JPS6246042Y2 - - Google Patents

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JPS6246042Y2
JPS6246042Y2 JP1982194453U JP19445382U JPS6246042Y2 JP S6246042 Y2 JPS6246042 Y2 JP S6246042Y2 JP 1982194453 U JP1982194453 U JP 1982194453U JP 19445382 U JP19445382 U JP 19445382U JP S6246042 Y2 JPS6246042 Y2 JP S6246042Y2
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JP
Japan
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braided
packing
braided body
string
adhesive
Prior art date
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JP1982194453U
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JPS5998161U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、バルブやポンプなどの軸の貫通す
る個所のスタフインボツクスに詰めて使用するグ
ランドパツキンに係るもので、とくに木綿、石
綿、合成繊維、金属線などの材料を紐状に編み上
げた編組体からなるグランドパツキンの改良に関
するものである。
従来、上記の紐状編組体をグランドパツキンに
構成する手段として、各種の手段が適用されてい
る。
まず、前記紐状編組体をスタフインボツクス内
に、軸部分を巻きつける要領で手作業によつて詰
めこんで切断してパツキンとする手段がある。
また、第1図に示すように、前記紐状編組体1
を成形型によつて断面角形のリング状に加圧成形
し、これをスタフインボツクス内に1個ずつ充填
して積層してパツキンとする手段があるが、いず
れの手段によつても、スタフインボツクス内への
充填に多くの時間と手数がかゝり、また充填のや
り方によつては、パツキン締付け力の分布が一定
にならず、シール性能に著しい差異があらわれる
ため、充填作業には熟練を要する欠点がある。
上記欠点を改良するものとして、第2図に示す
ように、前述したリング状編組体1を用い、それ
に予め接着効果を有する接着剤を含浸させ、所要
の数を積層し、加圧成形したリング積層パツキ
ン、あるいはリング状編組体の積層接触面に接着
剤を塗布して加圧成形するリング積層パツキンが
提案されている。
しかし、前記リング積層パツキンは、紐状編組
体をリング状に成形する作業、それを1個ずつ重
ね合わせる作業、接着効果を有する接着剤を含浸
または塗布する作業、重ね合わせたリング状編組
体を加圧成形する作業を必要とし、製作に相当の
手数がかゝる。加えて、通常、前記編組パツキン
には、鉱物油、合成油などの潤滑剤を含浸させて
おり、その潤滑剤が前述した接着剤による接着効
果を阻害するため、積層されたリング状編組体を
一体成形できない場合がある。
この考案は、上記の問題をすべて解消するため
になされたものであつて、前記紐状編組体を用い
てグランドパツキンとするものにおいて、加圧成
形するまでの作業の大巾な簡素化が図れると共に
スタフインボツクスへの充填作業ならびに取外し
作業が簡単にでき、かつ自動組立てを可能にする
ことのできるグランドパツキンを提供することを
主たる目的とするものである。
この考案によるグランドパツキンは、紐状編組
体が螺旋状の巻き回わしによつて筒形状に積層さ
れ、それが、前記編組体に入れられた中芯の塑性
変形、または編組体に含浸された接着剤入に潤滑
剤の接着効果によつて、加圧成形状態に保持され
ている構成に特徴を有するものである。
以下、この考案を、その実施の一例を示した図
面に基ずいて詳細に説明する。
第3図ないし第5図において、Aはグランドパ
ツキン本体であつて、木綿、石綿、合成繊維、金
属線などの材料を紐状に編み上げて形成した角形
の編組体2のなかに金属線の中芯3が抱き合わさ
れた中芯入り編組体が、螺旋状の巻き回わしによ
つて筒形状に積層され、層の両端面は、編組体の
端部のバイアスカツトによつて平面とされ、かつ
所要の成形金型による加圧成形で、重なり合う編
組体は圧縮状態で密着され、その加圧成形時にお
ける中芯3の塑性変形によつて、その状態に保持
されている。
前記筒形状積層パツキン本体Aを得るには、例
えば、第6図に示すように、所要の径を有する軸
部材4に前記紐状編組体2を螺旋状に巻き回わ
し、その端部を切断し、それを引き抜いて成形金
型に入れて成形することによつて容易に得られ
る。
上記パツキン本体の構成によれば、下記の効果
が得られる。
(1) 紐状編組体をリング状に成形して重ね合わせ
る従来のグランドパツキンに比べ、紐状編組体
を螺旋状に巻き回わし、それを成形して構成す
るパツキンは、製作上の手数が大巾に省ける。
(2) パツキンのシール性の向上とステムトルクの
軽減を図るために潤滑剤を多めに含浸させたリ
ンク状編組体を接着剤の存在下で積層成形する
従来のパツキンでは、その潤滑剤によつて接着
剤の接着効果が期待できなくなるが、前記中芯
入り編組体を螺旋状に巻き回わして構成するも
のにあつてはその問題は生じない。
(3) また、接着剤を使用していないので、パツキ
ン自体の耐熱性をそこなうおそれがない。
(4) 予めスタフインボツクスの深さに適合した寸
