JPS6246729B2 - - Google Patents
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- JPS6246729B2 JPS6246729B2 JP54058377A JP5837779A JPS6246729B2 JP S6246729 B2 JPS6246729 B2 JP S6246729B2 JP 54058377 A JP54058377 A JP 54058377A JP 5837779 A JP5837779 A JP 5837779A JP S6246729 B2 JPS6246729 B2 JP S6246729B2
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- bearing
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Landscapes
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は適宜厚みで数種類の所要切抜き孔を有
する板を組合せて本体を形成し、その内部に形成
した空間部に複数のローラを等分に配して内蔵
し、内設した各ローラにて中央部案内孔に嵌挿し
た軸を軸線方向に移動自在に、或いは軸に対して
移動自在に支持することができるスライドベアリ
ングに関するものである。
する板を組合せて本体を形成し、その内部に形成
した空間部に複数のローラを等分に配して内蔵
し、内設した各ローラにて中央部案内孔に嵌挿し
た軸を軸線方向に移動自在に、或いは軸に対して
移動自在に支持することができるスライドベアリ
ングに関するものである。
従来、軸又は軸に対して取付けられる物品が、
その軸線方向に摺動自在に支持するための往復動
転がり軸受についてはすでに種々の形式のものが
開発され、実用にも供されている。しかし乍ら、
これら公知のものにあつては軸と軸受の回転子と
の関係を一定の条件に保つために軸側に回転子の
嵌まる溝を形成したり、或いはその逆に軸の周面
に突条を形成したりした特殊な軸を必要とする所
謂スプライン軸のような形式を採用し、軸受とし
ても回転子(この場合は主として多数のボールを
使用)を内部に保持するためその本体に特殊な内
部構造の取付座付きスリーブのような形状のもの
が用いられ、従つて高価なものとなつている。ま
た別の形式として前記のようなスプライン軸形式
をとらないものとして一体成形された本体内に複
雑なリテーナーを介して3個の小型ラジアルベア
リングを等分配設したもの(たとえば実公昭41−
13370号など)があり、これでは寸法的に特定化
されて構造的にも複雑になるので高価につく等の
改善を要する点がある。そして前者、後者いずれ
の場合でも本体内に設けた回転子が鋼球或いはラ
ジアルボールベアリング等を用い、これに対応す
る軸には前記回転子が均等に当接できないので熱
処理を施して全体的に表面の精度を高める必要性
が生じ、当然使用のためにその対応手段を必要と
して工作費が著しく嵩むことになる。
その軸線方向に摺動自在に支持するための往復動
転がり軸受についてはすでに種々の形式のものが
開発され、実用にも供されている。しかし乍ら、
これら公知のものにあつては軸と軸受の回転子と
の関係を一定の条件に保つために軸側に回転子の
嵌まる溝を形成したり、或いはその逆に軸の周面
に突条を形成したりした特殊な軸を必要とする所
謂スプライン軸のような形式を採用し、軸受とし
ても回転子(この場合は主として多数のボールを
使用)を内部に保持するためその本体に特殊な内
部構造の取付座付きスリーブのような形状のもの
が用いられ、従つて高価なものとなつている。ま
た別の形式として前記のようなスプライン軸形式
をとらないものとして一体成形された本体内に複
雑なリテーナーを介して3個の小型ラジアルベア
リングを等分配設したもの(たとえば実公昭41−
13370号など)があり、これでは寸法的に特定化
されて構造的にも複雑になるので高価につく等の
