JP2827382B2 - 玉軸受の玉等配方法及びその装置 - Google Patents

玉軸受の玉等配方法及びその装置

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JP2827382B2 JP790090A JP790090A JP2827382B2 JP 2827382 B2 JP2827382 B2 JP 2827382B2 JP 790090 A JP790090 A JP 790090A JP 790090 A JP790090 A JP 790090A JP 2827382 B2 JP2827382 B2 JP 2827382B2
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    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D2300/12Mounting or assembling

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、一対の作業矢を用いた装置1台で、又
は、一対の作業矢を用いた装置2台を併用して、多種類
の名番の玉軸受の玉の等配を行うことができ、特に、小
ロット品あるいは極小ロット品の玉軸受の玉の等配作業
を自動化し、省人化を行うことのできる玉軸受の玉等配
方法及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
第9図に示すように、従来一般に、単列玉軸受1にお
いては、外輪2と内輪3との間に複数の玉4を入れた玉
入れ工程が終了した後、第10図に示すように、玉4のピ
ッチ円に沿って玉4を等間隔で配分する等配工程が行わ
れ、この等配工程の終了した単列玉軸受1を、次の上ケ
ージ入れ、下ケージ入れ及び上下ケージのリベットかし
め工程へと進んでいく。
また、第11図に示すように、複列玉軸受5において
も、外輪6と内輪7との間に複数の玉4を入れる玉入れ
工程が終了した後、第12図に示すように、玉4のピッチ
円に沿って玉4の等配工程が行われ、次のそれぞれの玉
列へのケージ組込工程へと進んでいく。
従来の玉軸受の玉等配工程は、通常の大ロット品ある
いは中ロット品にあっては、玉軸受の名番(すなわちJI
Sの呼び番号)毎に専用の等配装置及び治工具が使用さ
れ、別の名番用には簡単には変換できず、別名番用には
使用しない。
しかるに、大形の玉軸受や、中小形の玉軸受における
需要の多様化に伴う特殊寸法(例えばインチシリーズや
巾広品)あるいは特殊形状(複列形や内輪巾広形)等の
玉軸受は、小ロット品(例えば数10〜数100個)あるい
は極小ロット品(例えば1〜数個)が多く、これらは自
動化が困難で、多くの人手を要している。
このような小ロット品あるいは極小ロット品の玉軸受
の玉等配作業は、第13図(a)に示すように、玉4の等
配間隔と同一間隔を有する、玉4を受け入れる窪み9aを
上面に有する環状凸部を上面に形成した円盤状の台から
なる治工具9を用い、この治工具9の上に玉入れ作業を
完了した玉軸受1を載せた後、丸棒の先端を円錐状に形
成した作業棒10を用いて玉4を移動させて、各窪み9aに
各玉4を配置する。次いで、第13図(b)に示すよう
に、上ケージ11を1枚取って、玉軸受1の中の玉4に被
せて、等配された玉4と上ケージ11を仮組みした後、次
の下ケージ入れ及び上下ケージのリベットかしめ作業へ
と順次送る。
あるいは、もう少し自動化させたものとして、第14図
(a)に示すように、玉4が等配されたときにその玉4
の間を埋めるような断面と配置で順次低くなった作業矢
13a〜13hの群13を台14に固定した治工具15を用い、その
作業矢群13中の一番背の高い作業矢13aに玉軸受1を被
せ、次いで、第14図(b)に示すように、手で外輪6を
A方向に旋回させて、作業矢13aの後に全部の玉4を集
める。そして、第14図(c)に示すように、玉軸受1の
外輪2を逆A方向に旋回させながら(あるいは旋回させ
ずに)、玉軸受1を治工具15に向けて少しづつ下げてい
く。こうすると、作業矢13b,13c,……が各玉4の間に入
り、玉4を順次等配していく。最後の作業矢13hが最後
の玉4を分けた後、治工具15の作業矢群13から玉軸受1
を抜き取り、上ケージ1枚を取り、玉軸受1の中の玉4
に被せる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した前者の従来方法にあっては、
