JPS6249397B2 - - Google Patents

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JPS6249397B2
JPS6249397B2 JP56187002A JP18700281A JPS6249397B2 JP S6249397 B2 JPS6249397 B2 JP S6249397B2 JP 56187002 A JP56187002 A JP 56187002A JP 18700281 A JP18700281 A JP 18700281A JP S6249397 B2 JPS6249397 B2 JP S6249397B2
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JP
Japan
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asphalt
roofing
rubber
coating material
applying
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JP56187002A
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JPS5891873A (ja
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Hirokazu Ono
Shigeo Katagiri
Hiroshi Inoe
Susumu Yamashita
Isao Kaneko
Katsuaki Sekihara
Mitsuo Furuichi
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Hodogaya Chemical Co Ltd
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Hodogaya Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd, Hodogaya Chemical Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、常温アスフアルト防水施工法に関す
るものである。 従来よりアスフアルト防水工法はコンクリート
構造物の防水に多く用いられているが、これはビ
ルデイングの屋上などにアスフアルト熔融釜を設
置してアスフアルトを加熱熔融し、アスフアルト
ルーフイング類をこの熔融アスフアルト塗布によ
つて軟化させ、下地になじみ易くして、何層にも
貼着積層して水密性防水層を形成させる。 近年この様な熱工法はその危険性、公害性、省
力化等のために常温工法が要望され、多くの常温
アスフアルト防水工法の試みがなされているが、
いずれも安全度の高い水密性を保持し得る防水工
法を提供するには至らず、まだ従来よりの熱工法
が前記の欠点にもかかわらず、アスフアルト防水
工事の大部分を占めている現状である。 近年試みられている従来の常温アスフアルト防
水工法としては、 (1) アスフアルトルーフイングをゴム系、合成樹
脂系または瀝青物系の溶剤型接着剤で貼着する
工法、 (2) アスフアルトルーフイングをゴム、合成樹
脂、または瀝青物の水性エマルシヨンで貼着す
る工法、 (3) アスフアルトルーフイングの裏面にゴム、合
成樹脂または瀝青物などの感圧接着剤を塗布し
て剥離紙で保護し、剥離紙を除去しながら下地
に貼着する工法、 (4) アスフアルトルーフイングを樹脂系の自硬性
接着剤、即ちエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、あ
るいはタールエポキシ、タールウレタンを用い
て貼着する工法 などがあるが、以上の工法にはそれぞれに、 (1) 溶剤型接着剤中の溶剤がルーフイング積層間
に残留し、アスフアルトの溶解、脹れの発生、
接着不完全、接合部の水密性不良、 (2) 水性エマルシヨン中の水分が残留し、脹れの
発生、接着不完全、接合部の水密性不良、 (3) 感圧接着剤による貼着は接合部の接着不良、
ことにルーフイング端部で3重、4重に重ね合
される所では段違いが水路となり、漏水のクレ
