JPS624875Y2 - - Google Patents

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JPS624875Y2
JPS624875Y2 JP1981175394U JP17539481U JPS624875Y2 JP S624875 Y2 JPS624875 Y2 JP S624875Y2 JP 1981175394 U JP1981175394 U JP 1981175394U JP 17539481 U JP17539481 U JP 17539481U JP S624875 Y2 JPS624875 Y2 JP S624875Y2
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JP
Japan
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preheating tank
enclosure
duct
exhaust gas
furnace
Prior art date
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JP1981175394U
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English (en)
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JPS5881500U (ja
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Publication of JPS624875Y2 publication Critical patent/JPS624875Y2/ja
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Landscapes

  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)
  • Prevention Of Fouling (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアーク炉包囲体における排ガス処理装
置に関する。
近年、エネルギー事情、作業環境の整備、およ
び騒音、発塵等公害発生に対する規制は一段と厳
しさを増し、製鋼用アーク炉においても上記要求
に対応して操業を行なう必要性に迫られている現
状にある。
例えば、アーク炉から排出される排ガスに対す
る公害防止手段としては、一般に建屋集塵方式に
より排ガスを吸引して除塵したうえで大気に放出
することにより解決をはかつているが、上記の建
屋集塵方式では、製鋼工場は開口部が多いことに
より煙以外の空気の吸込み量が大きくなり、その
ため大量の風量が必要となつて大型のフアンを設
置して運転しなければならず、設備が大掛りとな
るのに比し効率が悪いという問題がある。
一方、アーク炉において発生する音響は、通常
120dBAにも達し、その結果、作業者に難聴疾患
の職業病を生むほか、アーク炉から排出される煙
塵は作業環境を著しく悪化するものとなる。
そこで、アーク炉全体を包囲体により包囲する
ことにより前記諸問題を解消するようにした対策
が開発されている。
上記のようにアーク炉全体を包囲体により囲繞
することにより、排ガスについては包囲体内のみ
を吸引すれば足り、かつ包囲体の気密性から外部
の空気吸入量を最小限に留めることができるの
で、在来の建屋集塵方式に比し約半分以下の風量
ですみ、吸引設備もそれだけ小規模でよく、また
遮音についても包囲体により外部への騒音を遮断
し、さらに煤煙についても包囲体から外部に流出
することが防止されるので、作業環境が大巾に改
善されるなどの幾多の効果を期待することができ
る。
一方、アーク炉における溶解末期および精練期
にはきわめて高温の排ガスを発生し、除塵フイル
タを通じて除塵するときこれを損傷させることに
なるため、事前に冷却を必要とするが、近年はエ
ネルギー事情からこの排熱をスクラツプの予熱に
利用することが溶解の電力原単位を引き下げ、生
産コストを低くするうえで採用されている。ま
た、アーク炉から発生する排ガスは多量のCOガ
スを含み、炉外の空気により燃焼するが、直接吸
引方式の場合には爆発の危険性を回避するため燃
焼塔を設立し、ここで再燃焼させ、さらにその後
ガスを冷却するようにしているため、多くの設備
を要していた。
本考案は、上記従来の問題点に着目し、これを
改善することを目的としてなされたもので、建屋
内に設置されたアーク炉を囲繞する包囲体の一部
に予熱槽を設け、この予熱槽とアーク炉の炉蓋の
エルボとをダクトにより連通し、前記予熱槽の排
気ダクトと包囲体の天井部に設置された集煙ダク
トとを前記予熱槽からの排ガスを前記包囲体内か
らの排ガスで希釈可能にそれぞれバルブを介装し
て接続し、これらのダクトを集合ダクトを通じ集
塵機に接続して、炉内から直接予熱槽を経由して
集塵機へ、炉外のものは包囲体の集煙ダクトを通
じ集塵機へといずれも大気に接することなく集煙
するようにしたことを特徴とするものである。
以下本考案の実施例を添付図面を参照して説明
する。
第1図において、アーク炉1を囲繞する包囲体
2の一側部に予熱槽3が付設され、この予熱槽3
には包囲体2を貫通するダクト4が接続されてお
り、このダクト4はアーク炉1の炉蓋5に設けら
れているエルボ6にダンパ7を介して接続される
ようになつている。
上記予熱槽3の上部は上蓋8により開閉可能と
され、下部は底蓋9,9により開閉されるように
なつている。この底蓋9,9は基部が予熱槽3の
下部に枢支され、図示しないウインチ等の駆動装
置により開閉動作されるようになつている。
前記上蓋8にはバタフライ型のバルブ10を有
する排気ダクト11が接続され、この排気ダクト
11は、前記包囲体2の天井部2Aに設置されて
いる集煙ダクト12の排気ダクト13に接続され
ている。この排気ダクト13にもバタフライ型の
バルブ14が介装され、これらダクト11,13
は集合ダクト15により集塵機に接続されてい
る。
一方、前記予熱槽3の下方の床上にはレール6
が敷設され、このレール16上に台車17が設け
られ、この台車17上に装入用バケツト18が搭
載されて前記予熱槽3の直下位置とクレーンによ
る吊持位置とにわたり移動されるようになつてい
る。
図中19は予熱槽3に設けられた酸素供給用パ
イプを示す。
つぎに上記実施例の作用について説明する。
予め予熱槽3内にスクラツプを投入しておき、
ダクト4を炉蓋5のエルボ6に接続したうえダン
パ7、バルブ10を開いて吸引すると、包囲体2
