JPS62443A - 精製溶剤回収方法 - Google Patents

精製溶剤回収方法

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JPS62443A
JPS62443A JP60136874A JP13687485A JPS62443A JP S62443 A JPS62443 A JP S62443A JP 60136874 A JP60136874 A JP 60136874A JP 13687485 A JP13687485 A JP 13687485A JP S62443 A JPS62443 A JP S62443A
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acid ester
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potassium carbonate
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JP60136874A
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Masaki Minemoto
雅樹 峯元
Shigekazu Hatano
茂和 畑野
Masashi Hirao
平尾 雅士
Hayami Nagano
早実 長野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は活性炭吸着法によシ捕果された酢酸エステルを
含有する回収溶剤を精製された状態で回収する方法に関
する。
〔従来の技術〕
活性炭吸着法を用いた排ガス中炭化水素溶剤の回収技術
はすでに一般化されておシ、はぼ解決しているが、エス
テル、ケトン系炭化水素などについてはまだ多くの問題
が残されている。
その一つとして、酢酸エステルを活性炭により吸着捕集
し、水蒸気脱着を行うと酢酸エステルは活性炭での触媒
作用により一部酢酸とアルコールに加水分解される。
例えば、酢酸エチルは極く一部が下記式(1)のように
分解し、生成した酢酸が回収酢酸エチルのpHを下げ回
収溶剤の再使用を困難とさせる。。
このため回収した酢酸エステルはなんらかの方法により
脱酸処理した後、中性の溶剤として再使用する必要があ
る。
第2図は従来の酢酸エステル回収プロセスを示すフロー
図である。
先ず、酢酸エステルを含む原ガスをフィルタ等の前処理
装置1を経て、プロア2を介して活性炭3−1を充填し
た吸着槽3に送り、溶剤を吸着捕集した後、蒸気ライン
Eから導入した水蒸気により脱着し、コンデンサ4にて
凝縮液化させる。
液化した酢酸エステル及び水をセパレータ5で分離し、
水相はコンデンサ7を接続した排水蒸留塔6で溶剤分を
回収しセパレータ5に戻す。
溶剤相はコンデンサ9を接続した脱水蒸留塔8により脱
水後、製品回収タンク10へ送っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが第2図に示すような従来の方法によって回収し
た酢酸エチルは100〜11000ppの酢酸を含んで
お夛、酸性を示すため再利用における製品品質上の不具
合、装置の腐食、酢酸臭による作業環境の悪化等を来す
。特に磁気テープ、合成フィルム紙などの利用分野では
含有酢酸量約10 ppm以下で使用する必要があり、
脱酸処理なしで再使用することは不可能である。
通常、この種の有機酸対策として、吸着時における酢酸
エステルの分解抑制だけでは困難であり回収後の脱酸処
理が必要となる。
一般には脱酸処理の方法として、 (1)  エタノールアミン等のアルカリ性溶剤を加え
て中和する方法 (2)  力性ソーダ等の無機アルカリ物質で脱酸する
方法 (3)蒸留精製する方法 などが知られているが、(りの方法は、純度低下、(2
)の方法は、酢酸エステルの分解が促進され酢酸エステ
ルの回収効率が低下、(3)の方法は酢酸濃度10 p
pm以下までに精製することが困難でオシ、また他の溶
剤を含んでいる場合、非常に複雑な蒸留操作が必要とな
シ実用的ではない。
このように酢酸エステルに含まれた有機酸を効果的に効
率よく脱酸、または分離する方法が見い出されておらず
、このままでは回収溶剤の利用価値が小さく、回収装置
は大気公害防止のみの機能となシ、本来の再利用の意図
は半減する。
本発明はこれらの問題を解決しようとするもので、酢酸
エステルを含有する溶剤ガス処理方法において、捕集さ
れ次溶剤相から有機酸を効率よく除去し、優れた酢酸エ
ステル回収方法°を提供することを目的としており、酢
酸エステルを含んだ溶剤回収装置での回収溶剤の精製に
応用できるものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本発明の酢酸エステル回収方法は、酢酸エステ
ルを含有する原ガスを吸着槽に送シ、溶剤を捕集した後
、脱着手段で脱着し、凝縮手段と、分離手段で溶剤相と
水相に分離し、分離手段の後流側で溶剤相を炭酸カリウ
ム水溶液(または炭酸ナトリウム水溶液)と接触させて
脱酸し、その後脱水手段および精製手段で精製し、精製
された酢酸エステルを回収することを特徴としている。
本発明の回収溶剤である酢酸エステルから酢酸を脱酸す
る機構は下記の反応式(2)、+3)による。
炭素ノ Na2C!03+CH3CO0H→(CH3000)2
Na+CO2+H20・・e 式(3)使用する炭酸カ
リウム水溶液の上限濃度は25wtfi、炭酸ナトリウ
ムは6 wt%である。前者の濃度の上限は酢酸エチル
の分解率が25vt%以上になると急激に増加するから
でちゃ、後者の濃度の上限は水に対する溶解度によって
