JPS624470B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS624470B2 JPS624470B2 JP58136874A JP13687483A JPS624470B2 JP S624470 B2 JPS624470 B2 JP S624470B2 JP 58136874 A JP58136874 A JP 58136874A JP 13687483 A JP13687483 A JP 13687483A JP S624470 B2 JPS624470 B2 JP S624470B2
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- Japan
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- anode
- alloy
- copper
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- strip
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- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、硫酸酸性水溶液から有利に銅分を電
解回収する方法に関する。 従来、銅を含む硫酸酸性溶液からの銅の電解回
収には、一般にPbまたはPb合金等の不溶性アノ
ードが用いられており、該アノード板は置型すな
わち鋳型にPbまたはPb合金の溶体を注湯する鋳
造法により製造されるのが普通であつた。しかし
ながら、鋳型に1枚1枚注湯して出来たアノード
は、鋳造速度が遅いばかりでなく、1枚1枚の厚
さの不均一による重量バラツキが多く、しかもア
ノード表面の冷却時のシワ、あるいは鋳型の劣化
によるシワ等の表面の粗さも多く、しかも鋳型へ
の注湯がオープン注湯であるため酸素のまき込み
が多く、良質なアノードを得ることが困難であつ
た。 本発明者は、上記従来法の問題点に鑑みアノー
ド表面の平滑度の向上とアノード厚みの均一性向
上を目的に、アノードの連続鋳造を特定の雰囲気
下で試みたところ、この方法で製造されたアノー
ドが、銅の電解回収の際に予想をはるかに上回る
寿命を示すことを見い出して本発明に至つた。す
なわち本発明によれば、銅を含む硫酸酸性溶液か
らの銅の電解回収法において、Pb合金の溶体を
不活性ガスないし還元性ガス雰囲気の下でモール
ドを通過させ、連続的に引抜いて帯状とし、該帯
状Pb合金をアノード形状に切断し、銅電解用Pb
合金アノードとして用いることを特徴とする銅の
電解回収法が提供される。 本発明に好適な連続鋳造装置としては、溶湯を
タンデイツシユからモールドに注ぐ通常のタイプ
のものでよく、モールドを通過して凝固したPb
合金は、ピンチロールにより圧引され、さらにレ
ベラーによつて上下から狭正された後シヤーリン
グによりアノード形状に切断される。このときタ
ンデイツシユからモールドに注湯されたPb合金
は、モールド内が還元性雰囲気であり、溶湯が凝
固するまではクローズドであるため、酸素まき込
みが極めて少ない。またアノード表面の平滑度や
アノード厚みの均一性が従来の置型鋳造法よりは
るかに優れているため、電解時に電解槽中に正確
に懸吊でき、かつアノードとカソードの面間隔も
一定になつて局部的な電流の濃淡が減少した結果
Pbのカソードへの移行が極めて少なくなり、さ
らには電解効率も改良される等の効果が見られ、
それらの総合的効果としてアノードライフの延長
がもたらされた。また製造歩留まりも置型鋳造法
に比較してはるかに向上した。 更に実施例に示すように、Pb合金としてPb―
Ca合金を用いる場合には、溶湯にCaシヨツトを
添加し、モールド内を不活性ガスないし還元性ガ
ス雰囲気に保ちつつ凝固したPb―Ca溶湯を連続
的に引抜く方法によれば、Caの揮散が少なく、
比較的多量のCaを添加することができる利点が
ある。因に、従来の置型法による鋳造法ではCa
が鋳造時に揮散し易く、Caの添加量は0.1%程度
が限界である(例えば、特公昭58―14514号、特
開昭51―91804号)が、上記連続鋳造により製造
されるアノードは、Caを0.3%以上添加すること
ができる。 以下実施例によりさらに具体的に説明する。 実施例 1 容量5トンの溶解鍋にPbを溶解し、該溶体に
320〜340℃でPb1000Kg当りSn5Kgを加えて溶解し
た後、430±30℃まで昇温し、径3mmの小孔を多
数設けたセラミツク容器にCaシヨツトをPb1000
Kg当り1.2Kgとなるように入れて前記溶体に浸漬
し、Arガスで撹拌して溶解した。(この方法は、
本出願人の先願発明特開昭56―146840「合金製造
法」に基づく)このようにして得られた溶体をタ
ンデイツシユからモールドに通過させ、凝固した
Pb合金を第一ピンチロールおよび第二ピンチロ
ールで圧延した後、レベラーによつて上下から厚
さ12mmに調整し、シヤーリングによつて縦980
mm、横960mmのアノード形状に切断してアノード
板45枚を製造した。得られたアノードの組成は、
Ca0.12重量%、Sn0.5重量%残部がPbであつた。
かくして得られたアノード45枚と、銅カソード46
枚を銅を含む硫酸酸性溶液中に懸吊して電流密度
250A/m2で銅の電解回収試験を反復実施した。 比較のために製造した従来法置型アノードとこ
れを用いて行つた電解回収試験の結果とを表1に
並べて記載した。 尚、カスシールドを行なわない場合は、活性元
素であるCaが酸化し、酸化物の形でCaがアノー
ド中に添加されるためPb―Ca―Sn合金本来の特
性が認められなかつた。即ち、Ca添加の効果で
あるアノードの機械的特性(硬さ、耐腐食性、表
面の剥離防止等)および電解電圧の低下などの効
果が認められず、アノード寿命を従来の置型法の
ものと変らなかつた。 【表】
解回収する方法に関する。 従来、銅を含む硫酸酸性溶液からの銅の電解回
収には、一般にPbまたはPb合金等の不溶性アノ
ードが用いられており、該アノード板は置型すな
わち鋳型にPbまたはPb合金の溶体を注湯する鋳
造法により製造されるのが普通であつた。しかし
ながら、鋳型に1枚1枚注湯して出来たアノード
は、鋳造速度が遅いばかりでなく、1枚1枚の厚
さの不均一による重量バラツキが多く、しかもア
ノード表面の冷却時のシワ、あるいは鋳型の劣化
によるシワ等の表面の粗さも多く、しかも鋳型へ
の注湯がオープン注湯であるため酸素のまき込み
が多く、良質なアノードを得ることが困難であつ
た。 本発明者は、上記従来法の問題点に鑑みアノー
ド表面の平滑度の向上とアノード厚みの均一性向
