JPS6249711B2 - - Google Patents
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- JPS6249711B2 JPS6249711B2 JP53154286A JP15428678A JPS6249711B2 JP S6249711 B2 JPS6249711 B2 JP S6249711B2 JP 53154286 A JP53154286 A JP 53154286A JP 15428678 A JP15428678 A JP 15428678A JP S6249711 B2 JPS6249711 B2 JP S6249711B2
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- magnetron
- winding
- transformer
- circuit
- primary winding
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/66—Circuits
- H05B6/662—Aspects related to the boost transformer of the microwave heating apparatus
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B9/00—Generation of oscillations using transit-time effects
- H03B9/01—Generation of oscillations using transit-time effects using discharge tubes
- H03B9/10—Generation of oscillations using transit-time effects using discharge tubes using a magnetron
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/66—Circuits
- H05B6/68—Circuits for monitoring or control
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S315/00—Electric lamp and discharge devices: systems
- Y10S315/05—Starting and operating circuit for fluorescent lamp
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S315/00—Electric lamp and discharge devices: systems
- Y10S315/07—Starting and control circuits for gas discharge lamp using transistors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Rectifiers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は比較的低周波の低圧交流電源によりマ
グネトロンにパルス化した直流電力を供給するマ
グネトロン附勢用動作回路に関するものである。
グネトロンにパルス化した直流電力を供給するマ
グネトロン附勢用動作回路に関するものである。
本発明に適用する原理を利用した基本回路の動
作理論については米国特許第3396342号に開示さ
れている。また、米国特許第3902099号には比較
的小形の2個の変圧器を用い、これらの変圧器を
並列に接続して、高出力を得るようにし、1台の
マグネトロンを良好に附勢せしめる回路が開示さ
れている。
作理論については米国特許第3396342号に開示さ
れている。また、米国特許第3902099号には比較
的小形の2個の変圧器を用い、これらの変圧器を
並列に接続して、高出力を得るようにし、1台の
マグネトロンを良好に附勢せしめる回路が開示さ
れている。
2個の並列に接続される変圧器を用いる場合に
は、1個の変圧器およびこれに関連する回路の使
用時に流れる電流の2倍の合成ピーク電流が流れ
ることを確めた。各変圧器の二次巻線を並列に接
続した場合には、これらの二次巻線はコンデンサ
の充電方向と同一方向の位相で作用する。実際
上、このようなピーク電流は低減させるように回
路を形成するのが望ましいことは勿論である。
は、1個の変圧器およびこれに関連する回路の使
用時に流れる電流の2倍の合成ピーク電流が流れ
ることを確めた。各変圧器の二次巻線を並列に接
続した場合には、これらの二次巻線はコンデンサ
の充電方向と同一方向の位相で作用する。実際
上、このようなピーク電流は低減させるように回
路を形成するのが望ましいことは勿論である。
従来の全波電圧二倍器回路における変圧器の二
次側の両端部の電位は高くなる。二次巻線で数
1000ボルトの電圧を処理する変圧器を製造するに
は極めて費用がかかる。コイル巻装用の窓を鉄心
に接近させて設ける場合、二次巻線を成す巻線コ
イルの出発点が鋼心に極めて接近するために実際
には重大な問題に遭遇する。すなわち、極めて費
用のかかる絶縁を施さないと、アークが発生し、
しかも例えそのような絶縁物を用いても、スイツ
チング時に電圧ピークが過度に高くなる場合にア
ークが決して生じないと云う確信は有り得ない。
次側の両端部の電位は高くなる。二次巻線で数
1000ボルトの電圧を処理する変圧器を製造するに