ームが多い。 (4) 樹脂系の自硬性接着剤はアスフアルトルーフ
イングとの接着性不良、ことにタール系接着剤
中のタールはアスフアルトを浸蝕、 などの欠点を持ち、水密性の高い完全な防水工法
には至つていない。 本発明者らは、従来の常温アスフアルト工法の
欠点を改良すべく鋭意研究した結果、防水塗膜材
となじみ性が大で且つ柔軟性に富むゴムアスフア
ルトルーフイングA(以下(A)と略称する)と、こ
の(A)に接着性が高く、常温で施工が出来て且つ硬
化後も十分な柔軟性を持つ塗膜材(B)(以下(B)と略
称する)とを用いて積層することにより、(A)と(B)
は共に柔軟性で近似していること、および積層後
もたがいになじみ性が良いため水密性が高く漏水
事故のない完全常温アスフアルト防水施工法を見
い出し本発明を完成した。 すなわち、本発明は、防水施工面に、必要に応
じ下地処理を施した後、裏面に感圧性接着剤を塗
布したルーフイングを貼着し、その上に塗膜材を
塗布することから成る防水施工法において、 前記ルーフイング(A)は、合成繊維の織布、不織
布または合成樹脂のフイルムを芯材とし、ゴム質
5重量%以上含むアスフアルトコンパウンドより
成る柔軟性ゴムアスフアルトルーフイングであり
該ルーフイングの裏面に感圧性接着剤を塗布した
ものであつて、JIS剛軟度が20℃において180mm以
下のものであり、また 前記塗膜材(B)は、イソシアネート成分の主剤成
分と、架橋剤および液状アスフアルトから成る硬
化剤成分とから成り、該イソシアネート成分は、
ジイソシアネートと2個以上の水酸基を有するポ
リブタジエンポリオールとを反応させて得られる
ポリイソシアネートプレポリマーを主たる成分と
し、該架橋剤は、1,5−ナフタレンジアミン、
2,4−トルエンジアミンまたは水であることを
特徴とする常温アスフアルト防水施工法である。 本発明で使用する柔軟性に富む自着性ゴムアス
フアルトルーフイング(A)は、針入度20〜100のア
スフアルトに5重量%以上、好ましくは10〜20重
量%のゴム質を混和したアスフアルトコンパウン
ドを、柔軟な合成繊維(例えば、ポリエステル、
ビニロン、ポリプロピレンなど)の織布、不織
布、柔軟な合成樹脂(例えば、ポリエステル、ビ
ニロン、ポリプロピレンなど)のフイルムまたは
シートなどの芯材に含浸し更にその両面に塗布し
たもの、あるいは通常のアスフアルトを含浸した
芯材の両面に、前記コンパウンドを塗布したもの
に更に裏面に感圧性接着剤を塗布し、剥離紙を仮
着して得られる。又、合成樹脂のフイルムまたは
シートなどの芯材を用いる場合は、前記コンパウ
ンドを含浸することなく単にその表面に塗布し、
更に裏面に感圧性接着剤を塗布し剥離紙を仮着し
て得られる。この柔軟性に富む自着性ゴムアスフ
アルトルーフイング(A)の剛軟度(JIS−L−1085
5.7剛軟度の(A)法、45゜カンチレバ法の試験)
は、20℃で180mm以下であり、特に好ましくは120
〜160mmの範囲である。 ゴム質5重量%未満では、後記の表−2に示す
通り、塗膜材(B)との接着強さがKgf/25mm以下と
なり弱く、防水層形成に不適当である。又芯材は
合成繊維の織布、不織布、または合成樹脂のフイ
ルムでなければ本発明に用いるルーフイングとし
ては、なじみ性が悪く不適当である。なお、通常
のアスフアルトルーフイングの剛軟度は250mm以
上であり、芯材として紙およびフエルト類のよう
な剛性の大きいものを使用しているため、このル
ーフイングを本発明の防水施工法で用いると、敷
き並べた際に下地の凹凸やルーフイング相互の重
ねしろの段違いなどでなじみが悪く浮き上つた
り、相互の粘着接合が不完全となるおそれがあ
る。 本発明では、上記の柔軟性に富む自着性ゴムア
スフアルトルーフイング(A)を用いることにより、
後記の表−2に示す通り、塗膜材(B)との接着力が
増大し且つ柔軟性が向上し、更にアスフアルトの
感温性も良くなることで気温低下の際もなお柔軟
性が保持される特徴がある。 本発明で用いる塗膜材(B)は、それ自体施工面に
対して防水層の作用効果を有するものであり、主
剤成分のイソシアネート成分としてのポリイソシ
アネートプレポリマーは、ジイソシアネートとポ
リブタジエンポリオールとから得られる。すなわ
ち、ジイソシアネートとしては、ブチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートな
