JPS6248358A - 卵白分解物の製法 - Google Patents

卵白分解物の製法

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JPS6248358A
JPS6248358A JP60190351A JP19035185A JPS6248358A JP S6248358 A JPS6248358 A JP S6248358A JP 60190351 A JP60190351 A JP 60190351A JP 19035185 A JP19035185 A JP 19035185A JP S6248358 A JPS6248358 A JP S6248358A
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JP
Japan
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egg white
egg
liquid
decomposition product
hydrolyzate
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JP60190351A
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JPH0518541B2 (ja
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Tsukasa Ichimura
司 市村
Tatsushi Notomi
納富 達志
Tetsuji Inomata
猪股 哲二
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SHOKUHIN SANGYO MAKU RIYOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Original Assignee
SHOKUHIN SANGYO MAKU RIYOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は各種栄養ドリンクの原料に適した卵白分解物の
製法に関するものである。
〔従来の技術〕
卵白の蛋白質には必須アミノ酸がバランスよく含まれて
おり、しかもアミノ酸スコアが高いから、卵白液をプロ
テアーゼ処理して得られる卵白分解物は、成分−[から
みれば栄養ドリンクの原料として好適である。
ところで、上記プロテアーゼ処理に使用する蛋白分解酵
素は、卵白の蛋白質のペプチドの鎖を無秩序に切断して
しまう性質があるため、得られた卵白分解物中には苦味
を有するペプチドが含まれており、したがって、このよ
う4T卵自分解物は食味1−からみて栄養ドリンクの原
料として(よ不適当である。
そこで従来から苦味のない卵白分解物を製造するパみが
種々なされており、例えば特公昭51−26496号公
報にあるような、卵白液に」タノールやグリセリンを添
加してプロテア−U処理し、苦味のない卵白分解物を製
造する方法が提案されてそれなりの効果が得られている
〔発明が解決しようとづる問題点〕
しかしながら、上記のような従来法によっても苦味を有
するペプチドの発生を完全には抑えられないという問題
があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、苦味のない卵白分解物を製造する方法を
提供Jることを目的とじて種々研究を車ねた結果、10
テアーゼ処理して得られる卵白分解物中に苦味を右する
ペプチドが含まれていでもこの卵白分解物を特定の分画
分子mの濾過膜にて限外i濾過ずれば苦味のないペプチ
ドのみを含む卵白分解物の分画ができるとの知見を得、
この知見に基づき本発明を完成させるに至った。
本発明は、卵白液をプロテアーゼ処理して(9られる粗
卵白分解物を分画分子mがほぼs、oo。
乃至20.000のン濾過膜を用いて限外濾過し、ン戸
液を採取づることを特徴とする卵白分解物の製法を提供
するものである。
本発明の実施に当っては、まず原料の卵白液を用意する
。この卵白液は、鶏卵等を割卵し、卵黄を分離して得ら
れた生状のもののほか、冷凍状卵白を解凍したもの或い
は乾燥状卵白を水に溶解したもの等であっても差し支え
ない。尚、卵白液中に卵黄分の混入量が多いと卵黄中に
含まれている燐脂質等の影響により後に行う限外ン濾過
がしにくくなるので、卵黄分の混入が少ない卵白液を用
いることが好ましい。
次に、この卵白液に蛋白分解酵素を添加して一定温度条
件下に一定時間保持してプロテア−ぜ処理し、粗卵白分
解物を得る。この処理で用いる蛋白分解酵素としては、
パパイン、フィシン、ブロメリン、ペプシン等の動・植
物組織からの抽出酵素が挙げられるほか、微生物由来の
酵素、例えば「アマノA」、「アマノPJ  (商品名
:大野製薬@製)、ブナチームAP(商品名:長瀬産業
■製)ネオビタラーゼNP(商品名二東和酵素11M)
、又はプロリシン5(商品名:上田化学工業■製)等が
種類を問わず用いられる。蛋白分解酵素の添加量は、使
用する酵素の種類にもよるが、卵白液に対して0.1〜
0.6%が適当である。また、プロテアーゼ処理の温度
は45〜55℃が、またその処理時間は2〜10時間が
適当である。通常、卵白のプロテアーゼ処理には6〜2
4時間を要するが、本発明においてはそれより短時間で
よいのは、次に行う限外濾過の工程でもプロテアーゼ処
理を続行させることができるからである。
次に、プロテアーゼ処理して得られた粗卵白分解物を限
外1濾過する。この限外ン濾過には分画分子mがほぼ8
.000から20,000のi濾過膜を使用する。分画
分子h1がほぼ8,000未満の濾過膜の場合、膜目が
小さ過ぎるので粗卵白分解物中に含まれているペプチド
をが別するのが困で「であり、一方、はぼ20.000
を越える濾過膜の場合、苦味のないペプチドも苦味を何
するペプチドと共に罎別してしまうことになり不適当で
ある。
分画分子量がほぼ8,000から20,000のン濾過
膜を使用ずれば、後述の試験例の結果からも明らかなよ
うに苦味がなく、しかも耐熱性の高い卵白分解物(卵白
ペプチド)のみをか別りることができる。
限外ン濾過を行うには市販の限外濾過装置を用いればよ
(、分画分子む1が【よぼ8,000がら20.000
の濾過膜を使用してポンプの送圧を5〜8に9 / c
iとすれば5〜10時間で目的とする卵白ペプチドの炉
別を行うことができる。この限外濾過においでは、粗卵
白分解物中に含まれている蛋白分解酵素は比較的分子電
が大きいので)濾過膜を通過しないで濾過の対家となる
粗卵白分解物中に残存する。したがって、この粗卵白分
解物の温度を45〜55℃に保持しておけば、限外ン濾
過中にも粗卵白分解物のプロテアーゼ処理を続行させる
ことができる。