は極めて費用がかかる。コイル巻装用の窓を鉄心
に接近させて設ける場合、二次巻線を成す巻線コ
イルの出発点が鋼心に極めて接近するために実際
には重大な問題に遭遇する。すなわち、極めて費
用のかかる絶縁を施さないと、アークが発生し、
しかも例えそのような絶縁物を用いても、スイツ
チング時に電圧ピークが過度に高くなる場合にア
ークが決して生じないと云う確信は有り得ない。
このような観点からして、全波電圧二倍器回路
を用いる米国特許第3396342号の手段によつて小
ピーク電流で大きな出力を得ることができるも、
斯様な全波二倍器回路は米国特許第3396342号の
第5図に示されるような半波電圧二倍器回路ほど
にポピユラーなものではない。米国特許第
3396342号の第2図に示されるような全波整流回
路は二次巻線を完全に絶縁する必要のある全波二
倍器回路と同じ欠点を有している。
を用いる米国特許第3396342号の手段によつて小
ピーク電流で大きな出力を得ることができるも、
斯様な全波二倍器回路は米国特許第3396342号の
第5図に示されるような半波電圧二倍器回路ほど
にポピユラーなものではない。米国特許第
3396342号の第2図に示されるような全波整流回
路は二次巻線を完全に絶縁する必要のある全波二
倍器回路と同じ欠点を有している。
二次巻線を完全に絶縁する必要のある回路用の
変圧器を製造する最も一般的な方法では、鉄心の
断面よりも遥かに大きなコイル巻装用の窓を作つ
て、最大電圧応力が生ずるコイル隅部を鋼心から
離間させるようにする。
変圧器を製造する最も一般的な方法では、鉄心の
断面よりも遥かに大きなコイル巻装用の窓を作つ
て、最大電圧応力が生ずるコイル隅部を鋼心から
離間させるようにする。
普通の半波電圧二倍器回路の場合には変圧器の
一端を接地する。これにより変圧器は極めて廉価
に構成することができる。その理由は、コイル隅
部のコイル巻回出発点を十分に絶縁するのに何等
困難でないからである。
一端を接地する。これにより変圧器は極めて廉価
に構成することができる。その理由は、コイル隅
部のコイル巻回出発点を十分に絶縁するのに何等
困難でないからである。
従来の全波電圧二倍器を半波電圧二倍器として
半分の電力で動作させるように切替えることはで
きても、この場合の切替えは高電圧で行う必要が
あるため実施不可能である。
半分の電力で動作させるように切替えることはで
きても、この場合の切替えは高電圧で行う必要が
あるため実施不可能である。
半波電圧二倍器マグネトロン附勢回路は、これ
に用いる変圧器を極めて高価な変圧器の代りに、
1個または2個の安価な変圧器を用いることによ
つて廉価にすることが望ましく、また全波電圧二
倍器回路は困難、かつ高価な電圧切替手段なしで
回路の極めて低電圧の部分にて半波電圧二倍器に
切替え得るようにするのが望ましい。このように
すれば、例えば食物を解凍したり、低加熱で料理
したい場合に、低出力で動作させることができ
る。
に用いる変圧器を極めて高価な変圧器の代りに、
1個または2個の安価な変圧器を用いることによ
つて廉価にすることが望ましく、また全波電圧二
倍器回路は困難、かつ高価な電圧切替手段なしで
回路の極めて低電圧の部分にて半波電圧二倍器に
切替え得るようにするのが望ましい。このように
すれば、例えば食物を解凍したり、低加熱で料理
したい場合に、低出力で動作させることができ
る。
従つて、1個または2個の各変圧器の2つの二
次巻線を、1台のマグネトロンを動作させるよう
に接続するマグネトロン附勢回路では、高い漏れ
リアクタンスタイプの略々一定電流の変圧器を、
その二次回路に進み電流が流れるように接続す
る。全波電圧二倍器の場合には両ループの二次回
路に交互に交番電圧が連続して流れ、また半波電
圧二倍器の場合にはマグネトロンが半サイクルの
間は導通しないように電流を流す帰路手段を設け
る。
次巻線を、1台のマグネトロンを動作させるよう
に接続するマグネトロン附勢回路では、高い漏れ
リアクタンスタイプの略々一定電流の変圧器を、
その二次回路に進み電流が流れるように接続す
る。全波電圧二倍器の場合には両ループの二次回
路に交互に交番電圧が連続して流れ、また半波電
圧二倍器の場合にはマグネトロンが半サイクルの
間は導通しないように電流を流す帰路手段を設け
る。
二次巻線は直列に接続し、かつ、両帰路手段を
含むループに対して同一に成極して、帰路手段を
互に対向する方向に向け、二次巻線をこれらの巻
線が作用する各コンデンサの充電電流の方向に対
して反対に成極されるようにする。この場合、各
二次巻線の一端は大地電位とする。
含むループに対して同一に成極して、帰路手段を
互に対向する方向に向け、二次巻線をこれらの巻
線が作用する各コンデンサの充電電流の方向に対
して反対に成極されるようにする。この場合、各
二次巻線の一端は大地電位とする。
両二次巻線を回路に接続する場合には、この回
路は全波電圧二倍器として作用する。2個の独立
した変圧器を用いる場合、一方の変圧器のみを回
路に接続すれば、この回路は半波電圧二倍器とし
て作用する。整流器は不所望な循環電流を防止す
るが、これらは装置の動作には何等影響を及ぼさ
ない。全波電圧二倍器回路のピーク電流は半波電
圧二倍器回路のピーク電流よりも大きくはならな
い。マグネトロン用のフイラメント巻線は1個の
変圧器の一次巻線に関連させるか、または2つの
変圧器を用いる場合には一方の変圧器の一次巻線
にのみ関連させるようにする。
路は全波電圧二倍器として作用する。2個の独立
した変圧器を用いる場合、一方の変圧器のみを回
路に接続すれば、この回路は半波電圧二倍器とし
て作用する。整流器は不所望な循環電流を防止す
るが、これらは装置の動作には何等影響を及ぼさ
