JPS6250676B2 - - Google Patents
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- JPS6250676B2 JPS6250676B2 JP5225779A JP5225779A JPS6250676B2 JP S6250676 B2 JPS6250676 B2 JP S6250676B2 JP 5225779 A JP5225779 A JP 5225779A JP 5225779 A JP5225779 A JP 5225779A JP S6250676 B2 JPS6250676 B2 JP S6250676B2
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- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- corrosion
- casing
- iron
- pump
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
従来海水や河海水、河川水、工業用水などの冷
却水を送水するために用いられているポンプの1
例は第1図に示され、この種ポンプのインペラー
2には普通りん青銅などの銅合金が広く用いられ
ているが、このようなインペラー2の表面におい
てこれら冷却水の流速が15m/secにもなる部分
には第2図に示すようにインピンジメント・アタ
ツク9などの潰食による腐食問題が多発してい
る。インペラシヤフト6は、また、ステンレス鋼
製とされる例が多いがこのインペラーシヤフト6
におけるインペラ2とケーシング1との隙間8に
露出する部分に隙間腐食が生じ、また一般に普通
鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、ニレジスト鋳鉄、ステン
レス鋼、銅合金などで作られるケーシング1にお
ける腐食も問題になつている。このような腐食に
対して海水中での銅合金の潰食に対して有効であ
る硫酸第一鉄注入などによる水酸化鉄皮膜形成が
考えられるが、これは、流速が速いためほとんど
不可能であるし、棒状や板状の亜鉛をケーシング
1内にはりつけることによる陰極防食法は流速が
速いために亜鉛が急速に減少することや、はりつ
けられた亜鉛が破壊した場合インペラー2やバル
ブなどを破壊する恐れがあるのでほとんど使用さ
れていない。したがつて現状では有効な防食対策
がほとんどない状態である。 本発明は上記に鑑みなされたもので、その目的
とするところは次の通りである。 (1) 銅合金製のインペラー表面やケーシング内面
に多発するインピンジメント、アタツクなどの
潰食に対して耐食性を有するポンプを提供する
こと。 (2) ステンレス鋼製のインペラー・シヤフトに起
こる隙間腐食のおこりにくいポンプを提供する
こと。 (3) ケーシングの腐食がおこりにくいポンプを提
供すること。 (4) ポンプにつながれる配管がポンプよりも卑な
金属材料であつても(例えばケーシングがリン
青銅製のポンプに炭素鋼製のパイプがつながれ
るような場合)、配管系に起こる電食の問題が
少ないポンプを提供すること。 (5) 安全性が高く簡単であり経済性の良いもので
あること。 第3図は本発明の1実施例を示し、ポンプのり
ん青銅製インペラー2の表面とりん青銅製ケーシ
ング1の内面に厚さ約100μmの鉄めつき7を施
したものを示す。メツキ条件は下記第1表の通り
である。
却水を送水するために用いられているポンプの1
例は第1図に示され、この種ポンプのインペラー
2には普通りん青銅などの銅合金が広く用いられ
ているが、このようなインペラー2の表面におい
てこれら冷却水の流速が15m/secにもなる部分
には第2図に示すようにインピンジメント・アタ
ツク9などの潰食による腐食問題が多発してい
る。インペラシヤフト6は、また、ステンレス鋼
製とされる例が多いがこのインペラーシヤフト6
におけるインペラ2とケーシング1との隙間8に
露出する部分に隙間腐食が生じ、また一般に普通
鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、ニレジスト鋳鉄、ステン
レス鋼、銅合金などで作られるケーシング1にお
ける腐食も問題になつている。このような腐食に
対して海水中での銅合金の潰食に対して有効であ
る硫酸第一鉄注入などによる水酸化鉄皮膜形成が
考えられるが、これは、流速が速いためほとんど
不可能であるし、棒状や板状の亜鉛をケーシング
1内にはりつけることによる陰極防食法は流速が
速いために亜鉛が急速に減少することや、はりつ
けられた亜鉛が破壊した場合インペラー2やバル
ブなどを破壊する恐れがあるのでほとんど使用さ
れていない。したがつて現状では有効な防食対策
がほとんどない状態である。 本発明は上記に鑑みなされたもので、その目的
とするところは次の通りである。 (1) 銅合金製のインペラー表面やケーシング内面
に多発するインピンジメント、アタツクなどの
潰食に対して耐食性を有するポンプを提供する
こと。 (2) ステンレス鋼製のインペラー・シヤフトに起
こる隙間腐食のおこりにくいポンプを提供する
こと。 (3) ケーシングの腐食がおこりにくいポンプを提