最後に、上記限外ン濾過によってン濾過唄を通過した1
戸液を採取づれば、苦味がなくかつ耐熱性を有するペプ
チドが;R解した卵白分解物を稈ることができる。
このようにして1r′Iられた卵白分解物は透明でかつ
無臭の液体であるが、常温に放置すると腐敗しやすく、
また、ペプチドの濃度も低いので、スプレードライ法等
により乾燥して粉末状に加工すると商品価値の高い製品
に仕上げることができる。
〔実施例〕
実施例1 60メツシユのストレーナ−を通した卵白液15Kgを
タンクに投入し、これに微生物由来酵素(大野製薬ft
l1製:商品名r 7’?/ P −3J”) 50り
を添加した後、卵液を50℃に保持し、ゆっくり撹拌し
ながら2時間プロテアーゼ処理し、粗卵白分解物を得た
得られた粗卵白分解物を50℃に保ちつつ、分画分子m
20.000のチューブラ−タイプi濾過膜(日東電工
■製:商品名rNTU−3520J )を有する膜処理
装置(膜処理面積0.034′rlt)にて、ポンプ圧
5.5に9/cd、流量13fJ/分の条件下で5時間
限外か過を行ないン戸液7.5に!lを19 lこ 。
得られたか液をフリーズドライしたところ、粉状の卵白
分解物3809を得ることかできた。
実施例2 乾燥卵白(キューピー■製:商品名「乾白にタイプJ)
2.5/(gをタンクに投入し、これに清水17.5K
gを加えてTKホモミキサーひ撹拌して溶解さI、卵白
液を得た。
上記卵白液にパパイン5gを添加した後、卵液を50℃
に保持し、ゆっくり撹拌しながら4時間プロテアーゼ処
理して粗卵白分解物を得た。
得られた粗卵白分解物を50℃に保ちつつ、分画分子量
が8.000のブユーブラータイプン濾過膜(日東電工
■製:商品名rNTU−3508J )を有する膜処理
装置(膜処理面積0.034TIl)にて、ポンプ圧6
 、0 K9 / cttr S流ff112.5j/
分の条件下で6時間限外濾過を(qない2戸液6.2幻
を得た。
得られたか液をフリーズドライしたところ粉状の卵白分
解物243gを得ることができた。
〔作 用〕
以下の試験例でもって本発明の作用を立証する。
試」医、、y<卵白分解物の収a) 下記の表1に示す分画分子量の異なる5種類の濾過膜を
用い、実施例1で得られたものと同じ粗卵白分解物10
Kgずつをそれぞれ各別に実施例1と同じ方法で限外i
濾過し、2戸液を採取した。
採取した各ン戸液の1帛及びこの炉液をフリーズドライ
して得られた粉状の卵白分解物の1伍を測定したところ
、表1の結果が得られた。
表  1 尚、表中の−は、i濾過ができなかったことを示す。゛
L監■ユ(卵白分解物の苦味・耐熱性)試験例1で19
られた粉状の卵白分解物をそれぞれ5%水溶液とし、苦
味を有するか否かのパネルテストを行なうと共に、10
0℃で30分間加熱したときの状態を測定したところ下
記の表2の結果が得られた。
表  2 尚、表中の苦味の数値はよく訓練したパネル10名によ
る呈味テストの結果の平均値である(5点満点法であり
、点数が少ない程、苦味を感じないことを示す)。
また、耐熱性の記号は、Oは加熱変性物を全く生成しな
かったことを、×は加熱生成物を生成したことを示す。
以上のように、粗卵白分解物を分画分子λ8,000か
ら20.000のン濾過膜を用いて限外r濾過づると、
苦味がなくかつ耐熱性の高い卵白分解物を得ることがで
きる。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、苦味がなく耐熱性
を右づ゛る卵白分解物を(りることができる。
したがって、この卵白分解物は、各種栄養ドリンクや流
OJ食等の原料として使用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、卵白液をプロテアーゼ処理して得られる粗卵白分解
    物を分画分子量がほぼ8,000乃至20,000の濾
    過膜を用いて限外濾過し、濾液を採取することを特徴と
    する卵白分解物の製法。 2、粗卵白分解物を45〜55℃に保持して限外濾過す
    る、特許請求の範囲第1項記載の卵白分解物の製法。
JP60190351A 1985-08-29 1985-08-29 卵白分解物の製法 Granted JPS6248358A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60190351A JPS6248358A (ja) 1985-08-29 1985-08-29 卵白分解物の製法

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JP60190351A JPS6248358A (ja) 1985-08-29 1985-08-29 卵白分解物の製法

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Publication Number Publication Date
JPS6248358A true JPS6248358A (ja) 1987-03-03
JPH0518541B2 JPH0518541B2 (ja) 1993-03-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005074703A1 (en) * 2004-02-10 2005-08-18 Join Co. Ltd A process for preparing an egg white liquid for prevention of coagulation due to heat treatment
JP2009263308A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Taiyo Kagaku Co Ltd 抗炎症剤
JP2014103957A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Hajime Hatta 高乳化性卵白加水分解物

Cited By (3)

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JP2009263308A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Taiyo Kagaku Co Ltd 抗炎症剤
JP2014103957A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Hajime Hatta 高乳化性卵白加水分解物

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JPH0518541B2 (ja) 1993-03-12

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