ない。全波電圧二倍器回路のピーク電流は半波電
圧二倍器回路のピーク電流よりも大きくはならな
い。マグネトロン用のフイラメント巻線は1個の
変圧器の一次巻線に関連させるか、または2つの
変圧器を用いる場合には一方の変圧器の一次巻線
にのみ関連させるようにする。
図面につき本発明を説明する。
第1図は1台のマグネトロン附勢用の動作回路
としての従来の全波電圧二倍器回路を、第2図は
同じく1台のマグネトロン附勢用の従来の半波電
圧二倍器の回路を示す。何れの場合にも一次巻線
12および二次巻線14を有している漏れリアク
タンスの高い1個の変圧器10を1個用い、この
変圧器の一次巻線を、例えば60Hzで120Vの給電
線路のような交流電源に接続している。各電圧二
倍器回路は、パルス化した直流電圧により附勢さ
れて、プローブ20により導波管18に結合され
る高周波数マイクロ波エネルギーを発生すべく設
計される形式の持続波マグネトロン16を動作さ
せる。このマグネトロンの陰極22の電圧は、通
常大地電位にある陽極24の電圧に比べ高くす
る。一次巻線12に接近して結合させる加熱巻線
26はリード30によつてフイラメント28を駆
動させる電力を供給する。
としての従来の全波電圧二倍器回路を、第2図は
同じく1台のマグネトロン附勢用の従来の半波電
圧二倍器の回路を示す。何れの場合にも一次巻線
12および二次巻線14を有している漏れリアク
タンスの高い1個の変圧器10を1個用い、この
変圧器の一次巻線を、例えば60Hzで120Vの給電
線路のような交流電源に接続している。各電圧二
倍器回路は、パルス化した直流電圧により附勢さ
れて、プローブ20により導波管18に結合され
る高周波数マイクロ波エネルギーを発生すべく設
計される形式の持続波マグネトロン16を動作さ
せる。このマグネトロンの陰極22の電圧は、通
常大地電位にある陽極24の電圧に比べ高くす
る。一次巻線12に接近して結合させる加熱巻線
26はリード30によつてフイラメント28を駆
動させる電力を供給する。
第1図の全波電圧二倍器の場合にはコンデンサ
32および34と、帰路整流器36および38と
を用いる。マグネトロン16に供給されるパルス
化された直流電圧は全波、すなわち一次巻線12
に供給される交流電圧の各半サイクルに対するパ
ルスであり、この場合の交番半サイクルの反転は
図示のような回路となる既知の機構によつて行わ
れる。第2図の半波電圧二倍器回路も慣例の既知
の方法で動作し、この回路には充電コンデンサ4
0と、帰路整流器42とを用いる。この場合にお
けるマグネトロン16は半サイクルの電圧だけで
附勢され、交番半サイクルはマグネトロンのダイ
オード作用により無効となり、これらの交番半サ
イクルの時点には電流が整流器42を経て流れ
る。
32および34と、帰路整流器36および38と
を用いる。マグネトロン16に供給されるパルス
化された直流電圧は全波、すなわち一次巻線12
に供給される交流電圧の各半サイクルに対するパ
ルスであり、この場合の交番半サイクルの反転は
図示のような回路となる既知の機構によつて行わ
れる。第2図の半波電圧二倍器回路も慣例の既知
の方法で動作し、この回路には充電コンデンサ4
0と、帰路整流器42とを用いる。この場合にお
けるマグネトロン16は半サイクルの電圧だけで
附勢され、交番半サイクルはマグネトロンのダイ
オード作用により無効となり、これらの交番半サ
イクルの時点には電流が整流器42を経て流れ
る。
何れの場合にも各回路に現われる全容量性リア
クタンスは変圧器の洩れリアクタンス以上となる
ため、変圧器の二次回路には進み電流が現われ、
しかもパイパス素子、すなわち帰路整流器によつ
て二次回路には常に交流が流れるようになる。
クタンスは変圧器の洩れリアクタンス以上となる
ため、変圧器の二次回路には進み電流が現われ、
しかもパイパス素子、すなわち帰路整流器によつ
て二次回路には常に交流が流れるようになる。
第1図の回路では二次巻線14を大地電位から
絶縁するために、鉄心として鋼心を用いる変圧器
を必要とすることは明らかである。しかし鋼心を
用いることにより変圧器の製造価格は実質上極め
て高くなる。現在マイクロ波オーブンに用いられ
ているタイプのマグネトロンは数1000ボルトで動
作するため、二次巻線14はそれ相当に絶縁する
必要がある。
絶縁するために、鉄心として鋼心を用いる変圧器
を必要とすることは明らかである。しかし鋼心を
用いることにより変圧器の製造価格は実質上極め
て高くなる。現在マイクロ波オーブンに用いられ
ているタイプのマグネトロンは数1000ボルトで動
作するため、二次巻線14はそれ相当に絶縁する
必要がある。
第1図の回路の何れかのループ枝路に、この回
路を半波動作させるスイツチを介挿させることは
実際不可能なことである。その理由は、各枝路に
は高電圧が流れるからである。過渡現象によるア
ークの発生およびサージは変圧器およびマグネト
ロンの何れか一方または双方を破損してしまう。
路を半波動作させるスイツチを介挿させることは
実際不可能なことである。その理由は、各枝路に
は高電圧が流れるからである。過渡現象によるア
ークの発生およびサージは変圧器およびマグネト
ロンの何れか一方または双方を破損してしまう。
第2図の回路は周知の回路であり。この場合に
は二次巻線14の一端を接地する。斯種形式の変
圧器は極めて経済的に製造され、しかも殆ど凡ゆ
る半波電圧二倍器回路用のものが世界中で市販さ
れている。
は二次巻線14の一端を接地する。斯種形式の変
圧器は極めて経済的に製造され、しかも殆ど凡ゆ
る半波電圧二倍器回路用のものが世界中で市販さ
れている。
後述する所から明らかなように、全波電圧二倍
器を用いることによる特典は、2つの二次巻線を
用いる新規な回路によつて達成され、この際各二