改善を要する点がある。そして前者、後者いずれ
の場合でも本体内に設けた回転子が鋼球或いはラ
ジアルボールベアリング等を用い、これに対応す
る軸には前記回転子が均等に当接できないので熱
処理を施して全体的に表面の精度を高める必要性
が生じ、当然使用のためにその対応手段を必要と
して工作費が著しく嵩むことになる。
本発明は斯かる問題点を解決して、至極簡単な
構成にて特に軸部には特別な精度を要求する加工
を付加しなくとも円滑な作動ができ、かつ組立に
際しても回転子の支持軸受支部を簡素化して効果
的に回転支持し、材質の選択組合せにより合理的
に円滑な回動効果の得られる量産性に富んだスラ
イドベアリングを提供することにある。
構成にて特に軸部には特別な精度を要求する加工
を付加しなくとも円滑な作動ができ、かつ組立に
際しても回転子の支持軸受支部を簡素化して効果
的に回転支持し、材質の選択組合せにより合理的
に円滑な回動効果の得られる量産性に富んだスラ
イドベアリングを提供することにある。
本発明にては軸に被嵌して用いられる往復動ベ
アリングであつて、本体は少なくとも3種類の板
を被案内軸の軸線方向に所定配列で積層して形成
し、これら各板には、各々1つの中央軸案内孔と
その周囲に配した複数の締結孔とを等しく設けて
あり、前記積層板のうち中央軸支持板には、該案
内孔中心から外周に向け少なくとも3個のローラ
受入れ用角長切欠きを配し、該切欠きの両脇に案
内孔軸心から所要半径位置で対称に板の一部を半
円状に彎曲形成した軸受支片が設けてあり、斯か
る中央軸支持板を2枚その軸受支片部に相対向さ
せ、該中央軸支持板の前後に、前記各軸受支片部
を受入れ得る廣幅の角長切欠き部を形成したスペ
ーサーを少なくとも1枚づつ配し、更にその外側
にそれぞれローラの受入得る角長切欠きを前記各
角長切欠きと等しく設けた中間積層板を、ローラ
の回転空間が形成されるように複数枚はいしてあ
り、最外部に他の板よりやや大きい基準外径寸法
の外板を配して、前記各板共通の締結孔個所で中
空リベツトにて全積層板を一体に固着し、前記中
央軸支持板2枚の各軸受支片で形成される軸受部
にて保持した支持軸で、本体内に角長切欠きで形
成の空間部に、被案内軸と当接するローラを支持
配設した組合せ積層板がベアリングの本体と保持
器とを兼用する構成としたのである。
アリングであつて、本体は少なくとも3種類の板
を被案内軸の軸線方向に所定配列で積層して形成
し、これら各板には、各々1つの中央軸案内孔と
その周囲に配した複数の締結孔とを等しく設けて
あり、前記積層板のうち中央軸支持板には、該案
内孔中心から外周に向け少なくとも3個のローラ
受入れ用角長切欠きを配し、該切欠きの両脇に案
内孔軸心から所要半径位置で対称に板の一部を半
円状に彎曲形成した軸受支片が設けてあり、斯か
る中央軸支持板を2枚その軸受支片部に相対向さ
せ、該中央軸支持板の前後に、前記各軸受支片部
を受入れ得る廣幅の角長切欠き部を形成したスペ
ーサーを少なくとも1枚づつ配し、更にその外側
にそれぞれローラの受入得る角長切欠きを前記各
角長切欠きと等しく設けた中間積層板を、ローラ
の回転空間が形成されるように複数枚はいしてあ
り、最外部に他の板よりやや大きい基準外径寸法
の外板を配して、前記各板共通の締結孔個所で中
空リベツトにて全積層板を一体に固着し、前記中
央軸支持板2枚の各軸受支片で形成される軸受部
にて保持した支持軸で、本体内に角長切欠きで形
成の空間部に、被案内軸と当接するローラを支持
配設した組合せ積層板がベアリングの本体と保持
器とを兼用する構成としたのである。
また本発明は積層板の組合せ、或いは適当なス
ペーサーを介在させて複列にローラ対を配列し、
任意長さのものが容易に構成できるものである。
ペーサーを介在させて複列にローラ対を配列し、
任意長さのものが容易に構成できるものである。
更に本発明にては回転子として合成樹脂製ロー
ラ、或いは金属製ローラ、または小型のころがり
軸受を使用し、いずれの場合もその支持軸を積層
中央プレートに形成した軸受支片部にて回転自在
