JPS6245926Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車用サンバイザーのバニテイミ
ラーを使用する人の照明装置に関するものであ
る。

従来、サンバイザーのミラーを使うときの照明
に、室内灯を用いていたが、白熱電球を使用した
室内灯では暗く、そのうえ後方にあるため十分な
照明を得ることが難しかつた。よつて室内灯と別
に、サンバイザー裏面のミラー周辺に白熱電球又
は蛍光灯を組込んだものが提案されているが、こ
の方式はサンバイザー本体の重量が増えるから、
同装置の支持機構に、走行中の振動でサンバイザ
ーが自然に下りることのない堅牢な構造のものが
要求される。

また、電気配線がサンバイザー使用時に一緒に
動くので、それに十分耐えるフレキシブルなもの
が必要で構造が複雑であつた。

本考案は上記の問題を改善するため、照明器具
をサンバイザー本体の支持具と一体に設けて、サ
ンバイザー本体の軽量化を図つた装置を提案する
ものである。

次に本考案の照明付きサンバイザーの構成を第
１・２図を用いて説明する。サンバイザー本体１
に設けたアーム２が、車体に取付けられた支持具
３に回転自在に支持され、そのサンバイザー本体
の裏面にバニテイミラー４と凹部５が併設されて
いる。なお凹部はサンバイザー本体不使用時に、
サンバイザー本体を折り曲げたとき照明器具７が
この部分に収納されるものであつて、その対応位
置に設けてある。延長部６に照明器具７を一体に
して設け、内部に電源スイツチ８と支持片１０に
より支持された白熱電球９が組込まれ、前面に透
光性のグローブ１１が設けてある。

電球の一方の極をスイツチ８と配線１２を経て
電源端子１３に接続し、他方の極は配線１４を経
て支持具の取付孔１５に持つてきて、取付ネジを
介して車体に接続する。なお端子１３には車載蓄
電池の直流電圧が常時印加されている。

使用に際して、電源スイツチ８をONすること
により蓄電池の電圧が電球９に印加されて点灯
し、ミラーを使用する人を照明する。使用後に電
源スイツチをOFFして消灯し、サンバイザー本
体を矢印方向に折り曲げると照明器具７が凹部５
に収納され、それによりサンバイザー本体を天井
に密着させることができる。したがつて、サンバ
イザーに照明器具を取付けたことによる、車内の
居住性を阻害するようなことがない。

第３・４図は他の実施例を示すもので、電球の
代わりに蛍光灯を用いて、明るさを増すようにし
たものである。すなわち、端子１３の直流電圧を
電源装置１６で交流に変換し、所定の電圧に昇圧
して、その交流電圧で蛍光灯１７を点灯する。

以上のように本考案のサンバイザーは、照明器
具が支持具と一体になつているから、サンバイザ
ー本体の軽量化を図ることができ、それによりア
ームとの支持機構に簡単な構造なものが使用で
き、また電気配線が固定されるので、フレキシブ
ルな構造にする必要性が無いなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を、第２図は器具の内
部を示し、第３図は他の実施例を、第４図はその
器具の組込みを示す。 １……サンバイザー本体、２……アーム、３…
…支持具、４……バニテイミラー、５……凹部、
７……照明器具、９……白熱電球、１７……蛍光
灯。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ バニテイミラー４を備えたサンバイザー本体
   １と、車体に固着され、サンバイザー本体１を
   回動自在に軸支する支持具３と、バニテイミラ
   ー４使用時にその付近を照明する照明器具７と
   を備えた自動車用サンバイザーにおいて、照明
   器具７を支持具３に構造一体的に併設したこと
   を特徴とする自動車用サンバイザー。 ２ 照明器具に白熱電球を使用した実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の自動車用サンバイザ
   ー。 ３ 照明器具に蛍光灯を使用した実用新案登録請
   求の範囲第１項記載の自動車用サンバイザー。