次巻線は、その一端を大地電位とする半波電圧二
倍器回路から成る各ループに属するようにする。
このようにするには、電源の瞬時電圧に応じて二
次巻線が、それらに対応する充電コンデンサに対
して逆極性に成極されるようにして、各二次巻線
の一端を接地し得るようにする。
器を用いることによる特典は、2つの二次巻線を
用いる新規な回路によつて達成され、この際各二
次巻線は、その一端を大地電位とする半波電圧二
倍器回路から成る各ループに属するようにする。
このようにするには、電源の瞬時電圧に応じて二
次巻線が、それらに対応する充電コンデンサに対
して逆極性に成極されるようにして、各二次巻線
の一端を接地し得るようにする。
この結果、各二次巻線は廉価な変圧器に取り付
けることができる。すなわち、1つの一次巻線を
取付ける鉄心と同一の鉄心に2つの二次巻線を取
付けるか、或いは独立している一次巻線を取付け
る各別の鉄心に各二次巻線を1つずつ取付ること
ができる。この後者の場合には、斯様なタイプの
変圧器が極めて安く市販されており、しかもこの
場合には所要に応じ回路を半波電圧二倍器に切替
えるために、一方の一次巻線を低電圧にて遮断す
ることもできるから有利である。
けることができる。すなわち、1つの一次巻線を
取付ける鉄心と同一の鉄心に2つの二次巻線を取
付けるか、或いは独立している一次巻線を取付け
る各別の鉄心に各二次巻線を1つずつ取付ること
ができる。この後者の場合には、斯様なタイプの
変圧器が極めて安く市販されており、しかもこの
場合には所要に応じ回路を半波電圧二倍器に切替
えるために、一方の一次巻線を低電圧にて遮断す
ることもできるから有利である。
第3図の回路50では第1図の回路に用いられ
る高価な変圧器の代りに極めて廉価な変圧器52
および54を2個用いて、各素子を全波電圧二倍
器の構造に配置する。この回路では2個の分離整
流器によつて循環電流がコンデンサに戻り、回路
の適切な動作を妨げるのを防止する。変圧器52
および54の一次巻線56および58はリード6
0と62によつて並列に接続するも、リード62
には単極単投スイツチ64を設ける。変圧器54
は端子66と68とにより給電線路に直接接続す
る。スイツチ64が開いている場合(第4図に示
すように)には一方の一次巻線56は滅勢される
が、他方の一次巻線58は給電線路に接続された
ままである。このようなスイツチ64の切替えは
通常120Vのような低電圧にて行うことができ
る。
る高価な変圧器の代りに極めて廉価な変圧器52
および54を2個用いて、各素子を全波電圧二倍
器の構造に配置する。この回路では2個の分離整
流器によつて循環電流がコンデンサに戻り、回路
の適切な動作を妨げるのを防止する。変圧器52
および54の一次巻線56および58はリード6
0と62によつて並列に接続するも、リード62
には単極単投スイツチ64を設ける。変圧器54
は端子66と68とにより給電線路に直接接続す
る。スイツチ64が開いている場合(第4図に示
すように)には一方の一次巻線56は滅勢される
が、他方の一次巻線58は給電線路に接続された
ままである。このようなスイツチ64の切替えは
通常120Vのような低電圧にて行うことができ
る。
回路50により動作させるマグネトロン70は
接地端子74に接続される陽極72と、フイラメ
ント78によつて加熱される陰極76とを具えて
いる。フイラメント78はリード82を経てフイ
ラメント巻線80によつて附勢する。フイラメン
ト巻線80は常時附勢されている変圧器54の一
次巻線58に結合させるため、フイラメント78
の附勢に関する限り、スイツチ64の開閉は問題
にならない。
接地端子74に接続される陽極72と、フイラメ
ント78によつて加熱される陰極76とを具えて
いる。フイラメント78はリード82を経てフイ
ラメント巻線80によつて附勢する。フイラメン
ト巻線80は常時附勢されている変圧器54の一
次巻線58に結合させるため、フイラメント78
の附勢に関する限り、スイツチ64の開閉は問題
にならない。
二次巻線84および86は直列に接続し、ま
た、これらの巻線の共通端子88は接地する。帰
路整流器90および92を互いに逆向きに接続し
て、直列コンデンサ94および96が図面に極性
ドツトにて示すような二次巻線の極性に対して逆
方向に充電されるようにする。整流器98および
100の陽極はリード102および104によつ
てマグネトロンの陰極76に共通に接続する。マ
グネトロン70からのマイクロ波エネルギーをプ
ローブ108によつて導波管106に結合させ
る。
た、これらの巻線の共通端子88は接地する。帰
路整流器90および92を互いに逆向きに接続し
て、直列コンデンサ94および96が図面に極性
ドツトにて示すような二次巻線の極性に対して逆
方向に充電されるようにする。整流器98および
100の陽極はリード102および104によつ
てマグネトロンの陰極76に共通に接続する。マ
グネトロン70からのマイクロ波エネルギーをプ
ローブ108によつて導波管106に結合させ
る。
第4図の回路50′は第3図の回路50の下側
半部であり、ここに第3図のものと同一部分を示
すものには同一符号を付して示してある。図示の
ようにスイツチ64を開放させるだけで第3図の
回路は分離整流器100を具える半波電圧二倍器
となる。この回路の動作は周知の通りである。
半部であり、ここに第3図のものと同一部分を示
すものには同一符号を付して示してある。図示の
ようにスイツチ64を開放させるだけで第3図の
回路は分離整流器100を具える半波電圧二倍器
となる。この回路の動作は周知の通りである。
第3図の本発明回路の利点はつぎの通りであ
る。
る。
A 二次巻線のコイルの巻回開始点とこのコイル