作業棒10で玉4を治工具9の窪み9aに配置するとき、順
番に配置していかないと、最後の玉4の入る窪み9aが無
くなってしまうので、左手で玉軸受1を適当に傾けた
り、浮かせたりする操作が必要であり、自動化には向い
ていない。
また、上述した後者の従来方法にあっては、前者の方
法に比べれば熟練度は低くて済み、自動化も考えられる
方法ではあるが、作業矢群13の製作費も高価であり、大
形で多品種になるとその収納場所も大変であり、さら
に、全ての作業矢の精度の維持を怠ると、玉4に傷を付
けてしまう恐れがある。また、この方法を自動化しよう
とすると、作業矢群13の回りには他の附属機構が設置さ
れ、作業矢群13は取り替え難い場所に設置されるのが一
般であり、やはり取り扱いに手間がかかる。
すなわち、上述した2つの従来方法にあっては、いず
れも自動化が困難であり、玉軸受の名番が異なると対応
することは難しくなり、さらに、上記従来方法は、いず
れも複列玉軸受には全く適用できないという問題点があ
った。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、名番の異なる多品種の玉軸受の等配に対し
て極めて簡単かつ短時間でフレキシブルに対応すること
ができ、単列のみならず複列の玉軸受に対して使用可能
であり、治工具の費用も安価であり、省人化の可能な玉
軸受の玉等配方法及びその装置を提供することを目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、請求項1の発明では、次の(a)〜(f)の
各工程からなる玉軸受の玉等配方法としている。すなわ
ち、 (a) 上下動可能かつ玉軸受のピッチ円に沿って相互
の間隔を開閉する方向に移動可能な一対の作業矢を用
い、この作業矢は前記ピッチ円の変更に伴って前記ピッ
チ円の半径方向に移動可能なものとし、予め内外輪間に
複数個の玉を入れる玉入れ工程を終了した後の玉軸受の
ピッチ円上の任意の位置に、閉じた状態の一対の前記作
業矢を挿入し、その後に、前記一対の作業矢を相互の間
隔が互いに開く方向に移動させて、前記複数個の玉を互
いに接触させるように集める工程。
(b) 次に、上下動可能かつ玉軸受のピッチ円に沿っ
て相互の間隔を開閉する方向に移動可能な一対の作業矢
を、前記集められた一連の玉の上方に位置させ、両作業
矢が玉と玉との間に下動するように両作業矢の位置を調
整する工程。この工程に用いる作業矢は、この発明にお
いては、前記(a)の工程に用いる作業矢と同一のもの
でもよいし、また別のものでもよい。
(c) 次に、(b)の工程で用いた一対の作業矢を下
動させて各作業矢を玉間に押し込み、玉を移動させて玉
と玉との間を1ピッチ開く工程。
(d) 次に、(c)の工程で用いた一対の作業矢を上
動させて両作業矢を玉から引き上げるとともに、両作業
矢が前工程で移動した玉とこれに隣接する玉との間でか
つ前記隣接する玉を移動可能に下動できる位置に各作業
矢を移動させる工程。
(e) 次に、(d)の工程で用いた一対の作業矢を下
動させて、前記1ピッチ開かれた玉に隣接するそれぞれ
の玉を各作業矢でさらに1ピッチ開く工程。
(f) 次に、前記(d)の工程と前記(e)の工程
を、全部の玉の間隔が1ピッチ開くまで繰り返す工程。
とからなる。
また、請求項2では、前記の両作業矢として、相互に
対向する側面が平行面をなしかつ相互に反対側の側面が
下端において傾斜面をなしていて、両作業矢どうしの間
隔を閉じたときに両作業矢の先端により先細りのくさび
が形成され且つ両作業矢どうしの間隔を開いたときに各
作業矢の先端により個別に先細りのくさびが形成される
ものを用い、作業矢の所定高さまでの下動により前記作
業矢のくさび作用で玉の間隔を押し広げて1ピッチ開く
方法としている。
また、請求項3では、請求項2の前記方法において、
前記作業矢のくさび作用で玉の間隔を1ピッチより小さ
い間隔で押し広げるとともに、前記作業矢を内外輪間に
沿って移動させて玉の間隔を最終的に1ピッチまで開く
方法としている。
また、請求項4では、請求項1の前記方法において、
前記(b)の工程における両作業矢の位置の調整は、玉
軸受の玉数が偶数のときには両作業矢の間隔を閉じた位
置とし、前記(c)の工程において両作業矢を、互いに
接する一連の玉を二分する玉間位置に押し込み、玉軸受
の玉数が奇数のときには両作業矢の間隔を開いた位置と
し、前記(c)の工程において両作業矢を互いに接する
一連の玉のうち中央の玉とこれの両側に接する2つの玉
との間に個別に押し込む方法としている。
