JPS62501363A - 多分散系の天然緑膿菌のべん毛(H)抗原(FA▲下g▼)および、それらを製造する方法 - Google Patents

多分散系の天然緑膿菌のべん毛(H)抗原(FA▲下g▼)および、それらを製造する方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多分散系の天然緑膿菌のべん毛(1−1)抗原(1’Ag )および、それらを 製造する方法 本発明は、多分散系の天然緑膿菌(Pseudomonas ) のへん毛(I I)抗原(FAg)および、シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomo nas aeruginosa )の細菌培養物から、それらを製造する方法に 関するものである。
シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas 3erugir)o sa)細菌はJ主に免疫防衛能が低下している患者(例えば、火傷を負っている 患者、のう飽性線維症の患者、または欠損性器官機能患者、および癌患者)にお いて院内感染を引き起こすことの多い、条件的病原菌である。
耐性が生じるために、緑膿菌感染に対して抗生物質は、限られた範囲でしか活性 を持たず、それ故、シュードモナス・アエルギノサに起因する感染症に対抗する には、免疫学的方法による試みがなされてきた。
感染は、〇一群抗原、およびH−抗原を生産する種々の株によって引き起こされ つる。間接的免疫螢光法を用いた7 77 /L/グ(Ansorg) (Zb l、 Bakt、 Hyg、 I、 Abt。
Orig、 A242,228−238(1978)) ニよルI−I抗原ツバ ターンによると、シュードモナス アエルギノサに関しては、部分抗原(ao、 X11、A2、A3、A4)を有する、複合的なべん毛(H)抗原−と、均一的 べん毛(ti )抗原シが識別される。部分因子であるa。−A4は、独立した 抗原決定基であり、それゆえ、いくつかのH−型を有するべん毛抗原のパターン が生じる。〇一群とIt−型とは自由に組み合せをつくる。
シュードモナス・アエルギノサの細菌培養物を調製するために使用しうる株、お よびその株が産生ずる抗原を、以下の表に示す。
株 II −型 1 170001 − b 3 5940 − ao、A2 4 5939 a o 、a 3 5 5933 − 2o、al、a□ 1210 − aor at、A2 16990 − ao、al、a□ 6 170018 − aoI a3I A4振とうし、ホモジナイズした後、 遠心分離して得ることのできるべん毛抗原の単離された繊維(R,アンンルグ( A、nsorg )、W、シュミット(SchmiLt )、(メト−フィクロ バイオo−イムノo ) Med、 Microbiol、 Immunol。
(1980)168:217−226 )は、リボ多糖類(LPS)と栄養培地 由来の不純物とから成る複合物と一体化しているべん毛およびべん毛画分とを含 む。そのような調製物は、本質的に発熱性であり、ヒトに対して利用するのに適 さない。
緑I濃菌感染に対する予防用の緑膿菌ワクチンの製造は既知であり、シュードモ ナス・アエルギノサを、表面培養または混合栄養培地溶液中での液中培養により 増殖させて得た該微生物の細菌塊および/または、培養濾過物を出発原料として 使用する。これらの混合栄養培地に関しては、炭素源およびエネルギー源(土に 炭水化物)および必須栄養塩類の他に、種々の抽出物および/または、動物性た んばく質、微生物たんばく質、または植物性たん白質の氷解物(いわゆるペプト ン)を用いた。このような栄養溶液補充物の組成は厳密に定められておらず、ロ フト(loi)ごとに変えることができる。栄養溶液補充物は、アミノ酸の他に 、不完全に分解されたたん白質フラグメントおよびその不確定な混合物をも含み 、実質上、アミノ酸および成長促進物質に対する需要を償うことができる。それ 故、培養上清は常に、非微生物起源の物質に富んでいるが、このことは、培養段 階の後、べん毛(■り抗原から、栄養培地に由来する不純物をできる限り除くた めに、いくつかの分離工程を常に必要とするので、シュードモナス・アエルギノ サのべん毛(Iり抗原の調製には不利である。
粗製のべん尼原料を、細菌懸濁物から分離するには、いわゆる「せん断」、即ち 、ミキサー内で、細菌懸副液にせん断力をかけた後、15,0OOX、p−18 ,0OOX、pにて遠心分離する方法を用いる。その後、ベレットヲ捨て、粗製 のべん毛調製物を含む上清を、少なくとも40,000xgにて、1時間、また は、Zoo、0OOX、9にて20分間、遠心加速処理する。こうして、粗製の 抗原をペレットの形で得る。すでに言及したように、それは、リポ多糖類(LP S)、核酸、種々の塩類、多糖類、および、そこから生成するワクチンの有効性 および適合性に不利な影響を与える非べん氾たん白質を含んでいる。
