JPS624427Y2 - - Google Patents

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JPS624427Y2
JPS624427Y2 JP17731581U JP17731581U JPS624427Y2 JP S624427 Y2 JPS624427 Y2 JP S624427Y2 JP 17731581 U JP17731581 U JP 17731581U JP 17731581 U JP17731581 U JP 17731581U JP S624427 Y2 JPS624427 Y2 JP S624427Y2
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JP
Japan
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balls
ball
driven
pawl
claw
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JP17731581U
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JPS5880130U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はラジアルボールベアリングの組立工
程に於いて、内外輪の軌道輪間に挿入された複数
個のボールを後工程のボール等配機にて等配させ
るため、各ボールを内外の軌道輪間の所定の位置
へ片寄せ集合させるようにしたボール片寄せ機に
関するものである。
一般に、ラジアルボールベアリング(以下単に
ベアリングと称す)の内外の軌道輪間のボールを
等配するのには、先ず内外の軌道輪間にランダム
に並んでいるボールを、第7図に示すボール片寄
せ治具31を用い先端部の爪32を、第8図に示
すように内外の軌道輪33,34間に所定のスト
ロークだけ挿し込んでボール35を所定の位置に
片寄せて集合させ、次工程でデバイダ用(等配
用)のテーパ櫛(図示せず)を所定のストローク
だけ挿通させて内外の軌道輪間で片寄せ集合させ
られているボールを等配させている。ところが上
記の片寄せ治具31並びにテーパ櫛でボールを片
寄せたり、等配位置に配分させるためには長いテ
ーパ部が必要であり、且つ相当長い挿通ストロー
クが必要である。
しかし乍ら、第1図に示す様な内輪1に鍔1′
のあるクラツチレリーズ用ベアリングでは隣接す
るボール間に片寄せ治具及びテーパ櫛を十分挿通
させることが出来ず、このためボールの等配を人
力で行つていた。そしてこれがベアリング組立の
自動化における最大のネツクになつている。
この考案は上記ベアリングのボールをテーパ櫛
を用いることなく自動で等配するため、内外の軌
道輪間にランダムに並べられたボールを予め、内
外の軌道輪間の所定の任意な位置に片寄せ集合さ
せるようにしたボール片寄せ機を提供せんとする
もので、以下この考案を図面に示す実施例に基づ
き説明すると次の通りである。
第2図はこの考案に係るボール片寄せ機の実施
例を示し、図中2,3はベツトと枠体で、このボ
ール片寄せ機の静止部を形成する。44は枠体3
の上部に固定した主シリンダ、5は上端を上記主
シリンダ4のロツドに連結した昇降部材で枠体3
の案内溝3aに案内され上下動を行なう。6は昇
降部材5の下端に取付板7を介して取り付けた筐
体で、この筐体6の下面に昇降部材5と同芯にし
たボール片寄せヘツド8を固着する。9は上記ボ
ール片寄せヘツド8内にベアリング10を介して
軸支した主軸で、この主軸9の上端にボール片寄
せヘツド8の周面を切欠いた窓穴10aより歯先
を突出させたピニオンギヤ11を固定し、一方下
端近傍にボール片寄せヘツド8の開口より外方に
臨む取付フランジ9aを形成する。12は上記ピ
ニオンギヤ11と噛合するラツク、13,14は
筐体6の下面に固着した支持部材とブラケツト
で、支持部材13はラツク12の一端部を摺動自
在に案内支持し、ブラケツト14にはシリンダ1
5が取り付けられている。そしてこのシリンダ1
5のロツドにラツク12の他端を連結し、ラツク
12を適宜に摺動させることによつてピニオンギ
ヤ11を介し主軸9を回転駆動させる。16は前
工程にてボールを内外の軌道輪間に第3図に示す
状態に並べられた片寄せ前のベアリングで、搬送
装置(図示せず)によつてこのボール片寄せ機ま
で搬送され、主軸9と同芯に設けた受け穴17に
案内されてベツト2上に載置される。18はボル
トと位置決めピンによつて主軸9の取付フランジ
9a面に取り外し自在に取り付けられ、ボール片
寄せ時にベアリング内径面をガイドする駆動爪体
である。この駆動爪体18の先端に形成した駆動
爪18aはボール片寄せヘツド8が下降した時
に、上記のベアリング16の内外の軌道輪間に挿
入されているボール間の隙間16aに所定の深さ