また、請求項5では、請求項1の前記方法において、
前記(a)の工程に用いる一対の作業矢と前記(b)の
工程以下に用いる一対の作業矢とは同一のものを用いる
方法としている。
また、請求項6では、請求項1の前記方法において、
前記(a)の工程に用いる一対の作業矢と前記(b)の
工程以下に用いる一対の作業矢とは別のものを用い、一
方の対の作業矢では前記(a)の工程のみを行い、この
工程を経た玉軸受を他方の対の作業矢によって前記
(b)の工程以下を行う方法としている。
さらに、請求項7では、請求項1の前記方法の実施に
直接使用する装置の発明として、内外輪間に複数個の玉
を入れる玉入れ工程を終了した後の玉軸受を載置する台
部と、前記台部の上方にあり、前記台部に載置された玉
軸受の内外輪間の複数の玉の間に上から挿入されて、前
記の玉を内外輪間でピッチ円方向に移動させる一対の作
業矢と、これら作業矢に個別に取付けられて、各作業矢
を前記玉軸受の中心線を中心にして旋回させる一対のア
ームと、前記一対のアームに取付けられて、これらアー
ムを旋回させることにより前記一対の作業矢を玉軸受の
ピッチ円に沿って個別に移動させる旋回機構と、前記一
対の作業矢の、前記ピッチ円の半径方向における移動を
可能にする手段と、前記一対のアームに連結されて、こ
れらアームを昇降させることにより前記一対の作業矢を
前記複数の玉の間とそれより上方位置との間で昇降させ
る上下移動機構とを備えた玉軸受の玉等配装置としてい
る。
請求項6の方法を実施するためには請求項7の装置を
実質的に2基必要とするが、この場合には請求項7に記
載の各構成要件を具備した装置が2基で1つの玉等配装
置を構成する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
まずこの発明の等配方法を実行する装置の第一実施例
を説明する。
第1図において、玉軸受1の玉等配装置20は、スタン
ド部21a及びそのスタンド部21aの正面下部に接続する受
け台部21bからなる本体21を含む。
スタンド部21aの前面には上下方向にレール22が固定
され、スタンド部21aの前方に配置されたケース23の直
動軸受部23aがそのレール22に係合してリニアガイドす
なわちスライド手段24を構成する。また、スタンド部21
aの前面のレール22の側方には、ボールねじ25のねじ軸2
6がスタンド部21aに対して回転自在に取り付けられ、こ
のねじ軸26にケース23に形成されたナット部23bが係合
している。そして、ねじ軸26は、外部信号により回転角
位置決め可能な回転機の一例である第三のパルスモータ
27により、正逆いずれの方向にも回転自在に駆動され
る。このスライド手段24とボールねじ25とケース23によ
り上下移動機構28が構成される。
ケース23の上面には上記第三のパルスモータ27と同様
の第一のパルスモータ29及び第二のパルスモータ30が固
定され、第一のパルスモータ29の出力軸31には小歯車32
が固定され、この小歯車32は大歯車33と噛み合い、この
大歯車33には中実の第一軸34が固定される。また、第二
のパルスモータ30の出力軸35には小歯車36が固定され、
この小歯車36は大歯車37と噛み合い、この大歯車37には
中空かつ上記第一軸34と同軸かつ相対的に回転可能な第
二軸38が固定される。これらの小歯車32,大歯車33,小歯
車36及び大歯車37はケース23の内部に収容される。第一
軸34と第二軸38とは二重軸を構成する。
第一軸34の下端には第一のアーム39が、かつ第二軸38
の下端には第二のアーム40がそれぞれ第一軸34及び第二
軸38に対して直角方向に固定され、第一のアーム39の先
端には第一の作業矢41が第一のアーム39に沿って移動可
能かつねじ42により固定可能に取り付けられ、第二のア
ーム40の先端には第二の作業矢43が第二のアーム40に沿
って移動可能かつねじ44により固定可能に取り付けられ
る。
而して、第一及び第二のパルスモータ29,30と、出力
軸31,35と、歯車32,33,36,37と、第一軸34及び第二軸38
と、第一及び第二のアーム39,40とで、一対の作業矢41,
43の旋回機構45を構成している。
この旋回機構45は、第一のパルスモータ29を駆動させ
てその出力軸31をB方向に回転させると、第一の作業矢
41がD方向に回動し、同時に第二のパルスモータ30を駆
動させてその出力軸35をC方向に回転させると、第二の
作業矢43がE方向に回動し、一対の作業矢41と43とは互
いに開く方向に回動する。また、第一のパルスモータ29
