JPS6246846A

JPS6246846A - 多条帯板の巻取装置

Info

Publication number: JPS6246846A
Application number: JP18556085A
Authority: JP
Inventors: Yuritoshi Isobe; 磯部　百合利
Original assignee: NIPPON KAIHATSU CONSULTANT KK
Current assignee: NIPPON KAIHATSU CONSULTANT KK
Priority date: 1985-08-22
Filing date: 1985-08-22
Publication date: 1987-02-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は金属加工分野の−っであるコイル加工のスリッ
ティングの巻取装置に関する。

（従来の技術）通常、帯板の幅方向断面は完全に平坦ではなくて中央部
が厚く両端が薄くなっている。これをスリットして巻き
取５と、厚い条は薄い条より巻取径が大きくなり各条の
巻取速度に差ができることになる。

従来技術の巻取装置は、第１図に示すごとく、巻取機１
、張力発生装置２、スリッタ３、巻戻傳４、ループ５か
ら構成されており、巻取ｖａ１の入側の張力発生装置２
により張力を付与し巻取張力の不均衡をｖ４整していた
。しかしながら、同一回転する巻取胴のために巻取径に
差を生し、ループ５における各条のループ量が異なりそ
の差が数十メートルに達することもある。　一方、上記
欠点を除去するために巻取胴を分割し巻取軸のトルクを
摩擦板や電磁力を介して個々の巻取胴へ伝え巻き取る装
置があるが、これらもトルクの不均衡やトルク不足の問
題があり紙やフィルム等の低張力巻取には向くが金属帯
板の様な高張力巻取には不適当である。

（発明が解決しようとする問題点〉従来技術の巻取装置では同一回転する巻取胴のため巻取
径に差を生じるため、第１図で示すループ５におけるス
トリップ各条のループ量が異なりその差が数十メートル
に達ることもある。最近は特に薄板コイルが多いのてこ
の現象が顕著であり、ループで対処できる限度を超でい
る。又、巻取張力の付グの必要から設けている張力発生
装置で発生するストリップ表面の（Ｕきずが避られず品
質上の問題となっている。

本発明はこのループ発生を起さず且、ストリップ表面に
摺きずを付けることなくスリットされた多条の帯板を均
一な張力で巻き取ることにある。

（問題点を解決するための手段）本発明では、板幅方向に数個に分割され且、独立した巻
取胴は各々独立して回転できる機構になっているので、
各巻取胴に巻き取られる各ストリップはその巻き太り径
に応した速度で回転するがら当り（巻き太り径の差によ
るループ量の差は全く発生せず、従ってループも不要と
なる。

次に、ループ量の差が皆無であること即ち、各ストリッ
プの巻取速度は当然同一であるので、第１図で示す巻取
機１の入側の張力発生装置２は不要どなりストリップ表
面の摺きず発生の原因も其くなる。

（作用）幅方向に７！数個に分割されたリング状の各巻取胴の内
側面（該内側面は円周方向へ連続した波形の２次曲面を
有す）に内接し回転することにより、半径方向へ往復運
動する数個のプランジャを各巻取胴に対応して巻取軸に
放射線状に装着しており、該巻取軸のトルクを該プラン
ジャのポンプ作用により生じる液体圧力を介して該巻取
用へ伝える。該プランジャのポンプ作用は帯板の巻取速
度（巻取胴の回転速度）と該巻取軸の回転速度に差（回
転スリップ）をつけろことにより必然的に生じる。この
速度差（回転スリップＪｉ）は該ポンプ作用による液体
の流量と圧力を調整することにより仕置に設定できる。

したつがて、スリットされた帯板の各条が各巻取胴に１
月ｌに対応して巻取り各巻取胴間で巻大径に差を生じた
場合、巻大径の小さい巻取胴は所要の巻取トルクが比較
的に小さいので必然的に回転スリップ量が減少し該巻取
胴の回転速度が増加する。逆に、巻大径の大きい巻取胴
は比較的に所要の巻取トルクが入きいのて必然的に回転
スリップ全が増加し該巻取胴の回転速度が減少する。