の内側隅部とを高圧絶縁する必要のある高価な
変圧器を必要とすることなく全波電圧二倍器の
効果を達成することができる。
の内側隅部とを高圧絶縁する必要のある高価な
変圧器を必要とすることなく全波電圧二倍器の
効果を達成することができる。
B ピーク電流がカナダ国特許第1023004号の回
路のピーク電流よりも低い値で全波動作を行な
つて、同等の出力を得ることができる。
路のピーク電流よりも低い値で全波動作を行な
つて、同等の出力を得ることができる。
C 非常に経済的な構成で、しかも容易に入手し
得る2個の変圧器を用いることができる。
得る2個の変圧器を用いることができる。
D 全波電圧二倍器構造から半分の電力値で動作
させる半波電圧二倍器構造への回路の切替えを
低電圧にて容易に行うことができる。
させる半波電圧二倍器構造への回路の切替えを
低電圧にて容易に行うことができる。
変圧器52および54として2個の市販の変圧
器を用いる場合には、これらの両変圧器はフイラ
メント巻線80のような巻線を具えているものと
することができる。この際一方の変圧器52のフ
イラメント巻線への結線を開放させたままとする
ことは何等問題のないことである。所要に応じ変
圧器52はフイラメント巻線を設けずに形成する
こともでき、この場合変圧器の製造工程ににおい
て僅かの製造工程を省くだけで、全体的にはその
工程を殆ど変えずに製造することができる。
器を用いる場合には、これらの両変圧器はフイラ
メント巻線80のような巻線を具えているものと
することができる。この際一方の変圧器52のフ
イラメント巻線への結線を開放させたままとする
ことは何等問題のないことである。所要に応じ変
圧器52はフイラメント巻線を設けずに形成する
こともでき、この場合変圧器の製造工程ににおい
て僅かの製造工程を省くだけで、全体的にはその
工程を殆ど変えずに製造することができる。
実際の回路では、コンデンサ94および96を
それぞれ0.41μFとし、マグネトロン70をピー
ク入力電圧が4000Vの「Raytheon」1KWマグネ
トロンとし、変圧器52および54として120V
の交流一次巻線と約2200Vの二次巻線とを有して
いる半波電圧二倍器用として市販されている形式
のものを用い、整流器として何れもVaro H402形
のものを用いた場合に良好な結果が得られた。負
荷時における電流変動率は120Vの交流電圧値を
中心として約11.5%であつた。なお、マグネトロ
ンの最善の動作にとつては、マグネトロン電流の
ピークを平坦とし、殆ど変化しないようにする必
要があり、従つて、回路は米国特許第3396342号
の規準、特に各変圧器の二次回路の電流を常に進
相させる必要があると云う規準に適うように構成
する必要がある。
それぞれ0.41μFとし、マグネトロン70をピー
ク入力電圧が4000Vの「Raytheon」1KWマグネ
トロンとし、変圧器52および54として120V
の交流一次巻線と約2200Vの二次巻線とを有して
いる半波電圧二倍器用として市販されている形式
のものを用い、整流器として何れもVaro H402形
のものを用いた場合に良好な結果が得られた。負
荷時における電流変動率は120Vの交流電圧値を
中心として約11.5%であつた。なお、マグネトロ
ンの最善の動作にとつては、マグネトロン電流の
ピークを平坦とし、殆ど変化しないようにする必
要があり、従つて、回路は米国特許第3396342号
の規準、特に各変圧器の二次回路の電流を常に進
相させる必要があると云う規準に適うように構成
する必要がある。
本発明は第5図の回路120で示すように変形
することもできる。この第5図の回路120には
第3図の回路50の利点の幾つかは通用しない。
しかしこの回路120の全波電圧二倍器の動作は
第3図の回路50の動作と同じである。従つて、
第5図における変圧器121の右側(二次回路)
の各回路部品は第3図の例と全く同じであり、こ
れらには同一符号を付して示してある。変圧器1
21の二次巻線84および86も第3図の回路5
0の二次巻線と同様に動作する。
することもできる。この第5図の回路120には
第3図の回路50の利点の幾つかは通用しない。
しかしこの回路120の全波電圧二倍器の動作は
第3図の回路50の動作と同じである。従つて、
第5図における変圧器121の右側(二次回路)
の各回路部品は第3図の例と全く同じであり、こ
れらには同一符号を付して示してある。変圧器1
21の二次巻線84および86も第3図の回路5
0の二次巻線と同様に動作する。
回路50と120との相違は変圧器の構造にあ
り、回路120では単一鉄心128を有する1個
の変圧器121を用いる。斯る単一鉄心128は
第6図につき説明するように構成するものであ
り、ここに「単一」とは一体の組立体を意味する
ものとする。鉄心128には一次巻線122を巻
装し、この巻線を第3図の回路50における両一
次巻線の場合と全く同様に、端子66および68
を介して交流線路に接続する。鉄心128には2
つの二次巻線84および86も巻装し、これらの
二次巻線を分路部材124および126によつて
共通一次巻線122に対して高い漏れリアクタン
スで磁気結合させる。鉄心128には一次巻線1
22に接近させてフイラメント巻線80を結合さ
せることができる。
り、回路120では単一鉄心128を有する1個
の変圧器121を用いる。斯る単一鉄心128は
第6図につき説明するように構成するものであ
り、ここに「単一」とは一体の組立体を意味する
ものとする。鉄心128には一次巻線122を巻
装し、この巻線を第3図の回路50における両一
次巻線の場合と全く同様に、端子66および68
を介して交流線路に接続する。鉄心128には2
つの二次巻線84および86も巻装し、これらの
