JPS624923A - 静圧気体ジヤ−ナル軸受 - Google Patents
静圧気体ジヤ−ナル軸受Info
- Publication number
- JPS624923A JPS624923A JP14049585A JP14049585A JPS624923A JP S624923 A JPS624923 A JP S624923A JP 14049585 A JP14049585 A JP 14049585A JP 14049585 A JP14049585 A JP 14049585A JP S624923 A JPS624923 A JP S624923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- air supply
- ratio
- bearing member
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は静圧気体ジャーナル軸受に関し、詳しくはター
ボ過給機やガスタービン、工作機械など高速回転機器の
ジャーナル軸受部に用いられる静圧気体ジャーナル軸受
に関する。
ボ過給機やガスタービン、工作機械など高速回転機器の
ジャーナル軸受部に用いられる静圧気体ジャーナル軸受
に関する。
[従来技術]
気体は潤滑油にくらべてその粘度が極めて小さく摩擦ト
ルクが低くてすむことから、油膜軸受に比して負荷能力
は低いものの超高速回転を容易に達成することができる
ので、従来から上述したような機器に広く使用されてき
た。
ルクが低くてすむことから、油膜軸受に比して負荷能力
は低いものの超高速回転を容易に達成することができる
ので、従来から上述したような機器に広く使用されてき
た。
第2図はこのような従来の静圧気体ジャーナル軸受の一
例を示す(日本機械学会論文集第1部第39巻318号
P644参l¥@)。ここで1はジャーナル軸2の軸受
部材であり、軸受部材lの周方向には絞られた形態の給
気孔3が配設されていて、ハウジング4側に設けられた
給気入口5から供給された気体は、給気孔3からジャー
ナル軸2と軸受部材1との間の軸受すき間6に導かれ、
負荷との関係で適切な圧力分布を形成し、ジャーナル軸
2を浮上らせた状態に保つことができる。
例を示す(日本機械学会論文集第1部第39巻318号
P644参l¥@)。ここで1はジャーナル軸2の軸受
部材であり、軸受部材lの周方向には絞られた形態の給
気孔3が配設されていて、ハウジング4側に設けられた
給気入口5から供給された気体は、給気孔3からジャー
ナル軸2と軸受部材1との間の軸受すき間6に導かれ、
負荷との関係で適切な圧力分布を形成し、ジャーナル軸
2を浮上らせた状態に保つことができる。
また、7は軸受部材lとハウジング4との間に介装され
た0リングであり、この0リング7により軸受部材lを
弾性支持させると共に、供給気体が、この間のすき間か
ら洩れないように封止しているが、この0リング7は高
速回転時におけるホワール比(振れ回り開始点ωと最低
次の軸の回転速度ωSとの比ω/ωS)を高める弾性支
持要素の役目を担持している。
た0リングであり、この0リング7により軸受部材lを
弾性支持させると共に、供給気体が、この間のすき間か
ら洩れないように封止しているが、この0リング7は高
速回転時におけるホワール比(振れ回り開始点ωと最低
次の軸の回転速度ωSとの比ω/ωS)を高める弾性支
持要素の役目を担持している。
ちなみにこのホワール比については本図と共に記載され
ている前述した日本機械学会論文集第1部第38巻31
8号第648頁「弾性支持された静圧気体軸受の安定性
」において述べられているが、第3図はその”気体軸受
における弾性支持要素のばね定数比とホワール比との関
係を示したものである。
ている前述した日本機械学会論文集第1部第38巻31
8号第648頁「弾性支持された静圧気体軸受の安定性
」において述べられているが、第3図はその”気体軸受
における弾性支持要素のばね定数比とホワール比との関
係を示したものである。
ここで、■は質量比であり、
■=2m2/at
なおmlはジャーナル軸の質量、l112はジャーナル
軸受の質量を示し、また、kp/ksはぼね定数比、k
sは静的軸受ばね定数、kpは弾性支持要素のばね定数
である。
軸受の質量を示し、また、kp/ksはぼね定数比、k
sは静的軸受ばね定数、kpは弾性支持要素のばね定数
である。
なお、第3図中の記号は下記の通りである。
Ps:給気圧力(kg /cm2)
ル:気体粘性係数(Kgs/cm2)
R:軸受半径(am)
Pa:周囲圧力(Kg /cm2)
C:軸受すきま(cm)
ζP:弾性支持要素の減衰比率
L/D :軸受長さ/軸径φの比
すなわち、本図からも明らかなように、弾性支持される
静圧気体軸受にあっては、L述した質量比■が低ければ
低いほどホワール比ω/ωSを大きく設定することがで
き、また、ばね定数比kp/ksを小さくすればするほ
ど大きいホワール比ω/ωSが得られる可能性が大きく
なる。
静圧気体軸受にあっては、L述した質量比■が低ければ
低いほどホワール比ω/ωSを大きく設定することがで
き、また、ばね定数比kp/ksを小さくすればするほ
ど大きいホワール比ω/ωSが得られる可能性が大きく
なる。
ホワール比が大きいということは振れ回り開始点を高く