を駆動して出力軸31を逆B方向に回転させかつ第二のパ
ルスモータ30を駆動させてその出力軸35を逆C方向に回
転させれば、第一の作業矢41が逆D方向かつ第二の作業
矢43が逆E方向にそれぞれ回動して、一対の作業矢41と
43とは互いに閉じる方向に回動する。
さらに、第一のパルスモータ29の出力軸31をB方向に
回転し及び第二のパルスモータ30のの出力軸35を逆C方
向に回転させれば、第一の作業矢41がD方向にかつ第二
の作業矢43が逆E方向に回動し、一対の作業矢41と43は
一緒にD方向あるいは逆E方向に回動する。逆に、第一
のパルスモータ29の出力軸31を逆B方向に回転させ及び
第二のパルスモータ30のの出力軸をC方向に回転させれ
ば、第一の作業矢41が逆D方向にかつ第二の作業矢43が
E方向に回動し、一対の作業矢41と43は一緒にD方向あ
るいはE方向に回動する。
このような第三のパルスモータ27及び上下移動機構28
による作業矢41,43の上下動、及び2個のパルスモータ2
9,30及び旋回機構45による作業矢41,43の回動運動は、
図示しない駆動制御装置により、予め設定された通りに
行われる。
作業矢41と43は、回転するための二重軸34,38から垂
直に伸びるアーム39,40にそれぞれ取付けられて、アー
ム長手方向と板状をなす作業矢の長手方向は直行するよ
うに固定されている。作業矢41,43のワークと接触する
先端部はそれぞれくさび形状となるよう予め設定された
角度で対称に形成される。更に、作業矢41,43が閉じて
一体となった場合には2つの作業矢の先端部は一つのく
さび形状となる。
本体21の前方の受け台部21bには軸受載置台46が設け
られ、この軸受載置台46の上に、玉入れ工程を終了した
玉軸受1が、その回転中心を二重軸の軸芯に合致させ
て、載置される。そして、一対の作業矢41と43は、玉軸
受1の上方に位置し、かつその合わせ面がスタンド部21
aの真正面を向いた基準待機位置に位置すると、第1図
に示した状態となる。
次に上記第一実施例の動作を説明する。
第1図に示すように、玉入れ工程を終了した単列玉軸
受1を軸受載置台46の上に載置し、その中心軸を旋回機
構45の第一軸34及び第二軸38からなる二重軸の軸芯に一
致させる。作業矢が単列玉軸受の上方に位置している状
況のもとで作業矢の原点位置決めを行う。すなわち、第
一のパルスモータ29を逆B方向に回転させて、第一の作
業矢41を逆D方向に回動させ、かつ、第二のパルスモー
タ30を逆C方向に回転させて第二の作業矢43を逆E方向
に回動させ、一対の作業矢41と43を互いに閉じる方向に
回動させ、本体21に対して正面手前側の基準位置に位置
させる。また、作業矢41,43のねじ42,44を緩め、作業矢
41,43をアーム39,40に沿って移動させて、作業矢41,43
の位置を玉軸受1の玉列のピッチ円上に合致させ、ねじ
42,44により作業矢41,43をそれぞれアーム39,49に固定
する。さらに、上下移動機構28により作業矢41,43を上
動させて、第1図に示すように、作業矢41,43を本体21
から遠い側の玉集め工程初期待機位置に位置させる。
第2図において、第2図(a)はこの玉集め工程初期
待機状態を示す。
次いで、第2図(b)に示すように、上下移動機構28
により作業矢41,43を一緒に下動させて、作業矢41,43を
玉軸受1の玉列の中に挿入し、次いで、第2図(c)に
示すように、第一のパルスモータ29をB方向に回転かつ
第二のパルスモータ30をC方向に回転させて、第一の作
業矢41をD方向にかつ第二の作業矢43をE方向にそれぞ
れ回動させ、玉軸受1のピッチ円,玉4の直径及び個
数,作業矢41,43の先端の角度と玉列への挿入量等によ
り予め設定された角度θ゜だけ作業矢41,43を互いに開
く方向に回動させて、玉4を本体21に近い側に集める。
次いで、作業矢41,43を上下移動機構28により第2図
(d)に示すように上動させ、さらに第2図(e)に示
すように、第一のパルスモータ29を逆B方向に回転させ
て第一の作業矢41をθ゜だけ逆D方向にかつ第二のパル
スモータ30を逆C方向に回転させて第二の作業矢43をθ
゜だけ逆E方向にそれぞれ回動させ、作業矢41,43を閉
じて、第2図(a)と同じ状態として、玉集め工程を終
了する。
次いで、第3図に示すように、第一のパルスモータ29
をB方向に回転させ第一の作業矢41をD方向に180゜回
動させるとともに、同時に第二のパルスモータ30を逆C
方向に回転させて第二の作業矢43を逆E方向に180゜回
