーがブロックの側面における多重反射によっ
て消滅する代りに変換器および相互作用領域に向けて戻
る方向に反射する可能性が増大する。例えば、くさび角
が30°である場合には、縦波は散乱を起すことができ
るように反射することができるが、せん断波成分は約3
0”の角で反射し、ブロックの側面に向けてほぼ垂直に
、つまり理想的な逆反射路に従って進む。
本発明は、ブロックの遠い端面を適当に傾斜させること
により、ある伝播モードの波例えば縦波における入射音
響エネルギーの実質的に総てを異なる伝播モードの波例
えばせん断波に変えることができること、しかも吸音材
従って関連する散乱中心を傾斜端面から取り除くことに
よりリターン音響信号エネルギーの一層有意な減少を達
成できることを確認したことに基づく。事実、ゲルマニ
ウムブロック中の縦音波の場合には、くさび角が約45
°の時に最小リターン波が得られることが分った。これ
は驚くべき結果であって、それはこの角がかかる波にと
って理想的な逆反射路条件を提供することが予期される
からである。
本発明の音響・光変調器においてブロックをゲルマニウ
ム結晶から作った1例では、音響ビームは変換器手段に
よって縦圧縮モードで(100)結晶方向に沿って送り
出され、入射音波の伝播方向に対する傾斜端面の傾斜角
は40°〜52°の範囲、好ましくは約46゛である。
本発明の音響・光変調器においてブロックをゲルマニウ
ム結晶から作った他の例では、音響ビームは変換器手段
によって縦圧縮モードで(111)結晶方向に沿って送
り出され、変調される入射コヒーレント光放射は電界ベ
クトルが音響ビームおよび光ビームの軸線を含む平面内
に存在するように偏光され、入射音波の伝播方向に対す
る傾斜端面の傾斜角は40°〜52°の範囲、好ましく
は約46゜である。
本発明の特徴によれば、ブロックの傾斜端面と吸音材を
設けるのが好ましい対応する非光学的側面との交線によ
って形成される各端縁を初期の伝播音波ビームの波面に
対して傾斜させることができ、この傾斜は25〜35°
の範囲とするのが好ましい。ブロックの側面上の吸音材
はインジウム層または鉛層から構成することができる。
本発明の音響・光変調器は調査用またはレーダー用の光
学的レンジングシステムで使用することができ、あるい
は光通信用変換器として使用することができる。
次に本発明を図面を参照して例について説明する。
第2図は本発明の音響・光変調器の1例である音響・光
レーザー変調器の配置を示す。第2図では、第1図につ
い゛て説明した素子に相当する素子には同じ符号を付け
た。CO! レーザー20は波長λ=10.6μmおよ
び直径=約2鰭のコヒーレント光放射のビーム10を生
成する。立上り時間の短い変調器を提供するためにはゲ
ルマニウムレンズllヲ使用してこのビームを集束させ
て、相互作用領域13においてビームが最小直径約20
0μmのくびれを有し、立上り時間の短い変調器を提供
するようにする。この例では光ビームは集束されている
ので、光ビームの発散を対応する音響ビームの発散と整
合させて最適に高い変調効率を提供するのが好ましい。
立上り時間を短くするのが重要でない場合には、光放射
を集束ビームの形態にする必要はなく、例えば通常の平
行にしたレーザービームとすることができる。
変調器ブロック21はゲルマニウム単結晶から形成され
、1例では幅20m■、厚さ5 mm、全長約22fl
である。変換器2はニオブ酸リチウム単結晶から35°
Y切断され、かつ基本的厚さモードで作動するウェハー
3を備え、ウェハー3は英国特許出願第8510700
号に記載の方法によってブロック21の端面6に加圧結
合されている。一方の電極5はクロム、金およびインジ
ウムの層からなる導電フィルムを備え、加圧結合前に被
着させる。他方の電極4の寸法は変換器2の作動領域、
従って音響ビーム7の当初の断面を決める。結合したウ
ェハー3を正しい厚さにラップ仕上げして所要の音響周
波数で共鳴するようにした後に電極4を被着させる。こ
の例ではウェハー3の横寸法は第2図の平面では12m
−で、これに垂直な方向では31麿であり、電極4の対
応する寸法はそれぞれ6mlおよび0.3■■である。
ゲルマニウムの結晶軸に対するブロック21の配置方向
は以下に説明するように変調器の用途によって決められ
る。最高の変調効果を必要としかつ平面偏光を使用でき