決定されるものでおる。下限濃度は回収溶剤中の酢酸濃
度によって決まるが、通常1 wt%程度である。
例えば酢酸エチルの分解率は炭酸カリウム水溶液濃度に
よシ変化し、濃度が高くなる程大きくなるが、炭酸カリ
ウム濃度5 wt%水溶液を用いると酢酸エチルは約0
.02 %程度分解する。
こ0程度の分解率であると、もともとの酢酸エチル中に
はエチルアルコールが相当量台まれているので、この程
度分解によシ増加してもその影響は極めて小さいもので
ある。
〔実施例〕 以下、第1図に示すプロセス例のフロー図にもとづき本
発明の一実施例について説明する。
図において、101は前処理装置、102はプロア、1
03は吸着槽、103−1は活性炭層、104はコンデ
ンサ、105はセパレータ、106は排水蒸留塔(以下
、排水基)、107はコンデンサ、108は脱水蒸留塔
(以下、脱水塔)、109はコンデンサ、110は製品
回収タンク、111は接触脱酸基(以下、脱酸基)、1
12はポンプ、115は中間タンク、114は精製塔、
115はコンデンサ、116はドレンタンク、117は
タンクを示している。
酢酸エステルを含有する原ガスは、フィルタ等の前処理
装置101、ブロア102を経て活性炭層105−1を
具備した吸着槽103に送られる。吸着槽103では活
性炭層103−1で溶剤が捕集され、清浄となった排ガ
スは排出口Fより大気に放出される。
一方、捕集された溶剤は、蒸気ラインEから導入された
水蒸気によシ脱着され、溜出液はコンデンサ104で凝
縮液化されセパレータ105に送られる。
セパレータ105では凝縮液が溶剤と水に分離され、水
相はコンデンサ107を接続した排水基106で水相に
含まれる溶剤分が回収され再びセパレータ105に戻さ
れる。
一方、セパレータ105で分離された溶剤相は、脱酸基
111で炭酸カリウム水溶液(または、炭酸ナトリウム
水溶液、以下炭酸カリウムのみを記載する)と向流で接
触され、脱酸が行なわれて中間夕/り116に貯められ
る。
脱酸基111に供給される炭酸カリウム水溶液は、ポン
プ112を具えた循環ラインJを介して供給され、循環
ラインJにはpHコントロールによりタンク117の高
濃度炭酸カリウム水溶液が補給される。ま九、向流接触
にIよシ酢酸カリウムを多く含んだ循環液の一部はライ
ンGより排液として排出される。
中間タンク113に貯められた脱酸後の溶剤はコンデン
サ109を接続した脱水塔10Bで脱水され、その後、
コンデンサ115を接続した精製塔114に送られてカ
リウム塩(またはナトリウム塩)が除去され、製品回収
タンク110へ送られる。
脱酸溶剤に微量台まれ精製塔114で除去された炭酸カ
リウム、酢酸カリウム等のカリウム塩は再び脱水塔10
8の塔底に送られて、同塔底で凝縮さ五ドレンタンク1
16へ抜き出し処理される。
上記したように本発明方法では溶剤相と炭酸カリウム水
溶液を接触させることにより脱酸を行い、その後精製を
行うことによって酢酸エステルを回収するが炭酸カリウ
ムが酢酸を含んだ酢酸エステルの脱酸に適している理由
として苛性ソーダに比べ解離定数が比較的小さく、アル
カリ強度が適度に弱いことがあげられる。アルカリ強度
が強すぎた場合、酢酸の中和だけでなく酢酸エステルの
分解が促進され回収率の低下を招くことになる。
次に、炭酸カリウム水溶液に酢酸を含む酢酸エチルを次
の条件でバッチ方式によシ攪拌接触させた場合の試験結
果を下記に示す。
試験結果 条   件 炭酸カリウム水溶液     5 wt%混    合
    比        1:1接   触  温 
 度        25℃上記試験結果に示すように
酢酸の除去率は99、99b以上であった。又、酢酸エ
チルの加水分解時の分解率は約α02チであった。又、
酢酸エチル相分離後、別の貯槽で48時間静置での分解
率は0.01%であった。このことは炭酸カリウムが酢
酸を含んだ酢酸エステルの脱酸に適していることを証明
している。又、蒸留により回収溶剤のpHは問題なく、
蒸留操作による分解生成物エタノールの増加も認められ
なかつ念。
〔効 果〕
以上、詳述したように、本発明の酢酸エステル回収方法
によれば、酢酸エステルを含有する原ガスの溶剤成分を
活性炭吸着法により捕集した後、脱着手段で脱着し、凝
縮手段と分離手段で水相と溶剤相に分離し、溶剤相を分
離手段の後流側で炭酸カリウム水溶液と接融させること
により脱酸し、その後脱水および精製手段を経てfN’
Aされた酢酸エステルを回収するようにしたので、酢酸
エステルを効果的に効率よく回収でき、これにより従来
必要としていた溶剤回収後の脱酸処理をなくシ、回収溶
剤の再利用価値を向上させることがでさると共に、作業
環境の悪化や装置の腐食等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すフロー図、第2図は従
来法のフロー図を示す。 復代理人  内 1)  明 復代理人  萩 原 亮 − 復代理人  安 西 篤 夫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酢酸エステルを含有する原ガスから酢酸エステルを回収
    する溶剤回収法において水相と溶剤相に分離する分離手
    段の後流側で、溶剤相と炭酸カリウム水溶液または炭酸
    ナトリウム水溶液を接触させて脱酸し、その後脱水およ
    び精製手段を経て、精製された酢酸エステルを回収する
    ことを特徴とする精製溶剤回収方法。
JP60136874A 1985-06-25 1985-06-25 精製溶剤回収方法 Expired - Lifetime JPH0713036B2 (ja)

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