動させ、作業矢41,43を、本体21に近い位置である、玉
等配工程の初期待機位置に位置させる。
次いで、第4図(a)に示すように、例えば8個の玉
4の真中に作業矢41,43を挿入して玉4を分けていき、
作業矢41,43に接触する玉4の等配間隔εが、玉列のピ
ッチ円の周長を玉4の数(図示の実施例では、8個で偶
数個である。)で割りかつその商から玉4の直径を差し
引いた値となるように、予め設定された深さだけ作業矢
41,43を玉4の間に割り込ませていき、最初の一対の玉
4の等配作業を終了する。
次いで、作業矢41,43を上動させ、玉4の直径と前記
等配間隔εの二分の一とを合計した距離だけ作業矢41,4
3をD及びE方向に互いに開く方向に回動させ、再び作
業矢41,43を下動させて、等配の済んだ玉4と次の玉4
との間に挿入して、次の玉4をεだけ移動させて、第4
図(b)に示すように、その玉4の等配作業を終了す
る。
同様に、各作業矢41,43の上動と、玉4の直径と前記
等配間隔εとを合計した距離の開きと下動を行って、3
番目の対の玉4の等配を完了して、第4図(c)に示す
状態となり、次いで、同様にして、第4図(d)に示す
ように、最後の4対目の玉4の等配を終了する。かくし
て、玉軸受1の玉等配工程が完了し、等配の済んだ玉軸
受1は、図示しない次の上ケージ取付け工程へと送られ
る。
第4図に示した玉列は8個の偶数個の場合であるが、
奇数個の場合は、第3図に示す玉等配工程の初期待機位
置から、作業矢41,43をそれぞれ玉4の半径分だけD及
びE方向に互いに開く方向に回動させてから、第5図に
示すように、作業矢41,43を下動させて、玉列の中央の
玉4を挟みつつ、次の玉4の等配作業を行い、次いで第
4図に示したように、次々に各玉の等配作業を行ってい
く。
次に第二実施例を説明する。
上述した第一実施例では、1台の玉等配装置20装置で
玉集め工程と玉等配工程の両方を行ったが、第6図に示
すように、この玉等配装置20を2台用い、1台を玉集め
工程専用のFステーションとし、かつもう1台を玉等配
工程専用のGステーションとする。Fステーションの玉
集め工程の初期待機位置は、作業矢41,43の位置を本体2
1から遠い側とし、一方、Gステーションの玉等配工程
の初期待機位置は、作業矢41,43の位置を180゜回動させ
て、本体21に近い側とする。そして、各玉等配装置20の
本体21の受け台部21bに搬送手段48を設け、Fステーシ
ョンで第2図と同様に玉軸受1の玉集め工程を行った
後、搬送手段48により玉軸受1をGステーションで第4
図と同様に玉軸受1の玉等配工程を実行する。
また、玉等配工程を終了した玉軸受1は、上ケージ供
給手段により供給された上ケージ49を被せるようにして
もよい。
この第二実施例によれば、玉軸受1の玉集め工程と玉
等配工程とが分離されて同時に並行して行われるので、
第一実施例による場合よりもほぼ半分の時間で玉集め及
び玉等配工程を完了することができる。
次に第三実施例を説明する。
上述した第二実施例においては、玉等配装置20はFス
テーションにおける玉集め工程及びGステーションにお
ける玉等配工程を実行するが、いずれの工程において
も、前述した第一実施例におけるような、玉集め工程を
終了した後に玉等配工程を実行するための、一対の作業
矢41,43を同一方向に180゜回動する動作を行わず、また
この180゜の回動動作は不要である。
そこで、第三実施例においては、一対の作業矢41,43
が互いに開きかつ閉じる動作のみを行い、一緒に同一方
向には回動しない玉等配装置51を、図示しないが2台用
い、一方の玉等配装置51で玉集め工程を行い、他方の玉
等配装置51で玉等配工程を行うものである。
すなわち、第7図において、玉等配装置51は、ケース
23の上面に1個のパルスモータ52を取り付け、このパル
スモータ52の出力軸である第一軸53をケース23を貫いて
下方へ延ばすとともに、この第一軸53に第一のベベルギ
ヤ54を固定する。また、第一軸53の外周に同軸かつ中空
の第二軸55を第一軸53に対して回転自在に取り付け、そ
の第二軸55の上端に第二のベベルギヤ56を固定する。そ
して、この第二のベベルギヤ56を第三のベベルギヤ57を
介して第一のベベルギヤ54により駆動する。さらに、第
一軸53の下端に第一のアーム39を固定し、この第一のア
ーム39に第一の作業矢41をねじ42により半径を調整自在
に固定し、同様に、第二軸55の下端に第二のアーム40を
固定し、この第二のアーム40に第二の作業矢43をねじ44