二次巻線を分路部材124および126によつて
共通一次巻線122に対して高い漏れリアクタン
スで磁気結合させる。鉄心128には一次巻線1
22に接近させてフイラメント巻線80を結合さ
せることができる。
第5図の回路120の二次回路の動作は第3図
の回路50のそれと同一であるため、ここではそ
の動作の説明は省略する。第3図の回路の如く、
非常に廉価に市販されている2個の変圧器52お
よび54を用いることの利点はこの回路120に
は当てはまらず、またこの回路120では低電圧
スイツチングによつて全波電圧二倍器回路から半
波電圧二倍器回路に切替え得ると云う第3図の回
路の利点も通用しない。
の回路50のそれと同一であるため、ここではそ
の動作の説明は省略する。第3図の回路の如く、
非常に廉価に市販されている2個の変圧器52お
よび54を用いることの利点はこの回路120に
は当てはまらず、またこの回路120では低電圧
スイツチングによつて全波電圧二倍器回路から半
波電圧二倍器回路に切替え得ると云う第3図の回
路の利点も通用しない。
しかし回路120用の変圧器121を周知の方
法を用いて経済的な方法で構成することができ
る。これにより斯る変圧器を多量生産すれば、変
圧器52および54のように2個の変圧器を用い
るよりも遥かに有利となり、しかも絶縁問題がな
くなるため、第1図の回路よりも多くの利点を提
供する。
法を用いて経済的な方法で構成することができ
る。これにより斯る変圧器を多量生産すれば、変
圧器52および54のように2個の変圧器を用い
るよりも遥かに有利となり、しかも絶縁問題がな
くなるため、第1図の回路よりも多くの利点を提
供する。
第6図の変圧器121は鉄心のフレーム形状を
成すTおよびL状薄鋼板を堆積して成層した鋼心
128を基として形成したものであり、これには
中央巻線を巻く脚130、外部の細長フレーム部
材132および橋絡端部134,136がある。
これら成層堆積体をリベツト138または溶接に
よつて合体保持する。このような積層体用の薄板
を形成するには既知のくず無し打抜法を用いるこ
とができる。
成すTおよびL状薄鋼板を堆積して成層した鋼心
128を基として形成したものであり、これには
中央巻線を巻く脚130、外部の細長フレーム部
材132および橋絡端部134,136がある。
これら成層堆積体をリベツト138または溶接に
よつて合体保持する。このような積層体用の薄板
を形成するには既知のくず無し打抜法を用いるこ
とができる。
中央巻線脚130と外側細長フレーム部材13
2との間の空所は分路部材124と126とで窓
140,142および144とに分割する。これ
らの分路部材は矩形状の薄板を束にして形成する
ことができ、コイルの巻装後にこれらの束を所定
位置に緊締する。コイルは慣例の如く、断面が矩
形の環状とし、かつこれらのコイルが窓に嵌合し
て、巻線脚130が各コイルと同軸となるように
構成する。
2との間の空所は分路部材124と126とで窓
140,142および144とに分割する。これ
らの分路部材は矩形状の薄板を束にして形成する
ことができ、コイルの巻装後にこれらの束を所定
位置に緊締する。コイルは慣例の如く、断面が矩
形の環状とし、かつこれらのコイルが窓に嵌合し
て、巻線脚130が各コイルと同軸となるように
構成する。
コイルは左側の二次巻線84、中央部の一次巻
線122と、右側の二次巻線86とで構成する。
フイラメント巻線80を用いる場合には、これを
一次巻線122の上で、しかも窓142内に位置
するように巻回する。一次巻線122と各二次巻
線84および86との間の結合は、これらの間に
分路部材124および126を設けるために極め
てゆるくし、かつこの場合に如何なるギヤツプも
符号150および152で示すような各磁路に作
させるようにする。漏れリアクタンスの大きさは
米国特許第3396342号に説明されているように十
分大きくする必要があり、これは高い漏れリアク
タンス変圧器を製造する際に物理的なパラメータ
を調整することによつて達成することができる。
第6図のような変圧器の寸法は市販の変圧器52
および54の寸法に容易に関連させることができ
る。第2図のようなマグネトロン附勢用の半波電
圧二倍器回路用に設計される変圧器は容易に入手
することができる。鉄心128の物理的な寸法は
市販の何れもの変圧器の鉄心の寸法の2倍よりも
多少小さくなる。
線122と、右側の二次巻線86とで構成する。
フイラメント巻線80を用いる場合には、これを
一次巻線122の上で、しかも窓142内に位置
するように巻回する。一次巻線122と各二次巻
線84および86との間の結合は、これらの間に
分路部材124および126を設けるために極め
てゆるくし、かつこの場合に如何なるギヤツプも
符号150および152で示すような各磁路に作
させるようにする。漏れリアクタンスの大きさは
米国特許第3396342号に説明されているように十
分大きくする必要があり、これは高い漏れリアク
タンス変圧器を製造する際に物理的なパラメータ
を調整することによつて達成することができる。
第6図のような変圧器の寸法は市販の変圧器52
および54の寸法に容易に関連させることができ
る。第2図のようなマグネトロン附勢用の半波電
圧二倍器回路用に設計される変圧器は容易に入手
することができる。鉄心128の物理的な寸法は
市販の何れもの変圧器の鉄心の寸法の2倍よりも
多少小さくなる。
二次巻線84および86を鉄心128の両端部
に分路部材124および126と、一次巻線12
2とによつて互いに分離させて位置付けることに
よつて、これらの二次巻線は互いに影響を及ぼし
合わないように減結合される。
に分路部材124および126と、一次巻線12
