JPS6246599B2 - - Google Patents
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- JPS6246599B2 JPS6246599B2 JP7445878A JP7445878A JPS6246599B2 JP S6246599 B2 JPS6246599 B2 JP S6246599B2 JP 7445878 A JP7445878 A JP 7445878A JP 7445878 A JP7445878 A JP 7445878A JP S6246599 B2 JPS6246599 B2 JP S6246599B2
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
本発明は点火用固形炭に関するもので、その目
的とするところは固形炭に着火しやすく、しかも
着火後に固形炭の燃焼を阻害することのない点火
用固形炭を提供することにある。 従来の練炭や豆炭は点火が煩わしいという問題
があつた。 そこで、近年第1図、第2図に示すごとくこれ
らの練炭1の一部に点火部2を一体に設けてマツ
チ一本で点火が行えるものが実用化されたが、こ
れには次のような欠点があつた。 すなわち、点火部2には着火しやすくするため
に木炭粉を多量に含有させているが、この木炭粉
は燃焼後の形状維持強度が低く、燃焼後に灰崩れ
をおこして練炭1の通気孔1aをふさいで燃焼を
悪化させてしまう。 そこで、これを改善するために粘土や消石灰等
の灰崩れ防止剤を添加することが考えられるが、
この灰崩れ防止剤は着火し難くするので添加量に
は限界がある。 そこで、本発明は、点火用固形炭を練炭や豆炭
と別個に設け、通気孔の開孔率を15%以上にする
とともに、灰崩れ防止剤を10重量%含ませたこと
により上記従来の欠点を解消しようとするもので
ある。 以下、本発明の一実施例を添付図面とともに説
明する。 第3図、第4図の3は点火用固形炭を示し、そ
の組成は無煙炭と木炭からなる着火材と、これに
添加される酸化剤、灰崩れ防止剤、結合材からな
る。このうち、着火材として使用される無煙炭は
着火効果を上げるため1mm以下の粒子よりなる
(1mm以下の粒子では空気との接触効率が小さい
ため着火しにくく1mm以下の粒子に限定され
る)。 また、この無煙炭とともに着火材として使用さ
れる木炭粉は5mm以下の粒子で充分であり、この
理由は木炭粉は酸化剤により容易に着火するため
であり、使用する木炭量は無煙炭に対して0.1〜
2.0倍の範囲に添加使用される。(木炭の使用量は
多いほど好ましいがコストから考えて20重量%を
限界にしているが特に規制はない。) また、酸化剤はコストを考えて全重量の10重量
%〜25重量%の範囲で添加する。酸化剤は過塩素
酸カリ、硝酸カリ、二酸化マンガンが用いられ、
おのおの単一、もしくは複数の混合物として用い
る。この酸化剤は木炭および無煙炭への酸素供給
源であり、着火効率の上昇にむすびつき酸素およ
び着火しにくい無煙炭等の酸化燃焼効果を上げ、
低温での燃焼伝幡スピードを速め、短時間での高
発熱により隊炭を点火する。 また、灰崩れ防止剤として粘度や消石灰を用い
る。この灰崩れ防止剤は通気を保つために必要な
材料である。しかし、点火用固形炭3としては熱
焼中上部に設着される練炭等の重量に耐える強度
が必要とされ、添加量は10重量%以上必要とな
る。なお、これは木炭、酸化剤の添加量の増加に
ともない増大させなければならい。しかしこの灰
崩れ防止剤の増加は全発熱量の低下、燃焼伝幡の
防害などに好ましくなく、従来の練炭では3〜5
重量%程度しか含有させていないが、本実施例で
は灰崩れ防止剤を10重量%以上含有させ、その着
火不良は表面積増大によりおぎなつており、この
点については後で詳しくのべる。 また、結合剤として澱粉、ゼラチン等を1〜10
そして、上記着火材と酸化剤と灰崩れ防止剤の混
合物を成形圧100〜300Kg/cm3の圧力で成形する
か、押出成形機にて押し出して、この第3図、第
4図の形状に成形している。そして、成形体の通
気孔3aの開孔率は15%以上とし、各通気孔3a
の穴径は市販の4号練炭の11mmφ5号練炭の12mm