に受支せしめ、この中央プレートの材質を選択使
用し、或いは受支部に潤滑層を形成するようにし
たのである。
ラ、或いは金属製ローラ、または小型のころがり
軸受を使用し、いずれの場合もその支持軸を積層
中央プレートに形成した軸受支片部にて回転自在
に受支せしめ、この中央プレートの材質を選択使
用し、或いは受支部に潤滑層を形成するようにし
たのである。
そして本発明ベアリングは使用目的部に対して
装着する場合、両外側板の周面を基準にして取付
け孔に嵌合せしめ、或いは両外側板の中央孔周縁
部を基準にして取付け体に設けた孔部に嵌合さ
せ、締結体を利用して取付け板と固定して目的部
に固着したり、或いは目的箇所に対して直接固着
することができ、案内支持する軸の外周は配設し
た複数の回転子と当接する円形断面、多角形断
面、或いは一部切削ぎ円形断面等任意のものが使
用できるものとしたのである。
装着する場合、両外側板の周面を基準にして取付
け孔に嵌合せしめ、或いは両外側板の中央孔周縁
部を基準にして取付け体に設けた孔部に嵌合さ
せ、締結体を利用して取付け板と固定して目的部
に固着したり、或いは目的箇所に対して直接固着
することができ、案内支持する軸の外周は配設し
た複数の回転子と当接する円形断面、多角形断
面、或いは一部切削ぎ円形断面等任意のものが使
用できるものとしたのである。
以下本発明を一実施例について図面により詳述
すれば、第1図乃至第3図に示すものは一つの代
表的なものであつて、このベアリングAは左右両
外板1,1′間に適宜厚さの複数枚のかつ三種類
の抜き孔と加工抜き孔とを形成したプレート1
0,20,30を組合せ、これらを複数個の中空
鋲2にて一体に積層締結し、両外板1,1′と積
層したプレート10,20,30とによりベアリ
ング本体40を形成し、かつ内部に形成した空間
部3にローラ5を複数個中央軸案内孔7中心から
放射状にその回転面が求心方向となるよう等分配
設し、ローラ5が回転自在なようその支持軸6を
中央軸支持板10に設けた軸受支片部(後述)に
て受支せしめたのである。
すれば、第1図乃至第3図に示すものは一つの代
表的なものであつて、このベアリングAは左右両
外板1,1′間に適宜厚さの複数枚のかつ三種類
の抜き孔と加工抜き孔とを形成したプレート1
0,20,30を組合せ、これらを複数個の中空
鋲2にて一体に積層締結し、両外板1,1′と積
層したプレート10,20,30とによりベアリ
ング本体40を形成し、かつ内部に形成した空間
部3にローラ5を複数個中央軸案内孔7中心から
放射状にその回転面が求心方向となるよう等分配
設し、ローラ5が回転自在なようその支持軸6を
中央軸支持板10に設けた軸受支片部(後述)に
て受支せしめたのである。
而して本体40を構成する各板は金属板又は合
成樹脂板等が採用できるのであり、その形状の具
体例を示すならば、第4図に示すのが外板1であ
つて、中央に軸案内孔7を穿設すると共にその外
側面側に適宜量の環状縁8を軸線方向に突設し、
軸案内孔中心から適宜半径で描く円周上に中心を
配して3等分した位置に取付け孔9が穿設されて
いる。第5図に示すのは中央軸支持板10であつ
て、中心から放射状にローラ受入れ用角長切欠き
11を、3等分した位置に設け、かつこの各切欠
き11のそれぞれに、中心から所定の半径で描く
円の切線が支持軸心となるようにして、両脇に半
円形に彎曲形成した軸受支片12を対称に、同一
板の一部を切込んでプレス成形したものであり、
外径D′は前記外板1の外径D′よりもやや小さい
直径にして、その外周の適所に小さな切欠き14
を設けてなり、また前記外板の取付け孔9′と等
しい位置に、これと等しく取付け孔9′を穿設し
てなる。第6図に示すものはスペーサープレート
20であつて、前記中央軸支持板10の角長切欠
き11同様3等分して廣幅の角長切欠き21を中
心から放射状に形成し、その幅Bが中央軸支持板
10の角長切欠き11に形成した軸受支片12の
外側幅Bと合致するようになし、切欠き先端部2
2は段付けしてローラ(後述)が回転自在な空間
が得られるようになつている。9′は取付け孔で