従来は、純粋なべん毛(■り抗原を分離することは不可能であった(T、L、ピ ット(Pitt) 、’(ジャーナル・オブ・メディカル・マイクロバイオロジ イ)J、λ(ed。
Microbio+、 (1981) 、14 :251−260)。
本発明は、前記の不利益および困難を避けることを目的とし、多分散系の天然べ ん毛(H)抗原(FAg)を、高純度で、発熱性物質を含まずに得ることを目的 とする。
これらの本発明に係る高純度のFAg抗原は、単量体成分から成り、各単量体成 分は、 a) アミノ酸:アスパラギン酸(Asp)、トレオニン(Thr)、セリン( Ser)、グルタミン酸(Glu)、グリシン(Gly)、アラニン(Ala) 、バリン(Val)、インロイシフ(lle)、ロイ’/ 7 (Leu )、 チロシフ (Tyr )、フェニルアラ= 7 (Phe)、リジン(Lys) 、アルギニン(Arg)、およびおそらくトリプトファン(Trp )を含み、 酸 b) N−末端アミノ配列:アラニン(Aha)−ロイシ△ ン(Leu) −)レオ= 7 (Thr)−バリン(Val )−アスパラギ ン(Asn) −)レオ= 7 (Thr)−アスパラギア(Asn)−イソロ イシン(11e)−アラニン(Ala)を有し、C) 43,500〜53,0 50ダルトンの分子量を有し、さらに、 d) プロリン、メチオニン、セミ−シスチンおよびヒスチジンを含まないもの である。
さらに詳細に述べると、本発明に従って、以下に示す6つの特異なI(−血清型 が特徴づけられる。
1]−血清型(ao、33、a4)のべん毛(Iり抗原、その単量形はアミノ酸 :アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸、グリシン、アラニン、 バリン、インロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、°リジン、お よびアルギニンを、64:33:35:42:44:68:29:29:37: 3:10:19:15の割合で含み、分子量は43,500である。
11−血清型(ao、23)のべん毛(lり抗原、その単量形はアミノ酸:アス パラギン酸、トレオニン、セリン1、グルタミン酸、グリシン、アラニン、バリ ン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、リジン、およびア ルギニンを69:35:38:44:47:73:30:30:60:3:12 :21:16の割合で含み、分子量は46.700である。
H−血清型(ao)のべん毛(I])抗原、その単量形アミノ酸:アスパラギン 酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸、グリシン、アラニン、バリン、イソロ イシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、リジン、およびアルギニンを 、74:50:49:49:49:89:37:29:44:5:14:17: 16の割合で含み、分子量は52,720である。
I(−血清型(b)のべん毛(H)抗原、その単量形はアミノ酸:アスパラギン 酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸、グリシン、アラニン、バリン、インロ イシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、リジン、およびアルギニンを 、74:48:48:49:51:91:38:30:43:4:13:18: 18の割合で含み、分子量は53,050である。
■−血清型(ao、al、a□) (7)へん毛(H)抗原、その単量形はアミ ノ酸:アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸、グリシン、アラニ ン、バリン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、リジン、 およびアルギニンを、76:44:40:52:50:81:32:32:41 :4:12:20 :18の割合で含み、分子量は51,250である。
■(−血清型(”0qa2)のべん毛(H)抗原、ソノ単量形はアミノ酸:アス パラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸、グリシン、アラニン、バリン 、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、リジン、およびアル ギニンを、68:41:37:46:44ニア3:29:29:37:3:10 :16:16の割合で含み、分子量は45,900である。