る場合には、音波伝播方向9が(111)結晶軸に沿っ
て延びかつ入射光が音波伝播方向9に平行な電界ベクト
ル面で必ず偏光するようにブロック21を切断する。平
面偏光を受入れることができない場合には、音波伝播方
向9がゲルマニウムの(100)結晶軸に沿って延びる
ようにブロック21を切断する。この場合には偏光面の
方向は重要でなく、円形に偏光した光によって装置を作
動させることができるが、直交する2つの方向に対する
変調効率は異なるのが普通で、後者の場合には出力は楕
円形に偏光したものになる傾向がある。
本発明の変調器の場合には、ブラッグ角θ8は次式で与
えられる: λ ただし、λは音響伝播媒体中における光の波長、Δは音
響伝播媒体中における音響波長である。従って、屈折率
n=4であるゲルマニウムの場合には、自由空間におけ
る波長λ。−10,6μmであるCOz レーザー20
からの光は音響伝播媒体中の波長λ=2.65μmであ
る。音響波長は勿論周波数および音響速度によって決ま
り、後者は方向によって異なるのは勿論である。従って
、例えば、(100)軸に沿って進む周波数60 MH
zの音波では縦波速度VL = 4.72 X 103
m / 秒T: (IF) リ、コノ音波ハフラッグ角
θ、 =0.96°の場合に波長へ=  78.7μl
である。第2の例では、(111)方向に沿って進む周
波数100 MHzの音波ではVL =5.5 XIO
” m/秒であり、この音波はブラッグ角θa =t、
38°の場合にA−55μmである。
ブロック21の光学的面12および15からの光の反射
を減少させるには、これらの光学的面にそれぞれ反射止
め層を設ける。この例では、互に平行な2つの光学的面
を端面6に垂直な音波伝播方向9から2°傾斜させる。
このような配置を使用して変調器ブロック21を他の周
波数または配置方向用の他の変調器のマウントに容易に
置換えることができるようにする。しかし、普通反射を
避けるには面12および15を互に平行にならないいよ
うにするのが好ましい。入射角および他の光線角が小さ
いので、説明を簡単にするために、第2図では、特にブ
ロック21においてこれらの角の大きさを拡大して示す
。第2図はブラッグ角=0.96°の場合を示すもので
ある。
変調された回折出力ビーム14はブロックの出口面15
で屈折した後に変調器の出力軸線に沿って進み、第2ゲ
ルマニウムレンズ23によって平行になる。孔を開けた
ダイアフラム25を使用して放出ビームの未屈折成分を
除去する。
反射して音響伝播路9に沿って戻ることができる音響エ
ネルギーをできるだけ減少させるために、本発明におい
ては、ブロックの遠い端面26を、変換器2によって送
り出されて方向8の軸線9に沿って伝播する波面7の当
初の音響ビームに対して傾斜させ、この際この傾斜角を
入射伝播モードのほとんどすべての音響エネルギー、こ
の例では縦圧縮波が、表面に何も設けてない端面26で
反射した際に、異なる伝播モードの反射音響ビームエネ
ルギー、この例ではせん断波に変り、かつブロック21
の傾斜端面26に入射する当初の伝播音をビームに関し
て実質的に逆反射しないようにブロック21の側面に向
かって進むような角とする。
次に本発明を第3図に示す線図について説明する。振幅
りの縦圧縮音波は自由な境界面30において入射角がφ
、になるように固体の音響伝播媒体31中を進む。対応
する反射した縦波成分し、は同じ大きさの反射角φ、で
反射する。媒体31は強固な媒体でありまた入射波は境
界面に対して傾斜しているので、せん断波成分S1も生
じ、反射角φ、で反射する。ゲルマニウム結晶は異方性
音響伝播媒体であるが、計算を容易にするために、縦波
速度およびせん断波速度の平均値がそれぞれvL−5,
56km/秒およびVs =3.55km/秒である等
方性媒体であると仮定する。そこで、反射に関する通常
の考案から、反射角は次式(1)で表わされる関係を有
する: sinφL    sinφS さらに、表面に垂直な応力が零である筈でありかつ対応
する変位が任意の値をとることができる固体/空気界面
に入射する振幅りの音波の場合には、反射した縦波およ
びせん断波の振幅L1およびSlは次式(2)および(
3)から求められる:2(L−L+)sinφ3 ・c
osφL−51cos2φs −0(21(L+L+)
sinφL ・cos2φB−31・sinφ、・5I