内にあるアーク炉1から発生する高温ガスは炉蓋
5のエルボ6、ダクト4を通じ予熱槽3内に吸引
され、スクラツプの隙間を通つて排気ダクト11
から集塵機へ吸引される。上記スクラツプの隙間
を通る間に排ガスの熱がスクラツプに吸収されて
冷却され、集塵機へ送られた際集塵バツグを損傷
することが防がれる。
予熱槽3内のスクラツプが加熱されたのちは、
予熱槽3の底部の底蓋9,9を開いて台車17上
のバケツト18内に投入し、ついで台車17を移
動してクレーンにより吊持し、アーク炉1の炉頂
に移動してスクラツプを装入する。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、バ
ケツト18を予熱槽3内に内装してバケツト18
内のスクラツプを直接加熱するようにした場合で
ある。このようにバケツト18を予熱槽3に内装
する場合、アーク炉1からの排ガスがバケツト1
8の周囲を通過しないようバケツト18の周面と
予熱槽3の内面とにシール板20,21を設け、
バケツト18のシール板21を予熱槽3のシール
板20上に密接することにより気密を保つように
される。またバケツト18の底部は、底蓋9,9
の隙間から排ガスがバケツト18内に入れる構造
とされる。
この実施例においては、バケツト18は予熱槽
3の上蓋8を開放してクレーンにより吊持するこ
とになり、他の作用は前記実施例と同様である。
説明は予熱槽3の下部に高温ガスの入口を接続
し、蓋8より集塵機に接続するダクト15にて吸
引するとしたが逆に接続し且つ酸素供給用パイプ
19を蓋8に接続しても効果は同じである。
上記いずれの場合も、スクラツプの加熱時は排
ガスは直接吸引されるので、集煙ダクト12に接
続された排気ダクト13中のバルブ14はアーク
炉1からのわずかの洩煙を吸引するに要する開度
に設定すればよく、バルブ10とダンパ7は当然
全開とされる。
予熱槽3にスクラツプを出し入れする場合、あ
るいは予熱槽3にバケツト18を出し入れする場
合には、予熱槽3の上蓋8を外すためダンパ7お
よびバルブ10は全閉とし、包囲体2の外部への
洩煙を防ぐ。この場合、排ガス中のCO濃度が高
いときは、予熱槽3の酸素供給用パイプ19から
O2を供給するか、あるいは空気を供給して予熱
槽3内で燃焼させるようにすれば、予熱効果を一
層高めることができる。
以上説明したように、本考案は、建屋内に設置
されたアーク炉を囲繞する包囲体の一部に予熱槽
を設け、この予熱槽とアーク炉の炉蓋のエルボと
を包囲体を貫通するダクトにより連通し、前記予
熱槽の排気ダクトと包囲体の天井部に設置された
集煙ダクトとを前記予熱槽からの排ガスを前記包
囲体内からの排ガスで希釈可能にそれぞれバルブ
を設けて接続し、これらダクトを集合ダクトを通
じ集塵機に接続して炉内から直接予熱槽を経由し
て集塵機へ、炉外のものは包囲体の集煙ダクトを
通じ集塵機へと、いずれも大気に接することなく
集煙するようにしたので、包囲体により外部の空
気を吸引することがなく、そのため集塵機の集塵
容量を直引程度の小容量とすることができるとと
もにアーク炉の排熱を有効に利用することができ
る。また排ガスの熱は予熱槽内でスクラツプと熱
交換して冷却されるので、排ガス冷却設備を特別
に設置する必要がなく、しかも包囲体と予熱槽の
ガスは集合ダクトで一本化されるため、CO濃度
が稀釈され、そのため爆発の危険が回避され、さ
らにバーナー等を用いての燃焼がないのでNOX
発生も少ないなどの種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図は同一部の平面図、第3図は他の実施例を示す
側面図である。 1……アーク炉、2……包囲体、3……予熱
槽、5……炉蓋、6……エルボ、7……ダンパ、
8……上蓋、9……底蓋、10,14……バル
ブ、12……集塵ダクト、15……集合ダクト、
17……台車、18……装入用バケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建屋内に設置されたアーク炉を囲繞する包囲体
    の一部に予熱槽を設け、この予熱槽とアーク炉の
    炉蓋のエルボとをダクトにより連通し、前記予熱
    槽の排気ダクトと包囲体の天井部に設置された集
    煙ダクトとを前記予熱槽からの排ガスを前記包囲
    体内からの排ガスで希釈可能にそれぞれにバルブ
    を設けて接続し、これらダクトを集合ダクトを通
    じ集塵機に接続してなるアーク炉包囲体における
    排ガス処理装置。
JP17539481U 1981-11-27 1981-11-27 ア−ク炉包囲体における排ガス処理装置 Granted JPS5881500U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17539481U JPS5881500U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 ア−ク炉包囲体における排ガス処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17539481U JPS5881500U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 ア−ク炉包囲体における排ガス処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5881500U JPS5881500U (ja) 1983-06-02
JPS624875Y2 true JPS624875Y2 (ja) 1987-02-04

Family

ID=29967741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17539481U Granted JPS5881500U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 ア−ク炉包囲体における排ガス処理装置

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JP (1) JPS5881500U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5113451Y2 (ja) * 1971-09-20 1976-04-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5881500U (ja) 1983-06-02

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