することができるものであり、軸を高回転数でも安定し
て、回動させることができるという長所がある。
することができるものであり、軸を高回転数でも安定し
て、回動させることができるという長所がある。
しかしながら、このような従来の静圧気体ジャーナル軸
受においては、 (1)ジャーナル軸受部材の質量軽減が図られていない
ために、弾性支持はされているもののホワール比の向上
効果が低い。
受においては、 (1)ジャーナル軸受部材の質量軽減が図られていない
ために、弾性支持はされているもののホワール比の向上
効果が低い。
(2)封止を兼ねて弾性支持に0リングを用いているの
で、ばね定数の低い0リングでは十分な封止効果が得ら
れず、弾性支持要素としての設計の自由度が限られてし
まい、ホワール比が最大に保てるような最適設計ができ
ない。
で、ばね定数の低い0リングでは十分な封止効果が得ら
れず、弾性支持要素としての設計の自由度が限られてし
まい、ホワール比が最大に保てるような最適設計ができ
ない。
[目的1
本発明の目的は、上述した欠点を除去し、ジャーナル軸
受における軸受部材を薄肉化しその質量を低減すること
によってホワール比を高め、その薄肉化した軸受部材の
周囲に密着して一体化させた弾性支持部材を設けること
により封止が得られるようにした静圧気体ジャーナル軸
受を提供することにある。
受における軸受部材を薄肉化しその質量を低減すること
によってホワール比を高め、その薄肉化した軸受部材の
周囲に密着して一体化させた弾性支持部材を設けること
により封止が得られるようにした静圧気体ジャーナル軸
受を提供することにある。
[構成]
すなわち、本発明は、ジャーナル軸の周囲ハウジング壁
に配設され、ジャーナル軸とのすき間に給気孔から圧縮
気体を供給して圧縮気体の圧力によりジャーナル軸を浮
揚させるようにした静圧気体ジャーナル軸受において、
給気孔を有する薄肉円筒型の軸受部材と、軸受部材の外
周部に気密に接着され給気孔に圧縮気体を導く給気通路
を有する弾性支持部材とを具え、弾性支持部材を前記周
囲ハウジング壁に気密に結合したことを特徴とするもの
である。
に配設され、ジャーナル軸とのすき間に給気孔から圧縮
気体を供給して圧縮気体の圧力によりジャーナル軸を浮
揚させるようにした静圧気体ジャーナル軸受において、
給気孔を有する薄肉円筒型の軸受部材と、軸受部材の外
周部に気密に接着され給気孔に圧縮気体を導く給気通路
を有する弾性支持部材とを具え、弾性支持部材を前記周
囲ハウジング壁に気密に結合したことを特徴とするもの
である。
[実施例]
以下に、図面に基づいて本発明の実施例を具体的に説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例を示し、ここで、11は薄肉
のスリーブ型となして快気孔3を設けた軸受部材、12
はハウジング4に焼ばめ等により嵌着させた給気部材、
13は軸受部材11および給気部材12のそれぞれに接
着剤などを用いて接着させた弾性支持部材である。しか
して、給気部材12および弾性支持部材13にはハウジ
ング4の給気入口5から気体を給気孔3に導くための給
気通路14が設けである。
のスリーブ型となして快気孔3を設けた軸受部材、12
はハウジング4に焼ばめ等により嵌着させた給気部材、
13は軸受部材11および給気部材12のそれぞれに接
着剤などを用いて接着させた弾性支持部材である。しか
して、給気部材12および弾性支持部材13にはハウジ
ング4の給気入口5から気体を給気孔3に導くための給
気通路14が設けである。
そこで、このように構成した静圧気体ジャーナル軸受に
あっては、薄肉のスリーブ型とした軸受部材11が弾性
支持部材13によって弾性支持されることになり、軸受
部材11を第2図で示した軸受部材1に比して著しく軽
量化したことによって、先に述べた質量比五を十分小さ
い値とすることができ、以て、ばね定数比kp/ksを
適切に選択しさえすれば、第3図に示すようにホワール
比ω/ωSを大きくすることができて、超高回転にも好
適なように設定することができる。
あっては、薄肉のスリーブ型とした軸受部材11が弾性
支持部材13によって弾性支持されることになり、軸受
部材11を第2図で示した軸受部材1に比して著しく軽
量化したことによって、先に述べた質量比五を十分小さ
い値とすることができ、以て、ばね定数比kp/ksを
適切に選択しさえすれば、第3図に示すようにホワール
比ω/ωSを大きくすることができて、超高回転にも好
適なように設定することができる。
しかも本例では、軸受部材Hの周囲に密着した状態で弾
性支持している弾性支持部材13を設けたことによって
、第2図の例の0リングとは異なり、封止性にとられれ
ることなく、その弾性体ばね定数kpを自由選択するこ
とができ、第3図に示されるようにその質昂比盲に関す
る特性曲線上でホワール比ω/ωSが最大となるような
ばね定数j:bkp/ksを設定することができる。
性支持している弾性支持部材13を設けたことによって
、第2図の例の0リングとは異なり、封止性にとられれ
ることなく、その弾性体ばね定数kpを自由選択するこ
とができ、第3図に示されるようにその質昂比盲に関す
る特性曲線上でホワール比ω/ωSが最大となるような
ばね定数j:bkp/ksを設定することができる。