本発明は、さらに、シュードモナス・アエルギノサ細菌培養物から、列挙した多 分散系の天然緑膿菌べん毛(H)抗原を製造する方法であって、該細菌培養物を 洗剤で処理し、培養物から、多分散系の天然べん毛抗原を分離することを特徴と する。
洗剤を加えることにより、抗原を細菌塊から分離し、次に、溶液中の抗原を分離 することができる。洗剤としては、胆汁酸塩が都合がよく、特にデオキシコレー トが適している。
この際、洗剤で処理する前に、好ましくは「せん断」方法により、細菌培養物を 分解しておいてもよく、または、洗剤の存在下にせん断力をかけてもよい。
好ましい実施態様では、細菌培養物からの多分散系の天然べん毛(1−1)抗原 の分離を、クロマトグラフィー処理または、精製により行なうが、不純物として 存在している高分子、特にリポ多糖類、核酸、塩類、多糖類、およびその他のも のは保持されている。
本発明に係る方法の勧められる改良法は、分解した微生物培養物を、クロマトグ ラフィー処理に先立って予備精製し、細菌および顕微鏡的に観察可能な微生物粒 子を培養物から除去しておく方法である。この予備精製は、遠心加速度5,0O OX、yの遠心分離により行ないつる。分離した沈殿物を捨て、その上清をさら に処理する。
クロマトグラフィー処理を都合よく行なうためには、洗剤で平衡化したモレキュ ラー・シーブを使用する。
適切なモレキュラー−シーブはセファクリル(S ephacryl )である 。
本発明方法のさらに好都合な改良法は、クロマトグラフィー処理により精製した べん毛抗原をカラムクロマトグラフィーにかけてさらに精製し、存在している洗 剤を除き、純度90%以上のべん毛(H)抗原を得ることを特徴とする。同様に 、2回目のクロマトグラフィーによる処理をモレキュラー・シーブ(例えば、セ ファデックス(5ephadex ) )、または非極性ポリスチレン吸着ゲル (例えば、BIO−BEADS 5M−4)を用いて行なう。
本発明に係る方法を、以下に具体例を示して、より詳しく説明する。
シュードモナス・アエルギノサM−2(序文において例示した細菌株から選択し た株)を以下に示す組成:コハク酸2ナトリウム 4.05 i/l。
リン酸1水素2カリウム 7 g/i。
リン酸2水素カリウム 3 7!/e。
リン酸水素アンモニウム 1 g/e、硫酸マグネシウム・7l−I20 0. 05 g/l。
塩化第2鉄 0.0025 g/l。
の栄養液中にて、細胞密度が2〜3X109細胞/rnQに達するまで培養し、 96時間の発酵期間中撹拌下、酸素分圧(pH2) 10 %において希釈率を 一定(0,2μ)に保った。
連続的に発酵器から引き出した細菌培養物を、660mQ (0,45kq湿重 量)のローター保持容量の発酵器と協同させた超遠心分離機内で、遠心加速度i s、oooxyにて処理することにより、仕上げる。ここで、希釈率0.2μを 用いると、96時間後に非常に多量の生物量が集められるので、これをミキサー 中にてせん断力をかけ、超遠心して得たベレットを遠心分離(15,000xg −xs、ooox、p)L、細胞と細胞フラグメントとを分離すると、粗製のべ ん毛抗原149ダが得られた。
得られた粗製のべん毛抗原(18ffi&)を、pH7、0のトリス−HC1緩 衝液(30mM、12d)中に溶解し、デオキシコレート(20MQ/mQ ) を加えたトリス−HCd緩衝液(30mM 、 pH7、0)で平衡化したセフ ァクリル(Sephacryl ) S −1000を充填したカラム(16X 16ff)に適用し、デオキシコレート(211g/m(す ヲ加えた。即座に 両分(2d)を集め、280nmおよび254nmR:おける吸光度を観測して 、溶出図を作製した。カラムから流出(run)を添付図面に示す(第1図)。
Aと表示した曲線は、光路長I mlのキュベツト(・セル)を用いた2 54 0mにおける吸光度に基づいて作成し、Bと表示した曲線は、光路長2011! lのキュベツト(セル)を用いた2 80 nmにおける吸光度に基づいて作成 した。
この吸収曲線において、抗原のピークは、280 nmに明瞭に認められる。
次に、純化べん毛(H)抗原を含む溶液を、第1回目の精製段階から残存してい るデオキシコレートを除くために、第2回目の精製工程に付した。この目的のた めには、架橋結合(cross−1inking )の程度がより少ないモレキ ュラー・シーブ、例えば、セファデックス(Sephadex ) G ” 2 5を用いるか、または、BIO−BEADSSM−4のような吸着ゲルを用いる 。この処理によって、DOCが分離され、べん毛抗原が、98%以上の純度で、 少量の発熱性物質(LPS)(1%以下)を伴なって得られた。