どの脂肪族ジイソシアネート、トリレンジイソシ
アネート、4,4′−ジフエニルメタンジイソシア
ネート、ナフタレンジイソシアネートなどの芳香
族ジイソシアネートなど、通常のウレタン化反応
に用いられるジイソシアネートであり、また2個
以上の末端水酸基を有するポリブタジエンポリオ
ールとしては、平均分子量1000〜4000のブタジエ
ンホモポリマー、スチレン−ブタジエンコポリマ
ー、アクリロニトリル−ブタジエンコポリマーな
どがあり、これらの中では平均分子量2000〜3000
のブタジエンホモポリマーが好ましい。このジイ
ソシアネートとポリブタジエンポリオールとを
NCO/OH当量比1.8〜3.0の範囲で、好ましくは
2.0〜2.5の範囲で、通常のウレタン化反応を行な
うことにより、ポリイソシアネートプレポリマー
を得る。このプレポリマーは高粘度となるため、
主剤としての粘度を調節する目的で、高沸点芳香
族系炭化水素化合物、ポリブテン、プロセスオイ
ルなどの石油系オイル、可塑剤、少量の溶剤など
も添加され得る。 硬化剤成分は、液状アスフアルトおよび架橋剤
によつて構成されるが、この液状アスフアルトと
は、ストレートアスフアルトをシリンダー油、プ
ロセスオイルなどの石油系オイル、ミネラルスピ
リツトなどの石油溶剤でカツトバツクした液状の
ものであり、架橋剤としては、1,5−ナフタレ
ンジアミン、2,4−トルエンジアミン、または
水などである。 液状アスフアルトと架橋剤を混合して硬化剤を
得るが、必要に応じて炭酸カルシウム、シリカな
どの充填材、可塑剤、あるいは水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウムなどの塩基性発泡防止剤
が添加され得る。また塗膜材(B)の硬化速度を調整
するために、有機金属石けん、3級アミン、その
他公知のウレタン系触媒も使用し得る。主剤成分
中のポリイソシアネートプレポリマーは、30重量
%以上、好ましくは50重量%以上が、また硬化剤
成分中の液状アスフアルトは40重量%以上が取り
得る。 主剤成分と硬化剤成分とは液状なので容易に混
合し得るが、主剤成分と硬化剤成分との混合比
は、1:3乃至1:10の範囲内であることが好ま
しい。例えば主剤成分1に対し硬化剤成分3未満
では硬化後の塗膜材(B)としての柔軟性に欠け、積
層後のゴムアスフアルトルーフイング(A)となじみ
が不良となり、また主剤成分1に対し硬化剤成分
が10を超える場合は硬化が不良で、塗膜材(B)とし
ての性能が不充分となるためである。 本発明の防水施工法を行なうにあたり、必要に
応じ施される下地処理とは、従来良く知られてい
る下地処理を意味するが、例えばプライマー処理
に限つていえば、本発明で必要に応じて使用しう
るプライマーは、アスフアルト系プライマー、ゴ
ム系プライマー、熱可塑性合成樹脂系プライマー
又は硬化型合成樹脂系プライマーを使用すること
が出来る。アスフアルト系プライマーとしてはア
スフアルト又はゴム混入アスフアルトを、ゴム系
プライマーとしてはクロロプレンゴム、ブチルゴ
ム、S(B)Rのようなゴムを、熱可塑性合成樹脂系
プライマーとしてはEV(A)樹脂、アクリル樹脂、
酢酸ビニル樹脂のような熱可塑性合成樹脂を各々
有機溶剤に溶かしたもの、又はエマルジヨン化し
たものが挙げられる。又硬化型合成樹脂系プライ
マーとしてはエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等を挙
げることが出来る。 本発明の常温アスフアルト防水施工法は、例え
ば、以下のようにして施工される(図面参照)。 ロール状に巻いた柔軟性に富む自着性ゴムアス
フアルトルーフイング(A)3を、プライマー2処理
した下地面1に順次敷き並べると共に、その相隣
るルーフイングのラツプ部に70〜100m/m重ね
て下地面及びラツプ部を加圧貼着する、又ルーフ
イングの重ね部に必要によりジヨイント補強用テ
ープ4を貼り、全面に塗膜材(B)5を塗布し硬化さ
せることにより防水層を形成する。尚必要によ
り、更にその上に押えコンクリートを施すか、着
色塗料又はシルバーペイント、又は砂利撤き押え
を施す。 このような本発明防水施工法では、 (1) ゴムアスフアルトルーフイング(A)は、柔軟性
に富み接合部水密性を完全にし易く常温施工に
適している、 (2) 塗膜材(B)は、常温硬化性、防水性、耐候性に