あり、各角長切欠き21の縁交叉角部23は前記
外板1の軸案内孔7径に合致するよう削除してあ
る。第7図に示するのは中間積層板30であつ
て、中央軸案内孔7中心から3等分して放射状に
所要長の角長切欠き31を形成し、その幅B′は前
記中央軸支持板10或いはスペーサープレート2
0の切欠き先端部の幅とほぼ等しい寸法になさ
れ、各板と等しい位置に取付け孔9′が穿設さ
れ、かつ外径は中央軸支持板10と同じ寸法にな
つている。
成樹脂板等が採用できるのであり、その形状の具
体例を示すならば、第4図に示すのが外板1であ
つて、中央に軸案内孔7を穿設すると共にその外
側面側に適宜量の環状縁8を軸線方向に突設し、
軸案内孔中心から適宜半径で描く円周上に中心を
配して3等分した位置に取付け孔9が穿設されて
いる。第5図に示すのは中央軸支持板10であつ
て、中心から放射状にローラ受入れ用角長切欠き
11を、3等分した位置に設け、かつこの各切欠
き11のそれぞれに、中心から所定の半径で描く
円の切線が支持軸心となるようにして、両脇に半
円形に彎曲形成した軸受支片12を対称に、同一
板の一部を切込んでプレス成形したものであり、
外径D′は前記外板1の外径D′よりもやや小さい
直径にして、その外周の適所に小さな切欠き14
を設けてなり、また前記外板の取付け孔9′と等
しい位置に、これと等しく取付け孔9′を穿設し
てなる。第6図に示すものはスペーサープレート
20であつて、前記中央軸支持板10の角長切欠
き11同様3等分して廣幅の角長切欠き21を中
心から放射状に形成し、その幅Bが中央軸支持板
10の角長切欠き11に形成した軸受支片12の
外側幅Bと合致するようになし、切欠き先端部2
2は段付けしてローラ(後述)が回転自在な空間
が得られるようになつている。9′は取付け孔で
あり、各角長切欠き21の縁交叉角部23は前記
外板1の軸案内孔7径に合致するよう削除してあ
る。第7図に示するのは中間積層板30であつ
て、中央軸案内孔7中心から3等分して放射状に
所要長の角長切欠き31を形成し、その幅B′は前
記中央軸支持板10或いはスペーサープレート2
0の切欠き先端部の幅とほぼ等しい寸法になさ
れ、各板と等しい位置に取付け孔9′が穿設さ
れ、かつ外径は中央軸支持板10と同じ寸法にな
つている。
次に斯かる各積層用板を組合せるに際しては中
央軸支持板10を第3図に示す如くその軸受支片
12部分が相対向するように2枚配し、その外側
にそれぞれスペーサープレート20をその角長切
欠き21が前記軸受支片12部に係合するように
配し、次いで前後に2枚づつ中間積層板30を積
層し、斯かる積層板の両外側に外板1,1′を重
ね、各板の取付け孔9,9′を合致させてこれに
中空リベツト2を嵌挿し、一体に締結するのであ
り、このようにすれば中央軸案内孔7から3方向
に角長切欠き11,21,31による空間部3が
形成され、その中央軸支持板10,10の軸受支
片12,12によつて形成された軸受部13に支
持軸6を回転自在に受支して、この支持軸6にて
前記空間部3にローラ5をそれぞれ内設支持せし
めたのである。そしてこのローラ5には合成樹脂
製のものを使用するか、必要に応じて小型ころが
り転受を使用する。
央軸支持板10を第3図に示す如くその軸受支片
12部分が相対向するように2枚配し、その外側
にそれぞれスペーサープレート20をその角長切
欠き21が前記軸受支片12部に係合するように
配し、次いで前後に2枚づつ中間積層板30を積
層し、斯かる積層板の両外側に外板1,1′を重
ね、各板の取付け孔9,9′を合致させてこれに
中空リベツト2を嵌挿し、一体に締結するのであ
り、このようにすれば中央軸案内孔7から3方向
に角長切欠き11,21,31による空間部3が
形成され、その中央軸支持板10,10の軸受支
片12,12によつて形成された軸受部13に支
持軸6を回転自在に受支して、この支持軸6にて
前記空間部3にローラ5をそれぞれ内設支持せし
めたのである。そしてこのローラ5には合成樹脂
製のものを使用するか、必要に応じて小型ころが
り転受を使用する。