同じ方法で、序文で例示した他の株の細菌培養物を培養し、類似の方法を用いて 、個々の1−1−型抗原を、それから純粋な型で得るこ吉ができる。FAgの収 量は株の選択に左右されることが示された。ある特定の株、例えば5933(a o、a、 、32)および1210 (ao%a1゜3°)を用いると、170 001 (b)およびM−2(b) を用いるよりも、細胞を高収量で得ること ができる。
本発明により特徴づけられた個々のべん毛(■り抗原は、単量体化合物から成る 重合体化合物であり、その特性データーを以下に示す方法を用いて決定した。
A)アミノ酸分析 べん毛(Iり抗原の全アミノ酸組成を分析するために、標品を加水分解してペプ チド結合を切断した。これには、標阜的なたん白質加水分解法(fiNH(J、 110℃、22時間)を用いた(C,H,W ヒルス(Hirs ) メツ−グ ー4フーエフザイモロジイ(Methods in Enzymology ) 、S、P、コoウィック(Colowick )、N、0.カブラン(Kapl an ) 、編集長、X巻、エンザイム・ストラフチャー(Enzyme 5t ructure ) 、pp、 5 g −62、C1H,〜V、ヒルス(Hi rs )編集、1967アカデミツク・プンス(Academic Press  ) )。
試験はベックマン(Beckman )・システム6300−アミノ酸分析器内 にて行なった。アミノ酸組成の結果に基づいて、単量体サブユニットの分子量を 計算した。
B)精製および分子量 本発明に係る抗原の純度または不純物の不在性を、ドデシル硫酸ナトリウム中に おける、ポリアクリルアミドゲル電気泳動により調べた(A、L、シャピロ(S hapiro ) 、 E、ビヌエラ(Vinuela )、J、?イゼ/Ll  (Maizel )、バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ ・コミユニケージa 7 (Biochem、Biophys、Res。
Commun、 ) (19’ 67 )、28:815)。
「銀染色」法(メリル(Merril )、C0R,、ゴールドマン(Gold man )、Dl、セドマ7 (Sedman ) 、S、A、およびエベルト (Ebert )、M+H,、サイエフ ス(5cience ) (1981 )、211:1437 )を用いて、電気泳動図を染色した。試験を行なったす べてのべん毛抗原に関して、以下に記載した方法に従って、べん毛抗原の分子量 に基づき、ある一定の距離を移動する単1のバンドが認められた。LPSに関し ては、かすかな徴候も見出されなかった。
オスポーン(0sborn )およびウェーバ−いVeber ) (ウェーバ −(Weher ) 、K、およびオスポーン(0shorn ) 、八f。
(1969)ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミス) リイ(J、Bio l、 Chem、) 224 :4406)の改良法に従って゛、ドデシル硫酸 ナトリウム中におけるポリアクリルアミドゲル電気泳動を行ない、精製したべん 毛抗原を、その単量体サブユニットに分割し、それらの分子量を決定した。
以下に示す表中に、個々の株と関連したそれぞれのH−血清型のべん毛(H)抗 原を、対応するそれらのアミノ酸組成およびそれらの分子量と共に例示した。ト 的に分解するので、存在している場合でも表中には示されていない。
べん毛抗原分子のアミノ酸番号 C) N−末端アミノ酸配列 ベックマン(Beckman )−システム890たん白質/ペプチド配列決定 器を用いて、精製した(純化)べん毛(H)抗原のN−末端から最初の9アミノ 酸の配列を、「固相」法(P、zドマン(Edman )、G、ベツグ(Beg g )、1967、たん白質シークエネーター(A、 Proteinsequ enator )、ヨーロピアン・ジャーナルーオブ・バイオケミストリイ(E ur、J、Biochem、 1 :8O−91))を用いて決定した。
すべての型に関して、同じ配列が見出された。
5939Ala−Leu−Thr −Val −Asn −Thr−Asn−1 1e −Ala −D)べん毛(H)抗原の粒子密度 本発明に係るべん毛(H)抗原の粒子密度を、標品液体(蒸留水中のべん毛(H )抗原)(ld)をCsC1−グラジx 7 ) (gradient) (d =1.15−1.45.lil/33)に重層することにより、決定した。
”’ニア リフ :/7 Q T i −o−ター(Rotor )中で、16 時間、遠心分1iiK (50,000rpoi ) L タp、遠心管(7T ) riE カら画分を取り、ドデシル硫酸すトリウム中にて、ポリアクリルア ミドゲル電気泳動を行なうことにより分析した。
