JPS6247299A - 電気音響変換器用振動板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は電気音響変換器用振動板に関し、特にコーン
形振動板基体の凹部に発泡合成樹脂を充填せしめた電気
音響変換器用振動板の改良に関する。

［従来の技術］ 従来、電気音響変換器、たとえばスピーカ用振動板とし
て、截頭円錐形状（］−ン形）振動板が多用されていた
。

しかるに、当該コーン形振動板！、Ｊ１、■高域におい
て、分割振動が発生し高調波歪の原因となっている。

■振動板の四部空間で他のスピーカ（スコーカ、ツイー
タ等）からの放射波が回折を起こし、周波数特性劣化の
原因となっていた。

■凹部空間の体積、形状に応じて、特定周波数でピーク
やデツプが発生し易く、周波数時・［（［劣化の原因と
なっていた。

このような欠点を解決する為、近年コーン形振動板を基
体とし、当該基体の凹部に発泡合成樹脂を充填せしめた
振動板が採用されている。

そして、発泡合成樹脂として、ボリスヂレン、ポリメチ
ルメタクリレート（ＰＭＭＡ）　、クロロプレンゴム、
ポリウレタンの発泡体が多用されていた。

［発明が解決しようとする問題点］ しかるに、ポリウレタンの発泡体には発泡体の剛性が小
さく、又紫外線劣化が著るしい欠点が、ＰＭＭＡやクロ
ロプレンゴムの発泡体には高発泡体（４０倍程度）がで
きないので、振動板重量が大となり音響輻射能率の劣化
の欠点及び材料価格が高く、成形性も悪い欠点があった
。

一方ポリスヂレンの発泡体は高発泡が可能で、材料］ス
１−も低く又成形・１トし良好な利点を有し現在多用さ
れている発泡体であるが、耐熱性が悪く、実用使用耐熱
温度はｌい「い８０’Ｃまてである。

１問題を解決するための手段］ この発明は］−ン形振動板基体の四部に発泡体を充填せ
しめた振動板にｉｔ５いて、前記発泡体としてスチレン
−アクリロニトリル共重合樹脂の発泡体を採用した電気
音響変換器用振動板で必る。

［実施例］ 第１図において、１（Ｊ、パルプ繊維を抄造、加熱プレ
ス等従来の］−ン形振動板の製造工程を経てｊｑられだ
コーン形振動板基体である。

そして、当該コーン形振動板基体１の四部にスチレン−
アクリロニトリル共重合樹脂の発泡体２が充填されてい
る。

充填手段としては、コーン形四部形状に発泡成形した発
泡体２を適宜の接着剤を使用して振動板基体１内面に接
着するのが簡便な手段である。

［発明の効果］ 上記実施例のこの発明の振動板と、ポリスチレン発泡体
を使用した従来例の振動板の耐熱・１（［を調べる為、
それぞれの温度で１０日間加熱した後の振動板の寸法収
縮率を測定したところ第２図に示す結果が得られた。

同図から明らかなように、ポリスチレン発泡体は８５°
Ｃ以上では寸法収縮率が急激に増大し、実用上使用不可
能であるのに対し、この発明の発泡体は１００’Ｃにお
いても寸法収縮率は２〜３％であり実用上使用可能であ
った。

更に従来の発泡体及びこの発明実施例の発泡体上表から
明らかなように、この発明の振動板、密度に対するヤン
グ率値、すなわち「／ρが人となり従来にはない優れた
物性を右することかできた。

なお、発泡体は振動板凹部仝体に充填する必要はなく、
設削目的に応じて凹部の一部に充填した構造であっても
よい、。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明実施例振動板の断面図、第２図はこの
発明及び従来の発泡体と耐熱特性を示す図でおる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コーン形振動板基体の凹部にスチレン−アクリロニトリ
   ル共重合樹脂の発泡体を充填せしめたことを特徴とする
   電気音響変換器用振動板。