φより小さく、穴径は小さいほど好ましい。 以下、具体的実施例とともに効果をのべる。 実施例 1 市販4号練炭を60%RH湿度調整された室に3
日以上置かれた市販4号練炭を着火練炭として使
用し、この着火用練炭上にマツチで点火された第
3図、第4図の形状の点火用固形炭A〜Fをお
き、着火の可否でもつて点火用固形炭A〜Fの良
否を判断した。
的とするところは固形炭に着火しやすく、しかも
着火後に固形炭の燃焼を阻害することのない点火
用固形炭を提供することにある。 従来の練炭や豆炭は点火が煩わしいという問題
があつた。 そこで、近年第1図、第2図に示すごとくこれ
らの練炭1の一部に点火部2を一体に設けてマツ
チ一本で点火が行えるものが実用化されたが、こ
れには次のような欠点があつた。 すなわち、点火部2には着火しやすくするため
に木炭粉を多量に含有させているが、この木炭粉
は燃焼後の形状維持強度が低く、燃焼後に灰崩れ
をおこして練炭1の通気孔1aをふさいで燃焼を
悪化させてしまう。 そこで、これを改善するために粘土や消石灰等
の灰崩れ防止剤を添加することが考えられるが、
この灰崩れ防止剤は着火し難くするので添加量に
は限界がある。 そこで、本発明は、点火用固形炭を練炭や豆炭
と別個に設け、通気孔の開孔率を15%以上にする
とともに、灰崩れ防止剤を10重量%含ませたこと
により上記従来の欠点を解消しようとするもので
ある。 以下、本発明の一実施例を添付図面とともに説
明する。 第3図、第4図の3は点火用固形炭を示し、そ
の組成は無煙炭と木炭からなる着火材と、これに
添加される酸化剤、灰崩れ防止剤、結合材からな
る。このうち、着火材として使用される無煙炭は
着火効果を上げるため1mm以下の粒子よりなる
(1mm以下の粒子では空気との接触効率が小さい
ため着火しにくく1mm以下の粒子に限定され
る)。 また、この無煙炭とともに着火材として使用さ
れる木炭粉は5mm以下の粒子で充分であり、この
理由は木炭粉は酸化剤により容易に着火するため
であり、使用する木炭量は無煙炭に対して0.1〜
2.0倍の範囲に添加使用される。(木炭の使用量は
多いほど好ましいがコストから考えて20重量%を
限界にしているが特に規制はない。) また、酸化剤はコストを考えて全重量の10重量
%〜25重量%の範囲で添加する。酸化剤は過塩素
酸カリ、硝酸カリ、二酸化マンガンが用いられ、
おのおの単一、もしくは複数の混合物として用い
る。この酸化剤は木炭および無煙炭への酸素供給
源であり、着火効率の上昇にむすびつき酸素およ
び着火しにくい無煙炭等の酸化燃焼効果を上げ、
低温での燃焼伝幡スピードを速め、短時間での高
発熱により隊炭を点火する。 また、灰崩れ防止剤として粘度や消石灰を用い
る。この灰崩れ防止剤は通気を保つために必要な
材料である。しかし、点火用固形炭3としては熱
焼中上部に設着される練炭等の重量に耐える強度
が必要とされ、添加量は10重量%以上必要とな
る。なお、これは木炭、酸化剤の添加量の増加に
ともない増大させなければならい。しかしこの灰
崩れ防止剤の増加は全発熱量の低下、燃焼伝幡の
防害などに好ましくなく、従来の練炭では3〜5
重量%程度しか含有させていないが、本実施例で
は灰崩れ防止剤を10重量%以上含有させ、その着
火不良は表面積増大によりおぎなつており、この
点については後で詳しくのべる。 また、結合剤として澱粉、ゼラチン等を1〜10
そして、上記着火材と酸化剤と灰崩れ防止剤の混
合物を成形圧100〜300Kg/cm3の圧力で成形する
か、押出成形機にて押し出して、この第3図、第
4図の形状に成形している。そして、成形体の通
気孔3aの開孔率は15%以上とし、各通気孔3a
の穴径は市販の4号練炭の11mmφ5号練炭の12mm
φより小さく、穴径は小さいほど好ましい。 以下、具体的実施例とともに効果をのべる。 実施例 1 市販4号練炭を60%RH湿度調整された室に3
日以上置かれた市販4号練炭を着火練炭として使
用し、この着火用練炭上にマツチで点火された第
3図、第4図の形状の点火用固形炭A〜Fをお
き、着火の可否でもつて点火用固形炭A〜Fの良
否を判断した。
【表】
なお、上表の点火用固形炭A〜は市販4号の練
炭の外周に合わせた直径115mm、厚みは30mmとし