供すること。 (4) ポンプにつながれる配管がポンプよりも卑な
金属材料であつても(例えばケーシングがリン
青銅製のポンプに炭素鋼製のパイプがつながれ
るような場合)、配管系に起こる電食の問題が
少ないポンプを提供すること。 (5) 安全性が高く簡単であり経済性の良いもので
あること。 第3図は本発明の1実施例を示し、ポンプのり
ん青銅製インペラー2の表面とりん青銅製ケーシ
ング1の内面に厚さ約100μmの鉄めつき7を施
したものを示す。メツキ条件は下記第1表の通り
である。
【表】
ポンプ運転時はインペラー2付近では海水の流
速が15m/secにもなる部分がありインピンジメ
ントアタツクなどの潰食が多発するが、あらかじ
め鉄メツキ7を施しておくとこのような高流速に
対しても密着性が良く潰食に対して有効である。
またインペラー2、ケーシング1の隙間8におい
てステンレス鋼製インペラーシヤフト6に隙間腐
食が起こり易いが、インペラー2、ケーシング1
に鉄メツキ7が施してあると鉄めつきの方がイン
ペラーシヤフト6に対して卑になるので電気防食
され隙間腐食が防止される。 ポンプの吸込口4、排水口5につながれる配管
が炭素鋼などのようにポンプケーシングの材料で
あるりん青銅よりも卑な材料の場合、配管に電食
が起こることが心配されるが、鉄めつきを施すと
電位が下がり、この電食を防止することができ
る。 また、鉄メツキ層が腐食によつて消失した場合
も、鉄の腐食生成物が残存して銅合金製のインペ
ラーおよびケーシングの防食に役立つ。 ケーシングが炭素鋼や鋳鉄の場合も、インペラ
ーに鉄の腐食生成物が付着しているため、ケーシ
ングの腐食を軽減出来る。 鉄めつき層が腐食によつて消失した場合、再度
めつきすることは容易に実施できる。 第4図は本発明の他の実施例を示し、ポンプケ
ーシング11はニレジスト鋳鉄製、インペラー1
2はりん青銅製である。モーター13によりイン
ペラー部12が回転することにより吸込口14か
ら海水を吸い上げ排水口15に送り出す。ケーシ
ング11はニレジスト鋳鉄製であるためケーシン
グ11の内面には鉄めつきせずインペラー12の
表面のみに厚さ約200μm鉄めつき17を行つ
た。 インペラーシヤフト16を海水から保護するた
めに、ニレジスト鋳鉄製の軸保護管18が用いら
れている。メツキ条件は下記第2表の通りであ
る。
速が15m/secにもなる部分がありインピンジメ
ントアタツクなどの潰食が多発するが、あらかじ
め鉄メツキ7を施しておくとこのような高流速に
対しても密着性が良く潰食に対して有効である。
またインペラー2、ケーシング1の隙間8におい
てステンレス鋼製インペラーシヤフト6に隙間腐
食が起こり易いが、インペラー2、ケーシング1
に鉄メツキ7が施してあると鉄めつきの方がイン
ペラーシヤフト6に対して卑になるので電気防食
され隙間腐食が防止される。 ポンプの吸込口4、排水口5につながれる配管
が炭素鋼などのようにポンプケーシングの材料で
あるりん青銅よりも卑な材料の場合、配管に電食
が起こることが心配されるが、鉄めつきを施すと
電位が下がり、この電食を防止することができ
る。 また、鉄メツキ層が腐食によつて消失した場合
も、鉄の腐食生成物が残存して銅合金製のインペ
ラーおよびケーシングの防食に役立つ。 ケーシングが炭素鋼や鋳鉄の場合も、インペラ
ーに鉄の腐食生成物が付着しているため、ケーシ
ングの腐食を軽減出来る。 鉄めつき層が腐食によつて消失した場合、再度
めつきすることは容易に実施できる。 第4図は本発明の他の実施例を示し、ポンプケ
ーシング11はニレジスト鋳鉄製、インペラー1
2はりん青銅製である。モーター13によりイン
ペラー部12が回転することにより吸込口14か
ら海水を吸い上げ排水口15に送り出す。ケーシ
ング11はニレジスト鋳鉄製であるためケーシン
グ11の内面には鉄めつきせずインペラー12の
表面のみに厚さ約200μm鉄めつき17を行つ
た。 インペラーシヤフト16を海水から保護するた
めに、ニレジスト鋳鉄製の軸保護管18が用いら
れている。メツキ条件は下記第2表の通りであ
る。
【表】
ニレジスト鋳鉄製のケーシングはそれ自体が腐
食することにより銅合金製のインペラーを防食す
る効果があるため鉄めつきを施す必要はない。 銅合金製インペラー12に鉄めつき17を施す
と高流速での耐潰食性を向上させることができる
とともに、ケーシング11、インペラー部12の
隙間19に起こるインペラシヤフト16の隙間腐
食を防止できる。ニレジスト鋳鉄製ケーシング1
1に対する貴な部分(銅合金製インペラー部1
2)の面積を少なくすることによりケーシング1
1の腐食量を減少させる効果がある。 以上、実施例について具体的に説明したが本発
明の効果を要訳すると次の通りである。 (1) 銅合金製のインペラーおよびケーシングの表
面の一部又は全面に鉄めつきを施すことによ
り、耐潰食性を向上させうるとともにインペラ
ーシヤフトに使用されているステンレス鋼の不
働態皮膜が部分的に破壊された場合にも鉄めつ
きされたインペラーの方が卑であるために隙間
腐食による問題を低減できる。 (2) 銅合金製のインペラーの表面に鉄めつきを施
すことにより、鋳鉄製のケーシングに対する貴
な部分の面積を減少させることができるため、
ケーシング全体の腐食を低減させることができ
る。 (3) 鉄めつきが剥離された場合でも、インペラー