により半径を調整自在に固定する。
このパルスモータ52,第一軸53,第一のベベルギヤ54,
第二軸55,第二のベベルギヤ56及び第三のベベルギヤ57
で旋回機構58を構成している。
図示は省略するが、その他の構成は第1図に示した第
一実施例に示したものと同様である。
そして、この玉等配装置51を2台用い、1台を玉集め
工程用とし、かつ他の1台を玉等配工程用とする。
この第三実施例の動作は、パルスモータ52をB方向に
回転させると、第一軸53及び第一のアーム39を介して第
一の作業矢41がD方向に回動するとともに、第三のベベ
ルギヤ57,第二のベベルギヤ56及び第二のアーム40を介
して第二の作業矢43がE方向に回動し、一対の作業矢4
1,43は互いに開く方向に回動する。
作業矢41,43が開いている状態において、パルスモー
タ52を逆B方向に回転させると、作業矢41,43は互いに
閉じる方向に回動して元の状態に復帰する。
従って、この玉等配装置51を2台用いて、一方を玉集
め工程専用とし、他方を玉等配専用とすることができ
る。
この第三実施例によれば、玉等配装置51は2台必要で
あるが、1台については、その構成が簡略化される。
次に第四実施例を説明するが、この第四実施例は第三
実施例と同様に、玉等配装置60が玉集め工程及び玉等配
工程のいずれかをも実行可能なものである。
すなわち、第8図において、ケース23上に1個のパル
スモータ52が取り付けられ、このパルスモータ52の出力
軸61の上下に2個の小歯車62,63が固定される。そし
て、上側の小歯車62は大歯車64と噛み合い、この大歯車
64には第一軸65が固定され、この第一軸65はケース23の
下方へ延びる。また、下側の小歯車63はアイドル歯車66
を介して大歯車67と噛み合い、この大歯車67は、中空で
かつ第一軸65の外周に回転自在に嵌合された第二軸68に
固定される。第一軸65と第二軸68とで二重軸を形成する
とともに、上述したパルスモータ52,出力軸61,小歯車6
2,63,大歯車64,67,第一軸65,アイドル歯車66及び第二軸
68で旋回機構69を構成する。そして、第一軸65の下端に
第一のアーム39がかつ第二軸68の下端に第二のアーム40
がそれぞれ固定され、第一のアーム39には第一の作業矢
がねじ42により固定され、第二にアーム40には第二の作
業矢43がねじ44により固定される。
その他の構成は、図示しないが、第1図に示した第一
実施例の構成と同様である。
この第四実施例の動作も第三実施例と同様であって、
パルスモータ52をB方向に回転させれば、一対の作業矢
41,43がそれぞれD及びE方向に開き、パルスモータ52
を逆B方向に回転させれば、作業矢41,43は逆D及び逆
E方向に回動して互いに閉じる。
この玉等配装置60を2台使用し、一方側を玉集め工程
専用としかつ他方側を玉等配工程専用とする。
以上説明した4つの実施例では、単列玉軸受を例とし
て説明したが、この発明は、各種の名番の複列玉軸受に
対しても玉等配工程を行うことができる。
すなわち、第11図に示すように、外輪6と内輪7との
間に複列に所定個数の玉4を入れた玉入れ工程を終了し
た複列玉軸受5を、第1図に示した玉等配装置20によ
り、まず片側の列の玉列を玉集めしかつ玉等配を行い、
続いて等配の終了した玉列にケージを嵌め込んで、その
列の玉等配及びケージ嵌合を終了する。次いで、複列玉
軸受5を裏返しして、同様に、玉集め,玉等配及びケー
ジ嵌合を行い複列玉軸受5の製品を完成させる。
また、第6図,第7図及び第8図に示した玉等配装置
20,51及び60によっても複列玉軸受5の玉等配工程を実
行することができる。
また、以上説明した実施例において、外部信号により
回転角位置決め可能な回転機として、パルスモータを使
用したものを例示したが、その他、サーボモータや油圧
パルスモータ等を使用することができる。
また、上下移動機構として、スライド手段24とボール
ねじの組合せを例示したが、ボールねじに代えて、ラッ
クアンドピニオン機構やリニアモータを利用することも
できる。
また、第4図に示す玉等配工程において、等配間隔ε
づつ玉4を移動して等配する場合に、作業矢41,43の下
動によってのみ玉4をεだけ移動させるものを示した
が、これは、等配間隔εより少ない距離だけ玉4が移動
するように作業矢41,43を下動させるとともに、これに
加えて、微小距離だけ作業矢41,43をD及びE方向に回
動させて玉4を移動させ、両者を加えた距離が等配間隔
εとなるようにしてもよい。
さらに、断面が台形で先端を斜めに殺いだ作業矢41,4