だけ挿入され、更に上記駆動爪18aはラツク1
2を摺動させることによつて内外の軌道輪間の周
方向に沿つて旋回動を行なう。19は駆動爪体1
8と上記取付フランジ9aの間で主軸9の軸芯の
回りに回転自在に遊嵌した従動爪体で、下部断面
を第4図乃至第6図に示す様に外輪より大径にし
た環状に形成され、一端20の近傍内側には上記
空隙16aに駆動爪18aと一緒に(第4図に示
す当接状態で)挿入される従動爪19aが一体に
成形してある。21は駆動爪18aの復帰位置と
旋回終了位置を任意に規制するストツパである。
即ちこのストツパ21は、第4図に示す駆動爪1
8aが従動爪19aと当接状態にある復帰位置に
て、従動爪体19の一端20と当接することによ
つて復帰位置を規制し、またこのストツパ21
は、第6図に示す駆動爪18aが従動爪19aと
の間にボールを片寄せ集合させた旋回終了位置に
て、従動爪体19の終了端22と当接することに
よつてボールを介して旋回駆動された従動爪体1
9の旋回終了位置を規制する。更にこのストツパ
21は上記駆動爪18aの復帰位置と旋回終了位
置、つまり当接状態にある従動爪19aと駆動爪
18aとを隣接するボールの空間16aに挿入す
る時の位置と、片寄せ集合させた時のボール位置
を、主軸9の軸芯まわりに対して任意に選択規制
するために、ボール片寄せヘツド8の円周方向に
等ピツチで多数設けたネジ孔のうち任意なネジ孔
に螺合させたボルトBによつてボール片寄せヘツ
ド8と一体に固定される。
尚、主軸9の回転駆動はシリンダー15及びラ
ツク12、ピニオンギヤ11に限らず、機械構造
上のスペースが確保されるならば、主軸9を直接
モーターで回転駆動させることも可能である。
次にこのボール片寄せ機を用いてボールを内外
の軌道輪の選択的な位置、例えば第6図に示すよ
うに片寄せた中央のボールが軸芯を通りY−Y軸
に位置するよう片寄せ集合させる場合の動作につ
いて説明する。
まず、上記ボールの片寄せ集合状態を得るよう
にボール片寄せヘツド8の周面の適所にストツパ
21を固定してこのボール片寄せ機を稼動状態に
する。前工程にて内外の軌道輪にボールを、例え
ば第3図に示すランダムに並べられたボール片寄
せ前のベアリング16を図示しない搬送機によつ
てボール片寄せ機まで間欠的に搬送しベツト上に
載置する。この時主シリンダ4とシリンダ15の
ロツドは最も後退しており、ボール片寄せヘツド
8は上昇位置にあり、他方駆動爪18aは最も反
時計方向へ回転した復帰位置(第4図参照)で従
動爪19aと当接接触しており、従動爪体19の
開始端20がストツパ21に当接して駆動爪18
aの復帰位置を規制している。第3図に示すボー
ル片寄せ前のベアリング16がベツト2に載置さ
れると順次して主シリンダ4が作動しボール片寄
せヘツド8が下降する。そして駆動爪体18の先
端が上記ベアリング16の内輪内径面に芯出しつ
つ嵌合し、次いで駆動爪18aと従動爪19aが
隣接するボールの間隙16aに所定量の深さだけ
挿入されてボール片寄せヘツド8の下降が停止す
る(第4図)。主シリンダ4の停止信号を受けて
今度はシリンダ15が動作し、ラツク12を前方
へ摺動させる。ラツク12を前方へ摺動させるこ
とによつてピニオンギヤ11が上方より見て時計
方向に旋回し、内外の軌道輪上にランダムに並ん
だボールが押せ押せ状態になつて第5図に示すよ
うに従動爪19aと駆動爪18aの間の内外の軌
道輪の周方向に沿つてボールを片寄せ集合させる
ようになる。この時よりラツク12の前進によつ
て駆動爪18aは片寄せ集合させたボールを介し
て従動爪19aを旋回させ、開始端20がストツ
パ21より離れる。この様にしてボール全体を従
動爪19aと駆動爪18aとの間で挟み込みなが
ら三者一体に、従動爪体19の終了端22がスト
ツパ21に当接するまで旋回させる。そして終了
端22がストツパ21に当接するとシリンダ15
を停止させると共に上記三者の旋回を停止させ
る。この時ボールはストツパ21に規制されて第
6図に示すY−Y軸に対称な内外の軌道輪上に片
寄り集合する。またこの時の駆動爪18aのボー
ル片寄せヘツド8に対する周方向の停止位置又は
旋回角を検知することによりボール数の確認を行
ない、ボールが不足するベアリングは次工程の搬
送途中で排除する。以上の様にしてボールの片寄
せが済むと先ずシリンダ15のロツドが後退し始
め、次いで、主シリンダ4のロツドが後退し、駆
動爪18aと従動爪19aが復帰位置へ戻り始め
ると共にボール片寄せヘツド8が上昇する。一方
ベツト2上に載置されたベアリングは第6図に示
す片寄せ集合状態を維持したまま転送され、次工
程のボール等配機(図示せず)のベツト上に載置
される。以上のボール片寄せ集合動作を間欠的に
搬送されてくる片寄せ前のボールベアリングにつ
いて繰り返し行なう。
以上説明した様にこの考案はベアリングの内外
軌道輪間に不規則に挿入された多数個のボールを
片寄せ集合させるボール片寄せ機であつて、内外