試験を行なったへん毛(I()抗原調製物のすべてにおいて、ソノ密度はd=1 .28p/(M Tあった。
E)擬−弾性光散乱 この測定は、レーザー光線を高分子溶液に作用させると、高分子によってレーザ ー光線が散乱されるという事実に基づく。高分子は溶媒中にて決して瞬間的な位 置に停止せず、ブラウンの分子運動によって移動する。例えば、高分子がレーザ ーから離れていく場合には、(ドツプラー効果に従って)、散乱光の振動数は幾 分低下するである−う。このような振動数の変化から、高分子の拡散に関する情 報を導くことができ、それから1−流体力学的半径」を計算することができる( 光子相関性分光学および速度測定法(1’hoto correlations pec+roscopy and velocimetry )、I(、Z、ク ミンズ(Cummins)およびE、R,ピッチ(1’1ke)、プレナム(P  Ientrn ) プレス、N、Y、、ロンドン(London )、197 7)。
−2ん下、(11”)抗f、’lの場合に(オ、ダの流体学゛I′−径はその分 子の′−t′径・2表わし、(−いるのではなく、干均の大きさのパラメーリ− ÷゛・表わI〜でいる5、し、か17、後名は、標品の年齢に依存するこ占が大 変は一゛−)きり(,5ている。
適用した試験条(4は以下の通り75あ1)た:散乱角:60°、波長: 63 2,811+11 、温度:20’Coすべこのべん尼抗原に対して、以下に示 す結甲、を得た:NN225142.5940、5939.1210.1700 18、拡散係数、1) = 8.5 ’x l Q−9(ryn2/秒)、流体 学半径、I(−2°5X10 ”備。
F)免疫学的分析 免疫血清の調製: 高度に精製されたへん毛抗原調製物、並び(ご粗製のべん毛抗原調製物を、二j −−−−−−シーラント(NeNvZealand )白うさぎを免疫するのに 用いた。この免疫パターンはラゲナウル(Lagcnaur )およびγガビア ン(Agabian )が記載した方法ジャーナル・オブ・バタテリオロジイ( J、 Bacteriol、 128:435−444、1976)に対応して いた。べん毛抗原調製物(500μg/mQ )と完全フ01+7トーTシュバ ント(Freund’s adjuvans )との混合物(181)を含む1  mQを筋肉内注射する。最初の注射の20日後に、静脈内注射(0,5mQ中 にアジュバントは含まずに、たん白質調製物を50μ、p、100μy1150 μy1および250μy含んでいる)を4回、3日間隔で注射した。最後の免疫 の一週間後に、耳の静脈から血液を採り、4℃で放置した。4,0OOX、9に て15分間遠心分離して血清を得、それを0.5 mQ、づつ−70℃にて、凍 結した。
免疫拡散: 免疫拡散試験を以下に示した改良点以外はオウクターロニイ(0uchterl ony )の方法(0,オウクターロニイ(Ouchterlonγ)、アクタ ーバンロ働マイクロバイオロやスカンド(Acta、 Pathol、 Mic robiol、 5cand、 ) (1949) 26:507−515)を 用いて行なった。
免疫拡散は、リン酸緩衝化生理食塩水中にトリトン(Triton ) X − 100(1%)を含んでいる寒天(1%)で被覆したガラス板上で行なった。
抗体用のウェルい■ells)には、通常、血清を20μe入れ、抗原用ウェル には各々の標品を1−5μe入れた。
高度に精製したべん毛抗原調製物をドデシル硫酸すトリウム(SDS)(0,1 %)中にて分解した。
完全な(無傷の)べん毛が寒天中に入り込むのは困難であり、洗剤を用い゛C処 理することにより、抗体と単量体抗原吉の反応を硅実にした3、トリトン(Tr iton )X−100は、免疫拡散プし・−ト中で、S I) Sによって抗 原血清が沈殿するのを防ぐ。免疫拡散プレートを湿度相中で、30℃において2 4時間、インキュベーションする。。
免疫電気泳動: 免疫電気泳動は、B、ウイーケ(Weeke )による指針(定量的免疫電気泳 動のマニュアル、方法および応用(A Manual of Quantita tive Immunoelectropharesis 、 Methods and Application )、アクセルゼン(Axelsen ) 、 クロール(Kroil)、ウイーケ(Weeke ) 、編、ユニバーサイテッ トスフオルラゲット(Universitetsforlaget ) 、オス 口(Oslo )、1973、pp、15−37)に従って行なった。