やポンプケーシングを破壊するようなことがな
いこと。また鉄めつきによる防食方法は手間の
かからない簡単な防食方法であり、補修も簡単
である。 (4) ポンプにつながれる配管材料がポンプの材料
よりも卑な金属の場合でもある程度電食を防止
できる。 (5) 鉄めつき層の厚さが10μm以上あるから流速
が15m/sec以上となつても容易に消滅しな
い。 (6) 鉄めつきが全面にされていない場合でも、電
気化学的作用により防食効果が期待できる。
食することにより銅合金製のインペラーを防食す
る効果があるため鉄めつきを施す必要はない。 銅合金製インペラー12に鉄めつき17を施す
と高流速での耐潰食性を向上させることができる
とともに、ケーシング11、インペラー部12の
隙間19に起こるインペラシヤフト16の隙間腐
食を防止できる。ニレジスト鋳鉄製ケーシング1
1に対する貴な部分(銅合金製インペラー部1
2)の面積を少なくすることによりケーシング1
1の腐食量を減少させる効果がある。 以上、実施例について具体的に説明したが本発
明の効果を要訳すると次の通りである。 (1) 銅合金製のインペラーおよびケーシングの表
面の一部又は全面に鉄めつきを施すことによ
り、耐潰食性を向上させうるとともにインペラ
ーシヤフトに使用されているステンレス鋼の不
働態皮膜が部分的に破壊された場合にも鉄めつ
きされたインペラーの方が卑であるために隙間
腐食による問題を低減できる。 (2) 銅合金製のインペラーの表面に鉄めつきを施
すことにより、鋳鉄製のケーシングに対する貴
な部分の面積を減少させることができるため、
ケーシング全体の腐食を低減させることができ
る。 (3) 鉄めつきが剥離された場合でも、インペラー
やポンプケーシングを破壊するようなことがな
いこと。また鉄めつきによる防食方法は手間の
かからない簡単な防食方法であり、補修も簡単
である。 (4) ポンプにつながれる配管材料がポンプの材料
よりも卑な金属の場合でもある程度電食を防止
できる。 (5) 鉄めつき層の厚さが10μm以上あるから流速
が15m/sec以上となつても容易に消滅しな
い。 (6) 鉄めつきが全面にされていない場合でも、電
気化学的作用により防食効果が期待できる。
第1図は従来のポンプの断面図、第2図は従来
のポンプのインペラの斜視図、第3図は本発明の
1実施例を示す断面図、第4図は本発明の他の実
施例を示す断面図である。 インペラ…2,12、鉄めつき…7,17。
のポンプのインペラの斜視図、第3図は本発明の
1実施例を示す断面図、第4図は本発明の他の実
施例を示す断面図である。 インペラ…2,12、鉄めつき…7,17。
Claims (1)
- 1 海水や河海水、工業用水等の冷却水を送水す
るために用いられるポンプの、上記冷却水に接す
る銅合金製のインペラーの表面の一部又は全面に
厚さ10μm以上の鉄めつきを施したことを特徴と
するポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225779A JPS55146297A (en) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | Pump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225779A JPS55146297A (en) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | Pump |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55146297A JPS55146297A (en) | 1980-11-14 |
JPS6250676B2 true JPS6250676B2 (ja) | 1987-10-26 |
Family
ID=12909689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5225779A Granted JPS55146297A (en) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | Pump |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55146297A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0641758U (ja) * | 1992-11-16 | 1994-06-03 | 喜代太郎 早川 | ゴルフティー |
-
1979
- 1979-04-27 JP JP5225779A patent/JPS55146297A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0641758U (ja) * | 1992-11-16 | 1994-06-03 | 喜代太郎 早川 | ゴルフティー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55146297A (en) | 1980-11-14 |
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