即ち、巻大径の小さい巻取胴の分のポンプ吐出量は減り
、巻大径の大きい巻取胴の分のポンプ吐出量は増え全体
では設定された流量となる。

この様にして各条の帯板はその巻大径に関係することな
く一定の速度と張力て巻取ることが出来る（実施例）第２図は本発明を実施した場合の配列の一例を示めすも
ので、巻取機１に対してプルカットの場合は、スリッタ
３と巻戻機４によってパックテンションがあたえられる
ごとく配列されている。

第３図は本発明による巻取機ｌの平面図で２ｖＡの分割
型巻取胴６、ロークリシリンダ７、巻取胴収縮シリンダ
７゛、ロータリジヨイント８、駆動機９、減速機１０、
巻取軸１１、押引棒１７、油圧ポンプユニット３３など
から構成される。

第４図、第５図は′本発明による巻取胴を示めすもので
、第４図は第３図のＡ　−Ａ線に沿った断面図、第５図
は第４図のＢ−Ｂ線に沿った断面および測面１２Ｉをし
めす。第６図は第３図の油圧ポンプユニット３３の油圧
回路図を示めず。第４１２Ｉ、第５図で示めすごとく中
空の巻取軸１１にプランジャ１２、シリンダ吸入弁１４
、吐出弁１５からなる数組のポンプ機構１６が放射線状
にかつ、幅方向に分割された巻取胴６の各々に対応する
位置に組み込まれている。さらに該巻取軸１１の中空部
に埋引棒１７を内蔵し、該吸入弁１４の吸入流路１Ｂと
吐出弁１５の吐出流路１９を構成している。

押引棒１７の吸入流路１８と吐出流路１９の遮断はパツ
キン２０てなされている。

巻取胴６は各々幅方向に分割された拡縮筒２１および支
持筒２２より構成される。拡縮筒２１は更に円周方向に
数個に分割され、ゴムリング２３によって半径方向に所
要の拡張と゛収縮の移動量を残して連結されている。

支持筒２２は帯板２４の締付力に十分耐える強度を有し
その内径側は円周方向に連続する波形の２次曲面と巻取
軸１１とかん合するボールベアリング２５が取り付けら
れている。なお、ボールベアリング２５の軸方向の固定
は上輪４４．４５でおこなっている。

拡Ｐｉ！笥２１と支持筒２２の半径方向の断面形状は、
互に逆方向のくさび形状で保合しており、拡縮筒２１の
軸方向の移動により支持筒２２の斜面を滑動して拡縮筒
２１の径を変化させることができる。拡縮筒２１の軸方
向の移動は巻取胴６の先端の位置で押引棒１７に取付け
られたブツシャ２Ｇおよび後端の位置で巻取胴収縮シリ
ンダ７′に取付けられたブツシャ２７ておこなわれる。

なお、拡縮筒２１の側面にベアリング２日を装着し、隣
接する両開の滑り抵抗の軽減を図っている。

ポンプ機構１６のプランジャ１２の片側外側には、ロー
ラ３０がローラ軸３１と止めピン３２により取付けられ
、該ローラ３０は支持筒２２の２次曲面に内接する。よ
って、巻取軸１１と巻取胴６とて回転速度の差があれば
ローラ３０は支持筒２２の２次曲面にそって回転、上下
運動し、これに伴なってプランジャ１２が往復動しポン
プ作用をおこす。

押引棒１７に設けられたポンプ＊構１６の吸入流路】８
と吐出流路１９は各々第６図に示めす油圧ポンプユニッ
ト３３の送油口３４ともどり口３５にロータリジヨイン
ト８を介して各々接続される。

油圧ポンプユニット３３の送油口には圧力制御弁３６を
設は吸入ａ路１８に送油するに必要な油圧を保持すると
ともに、過度な圧力の発生を防ぐ。また、該油圧ポンプ
ユニット３３のもどり側にはアキュームレイタ３７およ
び流量制御弁３８を設はプランジャ１２のポンプ作用に
よる脈動を軽減し、もどり油量を調整して巻取軸１１と
巻取胴６の回転速度差を制御する。すなわち、もとり油
量を多く調整すれば、巻取軸１１と巻取胴６の回転速度
差は大きくなり巻取速度は低くなる。逆に、もとり油量
を少なくすれば回転速度差は小さくなり巻取速度は高く
なる。　なお、ポンプ機構１６には油圧漏れ防止にパツ
キン３９および４０を設けている。また、油圧ポンプユ
ニット３３には油圧ポンプ４１、ストレーナ４２および
油タンク４３を設けている。