上を目的に、アノードの連続鋳造を特定の雰囲気
下で試みたところ、この方法で製造されたアノー
ドが、銅の電解回収の際に予想をはるかに上回る
寿命を示すことを見い出して本発明に至つた。す
なわち本発明によれば、銅を含む硫酸酸性溶液か
らの銅の電解回収法において、Pb合金の溶体を
不活性ガスないし還元性ガス雰囲気の下でモール
ドを通過させ、連続的に引抜いて帯状とし、該帯
状Pb合金をアノード形状に切断し、銅電解用Pb
合金アノードとして用いることを特徴とする銅の
電解回収法が提供される。 本発明に好適な連続鋳造装置としては、溶湯を
タンデイツシユからモールドに注ぐ通常のタイプ
のものでよく、モールドを通過して凝固したPb
合金は、ピンチロールにより圧引され、さらにレ
ベラーによつて上下から狭正された後シヤーリン
グによりアノード形状に切断される。このときタ
ンデイツシユからモールドに注湯されたPb合金
は、モールド内が還元性雰囲気であり、溶湯が凝
固するまではクローズドであるため、酸素まき込
みが極めて少ない。またアノード表面の平滑度や
アノード厚みの均一性が従来の置型鋳造法よりは
るかに優れているため、電解時に電解槽中に正確
に懸吊でき、かつアノードとカソードの面間隔も
一定になつて局部的な電流の濃淡が減少した結果
Pbのカソードへの移行が極めて少なくなり、さ
らには電解効率も改良される等の効果が見られ、
それらの総合的効果としてアノードライフの延長
がもたらされた。また製造歩留まりも置型鋳造法
に比較してはるかに向上した。 更に実施例に示すように、Pb合金としてPb―
Ca合金を用いる場合には、溶湯にCaシヨツトを
添加し、モールド内を不活性ガスないし還元性ガ
ス雰囲気に保ちつつ凝固したPb―Ca溶湯を連続
的に引抜く方法によれば、Caの揮散が少なく、
比較的多量のCaを添加することができる利点が
ある。因に、従来の置型法による鋳造法ではCa
が鋳造時に揮散し易く、Caの添加量は0.1%程度
が限界である(例えば、特公昭58―14514号、特
開昭51―91804号)が、上記連続鋳造により製造
されるアノードは、Caを0.3%以上添加すること
ができる。 以下実施例によりさらに具体的に説明する。 実施例 1 容量5トンの溶解鍋にPbを溶解し、該溶体に
320〜340℃でPb1000Kg当りSn5Kgを加えて溶解し
た後、430±30℃まで昇温し、径3mmの小孔を多
数設けたセラミツク容器にCaシヨツトをPb1000
Kg当り1.2Kgとなるように入れて前記溶体に浸漬
し、Arガスで撹拌して溶解した。(この方法は、
本出願人の先願発明特開昭56―146840「合金製造
法」に基づく)このようにして得られた溶体をタ
ンデイツシユからモールドに通過させ、凝固した
Pb合金を第一ピンチロールおよび第二ピンチロ
ールで圧延した後、レベラーによつて上下から厚
さ12mmに調整し、シヤーリングによつて縦980
mm、横960mmのアノード形状に切断してアノード
板45枚を製造した。得られたアノードの組成は、
Ca0.12重量%、Sn0.5重量%残部がPbであつた。
かくして得られたアノード45枚と、銅カソード46
枚を銅を含む硫酸酸性溶液中に懸吊して電流密度
250A/m2で銅の電解回収試験を反復実施した。 比較のために製造した従来法置型アノードとこ
れを用いて行つた電解回収試験の結果とを表1に
並べて記載した。 尚、カスシールドを行なわない場合は、活性元
素であるCaが酸化し、酸化物の形でCaがアノー
ド中に添加されるためPb―Ca―Sn合金本来の特
性が認められなかつた。即ち、Ca添加の効果で
あるアノードの機械的特性(硬さ、耐腐食性、表
面の剥離防止等)および電解電圧の低下などの効
果が認められず、アノード寿命を従来の置型法の
ものと変らなかつた。 【表】
Claims (1)
- 1 銅を含む硫酸酸性溶液からの銅の電解回収法
において、Pb合金の溶体を不活性ガスないし還
元性ガス雰囲気の下でモールドを通過させ、連続
的に引抜いて帯状とし、該帯状Pb合金をアノー
ド形状に切断し、銅電解用Pb合金アノードとし
て用いることを特徴とする銅の電解回収法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58136874A JPS6029481A (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | 銅の電解回収法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58136874A JPS6029481A (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | 銅の電解回収法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58157105A Division JPS60106988A (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 銅電解用Pb合金アノードの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6029481A JPS6029481A (ja) | 1985-02-14 |
JPS624470B2 true JPS624470B2 (ja) | 1987-01-30 |
Family
ID=15185545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58136874A Granted JPS6029481A (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | 銅の電解回収法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029481A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60150071U (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-05 | 日本電気株式会社 | クリツプ |
-
1983
- 1983-07-28 JP JP58136874A patent/JPS6029481A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6029481A (ja) | 1985-02-14 |
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