優れ、且つ柔軟強じん性に富む優秀な防水材と
しての特徴があり、(A)との接着性が強力であ
る、 (3) またこの(A)と(B)の組合せによる本積層防水層
施工法は火気の必要なく常温施工により完全な
陸屋根コンクリートスラブ防水層形成法を可能
とし得る ものである。本発明の施工法は、このような効果
を有するので、陸屋根スラブ等の防水施工はもと
より、他に地下構築物(地下室、地下鉄、地下道
など)のような火気厳禁の場所の防水工事にも用
いることができる。 次に本発明をゴムアスフアルトルーフイングの
製造例、塗膜材の主剤および硬化剤製造例、並び
に実施例によりさらに具体的に説明する。以下、
部および%は重量基準である。 ゴムアスフアルトルーフイング(A)製造例 通常の連続ルーフイング製造装置を用いて、ビ
ニロン繊維50%、ポリエステル繊維50%の不織布
(繊維太さ2〜3デニール、150g/m2)を芯材と
し、針入度20〜50ブローンアスフアルト(軟化点
105℃、JIS−防水工事用アスフアルト3種)に十
分含浸後、針入度80〜100ストレートアスフアル
ト88重量%にS(B)Rゴム(商品名:タフプレン
旭化成工業(株)製)12重量%を加えて180〜200℃に
加熱し混和したゴムアスフアルトをその両面に均
一に塗布し、表面の側縁部に重ねしろとして例え
ば100m/m巾のはく離紙を仮着し、他の部分を
粘着防止のため鉱物質粉粒を撤布する、又裏面に
は針入度80〜100ストレートアスフアルト55重量
%にS(B)Rゴム20重量%、エステルガム15重量
%、プロセスオイル10重量%を加え180〜200℃に
加熱撹拌して得た感圧性接着剤を0.3〜0.8m/m
厚に塗布し、更に粘着防止のためはく離紙を仮着
してからロール状にまきとつた。この(A)の剛軟度
は20℃で135mmであつた。 主剤製造例 1 ポリブタジエンポリオール(商品名:Poly
bdR−45HT、出光石油化学(株)販売、分子量
2800)762部と、トリレンジイソシアネート(商
品名:TDI−80、日本ポリウレタン工業(株)製)
138部とを、温度60℃で1時間反応させた後、プ
ロセスオイル(商品名:ダイアナ(A)C−12、出光
興産(株)製)100部を加えて混合し、粘度400PS/
20℃の主剤〔〕を得た。 主剤製造例 2 主剤製造例1と同様に、ポリブタジエンポリオ
ール813部とトリレンジイソシアネート147部とを
温度80℃で30分間反応させた後、キシレン40部を
加え、粘度370PS/20℃の主剤〔〕を得た。 主剤製造例 3 主剤製造例1と同様に、ポリブタジエンポリオ
ール830部とトリレンジイソシアネート120部と
を、温度80℃で30分間反応させた後、ミネラルス
ピリツト50部を加え、粘度350PS/20℃の主剤
〔〕を得た。 硬化剤製造例 1 針入度200〜300のストレートアスフアルトをミ
ネラルスピリツトで20%カツトバツク液状アスフ
アルトとしたもの600部と、炭酸カルシウム270
部、水酸化マグネシウム100部、水30部とを混練
し、粘度220PS/20℃の硬化剤〔〕を得た。 硬化剤製造例 2 針入度80〜100のストレートアスフアルトをプ
ロセスオイル(商品名:ダイアナNP−24、出光
興産(株)製)で40%カツトバツク液状アスフアルト
としたもの500部と、炭酸カルシウム476部および
あらかじめ2,4−トルエンンジアミンと塩素化
パラフイン(商品名:トヨパラツクス150、東洋
曹達工業(株)製)とを2対3の割合で混練したもの
24部とをさらに混練し、粘度250PS/20℃の硬化
剤〔〕を得た。 硬化剤製造例 3 硬化剤製造例1と同様にミネラルスピリツトを
使用した20%カツトバツク液状アスフアルト500
部、炭酸カルシウム473部、およびあらかじめ
1,5−ナフタレンジアミンと遠素化パラフイン
を1対2の割合で混練したもの27部とをさらに混
練し、粘度300PS/20℃の硬化剤〔〕を得た。 塗膜材(B)を成膜させた後の物性試験 主剤および硬化剤の製造例1〜3で得た主剤お
よび硬硬化剤を組合せて成膜させたもののシート
物性は、JIS−(A)−6021による測定の結果、表−
1の通りであつた。
【表】 対照1の塗膜材では引張強さが高過ぎるため、
また対照2の塗膜材では低下し過ぎたため、積層
した時にゴムアスフアルトルーフイング(A)との接
着性能に差異があり好ましくなかつた。塗膜材(B)