以上の構成にかかる本発明の巻取機の作動を図面にそっ
て以下に説明する。

（１）　第４図、第５図に示めすごとく、まず巻取胴６
を縮小状態より拡張状態にするため押引捧１７とブツシ
ャ２６を矢印Ｃ方向に移動させるとくさび効果により、
拡縮筒２１の斜面が支持筒２２の斜面と係合矢印Ｅ方向
に滑動して所定の巻取径りまで拡張する。

（２）　次にスリットされた帯板２４を巻き取るために
、帯板２４の先端はそれぞれの拡縮筒２１に接着チーブ
またはベルトラッパ方式（図示せず）にて固定し巻取を
開始する。

（３）　各巻取胴６の回転速度は駆動機９から減速機１
０を介して駆動される巻取軸１１の回転速度より一定速
度程低くなるように第６図で示めす１業量制御井３８で
設定される。すなわち、各巻取胴６は一定の回転スリッ
プを伴いながら各帯板２３を巻き取っている。

この様にして帯板２３を巻き取っている巻取胴６のうち
、巻き太り径の小さなものは巻取トルクが比較的小さく
なるので必然的に早く回転（回転スリップ減）し、巻き
太り径の太きものは巻取トルクが比較的大きくなるので
必然的に遅く回転（回転スリップ増）することになり、
帯板２３の各条は全てゆるみなくほぼ一定の張力で巻取
られる。（４）　帯板２３の巻取りが完了すると、押引
棒１７とブツシャ２Ｇ、及び第３図て示めすシリンダ７
によりブツシャ２７を矢印Ｆ方向へ移動させると、くさ
び効果により拡縮筒２１は容易に径　Ｄ′位置まで収縮
し、帯板２４と拡縮筒２１との間に隙間が生じてコイル
（図示せず）の抜きとりができる。

（効果）以上の説明から明らかなように、本発明は以下の効果を
有する。

（＋）　　スリ・・７タラインにおいてスリッティング
後の各条の帯板を、あたかも別々の巻取機で巻取るごと
く巻き太り径に関係なく一定張力で巻取ることができる
。

（２）　パックテンションを与える°ための張力発生装
置が不要になるので、張力発生装置で発生する帯板表面
の摺さずは全く簀くなろ。更に、設備費用、スペースが
大幅に節に′Ｊでき、作業や保守点検が容易となる。

（３）　フリーループが全く不要となるので、前記（２
）項と同様に設備費、スペースが大幅に減少し通板が与
易となり、更にライン全体の速度、張力のコントロール
が際めて簡単となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術にかかわるスリッタライン配置図、第
２図は本発明による実施例のスリッタライン配置図、第
３図は巻取機の平面図、第４図は第３図のＡ−Ａ線に沿
った巻取胴の断面図、第５図は第４図のＢ−Ｂ線、こ沿
う断面及び側面図、第６図は第３図で示めず油圧ポンプ
ユニットの油圧回路図である。主要部分の名称と符号は、１・・・巻取機、６・・・巻取胴、１１・・・巻取軸、１２・・・プランジャ、１７・・・
押引棒、２ｏ・・・パツキン、２１・・・拡縮筒、２２
・・・支持筒。

Claims

【特許請求の範囲】

帯板の巻取装置において幅方向に複数個に分割されたリ
ング状の巻取胴で、該巻取胴の内側面は円周方向へ連続
した波形の２次曲面（２次曲面に沿って歯形を設けるこ
とも含む）を有し、該２次曲面に内接、回転することに
より半径方向に往復運動する複数のプランジャを分割さ
れた各巻取胴に対応して放射線状に装着された巻取軸か
らなり、該巻取軸の回転トルクを該プランジャのポンプ
作用により生じる液体圧力を介して巻取胴に伝へ、各分
割巻取胴の帯板の巻き太り径の差に関係なく均一な張力
にて巻き取ることを特徴とする多条帯板の巻取装置。