斯くの如く構成したことにより、これによつて
軸Sを支持せしめるには、中央軸案内孔7に該軸
Sを挿通すると本体40内に配設された各ローラ
5の周面が軸Sの周面に等しく当接して該ベアリ
ングAに対して軸Sが、或は軸に対してベアリン
グAが軸方向に円滑な滑動ができるのであり、こ
の際本体40内の空間部3に配された各ローラ5
支持軸6は前記したように中央軸支持板10の軸
受支片12によつて形成された軸受部13によつ
て支持され、しかも該軸受支片12はスペーサー
プレート20の切欠き21内を介して中間積層板
30の側面と彎曲外周が当接して(具体例では板
厚はいづれも1mmで支持軸直径が2mmになされて
おり、スペーサープレートの切欠きによる空間に
軸受支片部が突出した状態で丁度図示のようにそ
の外周が中間積層板に当接する)、この中間積層
板30によつて空間部3中央に軸受部13を確実
に形成維持され、積層板によつて形成されている
も正確が期せられるのである。
軸Sを支持せしめるには、中央軸案内孔7に該軸
Sを挿通すると本体40内に配設された各ローラ
5の周面が軸Sの周面に等しく当接して該ベアリ
ングAに対して軸Sが、或は軸に対してベアリン
グAが軸方向に円滑な滑動ができるのであり、こ
の際本体40内の空間部3に配された各ローラ5
支持軸6は前記したように中央軸支持板10の軸
受支片12によつて形成された軸受部13によつ
て支持され、しかも該軸受支片12はスペーサー
プレート20の切欠き21内を介して中間積層板
30の側面と彎曲外周が当接して(具体例では板
厚はいづれも1mmで支持軸直径が2mmになされて
おり、スペーサープレートの切欠きによる空間に
軸受支片部が突出した状態で丁度図示のようにそ
の外周が中間積層板に当接する)、この中間積層
板30によつて空間部3中央に軸受部13を確実
に形成維持され、積層板によつて形成されている
も正確が期せられるのである。
そしてベアリングAを目的物に対して取付ける
には、中空鋲2の孔又はスリーブの内部を利用し
てこれを取付け孔とし、取付板16にボルト17
締着し、この取付体16を目的物にボルト等で固
定する。取付け目的物の孔部に嵌挿する際には本
体40の両外板1,1′外径を精密に仕上げてお
くことで、この外径部を孔部に嵌合保持させるの
であり、従つてこの外板の外周面を基準外径とし
て円筒形のものを形成しておけば嵌合取付けに際
して好都合である(第1図参照)。また取付け板
16に対してベアリングAを取付ける際に外板1
の軸案内孔環状縁8外周を基準にて嵌め合いによ
つて位置決めをすることもできる。更に取付け板
を使用せずに所謂ハウジング内に嵌挿固定するに
は第8図に例示するように一方の外板に沿わせて
外径よりもやや大きい外径の当板18をボルト1
7止めしたものにして、該当板18を嵌挿孔
H′の端面に当接した状態とし、本体40の外周
面に中央軸支持板10とスペーサープレート20
とによつて形成された切欠き14による窪所に先
端が係合するようにしてハウジングH外側から押
ねじ19を螺合させて固定してもよい。この際当
板18を省略できることは謂うまでもない。
には、中空鋲2の孔又はスリーブの内部を利用し
てこれを取付け孔とし、取付板16にボルト17
締着し、この取付体16を目的物にボルト等で固
定する。取付け目的物の孔部に嵌挿する際には本
体40の両外板1,1′外径を精密に仕上げてお
くことで、この外径部を孔部に嵌合保持させるの
であり、従つてこの外板の外周面を基準外径とし
て円筒形のものを形成しておけば嵌合取付けに際
して好都合である(第1図参照)。また取付け板
16に対してベアリングAを取付ける際に外板1
の軸案内孔環状縁8外周を基準にて嵌め合いによ
つて位置決めをすることもできる。更に取付け板
を使用せずに所謂ハウジング内に嵌挿固定するに
は第8図に例示するように一方の外板に沿わせて
外径よりもやや大きい外径の当板18をボルト1
7止めしたものにして、該当板18を嵌挿孔
H′の端面に当接した状態とし、本体40の外周
面に中央軸支持板10とスペーサープレート20
