JPS6245605B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6245605B2 JPS6245605B2 JP14864982A JP14864982A JPS6245605B2 JP S6245605 B2 JPS6245605 B2 JP S6245605B2 JP 14864982 A JP14864982 A JP 14864982A JP 14864982 A JP14864982 A JP 14864982A JP S6245605 B2 JPS6245605 B2 JP S6245605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- poles
- tape
- magnetized
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 6
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 10
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/325—Erasing heads using permanent magnets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
一般に、磁気記録再生装置において、磁気テー
プ等の記録媒体の信号を消去する方法として交流
消去法と永久磁石を用いるものおよびその両者を
複合して用いるものが知られている。また、永久
磁石を用いる消去ヘツドには記録媒体に飽和磁界
を与える飽和消去型とヘツド面を走行する記録媒
体に反転かつ漸減する磁界を与える漸減交番磁界
型がある。この発明は後者の漸減交番磁界型の永
久磁石消去ヘツドに関するものである。
プ等の記録媒体の信号を消去する方法として交流
消去法と永久磁石を用いるものおよびその両者を
複合して用いるものが知られている。また、永久
磁石を用いる消去ヘツドには記録媒体に飽和磁界
を与える飽和消去型とヘツド面を走行する記録媒
体に反転かつ漸減する磁界を与える漸減交番磁界
型がある。この発明は後者の漸減交番磁界型の永
久磁石消去ヘツドに関するものである。
従来例の構成とその問題点
第１図は従来の漸減交番磁界型の永久磁石消去
ヘツドの外観斜視図を示している。第１図におい
て、１０は磁気テープ、２０はテープ摺接面をテ
ープ走行方向（矢印Ａで示す）に順次磁界強度が
漸減するようにＮ極およびＳ極の５極に分極着磁
した永久磁石消去ヘツド本体、３０は永久磁石消
去ヘツド本体２０に一体固定したダミーヘツドで
ある。
ヘツドの外観斜視図を示している。第１図におい
て、１０は磁気テープ、２０はテープ摺接面をテ
ープ走行方向（矢印Ａで示す）に順次磁界強度が
漸減するようにＮ極およびＳ極の５極に分極着磁
した永久磁石消去ヘツド本体、３０は永久磁石消
去ヘツド本体２０に一体固定したダミーヘツドで
ある。
つぎに、この永久磁石消去ヘツドについて第２
図Ａ，Ｂを参照して詳しく説明する。
図Ａ，Ｂを参照して詳しく説明する。
従来の漸減交番磁界型の永久磁石消去ヘツド本
体２０は磁気テープ１０が第２図Ａの永久磁石消
去ヘツド本体２０のテープ摺接面を通過すること
により、磁気テープ１０を凝似交流的に消去する
もので、飽和消去型に比べＳ／Ｎが優れていると
いう長所を有している。しかし、磁極数が寸法ま
たは微細着磁技術の点で、交番極数に限界があ
り、10極前後が通常使用されているにすぎない。
このため、第２図ＢのＢ−Ｈカーブに示したよう
に永久磁石消去ヘツド本体２０のテープ摺接面を
通過した磁気テープ１０は磁気中性点Ｐに消去さ
れず、直流残留磁化ｍが残存した状態となる。消
去後の磁気テープ１０が磁気中性点Ｐに落ちつく
には各極の漸減磁界強度を細密にコントロールす
る必要があり、また接触状態の微妙な変動によつ
ても磁気テープ１０を受ける磁界強度が異なるた
め、直流残留磁化ｍが残るのは通常である。この
直流残留磁化ｍが残ることにより磁気テープ１０
の再生時に偶数次歪を生じる。
体２０は磁気テープ１０が第２図Ａの永久磁石消
去ヘツド本体２０のテープ摺接面を通過すること
により、磁気テープ１０を凝似交流的に消去する
もので、飽和消去型に比べＳ／Ｎが優れていると
いう長所を有している。しかし、磁極数が寸法ま
たは微細着磁技術の点で、交番極数に限界があ
り、10極前後が通常使用されているにすぎない。
このため、第２図ＢのＢ−Ｈカーブに示したよう
に永久磁石消去ヘツド本体２０のテープ摺接面を
通過した磁気テープ１０は磁気中性点Ｐに消去さ
れず、直流残留磁化ｍが残存した状態となる。消
去後の磁気テープ１０が磁気中性点Ｐに落ちつく
には各極の漸減磁界強度を細密にコントロールす
る必要があり、また接触状態の微妙な変動によつ
ても磁気テープ１０を受ける磁界強度が異なるた