原則として、本方法は、最初に、たん白質混合物(上記の場合には、高度に精製 したべん毛抗原)を緩衝化し、たアガロースゲル中で、S l) Sゲル電気泳 動にかけて電気泳動的に分離し、この分離操作の後、沈殿している免疫血清(こ の場合においては、粗製の、および高度Iご精製し、7たべん毛(x−i )抗 原に対するうさぎの抗血清)を1つの槽内にて、分離したたん白質の移動方向と 並行に導入することを特徴としている。
続いて、抗原および抗血清がトリトン(Tri ton ) X −100(1 饅) を含むアガロースゲル中で、相関的に拡散すると、それらが接触した位置 でアーチ形の沈降帯が生成するので、その沈降帯の数、位置、および形により、 抗原混合物の組成を考察する。
免疫拡散の結果; オウクターロニイ(0uchterlony )試験においては、高度に精製し たべん毛は各々、それらのホモローガス(均質)な抗血清に関しては、この抗血 清が粗製のべん毛抗原調製物に対するものであるか、高度に精製したべん毛抗原 調製物に対するものであるかには関係なく、1本の沈降帯を示した。
免疫電気泳動の結果: シュードモナス・アエルギノサ株(M−2,1210゜5939,594’O1 5142,170018)の高度に精製したべん毛抗原調製物に関する免疫電気 泳動は、粗製のべん毛抗原調製物に対するホモローガスな抗血清を用いた場合と 同様に、それぞれの高度に精製したべん毛抗原調製物に対するホモローガスな抗 血清を用いた場合にも、1本の沈降帯を示した。
第2図は、ウイーケの1次元免疫電気泳動による沈降帯を示し、第3図は、オウ クターロニイの免疫拡散による沈降帯を示している。
第2図かられかるように、N1−2株に対応するべん毛標品1.170018株 に対応するべん毛標品2.1210株に対応するべん毛標品3.5142株に対 応するべん毛標品4.5940株に対応するべん毛標品5、および5939株に 対応するべん毛標品6を、各々、ゲルストリ゛/プの穴(X)に適用し、電気泳 動を行なった後、各々の抗血清a−fを溝(スロット)の中にピペットで移した 。図示したように、ただ1本の沈降帯のみが生成し、従って、6つのべん毛標品 5はすべて純品であることがわかった。
第3図には、M−2,170018,1210,5142,5940および59 39の各べん毛型について、関連の抗血清を用いた1試験を行った結果が示され ている。寒天平板の穴Xの各々にべん毛標品を適用し、穴Zにそれぞれの抗血清 を適用した。この場合にも、単一の強い沈降帯のみが生じており、このことは、 全ての6ベん毛標品が純粋であることを証明するものである。
FIG、 1 国際調え報告 ′+l+″′−八″″′L管へ−PCT7AT B6f■司ご

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.単量体成分からなる多分散系の天然緑膿菌べん毛(H)抗原であつて、各単 量体成分が、a)アミノ酸:アスパラギン酸(Asp)、トレオニン(Thr) 、セリン(Ser)、グルタミン酸(Glu)、グリシン(GIy)、アラニン (Ala)、バリン(Val)、イソロイシン(Ile)、ロイシン(Leu) 、チロシン(Tyr)、フエニルアラニン(Phe)、リジン(Lys)、アル ギニン(Arg)を含むと共に、トリプトフアン(Trp)を含むこともあり、 b)式:アラニン(Ala)−ロイシン(Leu)−トレオニン(Thr)−バ リン(Val)−アスパラギン(Asn)−トレオニン(Thr)−アスパラギ ン(Asn)−イソロイシン(Ile)−アラニン(Ala) で示されるN末端アミノ酸配列を有し、c)分子量が43,500〜53,05 0であり、d)プロリン、メチオニン、セミーシスチンおよびヒスチジンを含ま ない ことを特徴とするべん毛(H)抗原。
  2. 2.単量形が、アミノ酸:アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸 、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フエニル アラニン、リジン、およびアルギニンを64:33:35:42:44:68: 29:29:37:3:10:19:15の割合で含み、分子量が43,500 であることを特徴とするH−血清型がa0、a3、a4である第1項記載のべん 毛(H)抗原。
  3. 3.単量形が、アミノ酸:アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸 、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フエニル アラニン、リジンおよびアルギニンを69:35:38:44:47:73:3 0:30:60:3:12:21:16の割合で含み、分子量が46,700で あることを特徴とするH−血清型がa0、a3である第1項記載のべん毛(H) 抗原。