とによつて形成された切欠き14による窪所に先
端が係合するようにしてハウジングH外側から押
ねじ19を螺合させて固定してもよい。この際当
板18を省略できることは謂うまでもない。
以上は単一型のものについて説明したが、前記
したような4種類のプレート1,10,20、及
び30を使用してこれを巧みに組合せることによ
り、例えば第9図示のように中央軸支持板10一
対とその両側にスペーサープレート20を配した
状態で、斯かるセツト適宜間隔においてその間に
中間積層板30を複数枚介在させ、中央軸支持板
10の軸受部13にそれぞれローラ5の軸6を受
支せしめて空間部3に介在させ、最外部にそれぞ
れ外板1,1′を当がつてその全厚さに対応する
長さの中空鋲又はスリーブを各取付け孔9,9′
に嵌挿して締結すれば複列に回転子を配した一体
型のものが得られる。
したような4種類のプレート1,10,20、及
び30を使用してこれを巧みに組合せることによ
り、例えば第9図示のように中央軸支持板10一
対とその両側にスペーサープレート20を配した
状態で、斯かるセツト適宜間隔においてその間に
中間積層板30を複数枚介在させ、中央軸支持板
10の軸受部13にそれぞれローラ5の軸6を受
支せしめて空間部3に介在させ、最外部にそれぞ
れ外板1,1′を当がつてその全厚さに対応する
長さの中空鋲又はスリーブを各取付け孔9,9′
に嵌挿して締結すれば複列に回転子を配した一体
型のものが得られる。
なおこの本体を構成する各積層板は外形を上記
のような円形にするほか、四角形等方形にしても
よく、その両外板の外周面を正確な寸法にしてお
くことで、これを基準にすることができ、溝や孔
に嵌挿する際もその接続面を少なくして取付け作
業を容易にすることができる。
のような円形にするほか、四角形等方形にしても
よく、その両外板の外周面を正確な寸法にしてお
くことで、これを基準にすることができ、溝や孔
に嵌挿する際もその接続面を少なくして取付け作
業を容易にすることができる。
更に複列型のものを構成するについては必要に
応じて前記単一型のものを二個中間に適当なスペ
ーサーを介在させて一体に連結固着してもよく、
或いは案内孔環状縁を利用して適当な取付板を中
間に介在させ、締結中空鋲(又はスリーブ)の孔
部を用いて締結し一体に形成したものとすること
も任意なし得る。
応じて前記単一型のものを二個中間に適当なスペ
ーサーを介在させて一体に連結固着してもよく、
或いは案内孔環状縁を利用して適当な取付板を中
間に介在させ、締結中空鋲(又はスリーブ)の孔
部を用いて締結し一体に形成したものとすること
も任意なし得る。
また使用する軸が六角形断面にして、その3面
に対して各ローラが当接するようになせば、該軸
に対してベアリングは軸線方向への移動が自在で
あると共に、軸を回転させてベアリング本体も回
転できることになり、スライドと回転との両運動
が無理なくできる軸受が得られる。
に対して各ローラが当接するようになせば、該軸
に対してベアリングは軸線方向への移動が自在で
あると共に、軸を回転させてベアリング本体も回
転できることになり、スライドと回転との両運動
が無理なくできる軸受が得られる。
このほか例えば3個のローラのうち一個又は二
個を他のものよりも大きな外径にして、このロー
ラが嵌設できる空間部長角形部分をそれに見合つ
たものにすることで前記の直径の大きいローラが
当接する部分を軸線方向に切削いで平坦にした軸
と組合せてスライドと回転とが併せ行なえる軸受
とすることも可能である。
個を他のものよりも大きな外径にして、このロー
ラが嵌設できる空間部長角形部分をそれに見合つ
たものにすることで前記の直径の大きいローラが
当接する部分を軸線方向に切削いで平坦にした軸
と組合せてスライドと回転とが併せ行なえる軸受
とすることも可能である。
而して本発明軸受によれば上述したように中央
軸支持板10の切欠き部11に設けた軸受支片1
2によつてローラ5の支持軸6を直接回転自在に
軸受支することで要部を最少限にして形成できる
から、全体形状を小型化することが容易になり、