3を用いて、互いに開きかつ閉じる方向に回動させ、さ
らに作業矢41,43を一緒に回動させて円運動を行うもの
を示したが、先端が細い円錐状の作業棒を用い、X−Y
スライド装置のそれぞれX方向,Y方向運動の合成運動に
より、作業矢41,43の円運動を創成するようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれ
ば、名番の異なる多品種の玉軸受の等配をフレキシブル
に行うことができ、また単列のみならず複列の玉軸受に
対しても適用でき、必要とする治工具の数も1種類でよ
くかつその治工具も安価であり、玉等配作業の省人化を
図ることができるという効果が得られる。
また、請求項2に記載の発明によれば、作業矢のくさ
び作用により玉軸受のピッチ円に沿って玉を移動させる
ことができるから、作業矢の玉間への挿入動作により同
時に玉を移動させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、作業矢のくさ
び作用と、ピッチ円に沿う作業矢による移動作用との併
用により、玉を移動させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、玉数が偶数の
ときは一連の玉を最初に二分して、二分された玉数を等
しくすることにより、作業矢による以後の等配操作を円
滑化でき、玉数が奇数のときは一連の玉の中央の1個を
残してその両側の玉数を等しくして、これらを前記中央
の玉から分離することにより、作業矢による以後の等配
操作を円滑化することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、一対かつ同一
の作業矢により請求項1の各工程を順次処理するため、
必要な装置が1基あれば足りる。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1の各
工程の前半を一対の作業矢で処理し、後半の工程を別の
一対の作業矢で処理するから、両方の対の作業矢での処
理を並行することができて時間当たりの処理能力が倍増
する。
さらに、請求項6に記載の発明によれば、請求項1に
記載の方法を実現することができて、請求項1に記載の
発明と同一の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる玉軸受の玉等配方法及びその
装置の第一実施例を示す斜め右正面から見た斜視図、第
2図はその実施例の玉集め工程を説明する要部斜視図、
第3図はその実施例の玉等配工程の初期待機状態を示す
要部斜視図、第4図はその実施例の玉等配工程を説明す
る玉軸受の展開図、第5図は玉が奇数個の場合の玉等配
工程の最初の動作を説明する玉軸受の展開図、第6図は
第二実施例の装置を示す斜視図、第7図は第三実施例の
斜視図、第8図は第四実施例の斜視図、第9図は一般の
単列玉軸受の玉入れ工程終了後の状態を示す平面図及び
その断面図、第10図は第9図の単列玉軸受の玉等配工程
が終了した状態を示す平面図及び断面図、第11図は一般
の複例玉軸受の玉入れ工程終了後の状態を示す平面図及
び断面図、第12図は第11図の複列玉軸受の玉等配工程が
終了した状態を示す平面図及び断面図、第13図は従来の
単列玉軸受の玉等配工程を説明するための斜視図、第14
図は従来の他の玉等配作業を説明するための斜視図であ
る。 1……単列玉軸受、2,6……外輪,3,7……内輪、4……
玉、5……複列玉軸受、20,51,60……玉等配装置、21…
…本体、22……レール、23……ケース、24……スライド
手段、25……ボールねじ、26……ねじ軸、27,29,30,52
……パルスモータ、28……上下移動機構、34,53,65……
第一軸、38,55,68……第二軸、39,40……アーム、41,43
……作業矢、45,58,69……旋回機構。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の(a)〜(f)の各工程からなること
    を特徴とする玉軸受の玉等配方法。 (a) 上下動可能かつ玉軸受のピッチ円に沿って相互
    の間隔を開閉する方向に移動可能な一対の作業矢を用
    い、この作業矢は前記ピッチ円の変更に伴って前記ピッ
    チ円の半径方向に移動可能なものとし、予め内外輪間に
    複数個の玉を入れる玉入れ工程を終了した後の玉軸受の
    ピッチ円上の任意の位置に、閉じた状態の一対の前記作
    業矢を挿入し、その後に、前記一対の作業矢を相互の間