無煙炭粒径1mm、木炭粒径10〜100メツシユ、二
酸化マンガン粒径325メツシユアンダーで開効率
15%、穴径6mm、穴数54個とした。さらに、この
着火試験は第5図のごとくコンロ4の内部下方に
点火用固形炭A〜Fを置き、この上部に上記市販
4号の練炭5をのせて行つた。なお、この第5図
の6は空気取入口である。 上記着燃室の評価法は各々A〜Fの点火用固形
炭を用いたときに、マツチで点火後4号練炭5が
着火し燃焼するか否かを評価した。評価数50回で
末着火の割合を評価した。その結果、着火率はA
は90%、Bは98%、Cは100%、Dは100%、Eは
96%、Fは80%といずれも高かつた。 また第6図には上表の点火用固形炭Bにおいて
木炭と無煙炭の比率のみを変化させた場合の着火
率を示し、その比率が3:7(木炭30%)より、
木炭の比率が減少すると急激に着火率が低下する
ことがわかつた。 また、灰崩れ防止剤は上述のごとく少ないほど
好ましい。木炭と無煙炭の比率で木炭が30%以上
であれば第6図からも明らかなように灰崩れ防止
材が10%以上となつても着火しやすくなることが
わかつた。 また第7図には上表の点火用固形炭Bの組成に
おいて無煙炭の粒子の大きさのみを変化させたと
きの着火率を示す。この実験時には着火率が100
%に至らなかつたが(1ケ/50ケ)その結果や着
火状態からみて1mm以下の粒子の場合スムーズな
燃焼を示すことがわかつた。 また第8図は上表の点火用固形炭Bにおいて無
煙炭にかえて粘度の量を増減させた場合の灰強度
を示しており、粘土添加量は10重量%以上が好ま
しいことが明確である。また、粘土にかえて、消
石灰を利用した場合においても同様の結果であつ
た。 なお、このときの練炭は5号練炭3Kgを用いて
おり灰強度は少なくとも5Kg以上の強度を保持す
ることを限界とした。 また第9図は上表の点火用固形炭Bにおいて通
気孔3aの穴径を3mm〜11mmとしてその開孔率を
10〜30%にした場合の着火率を表している。ここ
でいう開孔率とは通気孔を有する面(たとえば第
4図)における通気孔の開孔割合を表す。実施例
に示した直径115mmの点火用固形燃料において、
穴径が5mmで、穴径が54個とすれば開孔率は以下
の如く計算される。 3.4×2.52−54/3.14×5.752×
100=10.2% 第9図のX線は穴径を小さくして穴数を増して
開孔率を増加させた場合で、Y線は穴数を一定に
して穴径を大きくして開孔率を増加させた場合
で、このことにより穴径を小さくし、かつ開孔率
を15%以上にすると着火率は上昇する。 もちろん、穴径が15%以上になればその着火効
率がきわめて高くなる。 以上のように本発明によれば次の効果がある。
すなわち、従来は点火部が練炭と一体成形されて
いるので着火率を向上させる形状がとれなかつ
た。つまり一般に燃焼は燃焼物と空気との接触面
が広いほどよく燃焼する。したがつて点火用表面
積を広くする形状を採用すると着火率が上昇する
が従来はこれが練炭と一体成形されているので練
炭と同一表面積しかとり得ずその着火率は低いも
のであつた。これに対し、本発明の点火用固形炭
は、点火用固形炭を別成形とし、練炭形状になん
ら制約されない形状、特にその表面積を増す形状
とすることができる。その結果着火率が従来例に
較らべて上昇し、コスト的にも強度的にも改良で
きる結果となつた。 また、本発明の点火用固形炭においては、練炭
の上、あるいは下部に設置することが考えられる
が、燃焼灰の強度が少なくとも練炭重量に耐える
強度を持つ必要があり、灰崩れ防止材が10重量%
以上添加する必要がある。しかし、灰崩れ防止材
を10%以上添加すると着火率が低下するが、本発
明では通気孔の開孔率を15%以上にしたので着火
率はきわめて高くなつた。このことは点火用固形
炭を練炭とは別に成型することにより可能となつ
た。さらに、本発明では材料組成コスト的にも安
価な灰崩れ防止材の添加量の増加および高価な木
炭粉等の減少等によりコスト的にも有利となる。
また、従来は点火時なんらかの理由で立ち消えを
おこすと再点火はむつかしく練炭1個がむだにな
るが本発明では新しい点火炭を準備すれば良く点
火炭が充分に1個必要となるだけで立ち消え練炭