極小寸法からこの種ベアリングの使用最大限まで
の広範囲にわたるものが製作容易になつたのであ
る。
軸支持板10の切欠き部11に設けた軸受支片1
2によつてローラ5の支持軸6を直接回転自在に
軸受支することで要部を最少限にして形成できる
から、全体形状を小型化することが容易になり、
極小寸法からこの種ベアリングの使用最大限まで
の広範囲にわたるものが製作容易になつたのであ
る。
更に中央軸支持板10にはその軸受部13にテ
フロン(商品名)のコーテング層を形成すること
で鋼板、アルミニウム板等の金属板を使用し、或
いは鋼合金板にて該中央軸支持板を形成したり、
若しくはナイロン等潤滑性と機械的強度を有する
合成樹脂板を使用することにより、これらを選択
して他の各積層板と組合せることで無給油の軸受
を構成することができる。そして用途その他必要
に応じ部分的な変更を加えることでスライドを主
体とする軸受として、特に軸側に対して特別な加
工精度を要求しなくとも精度を高めて効果的に作
動するスライドベアリングを得ることができる。
フロン(商品名)のコーテング層を形成すること
で鋼板、アルミニウム板等の金属板を使用し、或
いは鋼合金板にて該中央軸支持板を形成したり、
若しくはナイロン等潤滑性と機械的強度を有する
合成樹脂板を使用することにより、これらを選択
して他の各積層板と組合せることで無給油の軸受
を構成することができる。そして用途その他必要
に応じ部分的な変更を加えることでスライドを主
体とする軸受として、特に軸側に対して特別な加
工精度を要求しなくとも精度を高めて効果的に作
動するスライドベアリングを得ることができる。
叙上の如く本発明ベアリングは、予め設定した
適宜厚みの板材に所要形状の抜き孔を設けたもの
と、抜き孔及び軸受支片を形成したものとを所要
枚数づつ所定の順序で組合せて積層し、一体に締
結することにより、その内部にローラを回動自在
に保持内設したものとなし得られ、所謂プレス加
工によつて寸法精度の高いものが容易に製作でき
るようになつたのであり、更にその要部の材質を
巧みに選択組合せて効果的な製品が多量製産可能
となつたのである。その上軸側には特別な加工、
たとえば焼入れ等の処理を施さなくとも使用でき
るものが得られ、それだけ工作性が容易となり、
従つて使用部、主に自動機等比較的小型で軽量な
負荷を受けて不規則な動作が要求される装置に使
用して効果的である。
適宜厚みの板材に所要形状の抜き孔を設けたもの
と、抜き孔及び軸受支片を形成したものとを所要
枚数づつ所定の順序で組合せて積層し、一体に締
結することにより、その内部にローラを回動自在
に保持内設したものとなし得られ、所謂プレス加
工によつて寸法精度の高いものが容易に製作でき
るようになつたのであり、更にその要部の材質を
巧みに選択組合せて効果的な製品が多量製産可能
となつたのである。その上軸側には特別な加工、
たとえば焼入れ等の処理を施さなくとも使用でき
るものが得られ、それだけ工作性が容易となり、
従つて使用部、主に自動機等比較的小型で軽量な
負荷を受けて不規則な動作が要求される装置に使
用して効果的である。
なお本発明のベアリングの取付けに際しては各
積層板の締結部に予めボルトを嵌設しておき、こ
のボルトを取付け用として使用する方式も採用で
きる。
積層板の締結部に予めボルトを嵌設しておき、こ
のボルトを取付け用として使用する方式も採用で
きる。
図面は本発明ベアリングの実施例を示すもので
あつて、第1図は一具体例の縦断面図、第2図は
第1図の一部切欠き側断面図、第3図は第2図の
X−X断面図、第4図は外板を示す図、第5図は
中央支持板を示す図、第6図はスペーサープレー
トを示す図、第7図は中間積層板を示す図、第8
図は別例のものを示す図、第9図は複列型のベア
リングの一具体例を示す断面図である。 1,1′……外板、2……中空鋲、3……空間
部、5……ローラ、6……支持軸、7……中央軸
案内孔、8……環状縁、9,9′……取付け孔、
10……中央軸支持板、11……角長切欠き、1
2……軸受支片、13……軸受部、14……切欠