法に形成できるため、スタフインボツクス内へ
の充填作業能率が向上し、自動組立てを可能に
することができる。
(5) スタフインボツクス内への充填作業は熟練を
要せず、未熟練者が扱つても均一な充填がで
き、良好なシール性が得られる。
(6) パツキンを形成している編組体に金属線の中
芯が使用されているので、交換時にスタフイン
ボツクスから簡単に取外すことができる。
(7) 軸部材に紐状編組体を螺旋状に巻き回わし
て、それを加圧成形してパツキンとする構成に
よれば、数個分に相当する編組体を軸部材に巻
き回わし、加圧成形したあとで切断分離するこ
とにより、いちどに複数個のパツキンが得ら
れ、成形作業能率の向上が図れる。
前実施例では、パツキン本体に中芯入り編組体
が用いられ、その中芯の塑性変形によつて螺旋状
に巻き回わした紐状編組体をその状態に保持した
ものが示されているが、前記中芯のない編組体で
も、それに含浸させる潤滑剤にゴム入り潤滑剤を
用いたものによれば、その潤滑剤によつて螺旋状
に巻き回わした編組体の層間接着ができるので、
一体成形パツキンが得られる。
また、中芯入り編組体にゴム入り潤滑剤を含浸
させたもので構成したものによれば、中芯の塑性
変形と潤滑剤の接着効果とにより、編組体の一体
成形保持力を高めることができる。
以上に述べたように、この考案によれば、紐状
編組体が螺旋状の巻き回わしによつて筒形状に積
層され、それが前記編組体に入れられた中芯の塑
性変形または編組体に含浸された接着剤入り潤滑
剤の接着効果によつて、加圧成形状態に保持され
ているので、製作が簡単で、装着性ならびにシー
ル性能に格段とすぐれたグランドパツキンが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリング状編組体のパツキンの斜
視図、第2図は従来のリング積層パツキンの斜視
図、第3図はこの考案の一実施例を示すグランド
パツキンの斜視図、第4図は縦断面図、第5図は
紐状編組体の一部切断斜視図、第6図は紐状編組
体を軸部材に螺旋状に巻き回わしてパツキンに構
成する状態を示す編組体積層部の斜視図である。 1……リング状編組体、2……編組体、3……
中芯、4……軸部材、A……グランドパツキン本
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紐状編組体が螺旋状の巻き回わしによつて筒形
    状に積層され、それが、前記編組体に入れられた
    中芯の塑性変形、または編組体に含浸された接着
    剤入り潤滑剤の接着効果によつて、加圧成形状態
    に保持されていることを特徴とするグランドパツ
    キン。
JP19445382U 1982-12-22 1982-12-22 グランドパツキン Granted JPS5998161U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19445382U JPS5998161U (ja) 1982-12-22 1982-12-22 グランドパツキン

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JP19445382U JPS5998161U (ja) 1982-12-22 1982-12-22 グランドパツキン

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Publication Number Publication Date
JPS5998161U JPS5998161U (ja) 1984-07-03
JPS6246042Y2 true JPS6246042Y2 (ja) 1987-12-10

Family

ID=30417951

Family Applications (1)

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JP19445382U Granted JPS5998161U (ja) 1982-12-22 1982-12-22 グランドパツキン

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071060B2 (ja) * 1986-10-23 1995-01-11 日本ピラ−工業株式会社 ブツシユ状パツキンの製造方法およびその構造
JP3944361B2 (ja) * 2001-05-17 2007-07-11 日本ピラー工業株式会社 グランドパッキンの構成材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131976U (ja) * 1974-08-26 1976-03-09
JPS568968B2 (ja) * 1979-03-13 1981-02-26

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JPS568968U (ja) * 1979-06-30 1981-01-26
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Patent Citations (2)

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JPS5131976U (ja) * 1974-08-26 1976-03-09
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JPS5998161U (ja) 1984-07-03

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