    隔が互いに開く方向に移動させて、前記複数個の玉を互
    いに接触させるように集める工程。 (b) 次に、上下動可能かつ玉軸受のピッチ円に沿っ
    て相互の間隔を開閉する方向に移動可能な一対の作業矢
    を、前記集められた一連の玉の上方に位置させ、両作業
    矢が玉と玉の間に下動するように両作業矢の位置を調整
    する工程。 (c) 次に、(b)の工程で用いた一対の作業矢を下
    動させて各作業矢を玉間に押し込み、玉を移動させて玉
    と玉との間を1ピッチ開く工程。 (d) 次に、(c)の工程で用いた一対の作業矢を上
    動させて両作業矢を玉から引き上げるとともに、両作業
    矢が前工程で移動した玉とこれに隣接する玉との間でか
    つ前記隣接する玉を移動可能に下動できる位置に各作業
    矢を移動させる工程。 (e) 次に、(d)の工程で用いた一対の作業矢を下
    動させて、前記1ピッチ開かれた玉に隣接するそれぞれ
    の玉を各作業矢でさらに1ピッチ開く工程。 (f) 次に、前記(d)の工程と前記(e)の工程
    を、全部の玉の間隔が1ピッチ開くまで繰り返す工程。
  2. 【請求項2】前記の両作業矢として、相互に対向する側
    面が平行面をなしかつ相互に反対側の側面が下端におい
    て傾斜面をなしていて、両作業矢どうしの間隔を閉じた
    ときに両作業矢の先端により先細りのくさびが形成され
    且つ両作業矢どうしの間隔を開いたときに各作業矢の先
    端により個別に先細りのくさびが形成されるものを用
    い、作業矢の所定高さまでの下動により前記作業矢のく
    さび作用で玉の間隔を押し広げて1ピッチ開くことを特
    徴とする請求項1に記載の玉軸受の玉等配方法。
  3. 【請求項3】前記作業矢のくさび作用で玉の間隔を1ピ
    ッチより小さい間隔で押し広げるとともに、前記作業矢
    を内外輪間に沿って移動させて玉の間隔を最終的に1ピ
    ッチ開くことを特徴とする請求項2に記載の玉軸受の玉
    等配方法。
  4. 【請求項4】前記(b)の工程における両作業矢の位置
    の調整は、玉軸受の玉数が偶数のときには両作業矢の間
    隔を閉じた位置とし、前記(c)の工程において両作業
    矢を、互いに接する一連の玉を二分する玉間位置に押し
    込み、玉軸受の玉数が奇数のときには両作業矢の間隔を
    開いた位置とし、前記(c)の工程において両作業矢を
    互いに接する一連の玉のうち中央の玉とこれの両側に接
    する2つの玉との間に個別に押し込むことを特徴とする
    請求項1に記載の玉軸受の玉等配方法。
  5. 【請求項5】前記(a)の工程に用いる一対の作業矢と
    前記(b)の工程以下に用いる一対の作業矢とは同一の
    ものを用いることを特徴とする請求項1に記載の玉軸受
    の玉等配方法。
  6. 【請求項6】前記(a)の工程に用いる一対の作業矢と
    前記(b)の工程以下に用いる一対の作業矢とは別のも
    のを用い、一方の対の作業矢では前記(a)の工程のみ
    を行い、この工程を経た玉軸受を他方の対の作業矢によ
    って前記(b)の工程以下を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の玉軸受の玉等配方法。
  7. 【請求項7】内外輪間に複数個の玉を入れる玉入れ工程
    を終了した後の玉軸受を載置する台部と、前記台部の上
    方にあり、前記台部に載置された玉軸受の内外輪間の複
    数の玉の間に上から挿入されて、前記の玉を内外輪間で
    ピッチ円方向に移動させる一対の作業矢と、これら作業
    矢に個別に取付けられて、各作業矢を前記玉軸受の中心
    線を中心にして旋回させる一対のアームと、前記一対の
    アームに取付けられて、これらアームを旋回させること
    により前記一対の作業矢を玉軸受のピッチ円に沿って個
    別に移動させる旋回機構と、前記一対の作業矢の、前記
    ピッチ円の半径方向における移動を可能にする手段と、
    前記一対のアームに連結されて、これらアームを昇降さ
    せることにより前記一対の作業矢を前記複数の玉の間と
    それより上方位置との間で昇降させる上下移動機構とを
    備えたことを特徴とする玉軸受の玉等配装置。
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