  4. 4.単量形が、アミノ酸:アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸 、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フエニル アラニン、リジンおよびアルギニンを74:50:49:49:49:89:3 7:29:44:5:1417:16の割合で含み、分子量が52,720であ ることを特徴とするH−血清型がa0である第1項記載のべん毛(H)抗原。
  5. 5.単量形が、アミノ酸:アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸 、グリシン、アラニンバリン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フエニルア ラニン、リジンおよびアルギニンを74:48:48:49:51:91:38 :30:43:4:1318:18の割合で含み、分子量が53,050である ことを特徴とするH−血清型がbである第1項に記載のべん毛(H)抗原。
  6. 6.単量形が、アミノ酸:アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸 、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フエニル アラニン、リジンおよびアルギニンを76:44:40:52:50:81:3 2:32:41:4:1220:18の割合で含み、分子量が51,250であ ることを特徴とするH−血清型がa0、a1、a2である第1項記載のべん毛( H)抗原。
  7. 7.単量形が、アミノ酸:アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸 、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フエニル アラニン、リジンおよびアルギニンを68:41:37:46:44:73:2 9:29:37:3:1016:16の割合で含み、分子量が45,900であ ることを特徴とするH−血清型がa0、a2である第1項記載のべん毛(H)抗 原。
  8. 8.ラゲナーおよびアガビアンによる免疫パターンに従い、多価の、または単価 の抗体をウサギ内で誘導するものであることを特徴とする第1項〜第7項のいず れかに記載のべん毛(H)抗原。
  9. 9.オウクターロニイによる免疫拡散試験またはウイ一ケによる免疫電気泳動試 験において、多価および/または単価の抗体に関して単一の沈降帯を形成するも のであることを特徴とする第1項〜第8項のいずれかに記載のべん毛(H)抗原 。
  10. 10.シユードモナス・アエルギノサ細菌培養物から第1項〜第7項のいずれか に記載の多分散系の天然緑膿菌べん毛(H)抗原を回収する方法であつて、該細 菌培養物またはその画分を洗剤で処理し、多分散系天然べん毛抗原を、該細菌培 養物から分離することを特徴とする方法。
  11. 11.洗剤として胆汁酸塩、特にデオキシコレートを使用することを特徴とする 第10項に記載の方法。
  12. 12.該細胞培養物を洗剤で処理する前に、該細菌培養物を、好ましくは、せん 断力処理により分解し、画分に分けることを特徴とする第10項に記載の方法。
  13. 13.該細菌培養物に洗剤を加えた後、該細菌培養物をクロマトグラフイー処理 、または精製処理に付すことを特徴とする第10項に記載の方法。
  14. 14.該細菌培養物を該クロマトグラフイー処理に付す前に予備精製し、該細菌 培養物から、細菌および、顕微鏡的に観察可能な細菌粒子を分離しておくことを 特徴とする第13項に記載の方法。
  15. 15.遠心加速度5,000xgで遠心分離し、分離した沈殿物を捨てることに より予備精製することを特徴とする第14項に記載の方法。
  16. 16.洗剤で平衡化したモレキユラー・シーブをクロマトグラフイー処理に使用 することを特徴とする第13項に記載の方法。
  17. 17.クロマトグラフイー処理し、精製したべん毛抗原をさらにカラムクロマト グラフイーにかけて精製し、存在の可能性のある洗剤を除去して純度90%以上 のべん毛抗原を得ることを特徴とする第13項〜第16項のいずれかに記載の方 法。
  18. 18.第2のクロマトグラフイー処理をも、セフアデツクスまたはBIO−BE ADS SM4などの吸着ゲルを用いて行なうことを特徴とする第17項に記載 の方法。
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