2とによつて互いに分離させて位置付けることに
よつて、これらの二次巻線は互いに影響を及ぼし
合わないように減結合される。
二次巻線のコイルとこれらの各巻装用の窓14
0および144との間の絶縁部材を146および
148で示す。このような絶縁は含浸布、紙、プ
ラスチツクシート等の如き周知の材料とすること
ができ、これによりコロナまたはアークの発生を
防止する。第5図の回路120によれば、各二次
巻線84および86の巻回ターンの半径方向の内
側巻回層を大地電位とするため、出発リード15
0および152を引出して、大地電位の共通接続
点88に接続する。この接続点は例えば鉄心12
8に金属的に係合させる第6図のねじ端子88で
構成することができる。従つてコイル内部におけ
る臨界的な位置における絶縁部材146および1
48は極めて低い電圧値に堪えるようにするだけ
でよいため、変圧器121は極めて経済的に形成
することができる。
0および144との間の絶縁部材を146および
148で示す。このような絶縁は含浸布、紙、プ
ラスチツクシート等の如き周知の材料とすること
ができ、これによりコロナまたはアークの発生を
防止する。第5図の回路120によれば、各二次
巻線84および86の巻回ターンの半径方向の内
側巻回層を大地電位とするため、出発リード15
0および152を引出して、大地電位の共通接続
点88に接続する。この接続点は例えば鉄心12
8に金属的に係合させる第6図のねじ端子88で
構成することができる。従つてコイル内部におけ
る臨界的な位置における絶縁部材146および1
48は極めて低い電圧値に堪えるようにするだけ
でよいため、変圧器121は極めて経済的に形成
することができる。
第1図は1台のマグネトロン附勢用の従来の全
波電圧二倍器回路の一例を示す回路図、第2図は
同じく1台のマグネトロン附勢用の従来の半波電
圧二倍器回路の一例を示す回路図、第3図は本発
明によるマグネトロン附勢用動作回路の一例を示
す回路図、第4図は第3図の回路をマグネトロン
附勢用の半波電圧二倍器回路として動作させる場
合の回路図、第5図は第3図の変形例を示す回路
図、第6図は第5図の回路に使用するのに好適な
変圧器の構造を一部断面にて示す正面図である。 50……全波電圧二倍器回路、50′……半波
電圧二倍器回路、52,54……変圧器、56,
58……変圧器一次巻線、64……単極単投スイ
ツチ、66,68……給電端子、70……マグネ
トロン、72……マグネトロンの陽極、76……
マグネトロンの陰極、78……フイラメント、8
0……フイラメント加熱用巻線、84,86……
変圧器二次巻線、90,92,98,100……
整流器、94,96……充電コンデンサ、106
……導波管、108……プローブ、120……全
波電圧二倍器回路、121……変圧器、122…
…変圧器一次巻線、128……鉄心、124,1
26……分路部材、130……中央巻線脚、13
2……フレーム部材、134,136……橋絡部
材、138……リベツト、140,142,14
4……窓。
波電圧二倍器回路の一例を示す回路図、第2図は
同じく1台のマグネトロン附勢用の従来の半波電
圧二倍器回路の一例を示す回路図、第3図は本発
明によるマグネトロン附勢用動作回路の一例を示
す回路図、第4図は第3図の回路をマグネトロン
附勢用の半波電圧二倍器回路として動作させる場
合の回路図、第5図は第3図の変形例を示す回路
図、第6図は第5図の回路に使用するのに好適な
変圧器の構造を一部断面にて示す正面図である。 50……全波電圧二倍器回路、50′……半波
電圧二倍器回路、52,54……変圧器、56,
58……変圧器一次巻線、64……単極単投スイ
ツチ、66,68……給電端子、70……マグネ
トロン、72……マグネトロンの陽極、76……
マグネトロンの陰極、78……フイラメント、8
0……フイラメント加熱用巻線、84,86……
変圧器二次巻線、90,92,98,100……
整流器、94,96……充電コンデンサ、106
……導波管、108……プローブ、120……全
波電圧二倍器回路、121……変圧器、122…
…変圧器一次巻線、128……鉄心、124,1
26……分路部材、130……中央巻線脚、13
2……フレーム部材、134,136……橋絡部
材、138……リベツト、140,142,14
4……窓。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 変圧器手段の一次巻線手段を交流線路に接続
せしめると共に、2つの二次巻線の各々を前記一
次巻線手段とは絶縁するも、前記一次巻線手段に
対して動作的に高い漏れリアクタンスで磁気結合
させ、前記各二次巻線の第1端子を大地電位にあ
る第1共通接続点に互いに反対の瞬時極性で接続
し、前記各二次巻線の第2端子をそれぞれ充電コ
ンデンサと阻止整流器手段とを介して共通の第2
接続点に接続し、前記各充電コンデンサを第1整
流器を介して前記第1共通接続点にも接続し、こ
れらの各第1整流器により各コンデンサへの供給
電圧の交番半サイクルの電流に対する帰還路を形
成し、これにより形成される2つの各ループが二
次巻線、充電コンデンサおよび第1整流器を含む
ようにし、マグネトロンの陽極を前記第1共通接
続点に接続したことを特徴とするマグネトロン附
勢用動作回路。 2 特許請求の範囲第1項に記載のマグネトロン
附勢用動作回路において、前記変圧器手段を単一
鉄心を有している1個の変圧器で構成し、前記一
次巻線手段を前記鉄心に巻装した1つの一次巻線
で構成すると共に、前記単一鉄心に前記一次巻線
に対してゆるく結合される関係で、しかも互いに
充分に減結合される関係で2つの二次巻線を巻装
したことを特徴とするマグネトロン附勢用動作回
路。 3 特許請求の範囲第1項に記載のマグネトロン