き、20……スペーサープレート、21,31…
…角長切欠き、30……中間積層板、40……ベ
アリング本体、A……ベアリング、S……軸。
あつて、第1図は一具体例の縦断面図、第2図は
第1図の一部切欠き側断面図、第3図は第2図の
X−X断面図、第4図は外板を示す図、第5図は
中央支持板を示す図、第6図はスペーサープレー
トを示す図、第7図は中間積層板を示す図、第8
図は別例のものを示す図、第9図は複列型のベア
リングの一具体例を示す断面図である。 1,1′……外板、2……中空鋲、3……空間
部、5……ローラ、6……支持軸、7……中央軸
案内孔、8……環状縁、9,9′……取付け孔、
10……中央軸支持板、11……角長切欠き、1
2……軸受支片、13……軸受部、14……切欠
き、20……スペーサープレート、21,31…
…角長切欠き、30……中間積層板、40……ベ
アリング本体、A……ベアリング、S……軸。
Claims (1)
- 1 軸に被嵌して用いられる往復動ベアリングで
あつて、本体は少なくとも3種類の板を被案内軸
の軸線方向に所定配列で積層して形成し、これら
各板には、各々1つの中央軸案内孔とその周囲に
配した複数の締結孔とを等しく設けてあり、前記
積層板のうち中央軸支持板には、該案内孔中心か
ら外周に向け少なくとも3個のローラ受け入れ用
角長切欠きを配し、該切欠きの両脇に案内孔軸心
から所要半径位置で対称に板の一部を半円状に彎
曲形成した軸受支片が設けてあり、斯かる中央軸
支持板を2枚その軸受支片部を相対向させ、この
中央軸支持板の前後には、前記各軸受支片部を受
入れ得る廣幅の角長切欠き部を形成したスペーサ
ーを少なくとも1枚づつ配し、更にその外側にそ
れぞれローラの受入得る角長切欠きを前記各角長
切欠きと等しく設けた中間積層板を前記軸受支片
と接するようして、ローラの回転空間が形成され
るように複数枚配してあり、最外部に他の板より
やや大きい基準外径寸法の外板を配して、前記各
板共通の締結孔個所で中空リベツトにて全積層板
を一体に固着し、前記中央軸支持板2枚の各軸受
支片で形成される軸受部にて保持した支持軸で、
本体内に角長切欠きで形成の空間部に、被案内軸
と当接するローラを支持配設したことを特徴とす
るスライドベアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5837779A JPS55152915A (en) | 1979-05-11 | 1979-05-11 | Slide bearing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5837779A JPS55152915A (en) | 1979-05-11 | 1979-05-11 | Slide bearing |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55152915A JPS55152915A (en) | 1980-11-28 |
JPS6246729B2 true JPS6246729B2 (ja) | 1987-10-05 |
Family
ID=13082629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5837779A Granted JPS55152915A (en) | 1979-05-11 | 1979-05-11 | Slide bearing |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55152915A (ja) |
-
1979
- 1979-05-11 JP JP5837779A patent/JPS55152915A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55152915A (en) | 1980-11-28 |
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