112φg−0,+31式(2)および(3)を振幅比
L1ルおよびs1ルについて解くと、次式(4)および
(5)が得られる:ただし、 式(4)から反射した縦波の振幅L1はA=1の場合に
零となり、従って次式(6)が得られるのは明らかであ
る。
tanφL =2 sin”φg−tan 2φ5(6
)φLとφSとの関係式(1)およびvLおよびV。
に対する上述の値を使用すると、φtX46°である場
合にはILI/Llは零になることが分る。従って、こ
の入射角の場合には入射縦波は角φ、=27°で反射し
たせん断波Slにほぼ完全に変わる。
第4図は、ゲルマニウムブロック31の遠い端面30が
45°のくさび角でスクエア(square)切断され
ている点を除き、第2図について説明した配置に相当す
る本発明の他の例を示す詳細図である。
第4図はブロック31の遠い端部の縦断面図であって、
軸線9に沿って伝播しかつ45°傾斜した自由な端面3
0に入射する縦音波りが反射した際に取る通路を示し、
45°は先に述べた角にほぼ等しく、この場合には第4
図に破線で示す反射した縦波成分の振幅L1は零になり
、従ってブロックの上側側面19′に直角に入射した際
の反射によって逆反射反響が起ることはあり得ない。従
って音響エネルギーはすべて反射角27°のせん断波S
1として反射する。このせん断波は上側側面19′で反
射してせん断波成分S!および縦波成分L2を形成する
のが普通で、これらの成分はブロック31の本体中を進
んで下側側面22および上側側面19′からさらに反射
する。これらの側面にはインジウムまたは鉛の吸音層2
4を設けるのが好ましいので、音響エネルギーは反射の
たびに失なわれる。
第2図に示す本発明の例では、音響が逆行して戻る機会
は、端面26とブロックの対応する上側および下側の側
面すなわち非光学的側面19′および22との交線が軸
線9に沿って進む音波の波面7に対して傾斜するように
ブロック21の傾斜端面26を斜に切断することにより
、さらに減少する。交線と波面とのなす角は30°が好
ましいが、25°〜35゜の範囲とすることができる。
斜に傾斜した端面26の場合には、反射縦波の振幅が零
になる臨界入射角は入射軸線9と入射点における側面2
6からの垂線とを含む斜めの平面において測定した値で
あり、従ってブロック21の光学的側面12または15
において測定したくさび角の余角とは一致しない。
第5図はブロック21の形態を第2図と同じ縮尺で示す
斜視図であり、第6図は光学的側面12の方向に見たブ
ロック21の側面図である。傾斜端面26は他の方向に
斜に切断してもよく、また他の方向に傾斜させても音響
信号エネルギーの反射による戻りを減少する点で同様に
有効なものとすることができる。
30’のくさび角で傾斜させインジウム層を設けた端面
を使用する従来の変調器の性能と本発明の変調器の性能
とを比較すると、前者は望ましくない遅延変調信号に対
して約−55dIlの減衰を達成したが、第2.5およ
び6図について説明した本発明の変調器は少くとも−7
5dBの減衰を達成した。吸音層24をブロックに被着
させなかった場合でも、−62dBの減衰が測定された
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の音響・光変調器の1例の配置を示す断面
図、 第2図は本発明の音響・光変調器の1例の配置を示す断
面図、 第3図は音響・光変調器の境界面における音波伝播路を
示す線図、 第4図は本発明の音響・光変調器の他の例における音波
伝播路を詳細に示す縦断面図、第5図は第2図の変調器
ブロックを同じ縮尺で示す斜視図、 第6図は第3図の変調器ブロックの側面図である。 ■・・・光学的に透明な材料のブロック2・・・変換器
      3・・・ウェハー4.5・・・金属化電極 6・・・ブロックの端面(変換器面) 7・・・平行な波面(平行線、音波、音響ビーム)8・
・・音波の方向を示す矢 9・・・音波伝播路(音波伝播方向、伝播軸線、方向8
の軸線) 10・・・光放射のビーム(入力ビーム)11・・・レ
ンズ 12・・・光学的側面(光学的面) 13・・・相互作用領域 14・・・回折ビーム(変調ビーム) 15・・・光学的側面(光学的面、出口面)16・・・
ブロック1の遠い端面 17・・・逆反射路を示す矢 18・・・音響エネルギーの反射方向を示す矢19・・