を最使用できる。さらに、一方では数個の練炭を
同時に使用する場合や連続的に練炭を使用する場
合本発明では初めの1個のみの練炭に着火すれば
良いので、各1個1個に点火部をもつ従来の練炭
に較らべてやすくなる。
炭の外周に合わせた直径115mm、厚みは30mmとし
無煙炭粒径1mm、木炭粒径10〜100メツシユ、二
酸化マンガン粒径325メツシユアンダーで開効率
15%、穴径6mm、穴数54個とした。さらに、この
着火試験は第5図のごとくコンロ4の内部下方に
点火用固形炭A〜Fを置き、この上部に上記市販
4号の練炭5をのせて行つた。なお、この第5図
の6は空気取入口である。 上記着燃室の評価法は各々A〜Fの点火用固形
炭を用いたときに、マツチで点火後4号練炭5が
着火し燃焼するか否かを評価した。評価数50回で
末着火の割合を評価した。その結果、着火率はA
は90%、Bは98%、Cは100%、Dは100%、Eは
96%、Fは80%といずれも高かつた。 また第6図には上表の点火用固形炭Bにおいて
木炭と無煙炭の比率のみを変化させた場合の着火
率を示し、その比率が3:7(木炭30%)より、
木炭の比率が減少すると急激に着火率が低下する
ことがわかつた。 また、灰崩れ防止剤は上述のごとく少ないほど
好ましい。木炭と無煙炭の比率で木炭が30%以上
であれば第6図からも明らかなように灰崩れ防止
材が10%以上となつても着火しやすくなることが
わかつた。 また第7図には上表の点火用固形炭Bの組成に
おいて無煙炭の粒子の大きさのみを変化させたと
きの着火率を示す。この実験時には着火率が100
%に至らなかつたが(1ケ/50ケ)その結果や着
火状態からみて1mm以下の粒子の場合スムーズな
燃焼を示すことがわかつた。 また第8図は上表の点火用固形炭Bにおいて無
煙炭にかえて粘度の量を増減させた場合の灰強度
を示しており、粘土添加量は10重量%以上が好ま
しいことが明確である。また、粘土にかえて、消
石灰を利用した場合においても同様の結果であつ
た。 なお、このときの練炭は5号練炭3Kgを用いて
おり灰強度は少なくとも5Kg以上の強度を保持す
ることを限界とした。 また第9図は上表の点火用固形炭Bにおいて通
気孔3aの穴径を3mm〜11mmとしてその開孔率を
10〜30%にした場合の着火率を表している。ここ
でいう開孔率とは通気孔を有する面(たとえば第
4図)における通気孔の開孔割合を表す。実施例
に示した直径115mmの点火用固形燃料において、
穴径が5mmで、穴径が54個とすれば開孔率は以下
の如く計算される。 3.4×2.52−54/3.14×5.752×
100=10.2% 第9図のX線は穴径を小さくして穴数を増して
開孔率を増加させた場合で、Y線は穴数を一定に
して穴径を大きくして開孔率を増加させた場合
で、このことにより穴径を小さくし、かつ開孔率
を15%以上にすると着火率は上昇する。 もちろん、穴径が15%以上になればその着火効
率がきわめて高くなる。 以上のように本発明によれば次の効果がある。
すなわち、従来は点火部が練炭と一体成形されて
いるので着火率を向上させる形状がとれなかつ
た。つまり一般に燃焼は燃焼物と空気との接触面
が広いほどよく燃焼する。したがつて点火用表面
積を広くする形状を採用すると着火率が上昇する
が従来はこれが練炭と一体成形されているので練
炭と同一表面積しかとり得ずその着火率は低いも
のであつた。これに対し、本発明の点火用固形炭
は、点火用固形炭を別成形とし、練炭形状になん
ら制約されない形状、特にその表面積を増す形状
とすることができる。その結果着火率が従来例に
較らべて上昇し、コスト的にも強度的にも改良で
きる結果となつた。 また、本発明の点火用固形炭においては、練炭
の上、あるいは下部に設置することが考えられる
が、燃焼灰の強度が少なくとも練炭重量に耐える
強度を持つ必要があり、灰崩れ防止材が10重量%
以上添加する必要がある。しかし、灰崩れ防止材
を10%以上添加すると着火率が低下するが、本発
明では通気孔の開孔率を15%以上にしたので着火
率はきわめて高くなつた。このことは点火用固形
炭を練炭とは別に成型することにより可能となつ
た。さらに、本発明では材料組成コスト的にも安
価な灰崩れ防止材の添加量の増加および高価な木