め、直流残留磁化ｍが残るのは通常である。この
直流残留磁化ｍが残ることにより磁気テープ１０
の再生時に偶数次歪を生じる。
発明の目的
この発明は磁気テープ再生時の偶数次歪を少く
できる永久磁石消去ヘツドを提供することを目的
とする。
できる永久磁石消去ヘツドを提供することを目的
とする。
発明の構成
この発明の永久磁石消去ヘツドは、テープ摺接
面をテープ走行方向に順次磁界強度が漸減するよ
うに複数磁極に分極着磁し、前記テープ走行方向
の最終極から数極をトラツク幅方向に着磁部分と
未着磁部分とに分割したことにより、トラツク幅
方向に絶対値がほぼ等しく極性が逆の残留磁化を
生じさせている。
面をテープ走行方向に順次磁界強度が漸減するよ
うに複数磁極に分極着磁し、前記テープ走行方向
の最終極から数極をトラツク幅方向に着磁部分と
未着磁部分とに分割したことにより、トラツク幅
方向に絶対値がほぼ等しく極性が逆の残留磁化を
生じさせている。
実施例の説明
第３図はこの発明の一実施例の漸減交番磁界型
の永久磁石消去ヘツドの外観斜視図を示してい
る。図において、４０は磁気テープ、５０はテー
プ摺接面をテープ走行方向（矢印Ｂで示す）に順
次磁界強度漸減するようにＮ極およびＳ極の５極
に分極着磁し、テープ走行方向の最終極から３極
を着磁部分と未着磁部分（斜線で示す）とに分割
した永久磁石消去ヘツド本体、６０は永久磁石消
去ヘツド本体５０に一体固定されたダミーヘツド
である。
の永久磁石消去ヘツドの外観斜視図を示してい
る。図において、４０は磁気テープ、５０はテー
プ摺接面をテープ走行方向（矢印Ｂで示す）に順
次磁界強度漸減するようにＮ極およびＳ極の５極
に分極着磁し、テープ走行方向の最終極から３極
を着磁部分と未着磁部分（斜線で示す）とに分割
した永久磁石消去ヘツド本体、６０は永久磁石消
去ヘツド本体５０に一体固定されたダミーヘツド
である。
つぎに、この永久磁石消去ヘツドについて第４
図Ａ，Ｂ，Ｃを参照して説明する。
図Ａ，Ｂ，Ｃを参照して説明する。
この永久磁石消去ヘツドは、永久磁石消去ヘツ
ド本体５０のテープ走行方向の最終極から３極を
着磁部分と未着磁部分とに分割すると、未着磁部
分にその両側の着磁部分の磁極と逆に磁極が形成
され、第４図Ａ，Ｂに示すようにテープ摺接面に
Ｎ、Ｓ、N′、S′の磁極が表われる。なお、Ｒおよ
びＬは磁気テープ４０上のトラツクを示す。
ド本体５０のテープ走行方向の最終極から３極を
着磁部分と未着磁部分とに分割すると、未着磁部
分にその両側の着磁部分の磁極と逆に磁極が形成
され、第４図Ａ，Ｂに示すようにテープ摺接面に
Ｎ、Ｓ、N′、S′の磁極が表われる。なお、Ｒおよ
びＬは磁気テープ４０上のトラツクを示す。
この永久磁石消去ヘツドを用いて磁気テープ４
０の磁化を消去する場合の動作を第４図ＣのＢ−
Ｈ特性に基づいて説明する。第４図Ｂにおいて永
久磁石消去ヘツド本体５０のテープ摺接面の着磁
された部分（幅ｓの部分）はテープ走行方向に
NSN′S′N′と漸減する交番磁界となり、幅ｔの部
分はNSS′N′S′と漸減する交番磁界となり、テー
プトラツク幅方向の磁極は逆極性となり、その振
幅は互いにほぼ等しい値となる。幅ｓの部分のマ
イナーループは１→２→３→４→５→６という経
路をたどり、直流残留磁化ｍの点に落ちつく。幅
ｔの部分は７→８→９→10→11という経路をたど
り、直流残留磁化p′の点に落ちつく。直流残留磁
化ｍとp′とは極性が互いに逆となり、その絶対値
はほぼ等しい。前述したように直流残留磁化があ
る磁気テープを記録再生すると偶数次歪が多くな
る現象があるが、このようにすれば、ひとつのト
ラツク（幅Ｔ）内で直流残留磁化が互いに逆極性
（ｍ、p′）の領域を有しており、またその各領域
（幅ｔと両側の幅ｓの部分）の比はほぼ１：１で
あり、すなわち、ｔ＝Ｔ／２、2s＝Ｔ／２であり、偶数
次 歪は互いに打ち消される。
０の磁化を消去する場合の動作を第４図ＣのＢ−
Ｈ特性に基づいて説明する。第４図Ｂにおいて永
久磁石消去ヘツド本体５０のテープ摺接面の着磁
された部分（幅ｓの部分）はテープ走行方向に
NSN′S′N′と漸減する交番磁界となり、幅ｔの部
分はNSS′N′S′と漸減する交番磁界となり、テー
プトラツク幅方向の磁極は逆極性となり、その振
幅は互いにほぼ等しい値となる。幅ｓの部分のマ
イナーループは１→２→３→４→５→６という経
路をたどり、直流残留磁化ｍの点に落ちつく。幅
ｔの部分は７→８→９→10→11という経路をたど
り、直流残留磁化p′の点に落ちつく。直流残留磁
化ｍとp′とは極性が互いに逆となり、その絶対値
はほぼ等しい。前述したように直流残留磁化があ
る磁気テープを記録再生すると偶数次歪が多くな
る現象があるが、このようにすれば、ひとつのト
ラツク（幅Ｔ）内で直流残留磁化が互いに逆極性
（ｍ、p′）の領域を有しており、またその各領域
（幅ｔと両側の幅ｓの部分）の比はほぼ１：１で