なお給気部材12はハウジング4と一体に形成してもよ
いものである。
いものである。
[効果]
以上説明してきたように、本発明によれば、薄肉円筒型
の軸受部材に気体供給用の給気孔を設け、軸受部材と給
気通路を有する弾性支持部材とを一体化して配設したの
で、軸受部材の軽量化によりホワール比を大きくするこ
とができ、しかも弾性支持要素のばね定数を自由に選定
することができるので、ばね定数比とホワール比との特
性曲線−Lにおいて、そのホワール比が最大値となるよ
うな最適設計をすることができて、高速回転における静
圧気体軸受性能の向−Lを図ることかできる。
の軸受部材に気体供給用の給気孔を設け、軸受部材と給
気通路を有する弾性支持部材とを一体化して配設したの
で、軸受部材の軽量化によりホワール比を大きくするこ
とができ、しかも弾性支持要素のばね定数を自由に選定
することができるので、ばね定数比とホワール比との特
性曲線−Lにおいて、そのホワール比が最大値となるよ
うな最適設計をすることができて、高速回転における静
圧気体軸受性能の向−Lを図ることかできる。
第1図は本発明静圧気体ジャーナル軸受の構成の一例を
示す断面図、 第2図は従来の静圧気体ジャーナル軸受の構成の一例を
示す断面図、 第3図は静圧気体軸受における弾性支持要素のばね定数
比とホワール比および質量比との間の関係を示す特性曲
線図である。 1.11・・・軸受部材、 2・・・ジャーナル軸、 3・・・給気孔、 4・・・ハウジング、 5・・・給気入口、 6・・・軸受すき間、 7・・・0リング、 12・・・給気部材、 13・・・弾性支持部材、 14・・・給気通路。 特許出願人 日産自動車株式会社 代 理 人 弁理士 谷 義
−第1図 軸受弾・トエ支併要承のバネ足数比と本フール比おJび
質量比との聞イ系Σ示7′!手・1伎曲オ泉図第3図 第2図
示す断面図、 第2図は従来の静圧気体ジャーナル軸受の構成の一例を
示す断面図、 第3図は静圧気体軸受における弾性支持要素のばね定数
比とホワール比および質量比との間の関係を示す特性曲
線図である。 1.11・・・軸受部材、 2・・・ジャーナル軸、 3・・・給気孔、 4・・・ハウジング、 5・・・給気入口、 6・・・軸受すき間、 7・・・0リング、 12・・・給気部材、 13・・・弾性支持部材、 14・・・給気通路。 特許出願人 日産自動車株式会社 代 理 人 弁理士 谷 義
−第1図 軸受弾・トエ支併要承のバネ足数比と本フール比おJび
質量比との聞イ系Σ示7′!手・1伎曲オ泉図第3図 第2図
Claims (1)
- ジャーナル軸の周囲ハウジング壁に配設され、前記ジャ
ーナル軸とのすき間に給気孔から圧縮気体を供給して該
圧縮気体の圧力により前記ジャーナル軸を浮揚させるよ
うにした静圧気体ジャーナル軸受において、前記給気孔
を有する薄肉円筒型の軸受部材と、該軸受部材の外周部
に気密に接着され前記給気孔に前記圧縮気体を導く給気
通路を有する弾性支持部材とを具え、前記弾性支持部材
を前記周囲ハウジング壁に気密に結合したことを特徴と
する静圧気体ジャーナル軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14049585A JPS624923A (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | 静圧気体ジヤ−ナル軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14049585A JPS624923A (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | 静圧気体ジヤ−ナル軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS624923A true JPS624923A (ja) | 1987-01-10 |
Family
ID=15269953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14049585A Pending JPS624923A (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | 静圧気体ジヤ−ナル軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS624923A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104389904A (zh) * | 2014-11-20 | 2015-03-04 | 上海启元空分技术发展股份有限公司 | 一种止推面浮动气体静压轴承 |
-
1985
- 1985-06-28 JP JP14049585A patent/JPS624923A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104389904A (zh) * | 2014-11-20 | 2015-03-04 | 上海启元空分技术发展股份有限公司 | 一种止推面浮动气体静压轴承 |
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