炭粉等の減少等によりコスト的にも有利となる。
また、従来は点火時なんらかの理由で立ち消えを
おこすと再点火はむつかしく練炭1個がむだにな
るが本発明では新しい点火炭を準備すれば良く点
火炭が充分に1個必要となるだけで立ち消え練炭
を最使用できる。さらに、一方では数個の練炭を
同時に使用する場合や連続的に練炭を使用する場
合本発明では初めの1個のみの練炭に着火すれば
良いので、各1個1個に点火部をもつ従来の練炭
に較らべてやすくなる。
第1図、第2図は従来例の斜視図と要部断面
図、第3図、第4図は本発明の一実施例にかかる
点火用固形炭の断面図と上面図、第5図は同固形
炭の使用例を示す断面図、第6図〜第9図は同固
形炭の特性図である。 3,7,8……点火用固形炭、3a……通気
孔。
図、第3図、第4図は本発明の一実施例にかかる
点火用固形炭の断面図と上面図、第5図は同固形
炭の使用例を示す断面図、第6図〜第9図は同固
形炭の特性図である。 3,7,8……点火用固形炭、3a……通気
孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 無煙炭と木炭からなる着火材と、灰崩れ防止
剤と、結合剤と、酸化剤とを含んだ柱状の成形体
に、その上下面に貫通して通気孔を設けるととも
に、この通気孔の開孔率を15%以上とし、前記灰
崩れ防止剤は10重量%以上含有させたことを特徴
とする点火用固形炭。 2 着火材を50〜80重量%、灰崩れ防止剤を10〜
20重量%、結合剤を1〜10重量%、酸化剤を10〜
25重量%含んだ特許請求の範囲第1項記載の点火
用固形炭。 3 着火剤として使用される無煙炭の粒径を1mm
以下とした特許請求の範囲第1項または第2項記
載の点火用固形炭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7445878A JPS55738A (en) | 1978-06-19 | 1978-06-19 | Easily combustible briquette for making fire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7445878A JPS55738A (en) | 1978-06-19 | 1978-06-19 | Easily combustible briquette for making fire |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55738A JPS55738A (en) | 1980-01-07 |
JPS6246599B2 true JPS6246599B2 (ja) | 1987-10-02 |
Family
ID=13547816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7445878A Granted JPS55738A (en) | 1978-06-19 | 1978-06-19 | Easily combustible briquette for making fire |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55738A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2315278A (en) * | 1996-07-17 | 1998-01-28 | Koala Smokeless Fuels Limited | Fuel briquette |
CN100400628C (zh) * | 2007-08-29 | 2008-07-09 | 中国航天科工集团第三研究院第三十一研究所 | 一种固体燃料 |
-
1978
- 1978-06-19 JP JP7445878A patent/JPS55738A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55738A (en) | 1980-01-07 |
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