あり、すなわち、ｔ＝Ｔ／２、2s＝Ｔ／２であり、偶数
次 歪は互いに打ち消される。
この永久磁石消去ヘツドの構造はトラツク幅方
向にＮ、Ｓ極を分極着磁する方法でも可能である
が着磁治具が高精度かつ複雑な構造が必要なため
量産方式としては不可能に近い。実施例のように
すれば、製造が容易で量産が可能である。
向にＮ、Ｓ極を分極着磁する方法でも可能である
が着磁治具が高精度かつ複雑な構造が必要なため
量産方式としては不可能に近い。実施例のように
すれば、製造が容易で量産が可能である。
なお、上記説明では、テープ走行方向の極数が
５であつたが、５に限定されることはない。ま
た、トラツク幅方向の着磁部分と未着磁部分の分
割数も２以上で磁気テープ種類、ヘツドの各磁極
の磁極強度に応じて決定すればよい。また、前記
着磁部分と未着磁部分とに分割するテープ走行方
向の極数はテープ走行方向の全極数の3/5〜1/20
程度であればよい。
５であつたが、５に限定されることはない。ま
た、トラツク幅方向の着磁部分と未着磁部分の分
割数も２以上で磁気テープ種類、ヘツドの各磁極
の磁極強度に応じて決定すればよい。また、前記
着磁部分と未着磁部分とに分割するテープ走行方
向の極数はテープ走行方向の全極数の3/5〜1/20
程度であればよい。
発明の効果
この発明によれば、磁気テープ再生時の偶数次
歪を少くできるという効果がある。
歪を少くできるという効果がある。
第１図は従来の永久磁石消去ヘツドの外観斜視
図、第２図Ａはそのテープ摺接面の構成図、第２
図Ｂは同じくそのＢ−Ｈ特性図、第３図はこの発
明の一実施例の外観斜視図、第４図Ａはそのテー
プ摺接面の構成図、第４図Ｂはその要部拡大図、
第４図Ｃは同じくそのＢ−Ｈ特性図である。 ４０……磁気テープ、５０……永久磁石消去ヘ
ツド本体。
図、第２図Ａはそのテープ摺接面の構成図、第２
図Ｂは同じくそのＢ−Ｈ特性図、第３図はこの発
明の一実施例の外観斜視図、第４図Ａはそのテー
プ摺接面の構成図、第４図Ｂはその要部拡大図、
第４図Ｃは同じくそのＢ−Ｈ特性図である。 ４０……磁気テープ、５０……永久磁石消去ヘ
ツド本体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ テープ摺接面をテープ走行方向に順次磁界強
度が漸減するように複数磁極に分極着磁し、前記
テープ走行方向の最終極から数極をトラツク幅方
向に着磁部分と未着磁部分とに分割した永久磁石
消去ヘツド。 ２ 前記着磁部分と未着磁部分とは前記トラツク
幅方向に合わせて２個以上であり、前記着磁部分
と未着磁部分の幅はそれぞれトラツク幅の約1/2
である特許請求の範囲第１項記載の永久磁石消去
ヘツド。 ３ 前記着磁部分と未着磁部分とに分割するテー
プ走行方向の極数はテープ走行方向の全極数の3/
５〜1/20である特許請求の範囲第１項記載の永久
磁石消去ヘツド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14864982A JPS5938904A (ja) | 1982-08-26 | 1982-08-26 | 永久磁石消去ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14864982A JPS5938904A (ja) | 1982-08-26 | 1982-08-26 | 永久磁石消去ヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5938904A JPS5938904A (ja) | 1984-03-03 |
| JPS6245605B2 true JPS6245605B2 (ja) | 1987-09-28 |
Family
ID=15457520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14864982A Granted JPS5938904A (ja) | 1982-08-26 | 1982-08-26 | 永久磁石消去ヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5938904A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59107402A (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 永久磁石消去ヘツド |
-
1982
- 1982-08-26 JP JP14864982A patent/JPS5938904A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5938904A (ja) | 1984-03-03 |
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