としては、No.1〜9に示される様に主剤と硬化剤
との混合比1:3乃至1:10の範囲が良く、混合
比1:3未満では硬化後の塗膜材(B)の柔軟性が欠
け、積層後のゴムアスフアルトルーフイング(A)と
なじみ不良となり、また混合比が1:10を超える
場合は硬化が不良で、塗膜材(B)としての性能が不
充分となるためであつた。 ゴムアスフアルトと塗膜材(B)との接着性試験 タフプレンをゴム質として針入度80〜100のス
トレートアスフアルトに混和し、この混和率を変
えたアスフアルトを鋼板に接着し、塗膜材(B)とし
て表−1の塗膜材No.2を塗布した後、JISK−
6854による180゜剥離試験を行なつたところ、そ
の結果は表−2の通りであつた。
【表】 試験No.1および試験No.2では塗膜材(B)との接着
強さが弱く、ゴムアスフアルトルーフイング(A)に
用いるゴムアスフアルトとしては、試験No.3以降
に示される様にゴム分混和率が5重量%以上が良
く、良好な接着強さを得た。 実施例 1 幅90cm、長さ180cm、高さ90cmの木製箱を作
り、その内側にアスフアルトプライマーを300
g/m2塗布し、乾燥後製造例による自着性ゴムア
スフアルトルーフイング(A)を貼着し、次いで直ち
に主剤及び硬化剤の製造例1〜2で得た主剤及び
硬化剤を混合比1:5で組合せた塗膜材1.5Kg/
m2を前記ゴムアスフアルトルーフイング(A)上に塗
布し、防水層を成形せしめた。 比較例 1 実施例1に於いて塗膜材を除いた防水層。 比較例 2 実施例1に於いて塗膜材をゴムアスフアルトエ
マルジヨンにして1Kg/m2を塗布し、防水層を成
形せしめた。 比較例 3 実施例1で用いた木製箱にアスフアルトプライ
マーを300g/m2塗布し、乾燥後両面感圧性接着
剤を塗布したアスフアルトルーフイングを貼着
し、次いてその上より製造例のゴムアスフアルト
ルーフイングを貼着した積層防水層を成形せしめ
た。 以上の実施例1及び比較例1〜3で得られた、
防水箱の防水性試験の結果を表−3に示した。
【表】 表−3の結果から明らかな如く、本発明の常温
アスフアルト防水工法は高水圧時にも十分防水性
が保持されるが、それに対し従来のゴムアスフア
ルト系常温工法(比較例1及び3)はジヨイント
部の止水性が悪く、直ちに漏水を生じ、又比較例
2の工法に於いても塗膜材がゴムアスフアルトエ
マルジヨン系のため長期間の水圧には弱い結果が
得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明常温アスフアルト防水施工法を
陸屋根に施した、一部欠除した斜視図、第2図は
第1図のルーフイングジヨイント部の断面図であ
る。 1……屋根スラブ(下地)、2……プライマ
ー、3……ルーフイング、4……ジヨイント補強
テープ、5……塗膜材、6……感圧性接着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 防水施工面に、必要に応じ下地処理を施した
    後、裏面に感圧性接着剤を塗布したルーフイング
    を貼着し、その上に塗膜材を塗布することから成
    る防水施工法において、 前記ルーフイングは、合成繊維の織布、不織布
    または合成樹脂のフイルムを芯材とし、ゴム質5
    重量%以上含むアスフアルトコンパウンドより成
    る柔軟性ゴムアスフアルトルーフイングであり、
    該ルーフイングの裏面に感圧性接着剤を塗布した
    ものであつて、JIS剛軟度が20℃において180mm以
    下のものであり、また 前記塗膜材は、イソシアネート成分の主剤成分
    と、架橋剤および液状アスフアルトから成る硬化
    剤成分とから成り、該イソシアネート成分は、ジ
    イソシアネートと2個以上の水酸基を有するポリ
    ブタジエンポリオールとを反応させて得られるポ
    リイソシアネートプレポリマーを主たる成分と
    し、該架橋剤は、1,5−ナフタレンジアミン、
    2,4−トルエンジアミンまたは水であることを
    特徴とする常温アスフアルト防水施工法。
JP18700281A 1981-11-24 1981-11-24 常温アスフアルト防水施工法 Granted JPS5891873A (ja)

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