・吸音材の石 19′・・・上側側面(非光学的側面)20・・・CO
□レーザー   21・・・変調器ブロック22・・・
下側側面(非光学的側面) 23・・・第2レンズ    24・・・吸音層25・
・・ダイアフラム   26・・・遠い端面30・・・
遠い端面(自由な境界面) 31・・・ブロック(音響伝播媒体) 特 許 出 願人  エヌ・ベー・フィリップス・フル
ーイランペンファブリケン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、変調される光放射に対して透明な材料からなり、そ
    れぞれ前記光放射のビームに対し入力面および出力面を
    提供する光学的性質を有する対向する側面と、前記入力
    面と前記出力面との間に前記光放射ビームの相互作用領
    域を形成するよう音波ビームを前記ブロック中の伝播軸
    線に沿って進めるための電気音響変換器手段を設けた端
    面とを有するブロックを備え、ブラッグの関係に従った
    光学的媒体中における音波との相互作用によって前記光
    放射ビームを変調させる音響・光変調器において、 前記ブロックの他方の端面を、入射音波に 対する最適反射面を形成するよう自由な状態にし、かつ
    前記変換器から前記他方の端面に直接入射する当初の伝
    播音響ビームに対して傾斜させ、この際この傾斜角を入
    射伝播モードのほとんどすべての音響エネルギーが異な
    る伝播モードの反射音響ビームエネルギーに変りかつ前
    記ブロックの前記傾斜端面に入射する前記当初の伝播音
    響ビームに関して実質的に逆反射しないように前記ブロ
    ックの少くとも一方の側面に向かって進むような角とし
    たことを特徴とする音響・光変調器。 2、前記傾斜端面を、それぞれ光学的入力表面および出
    力表面を形成する2個の側面と、他の側面との両方に対
    して斜に配向せさた特許請求の範囲第1項記載の変調器
    。 3、前記光放射ビームに対する前記入力面または前記出
    力面を形成しない前記ブロックの側面にそれぞれ吸音材
    層を設けた特許請求の範囲第1項または第2項記載の変
    調器。 4、前記吸音材層がインジウム層である特許請求の範囲
    第3項記載の変調器。 5、前記吸音材層が鉛層である特許請求の範囲第3項記
    載の変調器。 6、前記ブロックはゲルマニウム単結晶から作られてい
    て長方形断面を有し、前記変調器は縦圧縮波のビームを
    送り出すように配置され、結晶軸は音波伝播軸線が〔1
    00〕結晶方向に沿って延在するように前記ブロックに
    対して配向し、前記傾斜端面に対する音波入射角が40
    °〜52°の範囲である特許請求の範囲第1〜5項のい
    ずれか1つの項に記載の変調器。 7、前記入射角が46°である特許請求の範囲第6項記
    載の変調器。 8、前記ブロックはゲルマニウム単結晶から作られてい
    て長方形断面を有し、前記変調器は縦圧縮波のビームを
    送り出すように配置され、結晶軸は音波伝播軸線が〔1
    11〕結晶方向に沿って延在すにように前記ブロックに
    対して配向し、変調される入射コヒーレント光放射は電
    気的ベクトルが音響ビームおよび光ビームの軸線を含む
    平面内に存在するように偏光され、前記傾斜端面に対す
    る音波入射角は40°〜52°の範囲である特許請求の
    範囲第1〜5項のいずれか一つの項に記載の変調器。 9、前記入射角が46°である特許請求の範囲第8項記
    載の変調器。 10、前記ブロックは長方形断面を有し、前記傾斜端面
    と光放射ビームに対して入力面および出力面を形成しな
    い各側面との交線である端縁は前記変換器の端面に平行
    な線に対して25°〜35°の範囲で傾斜している特許
    請求の範囲第1〜9項のいずれか一つの項に記載の変調
    器。 11、前記入射角が30°である特許請求の範囲第10
    項記載の変調器。
JP61191206A 1985-08-19 1986-08-16 音響・光変調器 Pending JPS6250729A (ja)

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