附勢用動作回路において、前記変圧器手段を2個
の変圧器で構成し、前記一次巻線手段をこれらの
各変圧器に各々関連する2つの一次巻線で構成
し、格別の変圧器の各二次巻線はこれら格別の変
圧器の各一次巻線に対してゆるい結合関係で巻装
し、かつ前記各一次巻線を並列に接続すると共
に、この並列回路に双方の一次巻線を前記交流線
路に接続するリード手段を設けたことを特徴とす
るマグネトロン附勢用動作回路。 4 特許請求の範囲第1〜3項のいずれか一項に
記載のマグネトロン附勢用動作回路において、前
記マグネトロンにフイラメントを設け、前記変圧
器手段に前記一次巻線手段に接近して結合される
フイラメント巻線を設けたことを特徴とするマグ
ネトロン附勢用動作回路。 5 特許請求の範囲第1項に記載のマグネトロン
附勢用動作回路において、前記変圧器手段を1個
の変圧器で構成し、該変圧器のループ状鉄心に中
央巻線脚を設け、前記一次巻線手段を1つの一次
巻線で構成し、該一次巻線を前記中央巻線脚に巻
装し、二次巻線を該巻線脚の両端部に巻装し、こ
れらの各二次巻線を一次巻線にゆるく結合させ、
かつ前記一次巻線によつて互いに離間させるよう
にしたことを特徴とするマグネトロン附勢用動作
回路。 6 特許請求の範囲第1項に記載のマグネトロン
附勢用動作回路において、前記コンデンサの容量
値を、回路の動作中に前記二次巻線手段に進み電
流が発生するような容量値とし、前記二次巻線手
段を前記各ループに接続して、前記各ループのコ
ンデンサが互いに逆方向に充電されるようにし、
かつ前記マグネトロンの陽極を大地電位としたこ
とを特徴とするマグネトロン附勢用動作回路。 7 変圧器手段の一次巻線手段を交流線路に接続
せしめると共に、2つの二次巻線の各々を前記一
次巻線手段とは絶縁するも、前記一次巻線手段に
対して動作的に高い漏れリアクタンスで磁気結合
させ、前記各二次巻線の第1端子を大地電位にあ
る第1共通接続点に互いに反対の瞬時極性で接続
し、前記各二次巻線の第2端子をそれぞれ充電コ
ンデンサと阻止整流器手段とを介して共通の第2
接続点に接続し、前記各充電コンデンサを第1整
流器を介して前記第1共通接続点にも接続し、こ
れらの各第1整流器により各コンデンサへの供給
電圧の交番半サイクルの電流に対する帰還路を形
成し、これにより形成される2つの各ループが二
次巻線、充電コンデンサおよび第1整流器を含む
ようにし、マグネトロンの陽極を前記第1共通接
続点に接続し、かつ前記ループの一方を滅勢する
手段を設けたことを特徴とするマグネトロン附勢
用動作回路。 8 特許請求の範囲第7項に記載のマグネトロン
附勢用動作回路において、前記各二次巻線の接地
端子を同時に互いに反対方向に成極させるように
したことを特徴とするマグネトロン附勢用動作回
路。 9 特許請求の範囲第8項に記載のマグネトロン
附勢用動作回路において、前記変圧器手段を2個
の各別の変圧器で構成し、各変圧器に1つの一次
巻線と1つの二次巻線を設けたことを特徴とする
マグネトロン附勢用動作回路。 10 特許請求の範囲第9項に記載のマグネトロ
ン附勢用動作回路において、前記各二次巻線を前
記各変圧器の各一次巻線に対してゆるい結合関係
で各変圧器に巻装し、かつ前記一次巻線を並列に
接続すると共に、この並列回路に前記双方の一次
巻線を前記交流線路に接続するリード手段を設け
たことを特徴とするマグネトロン附勢用動作回
路。 11 特許請求の範囲第10項に記載のマグネト
ロン附勢用動作回路において、前記滅勢手段をス
イツチ手段とし、該スイツチ手段を前記リード手
段に設けたことを特徴とするマグネトロン附勢用
動作回路。 12 特許請求の範囲第11項に記載のマグネト
ロン附勢用動作回路において、前記マグネトロン
にフイラメントを設け、かつフイラメント巻線を
前記変圧器手段の一次巻線に接近させて結合さ
せ、前記リード手段を前記交流線路に接続した場
合に、前記スイツチ手段の操作に無関係に前記マ
グネトロンのフイラメントを常時附勢するように
したことを特徴とするマグネトロン附勢用動作回
路。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US05/881,626 US4175246A (en) | 1978-02-27 | 1978-02-27 | Energizing circuit for magnetron using dual transformer secondaries |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54115002A JPS54115002A (en) | 1979-09-07 |
JPS6249711B2 true JPS6249711B2 (ja) | 1987-10-21 |
Family
ID=25378854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15428678A Granted JPS54115002A (en) | 1978-02-27 | 1978-12-15 | Operating circuit for energizing magneron |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4175246A (ja) |
JP (1) | JPS54115002A (ja) |
CA (1) | CA1111967A (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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