軌道輪間の周方向に沿つて旋回動する駆動爪と、
片寄せ集合されるボールを介して駆動爪で内外軌
道輪間の周方向に沿つて旋回駆動される従動爪
と、従動爪を内外軌道輪間の周方向の任意の位置
で停止させるための位置調整可能なストツパとか
らなり、内外軌道輪間の任意の位置にボールを片
寄せ集合させるようにしたから、第1図に示した
様な、片寄せ櫛(第7図)が使用できないベアリ
ングに於けるボール片寄せが自動的に行なえる。
又、片寄せ集合過程に於いてボールの不足を検出
することが可能である。またこのボールの片寄せ
集合状態を基準にすることによつて次工程のボー
ル等配機のボール等配櫛挿入位置と対応させるこ
とが可能である。その結果、本出願人が別に出願
している等配装置、即ち従来の如きテーパ櫛をボ
ールの間隙に挿通させることなく、対応する櫛の
先端面でもつてボールの頂部を押圧挟持し、各々
の櫛を所定角度だけ旋回動させることによつて等
配を行うことができる。更にボールの片寄せ集合
位置をストツパの取付位置を選択することによつ
て静止体より見た内外の軌道輪の任意な位置に設
定できるようにしたから、次工程の各々櫛と対応
するボールの位相合せを容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は隣接するボール間にデバイダのテーパ
櫛を十分に挿通させることのできない自動車クラ
ツチ用ベアリングの側面図を示し、第2図はこの
考案に係るボール片寄せ機の実施例を示す全体
図、第3図乃至第6図はその動作を説明するた
め、主軸の上方より見たベアリングの内外の輪軌
道に並んだボールの移動状態を示す図である。第
7図は従来の片寄せ治具を示し、第8図は片寄せ
要領を示す。 2,3,8……静止体、16……ベアリング、
18a……駆動爪、19a……従動爪、21……
ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベアリングの内外軌道輪間に不規則に挿入され
    た多数個のボールを片寄せ集合させるボール片寄
    せ機であつて、内外軌道輪間の周方向に沿つて旋
    回動する駆動爪と、片寄せ集合されるボールを介
    して駆動爪で内外軌道輪間の周方向に沿つて旋回
    駆動される従動爪と、従動爪を内外軌道輪間の周
    方向の任意の位置で停止させるための位置調整可
    能なストツパとからなり、内外軌道輪間の任意の
    位置にボールを片寄せ集合させるようにしたこと
    を特徴とするボール片寄せ機。
JP17731581U 1981-11-27 1981-11-27 ボ−ル片寄せ機 Granted JPS5880130U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17731581U JPS5880130U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 ボ−ル片寄せ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17731581U JPS5880130U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 ボ−ル片寄せ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5880130U JPS5880130U (ja) 1983-05-31
JPS624427Y2 true JPS624427Y2 (ja) 1987-01-31

Family

ID=29971084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17731581U Granted JPS5880130U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 ボ−ル片寄せ機

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6115123B2 (ja) * 2012-12-26 2017-04-19 日本精工株式会社 アンギュラ玉軸受の組立装置、及びアンギュラ玉軸受の組立方法
CN112204268B (zh) * 2018-05-30 2023-05-23 日本精工株式会社 滚珠轴承的滚珠配置方法、滚珠轴承的制造方法及制造装置、以及机械及车辆的制造方法
CN115971887B (zh) * 2023-03-17 2023-06-02 无锡三立轴承股份有限公司 一种批量化生产万能组配角接触轴承测量设备及方法

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JPS5880130U (ja) 1983-05-31

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